JP2008114657A - 車両のアウターミラー制御装置 - Google Patents

車両のアウターミラー制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008114657A
JP2008114657A JP2006297988A JP2006297988A JP2008114657A JP 2008114657 A JP2008114657 A JP 2008114657A JP 2006297988 A JP2006297988 A JP 2006297988A JP 2006297988 A JP2006297988 A JP 2006297988A JP 2008114657 A JP2008114657 A JP 2008114657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt amount
amount data
tilt
mirror
setting mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006297988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5148859B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kurumagawa
浩司 車川
Hideyuki Moriwaki
秀之 森脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2006297988A priority Critical patent/JP5148859B2/ja
Publication of JP2008114657A publication Critical patent/JP2008114657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148859B2 publication Critical patent/JP5148859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】ミラー本体の設定傾動量を自由に設定することができるようにする。
【解決手段】車両のアウターミラー制御装置30の設定傾動量の設定変更方法は、所定の傾動量設定モード突入操作による外部信号が外部信号入力配線を介して入力されたときに傾動量設定モードに突入し、その傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量し、次いで、その変量する傾動量データから設定値を決定し、続いて、その設定値に決定した傾動量データで、設定傾動量データ記憶手段31bに記憶された設定傾動量データを書き換え、そして、傾動量設定モードを解除するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のアウターミラー制御装置、その設定傾動量の設定変更方法、並びに、コンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
車両後退時に後輪周辺がドライバーの視野に入るように、シフトレバーがRレンジに入ったときに、アウターミラーのミラー本体を所定の設定傾動量だけ下方に傾動させるアウターミラー制御装置が提案されて実用化されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2001−130326号公報 特開2003−335174号公報 特開2005−112068号公報 特開2005−225276号公報
ところで、上記のアウターミラー制御装置では、ミラー本体の設定傾動量が予め複数の水準で段階的に準備されており、そして、車種毎に調査を行い、それらのうち最適な設定傾動量を選択して設定するということが行われる。
しかしながら、ミラー本体の最適な設定傾動量は、ドライバーの体格やドライバーシートの位置等によっても影響を受け、また、ドライバーの好みにも依存するため、車種のみによって一意的に決めることができないものである。また、複数の水準で段階的に準備された設定傾動量から選択するのでは、真に最適な設定傾動量を設定することが困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ミラー本体の設定傾動量を自由に設定変更することができる車両のアウターミラー制御装置、その設定傾動量の設定変更方法、並びに、コンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
上記目的を達成する本発明の車両のアウターミラー制御装置は、車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御するものであって、
傾動量設定モードに突入する傾動量設定モード突入手段と、
上記傾動量設定モード突入手段により突入した傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量する傾動量データ変量手段と、
上記傾動量データ変量手段により変量する傾動量データから設定値を決定する設定値決定手段と、
上記設定値決定手段により設定値に決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える設定傾動量データ書換手段と、
傾動量設定モードを解除する傾動量設定モード解除手段と、
をさらに備える。
本発明の設定傾動量の設定変更方法は、車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御する車両のアウターミラー制御装置におけるものであって、
傾動量設定モードに突入する傾動量設定モード突入ステップと、
上記傾動量設定モード突入ステップで突入した傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量する傾動量データ変量ステップと、
上記傾動量データ変量ステップで変量する傾動量データから設定値を決定する設定値決定ステップと、
上記設定値決定ステップで設定値に決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える設定傾動量データ書換ステップと、
傾動量設定モードを解除する傾動量設定モード解除ステップと、
を備える。
本発明のコンピュータプログラムは、車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御するコンピュータに、
傾動量設定モードに突入する手順と、
傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量可能な状態にする手順と、
上記変量する傾動量データから設定値決定操作による外部信号に基づいて設定値を決定する手順と、
上記決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える手順と、
傾動量設定モードを解除する手順と、
を実行させるものである。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このコンピュータプログラムを記録したものである。
本発明によれば、傾動量設定モードにおいて、連続的に変量する傾動量データから設定値を決定し、その設定値の傾動量データで設定傾動量データを書き換えることができるので、所定の操作を行うことにより、ドライバー自身がミラー本体の設定傾動量を希望するものに自由に設定変更することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(制御システム)
図1は、実施形態に係る自動車のサイドミラー10(アウターミラー)の制御システムSを示す。
この制御システムSは、左右一対のサイドミラー10とサイドミラー制御装置30(アウターミラー制御装置)とにより構成されており、シフトレバーをRレンジに入れたとき(所定のミラー傾動操作)、後輪周辺がドライバーの視野に入るように、サイドミラー10のミラー面を所定の設定傾動量だけ下方に傾動させる制御を行うものである。
図2は、右側のサイドミラー10を示す。
サイドミラー10は、ドアのヒンジ側のドライバーシートから視認可能な位置に、側方に突出するように取り付けられており、後方に開口したボウル状のケーシング11とその内側に開口を塞ぐように設けられたミラー本体12とを備えている。また、ケーシング11の内部には、ミラー本体12に結合して支持するミラー本体駆動系13(傾動駆動手段)が設けられている。
ミラー本体駆動系13は、DCブラシモータ20と、その回転によりミラー面の向きを上下方向(傾動方向)に変更するようにミラー本体12を駆動する上下方向変更用ギア装置とで構成されている。
図3は、DCブラシモータ20を示す。
DCブラシモータ20は、例えば、3スロットタイプのものであり、回転シャフト21とそれを収納して軸支するモータ本体22とを備えている。
回転シャフト21には、各々、コイル23が巻かれて電磁石に構成された3つのロータ24が絶縁部を介して取り付けられている。また、回転シャフト21には、ロータ24と同軸上にコイル23に給電するためのコミュテータ25がロータ24と一体的に設けられている。
モータ本体22の内部には、一対の永久磁石からなるステータ26が回転シャフト21を側方から挟むように内壁に固設されている。また、モータ本体22の内部には、回転シャフト21のコミュテータ25を挟むように一対のブラシ27が設けられている。一対のブラシ27のそれぞれにはモータ駆動用配線28が接続されており、それらはモータ本体22の外部に引き出されている。
このDCブラシモータ20では、モータ駆動用配線28の一方から他方に通電すると、ブラシ27からコミュテータ25を介してコイル23に給電され、各ロータ24が電磁石化し、これがステータ26の磁界に反発して回転シャフト21を回転させる力を発現する。そして、回転シャフト21がロータ24及びコミュテータ25と共に一体に回転すると、コミュテータ25を介してブラシ27からコイル23に給電される電流iの向きが切換えられるため、各ロータ24の電磁石の極性が次々に反転し、各ロータ24はその回転位置に拘わらず常にステータ26の磁界と反発して回転シャフト21を回転させる力を発現する。これにより、回転シャフト21は、一方向に連続的に回転する(図3では反時計回り方向)。また、モータ駆動用配線28への通電を逆に、つまり、他方から一方に通電すると、回転シャフト21は、上記とは逆の時計回り方向に回転する。
サイドミラー制御装置30は、サイドミラー制御用の中央処理装置であるCPU31、ドライバ回路32、一対のブラシノイズ検出回路33及びフィルタ回路34を備えている。そして、CPU31は、入力系がフィルタ回路34に接続されており、また、出力系がドライバ回路32に接続されている。ドライバ回路32は一対のブラシノイズ検出回路33のそれぞれに接続されている。一対のブラシノイズ検出回路33のそれぞれはフィルタ回路34に接続されている。
CPU31には、演算処理部31a及び情報保管部31b(RAM)が内蔵されている。情報保管部31bには、シフトレバーがRレンジに入ったときにサイドミラー10のミラー本体12を所定の設定傾動量だけ下方に傾動させる制御処理を行う第1コンピュータプログラム、その設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データ、及び、その設定傾動量データを設定変更する制御処理を行う第2コンピュータプログラム等が記憶されている。従って、CPU31のこの情報保管部31bが設定傾動量データ記憶手段に該当する。
また、サイドミラー制御装置30は、電力源であるバッテリ40、種々の操作に基づく外部信号が送信される外部信号入力配線50、及び、DCブラシモータ20から延びる一対のモータ駆動用配線28がそれぞれ接続されている。外部信号入力配線50はCPU31の入力系に繋がっており、一対のモータ駆動用配線28は、一方が一方のブラシノイズ検出回路33に、また、他方が他方のブラシノイズ検出回路33にそれぞれ繋がっている。
このサイドミラー制御装置30では、CPU31は、外部信号入力配線50を介してシステムオン操作の外部信号が入力されると、この制御システムSを動作可能状態とする一方、システムオフ操作の外部信号が入力されると、動作不可状態とするスイッチング制御を行う。
ところで、DCブラシモータ20の回転動作においては、コミュテータ25とブラシ27との接触位置が変化するのに従い、そのコミュテータ25の絶縁部と各ブラシ27との接触に対応したブラシノイズが発生する。このブラシノイズは、DCブラシモータ20の回転角度に対応するように電圧(或いは電流)に一定周期で出現する。具体的には、図3に示すように、コミュテータ25の絶縁部が3箇所あり、しかも、一対のブラシ27が180°間隔を空けて配置されているため、図4(a)に示すように、DCブラシモータ20の回転角度が60°変化する毎にブラシ切換時のブラシノイズが電圧vに1つ発生する。つまり、ブラシノイズ6つがDCブラシモータ20の1回転分に相当する。従って、ブラシノイズの数からDCブラシモータ20の回転角度を換算することができ、また、そのDCブラシモータ20の回転角度をミラー本体12の傾動量に換算することができることから、ブラシノイズの数をミラー本体12の傾動量に対応付けることができる。
このサイドミラー制御装置30では、CPU31は、第1又は第2コンピュータプログラムを実行し、ミラー本体12を傾動動作させるため、ドライバ回路32によりモータ駆動用配線28を介してDCブラシモータ20の給電制御を行う。このとき、ブラシノイズ検出回路33は、ブラシノイズを検出してフィルタ回路34に出力する。また、フィルタ回路34は、ブラシノイズの電圧波形の低周波成分を除去して図4(b)に示すような信号波形v′としてCPU31に出力する。上記したように、ブラシノイズのパルス数はミラー本体12の傾動量に対応付けられるので、従って、上記のCPU31によるDCブラシモータ20の給電制御は、フィルタ回路34からのブラシノイズのパルス数がCPU31により計測され、それに基づいて行われる。また、CPU31の情報保管部31bには、設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データとして、設定傾動量に対応するブラシノイズの設定パルス数データが記憶されている。
(制御方法)
<基本制御>
次に、本実施形態の制御システムSの基本制御について説明する。この制御システムSの基本制御は、CPU31の情報保管部31bに記憶されている第1コンピュータプログラムの実行によるものである。
この制御システムSでは、シフトレバーがRレンジに入れられると、まず、CPU31には、外部信号入力配線50を介して、その情報を伝える外部信号が入力される。
CPU31では、演算処理部31aが、情報保管部31bに記憶された設定傾動量に関連付けられたブラシノイズの設定パルス数データ(設定傾動量データ)を読み取ると共に、ドライバ回路32によりモータ駆動用配線28を介してDCブラシモータ20に給電し、ミラー本体12を下方に傾動させる。このとき、演算処理部31aは、ブラシノイズのパルス数を計測するとと共に、それを設定パルス数と対比し、計測したパルス数が設定パルス数に満たない場合には継続して給電を行う一方、計測したパルス数が設定パルス数に達した場合には給電を停止する。これにより、ミラー本体12が所定の設定傾動量だけ下方に傾動して停止し(例えば、3〜8°傾動する。)、車両後退時に、後輪周辺がドライバーの視野に入るようになる。
車両の後退の後、シフトレバーがRレンジから他に変更されると、CPU31には、外部信号入力配線50を介して、その情報を伝える外部信号が入力される、或いは、シフトレバーがRレンジにあることを伝える外部信号が解除される。
CPU31では、演算処理部31aが、ドライバ回路32によりモータ駆動用配線28を介してDCブラシモータ20に先とは逆相に給電し、ミラー本体12を上方に傾動させる。このとき、演算処理部31aは、先に計測したブラシノイズのパルス数をリセットし、再度パルス数を計測すると共に、それを設定パルス数と対比し、計測したパルス数が設定パルス数に満たない場合には継続して給電を行う一方、計測したパルス数が設定パルス数に達した場合には給電を停止する。これにより、ミラー本体12が元の通常位置に復帰する。なお、先の給電停止時のブラシノイズのパルス数から計測したパルス数をカウントダウンすると共に、残数がゼロより大きい場合には継続して給電を行う一方、残数がゼロに達した場合には給電を停止するようにしてもよい。
<設定傾動量の設定変更制御>
本実施形態の制御システムSの設定傾動量の設定変更制御について図5のフローチャートに基づいて説明する。この制御システムSの設定傾動量の設定変更制御は、CPU31の情報保管部31bに記憶されている第2コンピュータプログラムの手順を順に実行するものである。
まず、傾動量設定モード突入操作による外部信号が外部信号入力配線50を介して入力されるまで待機し、傾動量設定モード突入操作による外部信号が入力されると第2コンピュータプログラムがスタートする。ここで、この傾動量設定モード突入操作は、特に限定されるものではなく、例えば、第1例として、キーを挿した後10秒以内にドアロック及びアンロックを交互に5回以上繰り返す操作、第2例として、システムスイッチをオフにすると共にアクセサリースイッチをオンし且つ図示しないミラー位置設定スイッチの上下左右のそれぞれを2回ずつ押す操作等が挙げられる。但し、この傾動量設定モード突入操作は、安全性及び設定操作の容易性の観点から、簡単過ぎず、その一方、煩雑でないものであることが好ましい。なお、ミラー本体12が通常位置、つまり、前進運転時の設定位置からずれている場合には、この傾動量設定モード突入操作を行う前又は後に、ミラー位置設定スイッチを操作してミラー本体12を通常位置に位置調整する。
スタート後のステップS1(傾動量設定モード突入ステップ)では、処理モードが傾動量設定モードに突入し、続くステップS2に進む。なお、このCPU31の演算処理部31aの処理が傾動量設定モード突入手段に該当する。
ステップS2では、傾動量データ変量開始操作による外部信号が外部信号入力配線50を介して入力されるまで待機する。ここで、この傾動量データ変量開始操作は、特に限定されるものではなく、例えば、傾動量設定モード突入操作が上記の第1例の場合に、シフトレバーをRレンジに入れる操作、第2例の場合に、システムスイッチをオンにする操作等が挙げられる。なお、第1例の場合、一般に、キーを挿してフットブレーキを踏めばシフトレバーを動かすことができるので、エンジンを始動させることなくシフトレバーをRレンジに入れることができ、従って、車両が動き出す危険性はない。
傾動量データ変量開始操作による外部信号が入力されると、ステップS3(傾動量データ変量ステップ)に進み、傾動量に関連付けられた傾動量データ、つまり、傾動量に対応するブラシノイズのパルス数データを連続的に変量可能な状態とし、続くステップS4に進む。
このとき、同時に、ドライバ回路32によりモータ駆動用配線28を介してDCブラシモータ20に連続的に給電すると共に、ブラシノイズのパルス数を計測し、ミラー本体12を自動的に下方に傾動させる構成であってもよい。
この場合、ミラー本体12が下方に傾動している途中で所定操作(例えば、シフトレバーをNレンジに入れる操作)による外部信号が入力されたときに、DCブラシモータ20の給電を停止し、ミラー本体12の傾動を停止させ、また、別の所定操作(例えば、シフトレバーをDレンジに入れる操作)による外部信号が入力されたときに、DCブラシモータ20に逆相に給電し、ミラー本体12を上方に傾動させる構成であってもよい。
また、外部スイッチ操作による外部信号が外部信号入力配線50を介して入力されるのに基づいて、ドライバ回路32によりモータ駆動用配線28を介してDCブラシモータ20に給電すると共に、ブラシノイズのパルス数を計測し、ミラー本体12を外部スイッチ操作に対応して上下に傾動或いは停止させる構成であってもよい。
このように、ブラシノイズのパルス数データを連続的に変量するのに対応してミラー本体12が傾動する構成であれば、ドライバーが実際にミラー本体12を確認しながら傾動量を調節することができる。
また、ミラー本体12を下方(傾動方向の一方側)に傾動させるだけでなく、停止、或いは、上方(傾動方向の他方側)に傾動させることができる構成であれば、希望の傾動位置が行き過ぎても、即座に停止したり、戻したりすることができ、ミラー本体12の傾動量の調節を容易に行うことができる。
なお、以上のブラシノイズのパルス数データ(傾動量データ)を変量する操作及びCPU31の演算処理部31aの処理の組み合わせが傾動量データ変量手段(一方側データ変量手段及び他方側データ変量手段を含む。)に該当する。また、ブラシノイズのパルス数データを連続的に変量するのに対応してミラー本体12が傾動する構成が設定時ミラー駆動制御手段に該当する。
ステップS4(設定値決定ステップ)では、設定値決定操作による外部信号が外部信号入力配線50を介して入力されるまで待機する。つまり、これは、ドライバーが傾動するミラー本体12を確認しつつ希望の傾動位置となったときに設定値決定操作を行うことにより実行される処理である。このとき、ミラー本体12の通常位置から希望の傾動位置までの傾動量に対応したブラシノイズのパルス数データが傾動量データの設定値として決定される。ここで、設定値決定操作は、特に限定されるものではなく、上記の第1例の場合には、シフトレバーをRレンジ以外に変更する操作、第2例の場合には、システムスイッチをオフにする操作等が挙げられる。なお、以上の操作手段及びCPU31の演算処理部31aの処理の組み合わせが設定値決定手段に該当する。
設定値決定操作による外部信号が入力されると、ステップS5(設定傾動量データ書換ステップ)に進み、決定したブラシノイズのパルス数データ(傾動量データ)で、CPU31の情報保管部31bに記憶されたブラシノイズの設定パルス数データ(設定傾動量データ)を書き換え、続くステップS6に進む。
ステップS6(傾動量設定モード解除ステップ)では、ドライバ回路32によりDCブラシモータ20に給電してミラー本体12を通常位置に復帰させ、傾動量設定モードを解除して終了する。ここで、所定の操作による外部信号が入力されたときにこの処理を実行する構成であっても、また、ステップS4で設定値決定操作による外部信号が入力されたときに同時進行的にステップS5及びステップS6に進む構成であってもよい。その他、例えば、ドアを開けたとき、イグニッションスイッチがオンになったとき、或いは、傾動量設定モードに入って30秒以上が経過したとき等に全てをキャンセルして傾動量設定モードを解除して終了する構成であってもよい。
以上の構成の制御システムSによれば、傾動量設定モードにおいて、連続的に変量する傾動量データから設定値を決定し、その設定値の傾動量データで設定傾動量データを書き換えることができるので、比較的簡単な操作を行うことにより、ドライバー自身がミラー本体12の設定傾動量を希望するものに自由に設定変更することができる。
なお、上記実施形態では、シフトレバーをRレンジに入れたときのミラー本体12の設定傾動量の設定変更を行うものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、方向指示レバーを倒したときに両側のミラー本体12を外側に傾動させるシステムにおけるミラー本体12の設定傾動量の設定変更を行うものであってもよい。
また、上記実施形態では、サイドミラー10を対象のものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、アウターミラーであるフェンダーミラーを対象とするものであってもよい。
本発明は、車両のアウターミラー制御装置、その設定傾動量の設定変更方法、並びに、コンピュータプログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体について有用である。
自動車のサイドミラーの制御システムの概略構成を示すブロック図である。 右側のドアミラーの斜視図である。 DCブラシモータの構造例を示す説明図である。 ブラシノイズの波形図である。 設定傾動量の設定変更処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S 自動車のサイドミラーの制御システム
10 サイドミラー(アウターミラー)
12 ミラー本体
13 ミラー本体駆動系(傾動駆動手段)
30 サイドミラー制御装置(アウターミラー制御装置)
31 CPU
31a 演算処理部
31b 情報保管部(設定傾動量データ記憶手段)

Claims (6)

  1. 車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御する車両のアウターミラー制御装置であって、
    傾動量設定モードに突入する傾動量設定モード突入手段と、
    上記傾動量設定モード突入手段により突入した傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量する傾動量データ変量手段と、
    上記傾動量データ変量手段により変量する傾動量データから設定値を決定する設定値決定手段と、
    上記設定値決定手段により設定値に決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える設定傾動量データ書換手段と、
    傾動量設定モードを解除する傾動量設定モード解除手段と、
    をさらに備えた車両のアウターミラー制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両のアウターミラー制御装置において、
    上記傾動量データ変量手段による傾動量データの変量に対応してミラー本体の傾動駆動手段を駆動制御する設定時ミラー駆動制御手段をさらに備えた車両のアウターミラー制御装置。
  3. 請求項1に記載された車両のアウターミラー制御装置において、
    上記傾動量データ変量手段は、傾動方向の一方側に傾動するように傾動量データを変量する一方側データ変量手段、及び、傾動方向の他方側に傾動するように傾動量データを変量する他方側データ変量手段を含む車両のアウターミラー制御装置。
  4. 車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御する車両のアウターミラー制御装置における設定傾動量の設定変更方法であって、
    傾動量設定モードに突入する傾動量設定モード突入ステップと、
    上記傾動量設定モード突入ステップで突入した傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量する傾動量データ変量ステップと、
    上記傾動量データ変量ステップで変量する傾動量データから設定値を決定する設定値決定ステップと、
    上記設定値決定ステップで設定値に決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える設定傾動量データ書換ステップと、
    傾動量設定モードを解除する傾動量設定モード解除ステップと、
    を備えた車両のアウターミラー制御装置における設定傾動量の設定変更方法。
  5. 車両のアウターミラーのミラー本体の設定傾動量に関連付けられた設定傾動量データを記憶する設定傾動量データ記憶手段を備え、所定のミラー傾動操作時に、ミラー本体の傾動駆動手段を、ミラー本体が該設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データに基づいた設定傾動量だけ傾動するように駆動制御するコンピュータに、
    傾動量設定モードに突入する手順と、
    傾動量設定モードにおいて、傾動量に関連付けられた傾動量データを連続的に変量可能な状態にする手順と、
    上記変量する傾動量データから設定値決定操作による外部信号に基づいて設定値を決定する手順と、
    上記決定した傾動量データで、上記設定傾動量データ記憶手段に記憶された設定傾動量データを書き換える手順と、
    傾動量設定モードを解除する手順と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  6. 請求項5に記載されたコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2006297988A 2006-11-01 2006-11-01 車両のアウターミラー制御装置 Expired - Fee Related JP5148859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297988A JP5148859B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 車両のアウターミラー制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297988A JP5148859B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 車両のアウターミラー制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008114657A true JP2008114657A (ja) 2008-05-22
JP5148859B2 JP5148859B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=39500979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006297988A Expired - Fee Related JP5148859B2 (ja) 2006-11-01 2006-11-01 車両のアウターミラー制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5148859B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114658A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車両のアウターミラー制御装置
JP2010006149A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Omron Corp ミラー装置
JP2010279153A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車両用電装品の制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289527A (ja) * 1999-04-13 2000-10-17 Mitsubishi Electric Corp バックミラー駆動制御装置
JP2003267137A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Ichikoh Ind Ltd 自動車用バックミラー装置
JP2005041376A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Nissan Motor Co Ltd 車両後退時の運転操作支援システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289527A (ja) * 1999-04-13 2000-10-17 Mitsubishi Electric Corp バックミラー駆動制御装置
JP2003267137A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Ichikoh Ind Ltd 自動車用バックミラー装置
JP2005041376A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Nissan Motor Co Ltd 車両後退時の運転操作支援システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114658A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車両のアウターミラー制御装置
JP2010006149A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Omron Corp ミラー装置
JP2010279153A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車両用電装品の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5148859B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7560885B2 (en) Method and apparatus for controlling motor
JP5148859B2 (ja) 車両のアウターミラー制御装置
JP4127201B2 (ja) 電動工具
JP5148860B2 (ja) 車両のアウターミラー制御装置
JP3746030B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2006320164A (ja) モータ制御装置およびモータ装置
JP2003335174A (ja) 自動車のリモコン式サイドミラーの制御装置及び制御方法
JP2005219618A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2012140130A (ja) 車両のアウターミラー制御装置
JP2000250629A (ja) 状態記憶装置
JP2003267137A (ja) 自動車用バックミラー装置
JP5405903B2 (ja) 車両用電装品の制御装置
JP4245982B2 (ja) ミラー制御装置
JP3389330B2 (ja) モータ起動装置
JPH07327393A (ja) モータ起動装置
JP3389329B2 (ja) モータ駆動装置
US20050099149A1 (en) Mirror angle control apparatus for vehicular electric mirror assembly
JPS62171489A (ja) ブラシレスモ−タ駆動制御装置
JP3803052B2 (ja) 初期化駆動装置
JP2005161936A (ja) 車両用ミラーシステム
JP2007008350A (ja) 電動ミラー制御装置及び電動ミラー制御方法
JP2010030493A (ja) シート装置
JP2000060200A5 (ja)
JP2004268833A (ja) 自動車のサイドミラーの制御方法および制御装置
JP3389327B2 (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5148859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees