JP2008115224A - ノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた電線・ケーブル - Google Patents

ノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた電線・ケーブル Download PDF

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Abstract


【課題】高い難燃効果を得、さらに特性低下を起こすこともなく、押出し時の樹脂組成物の融着を防止し、作業性に優れたノンハロゲン難燃樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた電線・ケーブルを提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加したものを押出機等の製造装置に供給し、押出し・成形したものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリオレフィン系樹脂を用いて成形するノンハロゲン難燃樹脂組成物及びその製造方法並びにそれをを用いた電線・ケーブルの製造方法に関するものである。
ハロゲン化合物を含まない難燃性樹脂組成物として、ポリオレフィン系樹脂に水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物を添加した組成物が用いられている。これらの組成物は燃焼時に塩化水素やダイオキシン等の有毒なガスが発生しないため、火災時の毒性ガスの発生や、二次災害等を防止することができ、かつ、廃却時に焼却処分を行っても問題とならない。ただし、一般的にポリオレフィン系樹脂の難燃性はハロゲン系樹脂に比べて低いため、難燃剤として金属水酸化物を使用する必要がある。
しかしながら、金属水酸化物のような非ハロゲン難燃剤を用いて高い難燃性を発現させるために多量の難燃剤を配合すると、機械的特性の低下を招く。
そこで、ポリオレフィン系樹脂として、酢酸ビニル基やエチルアクリレート基等の極性基を有するポリマを使用し、難燃剤との密着性や機械的特性を高めて、より難燃性の高い組成物とすることが考えられてきている。
しかしながら、これら極性基を有するポリマは、非晶質もしくは結晶性が低いため、押出機内でポリマ同士が融着し、ブロッキングが発生しやすい。これに伴い電線・ケーブル作製時に樹脂組成物の融着により押出機内への供給が不安定となり、作業性(押出し速度等)が著しく低下する。
よって、従来、極性を有するポリマを用いて高い難燃性と押出し時にブロッキングの発生を防止するという両者を同時に達成することは困難であった。
特開平10−45959号公報 特開2002−161176号公報
そこで、樹脂組成物の融着を改善する目的で、特許文献1,2に示されるように、樹脂組成物に粉体をブレンド或いは粉体を樹脂表面に塗す手法が用いられている。
粉体としては一般的に無機物、ポリオレフィン系樹脂粉末、脂肪酸金属塩が用いられているが、無機物は押出機中で溶融しないため、分散不良の原因となる。また、ポリオレフィン系樹脂粉末の添加は、単独添加では十分な効果が得られない。特に、極性基を有するポリマにあっては、よりその効果を得ることはできない。脂肪酸金属塩の添加は単独でも十分な融着防止効果を得ることはできるが、例えば、上記のような難燃性の高い酢酸ビニル基やエチレンアクリレート基等の極性基を有するポリマを使用する場合には高い融着防止効果が求められるため、多量に脂肪酸金属塩を添加すると押し出し時に発泡が生じてしまい、電線・ケーブル表面へのブルームの発生や押出外観の不良をおこす。
そこで、本発明の目的は、ポリオレフィン系樹脂に金属水酸化物を添加してなるノンハロゲン難燃性樹脂組成物において、高い難燃効果を得、さらに特性低下を起こすこともなく、押出し時の樹脂組成物の融着を防止し、作業性に優れたノンハロゲン難燃樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた電線・ケーブルを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加したものを押出機等の製造装置に供給し、押出し・成形したことを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物である。
請求項2の発明は、上記ポリオレフィン系樹脂が、極性基として、酢酸ビニル基やエチルアクリレート基を有するポリオレフィン系樹脂又はゴム材料である請求項1記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物である。
請求項3の発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレットが、径2〜6mm、長さ2〜8mmの円筒状、或いは4〜10×4〜10×1〜5mmの直方体状である請求項1又は2記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物である。
請求項4の発明は、ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加し、これを押出機等の製造装置に供給し、押出し・成形することを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法である。
請求項5の発明は、上記ポリオレフィン系樹脂が、極性基として、酢酸ビニル基やエチルアクリレート基を有するポリオレフィン系樹脂又はゴム材料である請求項4記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法である。
請求項6の発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレットが、径2〜6mm、長さ2〜8mmの円筒状、或いは4〜10×4〜10×1〜5mmの直方体状である請求項4又は5記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法である。
請求項7の発明は、請求項1〜3に記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を用いた電線・ケーブルである。
本発明によれば、ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物を混練し造粒したコンパウンドのペレット表面に平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加することで、特性低下を起こすことなく、材料の粘着を防止し作業性に優れたノンハロゲン難燃樹脂組成物を絶縁体・シースに用いた電線・ケーブルを製造することができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態を詳述する。
本発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加したものを押出機等の製造装置に供給して、押出し・成形するノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びその製造方法である。
本発明に用いるポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−スチレン共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体、マレイン酸グラフト直鎖状低密度ポリエチレン等が挙げられる。
特に、本願発明は、より高い融着防止効果の要求される極性基を有するポリオレフイン系樹脂として、例えば、酢酸ビニル基等の極性基を導入して難燃性を高めたもので、エチレン−メタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体、マレイン酸グラフト直鎮状低密度ポリエチレン等が好適である。
