JP2021144499A - 融資方法、融資管理システム及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】特典の融資を活性化させることができる新規な融資方法及び融資管理システムを提供する。【解決手段】利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを用いて、前記融資事業者が前記利用者に融資する融資方法であって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資情報管理サーバを用いて、前記融資において前記融資事業者の資産を前記特典に交換し前記特典を前記利用者に融資する。【選択図】図１

Description

本発明は、特典で融資する融資方法、融資管理システム又はこれらに適用されるプログラムに関する。

従来より、ポイントを用いて融資することが検討されている（特許文献１〜３）。しかしながら従来の方法ではポイントの有効期限を自動更新したり、ポイント交換引換券を用いたりしなければならないなどの問題があり融資にポイントを活用できる方策としてはまだまだ満足のいくものではなかった。

特開２０２０−３０４６２号公報 特開２０１８−９２４７５号公報 特開２０１７−２２８１５０号公報

本発明は、特典の融資を活性化させることができる新規な融資方法及び融資管理システムを提供することを目的とする。

本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを用いて、前記融資事業者が前記利用者に融資する融資方法であって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資情報管理サーバを用いて、融資する際に前記融資事業者の資産を前記特典に交換し前記特典を前記利用者に融資することで、特典の融資を活性化させることができ、このような融資方法及び融資管理システムが、上記した従来の問題を一挙に解決できるものであることを見出した。
また、本発明者らは、上記知見を得た後、さらに検討を重ねて、本発明を完成させるに至った。

すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
［１］ 利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを用いて、前記融資事業者が前記利用者に融資する融資方法であって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資情報管理サーバを用いて、前記融資において前記融資事業者の資産を前記特典に交換し前記特典を前記利用者に融資することを特徴とする融資方法。
［２］ 前記特典がポイントである前記［１］記載の融資方法。
［３］ 前記資産がポイントである前記［１］又は［２］に記載の融資方法。
［４］ ブロックチェーンを用いる前記［１］〜［３］のいずれかに記載の融資方法。
［５］ 利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを備えている融資管理システムであって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資事業者の資産を前記特典に交換する手段を備えていることを特徴とする融資管理システム。
［６］ 前記通信回線が電話網又はインターネット網を含む前記［５］記載の融資管理システム。
［７］ 前記特典がポイントである前記［５］又は［６］に記載の融資管理システム。
［８］ 前記資産がポイントである前記［５］〜［７］のいずれかに記載の融資管理システム。
［９］ 前記特典の管理にブロックチェーンを用いる手段を備える前記［５］〜［８］のいずれかに記載の融資管理システム。
［１０］ 融資事業者の融資情報管理サーバであって、特典の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な融資情報管理サーバを、前記融資事業者が保有する資産を前記特典に交換レートを用いて交換する手段として機能させるプログラム

本発明によれば、特典の融資を活性化させることができる。

本発明の融資管理システムの好適な実施態様の一例を示す図である。 本発明の融資管理システムの好適な概略構成図の一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる融資依頼端末のシステム構成の一例を示す図である。 本発明の融資管理システムの好適な概略構成図の一例を示す図である。 本発明の融資管理システムの好適なフローの一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられるブロックチェーンの構成の一例を説明する図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる利用者情報マスタの一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる交換情報マスタの一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる特典情報マスタの一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる取引履歴マスタの一例を示す図である。 本発明の融資管理システムにおいて好適に用いられる融資情報マスタの一例を示す図である。

本発明の融資方法は、利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを用いて、前記融資事業者が前記利用者に融資する融資方法であって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資情報管理サーバを用いて、前記融資において前記融資事業者の資産を前記特典に交換し前記特典を前記利用者に融資することを特長とする。また本発明においては、利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを備えている融資管理システムであって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資事業者の資産を前記特典に交換する手段を備えていることを特長とする融資管理システムが好適に用いられ、このような融資管理システムも本発明に包含される。

本発明においては、前記特典がポイントであるのが好ましい。また、前記資産がポイントであるのが好ましい。また、ブロックチェーンを用いるのが好ましい。このような好ましい態様によれば、ポイントによる融資をより容易かつより効率的に行うことができる。

