JP2008115206A - ボールペン用水性インキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期経時しても滑らかな軽い書き味を有し、線切れやかすれのない良好な筆跡が得られるボールペン用水性インキ組成物を提供する。
【解決手段】 水と水性有機溶剤と、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤と、合成樹脂粒子を少なくとも含むボールペン用水性インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、主溶剤として水を使用した、ボールペン用の水性インキ組成物に関するもので、更に詳しくは、長期経時しても滑らかな軽い書き味を有し、線切れやかすれのない良好な筆跡が得られるボールペン用水性インキ組成物に関する。
ボールペンは、比較的細い筆跡が得られると共に、繊維製ペン先や樹脂製ペン先を有する筆記具と異なり、長期間使用してもペン先の潰れなどによる筆跡巾の変化が少ないことから、多く使用されている。このようなボ−ルペンに使用される水性インキで、低粘度のものは、そのままでは流動しやすいためにインキ漏れとなるので、インキ吸蔵体として繊維集束体を用いて水性インキを保持している。高粘度にすることによってインキ吸蔵体を使用しなくてもインキ漏れしないものとすることができるが、筆記のためのインキ吐出がし難いものとなるので、剪断減粘性を付与する物質を添加して、筆記部材としてのボールの回転による剪断力にて一時的に粘度を下げて水性インキを流動させて吐出するものが知られている。
このようなボールペン用水性インキ組成物には、ボールペンの様々な品質を向上させるために合成樹脂粒子を添加することが行われている。例えば、紙に筆記したときの筆跡のにじみを防止するために白色樹脂粒子のエマルジョンを添加したり(特許文献1参照)、インキ外観色の向上のために白色系プラスチック顔料をしたり(特許文献2参照)、インキの分散安定性の向上のために扁平状樹脂粒子を添加したり(特許文献3参照)することが知られており、更に合成樹脂エマルジョンを染料や顔料等で着色して顔料化することでインキの着色剤として用いること(特許文献4参照)等が知られている。
特開平11−12526号公報 再公表WO99/31188号公報 特開平11−193363号公報 特開2003−73603号公報
界面活性剤の存在下で合成樹脂の微粒子を水系溶剤に分散した場合、合成樹脂の微粒子は溶剤中で界面活性剤に包まれた状態で安定化する。このとき合成樹脂粒子の表面には界面活性剤の疎水基が吸着して単分子層或いは多分子層の界面活性剤吸着層を形成し、球状ミセル構造を作っている。合成樹脂粒子が界面活性剤で分散されている場合、界面活性剤の親水基と金属との親和性が強いため、経時でペン先のボールとボール室との間の金属表面に付着堆積してボールの回転に対する摩擦抵抗が増し、ボールの回転が阻害されて書き味が重くなり、線切れやかすれ等の不具合やインキ流通溝の障塞が生じてしまう欠点を持っていた。また、界面活性剤が非イオン性界面活性剤のときには、経時で界面活性剤の親溶媒基に結合している溶媒の分子が外れやすく親溶媒性が低下する性質があるために分散性が悪くなり、経時で合成樹脂粒子が凝集沈降してペン先部のインキ流路に詰まってカスレや筆記不能の原因となってしまう問題もあった。
本発明は、着色剤と、水と、水溶性有機溶剤と、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤と合成樹脂粒子を少なくとも含むボールペン用水性インキ組成物を要旨とするものである。
陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤と合成樹脂粒子を併用した場合には、先ず陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤が溶媒中で会合し、会合体である小型ミセルを形成する。この小型ミセルは合成樹脂粒子の表面に吸着して2種類の異なる界面活性剤分子からなる複合膜を形成する。この複合膜が合成樹脂粒子の表面を保護することで合成樹脂粒子は金属に吸着することが抑制されるため、経時でペン先のボールとボール室との間の金属表面に付着堆積したり凝集することがなくなり、初期の書き味を長期間維持することができるものと推察される。
また、pH値の低い溶液中では合成樹脂粒子の分散安定性が不安定になるため、ボールペン用水性インキ組成物のpHを6.8以上に調整することで、エマルジョンの状態を長期間維持し、良好な経時安定性を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