また、その他、無極性で結晶性のないゴム材料、例えば、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1−ジエン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−オクテン−1−ジエン共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリルブタジェンゴム、アクリルゴム、スチレンブタジエンゴムやスチレンイソプレンゴムに代表されるスチレン−ジエン共重合体やスチレン−ブタジエン−スチレンゴムやスチレン−イソプレン−スチレンゴムに代表されるスチレン−ジエン−スチレン共重合体およびこれらを水素添加して得られるスチレン系ゴムなども、高い融着防止効果が要求される樹脂であり、本願発明では好適である。また、上記ゴム材料の中でも強度、耐熱性、加工性などの点からエチレン−プロピレン−ジエン共重合体が好適であり、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体のジエン成分としては5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンなどが挙げられ、ジエン含量、エチレン含量、ムーニー粘度等に特に限定なく任意のものが使用できる。
これらは、1種、又は2種以上混合して使用できる。
このポリオレフィン系樹脂からなる組成物中には、上記樹脂以外に、金属水酸化物や、その他の難燃剤、酸化防止剤、無機充填剤、相溶化剤、安定剤、カーボンブラック、着色剤等の添加剤を加えることが可能である。
金属水酸化物として、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を併用しても良い。また、これらの金属水酸化物は、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、ステアリン酸塩やステアリン酸カルシウム等の脂肪酸又は、脂肪酸金属塩等によって表面処理されているものを用いても差し支えない。
その他の難燃剤としては、メラミン、シアヌル酸、イソシアヌル酸、メラミンシアヌレート、硫酸メラミン等が挙げられる。
本発明では、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、金属水酸化物を約200重量部、その他の難燃剤を約30重量部加えて混練し、これを造粒することにより、径2〜6mm、長さ2〜8mmの円筒状、或いは、4〜10×4〜10×1〜5mmの直方体状のペレットとする。
このペレットをそのまま押出機等の製造装置に供給して押出し、成形したのでは、ブロッキングが発生するため、ペレットの表面に、ポリオレフィン系樹脂粉末及び脂肪酸金属塩をある規定量の範囲内でまぶし、これを押出機などの製造装置で押出し、成形することでブロッキングを防止し、かつ高い難燃性樹脂組成物を得ることができるようにしたものである。
特に、本発明では、高い難燃効果を得るために極性基を有するポリマと金属水酸化物を併用する特徴的な組成物においてブロッキングを防止するために、ポリオレフィン系樹脂粉末及び脂肪酸金属塩をある規定量の範囲内で併用することが最適である。
ポリオレフィン系樹脂粉末及び脂肪酸金属塩は、樹脂組成物押出時の、円筒もしくは長方体ペレットの相互融着(ブロッキング)を防止するために使用する。すなわち円筒もしくは長方体ペレットの表面に、ポリオレフィン系樹脂粉末及び脂肪酸金属塩を塗すことによりブロッキングをほぼ完璧に防止できることを見出した。
ポリオレフィン系樹脂粉末としては、高密度ポリエチレン樹脂粉末、低密度ポリエチレン樹脂粉末、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂粉末、エチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂粉末、ポリプロピレン樹脂粉末、エチレン−スチレン共重合体樹脂粉末等が挙げられ、より好適には、酢酸ビニル量が15wt%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂粉末である。
本発明においてポリオレフィン系樹脂粉末の平均粒径は、1mm以下であり、1mmより大きいものについては十分な融着防止効果が得られない。ポリオレフィン系樹脂粉末の添加量は、ペレット約230重量部(極性基を有するポリオレフィン系樹脂100重量部)に対して、0.1重量部以上であり、添加量が0.1重量部より少ないと融着防止効果が不充分である。
脂肪酸金属塩としては、ステアリン酸金属塩(Ca、Zn、Mg、Al、Ba、Li、Na、K)、12−ビドロキシステアリン酸金属塩(Ca、Zn、Mg、Al、Ba、Li、Na)、モンタン酸金属塩(Ca、Zn、Mg、Al、Li、Na)、ベヘン酸金属塩(Ca、Zn、Mg、Li、Na、Ag)、ラウリン酸金属塩(Ca、Zn、Ba、Li)が挙げられ、より好適には12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛である。これらは、単独又は2種以上を併用しても良い。 本発明において、脂肪酸金属塩の添加量は0.1〜1.0重量部であり、添加量が0.1重量部より少ないと、融着防止効果が不充分であり、1.0重量部より多いと押し出し時の発泡により外観不良を起こす。より好ましくは、0.1〜0.3重量部である。
本発明の実施例および比較例を表1に示す。
Figure 2008115224
樹脂組成物及びケーブルは、以下のように作製した。
表1に示した配合割合で、各種成分(エチレン−酢酸ビニル共重合体+シラン処理水酸化マグネシウム+メラニンシアヌレート+ステアリン酸亜鉛+酸化防止剤)を配合し、加圧ニーダによって開始温度40℃、終了温度190℃で混練後、混練物を、径3.5mm、長さ4mmの円筒状のペレットにした。
このペレットに所定の樹脂粉末及び脂肪酸金属塩を所定量まぶし、設定温度230℃の押出機に供給し、図1に示すケーブル・電線10の絶縁体12として、断面積0.48mm2 の銅撚線導体11上に厚さ0.41mmで押出した。
電線10の評価は以下に示す方法により判定した。
(1)引張試験
作製した電線を、JIS C3005 に準拠して引張試験を行なった。伸びは、150%未満のものを×(不合格)、150〜300%を○(合格)、それ以上を◎(裕度を持って合格)とした。引張強さは10MPa未満のものを×(不合格)、10〜13MPaのものを○(合格)、それ以上を◎(裕度を持って合格)とした。
(2)難燃性試験
作製した電線を、ULsubject 758に準拠して垂直燃焼試験(VW−1)を行った。判定は燃焼時間30秒未満のものを◎(裕度を持って合格)、1分未満のものを○(合格)、1分以上のものを×(不合格)とした。
(3)融着試験
混練物のペレット1kgに圧力3.1kPa(直径20cmの円筒に、ペレットを充填し10kgの荷重を乗せた)をかけ、80℃の恒温槽中で2時間加熱した。取り出して室温まで冷えた時点で、融着していないものを○(合格)、融着しているものを×(不合格)とした。
(4)押出性
混練物のペレットを20mm小型押出機(ラボプラストミル:東洋精機製)を用い、芯線外径0.78mm、絶縁厚0.41mm、電線外径1.60mmの電線を作製した。押出温度200℃で、200m電線を押出し、電線外径が1.55〜1.65mmの範囲で押し出せるものを○(合格)、それ以外を×(不合格)とした。
(5)外観試験
作製した電線の表面及び断面を50倍の光学顕微鏡で観察し、表面が荒れているもの、表面にブルームが見られるもの、及び断面に発泡のあるものを×(不合格)とし、表面及び断面に異常の無いものを○(合格)とした。
表1に示すように実施例1〜10はいずれも融着せず、押出性、外観とも良好である。
これに対し、ポリオレフィン系樹脂粉末及び脂肪酸金属塩を添加していない比較例1は、融着が発生し、押出性に問題があった。ポリオレフィン系樹脂粉末が規定量より少ない比較例2、脂肪酸金属塩の添加量が規定量より少ない比較例3及びポリオレフィン系樹脂粉末の平均粒径が2mmと規定より大きい比較例5は、融着が発生し、押出性に問題が発生した。
脂肪酸金属塩の添加量が規定量より多い比較例4は、発泡が発生し外観に問題があった。
これにより、ポリオレフィン系樹脂粉末の平均粒径は1mm以下、添加量は0.1重量部以上が好ましく、脂肪酸金属塩は、0.1〜1.0重量部が好ましいことがわかった。
電線の詳細断面図である。
符号の説明
10 電線
11 銅撚線導体
12 絶縁体

Claims (7)

  1. ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加したものを押出機等の製造装置に供給し、押出し・成形したことを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  2. 上記ポリオレフィン系樹脂が、極性基として、酢酸ビニル基やエチルアクリレート基を有するポリオレフィン系樹脂又はゴム材料である請求項1記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  3. ポリオレフィン系樹脂からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレットが、径2〜6mm、長さ2〜8mmの円筒状、或いは4〜10×4〜10×1〜5mmの直方体状である請求項1又は2記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  4. ポリオレフィン系樹脂100重量部からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレット表面に、平均粒径1mm以下のポリオレフィン系樹脂粉末0.1重量部以上、及び脂肪酸金属塩を0.1〜1.0重量部添加し、これを押出機等の製造装置に供給し、押出し・成形することを特徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法。
  5. 上記ポリオレフィン系樹脂が、極性基として、酢酸ビニル基やエチルアクリレート基を有するポリオレフィン系樹脂又はゴム材料である請求項4記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法。
  6. ポリオレフィン系樹脂からなる組成物に金属水酸化物を添加し混練・造粒したコンパウンドのペレットが、径2〜6mm、長さ2〜8mmの円筒状、或いは、4〜10×4〜10×1〜5mmの直方体状である請求項4又は5記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物の製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物を用いたことを特徴とする電線・ケーブル。
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