JP2008116601A - ヒンジ式直角曲げコネクタ - Google Patents

ヒンジ式直角曲げコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】ブーツをヒンジ式直角曲げコネクタのストップリングに装着したままの状態で90度までの向きの調整がワンタッチで短時間に行えるようにする。
【解決手段】光ケーブルPの光ファイバ芯線aを挿入して固定すると共に、後端にフランジ22が圧入保持されるフェルール2と、フランジ22後端に当接しフェルール2を前方に常時付勢するスプリング4の後端を支持するストップリング5と、これら各部材を覆うプラグフレーム3と、光ケーブルPのケブラP1を前記ストップリング5に固定するカシメ座6と、光ケーブルPのシースP2を前記カシメ座6に固定するカシメリング7と、前記ストップリング5に装着するブーツ8とを有し、前記ブーツ8を、ストップリング5に対して90度まで対称方向に回転可能とした屈曲可動手段10を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種光通信機器を接続するために室内壁面に設置された光コンセントアダプタに接続するヒンジ式直角曲げコネクタに関する。
近年、FTTH(fiber to the home)が進み、部屋の中に光コンセントを設置するようになってきている。そこで従来では、特許文献1に開示されているように、室内の壁面に設けたアウトレットボックスに複数の光コンセントを取り付け、当該光コンセント内に保持された接続アダプタに、光ファイバコード等の外部光コネクタプラグを壁面に対し垂直に挿入して接続するアウトレット部品なる技術が提案されている。
しかしながら、従来の外部光コネクタプラグは、壁面に対し垂直に挿入して接続するため、当該外部光コネクタプラグ自体が壁面から垂直に突出した状態となる。このため、外部光コネクタプラグが邪魔になり、周辺機器がこれにぶつかって破損する等の事故が予想される。
そこで、ブーツを直角に屈曲変形させて形成し、この先端を光コネクタプラグのストップリングの末端に装着固定して成る所謂曲げコネクタを使用する等の何等かの対策を採ることが必要となってきている。このとき、光コネクタプラグのツマミ片側には、接続アダプタのキー孔に挿入可能なガイド突起が形成されている。
特開2005−106937号公報
ただ、従来においては、曲げコネクタプラグのストップリングの末端にブーツを一度装着すると、当該ブーツの取付方向を変更するに際し、当該ブーツをストップリングからいったん引き抜き、その後、所定の向きとなるようにブーツをストップリングに再度装着しなければならない。このため、作業に手間と時間が掛かるものとなっていた。
また、従来の曲げコネクタは、ツマミ片側に接続アダプタのキー孔に挿入可能なガイド突起が形成されているため、ブーツをストップリングに装着したまま曲げコネクタプラグごと向きを変えることは不可能となるという問題点を有していた。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、ブーツをヒンジ式直角曲げコネクタのストップリングに装着したままの状態で向きの調整がワンタッチで短時間に行えるものとしたヒンジ式直角曲げコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、光ケーブルの光ファイバ芯線が挿入されて固定されると共に、後端にフランジが圧入保持されるフェルールと、フランジ後端に当接しフェルールを前方に付勢するスプリングの後端を支持するストップリングと、これら各部材を覆うプラグフレームと、光ケーブルのケブラを前記ストップリングに固定するカシメ座と、光ケーブルのシースを前記カシメ座に固定するカシメリングと、前記ストップリングに装着されるブーツとを備えたヒンジ式直角曲げコネクタであって、前記ブーツをストップリングに対して90度対称方向に回転可能とした屈曲可動手段を備えたことを特徴とする。
