JP2008234649A - 分散電子取引システムで確認データの伝達を行うシステム - Google Patents

Abstract

【課題】 取引アカウントを管理するシステムと、取引アカウントを管理するように動作可能になるようにプログラム可能コンピュータをプログラムするコンピュータプログラム命令を格納するコンピュータ可読媒体とを提供する。
【解決手段】 一実施例によれば、分散取引ネットワークで確認データの伝達を行うシステムは、メモリとアカウントマネージャとを有する。メモリは、取引アカウントに関連する確認アドレスを格納する。アカウントマネージャは、取引アカウントに関連する取引注文を受信し、確認メッセージを確認アドレスに送信する。確認メッセージは、取引注文が受信されたことを示す。アカウントマネージャは、確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を受信し、管理アカウント要求は、取引アカウントでの管理動作の実行を要求する。アカウントマネージャは、取引アカウントで管理動作を実行する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、概して分散データ処理システムの分野に関し、特に分散電子取引システムで確認データの伝達を行うシステムに関する。

近年、電子取引システムは、様々なアイテム（商品、サービス、金融商品及び商品取引等）の取引について広く支持されている。例えば、電子取引システムは、株式、確定利付き証券、通貨、先物契約、石油及び金を取引するために使用され得る。

取引アカウントは、トレーダーが取引を実行するために使用し得る財源を保持する。取引アカウントを管理するための既知の技術は、電子取引システムのアカウント管理ウェブページにアクセスすることを含む。しかし、これらの既知の技術は、特定の状況で効率的ではない。一般的に、取引アカウントを管理するための効率的な技術を有することが望ましい。

取引アカウントを管理するシステムと、取引アカウントを管理するように動作可能になるようにプログラム可能コンピュータをプログラムするコンピュータプログラム命令を格納するコンピュータ可読媒体とを提供することが、本発明の目的である。

この目的は、独立項に記載の特徴により実現され得る。更なる拡張は、従属項に特徴付けられる。本発明によれば、取引アカウントを管理するための従来の技術に関連する欠点及び課題が低減又は除去され得る。

一実施例によれば、分散取引ネットワークで確認データの伝達を行うシステムは、メモリとアカウントマネージャとを有する。メモリは、取引アカウントに関連する確認アドレスを格納する。アカウントマネージャは、取引アカウントに関連する取引注文を受信し、確認メッセージを確認アドレスに送信する。確認メッセージは、取引注文が受信されたことを示す。アカウントマネージャは、確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を受信し、管理アカウント要求は、取引アカウントでの管理動作の実行を要求する。アカウントマネージャは、取引アカウントで管理動作を実行する。

本発明の特定の実施例は、１つ以上の技術的利点を提供してもよい。一実施例の技術的利点は、取引プラットフォームが取引注文を受信することに応じて確認メッセージを送信する点でもよい。トレーダーは、確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を送信してもよい。トレーダーは、トレーダーの取引アカウントでの管理動作の実行を要求するために、管理アカウント要求を使用してもよい。一実施例の他の技術的利点は、管理動作が何らかの適切な動作（取引アカウントの無効化等）を実行し得る点でもよい。

本発明の特定の実施例は、前述の技術的利点の一部又は全部を有してもよく、有さなくてもよい。１つ以上の他の技術的利点は、図面、詳細な説明及び特許請求の範囲から当業者に容易に明らかになる。

本発明並びにその特徴及び利点の完全なる理解のため、一例として添付図面と共に検討される以下の説明に言及が行われる。

本発明の実施例及びその利点は、図１〜３を参照することにより最も良く理解される。様々な図面で同様の部分及び対応する部分に同様の参照符号が使用される。

図１は、トレーダー24から取引注文20を受信して実行するように動作可能な取引システム10の一実施例を示している。図示の実施例によれば、取引プラットフォーム12は、１つ以上のネットワーク16を介して、１つ以上のクライアントシステム14と、１つ以上のクライアント通知装置15と、１つ以上の市場センタ18とに結合されている。一般的に、特定のトレーダー24は、特定のクライアントシステム14及び対応するクライアント通知装置15に関連してもよい。