「特典」は、本発明の目的を阻害しない限り限定されず商品またはサービスにおいて付与される公知の特典であってよい。前記特典としては例えば景品等との引換に用いる特典（たとえば、ポイント等）や、投票券の代金の支払いに用いる特典（たとえば、値引や割引等）等があげられる。「ポイント」は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、商取引において付与等がされる公知のポイントであってよい。
「資産」は本発明の目的を阻害しない限り限定されず公知の資産であってよく、デジタル資産も含まれる。前記資産としては流動資産や固定資産などがあげられる。前記流動資産としては例えば、現金預貯金、受取手形、売掛金、棚卸資産、前払費用、有価証券などがあげられる。前記固定資産としては土地、建物、知的財産権、借地権、有価証券、株式などがあげられる。
「利用者」は、ユーザーともいい、融資事業者から融資を受けることができる人であればよく、自然人のみならず、法人や各種団体であってもよい。
「通信回線」は、特に限定されず、通信可能であれば無線回線であっても、有線回線であってもよいが、電話網又はインターネット網を含むことが、双方向で通信が行えるので好ましい。

本発明の融資管理システムは、好適な態様として、図１に示すように、融資依頼端末１１、融資情報管理サーバ１２及び信用照会サーバ１３が通信回線１８を介して通信可能に接続されており、ブロックチェーン１９による管理が可能となっている。以下、図面を用いて、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら事項に限定されるものではない。

図２は、本発明の融資管理システムの好適な実施態様を模式的に示す図である。例えば、利用者は、利用者端末を融資依頼端末１１として使って、融資を依頼するためのＷｅｂページを表示させ、融資情報管理サーバ１２に融資依頼情報を送信する。融資依頼情報を受信した融資情報管理サーバ１２は信用照会サーバ１３に対し前記利用者の信用照会を行う。信用照会サーバ１３は前記利用者の信用照会結果情報を融資情報管理サーバ１２に送信する。融資情報管理サーバ１２は前記信用照会結果情報を受信した後信用照会結果がＮＧでない場合には融資依頼情報に基づいて融資依頼受付処理を実行する。なお、本発明においては、前記融資が前記特典によって行われるものであり融資情報管理サーバ１２を管理運営する融資事業者の資産を前記特典に交換することにより前記特典を融資に活用することを促進する。

図５は前記融資管理システムの好適なフローを示す。融資依頼端末１１から特典情報を含む初回利用登録情報が融資情報管理サーバ１２に送信される（Ｓ１）。初回利用登録情報を受信した融資情報管理サーバ１２は利用者情報及び利用者の特典情報をデータベースに格納した後、融資依頼端末１１に特典残高を含む初回利用登録完了通知を送信する（Ｓ２）。融資依頼端末１１から融資依頼情報が融資情報管理サーバ１２に送信されると（Ｓ３）、融資情報管理サーバ１２は信用照会サーバ１３に信用照会を行う（Ｓ４）。信用照会サーバ１３は信用照会を実施し信用照会結果情報を融資情報管理サーバ１２に送信する（Ｓ５）。信用照会結果情報を受信した融資情報管理サーバ１２は信用照会結果情報が肯定的な内容である場合には融資依頼を受け付け融資する特典とその予定を含む融資依頼内容確認を融資依頼端末１１に送信する（Ｓ６）。融資依頼端末１１から融資依頼内容確認結果が融資情報管理サーバ１２に送信される（Ｓ７）と融資情報管理サーバ１２は前記融資依頼を受け付け受理し融資依頼受付完了通知を融資依頼端末１１に送信する（Ｓ８）。

融資依頼端末１１は、図３に示すように、記憶部１１０１、処理部１１０２、入力部１１０３、出力部１１０４、表示部１１０５及び通信部１１０６を含んで構成される。すなわち、融資依頼端末１１は、サーバやコンピュータの基本構成を備えており、スマートフォン、ＰＣ、タブレット端末、携帯電話等とすることができ、利用者端末であってもよいし、融資事業者の端末であってもよい。融資依頼端末１１は、融資情報管理サーバ１２からブロックチェーンのデータを部分的に受信して処理を行うＳＰＶクライアントとして機能する。

