JP2008115021A - 蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 - Google Patents
蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008115021A JP2008115021A JP2006296992A JP2006296992A JP2008115021A JP 2008115021 A JP2008115021 A JP 2008115021A JP 2006296992 A JP2006296992 A JP 2006296992A JP 2006296992 A JP2006296992 A JP 2006296992A JP 2008115021 A JP2008115021 A JP 2008115021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- storage member
- mass
- ceramics
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Landscapes
- Air Supply (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
【解決手段】理論密度比で95%以上の緻密質セラミックスからなる蓄熱部材であって、緻密質セラミックスが、平均結晶粒径2〜50μm、平均アスペクト比10未満、純度85質量%以上のアルミナ質セラミックス、平均結晶粒径2〜50μm、平均アスペクト比10未満、純度90質量%以上のムライト質セラミックス、平均結晶粒径1〜20μm、平均アスペクト比15未満、純度85質量%以上の窒化珪素質セラミックス、又は、平均結晶粒径0.5〜10μm、平均アスペクト比12未満、純度90質量%以上の炭化珪素質セラミックスから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする蓄熱部材、及び、この蓄熱部材を少なくとも用いてなる熱交換器である。
【選択図】なし
Description
上記の蓄熱体として大型のハニカム構造体を用いた、リジェネレイティブ蓄熱式バーナーが古くから知られている。しかし、ハニカム構造体は一体構造体であるため、破損した際には全部を取り換える必要があり、メンテナンスコストが高いという課題があった。
ところが、特に高温のバッチ炉等に設置されたリジェネレイティブ熱交換器においては、熱膨張でセラミックボール同士が押し合う現象が起き、蓄熱体が摩耗したり、破損したり、蓄熱室の壁面や炉蓋が変形、割損したりすることがあった。
また、蓄熱室の構造を細かく分割することによって熱膨張の総量を緩和し蓄熱室の変形を防ぐ試みや(例えば、特許文献2参照)、熱伝導率が良好な耐火物(セラミック材)、金属、耐火物と金属の混成品等を用いる試みが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかし、蓄熱体として具備すべき、耐熱衝撃、耐腐食、高温強度に関する言及はなく、使用環境温度域での熱伝導率の値も具体的には言及していない。
そこで、1600℃仕様の断熱材を用いた熱交換器も使用されており、そのような高温下で高熱伝導、耐熱衝撃性、耐腐食性、高温強度に優れる蓄熱部材の開発が強く望まれていた。
また、本発明は、上記課題を解決するために、工業炉等の煙道に排出される燃焼排ガスの温度(廃熱)が1300℃を越える高温であっても廃熱を効率的に利用でき、省エネルギーを図り、また、予熱空気の温度を800℃から1250℃の高温として、1300℃を越える高温炉、特に1500℃〜2000℃の高温炉にも適用できる工業炉等の蓄熱部材及びこの蓄熱部材を用いた熱交換器を提供することも目的とする。
また、蓄熱室の壁面耐火物の耐久温度も高めることにより、この状態で、熱交換器に不具合を生ずることなく、熱交換ができる。そして、空気ファンから供給される燃料空気を熱交換室で蓄熱された蓄熱部材からの抜熱で、従来より高温の予熱燃料空気として工業炉等に送り込み、熱効率を向上することができる。
本発明の要旨は、以下の通りである。
(3) 前記緻密質セラミックスが、水中投下急冷法による強度低下の生じる温度差ΔTが200℃以上の耐熱衝撃性を有することを特徴とする(1)又は(2)記載の蓄熱部材。
(4) 前記緻密質セラミックスが、大気中、1300℃、64時間保持後の質量増加が1mg/cm2以下の耐腐食性を有することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の蓄熱部材。
(5) 前記緻密質セラミックスが、大気中、1300℃の曲げ強度が200MPa以上の高温強度を有することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の蓄熱部材。
(7) 前記蓄熱部材が、中実体、中空構造体、及び開口部のみを有する多孔体のうち、少なくともいずれか1種以上であることを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載の蓄熱部材。
(13) 前記熱交換器がリジェネレイティブ熱交換器であることを特徴とする請求項12記載の熱交換器。
本発明者らが鋭意検討した結果、この発明の蓄熱部材を用いた工業炉の廃熱利用装置は、蓄熱操作時には、これまで以上の高温の排ガスを熱交換器に取り入れて蓄熱でき、空気ファンから供給される燃料空気を熱交換室で蓄熱された高温の放熱で燃料空気を従来より高温としてバーナーに送り込み、熱効率を向上させるだけではなく、本熱交換器による省エネ化は従来の熱交換器に比べて省エネルギー、かつ短時間高効率化を図ることができる。
各蓄熱型熱交換器は、排ガス排出系及び燃料空気供給系の通気路をなす熱交換室を有しており、熱交換室の内部に熱の受熱・放熱を行う熱交換要素をなす複数の蓄熱体が収納されている。蓄熱体は、耐火物(セラミック材)、金属、耐火物と金属の混成品等からなり、直径5mm〜80mmの球状粒体や、アスペクト比の大きな一辺が5mm〜50mm、長さが20mm〜100mmの角柱体、直径5mm〜50mm、長さが20mm〜100mmの円柱体の形状をなし、それぞれの形状について平滑面の場合と比較して、表面積が1.1倍以上となるような形状制御が有効である。直径又は最大対角長さの1/10以下の凹凸を有するセラミックスが好適である。
接触や衝突時の強度や耐熱衝撃性の低下をきたさない範囲で、比表面積は大きいことが、熱交換の効率が高まり好適である。比表面積はBET法による測定手法が有効である。なお、それぞれの平滑面に対する比表面積とは、表面が平滑とした時に対する凹凸を付与した時の表面積の増分を、表面積の測定値の比で表わしたものである。
これらのセラミックは、中実体、中空体、及び開口部のみを有する多孔体をなすものである。より好ましくは、直径5mm〜30mmの球状中実体であって、平滑面の時に対する比表面積の1.1倍以上となる直径又はは最大対角長さの1/10以下の凹凸を有するものである。
平均結晶粒径2〜50μm、平均アスペクト比10未満、純度85質量%以上のアルミナ質セラミックスは、平均結晶粒径が2μm未満では原料が細かくなければならず、焼結時の温度制御が困難であり、かつ焼結後の難加工性が高い製造コストの原因となる。
さらに、アスペクト比も10以上では結晶の絡み合いが困難となり、緻密化が進まず好適ではない。焼結体としての純度が85質量%未満では、アルミナ本来の熱伝導率、強度が損なわれるため好ましくない。
焼結体としての純度が85質量%未満では、ムライト本来の強度、耐腐食性が損なわれるため好ましくない。
また、20μmを超える場合、曲げ強度が低下し破損し易くなるため好ましくない。
さらに、アスペクト比も15以上では粒界割合が高まり、緻密化が進まず好適ではない。
焼結体としての純度が85質量%未満では、窒化珪素本来の熱伝導率、強度が損なわれるため好ましくない。
また、10μmを超える場合、強度が低下するため好ましくない。
さらに、アスペクト比も12以上では緻密化が進まず熱伝導率が下がり、好適ではない。
焼結体としての純度が85質量%未満では、炭化珪素本来の熱伝導率、強度が損なわれるため好ましくない。
そのための焼結方法としては、例えば無加圧焼結法、ガス圧焼結法、熱間静水圧プレス焼結法、ホットプレス焼結法、等の各種焼結法を用いることができ、さらにこれらの焼結法を複数組み合わせても良い。
そのためには、できるだけ粒界層が、熱伝導率が高くなるような緻密性、異方性の少ない結晶方位、高熱伝導性組成、粒界と主相の結晶格子のマッチング性等が重要なファクターとなる。
温度差ΔTが400℃未満では、燃焼後の排ガスで加熱後、燃料空気による急冷で破損を起こすので好ましくない。より好ましくは、温度差ΔTが400℃以上であることが好適である。
セラミックスの耐腐食性としては、大気中、1300℃、64時間保持後の質量増加が1mmg/cm2以下であることが好ましい。燃焼後の排ガスは大気より一般的には腐食性が強いため、1mmg/cm2を越える場合は長期安定性に欠けるため好ましくない。より好ましくは0.1mmg/cm2以下である。
また、本発明のセラミックス材料は1500℃を超える加熱焼成を行っているため、1300℃を超える温度域においても耐腐食性や高温強度が急激に低下することはなく、1500℃までの耐熱性を維持している。
このような外形であれば、短時間の熱交換を可能にする。例えば、直径、一辺が5mmや長さが20mmより小さい場合は、ガス流入、流出時の抵抗が大きくなるため好ましくない。
一方、球状粒体の直径が80mmや、角柱体の一辺、円柱体の一辺が直径50mm、長さが100mmを超える場合は自重が大きく、ハンドリングがし難い上に、洗浄時の出し入れで破損の確率が高まり、ガス流路が広がり過ぎて効率的な熱交換が難しくなる。
また、小さい場合にはガスの流速、流量にも依存するが、飛散が起こり易く、炉壁や炉蓋の耐火物を破損するため好ましくない。
また、アルミナ主原料の純度としては、85質量%以上が好ましく、85質量%未満では主相としての熱的、機械的特性が低下するので好ましくない。
また、ムライト主原料の純度としては、90質量%以上が好ましく、90質量%未満では主相としての熱的、機械的特性が低下するので好ましくない。
また、窒化珪素及びサイアロン主原料の純度としては、85質量%以上が好ましく、85質量%未満では主相としての熱的、機械的特性が低下するので好ましくない。
特に、β−Si3N4相、Si2N2O相、Y2Si2O7相からなる窒化珪素質焼結体を成形加工した蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器は、耐腐食性、耐熱衝撃性に優れ、使用環境下で蓄熱部材及び熱交換器に生じるガス流入に伴う急激な加速衝突、摺動による摺り摩耗、腐食や熱衝撃に対する抵抗特性を高める等の特徴を有する。
粒界相としてSi2N2O相、Y2Si2O7相を結晶化させるためには、焼結の降温過程で3℃/分以下の降温速度で冷却するか、降温過程で1500〜1600℃、24時間以上保持の熱処理するか、あるいは焼結後窒素雰囲気中にて1500〜1600℃、24時間以上保持の再加熱処理の少なくとも一つを行うようにする。これらにより、窒化珪素本来の特性に高めることが可能である。
また、炭化珪素主原料の純度としては、90質量%以上が好ましく、90質量%以下では主相としての熱的、機械的特性が低下するので好ましくない。
即ち、この発明の蓄熱部材を用いれば、蓄熱型熱交換器で予熱燃料空気を800℃から1250℃の高温に予熱してバーナーに送るので、1300℃を超える高温炉、特に1500℃近くにもなる高温炉を効率的に提供できる。
(実施例1〜4)
アルミナ(Al2O3)粉末(平均粒径0.4μm、純度88質量%)、マグネシア(MgO)粉末(平均粒径0.5μm)、シリカ(SiO2)粉末(平均粒径0.2μm)、ジルコニア(ZrO2)粉末(平均粒径0.8μm)、酸化イットリウム(Y2O3)粉末(平均粒径2.5μm)、酸化ランタン(La2O3)粉末(平均粒径3.6μm)、酸化鉄(Fe3O4)粉末(平均粒径3.6μm)を、下記表1に示す所定量(質量%)添加し、分散媒として精製水又はアセトンを用い、アルミナ、窒化珪素又は炭化珪素セラミックスをライニングしたボールミルで24時間混練した。
次いで、得られた混合粉末を成形後、焼結した。成形条件としては冷間静水圧による加圧150MPaとし、直径50mmの球状体を成形した。焼結条件としては、常圧大気雰囲気中にて、表1記載の1500〜1600℃の最高温度で4〜12時間保持の焼結を行った。
比較例5、6は、実施例1〜4と同一原料を用い、同じく精製水又はアセトンで調製したが、それぞれ焼結条件が不適で相対密度が90%を下回った場合(比較例5)、焼結助剤の添加割合が不適で相対密度が85%を下回った場合(比較例6)、の各比較例で、実施例1〜4と合わせて表1に示す。
また、これら実施例1〜4と比較例5〜6について、後述する試験条件で材料評価試験を行い、その結果を表4に示す。
窒化珪素(Si3N4)粉末(α化率97%以上、純度99.5%、平均粒径0.7μm)、アルミナ(Al2O3)粉末(平均粒径0.4μm)、酸化イットリウム(Y2O3)粉末(平均粒径2.5μm)、27R型酸窒化アルミニウムポリタイプ(Al9O3N7)粉末(平均粒径4.5μm)、21R型酸窒化アルミニウムポリタイプ(Al7O3N5)粉末(平均粒径4.2μm)、12H型酸窒化アルミニウムポリタイプ(Al6O3N4)粉末(平均粒径5.2μm、21R型サイアロン(SiAl6O3N5)粉末(平均粒径2.8μmを、下記表2に示す所定量(質量%)添加し、分散媒として精製水又はアセトンを用い、アルミナ、窒化珪素又は炭化珪素セラミックスをライニングしたボールミルで24時間混練した。
次いで、得られた混合粉末を成形後、焼結した。成形条件としては冷間静水圧による加圧150MPaとし、直径50mmの球状体を成形した。焼結条件としては、常圧の窒素ガス流通中にて、昇温時に1600℃で表2中に示す時間保持を行い、連続して昇温し、同じく表2記載の最高温度で2〜12時間保持の焼結を行った。
X線回折パターン測定により、焼結体中の主相の同定を行った。その結果、実施例7、8、9では、それぞれ3、6、8質量%相当のβ’−サイアロン相が観測されたが、実施例10、及び後述の比較例11、12では観測することができなかった。
比較例11、12は、実施例7〜10と同一原料を用い、同じく精製水又はアセトンで調製したが、それぞれ、焼結条件が不適で相対密度が90%を下回った場合(比較例11)、焼結助剤の添加割合が不適で相対密度が85%を下回った場合(比較例12)の各比較例で、実施例7〜10と合わせて、表2に示す。
また、これら実施例7〜10と比較例11、12について、後述する試験条件で材料評価試験を行い、その結果を表5に示す。
炭化珪素(SiC)粉末(平均粒径0.9μm、純度93質量%)、炭化ホウ素(B4C)粉末(平均粒径2.5μm)、カーボンブラック(C)粉末(平均粒径0.05μm)、アルミナ(Al2O3)粉末(平均粒径0.4μm)、マグネシア(MgO)粉末(平均粒径0.5μm)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)粉末(平均粒径2.7μm)、酸化エルビウム(Er2O3)粉末(平均粒径4.1μm)、窒化アルミニウム(AlN)粉末(平均粒径2.9μm)を、下記表3に示す所定量(質量%)添加し、分散媒として精製水又はアセトンを用い、アルミナ、窒化珪素又は炭化珪素セラミックスをライニングしたボールミルで24時間混練した。精製水又はアセトンの添加量は、セラミックス全粉末原料100gに対し140gとした。
次いで、得られた混合粉末を成形後、焼結した。成形条件としては冷間静水圧による加圧150MPaとし、直径50mmの球状体を成形した。焼結条件としては、常圧のアルゴンガス流通中にて、表3記載の1880〜2150℃の最高温度で4〜12時間保持の焼結を行った。
比較例17、18は、実施例13〜16と同一原料を用い、同じく精製水又はアセトンで調製したが、それぞれ焼結条件が不適で相対密度が90%を下回った場合(比較例17)、焼結助剤の添加割合が不適で相対密度が85%を下回った場合(比較例18)の各比較例で、実施例13〜16と合わせて表3に示す。また、これら実施例13〜16と比較例17、18について、後述する試験条件で材料評価試験を行い、その結果を表6に示す。
得られたそれぞれの直径40mmの球状焼結体をそのまま耐久試験に供した。
耐久試験は、図1に示される実工業加熱炉で行い、バーナ火炎1を噴射する実工業加熱炉の熱交換器7の点検口8から、内部に蓄熱体3として各実施例及び比較例の球状焼結体を入れた。矢印2は、予熱後の燃料及び空気からなる混合ガスの流れ、矢印4は、燃焼直後の高温の排気ガスの流れ、矢印5は、抜熱後の温度低下後の排気ガスの流れ、矢印6は、燃料及び空気からなる混合ガス導入の流れである。
図1に示されるように、排気ガスを温度1300℃、容量2.3m3/回の流入、抜熱、排出後に、空燃比1.1でのLNG及び燃料空気を導入して予熱を行うための熱交換器7を用い、30秒〜60秒の給気及び排気サイクルにて、6ヶ月間に及ぶ使用環境下での蓄熱体及び熱交換器に生じるガス流入に伴う急激な加速衝突、摺動による摺り摩耗、腐食や熱衝撃等に対する耐久試験後、外表面の損傷有無、割れや欠けの有無を蛍光探傷法及び断面研磨面の光学顕微鏡観察により評価した。
一方で、得られた焼結体から各種形状の試験片を切り出し、SEM観察によってアスペクト比と各主相毎の平均結晶粒径並びに機械的特性を評価した。
抗折強さは、JIS R 1601に準拠して、大気中常温及び1300℃にて測定した。
硬さは、押込荷重98Nにてビッカース硬さとして測定した。
靭性についてはJIS R 1607準拠のSEPB法により、常温にて破壊靭性値KICを測定した。
また、耐熱衝撃性としては、曲げ試験片を大気中にて所定の温度に加熱後、水中急冷し、抗折強さの劣化が始まる急冷温度差ΔTで評価した。
熱伝導率については、使用環境温度域の代表値として1000℃、大気中での測定値を熱線法にて測定した。
また、焼結前の直径50mmの成形体を成形する時に、金型の形状付与面に凹凸を2mmの深さで半球状に付けることにより平滑面に対し表面積を20%増加させることができた。
これらについても、実工業加熱炉で、図1に示すような、排気ガスを温度1300℃、容量2.3m3/回の流入、抜熱、排出後に、空燃比1.1でのLNG及び燃料空気を導入して予熱を行うための熱交換器7を用い、30秒〜60秒の給気及び排気サイクルでの吸熱・放熱試験を行った。
各実施例及び比較例の結果を表4乃至表6に示す。
表4〜表6に示すように、本発明の実施例によるものは、割れ・チッピングの欠損が何れの場合も認められず、耐摩耗性、耐欠損性共に優れるが、比較例は本発明の実施例に比べて、破損発生までの期間が短く、その上、ヒビ等の欠損が多数発生しており、耐摩耗性、耐欠損性が不充分であることが確認された。
この他、蓄熱体以外に熱交換室を構成する蓄熱部材でも同様の耐摩耗性、耐欠損性を評価したところ、本発明の実施例によるものに限り、割れやチッピングの欠損が認められなかった。
Claims (13)
- 理論密度比で95%以上の緻密質セラミックスからなる蓄熱部材であって、
前記緻密質セラミックスが、
平均結晶粒径2〜50μm、平均アスペクト比10未満、純度85質量%以上のアルミナ質セラミックス、
平均結晶粒径2〜50μm、平均アスペクト比10未満、純度90質量%以上のムライト質セラミックス、
平均結晶粒径1〜20μm、平均アスペクト比15未満、純度85質量%以上の窒化珪素質セラミックス、
及び、平均結晶粒径0.5〜10μm、平均アスペクト比12未満、純度90質量%以上の炭化珪素質セラミックスのいずれかから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする蓄熱部材。 - 前記緻密質セラミックスが、使用温度領域で10W/m・K以上の熱伝導率を有することを特徴とする請求項1記載の蓄熱部材。
- 前記緻密質セラミックスが、水中投下急冷法による強度低下の生じる温度差ΔTが200℃以上の耐熱衝撃性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の蓄熱部材。
- 前記緻密質セラミックスが、大気中、1300℃、64時間保持後の質量増加が1mg/cm2以下の耐腐食性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の蓄熱部材。
- 前記緻密質セラミックスが、大気中、1300℃の曲げ強度が200MPa以上の高温強度を有することを特徴とする請求項1記載乃至請求項4のいずれかに記載の蓄熱部材。
- 前記蓄熱部材の外形が、
直径が5mm〜80mmの球状粒体、
一辺が5mm〜50mm、長さが20mm〜100mmの角柱体、
直径が5〜50mm、長さが20mm〜100mmの円柱体、
から選ばれる少なくとも1種以上の形状であって、
直径又は最大対角長さの1/10以下の凹凸が形成され、表面積が1.1倍以上となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の蓄熱部材。 - 前記蓄熱部材が、中実体、中空構造体、及び開口部のみを有する多孔体のうち、少なくともいずれか1種以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の蓄熱部材。
- 前記蓄熱部材がアルミナ質セラミックスを含み、
該アルミナ質セラミックスが、アルミナ以外の成分系として、
それぞれ0.1〜6質量%の、マグネシア(MgO)、シリカ(SiO2)、ジルコニア(ZrO2)、希土類酸化物(RE2O3及び/又はREO2、RE:希土類元素)、酸化鉄(Fe3O4及び/又はFe2O3)、カルシア(CaO)、クロミア(Cr2O3)、前記以外の遷移金属酸化物、又は、これらの複合酸化物の少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の蓄熱部材。 - 前記蓄熱部材がムライト質セラミックスを含み、
該ムライト質セラミックスが、ムライト(3Al2O3・2SiO2)以外の成分系として、
それぞれ0.1〜6質量%の、マグネシア(MgO)、ジルコニア(ZrO2)、希土類酸化物(RE2O3及び/又はREO2、RE:希土類元素)、酸化鉄(Fe3O4及び/又はFe2O3)、カルシア(CaO)、クロミア(Cr2O3)、前記以外の遷移金属酸化物、又は、これらの複合酸化物の少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の蓄熱部材。 - 前記蓄熱部材が窒化硅素質セラミックスを含み、
該窒化珪素質セラミックスが、窒化珪素と共に90質量%以上94質量%以下のβ’−サイアロン(Si6-zAlzOzN8-z、0<z<6を含み、
その他の成分系として、
それぞれ0.1〜6質量%の、アルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、マグネシア(MgO)、ジルコニア(ZrO2)、希土類酸化物(RE2O3及び/又はREO2、RE:希土類元素)、酸化鉄(Fe3O4及び/又はFe2O3)、カルシア(CaO)、クロミア(Cr2O3)、前記以外の遷移金属酸化物、又は、これらの複合酸化物の少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の蓄熱部材。 - 前記蓄熱部材が炭化硅素質セラミックスを含み、
該炭化珪素質セラミックスが、炭化珪素以外の成分系として、
それぞれ0.1〜6質量%の、アルミナ(Al2O3)、マグネシア(MgO)、窒化アルミ(AlN)、炭化ホウ素(B4C)、カーボン(C)、希土類酸化物(RE2O3及び/又はREO2、RE:希土類元素)、酸化鉄(Fe3O4及び/又はFe2O3)、前記以外の遷移金属酸化物、又は、これらの複合酸化物の少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の蓄熱部材。 - 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の蓄熱部材を少なくとも一部に用いてなることを特徴とする熱交換器。
- 前記熱交換器がリジェネレイティブ熱交換器であることを特徴とする請求項12記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296992A JP5292690B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296992A JP5292690B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012149944A Division JP5704131B2 (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | リジェネレイティブ熱交換器用の蓄熱部材及びこれを用いたリジェネレイティブ熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008115021A true JP2008115021A (ja) | 2008-05-22 |
JP5292690B2 JP5292690B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=39501280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006296992A Expired - Fee Related JP5292690B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5292690B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007448A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Osaka Gas Co Ltd | 燃焼設備構造 |
CN102734799A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-10-17 | 广东电网公司电力科学研究院 | 多孔介质燃烧器制造材料的筛选方法 |
JP2012214372A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体およびこれを用いた装飾部品 |
CN103896622A (zh) * | 2014-03-14 | 2014-07-02 | 张宇 | 一种保温泡沫陶瓷材料的制备方法 |
CN107419047A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-12-01 | 翟延军 | 一种高温恒温高炉热风炉及其制备方法 |
CN107879752A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-04-06 | 常州市好利莱光电科技有限公司 | 一种耐高温低显气孔率蜂窝陶瓷蓄热体的制备方法 |
CN112457023A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-09 | 湖州浩通电子科技有限公司 | 一种高储能密度太阳能储能陶瓷材料 |
CN112457022A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-09 | 湖州浩通电子科技有限公司 | 一种抗热震高储能密度太阳能储能陶瓷材料 |
JP2021071242A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 東京窯業株式会社 | 蓄熱式バーナの熱交換部構造 |
CN113321494A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-31 | 武汉理工大学 | 一种抗氧化、长寿命吸储热一体的刚玉-莫来石陶瓷及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6796249B2 (ja) * | 2014-09-02 | 2020-12-09 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 蓄熱体及び蓄熱槽 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212660A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-21 | 株式会社ニッカト− | 熱交換器の伝熱用部材 |
JPH05124810A (ja) * | 1991-11-02 | 1993-05-21 | Chichibu Cement Co Ltd | ムライト焼結体原料、ムライト焼結体及びその製造方法 |
JPH06201276A (ja) * | 1993-01-06 | 1994-07-19 | Nkk Corp | 蓄熱式バーナ |
JPH0861874A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-03-08 | Ngk Insulators Ltd | ハニカム状蓄熱体 |
JP2000130885A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 排熱回収システム、風呂用排熱利用方法および蓄熱槽 |