着色材としては、染料及び/又は顔料が使用できる。
染料としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料などのいずれも用いることができるが、ボールペンペン先のボールやボールホルダーの素材は、その種類によっては、pHが低いと腐食することがある為、pHが中性からアルカリ性で安定に溶解する直接染料、酸性染料を用いることが好ましい。その一例を挙げる。
直接染料としては、C.I.ダイレクトブラック17、同19、同22、同32、同38、同51、同71、C.I.ダイレクトエロー4、同26、同44、同50、C.I.ダイレクトレッド1、同4、同23、同31、同37、同39、同75、同80、同81、同83、同225、同226、同227、C.I.ダイレクトブルー1、同15、同71、同86、同106、同199等が挙げられる。
酸性染料としては、C.I.アシッドブラック1、同2、同24、同26、同31、同52、同107、同109、同110、同119、同154、C.I.アシッドエロー7:1、同17、同19、同23、同25、同29、同38、同42、同49、同72、同61、同78、同110、同141、同135、同127、同142、C.I.アシッドレッド8、同9、同14、同18、同26、同27、同35、同37、同51、同52、同57、同82、同87、同92、同94、同111、同129、同131、同138、同186、同249、同254、同265、同276、C.I.アシッドバイオレット15、同17、C.I.アシッドブルー1、同7、同9、同15、同22、同23、同25、同40、同41、同43、同62、同78、同83、同90、同93、同103、同112、同113、同158、C.I.アシッドグリーン3、同9、同16、同25、同27等が挙げられる。
塩基性染料としては、C.I.ベーシックイエロー1、同2、C.I.ベーシックオレンジ14、C.I.ベーシックレッド1、同9、同12、C.I.ベーシックバイオレット1、同3、同10、同14、C.I.ベーシックブルー1、同5、同7、同9、同26、C.I.ベーシックグリーン1、同4、C.I.ベーシックブラウン1などが挙げられる。
顔料としては、従来公知の顔料が使用でき、具体例としては、Special Black 6、同S170、同S610、同5、同4、同4A、同550、同35、同250、同100、Printex 150T、同U、同V、同140U、同140V、同95、同90、同85、同80、同75、同55、同45、同P、同XE2、同L6、同L、同300、同30、同3、同35、同25、同200、同A、同G(以上、デグサ・ジャパン(株)製)、#2400B、#2350、#2300、#2200B、#1000、#950、#900、#850、#MCF88、MA600、MA100、MA7、MA11、#50、#52、#45、#44、#40、#33、#32、#30、CF9、#20B、#4000B、(以上、三菱化成工業(株)製)、MONARCH 1300、同100、同1000、同900、同880、同800、同700、MOGUL L、REGAL 400R、同660R、同500R、同330R、同300R、同99R、ELFTEX 8、同12、BLACK PEARLS 2000(以上、米国、キャボットCo.LTD製)、Raven7000、同5750、同5250、同5000、同3500、同2000、同1500、同1255、同1250、同1200、同1170、同1060、同1040、同1035、同1020、同1000、同890H、同890、同850、同790、同780、同760、同500、同450、同430、同420、同410、同22、同16、同14、同825oil Beads、同H20、同C、Conductex 975、同900、同SC(以上、コロンビヤン・カーボン日本(株)製)などのカーボンブラック、KA−10、同10P、同15、同20、同30、同35、同60、同80、同90、KR−310、同380、同460、同480(以上、チタン工業(株)製)、P25(日本アエロジル(株)製)などの酸化チタン、BS−605、同607(以上、東洋アルミ(株)製)、ブロンズパウダーP−555、同P−777(以上、中島金属箔工業(株)製)、ブロンズパウダー3L5、同3L7(以上、福田金属箔工業(株)製)などの金属粉顔料、また、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青、紺青、コバルトブルー、クロムグリーン、酸化クロムなどの無機顔料、ハンザエロー−10G、同5G、同3G、同4、同GR、同A、ベンジジンエロー、パーマネントエローNCG、タートラジンレーキ、キノリンエロー、スダーン1、パーマネントオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジGN、パーマネントブラウンFG、パラブラウン、パーマネントレッド4R、ファイヤーレッド、ブリリアントカーミンBS、ピラゾロンレッド、レーキレッドC、キナクリドンレッド、ブリリアントカーミン6B、ボルドー5B、チオインジゴレッド、ファストバイオレットB、ジオキサジンバイオレット、アルカリブルーレーキ、フタロシアニンブルー、インジゴ、アシッドグリーンレーキ、フタロシアニングリーンなどの有機顔料などが挙げられる。