動作の一例では、取引プラットフォーム12は、クライアントシステム14から取引注文20を受信する。取引プラットフォーム12は、確認メッセージ26を対応するクライアント通知装置15に送信し、取引注文20の受信を示す。確認メッセージ26を受信すると、トレーダー24は、トレーダー24の取引アカウント36での管理動作の実行を要求することを希望してもよい。例えば、未許可のエンティティは、特定のクライアントシステム14から取引注文20を送信してもよい。未許可のエンティティは、依然としてクライアントシステム14を動作していてもよいため、クライアントシステム14に送信される確認メッセージ26は、この活動をトレーダー24に適切に通知しない。従って、確認メッセージ26は、クライアントシステム14から離れていてもよいクライアント通知装置15に送信される。確認メッセージ26を受信すると、トレーダー24は、トランザクションが未許可であることを認識し、トランザクションに異議を唱え（dispute）、取引アカウント36を無効化し、又はアカウント活動を管理するための適切なステップを行ってもよい。トレーダー24は、選択された管理動作の実行を要求するために管理アカウント要求28を送信してもよい。

一実施例によれば、トレーダー24は、取引注文20を行うこと及び／又は取引注文20に応じることができる取引システム10のユーザを表してもよい。トレーダー24は、本人、本人の代わりに行動する代理人、個人、法人（会社等）、又は取引注文20を行うこと及び／又は取引注文20に応じることができる何らかの機械若しくは機構を表してもよい。

取引注文20は、特定の量の特定の取引商品を購入又は販売する注文を表してもよい。取引商品は、所定の取引注文20の基礎を形成する何らかの適切な商品又は商品の組み合わせを示してもよい。取引商品の例は、何らかの種類の商品、サービス、金融商品、商品取引、普通株、株式、確定利付き証券、金利派生商品、通貨、先物契約、社債、オプション、証券、派生取引商品、又は他の適切な商品若しくは商品の組み合わせを含んでもよい。

取引注文20は、取引注文20の変数について特定の値を指定する取引注文パラメータを有してもよい。取引注文パラメータの例は、取引商品の量、取引商品の種類、目標価格、取引商品20を記述する他のパラメータ、又は前述の何らかの組み合わせを含んでもよい。目標価格は、目標入札価格及び／又は目標売り出し価格を示してもよい。

クライアントシステム14は、取引システム10の１つ以上の要素（取引プラットフォーム12等）にアクセスするために使用され得る何らかの適切なエンドユーザ要素を表してもよい。エンドユーザ要素の例は、コンピュータ、ワークステーション、電話、インターネットブラウザ、電子手帳、携帯情報端末（PDA）、ページャ、又はシステム10の他の構成要素と情報を受信、処理、格納及び／又は通信することができる他の適切な装置（無線等）を含む。

クライアント通知装置15は、取引プラットフォームが確認メッセージ26を送信する前述のような何らかの適切なエンドユーザ要素を表してもよい。一実施例では、トレーダー24は、トレーダー24の取引アカウント36についてクライアント通知装置15を指定してもよい。クライアント通知装置15の例は、PDA、別の電子メールアカウント、携帯電話、又は他のエンドユーザ要素を含む。

ネットワーク16は、情報を交換するように動作可能な通信プラットフォームを表してもよい。通信ネットワークは、一般電話システム（POTS：plain old telephone system）、公衆電話交換ネットワーク（PSTN：public switched telephone network）、公衆若しくはプライベートデータネットワーク、ローカルエリアネットワーク（LAN）、メトロポリタンエリアネットワーク（MAN）、広域ネットワーク（WAN）、ローカル、地域若しくはグローバル通信若しくはコンピュータネットワーク（インターネット、有線若しくは無線ネットワーク、企業イントラネット、他の適切な通信リンク等）、又は前述の何らかの組み合わせを含んでもよい。