JP2001241646A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-07 | Yasuo Hirose | 蓄熱式バーナ |
JP2005306651A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nitsukatoo:Kk | 耐熱衝撃抵抗性及び耐食性にすぐれたアルミナ焼結体、それよりなる熱処理用部材及びその製造法 |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006296992A patent/JP5292690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212660A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-21 | 株式会社ニッカト− | 熱交換器の伝熱用部材 |
JPH05124810A (ja) * | 1991-11-02 | 1993-05-21 | Chichibu Cement Co Ltd | ムライト焼結体原料、ムライト焼結体及びその製造方法 |
JPH06201276A (ja) * | 1993-01-06 | 1994-07-19 | Nkk Corp | 蓄熱式バーナ |
JPH0861874A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-03-08 | Ngk Insulators Ltd | ハニカム状蓄熱体 |
JP2000130885A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 排熱回収システム、風呂用排熱利用方法および蓄熱槽 |
JP2001241646A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-07 | Yasuo Hirose | 蓄熱式バーナ |
JP2005306651A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nitsukatoo:Kk | 耐熱衝撃抵抗性及び耐食性にすぐれたアルミナ焼結体、それよりなる熱処理用部材及びその製造法 |
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
JPN6011022124; 化学大辞典9 縮刷版第23刷, 19791110, 第80-81頁, 共立出版株式会社 * |
JPN6011022128; 化学大辞典3 縮刷版第23刷, 19791110, 共立出版株式会社 * |
JPN6012049851; セラミック工学ハンドブック 2版1刷, 20020331, 第1146〜1147、1151〜1156, 技報堂出版株式会社 * |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007448A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Osaka Gas Co Ltd | 燃焼設備構造 |
JP2012214372A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体およびこれを用いた装飾部品 |
CN102734799A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-10-17 | 广东电网公司电力科学研究院 | 多孔介质燃烧器制造材料的筛选方法 |
CN103896622A (zh) * | 2014-03-14 | 2014-07-02 | 张宇 | 一种保温泡沫陶瓷材料的制备方法 |
CN107419047A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-12-01 | 翟延军 | 一种高温恒温高炉热风炉及其制备方法 |
CN107879752A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-04-06 | 常州市好利莱光电科技有限公司 | 一种耐高温低显气孔率蜂窝陶瓷蓄热体的制备方法 |
JP2021071242A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 東京窯業株式会社 | 蓄熱式バーナの熱交換部構造 |
JP7084902B2 (ja) | 2019-10-31 | 2022-06-15 | 東京窯業株式会社 | 蓄熱式バーナの熱交換部構造 |
CN112457023A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-09 | 湖州浩通电子科技有限公司 | 一种高储能密度太阳能储能陶瓷材料 |
CN112457022A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-09 | 湖州浩通电子科技有限公司 | 一种抗热震高储能密度太阳能储能陶瓷材料 |