また、この他に硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫酸亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カルシウムなどの無機蛍光顔料が挙げられる。
本発明に係るボールペン用水性インキ組成物では、着色剤に顔料を用いる場合、分散剤を併用することが好ましい。
更に、顔料を水性媒体に分散した水性インキベースを用いることは、顔料インキ製造上有利なことである。具体的には、Fuji SP Black 8031、同8119、同8167、同8276、同8381、同8406、同8556、同8922、Fuji SP RED 5096、同5111、同5193、同5220、同5543、同5544、Fuji SP Bordeaux 5500、Fuji SP Blue 6062、同6133、同6134、同6401、Fuji SP Green 7051、Fuji SP Yellow 4060、同4178、Fuji SP Violet 9011、Fuji SP Pink 9524、同9527、Fuji SP Orange 534、Fuji SP Brown 3074(以上、冨士色素(株)製)、Emacol Black CN、Emacol Blue FBB、同FB、同KR、Emacol Green LXB、Emacol Violet BL、Emacol Brown 3101、Emacol Carmmine FB、Emacol RED BS、Emacol Orange R、Emacol Yellow FD、同IRN、同3601、同FGN、同GN、同GG、同F5G、同F7G、同10GN、Sandye Super Black K、同C、Sandye Super Grey B、Sandye Super Brown SB、同FRL、同RR、同RR−E、Sandye Super Navy Blue HRL、同GLL、同HB、同FBL−H、同FBL−160、同FBB、Sandye Super Violet BL H/C、同BL、同BL−P、同BL−E、同BLN、同1105、Sandye Super Bordeaux FR、Sandye Super Pink FBL、同F5B、同F5B−E、Sandye Super Rubine FR、同FR−E、Sandye Super Carmine FB、同FB−E、Sandye Super Red FFG、同RR、同RR−E、同1321、同1321−E、同BS、Sandye Super Orange FL、同R、同R−E、同BO、Sandye Gold Yellow 5GR、同R、同3R、Sandye Super Yellow GG、同F3R、同IRC、同FGN、同GN、同GRS、同GSR−130、同GSN−130、同GSN、同GSN−E、同10GN、同10GS、同10GS−E、同D215、同D215−E、Sandye Super Green LXB、同LXB−E、(以上、山陽色素(株)製)、Rio Fast Black Fx 8012、同8313、同8169、Rio Fast Red Fx 8209、同8172、Rio Fast Red S Fx 8315、同8316、Rio Fast Blue Fx 8170、Rio Fast Blue Fx 8170、Rio Fast Blue S Fx 8312、Rio Fast Green S Fx 8314(以上、東洋インキ(株)製)、コスモカラーS 1000Fシリーズ(東洋ソーダ(株)製)、ビクトリアエロー G−11、同G−20、ビクトリアオレンジ G−16、同G−21、ビクトリアレッド G−19、同G−22、ビクトリアピンク G−17、同G−23、ビクトリアグリーン G−18、同G−24、ビクトリアブルー G−15、同G−25(以上、御国色素(株)製)、ポルックスブルー PC5T−1020、ポルックスブラック PC8T−135、ポルックスレッド IT−1030、ポルックスグリーンPC−4T1021等のポルックスシリーズ(以上、住化カラー(株)製)などが挙げられる。