取引プラットフォーム12は、取引注文20の処理と取引アカウント36の管理とを容易にする取引アーキテクチャを表してもよい。取引プラットフォーム12は、注文20の取引を管理しようとする何らかの人、企業又はエンティティのための管理センタ又は本部事務所で構成されてもよい。取引プラットフォーム12は、取引環境を管理又は運営する行政機関又は監督エンティティの動作を実行するために利用され得るロジック、人員、装置又はエンティティの何らかの組み合わせを有してもよい。

図示の実施例によれば、取引プラットフォーム12は、図示のように結合されたインタフェース29と、プロセッサ30と、メモリ32とを有してもよい。インタフェース29は、クライアントシステム14、クライアント通知装置15及び／又はネットワーク16と通信してもよい。プロセッサ30は、アプリケーション34の命令を実行し、メモリ32のデータを操作してもよい。プロセッサ30は、記載の機能又は動作を提供するために１つ以上のモジュールに実装されたハードウェア及び／又はソフトウェアの何らかの適切な組み合わせを有してもよい。

メモリ32は、アプリケーション34と、１つ以上の取引アカウント36と、１つ以上のルール38と、取引情報42とを格納し得る何らかの適切な組み合わせの揮発性メモリ又は不揮発性メモリを有する。取引アカウント36は、トレーダー24が取引を実行するために使用され得る財源を保持する。例えば、取引アカウント36は、株式、現金、証券、他の財源、又は前述の何らかの組み合わせを保持してもよい。

取引アカウント36は、取引アカウント36を記述する取引アカウント情報37を有してもよい。アカウント情報37は、取引アカウント36に関連する識別子及び／又はパスコードを有してもよい。識別子の例は、取引アカウント36を特定するアカウント識別子、トレーダー24を特定するトレーダー識別子（ユーザ名等）、及び／又はトレーダー24に関連する装置を特定する装置識別子（IPアドレス、電子メールアドレス、電話番号、インスタントメッセージアドレス、ショートメッセージサービス（SMS）アドレス、テキストメッセージアドレス等）を含んでもよい。例えば、アカウント情報37は、クライアント通知装置15を特定する１つ以上の確認アドレスを有してもよい。

ルール38は、取引注文20を処理し、取引アカウント36を管理するためのルールを表してもよい。例えば、ルール38は、管理動作を実行するために使用されてもよい。管理動作の例は以下に説明する。

取引情報42は、取引注文20の取引を記述する情報を有してもよい。例えば、取引情報42は、取引注文20についての情報（取引注文パラメータ等）を有してもよい。

アプリケーション34は、注文プロセッサ52とアカウントマネージャ54とを有してもよい。注文プロセッサ52は、取引注文20を処理し、取引注文20が満たされ得るか否かを決定する。取引注文20は、如何なる適切な方法で満たされてもよい。一例として、入札価格で特定の取引量を要求する買い注文は、入札価格（以下）で取引量（以上）を提供することができる売り注文により満たされてもよい。他の例として、売り出し価格で特定の取引量を売り出す売り注文は、売り出し価格（以上）で特定の取引量（以下）を要求する買い注文により満たされてもよい。

アカウントマネージャ54は、取引アカウント36を管理し、取引アカウント36を管理するための管理動作を実行してもよい。管理動作は、取引アカウント36を管理するために実行され得る動作を示してもよい。如何なる適切な種類、数又は組み合わせの動作が実行されてもよい。

市場センタ18は、為替、電子証券取引ネットワーク（ECN：Electronic Communication Network）、代替取引システム（ATS：Alternative Trading System）、マーケットメーカ、又は他の適切な市場参加者を含み、あらゆる種類の注文実行場所を有する。各市場センタ18は、公の見積価格（市場センタ価格とも呼ばれる）で取引商品を購入又は販売する用意、意思及び可能性により、所定の取引商品で入札及び売り出し価格を保持し得る。異なる市場センタ18は、特定の取引商品について異なる市場センタ価格を提供してもよい。例えば、特定の市場センタは、特定の取引商品について特定の入札価格及び／又は売り出し価格を提示してもよく、他の市場センタ18は、同じ取引商品について異なる入札価格及び／又は売り出し価格を提示してもよい。特定の市場センタ18は、特定の期間より長くその市場センタ18の注文控帳に残る取引注文20を実行するためのトランザクションコストを請求してもよい。