屈曲可動手段は、ストップリングに固定されたヒンジベースと、ブーツに固定された可動ヒンジとを備え、該可動ヒンジは前記ヒンジベースに対し90度対称方向に回転可能となるように枢着されて成る。
屈曲可動手段は、内挿されている光ケーブルの直角方向への屈曲を許容させるようヒンジベース内部に曲げスペースを備えている。
屈曲可動手段は、可動ヒンジのヒンジベースに対する90度回転位置で当該可動ヒンジを係止させるよう可動ヒンジおよびヒンジベースに凹凸状のストッパー部を備えている。
前記ストッパー部は、ヒンジベースの前端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジ孔に、可動ヒンジの後端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジピンが枢着されて回動自在とし、ヒンジピンに対して上下対称位置に設けた凸部と、該凸部を係合させるようヒンジ孔に対して上下対称位置に設けた凹部もしくは孔部とによって形成されている。
ストップリングに対するヒンジベースの固定は、ストップリング外周の円周に沿って凹設された嵌合凹部に、ヒンジベースの開口端における内周に沿って突設された嵌合突部を嵌合させると共に、ヒンジベースの開口端に設けられたスリットを、嵌合凹部の同一周面上に突設された係止凸部に係止させるものとしている。
本発明によれば、ブーツをストップリングに装着したままの状態で向きの調整がワンタッチで容易且つ短時間に行える。すなわち、前記ブーツを、ストップリングに対して90度対称方向に回転可能とした屈曲可動手段を備えたので、ブーツの向きの変更毎に、ヒンジ式直角曲げコネクタのストップリングからブーツをわざわざ取り外す必要が無くなり、したがって、ブーツの向きの調整がワンタッチで容易且つ短時間に行えるものとなる。
屈曲可動手段は、ストップリングに固定されたヒンジベースと、ブーツに固定された可動ヒンジとを備え、該可動ヒンジは前記ヒンジベースに対し90度対称方向に回転可能となるように枢着されて成るので、簡単な構成によってブーツの向きの調整が確実且つスムーズに行える。
屈曲可動手段は、内挿されている光ケーブルの直角方向への屈曲を許容させるようヒンジベース内部に曲げスペースを形成してあるので、ストップリングおよびヒンジベースに対するブーツの回転に際し、ヒンジベース内面で光ケーブルを損傷させることが無い。
屈曲可動手段は、可動ヒンジのヒンジベースに対する90度回転位置で当該可動ヒンジを係止させるよう可動ヒンジおよびヒンジベースに凹凸状のストッパー部を備えたので、可動ヒンジのヒンジベースに対する過度な回転を未然に防止することができ、これによって光ケーブルを損傷させることが無い。
前記ストッパー部は、ヒンジベースの前端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジ孔に、可動ヒンジの後端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジピンが枢着されて回動自在とし、ヒンジピンに対して上下対称位置に設けた凸部と、該凸部を係合させるようヒンジ孔に対して上下対称位置に設けた凹部もしくは孔部とによって形成されているので、簡単な構成によって屈曲されたブーツの向きの確保が容易となる。
ストップリングに対するヒンジベースの固定は、ストップリング外周の円周に沿って凹設された嵌合凹部に、ヒンジベースの開口端における内周に沿って突設された嵌合突部を嵌合させると共に、ヒンジベースの開口端に設けられたスリットを、嵌合凹部の同一周面上に突設された係止凸部に係止させるものとしたので、ストップリングにヒンジベースを嵌合した際には、当該嵌合突部によってヒンジベース自体に廻り止め機能を付与させることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。
図において示される符号1は、各種光通信機器を接続するために室内の壁面に設置されたアウトレットボックスM内に設けられた内装された光コンセントアダプタQに接続するヒンジ式直角曲げコネクタであり、該ヒンジ式直角曲げコネクタ1は、図1、図2に示すように、光ファイバ芯線aが挿入されて固定されると共に、後端にフランジ22が圧入保持されるフェルール2と、フランジ22後端に当接しフェルール2を前方に付勢するスプリング4の後端を支持するストップリング5と、これら各部材を覆うプラグフレーム3と、光ケーブルPの抗張力線であるケブラP1を前記ストップリング5に固定するカシメ座6と、光ケーブルPのケブラP1外側を覆う合成樹脂外皮であるシースP2を前記カシメ座6に固定するカシメリング7と、前記ストップリング5に、後述する屈曲可動手段10を介して装着されるブーツ8と、プラグフレーム3およびストップリング5の外側に被せられるツマミ9とから概ね構成されている。
フェルール2は、光ファイバ芯線aの先端が挿入後、接着剤等で接着されることにより光ファイバ芯線aを固定するものである。また、フェルール2は、プラグフレーム3に覆われることによりその保護がなされている。
スプリング4はコイルばねからなり、フランジ22およびストップリング5の間に挟まれるように配置されることにより、その前端がフランジ22後端に当接され、後端がストップリング5に支持されている。このようにストップリング5に後端が支持されることにより、スプリング4はフランジ22と共にフェルール2を前方に付勢するように作用する。
プラグフレーム3には、フェルール2、フランジ22およびスプリング4と共に、ストップリング5の前方部分が挿入されている。この場合、ストップリング5の前方部分における外面上方には凸部5aが形成されており、この凸部5aが、プラグフレーム3に対するストップリング5挿入時のガイドの役割を果たす。
ストップリング5の後方部分には、屈曲可動手段10を介してブーツ8が取付られ、当該ストップリング5に対してブーツ8が90度まで対称方向に回転可能となるようにしている。すなわち、この屈曲可動手段10によって、ブーツ8をストップリング5に沿った水平位置から上下いずれかの方向に90度まで屈曲回転できるようにする。
具体的には、屈曲可動手段10は、図2および図3に示すように、ストップリング5に固定された円筒状のヒンジベース11に対し、ブーツ8に固定された可動ヒンジ8aを90度まで対称方向に回転可能となるように枢着されることで構成される。
すなわち、図3に示すように、円筒状のヒンジベース11は、その開口端における内周に沿って、相対峙する一対のスリット11cを介して円弧状の一対の嵌合突部13a、13bが突設され、ストップリング5の後方外周の円周に沿って凹設された円弧状の嵌合凹部12aに前記嵌合突部13a、13bが嵌合すると共に、前記スリット11cを嵌合凹部12aの同一円周方向の所定部位に突設された係止凸部12bに係止させる。これによってヒンジベース11はストップリング5に対して所要の角度で固定保持される。
また、円筒状のヒンジベース11の他方の開口端には、一対のヒンジアーム11a、11bが相対向させた状態で延設され、これらヒンジアーム11a、11bそれぞれにはヒンジ孔13cが穿設されている。一方、ブーツ8の開口端側には、図1および図2(a)に示すように、円筒状の可動ヒンジ8aの後端に設けられた左右一対のヒンジアーム8bが嵌め込まれ、該ヒンジアーム8b先端の外面側に一体に突設したヒンジピン8cを、前記ヒンジアーム11a、11bそれぞれのヒンジ孔13cに挿着させている。したがって、ヒンジベース11に対して可動ヒンジ8aは90度まで対称方向に回転可能となる。
図2(a)に示すように、この屈曲可動手段10のヒンジベース11および可動ヒンジ8a内には、内挿されている光ケーブルの直角方向への屈曲を許容させるのに充分な広さの曲げスペースSを形成してある。
また、図1、図2(b)および図2(c)に示すように、屈曲可動手段10には、可動ヒンジ8aのヒンジベース11に対する90度回転位置で当該可動ヒンジ8aを係止させるためのストッパー部を備えている。