上記の染料及び顔料といった着色剤は、単独或いは、他との組み合わせにより使用でき、その使用量は色調などによっても異なるが、少ない場合はインキの発色が悪くなり、多い場合は着色剤が溶解不良や分散不足となり各種不具合が発生するため、ボールペン用水性インキ組成物全量に対して0.1重量%以上40重量%以下が好ましい。
本発明のボールペン用水性インキ組成物の着色剤に顔料を用いる場合には顔料の分散剤として、従来一般に用いられている高分子分散剤や、アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤などで一般に顔料の分散剤として用いられるものが使用できる。一例として、高分子分散剤として、スチレン−アクリル酸共重合体の塩、スチレン−アクリル酸アルキルエステルを主成分とした共重合体の塩、スチレン−マレイン酸共重合体の塩、スチレン−マレイン酸アルキルエステルを主成分とした共重合体の塩などの水溶性高分子などが挙げられる。また、界面活性剤として、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。これら水溶性高分子及び界面活性剤は、その1種または2種以上を選択し、併用しても使用できる。その使用量は、少ない場合は添加する目的である分散効果が弱く、多い場合はボールペン用水性インキ組成物中の各組成物の溶解バランスを崩してしまい各種不具合が発生する懸念があるため、ボールペン用水性インキ組成物全量に対して0.1重量%以上15重量%以下が好ましい。
溶剤又は分散媒として主要剤である水の他に各種の水溶性有機溶剤を使用する。水溶性有機溶剤は、水性インキとしての種々の品質、例えば、ペン先でのインキ乾燥防止、低温時でのインキ凍結防止、顔料の分散媒等の目的で使用するものである。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、テトラリン、グリセリンなどのグリコール類やエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等のエーテル類、ベンジルアルコール、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドンなどが使用でき、またこれらは1種又は2種以上選択して併用できるものである。そして、その使用量は、少ない場合はボールペン用水性インキ組成物中の各組成物の溶解不足や分散不足により不溶・凝集物が発生し、多い場合はボールペン用水性インキ組成物中の各組成物の濃度が小さくなってその効果が小さくなり、各種不具合が発生するため、ボールペン用水性インキ組成物全量に対して5重量%以上40重量%以下が好ましい。
また、本発明のボールペン用水性インキ組成物には増粘性のある水溶性高分子や無機系増粘剤などの粘度調整剤を使用する。粘度調整剤は水性インキ組成物の粘度を上昇させてボールペンのインキ収容部に充填されたインキがインキ吸蔵体を使用しなくてもボールペン内部より漏れ出さないようにするために使用するものであるが、顔料や合成樹脂粒子などのインキ組成物中に分散している成分の分散安定化にも寄与するものである。具体的には、合成系のポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸、カルボキシビニルモノマー、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、N−ビニルアセトアミド重合架橋物、アクリル樹脂のアルカリ金属塩、アクリル酸とアルキルメタクリレートの共重合体、天然系のアラビアガム、トラガカントガム、キサンタンガム、グァーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、デキストラン、半合成系のメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、及びこれらの誘導体などの水溶性高分子、合成スメクタイトなどの無機系増粘剤などが挙げられる。
これらの粘度調整剤を加える場合、使用量が少ない場合は増粘効果が得られず、多い場合はゲル化や顔料などの凝集等の問題を生じるため、ボールペン用水性インキ組成物全量に対して0.05重量%以上5.0重量%以下が好ましい。
