JP2008114950A - セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム - Google Patents

セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008114950A
JP2008114950A JP2006297636A JP2006297636A JP2008114950A JP 2008114950 A JP2008114950 A JP 2008114950A JP 2006297636 A JP2006297636 A JP 2006297636A JP 2006297636 A JP2006297636 A JP 2006297636A JP 2008114950 A JP2008114950 A JP 2008114950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visit
visitor
floor
permission
authentication information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006297636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5068509B2 (ja
Inventor
Atsushi Inoue
淳 井上
Masafumi Iwata
雅史 岩田
Hiroaki Hamachi
浩秋 濱地
Taiyo Fumiya
太陽 文屋
Hideki Shiozaki
秀樹 塩崎
Yutaka Matsueda
豊 松枝
Shoji Sakurai
鐘治 桜井
Shingo Kobori
真吾 小堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006297636A priority Critical patent/JP5068509B2/ja
Publication of JP2008114950A publication Critical patent/JP2008114950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5068509B2 publication Critical patent/JP5068509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Abstract

【課題】訪問者が被訪問者に訪問許可を受ける際に正確な認証が行えるエレベータ制御システムにおけるセキュリティ制御装置を提供する。
【解決手段】エレベータ制御システムにおいて、各利用者の認証情報に対応する呼び登録許可階を記憶し、利用者の認証情報を読み取り、読み取った認証情報に対応する呼び登録許可階に基づき、利用者の入力した呼び登録の目的階が呼び登録許可階である場合に、該目的階への呼び登録を許可するセキュリティ制御装置であって、入力された、利用者である訪問者の認証情報と利用者である被訪問者の居住階に関連付けた情報を含む訪問伺いと、前記訪問伺いに対する被訪問者の認証情報を含む訪問許可とに基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ制御システムにおいて呼び登録にセキュリティをかけるためのセキュリティ制御装置及びこれを含むエレベータ制御システムに関する。
マンションやオフィスビル、ホテルなどの建物に設置されたエレベータの運転制御を行うエレベータ制御システムでは、居住者やテナントの安全性確保、財産保護のため、認証媒体によるエレベータの利用権審査によるエレベータの運行を行う。この利用権審査は、例えば、予め居住者にはICカードなどの認証媒体を配布しておき、エレベータの利用時に、その認証媒体に保存した認証情報をエレベータ側で読み取り、これが予め登録した認証情報である場合に、利用者に対してエレベータの利用を許可し、エレベータの操作釦による乗場での乗場呼び登録や、かご内での目的階への呼び登録を許可するような仕組みをいう。
また別の利用権審査として、訪問者に対して利用権をその場限りのエレベータの利用権を付与するとともに、被訪問者の居住階だけへの呼び登録を許可するような仕組みが提案されている。
例えば下記の特許文献1に記載の従来のエレベータ制御システムでは、建物の外からの来訪者と建物内の居住者とがインターフォンなどの通話装置を介して通話したとき、通話装置は居住者の居住階信号を出力する。また、居住者が来訪者の乗り込み許可を与えたときは乗り込み許可手段は乗り込み許可信号を出力する。不停止状態切り換え装置は、乗り込み許可手段からの乗り込み許可信号を受けて、通話装置からの居住階信号の示す階を、エレベータがサービスしない不停止状態からエレベータが停止可能な状態へと切り換える。これにより、訪問先の居住者階への不停止状態が解除される。また乗り込み許可信号を一定時間出力状態とすることで、通話装置での訪問者と居住者との通話終了後でも、訪問先の居住者階への不停止状態を解除しておける。
さらに、エレベータ制御システムに対するセキュリティの要求は多様化しており、居住者であっても、例えば玄関階と居住階のみの限られた階のみしか利用できないようにして、マンション内を無制限かつ自由な移動を制限するような仕組みも求められている。しかしながらこのような居住者の階床間の移動の制限は安全性の向上には寄与しても、例えば回覧板を渡すなどの必要な移動も同時に制限するため、利便性を著しく低下させる。
このようなセキュリティの要求を先のエレベータ制御システムで満たそうとすると、例えば各住戸にインターフォンなどの通話装置を備え、建物内の訪問者と建物内の被訪問者とが通話装置を介して通話したとき、被訪問者の通話装置からの居住階信号の示す階を、エレベータがサービスしない不停止状態からエレベータが停止可能な状態へと切り換えることで、訪問先の居住者階への不停止状態が解除される。
特開2000−177938号公報
しかしながらこのような仕組みでは、通話装置による訪問者と被訪問者間の通話に基づき乗り込み許可信号を出力するため、被訪問者が訪問者を認識する手段が音声のみであるため、訪問者の身体的特性や、訪問者との親密さによっては、訪問者を正確に認証できないという課題があった。
その他、通話装置による訪問者と被訪問者間の通話が成立しない限り乗り込み許可信号が出力されず、許可を受けるために、訪問者と被訪問者が同時にマンション内に存在しなければならない、さらに、訪問者と被訪問者間で通話が成立して許可を受けた後から一定期間、不停止状態が解除されるため、乗り込み許可中に本来意図しない居住者が乗り込んでしまうこと、あるいは意図した人以外の意図しない居住者が同乗してしまうことにより、許可しない居住者が被訪問者の居住階で降車するという課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためのものであって、上記許可を受ける際の正確な認証を行うこと等を可能にしたセキュリティ制御装置及びこれを含むエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、エレベータ制御システムにおいて、各利用者の認証情報に対応する呼び登録許可階を記憶し、利用者の認証情報を読み取り、読み取った認証情報に対応する呼び登録許可階に基づき、利用者の入力した呼び登録の目的階が呼び登録許可階である場合に、該目的階への呼び登録を許可するセキュリティ制御装置であって、入力された、利用者である訪問者の認証情報と利用者である被訪問者の居住階に関連付けた情報を含む訪問伺いと、前記訪問伺いに対する被訪問者の認証情報を含む訪問許可とに基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とするセキュリティ制御装置にある。
本発明では、訪問者が被訪問者に訪問許可を受ける際に正確な認証が行えるセキュリティ制御装置及びこれを含むエレベータ制御システムを提供することができる。
実施の形態1.