具体的には、このストッパー部は、ヒンジアーム11a、11bのヒンジ孔13cを介して上下両縁端に凹設した凹部14aと、該凹部14aに対向して可動ヒンジ8aの両縁端に突設した凸部14bとから構成される。
これによって、図2(b)に示すように、ブーツ8を上側90度方向に回転させると、ヒンジアーム11b上側の凹部14aに、可動ヒンジ8a上側の凸部14bが係合し、一方、図2(c)に示すように、ブーツ8を下側90度方向に回転させると、ヒンジアーム11b下側の凹部14aに、可動ヒンジ8a下側の凸部14bが係合する。したがって、ヒンジベース11に対する可動ヒンジ8aの過度な回転が防止される。
また、前記ストッパー部の他の構成としては、図5、図6に示されるように、可動ヒンジ8a後端に形成されたコ字枠状のヒンジアーム8bを、ヒンジベース11後端に形成された若干幅広なコ字枠状のヒンジアーム11a、11b相互間に挟持された状態で、ヒンジアーム8bのヒンジピン8cがヒンジアーム11a、11bのヒンジ孔13cに回動自在に枢着される。そして、ヒンジピン8cに対して上下対称位置で若干後方寄りに突設されたダボ形の凸部14bを、これら凸部14bに対応すべくヒンジアーム11a、11bのヒンジ孔13cに対する上下対称位置に穿設された孔部16aに着脱自在に嵌合させるようにする。
これによって、図6(a)乃至図6(c)に示すように、凸部14bが孔部16aに嵌合されていない直線連結の状態から、図7(a)乃至図7(c)に示すように、ブーツ8を下側に90度まで回転させると、ヒンジアーム11a、11b下側の孔部16aに、可動ヒンジ8a下側の凸部14bが嵌合して固定される。また、ブーツ8を上側に90度まで回転させると、ヒンジアーム11a、11b上側の孔部16aに、可動ヒンジ8a上側の凸部14bが嵌合して固定される。これによって、ヒンジベース11に対する可動ヒンジ8aの過度な回転が防止されると共に、ヒンジ部の強度が向上する。尚、このストッパー部の構成として、さらに他の機構を採用しても良い。
ストップリング5の後部には、共に金属から成るカシメ座6およびカシメリング7が配置されている。これらのカシメ座6およびカシメリング7は、ストップリング5に対して光ケーブルPのケブラP1とシースP2とをそれぞれ保持するものである。
すなわち、カシメ座6は、大径の前側筒部6aと小径の後側筒部6bとが略中央の段差部6cを介して連設されて成り、前側筒部6aは、光ケーブルPの切断されたシースP2内側のケブラP1と共にストップリング5の後部外周に嵌着される。また、後側筒部6bには、シースP2の切断端部を被せた状態にしてから、カシメリング7を外側からかしめることにより当該シースP2は固定される。
また、プラグフレーム3は、丸型構造に形成されると共に、当該プラグフレーム3の上下対称位置には、ツマミ9に形成された上下対称位置のキー孔に対応して一対のガイド部を形成してある。このガイド部は、プラグフレーム3にツマミ9を装着する際に、当該ツマミ9に形成された上下対称位置のキー孔に対し1方向で嵌挿されるよう当該ガイド部は互いに異なった幅員となるように形成されている。
さらに、ツマミ9の片側には、光コンセントアダプタQに対して一方向からの接続を可能とするようにガイドさせるために、接続アダプタのキー孔に挿入可能なガイド突起9aが形成されている。
図4はヒンジ式直角曲げコネクタの使用の一例を示すもので、Mは光分岐ボックスBに可撓性パイプ15を介して連結されたアウトレットボックス、QはアウトレットボックスMの正面板に取り付けられた光コンセントアダプタである。
光コンセントアダプタQは後端において光分岐ボックスBに光ケーブルPを介して接続される。一方、前端においてパソコンRに光ケーブルPを介して接続されたヒンジ式直角曲げコネクタ1が着脱自在に接続される。
次に、以上のように構成された最良の形態についての組立・使用の一例について説明する。先ず、ブーツ8の開口端に嵌め込まれた可動ヒンジ8aに設けられた左右一対のヒンジアーム8bのヒンジピン8cを、ヒンジベース11のヒンジアーム11a、11bにおけるヒンジ孔13cに挿着することでヒンジベース11にブーツ8が取り付けられ、このブーツ8を光ケーブルPの切断端部から予め挿入しておく。
そして、光ケーブルPの切断端部からシースP2およびケブラP1を剥き出し状態にしてから、カシメ座6の後側筒部6bに、シースP2の切断端部を被せておき、カシメリング7を外側からかしめ固定する。
そして、カシメ座6の前側筒部6aを、シースP2の切断端部から拡げられたケブラP1と共にストップリング5の後部外周に嵌着する。
しかる後、前記ブーツ8を光ケーブルPの切断端部側に移動させ、ストップリング5の嵌合凹部12aに、ヒンジベース11の嵌合突部13a、13bを自らの撓曲によって嵌合させる。そして、ヒンジベース11の開口端に設けられたスリット11cをストップリング5の嵌合凹部12aの同一周面上に設けられた係止凸部12bに係止させる(図3参照)。
また、光ファイバ芯線aの先端はフェルール2に挿入され、接着剤等で接着されることにより光ファイバ芯線aが固定される。フェルール2はその後端にフランジ22が圧入保持されている。
そして、フェルール2のフランジ22後端からスプリング4が挿入され、さらにプラグフレーム3およびストップリング5が所定の位置にそれぞれ挿入配置される。このとき、ストップリング5の上方に設けられた凸部5aがプラグフレーム3に対する挿入用ガイドとなり、一方、ストップリング5の下方に設けられたフック部3aがプラグフレーム3の係止孔3bに係止されることで抜け止めの役割を果たす。
このとき、スプリング4は、フェルール2後端のフランジ22およびストップリング5の間に挟まれるように配置され、フェルール2を前方に常時付勢させるように作用する。
最後に、ツマミ9がプラグフレーム3およびストップリング5の外側に被せられる。このとき、ツマミ9に形成された上下対称位置のキー孔に対し、プラグフレーム3が1方向で嵌挿される。
ヒンジ式直角曲げコネクタ1の使用に際しては、各種光通信機器を接続するために室内の壁面に設置されたアウトレットボックスMに内装された光コンセントアダプタQに当該ヒンジ式直角曲げコネクタ1を接続する。
例えば、パソコンRからのヒンジ式直角曲げコネクタ1を光コンセントアダプタQの相手側端子に接続させるに際し、図4(a)に示すように、前記パソコンRが光コンセントアダプタQの下方側に配置されている場合には、屈曲可動手段10のヒンジベース11に対して可動ヒンジ8aを下方向、すなわちブーツ8および光ケーブルPが下向きに延長されるように回転させる。このとき、図2(c)に示すように、ヒンジアーム11b下側の凹部14aに、可動ヒンジ8a下側の凸部14bが係合する。
他方、図4(b)に示すように、前記パソコンRが光コンセントアダプタQの上方側に配置されている場合には、屈曲可動手段10のヒンジベース11に対して可動ヒンジ8aを上方向、すなわちブーツ8および光ケーブルPが上向きに延長されるように回転させる。このとき、図2(c)に示すように、ヒンジアーム11b上側の凹部14aに、可動ヒンジ8a上側の凸部14bが係合する。このようにしてブーツ8は上下いずれかの方向に90度まで屈曲回転されることとなり、光コンセントアダプタQが壁面の下側もしくは上側、あるいは天井等の如何なる場所に設置されていても、光コンセントアダプタQに接続された外部のヒンジ式直角曲げコネクタ1自体が周辺機器の障害とはならないのである。
本発明を実施するための最良の形態におけるヒンジ式直角曲げコネクタの一例を示す平面図である。 同じくヒンジ式直角曲げコネクタの内部構造を示すもので、(a)は上側から見た断面図、(b)は屈曲可動手段のヒンジベースに対して可動ヒンジを上方向に90度回転した状態を側面から見た断面図、(c)は屈曲可動手段のヒンジベースに対して可動ヒンジを下方向に90度回転した状態を側面から見た断面図である。 同じくストップリングとヒンジベースとの分解斜視図である。 同じくヒンジ式直角曲げコネクタの使用状態の一例を示すもので、(a)はパソコンが光コンセントアダプタの下方側に配置されている場合での使用状態を示す一部切欠断面図、(b)はパソコンが光コンセントアダプタの上方側に配置されている場合での使用状態を示す一部切欠断面図である。 屈曲可動手段におけるストッパー部の他の構成を示すストップリングとヒンジベースとの分解斜視図である。 同じく屈曲可動手段の直線連結状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A断面図である。 同じく屈曲可動手段の90度屈曲連結状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A断面図である。
符号の説明
P 光ケーブル
P1 ケブラ
P2 シース
Q 光コンセントアダプタ
R パソコン
S 曲げスペース
M アウトレットボックス
B 光分岐ボックス
a 光ファイバ芯線
1 ヒンジ式直角曲げコネクタ
2 フェルール
3 プラグフレーム
3a フック部
3b 係止孔
4 スプリング
5 ストップリング
5a 凸部
6 カシメ座
6a 前側筒部
6b 後側筒部
6c 段差部
7 カシメリング
8 ブーツ
8a 可動ヒンジ
8b ヒンジアーム
8c ヒンジピン
9 ツマミ
9a ガイド突起
10 屈曲可動手段
11 ヒンジベース
11a、11b ヒンジアーム
11c スリット
12a 嵌合凹部
12b 係止凸部
13a、13b 嵌合突部
13c ヒンジ孔
14a 凹部(ストッパー部)
14b 凸部(ストッパー部)
15 可撓性パイプ
16a 孔部(ストッパー部)

Claims (6)

  1. 光ケーブルの光ファイバ芯線が挿入されて固定されると共に、後端にフランジが圧入保持されるフェルールと、フランジ後端に当接しフェルールを前方に付勢するスプリングの後端を支持するストップリングと、これら各部材を覆うプラグフレームと、光ケーブルのケブラを前記ストップリングに固定するカシメ座と、光ケーブルのシースを前記カシメ座に固定するカシメリングと、前記ストップリングに装着されるブーツとを備えたヒンジ式直角曲げコネクタであって、前記ブーツをストップリングに対して90度対称方向に回転可能とした屈曲可動手段を備えたことを特徴とするヒンジ式直角曲げコネクタ。
  2. 屈曲可動手段は、ストップリングに固定されたヒンジベースと、ブーツに固定された可動ヒンジとを備え、該可動ヒンジは前記ヒンジベースに対し90度対称方向に回転可能となるように枢着されて成る請求項1記載のヒンジ式直角曲げコネクタ。
  3. 屈曲可動手段は、内挿されている光ケーブルの直角方向への屈曲を許容させるようヒンジベース内部に曲げスペースを備えている請求項1または2記載のヒンジ式直角曲げコネクタ。
  4. 屈曲可動手段は、可動ヒンジのヒンジベースに対する90度回転位置で当該可動ヒンジを係止させるよう可動ヒンジおよびヒンジベースに凹凸状のストッパー部を備えた請求項1乃至3のいずれかに記載のヒンジ式直角曲げコネクタ。
  5. 前記ストッパー部は、ヒンジベースの前端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジ孔に、可動ヒンジの後端に設けられた左右一対のヒンジアームのヒンジピンが枢着されて回動自在とし、ヒンジピンに対して上下対称位置に設けた凸部と、該凸部を係合させるようヒンジ孔に対して上下対称位置に設けた凹部もしくは孔部とによって形成されている請求項4記載のヒンジ式直角曲げコネクタ。
  6. ストップリングに対するヒンジベースの固定は、ストップリング外周の円周に沿って凹設された嵌合凹部に、ヒンジベースの開口端における内周に沿って突設された嵌合突部を嵌合させると共に、ヒンジベースの開口端に設けられたスリットを、嵌合凹部の同一周面上に突設された係止凸部に係止させるものとしている請求項1乃至5のいずれかに記載のヒンジ式直角曲げコネクタ。
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