処理部１１０２は、ＣＰＵ等の演算処理を行う手段を含む。処理部１１０２は、記憶部１１０１に記憶されている融資プログラム等を実行することによって、本実施の形態における融資等に関する処理を実現する。記憶部１１０１は、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶装手段を含む。記憶部１１０１は、処理部１１０２とアクセス可能に接続され、各種処理に供されるデータ等を記憶する。入力部１１０３は、融資依頼端末１１に情報を入力する手段を含む。入力部１１０３は、例えば、利用者からの入力を受けるタッチパネルやキーボードを備える。また、入力部１１０３は、利用者の外部から情報を受け取るネットワークインターフェース等を含み、処理に供されるデータを受信する。出力部１１０４は、融資依頼端末１１で処理された情報を出力する手段を含む。出力部１１０４は、例えば、管理者に対して画像を呈示するディスプレイを備える。また、出力部１１０４は、通信回線１８を介して、利用者端末１１の外部へ情報等を送信するネットワークインターフェース等を含む。表示部１１０５は例えば、液晶ディスプレイ、ディスプレイパネルなどのディスプレイデバイスである。入力部１１０３と表示部１１０５とは、別体であってもよいし、一体化されたタッチパネルとして構成されてもよい。通信部１１０６は、例えば、通信インタフェースである

また、融資情報管理サーバ１２は、好適には、利用者情報のデータベースである利用者情報マスタ、資産・特典交換情報のデータベースである交換情報マスタ、特典情報のデータベースである特典情報マスタ、取引履歴のデータベースである取引履歴マスタ及び融資情報のデータベースである融資情報マスタを記憶手段に有している。前記利用者情報マスタは、例えば、ユーザーＩＤ、氏名/名称、メールアドレス、口座番号、パスワード、住所、電話番号、ユーザー保有特典情報等が含まれており、前記利用者情報マスタとしては、例えば図７に示されるものなどが挙げられる。前記交換情報マスタは、例えば、交換元資産、交換先特典、交換レート、その他交換条件等が含まれており、前記交換情報マスタとしては、例えば図８に示されるものなどが挙げられる。前記特典情報マスタは、例えば、発行日、ユーザーＩＤ、量、累積特典、有効期限等が含まれており、前記特典情報マスタとしては、例えば図９に示されるものなどが挙げられる。前記取引履歴マスタは、例えば、利用日時、ユーザーＩＤ、特典、取引内容等が含まれており、前記取引履歴マスタとしては、例えば図１０に示されるものなどが挙げられる。前記融資情報マスタは、例えば、ユーザーＩＤ、融資条件（融資種別、信用度、特典の上限、金利に対応する特典）及び融資履歴等が含まれており、前記融資情報マスタとしては、例えば図１１に示されるものなどが挙げられる。
なお、融資情報管理サーバ１２は公知の融資情報管理サーバと同様、融資情報等を管理するが、本発明においては特典情報を管理するブロックチェーンのすべてのデータを保持するフルノードサーバとしても機能する。融資情報管理サーバ１２は通信回線１８を介して融資依頼端末１１等との間で融資等を管理する処理を行うのみならず、前記特典の交換処理をも行う。融資情報管理サーバ１２は、例えば、ブロックチェーンの方式を用いて前記特典交換の取引履歴をデータベースとして記憶して管理する。取引履歴データベースは、融資情報管理サーバ１２及び融資依頼端末１１等において共有（それぞれの記憶手段に記憶）される。