動作の一例では、取引プラットフォーム12は、クライアントシステム14から取引注文20を受信する。取引プラットフォーム12は、確認メッセージ26をクライアント通知装置15に送信し、取引注文20の受信を示す。確認メッセージ26を受信すると、トレーダー24は、トレーダー24の取引アカウント36での管理動作の実行を要求することを希望してもよい。例えば、未許可のエンティティは、取引注文20を送信していることがあり、その結果、トレーダー24は、取引アカウント36を無効化することを希望してもよい。トレーダー24は、管理動作の実行を要求するために管理アカウント要求28を送信してもよい。

アカウントマネージャ54は、如何なる適切な種類、数又は組み合わせの動作を実行してもよい。一例として、第１の種類の管理動作は、取引アカウント36をアクティブ又は非アクティブにしてもよい。取引アカウント36は、トレーダー24が取引アカウント36を使用することを可能にするためにアクティブにされてもよく、誰かが取引アカウント36を使用することを妨げるために非アクティブにされてもよい。例えば、アカウントをアクティブにする動作は、取引アカウント36をアクティブにし、アカウントを非アクティブにする動作は、取引アカウント36を非アクティブにしてもよい。

他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36を有効化又は無効化してもよい。取引アカウント36は、取引を可能にするために有効化されてもよく、取引を一時停止するために無効化されてもよい。例えば、アカウントを有効化する動作は、取引アカウント36を有効化してもよく、アカウントを無効化する動作は、取引アカウント36を無効化してもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36の許可されたトレーダー24又は許可されたクライアント通知装置15を変更してもよい。ユーザ識別子が、取引アカウント36の許可されたトレーダー24のリストに追加されてもよく、リストから削除されてもよい。同様に、クライアントシステム識別子が、取引アカウント36の許可されたクライアント通知装置15のリストに追加されてもよく、リストから削除されてもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36に関する情報を取り出してもよい。例えば、管理動作は、取引注文20の送信者についての情報、取引アカウント36の状態、及び／又は取引アカウント36の最近の活動を取り出してもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36に関する情報を変更してもよい。例えば、管理動作は、取引アカウント36のパスワード、パスコード及び／又はユーザ識別子を変更してもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36に関する情報をログ管理してもよい。例えば、管理動作は、取引注文20が受信して処理されたときに実行された動作をログ管理してもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36に関する通知を送信してもよい。例えば、管理動作は、トレーダー24に関連する所定の宛先に取引活動を記述する通知を送信してもよい。通知は、未許可の取引注文20の証拠を警告してもよい。

更に他の例として、他の種類の管理動作は、取引アカウント36の取引注文20で動作してもよい。例えば、管理動作は、管理動作及び／又は次の取引注文20を開始した取引注文20をキャンセル、取り消し及び／又は一時停止してもよい。

本発明の範囲を逸脱することなく、取引システム10に変更、追加又は省略が行われてもよい。取引システム10の構成要素は、特定の必要性に応じて統合又は分離されてもよい。更に、システム10の動作は、多いモジュール、少ないモジュール又は他のモジュールにより実行されてもよい。更に、取引システム10の動作は、何らかの適切なロジックを使用して実行されてもよい。システム10は、要素の機能及び動作を実行するように動作可能な構成要素（ロジック、インタフェース、メモリ、他の構成要素、又は前述の何らかの適切な組み合わせ等）を有してもよい。

図２は、システム10で使用され得る確認メッセージ26の一実施例を示す図である。確認メッセージ26は、取引注文20を受信することに応じて送信され、取引注文20が受信されたことを示すメッセージを表してもよい。一般的に、メッセージは、如何なる適切なフォーマット（例えば、電子メールメッセージ、テキストメッセージ、電話メッセージ、SMSメッセージ、ウェブページ、ボイスメールメッセージ、若しくは情報を通信するように動作可能な他の適切なメッセージ、又は前述の何らかの組み合わせ）を有してもよい。

確認メッセージ26は、管理アカウント要求28が確認メッセージ26を使用して生成され得るように構成されてもよい。一実施例によれば、確認メッセージ26は、電子メールメッセージとして具現されてもよく、管理アカウント要求28は、電子メールメッセージへの応答として生成されてもよい。他の実施例によれば、確認メッセージ26は、グラフィカルユーザインタフェースを備えたウェブページとして具現されてもよく、管理アカウント要求28は、グラフィカルユーザインタフェースを通じて提示されてもよい。

確認メッセージ26は、何らかの適切な情報を有してもよく、何らかの適切なフォーマットを有してもよい。図示の実施例によれば、確認メッセージ26は、取引注文パラメータ部分80と、管理動作部分84とを有する。

取引注文パラメータ部分80は、取引注文20の取引注文パラメータを有してもよい。例えば、取引注文パラメータ部分80は、所定の取引注文20について目標売り出し価格、取引商品識別子及び／又は取引注文量を表示してもよい。

管理動作部分84は、管理動作ボタンを有する。ボタンは、動作を開始するように選択され得るグラフィック要素のような要素を示してもよい。ボタンの例は、グラフィックボタン、チェックボックス、メニューアイテム、セレクタ、又は動作を開始するように選択されるように動作可能な他の適切な要素を含む。

管理動作ボタンは、特定の管理動作の実行を要求する“管理アカウント”要求28を生成するために、トレーダー24により選択されてもよい。“アカウントを無効化する”ボタン90は、取引注文20に関連する取引アカウント36を無効化するために使用されてもよい。“全ての取引アカウントを無効化する”ボタン92は、トレーダー24の全ての取引アカウント36を無効化するために使用されてもよい。“情報を要求する”ボタン94は、取引注文20の送信者についての情報（例えば、取引注文20の発信元アドレス）を要求するために使用されてもよい。“通知を送信する”ボタン96は、通知が他の宛先（トレーダー24の他のアカウント36等）に送信されることを要求するために使用されてもよい。前述の管理動作は、対応するボタンを有してもよいが、ここでは、簡単にするために、特定のもののみが図示／記載されている。

本発明の範囲を逸脱することなく、確認メッセージ26に変更、追加及び省略が行われてもよい。確認メッセージ26は、多いフィールド若しくは値、少ないフィールド若しくは値、又は他のフィールド若しくは値を有してもよい。更に、本発明の範囲を逸脱することなく、フィールド又は値は、何らかの適切な方法で構成されてもよい。

図３は、図１のシステム10で使用され得る取引アカウントでの管理動作を実行する方法の一実施例を示すフローチャートである。この方法はステップ110で始まり、取引プラットフォーム12は、トレーダー24の取引アカウント36について取引注文20を受信する。ステップ114において、注文プロセッサ52は、確認メッセージ26をクライアント通知装置15に送信する。確認メッセージ26は、取引プラットフォーム12が取引注文20を受信したことを示す。

ステップ118において、管理アカウント要求28が受信されてもよい。管理アカウント要求28は、管理動作が取引アカウント36で実行されることを要求してもよい。管理動作は、例えば、取引アカウント36を無効化するアカウントを無効化する動作を有してもよい。

ステップ118において管理アカウント要求28が受信されると、方法はステップ112に進み、アカウントマネージャ54は、要求28を確認する。要求28は、要求28が許可されたユーザにより送信されたことを定めることにより確認されてもよい。要求28が有効でない場合、要求された管理動作は実行されず、無許可の要求28の通知が異なる確認アドレスを介してトレーダー24に送信されてもよい。ステップ126において、アカウントマネージャ54は、要求された管理動作を実行する。例えば、アカウントマネージャ54は、取引アカウントを無効化する。

ステップ118において管理アカウント要求28が受信されない場合、方法はステップ134に進む。ステップ134において、注文プロセッサ52は、取引注文20を処理する。注文プロセッサ52は、取引注文20が満たされ得るか否かを決定するために、取引注文を処理してもよい。次に、方法はステップ136に進む。

ステップ136において、次の取引注文20が存在してもよい。次の取引注文20が存在する場合、方法はステップ110に戻り、次の取引注文20を受信する。方法136において次の取引注文20が存在しない場合、方法は終了する。

本発明の範囲を逸脱することなく、方法に変更、追加又は省略が行われてもよい。方法は、多いステップ、少ないステップ又は他のステップを有してもよい。更に、本発明の範囲を逸脱することなく、方法は何らかの適切な順序で実行されてもよい。

この開示は、特定の実施例及び概して関連する方法に関して記載されているが、実施例及び方法の変更及び置換は当業者に明らかになる。従って、例示的な実施例の前述の説明は、この開示を限定しない。特許請求の範囲に記載のこの開示の要旨及び範囲を逸脱することなく、他の変形、代替及び変更も可能である。

トレーダーから取引注文を受信して実行するように動作可能な取引システムの一実施例 図１のシステムで使用され得る確認メッセージの一実施例 図１のシステムで使用され得る取引アカウントでの管理動作を実行する方法の一実施例を示すフローチャート

符号の説明

10 取引システム
12 取引プラットフォーム
14 クライアントシステム
15 クライアント通知装置
18 市場センタ

Claims (19)