本発明のボールペン用水性インキ組成物には陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の2種類の界面活性剤が必須成分である。この2種類の界面活性剤は、合成樹脂粒子をボールペン用水性インキ組成物中に分散させ、更に、経時でボールペンペン先のボールとボール室の金属表面に合成樹脂粒子が付着堆積するのを防止するために使用するものである。陰イオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などが挙げられ、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などが挙げられる。これらの界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の各々の群より1種または2種以上を選択して使用することができる。このとき、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の各々の重量比率は組み合わせる合成樹脂粒子の種類や粒子径により任意に選択することができる。その使用量は、少ない場合は添加する目的である合成樹脂粒子の分散効果が弱く、多い場合はインキ中の各組成物の溶解・分散系のバランスを崩してしまい各種不具合が発生する懸念があるため、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の使用量の合計がボールペン用水性インキ組成物の全量に対して0.1〜10重量%が好ましい。
本発明のボールペン用水性インキ組成物に使用する合成樹脂粒子は、紙に筆記したときの筆跡のにじみの防止や、インキ外観色の向上、更に着色剤として使用するものである。合成樹脂粒子は、球状、もしくは環状や扁平状などの異形形状のものなどが使用でき、更に、表面から中心まで均一な固体樹脂粒子、もしくは外殻のみ固体樹脂製で中心部が気体または液体で満たされている中空樹脂粒子などが使用できる。また、合成樹脂粒子は染料や顔料などで着色したものも使用できる。合成樹脂粒子は、粒子経が、0.1〜20μmである比較的粒子経の揃った合成樹脂粒子であることが好ましく、粒子径が小さい場合は効果が得られず、大きい場合はペン先での目詰まりや合成樹脂粒子の沈降による分離が発生しやすくなる。また、合成樹脂粒子の添加量は、ボールペン用水性インキ組成物の全量に対して1〜30重量%が好ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレートなどの単独重合体や、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などの2種以上のモノマーが共在している共重合体などの固体の合成樹脂粒子が挙げられる。
また、これらの合成樹脂粒子を、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の2種類の界面活性剤の存在下で予め水性媒体に分散乳化して用いることは、合成樹脂粒子と各界面活性剤が馴染みやすく、インキ製造上好ましい。
本発明のボールペン用水性インキ組成物は、金属製のボールペンペン先が腐食しないよう、また、合成樹脂粒子の分散安定性を長期間維持するためにインキ組成物のpHを6.8以上に調整する必要がある。インキ組成物のpHを調整するためには、主溶剤である水に溶解し、アルカリ性を示す種々の物質が使用できる。具体的には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウムなどの水酸化アルカリ類の他、炭酸ナトリウム、アンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが使用できるが、pHを調整するときに生じる中和反応が合成樹脂エマルジョンに与えるショック現象を緩和するためには、有機アミンである2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールを使用することが好ましい。またこれらは必要に応じて1種又は2種以上を選択して併用することができる。
また、黴の発生によるインキ通路におけるインキの流出阻害を抑制するためにデヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ベンゾチアゾリン−3−オン、メチル−2−ベンズイミダゾールカルバミン酸エステル、安息香酸ナトリウムなどの防腐防黴剤を所望により本発明の作用効果に対して悪影響を及ぼさない範囲で加えることもできる。これら防腐防黴剤を加える場合は、少ない場合は防腐防黴効果が不足し、多い場合は結晶の析出・溶解不良等の不具合が生じるため、ボールペン用水性インキ組成物全量に対して0.01重量%以上5重量%以下が好ましい。
更に、ペン先等の金属の腐食防止のためにベンゾトリアゾール、エチレンジアミン四酢酸などの防錆剤等の各種添加剤を使用することができる。
また、ペン先のボールとボールホルダーの摩擦抵抗を小さくしてボールが円滑に回転するようにし、ボール受け座の磨耗を抑制するため、脂肪酸やそれらの誘導体などの潤滑剤を使用することができる。
本発明のボールペン用水性インキ組成物を製造するには、従来より知られている種々の方法を適用することできる。例えば、着色剤に染料を用いた場合には各種成分を配合したのち、攪拌機で攪拌して混合溶解することにより、また、着色剤として顔料を用いた場合には各種成分を配合してニーダー、ロールミル、サンドミル等の分散機により分散混練することにより容易に得ることができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
(実施例1)
C.I.Acid Red 92(着色剤、赤色染料) 4.4重量部
グリセリン(水溶性有機溶剤) 10.0重量部
ジエチレングリコール(水溶性有機溶剤) 10.0重量部
エチレングリコール(水溶性有機溶剤) 7.0重量部
ケルザン(粘度調整剤、キサンタンガム、米国・ケルコ社製) 0.6重量部
NIKKOL NES−203−27(陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、日光ケミカルズ(株)) 1.5重量部
ソルボンT−40(非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレン ソルビタン モノパルミテート、東邦化学工業(株)製) 0.7重量部
ファインパール3000F(合成樹脂粒子、架橋ポリスチレン、住友化学工業(株)製)
5.5重量部
プロクセルGXL(S)(防腐剤、アーチ・ケミカルズ・ジャパン(株)製)
0.2重量部
ベンゾトリアゾール(防錆剤) 0.2重量部
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールの25重量%水溶液(pH調整剤)
0.5重量部
水(主溶剤) 59.4重量部
上記各成分のうち、NIKKOL NES−203−27とソルボンT−40を上記の水59.4重量部のうちの25.0重量部に混合した後、更にファインパール3000Fを加えてホモミキサー(特殊機化工業(株)製)で1時間攪拌して合成樹脂分散液とした。次に水の残部に残りの各成分を加えてから攪拌機で30分間攪拌した後、合成樹脂分散液を加えて更に3時間攪拌し、480メッシュのナイロンメッシュを通過させて粗大粒子を除去して、pH値7.5のボールペン用赤色水性インキ組成物を得た。
(実施例2)
エポカラーMA0502B(合成樹脂粒子の黒色着色物、アクリル系樹脂+カーボンブラック、(株)日本触媒製) 12.0重量部
グリセリン(前述) 8.0重量部
エチレングリコール(前述) 5.0重量部
プロピレングリコール(水溶性有機溶剤) 12.0重量部
ケルザン(前述) 0.3重量部
NIKKOL TLP−4(陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、日光ケミカルズ(株)製) 2.0重量部
リポノックス OC−100(非イオン性界面活性剤、アルキルフェノール系活性剤、ライオン(株)製) 0.9重量部
バイオクリーンP1487(防腐剤、ケイ・アイ化成(株)製) 0.15重量部
ベンゾトリアゾール(前述) 0.25重量部
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールの25重量%水溶液(前述)
0.3重量部
水(前述) 59.1重量部
上記成分のうち、NIKKOL TLP−4とリポノックス OC−100を上記の水59.1重量部のうちの30.0重量部に混合した後、更にエポカラーMA0502Bを加えてホモミキサー(特殊機化工業(株)製)で1時間攪拌して黒色合成樹脂分散液とした。次に水の残部に残りの各成分を加えてから攪拌機で30分間攪拌した後、黒色合成樹脂分散液を加えて更に3時間攪拌し、480メッシュのナイロンメッシュを通過させて粗大粒子を除去して、pH値が7.0のボールペン用黒色水性インキ組成物を得た。
(実施例3)
LIONOL BLUE SM(着色剤、青色顔料、東洋インキ製造(株)製)
11.0重量部
ジョンクリル62(分散剤、スチレン・アクリル樹脂水溶液、ジョンソンポリマー(株)製) 7.0重量部
グリセリン(前述) 12.0重量部
ジエチレングリコール(前述) 8.0重量部
JAGUAR HP−105(粘度調整剤、ヒドロキシプロピル化グァーガム、三晶(株))
0.6重量部
リポラン PB−800(陰イオン性界面活性剤、アルファオレフィンスルホン酸塩、ライオン(株)製) 1.8重量部
NIKKOL BL−21(非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部
SX863(P)(中空合成樹脂粒子、架橋スチレン−アクリル共重合体、JSR(株)製) 15.0重量部
ベストサイド NS(防腐剤、大日本インキ化学工業(株)製) 0.18重量部
ベンゾトリアゾール(前述) 0.2重量部
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールの25重量%水溶液(前述)
1.1重量部
水(前述) 42.12重量部
上記各成分のうち、リポラン PB−800とNIKKOL BL−21を上記の水42.12重量部のうちの20.0重量部に混合した後、更にSX863(P)を加えてホモミキサー(特殊機化工業(株)製)で1時間攪拌して合成樹脂分散液とした。次に、LIONOL BLUE SMとグリセリンとジエチレングリコールとイオン交換水とジョンクリル62を混合し、攪拌機で3時間攪拌してから、サンドミルで5時間分散して、青色顔料分散液とした。その青色顔料分散液に、残りの各成分と合成樹脂分散液を加えてから攪拌機で4時間攪拌した後、480メッシュのナイロンメッシュを通過させて粗大粒子を除去して、pH値が8.9のボールペン用青色水性インキ組成物を得た。
(実施例4)
ポルックスブルーPC−5T1020(着色剤、青色顔料分散液、スミカカラー(株)製)
5.5重量部
NKW−2305(着色合成樹脂粒子の分散液、蛍光黄色染料で着色した合成樹脂粒子(スチレン−アクリル共重合体)を陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤で水系溶媒中に分散した分散液、日本蛍光化学(株)製) 45.0重量部
グリセリン(前述) 4.0重量部
エチレングリコール(前述) 15.0重量部
PEMULEN TR1(粘度調整剤、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、日光ケミカルズ(株)) 0.3重量部
デモールEP(吐出安定剤、ポリカルボン酸型高分子界面活性剤、花王(株)製)
2.0重量部
プロクセルGXL(S)(前述) 0.2重量部
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールの25重量%水溶液(前述)
1.8重量部
水(前述) 26.5重量部
上記各成分のうち、PEMULEN TR1と水を混合し、攪拌機で30分間攪拌して粘度調整剤水溶液とした。次にポルックスブルーPC−5T1020とNKW−2305とグリセリンとエチレングリコールを混合し、そこに粘度調整剤水溶液を加えて20分間攪拌した。そこに残りの各成分を加えて更に30分間攪拌した後、480メッシュのナイロンメッシュを通過させて粗大粒子を除去して、pH値が7.6のボールペン用緑色水性インキ組成物を得た。
(比較例1)
実施例1において、ソルボンT−40の全量をNIKKOL NES−203−27に置き換えた以外は実施例1と同様になして、pH値が7.4のボールペン用水性赤色インキ組成物を得た。
(比較例2)
実施例2において、NIKKOL TLP−4の全量をリポノックス OC−100に置き換えた以外は実施例2と同様になして、pH値が7.2のボールペン用水性黒色インキ組成物を得た。
(比較例3)
実施例3において、リポラン PB−800とNIKKOL BL−21の全量を水に置き換えた以外は実施例3と同様になして、pH値が8.2のボールペン用水性青色インキ組成物を得た。
(比較例4)
実施例4において、NKW−2305の全量をNKW−2105(着色合成樹脂粒子分散液、蛍光黄色染料で着色した合成樹脂粒子(スチレン−アクリル共重合体)を非イオン性界面活性剤で水系溶媒中に分散した分散液、日本蛍光化学(株)製)に置き換えた以外は、実施例4と同様になして、pHが7.5のボールペン用緑色水性インキ組成物を得た。
(比較例5)
実施例4において、NKW−2305の全量をNKW−2105E(着色合成樹脂粒子分散液、蛍光黄色染料で着色した合成樹脂粒子(スチレン−アクリル共重合体)を陰イオン性界面活性剤で水系溶媒中に分散した分散液、日本蛍光化学(株)製)に置き換えた以外は、実施例4と同様になして、pHが7.2のボールペン用緑色水性インキ組成物を得た。
(比較例6)
実施例4において、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールの25重量%水溶液の全量を水酸化ナトリウムの5重量%水溶液に置き換えた以外は実施例と同様になして、pHが7.9のボールペン用緑色水性インキ組成物を得た。
実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6に記載のボールペン用水性インキ組成物を、市販のボールペン(ハイブリッド・ファイン06(K116)、ぺんてる(株)製)にそれぞれ充填した。ハイブリッド・ファイン06は、半透明な合成樹脂製のパイプをインキ収納筒とし、その先端にタングステンカーバイド合金であるいわゆる超硬製ボール(ボール径φ0.6mm)とそれを保持するステンレス製のボールホルダーとより構成されたボールペンペン先を備えたペン先ホルダーが装着された構造のボールペンリフィルを用いたボールペンである。インキ収納筒の内部には、ペン先側に水性インキが、後端側にインキ追従体組成物が互いに接触して直接充填されるものである。
このボールペンのインキ収納筒にそれぞれ実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6に記載のインキを0.8g充填し、更にインキの上部にインキ追従体組成物各々を0.1g充填した後、ペン先の方向に遠心力が働くように配置して、遠心分離機(国産遠心器(株)製:卓上遠心機H−103N)で遠心処理を施し、筆記具内に存在する気体を除去して、実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6のボールペン試料とした。
これら実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6のボールペン試料でかすれ・線切れ試験、筆記抵抗値試験を行った。これら試験をボールペン試料の組み立て直後(初期)と、温度50℃、湿度80%の条件下で2ヶ月経時した後(経時後)に行った結果を表1に示す。尚、経時後の試験に用いたボールペン試料は、組み立て直後(初期)の試験を行ったボールペン試料を2ヶ月経時させたものを用いた。
かすれ・線切れ試験
筆記用紙(JIS S6061(ゲルインキボールペン及びレフィル)の7.3項に規定する試験用紙;坪量:70±10g/m、平滑度:50±30s、焼却後の残留物:(7+2/−3)%残留物(灰分)、900℃時、コブ値Cobb60:25±10g/m、pH値:6.5+1.0/−1.5、厚さ:80±10μm、色:白色、成分:100%木材繊維、漂白)に手書きで直径20mmの丸を螺旋状に10個連続筆記したときの筆跡を目視で観察し、かすれや線切れなどの筆跡の異常の有無を確認した。異常の生じた筆跡については、異常の生じている丸の数を数えた。
筆記抵抗値試験
自動筆記抵抗測定機(SEIKI KOGYO LAB製)にて、筆記荷重 100gf、筆記角度 70°、筆記速度 7cm/sの条件にて筆記用紙(JIS S6061(ゲルインキボールペン及びレフィル)の7.3項に規定する試験用紙;坪量:70±10g/m、平滑度:50±30s、焼却後の残留物:(7+2/−3)%残留物(灰分)、900℃時、コブ値Cobb60:25±10g/m、pH値:6.5+1.0/−1.5、厚さ:80±10μm、色:白色、成分:100%木材繊維、漂白)に直線を連続筆記したときの筆記抵抗値を40秒間測定した値を平均化して、各実施例、比較例のボールペン試料の筆記抵抗値とした。筆記抵抗値が小さくなるほど、軽い筆記感となる。

Claims (7)

  1. 水と水溶性有機溶剤と陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤と、合成樹脂粒子を少なくとも含むボールペン用水性インキ組成物。
  2. 前記合成樹脂粒子が、陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の存在下で予め水系溶媒中に分散、乳化された状態で加えられる請求項1記載のボールペン用水性インキ組成物。
  3. 前記合成樹脂粒子が、スチレン−アクリロニトリル共重合体である請求項1乃至請求項2記載のボールペン用水性インキ組成物。
  4. 前記合成樹脂粒子が、染料または、顔料で着色されている請求項1乃至請求項3記載のボールペン用水性インキ組成物。
  5. 前記合成樹脂粒子が、C.I.Basic Yellow 40で染色されている請求項1乃至請求項4記載のボールペン用水性インキ組成物。
  6. アクリル酸−アルキルメタクリレート共重合体で粘度調整されている請求項1乃至請求項5記載のボールペン用水性インキ組成物。
  7. 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールでpHが6.8以上に調整されている請求項1乃至請求項6記載のボールペン用水性インキ組成物。
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