本実施の形態のエレベータ制御システムは、利用者がかご内のかご呼び操作盤のかご呼び釦を押すと、この利用者のかごからの呼び登録要求を受け取ったエレベータ制御盤が、戸閉、目的階へのかごの移動などを制御する。マンションの居住者に、その居住階と玄関階のみの呼び登録を許可する。このため、居住者を特定できない状態では、かご呼び操作盤の呼び登録釦の操作は全て無効である。利用者の認証媒体により、エレベータ側が居住者を認証することで、エレベータは呼び登録を有効にする。この認証は、非接触ICカードなどの認証媒体に格納した認証情報を、エレベータのかご内の読取機に読み取らせ、予めエレベータ側に記録した居住者情報と比較して、認証媒体の保持者が居住者であることを判定することで行う。エレベータは、居住者を認証すると許可した居住者の居住階と玄関階の呼び登録を有効にする。利用者は、かご呼び釦を押すことで、目的階を指令する。
また、本実施の形態のエレベータ制御システムは、既定の居住者の居住階と玄関階以外に、呼び登録が可能な階を追加することができる。これは訪問者に対して被訪問者から与える許可にもとづき被訪問者の居住階を呼び登録許可階として登録するもので、エレベータは、許可を受けるための訪問者からの伺いと被訪問者からの許可との手続きを仲介する。エレベータは認証した居住者について、この呼び登録許可階にもとづき呼び登録釦を有効にする。
なおこのような、ある階床について利用者の呼び登録を無効にすることをサービスカットと呼び、サービスカットの階床について呼び登録を有効にした状態をサービスカット解除と呼ぶこととする。
本実施の形態のエレベータ制御システムは、通常状態で全ての階床についてサービスカット状態にしており、エレベータが利用者を認証すると、エレベータは、その利用者の呼び登録許可階に対して一時的にサービスカット解除を行う。
以下、本発明によるエレベータ制御システムをマンション(集合住宅)に適用した場合について説明するが、オフィスビル、ホテル、研修施設、教育・研究施設等、その他の種類の建造物にも適用可能である。
図1は本発明の一実施の形態によるエレベータ制御システムの構成図である。マンション109には、本発明のエレベータ制御システムが適用されている。エレベータかご(以下かご)110は、エレベータの利用者115を乗車させ、上昇、下降して利用者115を階間で移動させる。エレベータ制御盤111は、エレベータを制御する機器を収納している。共用設備盤112は、マンションに設置したインターフォンや宅配ロッカーなど共用設備に関連する装置を収納している。訪問者住戸113は、訪問者が居住する住戸である。被訪問者住戸114は、被訪問者が居住する住戸である。
かご110内にはかご呼び操作盤102と読取機104、エレベータ制御盤111にはエレベータ制御装置101とセキュリティ制御装置105、共用設備盤112には通信装置106、訪問者住戸113には通信用端末である訪問伺い端末107、被訪問者住戸114には通信用端末である訪問許可端末108がそれぞれ設けられ、これらは通信線COで接続されている。なお、訪問伺い端末107と訪問許可端末108にも後述するように読取部がある。またこれらの端末は説明上、名称を変えてあるが、基本的には同じ構成、機能を有する通信用端末である。さらにこの通信用端末は図示は省略されているがマンション109の各住戸に設けられており、具体的には、例えばインターフォンやIPインターフォンの端末(子機)からなる。
エレベータ制御装置101は、エレベータ制御用の各種センサからの入力や、各階床の乗場に設けられた乗場呼び操作盤の乗場呼び釦やかご110内のかご呼び操作盤102のかご呼び釦等の利用者115の釦操作による呼び登録のための入力に基づき、かごの昇降、扉の開閉、インジケータの点灯制御等、エレベータ全体の運転制御を行う。
かご呼び操作盤102は、利用者115がエレベータの目的階を指示するかご呼び釦等からなる入力装置であると同時に、利用者に応じて呼び登録可能な階床を利用者に通知、または呼び登録した階や決定した目的階を表示や音声で通知する出力装置である。
認証媒体103は、エレベータの利用者115が携帯する該利用者を特定する認証情報を格納するもので、例えばカード等からなる。読取機104は、認証媒体103に格納した利用者の認証情報を読み取る。
セキュリティ制御装置105は、利用者からの訪問伺いと訪問許可に際し、利用者の呼び登録許可階の更新を行うとともに、エレベータの運行に際し、読取機104を介した認証媒体103の読み取りによる利用者の認証、利用者の呼び登録許可階に基づくエレベータ制御装置101へのサービスカット解除指示などを行う。
訪問者住戸113にある訪問伺い端末107は、訪問者が操作する端末であり、被訪問者の居住する階床に関連付けた情報と訪問者自身に関連付けた情報とから、被訪問者の居住する階床への訪問伺いを作成し、セキュリティ制御装置105に送信する。
また被訪問者住戸114にある通信用端末である訪問許可端末108は、被訪問者が操作する端末であり、セキュリティ制御装置105から、訪問伺いを受信して、伺いに対する結果を作成して、セキュリティ制御装置105に送信する。
セキュリティ制御装置105は、訪問者と被訪問者間の訪問伺いと許可の手続きに際し、次のことを行う。まず、訪問伺い端末107から受信した訪問伺いの被訪問者の居住する階床に関連付けた情報から、被訪問者の訪問許可端末108と、被訪問者の居住する階床を特定し、同じく訪問伺い端末107から受信した訪問者自身に関連付けた情報から訪問者を特定し、被訪問者の訪問許可端末108に訪問者の情報を含む訪問伺いを送信する。さらに訪問許可端末108から受信した伺いに対する結果が許可である場合に、訪問者の呼び登録許可階に被訪問者の居住する階床を追加する。
通信装置106は、セキュリティ制御装置105、訪問伺い端末107と訪問許可端末108との間の訪問伺いや伺いに対する結果などのメッセージ情報通信を行う。ここで通信装置106は、本実施の形態で示すメッセージ情報を伝達可能な装置であれば良く、例えばHTTPプロキシや、ルータやハブやスイッチ、RS232分配器、USBハブ等の通信装置である。
図2は図1のセキュリティ制御装置105の構成の一例を示す図である。セキュリティ制御装置105は、制御部1051、タイマ部1052、データ記憶部1053、エレベータ制御装置通信部1054、読取機通信部1055、端末通信部1056を含む。
制御部1051は、予め記憶されているプログラムに従ってセキュリティ動作制御を行う。タイマ部1052は制御部1501における時間の制御を行う。データ記憶部1053は、制御部1501からの制御によりデータを記憶する書き換え可能なメモリからなる。エレベータ制御装置通信部1054、読取機通信部1055、端末通信部1056は、エレベータ制御装置101、読取機104、端末107,108との間でそれぞれデータを送受信する。
図3は図1の訪問伺い端末107及び訪問許可端末108の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、訪問伺い端末107及び訪問許可端末108はインターフォンで構成される。端末107,108はそれぞれ、キー入力部1072、表示部1073、音声入出力部1074、インターフォン制御部1075、有線通信部1076、データ記憶部1077、非接触ICカード読取部1078を含む。
キー入力部1072は、利用者115が操作するキーであり、数字や文字、入力対象の変更などの入力を受け付ける。表示部1073は、利用者115に伝える情報を表示する。音声入出力部1074は、インターフォン間通話のための音声の入出力、あるいは音声ガイダンスの出力、音声による操作のための入力など、音声を入力あるいは出力する。インターフォン制御部1075は、予め記憶されているプログラムに従ってインターフォン制御を行う。有線通信部1076は、インターフォン同士の通話のための通信確立、維持、切断、また音声の変換、セキュリティ制御装置105とのデータ送受信を行う。データ記憶部1077は、インターフォン制御部1075の演算結果や、部屋番号などのインターフォン固有の機器データを記憶する。非接触ICカード読取部1078は、認証媒体103に格納されている利用者の認証情報の読み取りを行う。
図4は図1の認証媒体103の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、認証媒体103は、非接触ICカードで構成される。認証媒体103は無線通信部1032、カード記憶部1033を含む。無線通信部1032は、電磁気や光等による短距離無線通信である非接触ICカード通信によって、読取機との間でカード記憶部1033に格納されたデータの読み書き(読み取りだけでも可)を行うための無線インタフェースである。カード記憶部1033は、読取機が読み書き(読み取りだけでも可)するデータを格納するメモリである。認証情報の複製や不正な第三者からの読み取りを禁止するため、例えば、無線通信部1032は、通信の開始に当たって通信相手の読取機と相互認証を行い、また通信を暗号化する機能を備え得る。
図5は図1のかご呼び操作盤102の構成の一例を示す図である。エレベータが5階床に停止する場合、かご呼び操作盤102は、戸開釦1021、戸閉釦1022、かご呼び釦(1)1023、かご呼び釦(2)1024、かご呼び釦(3)1025、かご呼び釦(4)1026、かご呼び釦(5)1027を含む。戸開釦1021は扉を開けること、戸閉釦1022は扉を閉めること、各かご呼び釦1023〜1027はかご呼び釦の示す階床への呼び登録を示し、利用者115が釦を操作することで、該釦のスイッチがONになり、エレベータ制御装置101に対応した要求を示す信号を送る。また各かご呼び釦は、点灯・消灯するLEDなどを内蔵しており、このLEDの点灯状態で、エレベータ制御装置101から利用者115へエレベータの状態を通知する。通知するエレベータの状態と通知方法としては例えば、(1)利用者115が呼び登録可能な階床を、呼び登録可能な階床に対応したかご呼び釦のLEDを点滅して通知する、(2)利用者115が呼び登録した階を、対応したかご呼び釦のLEDを点灯して通知する、ことによる。
