JP2008115772A - 流体制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体通路を開閉するための片持ち支持されている弁部材を小さい駆動トルクで閉方向に回動できる流体制御装置を提供する。
【解決手段】流体通路19内に設けられ流体通路19を開閉する弁部材16aであって、流体通路19を流れる流体の流れ方向に垂直な回動軸線P周りに回動可能に片持ち支持され、流体に押される方向Xに回動して流体通路19を開く弁部材16aと、弁部材16aに設けられ、流体の流れによって生じる揚力が弁部材に閉方向(Y方向)への力を加えるウィング18と、を備える。流体の流れによって生じる揚力が弁部材16aに閉方向への力を加えるので、片持ち支持されている弁部材16aを小さい駆動トルクで閉方向に回動できる。
【選択図】図1
【解決手段】流体通路19内に設けられ流体通路19を開閉する弁部材16aであって、流体通路19を流れる流体の流れ方向に垂直な回動軸線P周りに回動可能に片持ち支持され、流体に押される方向Xに回動して流体通路19を開く弁部材16aと、弁部材16aに設けられ、流体の流れによって生じる揚力が弁部材に閉方向(Y方向)への力を加えるウィング18と、を備える。流体の流れによって生じる揚力が弁部材16aに閉方向への力を加えるので、片持ち支持されている弁部材16aを小さい駆動トルクで閉方向に回動できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、流体通路を開閉する板状の弁部材が回動可能に片持ち支持されている流体制御装置に関する。
従来、流体が流れる流体通路を開閉する弁部材が公知である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の流体制御装置では、スロットル弁(弁部材)が空気(流体)の流れ方向に垂直な回動軸線周りに回動可能に支持され、弁部材が回動軸線周りに回動することによって吸気量の増減とタンブル流の制御とを行っている。
ところで、流体通路を開閉する弁部材は、流体の流れ方向に垂直な回動軸線周りに回動可能に片持ち支持される場合がある。しかしながら、このような片持ち支持の弁部材によると、流体に押される開方向に回動するときは小さな駆動トルクで回動できる反面、流体の流れに逆らう閉方向に回動するときは大きな駆動トルクが必要になる。このため、弁部材の開閉駆動に駆動トルクの大きい高価なアクチュエータを用いる必要があり、アクチュエータのコストが増大するという問題がある。
本発明は、上述の問題を解決するために創作されたものであって、流体通路を開閉するための片持ち支持されている弁部材を小さい駆動トルクで閉方向に回動できる流体制御装置を提供することを目的とする。
請求項1、2および3に記載の発明によると、流体の流れによって生じる揚力が弁部材に閉方向への力として加わるウィングを設けたので、片持ち支持されている弁部材を小さい駆動トルクで閉方向に回動できる。従って、弁部材の開閉駆動に駆動トルクの小さい安価なアクチュエータを用いることができ、アクチュエータのコストを低減できる。
請求項3に記載の発明によると、片持ち支持されているタンブル流制御弁を開閉駆動するアクチュエータのコストを低減できる。
以下、本発明の実施形態を複数の実施例に基づいて説明する。各実施形態において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付されたほかの実施形態の構成要素と対応する。尚、以下の説明では「電子制御ユニット」を「ECU」と略記する。
図2は、本発明の一実施形態に係る流体制御装置が適用される内燃機関のシステム構成を簡略化して示す模式図である。内燃機関は例えば車両や二輪車に搭載されるガソリンエンジン10(以下「エンジン」と略す)である。
図2は、本発明の一実施形態に係る流体制御装置が適用される内燃機関のシステム構成を簡略化して示す模式図である。内燃機関は例えば車両や二輪車に搭載されるガソリンエンジン10(以下「エンジン」と略す)である。
エンジン10は4つの燃焼室11a〜11dを備える4気筒エンジンである。エンジン10には各燃焼室11a〜11dに連通する吸気ポート26a〜26dが形成されており、各吸気ポート26a〜26dにはそれぞれ吸気マニホールド11の分岐吸気管13a〜13dが接続されている。分岐吸気管13a〜13dの内壁は特許請求の範囲に記載の「吸気通路」を形成している。
図示しない吸気口から取り入れられ図示しないエアクリーナで異物が除去された空気(以下「吸気」という)は吸気管15からサージタンク12に流入し、サージタンク12で分岐吸気管13a〜13dに分配され、分配された吸気は吸気ポート26a〜26dから各燃焼室11a〜11dに吸入される。吸気は特許請求の範囲に記載の「流体」に相当する。
複数の流体制御装置14a〜14dは、それぞれ吸気ポート26a〜26dの近傍で分岐吸気管13a〜13dの内周に嵌合されている。各流体制御装置14a〜14dは吸気通路を開閉する板状の弁部材16a〜16d(図1参照)を備えている。各弁部材16a〜16dには図示しないモータアクチュエータの回動駆動力が伝達され、ECUがアクセル開度やその他の車両情報に応じてモータアクチュエータを制御することにより弁部材16a〜16dが開閉する。
流体制御装置14a〜14dは弁部材16a〜16dが開閉することにより、燃焼室11a〜11dに供給する吸気量と燃焼室11a〜11d内のタンブル流とを制御する。すなわち、弁部材16a〜16dは吸気量を増減するスロットル弁の機能とタンブル流を制御するタンブル流制御弁の機能とを統合した機能統合弁である。
次に、流体制御装置14aの詳細について説明する。ここでは流体制御装置14aを例に説明するが、流体制御装置14c〜14dも同構造である。
図3(A)は、流体制御装置14aの斜視図である。流体制御装置14aは矩形の筒状の通路部材17aと、通路部材17aの内壁によって形成される吸気通路を開閉する弁部材16aとを備える。
図3(A)は、流体制御装置14aの斜視図である。流体制御装置14aは矩形の筒状の通路部材17aと、通路部材17aの内壁によって形成される吸気通路を開閉する弁部材16aとを備える。
通路部材17aは外周が分岐吸気管13aの内周に嵌合され、吸気通路の一部を形成する。
弁部材16aは樹脂などで概ね矩形の板状に形成されており、吸気の流れ方向に垂直な回動軸線P周りに回動可能に通路部材17aに片持ち支持されている。
図3(B)は、弁部材16aのみを示す斜視図である。図示するように弁部材16aにはウィング18が設けられている。ウィング18は、弁部材16aの壁面から延びる2つの支持部18bと、支持部18bにより弁部材16aから離間して支持される羽根部18aとを有している。なお、例えば一つの支持部18bで羽根部18aの回動軸線P方向の中心を支持する構成でもよい。このウィング18の作動については後述する。
弁部材16aは樹脂などで概ね矩形の板状に形成されており、吸気の流れ方向に垂直な回動軸線P周りに回動可能に通路部材17aに片持ち支持されている。
図3(B)は、弁部材16aのみを示す斜視図である。図示するように弁部材16aにはウィング18が設けられている。ウィング18は、弁部材16aの壁面から延びる2つの支持部18bと、支持部18bにより弁部材16aから離間して支持される羽根部18aとを有している。なお、例えば一つの支持部18bで羽根部18aの回動軸線P方向の中心を支持する構成でもよい。このウィング18の作動については後述する。
図4は弁部材16aの形状をより詳しく示す図であって、図4(A)は正面図、図4(B)は弁部材を開方向に回動した状態の正面図、図4(C)は背面図である。図4(E)および図4(F)は図4(B)に示す状態の弁部材16aの側面図である。
次に、流体制御装置14aによる吸気量の増減およびタンブル流の制御について説明する。
図5は、流体制御装置14aによる吸気量の増減およびタンブル流の制御を説明するための模式図である。なお、図中では燃料を噴射する燃料噴射弁や排気ポート23を開閉する排気バルブなどは省略して示している。弁部材16aは片持ち支持されているので、弁部材16aの開度が小さいとき、弁部材16aと吸気通路19との間にはII−II線の通路断面において偏った位置に隙間24が生じ、この隙間24を通過することによって吸気流に偏りが生じる。この偏った吸気流が燃焼室11a内に流入することによって燃焼室11a内にタンブル流Tが発生し、良好な燃焼が促進される。吸気量は弁部材16aの開度が大きくなるほど増大し、タンブル流Tは弁部材16aの開度が大きくなるほど小さくなる。
図5は、流体制御装置14aによる吸気量の増減およびタンブル流の制御を説明するための模式図である。なお、図中では燃料を噴射する燃料噴射弁や排気ポート23を開閉する排気バルブなどは省略して示している。弁部材16aは片持ち支持されているので、弁部材16aの開度が小さいとき、弁部材16aと吸気通路19との間にはII−II線の通路断面において偏った位置に隙間24が生じ、この隙間24を通過することによって吸気流に偏りが生じる。この偏った吸気流が燃焼室11a内に流入することによって燃焼室11a内にタンブル流Tが発生し、良好な燃焼が促進される。吸気量は弁部材16aの開度が大きくなるほど増大し、タンブル流Tは弁部材16aの開度が大きくなるほど小さくなる。
次に、ウィング18の作動について説明する。