CN113321494A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-31 | 武汉理工大学 | 一种抗氧化、长寿命吸储热一体的刚玉-莫来石陶瓷及其制备方法 |
CN113321494B (zh) * | 2021-06-11 | 2022-10-14 | 武汉理工大学 | 一种抗氧化、长寿命吸储热一体的刚玉-莫来石陶瓷及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5292690B2 (ja) | 2013-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5292690B2 (ja) | 蓄熱部材及びこれを用いた熱交換器 | |
US6849181B2 (en) | Mullite-aluminum titanate diesel exhaust filter | |
RU2496745C2 (ru) | Спеченный огнеупорный материал на основе карбида кремния с нитридом кремния в качестве связующего вещества | |
RU2478874C2 (ru) | Композиция для получения огнеупорного материала | |
JP5704131B2 (ja) | リジェネレイティブ熱交換器用の蓄熱部材及びこれを用いたリジェネレイティブ熱交換器 | |
JP4823763B2 (ja) | 熱処理炉及び熱処理炉用バーナーポート | |
JP2021134092A (ja) | 軽量窯道具及びその製造方法 | |
CN112552053A (zh) | 一种干熄焦炉用碳化硅耐火砖及其制备方法 | |
US5518673A (en) | Silicon nitride ceramic having high fatigue life and high toughness | |
CA2167991C (en) | Honeycomb regenerator | |
JP6405373B2 (ja) | サイアロン・マトリックスを有する耐火物 | |
EP0939289B1 (en) | Honeycomb regenerator | |
EP1325898A1 (en) | Alumina honeycomb structure, method for manufacture of the same, and heat-storing honeycomb structure using the same | |
EP3081548A1 (en) | Blast furnace hearth lining structure | |
JP4993812B2 (ja) | ジルコニア質焼結体からなる熱処理用部材 | |
JP4116922B2 (ja) | 高炉炉壁用ステーブクーラーの製造方法 | |
JP2572543B2 (ja) | コージェライト質焼成用道具材 | |
JP2003313609A (ja) | 熱風炉蓄熱室の耐火物配材方法 | |
JP2779514B2 (ja) | 高炉用羽口 | |
EP1564195A1 (en) | Unfired firebrick containing graphite for cement industry kilns and use of same | |
EP0318489A1 (en) | FIRE-RESISTANT COMPOSITE MATERIAL. | |
EP1357094B1 (en) | Refractory material for cement industry kilns and use thereof | |
JPH0637326B2 (ja) | 熱交換器の伝熱用部材 | |
JPH09183658A (ja) | 炭化ケイ素質耐火物 | |
JP2007145622A (ja) | スピネル−マグネシア質れんが |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110627 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120703 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120925 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130527 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5292690 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |