JP2008112819A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造方法における半導体ウェハの裏面研削工程において、半導体ウェハの外周縁の損傷を防止する手段を提供する。
【解決手段】半導体基板の回路形成面側に封止層を形成した半導体ウェハを個片に分割して形成する半導体装置の製造方法において、半導体ウェハの回路形成面側を、吸着面を円錐面とした吸着ステージに吸着させる工程と、この吸着ステージに吸着させた半導体ウェハの裏面を、円錐面の一の稜と平行に研削面を配置した砥石を、半導体ウェハの中心から外周縁に向けて回転させて研削する工程と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の回路素子を形成した半導体ウェハを個片に分割して形成するWCSP(Wafer level Chip Size Package)型等の小型の半導体装置の製造方法に関する。
近年、電子機器に対する小型化や薄型化の要求が高まってきており、その配線基板に搭載されるコンデンサや抵抗等の受動部品が1×0.5mm程度の大きさから0.4×0.2mm程度に小型化されるに伴い、その厚さも500μm程度にまで薄型化されてきており、能動部品として機能するメモリやCPU等の半導体装置を同等の厚さに薄型化することに期待が高まってきている。
一般に、WCSP型の半導体装置は、回路素子の形成や各種の電極の形成時の半導体基板の剛性を確保するために、シリコン等からなる比較的厚い半導体基板が用いられ、その回路形成面側に形成された電極パッドを銅(Cu)等からなる再配線でポスト電極と接続し、これを樹脂からなる封止層で封止した後に封止層の上面を研削してポスト電極の端面を露出させ、そのポスト端面に半球状のバンプ電極を形成し、このバンプ電極側にその凹凸を吸収する粘着層を有する保護テープを貼付して半導体ウェハの裏面、つまり半導体基板の裏面を研削して半導体装置の薄型化を図ることが行われている。
このような半導体ウェハの研削工程における従来の研削方法は、半導体ウェハの一の面を、上面を平面とした吸着ステージに吸着させ、吸着ステージと砥石とを逆方向に回転させ、半導体ウェハの外周縁に設定された加工開始点と加工終了点との間を砥石の傾きを変えて切込み量を変化させながら研削し、半導体ウェハの面と砥石の研削面とを平行にして最後の微研加工を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−315103号公報(主に第4頁段落0019−第5頁段落0021、第4図)
しかしながら、上述した従来の半導体ウェハの研削方法における最後の微研加工においては、吸着ステージと砥石とを逆方向に回転させ、半導体ウェハの外周縁の加工開始点と加工終了点との間を研削しているため、半導体ウェハはその外周縁から切込まれて中心に向けて研削され、半導体ウェハの厚さが薄い場合には外周縁部の巻上げ(砥石の研削面と半導体ウェハの裏面との間の摩擦により半導体ウェハの外周縁が砥石側に引きずられて反り、それが戻ってバタつく現象をいう。)により、外周縁に欠けや割れ等の損傷が生じやすくなるという問題がある。
このことは、WCSP型の半導体装置を製造する半導体ウェハのように、回路形成面側に樹脂からなる封止層が形成されている場合に、特に顕著になる。
つまり、半導体基板の回路形成面側に封止層を形成するときに、半導体基板の外周縁部は封止金型に押さえられ、外周縁部に封止層が形成されずに段差部が形成されるため、封止層が形成された半導体ウェハのおもて面を吸着ステージに吸着させてその裏面を研削するときに、段差部が形成された外周縁部が吸着ステージに吸着され難くなり、剛性が低い外周縁部に巻上げが生じやすくなるからである。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、半導体装置の製造方法における半導体ウェハの裏面研削工程において、半導体ウェハの外周縁の損傷を防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、半導体基板の回路形成面側に封止層を形成した半導体ウェハを個片に分割して形成する半導体装置の製造方法において、前記半導体ウェハの回路形成面側を、吸着面を円錐面とした吸着ステージに吸着させる工程と、該吸着ステージに吸着させた半導体ウェハの裏面を、前記円錐面の一の稜と平行に研削面を配置した砥石を、前記半導体ウェハの中心から外周縁に向けて回転させて研削する工程と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明は、半導体ウェハの外周縁部が吸着ステージに十分に吸着されなくても、裏面研削時の半導体ウェハの外周縁部のバタつきを防止することができ、半導体ウェハの外周縁の損傷を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による半導体装置の製造方法の実施例について説明する。
図1、図2は実施例の半導体装置の製造方法を示す説明図、図3は実施例の工程P8における裏面研削装置を示す説明図、図4は実施例の半導体ウェハの裏面研削工程における半導体ウェハと砥石との位置を示す説明図である。
図1は、半導体装置の製造方法を、半導体ウェハに形成される電極パッドとこれに再配線等を介して接続するポスト電極との近傍を示す部分断面図で示したものである。
図1、図2において、1は半導体ウェハであり、本実施例ではWCSP型の半導体装置を複数同時に製造するための8インチの円盤状の半導体ウェハである。
2は半導体ウェハ1の半導体基板であり、0.5〜1mm程度の厚さのシリコンからなるバルク基板であって、そのおもて面には図示しない半導体素子を配線で接続した複数の回路素子が形成されている(この回路素子が形成される半導体基板2のおもて面を回路形成面3という。)。
4は絶縁層であり、半導体基板2の回路形成面3上に2酸化珪素(SiO)等の絶縁材料で形成され、半導体基板2の各回路素子の上部には図示しないコンタクトホールが形成されている。
5は電極パッドであり、絶縁層4上にアルミニウム(Al)やチタン(Ti)等の導電材料で形成された導電層を所定の形状にエッチングして形成された電極であって、絶縁層4のコンタクトホールに埋め込まれた導電体を介して回路素子の所定の部位と電気的に接続している。
6は表面保護膜であり、窒化珪素(Si)等の絶縁材料で形成された絶縁層4上および電極パッド5の縁部を覆う保護膜である。
7は層間絶縁膜であり、表面保護膜6上にポリイミド等の絶縁材料で形成され、電極パッド5上の部位をエッチングにより除去して電極パッド5に到るスルーホール8が形成されている。
9は金属薄膜層としての下地金属層であり、半導体ウェハ1のおもて面側の全面にチタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、銅(Cu)等の導電材料を複数積層して形成され、層間絶縁膜7上およびスルーホール8の内面と電極パッド5上を覆っている。
10は再配線であり、銅等の導電材で形成された電極パッド5上からその電極パッド5に接続するポスト電極11を形成する領域(電極形成領域12という。)上に到る配線パターンであって、下地金属層9を介して電極パッド5と電気的に接続しており、半導体基板2上を電極パッド5からポスト電極11まで延在してポスト電極11と電極パッド5とを電気的に接続する機能を有している。
ポスト電極11は、再配線10上の電極形成領域12に再配線10と同一の材料で形成された100μm程度の高さを有する円柱状突起である。
13はバンプ電極であり、ポスト電極11のポスト端面11a上に半田等で形成された半球状の電極であって、図示しない実装基板の配線端子と接合され、半導体装置の外部端子として機能する。これにより半導体基板2に形成された回路素子は、電極パッド5、下地金属層9、再配線10、ポスト電極11およびバンプ電極13を介して外部装置と接続される。
15は封止層であり、半導体ウェハ1のおもて面側に注入された熱硬化性のエポキシ樹脂等の封止樹脂を加熱硬化させて形成された絶縁性を有する100μm程度の厚さの層であって、外部の湿度等から半導体装置を保護する機能を有している。
17は保護テープであり、樹脂テープの片面にバンプ電極13の凹凸を吸収することができる柔軟性を有し、紫外線の照射により硬化して接着性が弱まる特性を有する粘着層が形成された片面粘着テープであって、半導体基板2の回路形成面3の反対側の面、つまり半導体ウェハ1の裏面1aを研削する際に、半導体ウェハ1のおもて面側を保護する機能を有している。
18はレジストマスクであり、フォトリソグラフィにより半導体ウェハ1のおもて面に塗布されたレジストを露光し、その後に現像処理して形成されるマスク部材である。
図3において、20は裏面研削装置である。
21は吸着ステージであり、半導体ウェハ1の裏面1aを研削する際に、保護テープ17を介して半導体ウェハ1のおもて面側を吸着保持し、半導体ウェハ1を回転させる回転台であって、その中心部には半導体ウェハ1を吸着する負圧が供給される負圧室22が形成されている。
23は吸着板であり、多孔質のセラミックス等で形成された半導体ウェハ1の直径より大きい直径を有する円盤状部材であって、その上面の吸着面23aは円錐面とされており、負圧室22の上部に取付けられている。
25はグラインダであり、ダイヤモンド等の硬質の砥粒と無機質のフィラ等の充填材とを樹脂や金属等のバインダで固め、これを焼成して形成されたリング状の砥石26を備えており、高速で回転して半導体ウェハ1の裏面1aを研削する。
本実施例のグラインダ25は、吸着面23aに吸着保持された半導体ウェハ1の裏面1aを、その中心Ohから外周縁1bに向けて研削する方向(図3、図4において時計方向)に回転し、吸着ステージ21はその逆方向(図3、図4において反時計方向)の回転するように設定されている。
この場合に、吸着ステージ21の回転軸は図3において上下方向に設定されており、砥石26の研削面26aは、図4に示すように、半導体ウェハ1の中心Ohを通る位置に配置され、図3に示すように、グラインダ25を傾けて砥石26の研削面26aと吸着板23の円錐面とされた吸着面23aの一の稜とが平行になるように配置されている。
これにより、吸着面23aに吸着された半導体ウェハ1の裏面1aの平行とされた稜の反対側の稜は、研削面23aとの間に隙間が形成され、半導体ウェハ1の中心Ohから切込んで外周縁1bに向けての研削が可能になる。
なお、図3において、吸着面23aの円錐形状は、理解を容易にするために誇張して描いてあるが、実際の吸着面23aはその頂点と外周縁1bにより形成される底面との間の高さ、つまり円錐の高さは15〜25μm(本実施例では20μm)程度になるように形成されている。
以下に、図1、図2にPで示す工程に従って、本実施例の半導体装置の製造方法について説明する。
P1(図1)、半導体ウェハ1の半導体基板2の回路形成面3に、図示しない複数の回路素子を形成し、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により各回路素子の上部に図示しないコンタクトホールを設けた絶縁層4を形成した後に、絶縁層4上にスパッタ法により導電層を形成し、これを所定の形状にエッチングして回路素子の所定の部位と電気的に接続する電極パッド5を形成する。
電極パッド5の形成後に、電極パッド5上と絶縁層4上にCVD法により窒化珪素からなる表面保護膜6を形成し、表面保護膜6をエッチングして電極パッド5を露出させ、この表面保護膜6上および電極パッド5上に層間絶縁膜7を形成し、その電極パッド5の部位をエッチングにより除去して層間絶縁膜7に電極パッド5に到るスルーホール8を形成する。
P2(図1)、半導体ウェハ1のおもて面側にスパッタ法により層間絶縁膜7上および電極パッド5上を覆う複数層からなる下地金属層9を形成し、フォトリソグラフィにより下地金属層9の電極パッド5上から電極形成領域12上に到る再配線10の形成領域を除く領域にレジストマスク18を形成し、露出している下地金属層9上に導電材を電気メッキ法により電着させ、電極パッド5上から電極形成領域12上に到る再配線10を形成する。
P3(図1)、剥離剤を用いて工程P2で形成したレジストマスク18を除去し、フォトリソグラフィにより半導体ウェハ1のおもて面側の再配線10上の電極形成領域12を除く領域にレジストマスク18を形成し、露出している再配線10上に導電材を電気メッキ法により電着させ、ポスト電極11を形成する。
P4(図1)、剥離剤を用いて工程P3で形成したレジストマスク18を除去し、再配線10およびポスト電極11を除く領域の下地金属層9をウェットマエッチングにより除去する。
P5(図2)、半導体ウェハ1を図示しない封止金型に収納し、封止金型の半導体ウェハ1のおもて面側の空間に封止樹脂を注入し、これを加熱硬化させて封止層15を形成する。
このとき、半導体ウェハ1のおもて面側の外周縁部1cは、封止樹脂の漏れや裏面1aへの回り込みを防止するために封止金型に押さえ込まれているので、半導体ウェハ1のおもて面側の外周縁部1cには2mm程度(半導体ウェハ1との直径比で4%程度)の封止層15が形成されていない部位が残り、そこに段差部が形成される。
P6(図2)、封止金型から半導体ウェハ1を取出し、封止層15のおもて面側を研削してポスト電極11のポスト端面11aを封止層15のおもて面に露出させ、封止層15のおもて面とポスト端面11aとをほぼ同一平面に位置させて、100μm程度の厚さの封止層15を形成する。
P7(図2)、封止層15のおもて面側に露出しているポスト端面11aにスクリーン印刷法等により半田を印刷し、その後に熱処理により半田を溶融させてポスト端面11a上に半球形状に突出するバンプ電極13を形成する。
P8(図2)、バンプ電極13を形成した半導体ウェハ1のおもて面側に、保護テープ17の粘着層を密着させて貼付した後に、保護テープ17を半導体ウェハ1と同等の直径に切断し、おもて面側に保護テープ17を貼付した半導体ウェハ1を反転させ、保護テープ17のテープ面を図3に示す裏面研削装置20の吸着ステージ21の吸着板23の吸着面23a上に載置し、図示しない真空ポンプ等の負圧供給源から負圧を負圧室22へ供給して吸着面23aの円錐面に半導体ウェハ1のおもて面側を沿わせてその全面を吸着保持する。
そして、吸着により形成された半導体ウェハ1の裏面1aの円錐面の頂点から外周縁1bの方向にグラインダ25を回転させ、吸着ステージ21をその逆方向に回転させて、半導体ウェハ1の半導体基板2の裏面1aの中心Ohと外周縁1bとの間を、切込み量により決定される幅で砥石26により研削しながら、その全面を研削し、50〜300μm程度の厚さ(本実施例では190μm)の半導体基板2を形成する。
このとき、砥石26の研削面26aは半導体ウェハ1の円錐状の裏面1aを中心Ohから外周縁1bに向けて研削するので、その外周縁部1cが吸着板23に十分に吸着されていなくても、巻上げが生ずることはなく、外周縁1bに損傷が生ずることはない。
P9(図2)、裏面1aの研削を終えた半導体ウェハ1の保護テープ17に紫外線を照射して粘着層の接着性を低下させ、半導体ウェハ1から保護テープ17を引き剥がし、半導体ウェハ1のおもて面側に弾性を有する分割用テープ28に貼り付け、分割用のブレード29により半導体ウェハ1のおもて面2に予め設けられた分割線に沿って縦横に切断して複数の個片に分割する。
P10(図2)、この分割された個片、すなわち個片に分割された半導体ウェハ1であるWCSP型の半導体装置30は、分割用テープ28の弾性を利用して押し広げられた個々の間隔を利用してロボットアーム等により個別にチップトレイ等に移し変えられる。
このようにして、厚さが0.5mm以下(本実施例では390μm程度)の薄型化された小型のWCSP型の半導体装置30が製造される。
上記のように、本実施例の半導体ウェハ1の裏面1aの研削工程においては、円錐状となった裏面1bを中心Ohから外周縁1bに向けて研削するので、剛性が低くなっている封止層15の周囲の段差部、つまり半導体ウェハ1の外周縁部1cが巻上げによりバタつくことはなく、半導体ウェハ1の半導体基板2の外周縁1bに欠け等の損傷が生じるのを防止することができる。
この研削方法は、半導体基板2の研削後の厚さを300μm以下の厚さに研削してWCSP型の半導体装置30の薄型化を図る場合に、特に有効である。
以上説明したように、本実施例では、半導体基板の回路形成面側に封止層を形成した半導体ウェハの裏面を研削する工程において、半導体ウェハの裏面を研削するときに、半導体ウェハの回路形成面側を、吸着面を円錐面とした吸着ステージに吸着させ、その裏面を、円錐面の一の稜と平行に研削面を配置した砥石を、導体ウェハの中心から外周縁に向けて回転させて研削するようにしたことによって、半導体ウェハの外周縁部が十分に吸着されなくても、裏面研削時の半導体ウェハの外周縁部のバタつきを防止することができ、半導体ウェハの外周縁の欠け等の損傷を防止して半導体装置の薄型化を図ることができる。
また、半導体ウェハの回路形成面側に貼付した保護テープを介して、半導体ウェハを吸着ステージに吸着させるようにしたことによって、封止層上に突出するバンプ電極による空気漏れを防止して半導体ウェハと吸着ステージの吸着板との密着性を高めることができ、半導体ウェハの裏面形状を吸着面の円錐形状に容易に沿わせることができる。
上記により製造された半導体装置は、配線基板に搭載される受動部品とほぼ同等の厚さを有する半導体装置とすることができ、配線基板間の設置間隔等を低減して電子機器の薄型化に貢献することができる。
なお、本実施例においては、吸着ステージは、グラインダと逆方向に回転させるとして説明したが、同方向に回転させても上記と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例においては、半導体ウェハの半導体基板は、シリコンからなるバルク基板であるとして説明したが、半導体ウェハは前記に限らず、封止層を形成したSOI(Silicon On Insulator)構造の半導体ウェハやSOS(Silicon On Sapphire)構造の半導体ウェハ等であっても、本発明を適用すれば上記と同様の効果を得ることができる。
実施例の半導体装置の製造方法を示す説明図 実施例の半導体装置の製造方法を示す説明図 実施例の工程P8における裏面研削装置を示す説明図 実施例の半導体ウェハの裏面研削工程における半導体ウェハと砥石との位置を示す説明図
符号の説明
1 半導体ウェハ
1a 裏面
1b 外周縁
1c 外周縁部
2 半導体基板
3 回路形成面
4 絶縁層
5 電極パッド
6 表面保護膜
7 層間絶縁膜
8 スルーホール
9 下地金属層
10 再配線
11 ポスト電極
11a ポスト端面
12 電極形成領域
13 バンプ電極
15 封止層
17 保護テープ
18 レジストマスク
20 裏面研削装置
21 吸着ステージ
22 負圧室
23 吸着板
23a 吸着面
25 グラインダ
26 砥石
26a 研削面
28 分割用テープ
29 ブレード
30 半導体装置

Claims (3)

  1. 半導体基板の回路形成面側に封止層を形成した半導体ウェハを個片に分割して形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体ウェハの回路形成面側を、吸着面を円錐面とした吸着ステージに吸着させる工程と、
    該吸着ステージに吸着させた半導体ウェハの裏面を、前記円錐面の一の稜と平行に研削面を配置した砥石を、前記半導体ウェハの中心から外周縁に向けて回転させて研削する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記半導体ウェハの回路形成面側を、該回路形成面側に貼付した保護テープを介して、前記吸着ステージに吸着させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記半導体基板の研削後の厚さが、300μm以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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