図6には本発明によるエレベータ制御システムにおける訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可に係わる動作を説明するための動作フローチャートを示し、以下、図に従って動作を説明する。まずステップS1では、訪問者住戸113で訪問者が自らの非接触ICカードである認証媒体103を訪問伺い端末107にかざすと、訪問伺い端末107の非接触ICカード読取部1078(図3参照)が訪問者の認証媒体103を読み取る。これにより認証媒体103に記憶した利用者すなわち訪問者の認証情報を読み出す。認証情報は、例えば利用者ごとに付与するID番号である。認証情報は利用者が記憶する暗証番号(ここではID番号と同じとする:以下同様)などでも良い。その場合、ステップS1では訪問者が訪問伺い端末107のキー入力部1072で利用者の暗証番号(認証情報)を入力する。
次にステップS2で、訪問者のキー操作により訪問伺い端末107のキー入力部1072から訪問先情報が入力される。訪問先情報とは、訪問先を特定する訪問先特定情報と、訪問内容を示す訪問内容情報からなる。訪問先を特定する情報は、例えば、訪問先の部屋番号、電話番号などの訪問先部屋番号を直接特定するもの、訪問先居住者の居住者名、電子メールアドレス、携帯電話番号など訪問先の居住者を介して訪問先部屋番号を特定するものである。また訪問内容を示す情報は、訪問予定日時、訪問予定期間、訪問予定回数、訪問目的、訪問者人数(同伴者も含めた訪問する予定人数)などである。訪問予定日時は、訪問予定の日時を示す。訪問予定期間と訪問予定回数は、訪問を予定する期間とその期間中の訪問回数を示す。訪問目的は訪問者が訪問する目的を示す。
次にステップS3で、訪問伺い端末107のインターフォン制御部1075は、これら認証情報と訪問先情報を含む訪問伺いメッセージ情報を作成し、有線通信部1076により通信装置106を介してセキュリティ制御装置105に送信する。この際、さらに訪問伺い端末107のインターフォン制御部1075は、セキュリティ制御装置105に対して、訪問伺い端末107の機器認証情報を送信するようにして、セキュリティ制御装置105が機器認証情報を認証するように構成しても良い。
ステップS4では、セキュリティ制御装置105の制御部1051(図2参照)は、端末通信部1056で受信した認証情報を元に正規の居住者であるか否かを認証する。居住者の認証は、認証情報すなわちID番号とセキュリティ制御装置105のデータ記憶部1053に予め格納されている図8に例示するような居住者情報テーブルに記録したデータに基づき行う。居住者情報テーブルは、居住者の認証媒体103のID番号、居住する部屋番号、居住階、居住者名、電子メールアドレスや端末番号などの端末情報、それ以外に電話番号など居住者に関する情報を記載する。制御部1051は、居住者情報テーブルにID番号のデータが存在するかを検索し、存在する場合、認証を成功としてステップS5を実行し、失敗した場合にはステップS6を実行する。
ステップS5では、訪問伺いの被訪問者が事前に訪問者から訪問伺いを受けることを拒否しているか否かを検査する。訪問伺いの受信拒否か否かは、ID番号と訪問伺いに記載された訪問先情報と、居住者情報テーブルと、この居住者情報テーブルと共にデータ記憶部1053に予め格納されている図9に例示した訪問伺い受信拒否リストに記録されたデータに基づき行う。訪問伺い受信拒否リストには、被訪問者の部屋番号と該被訪問者が拒否する訪問者の部屋番号である伺い拒否部屋番号が組み合わせて記録されている。制御部1051は、訪問者(居住者)のID番号で検索した居住者情報テーブルの情報から訪問者の部屋番号を求め、また訪問先情報で検索した居住者情報テーブルの情報から被訪問者の部屋番号を求め(訪問先情報の訪問先特定情報が部屋番号を直接含む場合もある)、訪問伺い受信拒否リストに基づき、訪問者と被訪問者の部屋番号により、訪問者に対する被訪問者の伺い受信拒否の有無を判定する。
ステップS6では、ステップS4の訪問者認証とステップS5の訪問伺い受信拒否の判定結果に基づき、訪問伺いの受付け結果を端末通信部1056から訪問伺い端末107の有線通信部1076に通信装置106を介して送信する。訪問者認証が成功し、訪問伺い受信拒否がなかった場合、訪問伺いを受理したことを通知し、いずれか1つが失敗した場合には、訪問伺い不受理を通知する。
次にセキュリティ制御装置105の制御部1051(図2参照)は、該被訪問者が今回の訪問を許可するか否かを問い合わせる工程を実行する。まずステップS7で、制御部1051は、被訪問者によって既に訪問伺いが事前に許可されているか否かを判定する。この事前許可判定は、訪問者のID番号とステップS5で算出した被訪問者の部屋番号とデータ記憶部1053に予め格納されている、図10に例示した事前許可リストと訪問先情報により行う。事前許可リストは、許可を与える訪問者のID番号、訪問先の部屋番号である訪問部屋番号、許可する訪問者人数、訪問許可期間、訪問許可回数を含む。
まず、訪問者のID番号と被訪問者の部屋番号の組合せで事前許可リストを検索し、該当する事前許可の有無を判定し、該当する事前許可があれば、訪問先情報の訪問内容が、該事前許可の内容に合致又はその範囲内であることを判断し、合致又はその範囲内である場合には、事前許可リストの該当する事前許可を削除した後にステップS12を実行し、そうでない場合に再度、訪問先情報の訪問内容に対して被訪問者の許可を受けるためにステップS8を実行する。
ステップS8では、セキュリティ制御装置105の制御部1051は、訪問者情報と訪問先情報を含む第2の訪問伺いメッセージ情報を作成してデータ記憶部1053に蓄積する。訪問者情報は、訪問者のID番号(認証情報)と居住者情報テーブルから求めた訪問者の部屋番号、居住者名を含む。そしてさらに、訪問伺いが存在することのメッセージ(訪問伺い存在メッセージ)を、端末通信部1056から通信装置106、訪問許可端末108の有線通信部1076を介して、蓄積された各第2の訪問伺いメッセージ情報の訪問先情報の被訪問者の訪問許可端末108へそれぞれ送信する。第2の訪問伺いメッセージ情報を作成して蓄積し、訪問伺い存在メッセージの送信を行っているのは、非インタラクティブ環境でも実現可能なようにするためのである。
ステップS9の前段階として、訪問許可端末108で、表示部1073での表示や音声入出力部1074での音による報知により訪問伺い存在メッセージを受信した被訪問者住戸114では、被訪問者が伺いを処理可能であれば、訪問許可端末108でメッセージに対して応答を行う。被訪問者が自らの認証媒体103を訪問許可端末108にかざすと、訪問許可端末108の非接触ICカード読取部1078(図3参照)により被訪問者の認証媒体103の読み取りが行われる。これにより訪問許可端末108は認証媒体103に記憶した被訪問者の認証情報を読み出し、この認証情報を付けてセキュリティ制御装置105に読み出し要求を送信する。
セキュリティ制御装置105の制御部1051は、例えば居住者情報テーブル(図8)を参照して被訪問者の認証情報を認証し正当な被訪問者であれば、データ記憶部1053に蓄積された第2の訪問伺いメッセージ情報を参照して、該当する第2の訪問伺いメッセージを該訪問許可端末108へ送信する。なお認証情報は利用者すなわちここでは被訪問者が記憶する暗証番号等を入力するようにしてもよい。その場合、被訪問者が訪問許可端末108のキー入力部1072から、被訪問者の暗証番号を入力する。さらに訪問許可端末108は、セキュリティ制御装置105に対して認証情報とともに、訪問許可端末108の機器認証情報を送信するようにして、セキュリティ制御装置105が機器認証情報を認証するように構成しても良い。
ステップS9では、訪問許可端末108は、認証した被訪問者に対し、第2の訪問伺いメッセージ情報の訪問者情報と訪問先情報とを表示部1073で表示する。被訪問者は、訪問許可端末108に表示された訪問者の氏名や、訪問目的、訪問予定日時等から、まず今後、同じ訪問者からの訪問伺いの受信を拒否するか否かを判断し、結果を訪問許可端末108のキー入力部1072から入力する。次にステップS10で、被訪問者は、訪問許可端末108に表示された訪問者の氏名や、訪問目的、訪問予定日時などから、該訪問を許可するか否か判断し、結果をキー入力部1072から入力する。次にステップS11で、訪問許可端末108は、訪問伺いに対する回答として、訪問伺い受信拒否か否かと該訪問許可か否かを、セキュリティ制御装置105に送信する。なおこの送信される訪問許可か否かの回答には、被訪問者により読取りやキー入力で入力された認証情報が含まれる(以下同様)。
ステップS12では、セキュリティ制御装置105は、受信した訪問伺い受信拒否か否かと該訪問許可か否かに基づき、訪問伺い受信拒否リスト(図9)と、同様にデータ記憶部1053に格納された図11と図12にそれぞれ例示された訪問許可リスト及び呼び登録許可テーブルを更新する。
図11の訪問許可リストは、被訪問者が許可した訪問の条件を示すものであり、許可した訪問者のID番号、訪問を許可する階床を示す許可階床番号、許可する訪問者人数、訪問許可期間、訪問許可回数を含む。図12の呼び登録許可テーブルは、利用者(訪問者、被訪問者)にかご呼びを許可した階床を記載するテーブルであり、認証媒体103に記録したID番号とID番号に対応する居住者の部屋番号(例えばID番号で居住者情報デーブルを検索して得る)と、この居住者に許可する呼び登録許可階を記録する。呼び登録許可階は、例えば”0”を書き込むと呼び登録不可であり、”1”を書き込むと初期設定による呼び登録可(例えば自らの居住階と玄関階)、”2”を書き込むと被訪問者が与えた許可によって呼び登録可であることをそれぞれ示す。
まず被訪問者の訪問伺い受信拒否か否かに基づき、拒否である場合に、訪問伺い受信拒否リスト(図9)に、被訪問者の部屋番号と拒否された訪問者の部屋番号を追記する。次に、訪問許可か否かに基づき、被訪問者が訪問を許可する場合に、蓄積された該第2の訪問伺いメッセージ情報に基づき訪問許可リスト(図11)に、訪問者のID番号と、許可する階床番号、許可をした訪問者人数、訪問許可期間、訪問許可回数を追記する。さらに、訪問許可か否かに基づき、被訪問者が訪問を許可する場合に、呼び登録許可テーブル(図12)に、訪問者のID番号について、被訪問者の居住階を示すデータが”0”(呼び登録不可)である場合に”2”(被訪問者が与えた許可によって呼び登録可)を書き込む。
次にステップS13で、セキュリティ制御装置105は、上記結果に基づき伺い結果メッセージ情報を生成し、訪問伺い端末107へ送信させる。訪問伺い端末107では、結果が表示部1073に表示される。
図7は本発明によるエレベータ制御システムにおける訪問者による被訪問者の居住階の訪問の際の動作を説明するための動作フローチャートを示し、以下、図に従って動作を説明する。ステップS21で、セキュリティ制御装置105の制御部1051は、読取機通信部1055を介して読取機104にかご110に乗車した利用者115の認証媒体103を読み取らせて認証情報を得る。この認証情報は、例えばID番号である。ステップS22で制御部1051は、ID番号で呼び登録許可テーブル(図12)を検索し、利用者115が呼び登録可能な呼び登録許可階の階床番号(即ち”1”または”2”が書き込んである階床)を取得し、エレベータ制御装置通信部1054からエレベータ制御装置101に対して、同階床のサービスカット解除を通知する。
ステップS23で、エレベータ制御装置101は、サービスカット解除通知を受けた階床をサービスカット解除するとともに、かご呼び操作盤102の対応する階床のかご呼び釦1023〜1027(図5)を点滅させる。利用者115は、点滅したかご呼び釦の示す階床が呼び登録可能な階床であるので、その中から目的階を選択して、かご呼び釦を押して、呼び登録を行う。かご呼び釦により呼び登録を受けたエレベータ制御装置101は、ステップS24で、この階床がサービスカット解除済みである場合に、目的階に決定する。それ以外の階床については、目的階としない。
次にステップS25で、エレベータ制御装置101はセキュリティ制御装置105に、目的階への呼び登録が完了したことを目的階と共に通知し、ステップS26で、扉を閉じて、目的階まで走行を開始する。
但しセキュリティ制御装置105は、ステップS21〜S26の間(扉を閉じるまで)で、かご110内の乗車人数をエレベータ制御装置101から受け、これが図10,11の事前許可リストや訪問許可リストの訪問者人数を超えた場合に、エレベータ制御装置101に通知して該呼び登録に基づく動作を停止させる。かご110内の乗車人数は、例えばかご110下部に設けられたかご110内の積載荷重を計測する秤等からなる搭載荷重計測器(図示せず)の出力より求める。
ステップS27で、セキュリティ制御装置105の制御部1051は、利用者115の目的階を受けたことで、許可した呼び登録が正常に行われたことを確認し、許可に関する情報として、訪問許可リスト(図11)と呼び登録許可テーブル(図12)の情報の更新または削除を行う。具体的には、訪問許可リストについては、目的階となった階床が、呼び登録許可テーブルの対応するID番号の利用者115について、”2”(被訪問者が与えた許可によって呼び登録可)であった場合に、訪問許可リストを参照する。そして訪問許可リストで、利用者115のID番号に対応する訪問許可について、訪問許可回数を減算して更新し、また訪問許可期間が”0”(満了)となったら、訪問許可リストから該当する許可を削除するとともに、呼び登録許可テーブルの当該目的階の階床番号の部分を”0”(呼び登録不可)に更新する。
ステップS28では、制御部1051は、目的階となった階床が、被訪問者が与えた許可によって呼び登録が可能になった階床であった場合に、訪問者の同階床への移動を、被訪問者の訪問許可端末108、あるいは目的階の階床に居住する全居住者の通信用端末に通知する。通知の手段は、例えば、電子メール(この場合はIPインターフォン)や、インターフォンの音声通話、表示又は音声通話と表示の組合せによる。これらの送信先は、居住者情報テーブルの端末情報から取得する。
訪問伺い端末107や訪問許可端末108からなる通信用端末が電子メール等も行えるIPインターフォンからなる場合、通信線COは後述する実施の形態のようにインターネット回線等に接続されている。
また制御部1051は、タイマ部1052のタイマ割り込みによって、所定の時間間隔で、訪問許可リスト(図11)と呼び登録許可テーブル(図12)を、監視、更新する。具体的には、訪問許可リストを参照して、各訪問許可について、訪問許可期間を読み出し、これがタイマの示す現在時刻よりも経過している場合に、訪問許可リストから該当する許可を削除するとともに、削除した許可が示した許可階床番号について、呼び登録許可テーブルの呼び登録許可階を”0”(呼び登録不可)に更新する。
なお、本実施の形態では、セキュリティ制御装置105が訪問許可リストと呼び登録許可テーブルからの訪問許可の削除を、被訪問者が許可した訪問許可リストの条件を超えた場合に行うこととしたが、これに加えて、被訪問者が訪問許可端末108で直接セキュリティ制御装置105にデータ記憶部1053に格納したリストやテーブルの訪問許可を、被訪問者が認証を受けた上で、任意のタイミングで削除を行えるように構成しても良い。
また、上記説明では、訪問許可の時間パラメータのひとつとして訪問許可期間があり、これを超えない範囲で訪問者の被訪問者の居住階への移動を許可している。これ以外の時間パラメータとして、訪問者の被訪問者居住階への最終訪問から次の訪問までの最大期間を規定する再訪問許可期間を訪問許可リストに設けても良い。再訪問許可期間を設けると、セキュリティ制御装置105は、訪問が訪問者の前回の訪問から再訪問許可期間内であれば訪問を許可し、これを超えた場合は訪問を許可しない制御を行う。
これによれば、本発明のシステムは、訪問者と被訪問者との関係が疎になると、自動的に訪問を禁止するように動作し、再度訪問したい場合は訪問者と被訪問者との間で再度、訪問伺いと訪問許可の手続きを実施することが求められる。再訪問許可期間を設けたシステムは、訪問許可時に訪問許可端末108から再訪問許可期間を入力するようにし、訪問許可リストに、再訪問許可期間と最終訪問日時を記録する。
また、図7のステップS22において、セキュリティ制御装置105は、エレベータ制御装置101にサービスカット解除を通知する前に、ID番号と呼び登録許可テーブルとから利用者115が被訪問者が与えた許可によって呼び登録可となっている階床について、訪問許可リストから現在日時が最終訪問日時から再訪問許可期間を超えてないかを判定し、超えていなければ、該当階床についてもサービスカット解除を行い、超えていた場合には、サービスカット解除を行わない。サービスカット解除を行わない場合、訪問許可は無効であるので、以降の訪問を禁止するために、セキュリティ制御装置105が訪問許可リストと呼び登録許可テーブルから該当する訪問許可を削除する。
実施の形態2.
本実施の形態においては、図1の通信用端末である訪問伺い端末107と訪問許可端末108が、図13に示すようにそれぞれ、コンピュータ装置107a,108aとカード読取機107b,108bの構成をとる。これは他の住戸の通信用端末につても同様である。なお図中、上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一又は同じ数字の符号で示す。
図13において、コンピュータ装置107a,108aは、キー入力部1072a、表示部1073a、コンピュータ制御部1075aa、プログラム記憶部1075ab、有線通信部1076a、データ記憶部1077aを含む。キー入力部1072aは、利用者115が操作するキーであり、数字や文字、入力対象の変更などの入力を受け付ける。表示部1073aは、利用者115に伝える情報を表示する。コンピュータ制御部1075aaは、プログラム記憶部1075abに記憶したプログラムに基づく処理を行い、またデータ記憶部1077aのデータの書き込みや読み出し、キー入力部1072a、表示部1073a、有線通信部1076aやカード読取機107b,108bに対する入出力処理を行う。有線通信部1076aは、セキュリティ制御装置105とのデータ送受信を行う。データ記憶部1077aは、コンピュータ制御部1075aaの演算結果を記憶する。
カード読取機107b,108bは、非接触ICカード読み取り部1078aを含む。非接触ICカード読み取り部1078aは、認証媒体103に格納した利用者の認証情報を読み取りする。コンピュータ装置107a,108aとカード読取機107b,108bは、PCI、PCMCIA、RS232やUSBなどのコンピュータの入出力インタフェースを介して接続されている。
そして、キー入力部1072a、表示部1073a、コンピュータ制御部1075aaとプログラム記憶部1075ab、有線通信部1076a、データ記憶部1077a、非接触ICカード読み取り部1078aは、実施の形態1の図3のキー入力部1072、表示部1073、インターフォン制御部1075、有線通信部1076、107データ記憶部1077、非接触ICカード読取部1078とそれぞれ同等の機能を有し、同様な動作、処理を行う。
このように、マンションの各住戸にある通信用端末をコンピュータ装置とカード読取機で構成しても、同様な機能を備えたシステムを構築することができる。
実施の形態3.