図1は、流体制御装置14aが内周に嵌合されている状態の分岐吸気管13aを示す模式図である。図中においてX方向は弁部材16aが吸気に押される方向であり、弁部材16aは開度が最小の閉姿勢からX方向に回動して吸気通路19を開く。図中のY方向は吸気通路19を閉じる閉方向である。ウィング18は吸気通路19内の吸気の流れによって弁部材16aの盤面に対して概ね垂直なW方向に揚力が生じるように形状が設計されている。このW方向の揚力は弁部材16aに閉方向への力として加わる。従って、吸気通路19を閉じるために流体の流れに逆らって弁部材16aを閉方向に回動させるとき、ウィング18によって生じた閉方向への力が加わることにより、モータアクチュエータはウィング18がない場合に比べて小さい駆動トルクで弁部材16aを回動できる。
図1は、流体制御装置14aが内周に嵌合されている状態の分岐吸気管13aを示す模式図である。図中においてX方向は弁部材16aが吸気に押される方向であり、弁部材16aは開度が最小の閉姿勢からX方向に回動して吸気通路19を開く。図中のY方向は吸気通路19を閉じる閉方向である。ウィング18は吸気通路19内の吸気の流れによって弁部材16aの盤面に対して概ね垂直なW方向に揚力が生じるように形状が設計されている。このW方向の揚力は弁部材16aに閉方向への力として加わる。従って、吸気通路19を閉じるために流体の流れに逆らって弁部材16aを閉方向に回動させるとき、ウィング18によって生じた閉方向への力が加わることにより、モータアクチュエータはウィング18がない場合に比べて小さい駆動トルクで弁部材16aを回動できる。
以上説明した本発明の一実施形態に係る流体制御装置によると、弁部材16aに吸気の流れによって生じる揚力が弁部材16aに閉方向への力として作用するウィング18を設けたので、片持ち支持されている弁部材16aを小さい駆動トルクで閉方向に回動できる。従って、弁部材16aの開閉駆動に駆動トルクの小さい安価なモータアクチュエータを用いることができ、モータアクチュエータのコストを低減できる。
なお、本実施形態では弁部材として機能統合弁を例に説明したが、弁部材はタンブル流制御弁としてのみ用いられるものであってもよい。また、弁部材はスロットル弁としてのみ用いられるものであってもよい。
また、本実施形態では流体制御装置が通路部材を備える場合を例に説明したが、通路部材を備えず、分岐吸気管によって弁部材が軸支される構成でもよい。その場合はインテークマニホールドと弁部材とが流体制御装置に相当する。
また、本実施形態では流体制御装置が通路部材を備える場合を例に説明したが、通路部材を備えず、分岐吸気管によって弁部材が軸支される構成でもよい。その場合はインテークマニホールドと弁部材とが流体制御装置に相当する。
また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10 ガソリンエンジン(内燃機関)、11a〜11d 燃焼室、14a〜14d 流体制御装置、16a〜16d 弁部材、18 ウィング、19 吸気通路(流体通路)、P 回動軸線、T タンブル流
Claims (3)
- 流体通路を形成する通路部材と、
前記流体通路を流れる流体の流れ方向に垂直な回動軸線周りに回動可能に片持ち支持され、前記流体に押される方向に回動して前記流体通路を開く弁部材と、
前記弁部材に設けられ、流体の流れによって生じる揚力が前記弁部材に閉方向への力を加えるウィングと、
を備える流体制御装置。 - 前記ウィングは、前記弁部材の壁面から延びる支持部と、前記支持部により前記弁部材から離間して支持される羽根部とを有する請求項1に記載の流体制御装置。
- 前記流体通路は内燃機関の燃焼室に吸気を供給する吸気通路であり、
前記弁部材は前記燃焼室内のタンブル流を制御するタンブル流制御弁である請求項1又は2に記載の流体制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006300036A JP2008115772A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 流体制御装置 |
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JP2006300036A JP2008115772A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 流体制御装置 |
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KR100916355B1 (ko) | 2009-02-27 | 2009-09-11 | 한국기계연구원 | 터빈의 조속장치 |
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2006
- 2006-11-06 JP JP2006300036A patent/JP2008115772A/ja active Pending
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