1. 分散取引ネットワークで確認データの伝達を行うシステムであって、
   取引アカウントに関連する確認アドレスを格納するように動作可能なメモリと、
   前記メモリに結合されたアカウントマネージャと
   を有し、
   前記アカウントマネージャは、
   前記取引アカウントに関連する取引注文を受信し、
   前記取引注文を受信したことに応じて確認メッセージを前記確認アドレスに送信し、前記確認メッセージは、前記取引注文が受信されたことを示し、
   前記確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を受信し、前記管理アカウント要求は、前記取引アカウントでの管理動作の実行を要求し、
   前記取引アカウントで前記管理動作を実行するように動作可能であるシステム。
2. 前記アカウントマネージャは、前記取引注文が満たされ得るか否かを決定するように更に動作可能である、請求項１に記載のシステム。
3. 前記管理アカウント要求は、前記確認メッセージへの電子メール応答メッセージを有する、請求項１又は２に記載のシステム。
4. 前記確認メッセージは、グラフィカルユーザインタフェースのボタンを有し、
   前記ボタンは、選択されたことに応じて前記管理アカウント要求の生成を開始するように動作可能である、請求項１ないし３のうちいずれか１項に記載のシステム。
5. 前記確認メッセージは、複数のグラフィカルユーザインタフェースのボタンを有し、
   各ボタンは、複数の管理動作のうち１つの管理動作に関連し、
   各ボタンは、選択されたことに応じて関連する管理動作の前記管理アカウント要求の生成を開始するように動作可能である、請求項１ないし４のうちいずれか１項に記載のシステム。
6. 前記管理動作は、
   前記取引アカウントをアクティブにすること、
   前記取引アカウントを有効化すること、
   前記取引アカウントの許可されたトレーダーを変更すること、
   前記取引アカウントの許可されたクライアントシステムを変更すること、
   前記取引アカウントに関する情報を取り出すこと、
   前記取引アカウントに関する情報をログ管理すること、
   前記取引アカウントに関する情報を変更すること、
   前記取引アカウントに関する通知を送信すること、
   前記取引アカウントを非アクティブにすること、
   前記取引アカウントを無効化すること
   のうち少なくとも１つを実行するように動作可能である、請求項１ないし５のうちいずれか１項に記載のシステム。
7. 前記管理動作は、
   前記取引注文をキャンセルすること、
   前記取引注文を取り消すこと、
   前記取引注文を一時停止すること、
   前記取引注文を監視すること
   のうち少なくとも１つを実行するように動作可能である、請求項１ないし６のうちいずれか１項に記載のシステム。
8. 前記アカウントマネージャは、前記管理動作が実行されたことを示す管理動作応答を送信するように更に動作可能である、請求項１ないし７のうちいずれか１項に記載のシステム。
9. 前記取引注文は、前記取引アカウントに関連するクライアントシステムから受信され、
   前記確認アドレスは、前記クライアントシステムから離れたクライアント通知装置に関連する、請求項１ないし８のうちいずれか１項に記載のシステム。
10. プログラム可能コンピュータをプログラムするコンピュータプログラム命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、
    前記プログラム可能コンピュータを、
    取引アカウントに関連する確認アドレスを格納し、
    前記取引アカウントに関連する取引注文を受信し、
    前記取引注文を受信したことに応じて確認メッセージを前記確認アドレスに送信し、前記確認メッセージは、前記取引注文が受信されたことを示し、
    前記確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を受信し、前記管理アカウント要求は、前記取引アカウントでの管理動作の実行を要求し、
    前記取引アカウントで前記管理動作を実行するように動作可能にさせるコンピュータ可読媒体。
11. 前記コンピュータは、前記取引注文が満たされ得るか否かを決定するように更に動作可能である、請求項１０に記載のコンピュータ可読媒体。
12. 前記管理アカウント要求は、前記確認メッセージへの電子メール応答メッセージを有する、請求項１０又は１１に記載のコンピュータ可読媒体。
13. 前記確認メッセージは、グラフィカルユーザインタフェースのボタンを有し、
    前記ボタンは、選択されたことに応じて前記管理アカウント要求の生成を開始するように動作可能である、請求項１０ないし１２のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
14. 前記確認メッセージは、複数のグラフィカルユーザインタフェースのボタンを有し、
    各ボタンは、複数の管理動作のうち１つの管理動作に関連し、
    各ボタンは、選択されたことに応じて関連する管理動作の前記管理アカウント要求の生成を開始するように動作可能である、請求項１０ないし１３のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
15. 前記管理動作は、
    前記取引アカウントをアクティブにすること、
    前記取引アカウントを有効化すること、
    前記取引アカウントの許可されたトレーダーを変更すること、
    前記取引アカウントの許可されたクライアントシステムを変更すること、
    前記取引アカウントに関する情報を取り出すこと、
    前記取引アカウントに関する情報をログ管理すること、
    前記取引アカウントに関する情報を変更すること、
    前記取引アカウントに関する通知を送信すること、
    前記取引アカウントを非アクティブにすること、
    前記取引アカウントを無効化すること
    のうち少なくとも１つを実行するように動作可能である、請求項１０ないし１４のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
16. 前記管理動作は、
    前記取引注文をキャンセルすること、
    前記取引注文を取り消すこと、
    前記取引注文を一時停止すること、
    前記取引注文を監視すること
    のうち少なくとも１つを実行するように動作可能である、請求項１０ないし１５のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
17. 前記コンピュータは、前記管理動作が実行されたことを示す管理動作応答を送信するように更に動作可能である、請求項１０ないし１６のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
18. 前記取引注文は、前記取引アカウントに関連するクライアントシステムから受信され、
    前記確認アドレスは、前記クライアントシステムから離れたクライアント通知装置に関連する、請求項１０ないし１７のうちいずれか１項に記載のコンピュータ可読媒体。
19. 取引アカウントに関連する確認アドレスを格納する手段と、
    前記取引アカウントに関連する取引注文を受信する手段と、
    前記取引注文を受信したことに応じて確認メッセージを前記確認アドレスに送信し、前記確認メッセージは、前記取引注文が受信されたことを示す手段と、
    前記確認メッセージに応じて生成された管理アカウント要求を受信し、前記管理アカウント要求は、前記取引アカウントでの管理動作の実行を要求する手段と、
    前記取引アカウントで前記管理動作を実行する手段と
    を有するシステム。

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