図14は本実施の形態によるエレベータ制御システムの構成図である。本実施の形態では図1に示す実施の形態1の通信用端末である訪問伺い端末107と訪問許可端末108は、携帯電話端末(訪問伺い)107cと携帯電話端末(訪問許可)108cで構成する。これは他の住戸の通信用端末につても同様である。なお図中、上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一又は同じ数字の符号で示す。
携帯電話端末(訪問伺い)107cは、実施の形態1の訪問伺い端末107と同様に、訪問者が操作する端末であり、被訪問者の居住する階床に関連付けた情報と訪問者自身に関連付けた情報とから、被訪問者の居住する階床への訪問伺いを作成し、セキュリティ制御装置105に送信する。また携帯電話端末(訪問許可)108cは、実施の形態1の訪問許可端末108と同様に、被訪問者が操作する端末であり、セキュリティ制御装置105から、訪問伺いを受信して、伺いに対する結果を作成して、セキュリティ制御装置105に送信する。
また、携帯電話端末(訪問伺い)107cと携帯電話端末(訪問許可)108cは、非接触ICカード機能部を搭載した携帯電話端末であり、訪問伺いや訪問許可の作成を行うとともに、かご110内においては、内蔵した非接触ICカード機能部のため認証情報の読み取りが読取機104cにより行われ、認証媒体として動作する。利用者115は、これら携帯電話端末を携行することにより、非接触ICカードなどの別の認証媒体を持つ必要がなく、移動先でも訪問伺いや訪問許可を作成、送信することができる。セキュリティ制御装置105と各携帯電話端末107c,108cは、携帯電話回線118aとインターネット回線118bとを介して接続されている。
本実施の形態のエレベータシステムが適用された集合住宅であるマンション109は、エレベータ制御装置101とセキュリティ制御装置105は、エレベータ制御盤111に設置されている。かご呼び操作盤102、携帯電話端末の非接触ICカード機能部のための読み取り機能を有する読取機104cは、かご110内に設置されている。これらの機能は上記実施の形態で説明したものと基本的に同じである。なお、読取機104cは携帯電話端末の非接触ICカード機能部のためのデータの読み取りと書き込みを行うリーダライタであってもよい。
インターネット通信装置106cは、インターネット回線118bに、セキュリティ制御装置105を接続するための通信装置である。インターネット通信装置106cは、セキュリティ制御装置105、携帯電話端末(訪問伺い)107cと携帯電話端末(訪問許可)108c間の訪問伺いや伺いに対する結果などのメッセージ通信を伝達するもので、共用設備盤112に設置されている。
図15は図14の携帯電話端末(訪問伺い)107cと携帯電話端末(訪問許可)108cの構成を例示した図である。携帯電話端末107c,108cはキー入力部1072c、表示部1073c、音声入出力部1074c、携帯電話端末制御部1075c、電源制御部1079a、電話制御部1079b、無線通信部1076c、データ記憶部1077c、非接触ICカード機能部1078cを含む。すなわち非接触ICカード機能を搭載した携帯電話からなる。なお図中、上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一又は同じ数字の符号で示す。
キー入力部1072cでは、訪問伺いの作成における訪問先に関連した情報や、利用者が電話をかける相手先電話番号や、電話帳から相手先を選択するための入力が行われる。認証情報であるID番号の入力が行われる場合もある。表示部1073cは、入力の指示や入力結果、着信など携帯電話端末の状態を、液晶ディスプレイなどの画面に文字、絵、アイコンを表示することより利用者に通知する。
音声入出力部1074cは、電話回線による通話のための音声の入力や出力、あるいは音声ガイダンスの出力、音声による操作のための入力など、音声を入力あるいは出力する。携帯電話端末制御部1075cは、予め記憶したプログラムに基づき演算、データの記憶、読み出し、入出力処理等、携帯電話端末全体の制御を行う。
電源制御部1079aは、表示部1073cの電源オフなどの低消費電力モードへの移行、通常モードへの復帰、残電力量の測定などを行う。電話制御部1079bは、携帯電話端末同士の通話のための電話回線の接続、維持、切断を行う。無線通信部1076cは、携帯電話同士の通話及び携帯電話網を使ったデータ通信のための無線基地局との通信確立、維持、切断、また音声の変換、無線通信を介したデータの送受信を行う。
データ記憶部1077cは、携帯電話端末制御部1075cの演算結果や、電話帳や着信・発信履歴などのユーザデータ、文字、絵、アイコンなどの機器データ、を記憶する。非接触ICカード機能部1078cは、非接触ICカードの機能を携帯電話端末に搭載したもので、非接触ICカード機能部1078cでの記憶したデータは、読取機104c等からなる外部の非接触ICカードリーダライタや、これを搭載した別の携帯電話端末から読み書きされる。これら非接触ICカード機能部1078c外部からの非接触ICカード機能部1078cへのアクセスに際して、非接触ICカード機能部1078cが利用者認証を行うように構成しても良い。この場合、非接触ICカード機能部1078cは、利用者115の入力するPIN(Personal Identification Number)を受け取り、非接触ICカード機能部1078c内部に保存したPINと照合して合致した場合にアクセスを許可する。
なお、図15のキー入力部1072c、表示部1073c、音声入出力部1074c、携帯電話端末制御部1075c、無線通信部1076c、データ記憶部1077c、非接触ICカード機能部1078cの機能が、図3のキー入力部1072、表示部1073、音声入出力部1074、インターフォン制御部1075、有線通信部1076、データ記憶部1077、非接触ICカード読取部1078の機能にそれぞれ対応する。
本実施の形態で、携帯電話端末(訪問伺い)107cと携帯電話端末(訪問許可)108cの動作を、訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程を図6に基づき、また訪問者による被訪問者の居住階の訪問の工程を図7に基づき説明する。
訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程のうち、携帯電話端末(訪問伺い)107cのステップS1〜S3の工程を次に示す。
まずステップS1で、訪問者の携帯電話端末(訪問伺い)107cは、非接触ICカード機能部1078cの利用者の認証情報(訪問者のID番号)を読み出す。その際、利用者115がキー入力部1072cによりPINを入力して、非接触ICカード機能部1078cのPIN認証を解除する。次にステップS2で、携帯電話端末(訪問伺い)107cに、利用者115はキー入力部1072cにより訪問先情報を入力する。次にステップS3で、携帯電話端末(訪問伺い)107cの携帯電話端末制御部1075cは、これら認証情報と訪問先情報を含む訪問伺いメッセージ情報を作成し、無線通信部1076cからセキュリティ制御装置105に送信する。
訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程のうち、携帯電話端末(訪問許可)108cのステップS9〜S11の工程を次に示す。
ステップS9〜S10で、携帯電話端末(訪問許可)108cでは、訪問者情報と訪問先情報とを表示部1073cで表示する。そして被訪問者は、これらの情報から上記実施の形態と同様にして訪問伺い受信拒否か否かと該訪問許可か否かを判断して、結果をキー入力部1072cから入力する。次にステップS11で、携帯電話端末(訪問許可)108cは、訪問伺いに対する回答として、訪問伺い受信拒否か否かと該訪問許可か否かを、セキュリティ制御装置105に送信する。
この時、携帯電話端末(訪問許可)108cは、セキュリティ制御装置105から被訪問者が正しい被訪問者であるかの認証を受けるように、利用者115がキー入力部1072cに入力したPINにより非接触ICカード機能部1078cのPIN認証を解除し、非接触ICカード機能部1078cから被訪問者の認証情報を読み出し、セキュリティ制御装置105に、訪問伺いに対する回答とともに読み出した認証情報を送信してもよい。被訪問者の認証情報の認証は、セキュリティ制御装置105がステップS12で行うようにする。
訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程のうち、携帯電話端末(訪問許可)108cのステップS13の工程を次に示す。
最後にステップS13で、セキュリティ制御装置105は、伺い結果メッセージ情報を生成し、携帯電話端末(訪問伺い)107cへ送信させる。携帯電話端末(訪問伺い)107cでは、結果を表示器1073cが表示する。
訪問者による被訪問者の居住階の訪問の工程のうち、携帯電話端末(訪問伺い)107cのステップS21とステップS28の工程を次に示す。
ステップS21で、セキュリティ制御装置105は、読取機104cにかご110に乗車した利用者115の携帯電話端末(訪問伺い)107cの非接触ICカード機能部1078cに格納された認証情報を読み取らせて認証情報を得る。
ステップS28においては、セキュリティ制御装置105は、目的階となった階床が、被訪問者が与えた許可によって呼び登録が可能になった階床であった場合に、訪問者の同階床への移動を、被訪問者の携帯電話端末(訪問許可)108c、あるいは目的階の階床に居住する全居住者の携帯電話端末に通知する。通知の手段は、例えば、電子メールや、携帯電話網のショートメッセージによる。あるいは、通知は、図1に示したような各住戸に上記実施の形態で説明したようなインターフォン子機やコンピュータからなる第2の通信用端末を備えて、被訪問者の第2の通信用端末、あるいは目的階の階床に居住する全居住者の第2の通信用端末に、電子メールやインターフォンの音声通話、表示又は音声通話と表示の組合せなどで同報するようにしても良い。
なおその他の部分については、実施の形態1に示す通りに動作する。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1の訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程と、異なる方法を示す。本実施の形態では、訪問者と被訪問者が、認証媒体をエレベータかご内の読取機に読み取らせてから、かご呼び操作盤のかご呼び釦を操作することで、訪問者の訪問伺いと被訪問者による訪問許可を完了する。このとき与える訪問許可の内容は予め決まったものとなり、予め決める訪問許可内容は、例えば当日中に一回のみの訪問や、1週間以内に回数上限なく訪問等となる。
図16は本実施の形態によるエレベータ制御システムの構成図である。図中、上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一又は同じ数字の符号で示す。マンション109のかご110には、かご呼び操作盤102と読取機104dが、エレベータ制御盤111には、エレベータ制御装置101とセキュリティ制御装置105がそれぞれ設けられている。なお、各住戸等の図示は省略されている。
エレベータ制御装置101は、エレベータ制御用の各種センサからの入力や、各階床の乗場に設けられた乗場呼び操作盤の乗場呼び釦やかご110内のかご呼び操作盤102のかご呼び釦等の利用者115の釦操作による呼び登録のための入力に基づき、かごの昇降、扉の開閉、インジケータの点灯制御等、エレベータ全体の運転制御を行う。
またこの実施の形態ではエレベータ制御装置101はさらに、利用者のかご呼び釦操作から訪問伺いと訪問許可を認識した場合の、同要求のセキュリティ制御装置105への通知を行う。かご呼び操作盤102は、利用者がエレベータの目的階を指示し、また訪問伺いと訪問許可を指示するかご呼び釦を含む入力装置であると同時に、利用者に応じて呼び登録可能な階床を利用者に通知、または呼び登録した階を決定した目的階を表示や音声で通知する出力装置である。
訪問者115aは、エレベータを利用して被訪問者115bの居住する階床を訪問する。訪問者115aと被訪問者115bの居住する階床は異なる。訪問者115aの携帯する認証媒体(訪問伺い)103aは、訪問者115aの認証情報を格納する。被訪問者115bが携帯する認証媒体(訪問許可)103bは、被訪問者115bの認証情報を格納する。読取機104dはこれらの認証媒体103a、103bに格納されたそれぞれの認証情報の読み取りをする。
セキュリティ制御装置105は、利用者からの訪問伺いと訪問許可に際し、利用者の呼び登録許可階の更新を行うとともに、エレベータの運行に際し、読取機104を介した認証媒体103a,103bの読み取りによる利用者の認証、利用者の呼び登録許可階に基づくエレベータ制御装置101へのサービスカット解除指示などを行う。このセキュリティ制御装置105の構成は、図2に例示した構成の端末通信部1056のないものである。
図17は、この実施の形態における訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程に係わる動作フローチャートを示し、以下、図に従って動作を説明する。まずステップS31で、セキュリティ制御装置105が読取機104を介して、訪問者115aの携行する認証媒体(訪問伺い)103aの認証情報を読み取る。次にステップS32で、セキュリティ制御装置105が読取機104を介して、被訪問者115bの携行する認証媒体(訪問許可)103bの認証情報を読み取る。
訪問者115aまたは被訪問者115bがかご呼び操作盤102のかご呼び釦(図示せず)に対して、釦の組合せ押しを行うと、ステップS33で、エレベータ制御装置101はこの組合せ押しを訪問者115aと被訪問者115bによる訪問伺いと訪問許可と認識して、ステップS34で、セキュリティ制御装置105に対して、訪問者115aと被訪問者115bの訪問伺いと訪問許可の処理要求があったことを通知(送信)する。
かご呼び操作盤102のかご呼び釦の釦の組合せ押しとは、例えば、複数のかご呼び釦の同時押し(例えば図5の4つのかご呼び釦(1)1023〜(4)1026を同時に押す等)や、繰り返し押し(例えばかご呼び釦(1)1023を5回押す等)や、規則押し(例えばかご呼び釦(1)1023〜(4)1026を順に押して、さらに逆順にもう一度押す等)などの、通常の呼び登録で行わない釦操作である。また釦の組合せ押しでなく、専用の訪問伺い釦と訪問許可釦を設けて(図示せず)、ステップS33でこれらの専用釦が押されたことを検出するように構成してもよい。
さらにステップS31〜S34のセキュリティ制御装置105に対して、訪問者115aと被訪問者115bの訪問伺いと訪問許可の処理要求を通知する過程は、かご呼び操作盤102のかご呼び釦の釦の組合せ押しを使わず、認証媒体(訪問許可)103bと認証媒体(訪問伺い)103aとの読み取り順に基づく、次のような方法で行っても良い。まず、ステップS31で、セキュリティ制御装置105が読取機104を介して、被訪問者115bの携行する認証媒体(訪問許可)103bの認証情報を読み取る。次に、ステップS32で、セキュリティ制御装置105が読取機104を介して、訪問者115aの携行する認証媒体(訪問伺い)103bの認証情報を読み取る。
次にステップS33でセキュリティ制御装置105が読取機104を介して、被訪問者115bの携行する認証媒体(訪問許可)103bの認証情報を読み取ると、ステップS34でセキュリティ制御装置105は、認証媒体(訪問許可)103bの最初と最後の読み取りの間に読み取った認証媒体(訪問許可)103bと認証媒体(訪問伺い)103aの読み取り順から、訪問者115aと被訪問者115bの訪問伺いと訪問許可の処理要求であると認識する。つまりセキュリティ制御装置105は、最後に読み取ったカードが最初のカードと同一のカードであれば、訪問伺いと訪問許可の処理モードに移り、その間に読み取ったカードの訪問伺いと最初に読み取ったカードからの訪問許可の処理要求が、訪問者115aと被訪問者115bとの間でなされたものと判断する。
かご呼び操作盤102のかご呼び釦の釦の組合せ押しか、認証媒体(訪問許可)103bと認証媒体(訪問伺い)103aとの読み取り順に基づく、訪問者115aと被訪問者115bの訪問伺いと訪問許可の処理要求を通知する過程により、この時点で訪問者115aと被訪問者115b間で訪問が合意されている。よってステップS36では、セキュリティ制御装置105は、訪問者115aと被訪問者115bの認証情報をそれぞれ、居住者情報テーブル(図8に構造を示す)と比較し、登録済みの居住者であることを認証したうえで、認証が成功した場合に、訪問許可リスト(図11)と、呼び登録許可テーブル(図12)を更新する。なお、被訪問者の居住階すなわち呼び登録許可階は居住者情報テーブルより確認できる。
図11に例示する訪問許可リストには、訪問者のID番号と、許可する階床番号、許可をする訪問者人数、訪問許可期間、訪問許可回数を追記する。許可をする訪問者人数、訪問許可期間、訪問許可回数は、事前の規定に基づき決定する。図12に例示する呼び登録許可テーブルは、訪問者115aのID番号について(部屋番号を追加してもよい)、被訪問者115bの居住階を示すデータが”0”(呼び登録不可)である場合に”2”(被訪問者が与えた許可によって呼び登録可)を書き込む。
次にステップS37で、セキュリティ制御装置105は、エレベータ制御装置101に訪問伺いの結果を送信し、ステップS38でエレベータ制御装置101は、図5に例示したかご呼び操作盤102のかご呼び釦の点灯等により伺い結果を表示する。かご呼び釦への伺い結果の表示は、かご呼び釦の点灯を組み合わせて行う。例えば1つ以上のかご呼び釦の規定回数の点滅や、規則的な釦の点灯(例えばかご呼び釦(1)1023〜(4)1026を順に点灯・消灯して、さらに逆順にもう点灯・消灯を繰り返す等)などの、通常の運行状態と区別可能な表示方法である。またかご呼び釦の組合せ表示でなく、専用の伺い結果の表示ランプを設けて、ステップS38で専用ランプを点灯するように構成しても良い。さらにかご内にエレベータ制御装置101が制御する音声発生装置(図示省略)を設け、ステップS38でエレベータ制御装置101は、伺い結果を音声発生させるように構成しても良い。
実施の形態5.