図４は、本発明の融資管理システムの好適な態様を模式的に示す図であって、利用者が融資事業者の端末を使って融資依頼する態様を示す。例えば、利用者は、融資事業者の店頭窓口にて、融資事業者の融資依頼端末１１を使って、融資を依頼するための画面等を表示させ、融資情報管理サーバ１２に融資依頼情報を送信する。融資依頼情報を受信した融資情報管理サーバ１２は信用照会サーバ１３に対し前記利用者の信用照会を行う。信用照会サーバ１３は前記利用者の信用照会結果情報を融資情報管理サーバ１２に送信する。融資情報管理サーバ１２は前記信用照会結果情報を受信した後信用照会結果がＮＧでない場合には融資依頼情報に基づいて融資依頼受付処理を実行する。なお、本発明においては、前記融資が前記特典によって行われるものであり融資情報管理サーバ１２を管理運営する融資事業者の資産を前記特典に交換することにより前記特典を融資に活用することを促進する。

ここで、本発明において好適に用いられるブロックチェーンについて説明する。ブロックは、特典に関する情報を含む取引データベースとして機能する。具体的には、各ブロックは、ダイジェストデータ及び取引に関する情報であるトランザクションのリストを含む。ダイジェストデータは、１つ前のブロックから算出された新たなハッシュ値を含む。すなわち、図８に示すように、ブロックが１つ前のブロックに含まれる情報から算出されたハッシュ値を含むことによって、各ブロックがチェーンのように繋がった状態で取引データベース（ブロックチェーン）として記憶される。取引履歴データベースは、サーバのみにて管理されるのではなく、融資依頼端末１１等において検証及び追加される。

トランザクションは、特典交換を記録するデータである。トランザクションは、インプット情報とアウトプット情報とを含む。インプット情報は、交換元となる利用者が取引対象となる特典の交換を受けたときのトランザクションのアウトプット情報（トランザクションを特定する識別情報（トランザクションのハッシュ値や配列番号等））と、利用者がその特典を所有することを証明するための情報（当該アウトプットを使用する条件を満たすスクリプト等）を含む。アウトプット情報は、交換された特典の種類及び数、交換先を特定するアドレスにおいて交換された特典を使用するためのスクリプト等の情報を含む。上記のように構成することで、融資事業者の融資情報管理サーバであって、特典の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な融資情報管理サーバを、前記融資事業者が保有する資産を前記特典に交換レートを用いて交換する手段として機能させることができる。

本発明の融資方法、融資管理システム及びプログラムは、融資における特典の交換及び特典による融資に利用可能である。

１１ 融資依頼端末
１２ 融資情報管理サーバ
１３ 信用照会サーバ
１８ 通信回線
１９ ブロックチェーン
１１０１ 記憶部
１１０２ 処理部
１１０３ 入力部
１１０４ 出力部

１１０５ 表示部
１１０６ 通信部

Claims (10)

1. 利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを用いて、前記融資事業者が前記利用者に融資する融資方法であって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資情報管理サーバを用いて、前記融資において前記融資事業者の資産を前記特典に交換し前記特典を前記利用者に融資することを特徴とする融資方法。
2. 前記特典がポイントである請求項1記載の融資方法。
3. 前記資産がポイントである請求項1又は2に記載の融資方法。
4. ブロックチェーンを用いる請求項１〜３のいずれかに記載の融資方法。
5. 利用者が融資を依頼する際に用いる融資依頼端末と、前記融資依頼端末と通信可能に通信回線を通じて接続されている融資事業者の融資情報管理サーバとを備えている融資管理システムであって、前記融資情報管理サーバは前記利用者に対する特典の情報と前記融資事業者が保有する資産から前記特典に交換することを可能にする交換レートとをデータベースに記憶しており、前記融資事業者の資産を前記特典に交換する手段を備えていることを特徴とする融資管理システム。
6. 前記通信回線が電話網又はインターネット網を含む請求項５記載の融資管理システム。
7. 前記特典がポイントである請求項５又は６に記載の融資管理システム。
8. 前記資産がポイントである請求項５〜７のいずれかに記載の融資管理システム。
9. 前記特典の管理にブロックチェーンを用いる手段を備える請求項５〜８のいずれかに記載の融資管理システム。
10. 融資事業者の融資情報管理サーバであって、特典の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な融資情報管理サーバを、前記融資事業者が保有する資産を前記特典に交換レートを用いて交換する手段として機能させるプログラム。
    
    

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