本実施の形態のエレベータ制御システムは、認証情報に対応する呼び登録許可階を記憶しており、読取機から認証媒体内の認証情報を読み込み、読み込んだ認証情報に対応する呼び登録許可階と訪問者人数とから、利用者の目的階が呼び登録許可階であって、かつ、かごに乗車した人数が許可された訪問者人数以下である場合に、目的階への呼び登録を実行する。
図18はこの実施の形態における訪問者と同伴者による被訪問者の居住階への訪問の工程に係わる動作フローチャートを示し、以下、図に従って動作を説明する。なおエレベータ制御システムの構成は、上記実施の形態1〜3の構成のいずれのものでもよい。訪問者は実施の形態1で示した訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可の工程により、被訪問者から訪問の許可を受けている。また訪問者と同伴者はそれぞれに認証媒体を携行しており、乗場階で戸開したかご110に乗車する。
まずステップS41で、エレベータ制御装置101は戸閉し、セキュリティ制御装置105に戸閉を通知する。次にステップS42で、セキュリティ制御装置105は、かご110に乗車した訪問者の認証媒体に格納した認証情報を、読取機104を介して読み取る。さらにステップS43において、セキュリティ制御装置105は、同伴者全員分の認証媒体に格納した認証情報を、読取機104を介して読み取り、訪問者全員の人数をカウントする。
ステップS44では、訪問者がかご呼び操作盤102のかご呼び釦を押して、エレベータ制御装置101に対して目的階への呼び登録を要求すると、エレベータ制御装置101は、この階床を仮目的階としてセキュリティ制御装置105に通知する。
ステップS45では、セキュリティ制御装置105は、認証情報と図12に示す呼び登録許可テーブルとから該訪問者の呼び登録可能階(階床番号)を取得して仮目的階が呼び登録可能であるかを判定(審査)し、次に図11に示す訪問許可リストに該仮目的階への呼び登録許可に訪問者人数の設定が有る場合に、ステップS43でカウントした訪問者人数が設定を超えないことを判定(審査)して、両方の条件が成立する場合に、仮目的階を目的階と決定する。
次にセキュリティ制御装置105はステップS46で、ステップS45で決定した乗客の呼び登録許可階である目的階について、エレベータ制御装置101に同階床のサービスカット解除と目的階決定を通知する。エレベータ制御装置101はステップS47で、目的階のサービスカット解除と目的階への走行を実施する。セキュリティ制御装置105は、許可した呼び登録が正常に行われたので、ステップS48で、許可に関する情報として、訪問許可リストと呼び登録許可テーブルの情報の更新または削除を行う。
従ってステップS45で目的階と訪問者人数の条件のいずれか、または両方が成立しない場合、エレベータ制御装置101は目的階へ走行せず戸開し、またセキュリティ制御装置105はステップS48の許可に関する情報更新を実行しない。
なお、この発明は上記の実施の形態に限定されるものでなく、これらに含まれる特徴の可能な組合せも含むことは云うまでもない。
本発明の一実施の形態によるエレベータ制御システムの構成図である。 図1のセキュリティ制御装置の構成の一例を示す図である。 図1の通信用端末である訪問伺い端末及び訪問許可端末の構成の一例を示す図である。 図1の認証媒体の構成の一例を示す図である。 図1のかご呼び操作盤の構成の一例を示す図である。 本発明によるエレベータ制御システムにおける訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可に係わる動作を説明するための動作フローチャートである。 本発明によるエレベータ制御システムにおける訪問者による被訪問者の居住階の訪問の際の動作を説明するための動作フローチャートである。 本発明における居住者情報テーブルの一例を示す図である。 本発明における訪問伺い受信拒否リストの一例を示す図である。 本発明における事前許可リストの一例を示す図である。 本発明における訪問許可リストの一例を示す図である。 本発明における呼び登録許可テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における通信用端末の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータ制御システムの構成図である。 本発明の実施の形態3における通信用端末の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4によるエレベータ制御システムの構成図である。 本発明の実施の形態4によるエレベータ制御システムにおける訪問者と被訪問者による訪問伺いと訪問許可に係わる動作を説明するための動作フローチャートである。 本発明の実施の形態5によるエレベータ制御システムにおける訪問者と同伴者による被訪問者の居住階への訪問の際の動作を説明するための動作フローチャートである。
符号の説明
101 エレベータ制御装置、102 かご呼び操作盤、103,103a,103b 認証媒体、104,104c,104d 読取機、105 セキュリティ制御装置、106 通信装置、106c インターネット通信装置、107 訪問伺い端末、107a,108a コンピュータ装置、107b,108b カード読取機、107c,108c 携帯電話端末、108 訪問許可端末、109 マンション、110 エレベータかご、111 エレベータ制御盤、112 共用設備盤、113 訪問者住戸、114 被訪問者住戸、115 利用者、115a 訪問者、115b 被訪問者、118a 携帯電話回線、118b インターネット回線。

Claims (11)

  1. エレベータ制御システムにおいて、各利用者の認証情報に対応する呼び登録許可階を記憶し、利用者の認証情報を読み取り、読み取った認証情報に対応する呼び登録許可階に基づき、利用者の入力した呼び登録の目的階が呼び登録許可階である場合に、該目的階への呼び登録を許可するセキュリティ制御装置であって、
    入力された、利用者である訪問者の認証情報と利用者である被訪問者の居住階に関連付けた情報を含む訪問伺いと、前記訪問伺いに対する被訪問者の認証情報を含む訪問許可とに基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とするセキュリティ制御装置。
  2. 各利用者の認証情報に対応する呼び登録許可階を記憶し、利用者の認証情報を読み取り、読み取った認証情報に対応する呼び登録許可階に基づき、利用者の入力した呼び登録の目的階が呼び登録許可階である場合に、エレベータ制御装置に該目的階への呼び登録を許可するセキュリティ制御装置を設けたエレベータ制御システムであって、
    前記セキュリティ制御装置が、入力された、利用者である訪問者の認証情報と利用者である被訪問者の居住階に関連付けた情報を含む訪問伺いと、前記訪問伺いに対する被訪問者の認証情報を含む訪問許可とに基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とするエレベータ制御システム。
  3. 前記セキュリティ制御装置が、読取機及び各利用者の通信用端末と通信可能に接続されており、前記読取機により利用者の認証媒体内の認証情報を読み取り、訪問者の通信用端末から訪問伺いが入力されると、被訪問者の通信用端末に訪問者からの訪問伺い通知を送り、被訪問者の通信用端末からの前記訪問伺いに対する訪問許可に基づき訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  4. 訪問者の通信用端末からの訪問伺いが訪問者人数を含み、
    セキュリティ制御装置が、被訪問者の通信用端末からの前記訪問伺いに対する訪問許可に基づき、該訪問者の認証情報に対応する該被訪問者の居住階である許可階床番号と許可された訪問者人数をさらに記憶し、入力された呼び登録の目的階が呼び登録許可階であり、かごに乗車した人数が、前記目的階に当たる前記許可階床番号での前記訪問者人数以下である場合に、エレベータ制御装置に該目的階への呼び登録を許可することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
  5. 訪問者が通信用端末に入力する被訪問者の居住階に関連付けた情報として被訪問者の部屋番号および居住者名の少なくとも1つを含み、前記セキュリティ制御装置が、各利用者の認証情報に対応して部屋番号、居住者名、居住階をそれぞれ記憶し、部屋番号又は居住者名から被訪問者の居住階を求めることを特徴とする請求項3または4に記載のエレベータ制御システム。
  6. セキュリティ制御装置が、訪問者の認証情報に対応する一時的な呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
  7. セキュリティ制御装置が、目的階が被訪問者から許可を受けて追加して記憶した呼び登録許可階である場合に、呼び登録を完了した際に、該呼び登録許可階を削除することを特徴とする請求項6に記載のエレベータ制御システム。
  8. 訪問伺いに対する被訪問者からの訪問伺い受信拒否の応答に基づき、セキュリティ制御装置が、訪問伺い受信拒否に基づき各利用者に関して特定の利用者からの訪問伺い受信拒否に関する情報を記憶し、該当する訪問伺いの被訪問者への通知を行わないことを特徴とする請求項3から7までのいずれか1項に記載のエレベータ制御システム。
  9. 被訪問者の通信用端末から訪問者に対して訪問許可が入力されると、セキュリティ制御装置がこれを記憶し、訪問者の通信用端末から被訪問者の居住階に関連付けた情報が入力されると、被訪問者の事前の許可に基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とする請求項3から8までのいずれか1項に記載のエレベータ制御システム。
  10. セキュリティ制御装置は、通信用端末から被訪問者の居住階に関連付けた情報が入力されると訪問伺いを蓄積し、被訪問者の通信用端末に訪問者からの訪問伺いがあることを通知し、被訪問者の通信用端末からの要求に基づいて訪問伺いを送り、被訪問者の通信用端末から訪問許可が入力されると、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、該被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とする請求項3から9までのいずれか1項に記載のエレベータ制御システム。
  11. 前記セキュリティ制御装置が、各利用者の認証情報に対応する居住階をさらに記憶すると共に、読取機に接続され、前記読取機で読み取った訪問者及び被訪問者のそれぞれの認証媒体内の認証情報から生成した訪問伺いと訪問許可に基づき、訪問者の認証情報に対応する呼び登録許可階として、被訪問者の居住階を追加して記憶することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
JP2006297636A 2006-11-01 2006-11-01 セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム Expired - Fee Related JP5068509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297636A JP5068509B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297636A JP5068509B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008114950A true JP2008114950A (ja) 2008-05-22
JP5068509B2 JP5068509B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=39501220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006297636A Expired - Fee Related JP5068509B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5068509B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001132A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp エレベータセキュリティ制御システム及びエレベータセキュリティ制御方法
JP2012193006A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ
CN104876101A (zh) * 2015-04-10 2015-09-02 广州日滨科技发展有限公司 一种基于rfid子母锁的电梯门控制方法和系统
JP2018174529A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company 訪問者管理のためのグループアクセス管理
KR20180133446A (ko) * 2016-04-06 2018-12-14 오티스 엘리베이터 컴파니 모바일 방문자 관리
CN112010125A (zh) * 2019-05-31 2020-12-01 阿里巴巴集团控股有限公司 设备控制方法、装置、系统及计算设备
JPWO2019207715A1 (ja) * 2018-04-26 2020-12-03 三菱電機株式会社 呼び登録システム
WO2021214869A1 (ja) * 2020-04-21 2021-10-28 三菱電機株式会社 自律移動体用のエレベータ乗降制御装置
CN114180421A (zh) * 2021-12-08 2022-03-15 日立楼宇技术(广州)有限公司 一种召梯方法、装置、计算机设备及存储介质
CN114789949A (zh) * 2022-04-22 2022-07-26 创视未来科技(深圳)有限公司 电梯控制方法和装置
CN116462063A (zh) * 2023-03-13 2023-07-21 广州康塔科技有限公司 基于大数据识别的智能鉴权派梯方法、系统和介质

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103159096A (zh) * 2013-03-28 2013-06-19 陈慧君 电梯选乘方案控制系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05201624A (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 Toshiba Corp エレベータ制御装置
JPH06263336A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Fujitsu Ltd エレベータ運転制御方式
JPH07237837A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Toshiba Erebeeta Technos Kk エレベータの防犯装置
JP2003104632A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Toshiba Elevator Co Ltd 外来者誘導システム
JP2005206357A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Hitachi Ltd エレベータセキュリティ運転システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05201624A (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 Toshiba Corp エレベータ制御装置
JPH06263336A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Fujitsu Ltd エレベータ運転制御方式
JPH07237837A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Toshiba Erebeeta Technos Kk エレベータの防犯装置
JP2003104632A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Toshiba Elevator Co Ltd 外来者誘導システム
JP2005206357A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Hitachi Ltd エレベータセキュリティ運転システム

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001132A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp エレベータセキュリティ制御システム及びエレベータセキュリティ制御方法
JP2012193006A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ
CN104876101A (zh) * 2015-04-10 2015-09-02 广州日滨科技发展有限公司 一种基于rfid子母锁的电梯门控制方法和系统
KR102583765B1 (ko) * 2016-04-06 2023-10-04 오티스 엘리베이터 컴파니 모바일 방문자 관리
KR20180133446A (ko) * 2016-04-06 2018-12-14 오티스 엘리베이터 컴파니 모바일 방문자 관리
US20190122462A1 (en) * 2016-04-06 2019-04-25 Otis Elevator Company Mobile visitor management
JP2019520281A (ja) * 2016-04-06 2019-07-18 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company モバイル訪問者管理
US11617053B2 (en) * 2016-04-06 2023-03-28 Otis Elevator Company Mobile visitor management
JP7222609B2 (ja) 2017-03-31 2023-02-15 オーチス エレベータ カンパニー 訪問者管理のためのグループアクセス管理
JP2018174529A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company 訪問者管理のためのグループアクセス管理
JPWO2019207715A1 (ja) * 2018-04-26 2020-12-03 三菱電機株式会社 呼び登録システム
CN112010125A (zh) * 2019-05-31 2020-12-01 阿里巴巴集团控股有限公司 设备控制方法、装置、系统及计算设备
WO2021214869A1 (ja) * 2020-04-21 2021-10-28 三菱電機株式会社 自律移動体用のエレベータ乗降制御装置
CN114180421A (zh) * 2021-12-08 2022-03-15 日立楼宇技术(广州)有限公司 一种召梯方法、装置、计算机设备及存储介质
CN114180421B (zh) * 2021-12-08 2023-07-07 日立楼宇技术(广州)有限公司 一种召梯方法、装置、计算机设备及存储介质
CN114789949A (zh) * 2022-04-22 2022-07-26 创视未来科技(深圳)有限公司 电梯控制方法和装置
CN116462063A (zh) * 2023-03-13 2023-07-21 广州康塔科技有限公司 基于大数据识别的智能鉴权派梯方法、系统和介质
CN116462063B (zh) * 2023-03-13 2023-10-13 广州康塔科技有限公司 基于大数据识别的智能鉴权派梯方法、系统和介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5068509B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5068509B2 (ja) セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム
US10521989B2 (en) Electronic access control and location tracking system
CN107004312B (zh) 用于提供进入建筑物中的访客受控通路的方法
US9424699B2 (en) Electronic access control and location tracking system
CN108946348B (zh) 一种基于人脸识别的电梯控制方法
JP4933384B2 (ja) エレベータ警備システム
JP2004086582A (ja) レンタルブースならびにレンタルブースの群管理装置および群管理方法
JP5391091B2 (ja) 予約システム
WO2012137337A1 (ja) エレベーターの制御システム
KR20150096850A (ko) 휴대 무선단말기를 이용한 입실 검증시스템을 갖는 도서관 좌석관리 시스템 및 그 제어방법
KR102617362B1 (ko) 공동주택 주차관리시스템
JP2015074938A (ja) 集合用インターホン装置及びオートロック扉用の無線認証装置
JP7133886B1 (ja) 配達管理システム
JP2011164823A (ja) 受付システム
KR20130082678A (ko) 회의실 예약 서버 및 그 제어방법
JP2008025278A (ja) 出入管理システム及び方法
JP2013102335A (ja) 入退室管理システム
JP7212975B1 (ja) 入退館管理システム
JP2006188294A (ja) エレベータの情報提供システム及びその情報提供方法
JP4679930B2 (ja) エレベーター制御システム
KR20180022347A (ko) 카메라와 중계기를 이용한 네트워킹 보안 관제시스템
TWI261208B (en) Entrance intercom system
JP2022056679A (ja) 情報処理システム、及び、情報処理方法
JP2022170588A (ja) 応対システム、情報端末、及び、制御方法
JP2022152888A (ja) ドア解錠システム及び集合住宅インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5068509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees