JP2008112095A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手間がかからず、装置の大型化にもならず、かつ時間もかけずに原稿や画像データを、画像形成が可能な範囲内のサイズの手差しトレイに給紙された記録用紙に両面印刷する。
【解決手段】原稿の天地方向が搬送方向に沿っている2ページ分のイメージデータ(印字データ)を1枚の記録用紙138に両面印字させる。まず、手差しトレイ158上の記録用紙138の幅寸法を検出しつつ、一方のページ(裏面)の印字データを副走査方向に沿って順序をそのままに印字する。次に、一方のページを印字しているので手差しトレイ158上の記録用紙138の長さ寸法を検出されており記録用紙138の定型サイズがわかるので、印字データの順序を逆にした他方のページ(表面)の印字データを記録用紙138のページに印字する。その際、印刷可能な範囲の主走査ラインデータを抽出し、印字されていない面の記録用紙138へ反転させ印字可能な範囲へ印字する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に読み取った原稿の文字画像を含む文字画像を記録用紙の両面に形成する画像形成装置に関する。
従来、画像読取装置、画像形成装置が組み合わされた画像処理装置、例えば、コピー機などは両面印刷ができ、通常、装置内部のトレイから記録用紙を給紙し印刷する。また、ほとんどの画像形成装置では、予め記録用紙を収容しておくトレイとは別に、手差しトレイからも記録用紙を給紙し、印刷できるようになっている。しかし、手差しトレイに給紙された記録用紙に両面印刷する場合は、手差しトレイに給紙された記録用紙のサイズは不明であるので正しく印刷されない可能性がある。従って、手差しトレイに給紙された記録用紙による印刷と、両面印刷との組み合わせは禁止されていた。
この禁止を解消するため、手差トレイに給紙されたサイズの不明な記録用紙に両面印刷を行う場合、手差しトレイに給紙された記録用紙の記録用紙幅を検知し、その検知された記録用紙幅を基に記録用紙のサイズの候補を出力し、その候補の中からオペレータが手差トレイに給紙した記録用紙の設定や選択をして、手差しトレイに給紙された記録用紙に両面印刷を行うことが提案されている(特許文献1参照)。
また、同様に手差トレイに給紙されたサイズの不明な記録用紙に両面印刷を行う場合、中間トレイに到達する前に手差しトレイで給紙された記録用紙の用紙長を判別し、既知の記録用紙(定型サイズの用紙)であるなら、それぞれの記録用紙のサイズに対応する用紙搬入ゲートに搬入された後、手差しトレイに給紙された記録用紙を画像記録部へ再給紙し両面印刷することが提案されている(特許文献2参照)。
例えば、従来の両面印刷の場合、文字画像の向きは用紙搬送方向と交差する方向(縦向き)であるときには、文字画像を含んだ原稿の2ページ目(裏面)の画像データを生成し、そのまま印字し、その後、文字画像を含んだ原稿の1ページ目(表面)の画像データを生成し、そのまま印字する。
また、従来の両面印刷の場合では、文字画像の向きが用紙搬送方向(横向き)であるときには、文字画像を含んだ原稿の2ページ目(裏面)の画像データを生成し、180度回転して印字し、文字画像を含んだ原稿の1ページ目(表面)の画像データを生成し、そのまま印字する。
特開平6−148990号公報 特開平7−330228号公報
しかしながら、手差しトレイの記録用紙に両面印刷する場合、印刷開始前に記録用紙サイズが確定していないので、記録用紙のサイズを毎回指定しなければならないので手間がかかる。または、記録用紙のサイズを検知するためには、記録用紙を搬送する搬送路を長くせざるをえず、装置が大型化したり、時間がかかったりするという問題がある。
本発明は、手間がかからず、装置の大型化にもならず、かつ時間もかけずに原稿や画像データから、その原稿や画像データを基に画像形成が可能な範囲内のサイズの手差しトレイに給紙された記録用紙に両面印刷することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、2ページ分の画像形成用データに基づいて、1枚の記録用紙の表裏面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、前記画像形成部に対応して設けられ、前記記録用紙の表裏面への画像形成のために前記記録用紙の表裏を反転かつ搬送方向の前後を反転する記録用紙反転機構部と、前記記録用紙の表裏面へ画像形成する際の綴じ方向を指定する手段と、前記綴じ方向が前記記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、一方のページに対応する画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換し画像を180度回転処理する画像形成用データ変換手段と、前記記録用紙を前記画像形成部へ送り出すための所定のトレイ上で記録用紙搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する幅寸法検出手段と、前記幅寸法検出手段で検出した前記記録用紙の幅方向寸法に基づいて、前記画像形成用データに基づく画像形成処理の可否を判断する画像形成処理可否判断手段と、前記画像形成処理可否判断手段で画像形成処理が可能と判断された場合に、前記2ページ分の画像形成用データの内、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページに対応する画像形成用データに基づいて、前記記録用紙の一方の面への画像形成処理を実行する第1の画像形成手段と、前記記録用紙の他方の面への画像形成処理が実行されるまでに、前記記録用紙の搬送方向の長さ寸法を検出する長さ寸法検出手段と、前記幅寸法検出手段で検出された幅寸法と、前記長さ寸法検出手段で検出された長さ寸法とに基づいて、前記一方のページの画像形成用データから、特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出する主走査ラインデータ抽出手段と、前記主走査ラインデータ抽出手段で抽出された主走査ラインデータに基づいて、前記記録用紙の他方の面への画像処理を実行する第2の画像形成手段と、を有している。
第1の発明によれば、2ページ分の画像形成用データを1枚の記録用紙の表裏面に画像を形成させる。そこで、まず、所定のトレイ上の記録用紙を用紙搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する。次に、その幅寸法により画像形成用データの画像形成の可否を判断し、可能であれば、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページの画像形成用データに基づいて、画像を記録用紙の一方の面に形成する。一方の面への画像形成用データが形成されたので記録用紙の搬送方向の長さ寸法が検出され、幅寸法とその長さ寸法により、他方の面に形成する一方のページの画像形成用データから特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出し、綴じ方向が記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換して画像の180度回転処理を行う。画像が形成されていない方の記録用紙が、記録用紙反転機構部により表裏かつ前後を反転され、その抽出された主走査ラインデータを基に1枚の記録用紙の他方の面へ画像を形成するので、所定のトレイに給紙された記録用紙に2ページ分の画像形成用データから画像形成が可能な範囲の記録用紙へ両面印刷することができる。
第2の発明は、2ページ分の画像形成データであり、かつ、それぞれのページ毎の主走査ラインデータにおける副走査方向に偏って所定の範囲に集約された特定画像を対象として、1枚の記録用紙の表裏面に2ページ分の前記特定画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、前記画像形成部に対応して設けられ、前記記録用紙の表裏面への画像形成のために前記記録用紙の表裏を反転かつ搬送方向の前後を反転する記録用紙反転機構部と、前記記録用紙反転機構部の反転動作に起因する前記記録用紙の表裏面の搬送方向の前後逆向き現象を解消するべく、記録用紙の表裏面へ画像形成する際の綴じ方向を指定する手段と、綴じ方向が記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、一方のページに対応する画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換し画像を180度回転処理する画像形成用データ変換手段と、前記記録用紙を前記画像形成部へ送り出すための所定のトレイに位置決めされてから、前記画像形成部での一方の面への画像形成処理が実行されるまでの間に、前記記録用紙の搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する幅寸法検出手段と、前記幅寸法検出手段で検出した前記記録用紙の幅方向寸法から得られる定型サイズ情報に基づいて、前記特定画像から得た画像形成用データに基づく画像形成処理の可否を判断する画像形成処理可否判断手段と、前記画像形成処理可否判断手段で画像形成処理が可能とされた場合に、前記2ページ分の画像形成用データの内、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページに対応する画像形成用データに基づいて、前記記録用紙の一方の面への画像形成処理を実行する第1の画像形成手段と、前記記録用紙が前記トレイから送り出されてから、前記記録用紙の他方の面への画像形成処理が実行されるまでの間に、前記記録用紙の搬送方向の長さ寸法を検出する長さ寸法検出手段と、前記幅寸法検出手段で検出された幅寸法と、前記長さ寸法検出手段で検出された長さ寸法とに基づいて、前記一方のページの画像形成用データから、特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出する主走査ラインデータ抽出手段と、前記主走査ラインデータ抽出手段で抽出された主走査ラインデータに基づいて、前記記録用紙の他方の面への画像形成処理を実行する第2の画像形成手段と、を有している。
第2の発明によれば、2ページ分の画像形成データであり、かつ、それぞれのページ毎の主走査ラインデータにおける副走査方向に偏って所定の範囲に集約された特定画像を対象として、1枚の記録用紙の表裏面に2ページ分の前記特定画像を形成させる。そこで、まず、所定のトレイ上の記録用紙を用紙搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する。次に、その幅寸法から得られる定型サイズ情報により、前記特定画像から得た画像形成用データの画像形成の可否を判断し、可能であれば、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページの画像形成用データに基づいて、画像を記録用紙の一方の面に形成する。そこで、記録用紙の他方の面へ画像形成用データが形成されるまで記録用紙の搬送方向の長さ寸法が検出され、幅寸法とその長さ寸法により、他方の面に形成する一方のページの画像形成用データから特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出し、綴じ方向が記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換して画像の180度回転処理を行う。画像が形成されていない方の記録用紙が、記録用紙反転機構部により表裏かつ前後を反転され、その抽出された主走査ラインデータを基に1枚の記録用紙の他方の面に画像を形成する。従って、所定のトレイに給紙された記録用紙に2ページ分の画像形成データであり、かつ、それぞれのページ毎の主走査ラインデータにおける副走査方向に偏って所定の範囲に集約された特定画像を対象として1枚の記録用紙の表裏面へ2ページ分の前記特定画像を両面印刷することができる。
上記第1の発明又は第2の発明において、前記幅寸法検出手段で検出した幅寸法に基づいて、予め縦横比が確定している定型サイズの記録用紙の内、最大の定型サイズを記録用紙サイズ候補として選択することを特徴としている。
また、第1の発明又は第2の発明において、前記長さ方向寸法検出手段が、前記画像形成部の上流側、かつ前記第1の画像形成手段による記録用紙の一方の面への画像形成処理が開始されるまでに、長さ寸法を検出しきれない位置に設けられていることを特徴としている。
以上説明したように本発明によれば、手間がかからず、装置の大型化にもならず、かつ時間もかけずに原稿や画像データから、その原稿や画像データを基に画像形成が可能な範囲内のサイズの手差しトレイに給紙された記録用紙に両面印刷することができるという優れた効果が得られる。
図1には、画像処理装置100の全体構成が示されている。
画像処理装置100は、その上部に画像読取装置102と、画像読取装置102の下部に設けられた画像形成装置104によって構成されている。
(画像読取装置102の構成)
図1に示されるごとく画像読取装置102は装置本体106と装置本体上面に設けられたカバーユニット108とを備えている。カバーユニット108はその上部に箱型のADF装置110が設けられている。ADF装置110は原稿トレイ112に載置された原稿を引き込み反転させて原稿排出トレイ114へ排出する搬送系を有している。また、ADF装置110は、搬送経路途中で原稿画像を読み取る読取センサ116を備えている。これにより、原稿が原稿トレイ112から原稿排出トレイ114に至るまでに原稿画像を読み取ることが可能となっている。なお、本実施の形態のADF装置110では、引き込んだ原稿を表裏反転ならびに天地反転させて原稿の表裏面の画像を読み取ることも可能となっている。
前記原稿排出トレイ114は、プラテンカバー118としての機能を兼ね備えている。すなわち、原稿排出トレイ114の下面に弾性力を持つ白色の板材が貼り付けられ前記装置本体106の上面に設けられたプラテンガラス120と対峙するようになっている。プラテンガラス120には、原稿を載置することが可能となっており、前記ADF装置110を使わないときの原稿画像読み取りに適用される。
装置本体106には、光源122と反射ミラー124を備えた第1の移動ユニット126と一対の反射ミラー128、130を備えた第2の移動ユニット132とを有している。第1の移動ユニット126及び第2の移動ユニット132はそれぞれ前記プラテンガラス120の下面側を移動するようになっている。
第1の移動ユニット126では前記移動の際にプラテンガラス上に載置された原稿画像に対して光を照射するとともにその反射光を反射ミラー124で受け、第2の移動ユニット132の一方の反射ミラー128へ案内する。第2の移動ユニット132では一方の反射ミラー128で受けた光を他方の反射ミラー130で反射させ、レンズユニット134を介してCCDラインセンサ136へ案内する。
なお、第1の移動ユニット126と第2の移動ユニット132では、原稿画像からCCDラインセンサ136までの光路長を一定にするべく第1の移動ユニット126の移動距離に対して第2の移動ユニット128が、その1/2だけ同一時間内に移動するようになっている。
また、前記ADF装置110を使用した時の原稿読み取り時は、第1の移動ユニット126及び第2の移動ユニット132は共に図1の左端(ホームポジション)に位置される。
(画像形成装置104の構成)
画像形成装置104は、前記画像読取装置102のCCDラインセンサ136によって、読み取られた画像データあるいは、ネットワーク上のPC(図示省略)等から送信されてくる画像データに基づいて所定の記録用紙138(図1及び図7参照)に画像を形成する役目を有している。
画像形成装置104は、矩形の筐体140によって全体が覆われており、その上面が前記記録用紙138の排出トレイ142となっている。
筐体140内には、画像形成のための各部品が配設されており、その主要部品である感光体ドラム144の周囲には、当該感光体ドラム144の回転方向上流側から順に帯電部146、光走査装置148、現像部150、転写部152、及びクリーニング部154が設けられている。
すなわち、帯電部146によって感光体ドラム144の表面を一様に帯電した後、光走査装置148からの光ビームの照射により静電潜像を形成し、現像部150により前記静電潜像へトナーを供給し、現像する(トナー像)。
前記転写部152と感光体ドラム144との間には用紙トレイ156または手差しトレイ158から記録用紙138が搬送されて挟持されるようになっており、感光体ドラム144上のトナー像が記録用紙138に転写されるようになっている。なお、この転写部152の上流側近傍には、長さ寸法検出センサ24が設けられており、手差しトレイ158上には幅寸法検出センサ26が設けられている(詳細後述)。転写された記録用紙138は、定着部160に送られ加熱及び加圧されることでトナー像が記録用紙138に定着され前記排出トレイ142に排出される。なお、本実施の形態では、筐体140の図1の左壁に設けられたサブ排出トレイ142にも記録用紙138を排出することが可能となっている。
また、画像形成装置104には、反転機構部162が設けられている。反転機構部162は前記定着部160を通過した記録用紙138(一方の面が画像形成済み)を所謂スイッチバック方式で前記転写部152の上流側に戻し、他方の面への画像形成を可能としている。なお、このとき記録用紙138は、表裏反転と共に搬送方向も反転される。
図2は、本実施の形態に係る画像処理装置100における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部30には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントローラ32には、ユーザインターフェイス34が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、メインコントローラ32には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
更に、メインコントローラ32には、画像読取処理制御部28が接続されており、画像読取装置102(図1参照)から送出された画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ32では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、画像処理装置100に適合する形式の画像形成用濃度データ(例えば、ビットマップデータ)に変換し、マシン・コントロール・ユニット(MCU)の一部を構成する画像形成処理制御部36へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部36では、入力されたイメージデータに基づいて、画像形成処理制御部36と共に、それぞれマシン・コントロール・ユニットを構成する光走査系コントロール部38、駆動系コントロール部40、帯電器コントロール部42、現像装置コントロール部44、定着コントロール部46のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部36には、状態管理部48が接続されており、画像処理装置の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中、処理中等)を判別するようになっている。状態管理部48で判別した前記稼動状態は、メインコントローラ32へ送出されるようになっている。
また、メインコントローラ32には、環境検出のための、温度センサ50、湿度センサ52が接続されている。この温度センサ50、湿度センサ52では、画像形成装置104内の環境温度・湿度を検出する。
また、メインコントローラ32には、記録用紙138のサイズを計測するための、幅寸法センサ26、長さ寸法検出センサ24が接続されている。この幅寸法センサ26、長さ寸法検出センサ24では、予め定められた定型サイズの記録用紙138を判定し、検出する。
また、メインコントローラ32には、記録用紙138が排出されたかどうかを判定する排出センサ22が接続されている。
さらに、メインコントローラ32には、出力画像濃度補正、並びにトナー濃度補正を行うために必須の濃度センサ54が接続されている。濃度センサ54は主に、画像の色ずれ(レジずれ)を検出するための検査画像(パッチ)の濃度を検出するために設けられている。
ここで、本実施の形態において、用紙トレイ156のそれぞれに装填された各種定型サイズ(例えば、A3,A4,B4,B5等)の記録用紙138を用いて両面に画像形成(以下、「両面プリント」という)する場合は、例えば、原稿サイズ(原稿画像データサイズ)に基づいて、記録用紙サイズを特定し、用紙トレイ156を選択すればよい。なお、図1で用紙トレイ156が単一構成となっているが、用紙トレイ156を複数段設け、それぞれ異なるサイズの記録用紙138を収容してもよい。
一方、手差しトレイ158を用い、かつ、両面プリントしようとすると、1ページ目(最初にプリントする面)の画像形成の際に記録用紙サイズが不明であり、表裏面の綴じ方向が用紙搬送方向に直交する方向の場合、画像の欠損を発生してしまうことがある。綴じ方向とは、画像を形成した後の記録用紙138を綴じる場所(例えば、ホチキス等で綴じようとする場所)の方向を言う。綴じ方向には、用紙搬送方向である左右方向、もしくは、用紙搬送方向と直交する方向である上下方向がある。
このため、従来では、「両面プリント、手差しトレイ利用」の組み合わせ指定を禁止することで対応していた。
これに対して、本実施の形態では、両面プリント時の綴じ方向が左右方向(用紙搬送方向)であるか上下方向(用紙搬送方向と直交する方向)であるかを指定することで、手差しトレイ158による両面プリントを許可することとした。
ところが、原稿領域の主となる画像が搬送方向(副走査方向)に偏って存在する場合がある。
例えば、A3サイズの画像データの内、搬送方向前側半分の領域(A4サイズの領域)しか、画像が存在しない場合(以下、「主となる画像」という)や、記録用紙サイズがA4サイズである場合もある。
本実施の形態では、上記のような特殊な条件下でのプリントであっても、主となる画像を表裏面に、綴じ方向をそろえてプリントする機能を設定した。
(a) 2ページ分の原稿の天地方向が搬送方向と直交する方向(上)であり、A3全域に主となる画像が存在する場合(図10(a)の原稿のような場合)。
最初の面(裏面)をプリントし、表面の画像データを180度回転する。その際、記録用紙サイズがA3と判定され、次の面(表面)をプリントする。
従って、綴じ方向をそろえて画像データをプリントすることができる。
(b) 2ページ分の原稿の天地方向が搬送方向(左)であり、A3全域に主となる画像が存在する場合(図9(a)の原稿のような場合)。
最初の面(裏面)をプリントし、表面の画像データを180度回転する。その際、記録用紙サイズがA3と判定され、次の面(表面)をプリントする。
従って、綴じ方向をそろえて画像データをプリントすることができる。
(c) 2ページ分の原稿の天地方向が搬送方向と直交する方向(上)であり、A3全域の1/2の領域に主となる画像が存在する場合(図10(c)または図10(d)の原稿のような場合)。
最初の面(裏面)をプリントし、表面の画像データを180度回転する。その際、記録用紙サイズがA4と判定され、次の面(表面)をプリントする。
従って、綴じ方向をそろえて画像データをプリントすることができる。
(d) 2ページ分の原稿の天地方向が搬送方向(左)であり、A3全域の1/2の領域に主となる画像が存在する場合(図9(c)または図9(d)の原稿のような場合)。
最初の面(裏面)をプリントし、表面の画像データを180度回転する。その際、記録用紙サイズをA4と判定され、次の面(表面)をプリントする。
従って、綴じ方向をそろえて画像データをプリントすることができる。
図3には、本実施の形態に係る画像処理装置全体の機能ブロック図が示されている。
ユーザインターフェイス34から片面・両面及び画像の向きの情報、及び幅寸法検出センサ26から手差しトレイ158に給紙された記録用紙138の一辺(幅)の幅寸法の長さ情報がメインコントローラ32に入力される。
例えば、画像読取処理制御部28により、読み取り処理された画像データは記憶部302に保存され、適宜画像変換部304に入力される。よって、ユーザインターフェイス34から入力された片面・両面及び画像の向きの情報は画像形成条件入力部306を介し入力情報として画像変換部304に入力される。ここで、手差しトレイ158に給紙された記録用紙138の一辺の幅寸法の長さ情報(幅寸法センサ26により検出)が定型サイズ判定部308を介し最大定型サイズ情報を画像変換部304、及び画像読取制御部28へ入力し、画像の読み取りを開始する。
なお、定型サイズ判定部308は定型サイズデータテーブル310を参照し定型サイズの情報を送り、定型サイズのどれにも該当しないのであればエラー処理部312がエラー情報を出力する。また、画像読取制御部28へもエラー情報が入力され、画像の読み取りが中止される。
次に、画像データ情報、入力情報、及び最大定型サイズ情報が入力された画像変換部304から第1画像形成指示部314を介し、入力情報及び最大定型サイズ情報を基に、非変換の画像データを画像形成処理制御部36へ出力する。
また、長さ寸法検出センサ24で検出された手差しトレイ158に給紙された記録用紙138の一辺(用紙長)の長さ情報から定型サイズ判定部308が定型サイズデータテーブル310を参照して手差しトレイ158に給紙された記録用紙138の正確な定型サイズを判定し、その定型サイズ情報を画像変換部304に出力する。
更に、画像データ情報、入力情報、及び定型サイズ情報が入力された画像変換部304から第2画像形成指示部318を介し、入力情報及び定型サイズ情報を基に、変換後の画像データを画像形成処理制御部36へ出力する。なお、画像変換部304から画像データの大きさ情報、及び定型サイズ判定部308から手差しトレイ158に給紙された記録用紙138の大きさ情報によりクリーニング指示部320を介し、画像形成処理制御部36へ出力する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
図4には、本実施の形態に係る画像形成処理全体における手差トレイスキャン制御のフローチャートが示されている。
ステップ400では、ユーザインターフェイス34から片面・両面複写及び画像の向きの情報が入力される。入力されればステップ402へ進む。入力されなければ終了し、入力する処理を繰り返すよう戻る。
ステップ402では、幅寸法検出センサ26(図1参照)で手差しトレイ158に載置された記録用紙138の一辺(幅)の長さを検知する。このとき、図7に示すように手差しトレイ158のサイドガイド700が幅寸法検出センサ26を兼ね、載置された記録用紙138の一辺(幅)の長さを検知できる。図7の矢印に囲まれた幅の長さを幅寸法検出センサ26のON/OFFのタイミングによって計測する。なお、図7にも示しているように記録用紙138を手差しトレイ158に載置し搬送する方向は、文字の向きにかかわらず図8(a)、(b)のように記録用紙138を搬送する方向が長い辺に対して直角方向である場合と、図8(c)、(d)のように記録用紙138を搬送する方向が短い辺に対して直角方向である場合の2通りがある。例えば、記録用紙138がA4であるならば、図8(a)、(b)の場合はA4LEF(Long Edge Feed)と呼び、図8(c)、(d)の場合はA4SEF(Short Edge Feed)と呼ぶ。図8の(a)〜(d)に示すように、記録用紙138の手差しトレイ158の載置の仕方により最大定型サイズが変化する。詳細に説明すると、A4LEFの場合、最大定型サイズはA3となるが、A4SEFの場合、最大定型サイズはA4となる。
ステップ404では、幅寸法検出センサ26から検知された記録用紙138の一辺(幅)から定型サイズデータテーブル310を参照し、定型サイズの記録用紙138の一辺であるかどうかを判断する。どの定型サイズの記録用紙138の長さの一辺とも一致しなければ、ステップ406に進み、定型サイズの記録用紙138の長さの一辺とどれかが一致したならばステップ408に進む。
ステップ406では、サイズミスマッチエラーとして装置が停止し終了する。
ステップ408では、画像読取処理制御部28により原稿を読み取る(スキャンする)。原稿を読み取る際、図6(a)の入力画像データに示されるように走査方向を定め読み取る。
ステップ410では、画像読取制御部28によりスキャンされた原稿のイメージデータは、図6(b)に示されるように走査方向を定めイメージデータを生成する。
ステップ410が終了し、原稿のイメージデータが生成されたならば図5の本実施の形態に係る画像形成処理制御のフローチャートに進む。
図5には、本実施の形態に係る画像形成処理制御のフローチャートが示されている。
ステップ500では、印字するための記録用紙138を手差しトレイ158から搬送開始する。
ステップ502では、片面コピーか否かを判断する。もし、片面コピーならばステップ504に進み、片面コピーでなく両面コピーならステップ506に進む。
ステップ504では、片面コピーなので、1ページ目(表面)を幅寸法検出センサ26により手差しトレイ158に載置された記録用紙138の用紙搬送方向と交差する方向に対して一辺(幅)が定型サイズの中で一致するものの中で最大の定型サイズの記録用紙138として印字開始する。
ステップ506では、両面コピーなので、2ページ目(裏面)を幅寸法検出センサ26により手差しトレイ158に載置された記録用紙138の用紙搬送方向と交差する方向に対して一辺(幅)が定型サイズの中で一致するものの中で最大の定型サイズの記録用紙138として印字開始する。
ステップ508では、長さ寸法検出センサ24を用い、記録用紙138の通過時間から手差しトレイ158に載置された記録用紙138の用紙搬送方向の長さを検出する。
ステップ510では、手差しトレイ158に載置された記録用紙138が、幅寸法検出センサ26及び長さ寸法検出センサ24によって計測された縦横の長さから定型サイズであるか否かを判定する。定型サイズでないならステップ512に進み、定型サイズならステップ514に進む。
ステップ512では、定型サイズではないのでサイズミスマッチエラーとして装置が停止する。
ステップ514では、記録用紙138の縦横(用紙搬送方向及び用紙搬送方向と交差する方向)の長さがわかっているので定型サイズのいずれかのサイズとして確定する。
ステップ516では、片面印字であるならば1ページ目(表面)を転写(印字)終了したかどうかを判定する。両面印字であるならば2ページ目(裏面)を転写終了したかどうかを判定する。転写していなければ転写するまで継続する。
ステップ518では、記録用紙138の検知サイズは最大定型サイズであったかどうかを判定する。最大定型サイズであったならステップ522に進む。最大定型サイズでなかったならステップ520に進む。
ステップ520では、記録用紙138の検知されたサイズが最大定型サイズではなかったから転写部152にトナーが付着しているのでクリーニングをする。
ステップ522では、片面コピーか否かを判断する。もし、片面コピーならば印字を終了し、片面コピーでなく両面コピーならステップ524に進む。
ステップ524では、両面コピーなので画像形成装置104(図1参照)内で記録用紙138を反転し、両面コピーができるように反転機構部162の搬送路へ搬送する。
ステップ526では、両面プリントの綴じ方向が上下方向(用紙搬送方向と直交する方向)であるか否かを判断する。両面プリントの綴じ方向が上下方向でなければステップ528へ進み、両面プリントの綴じ方向が上下方向であるならばステップ530へ進む。
ステップ528では、両面プリントの綴じ方向が上下方向ではなく、左右方向であるなら印字データの書き出し開始位置を記録用紙138の書き出し先端部へ設定する。所謂、1ページ目(表面)の印字データを回転等の処理をさせずにそのままの印字データのままステップ534へ進む。
ステップ530では、1ページ目(表面)の印字データを180度回転させる(図6(b)参照)。
ステップ532では、1ページ目(表面)に印字データを書き出す開始位置は(最大定型サイズ長さ−検知サイズ)に設定する。詳細に説明すると、図9(e)及び図10(e)に示すように180度回転した後の印字データを検知した記録用紙138のサイズにあうよう書き出し位置を矢印の方向にシフトして設定する。もしくは、図10(e)及び(f)に示すように検知した記録用紙138のサイズの範囲で180度回転させた後の印字データを印字するように書き出し位置を設定する。
ステップ534では、検知された定型サイズで1ページ目(表面)の印字を開始する。
ステップ536では、記録用紙138への転写が終了したかどうかを判定する。転写が終了したならば終了し、転写が終了していないならばするまで繰り返す。
図9には、本実施の形態に係る文字や画像の天地方向は用紙搬送方向(左)で綴じ方向が上下方向の場合の両面印刷されたときの図が示されている。
また、図10には、本実施の形態に係る文字や画像の天地方向は用紙搬送方向と直交する方向(上)で綴じ方向が上下の場合の両面印刷されたときの図が示されている。
図9では文字や画像の天地方向が用紙搬送方向のときを表している。
図10では文字や画像の天地方向が用紙搬送方向と直交する方向のときを表している。
図9(a)及び図10(a)には、文字や画像を含んだ大サイズの原稿の1ページ目(表面)にFという文字が印字されており、文字や画像を含んだ大サイズの原稿の2ページ目(裏面)にAという文字が印字されている。手差しトレイ158の記録用紙サイズは不明なので、まず、画像読取処理制御部28で読み取られた原稿のイメージデータ(印字データ)の2ページ目(裏面)をそのまま大サイズの原稿と同じサイズの記録用紙138に印字する。次に、2ページ目(裏面)が印字された後なので、手差しトレイ158の記録用紙サイズは原稿のサイズであることが明らかになっている。そこで、2ページ目(裏面)が印字された記録用紙138を画像形成装置104の反転機構部162(図1参照)によって表裏反転と共に搬送方向も反転される。そして、画像読取制御部28によって生成された1ページ目(表面)の画像を画像変換部304(図3参照)によって180度反転させて画像形成処理制御部36(図2及び図3参照)により印字する。
図9(b)及び図10(b)には、文字や画像を含んだ小サイズの原稿の1ページ目(表面)にFという文字が印字されており、文字や画像を含んだ小サイズの原稿の2ページ目(裏面)にAという文字が印字されている。手差しトレイ158の記録用紙サイズは不明なので、まず、画像読取処理制御部28で読み取られた印字データの2ページ目(裏面)をそのまま小サイズの原稿と同じサイズの記録用紙138に印字する。次に、2ページ目(裏面)が印字された後なので、手差しトレイ158の記録用紙サイズは原稿のサイズであることが明らかになっている。そこで、2ページ目(裏面)が印字された記録用紙138を画像形成装置104の反転機構部162(図1参照)によって表裏反転と共に搬送方向も反転される。そして、画像読取制御部28で生成された1ページ目(表面)の画像を画像変換部304(図3参照)によって180度反転させて画像形成処理制御部36(図2及び図3参照)により印字する。
図9(c)及び図10(c)には、小サイズの文字や画像を含んだ大サイズの原稿の1ページ目(表面)に記録用紙138の搬送方向先頭の1/2の部分にFという文字が印字されており、小サイズの文字や画像を含んだ大サイズの原稿の2ページ目(裏面)に記録用紙138の搬送方向先頭の1/2の部分にAという文字が印字されている。手差しトレイ158の記録用紙サイズは不明なので、まず、この両面を画像読取処理制御部28で読み取られた印字データの2ページ目(裏面)をそのまま大サイズの原稿と同じサイズの記録用紙138に印字する。次に、2ページ目(裏面)が印字された後なので、手差しトレイ158の記録用紙サイズは原稿のサイズであることが明らかになっている。そこで、2ページ目(裏面)が印字された記録用紙138を画像形成装置104の反転機構部162(図1参照)によって表裏反転と共に搬送方向も反転される。そして、画像読取制御部28によって生成された1ページ目(表面)の画像を画像変換部304(図3参照)によって180度反転させて画像形成処理制御部36(図2及び図3参照)により印字する。
図9(d)及び図10(d)には、図9(c)及び図10(c)のように小サイズの文字や画像を含んだ大サイズの原稿の1ページ目(表面)に記録用紙138の搬送方向先頭の1/2の部分にFという文字が印字されており、小サイズの文字や画像を含んだ大サイズの原稿の2ページ目(裏面)に記録用紙138の搬送方向先頭の1/2の部分にAという文字が印字されている。手差しトレイ158の記録用紙サイズは不明なので、まず、この両面を画像読取制御部28で読み取られた印字データの2ページ目(裏面)をそのまま図のように原稿の半分のサイズの記録用紙138に印字する。次に、2ページ目(裏面)が印字された後なので、手差しトレイ158の記録用紙サイズは原稿の1/2のサイズであることが明らかになっている。そこで、2ページ目(裏面)が印字された記録用紙138を画像形成装置104の反転機構部162(図1参照)によって表裏反転と共に搬送方向も反転される。そして、画像読取制御部28によって生成された1ページ目(表面)の画像を画像変換部304(図3参照)によって180度反転させて、原稿の1/2のサイズの記録用紙138へ画像形成が可能な範囲内に印字する。その際には、図9(e)及び図10(e)に示すように、180度回転された文字画像を検知した記録用紙サイズにあうよう書き出し位置を図示している矢印の方向へシフトする。簡単に説明すると、印字する記録用紙138の定型サイズがわかっているので、印字データの半分を読み飛ばし1ページ目(表面)を印字する。また、図9(f)及び図10(f)に示すように、検知した記録用紙サイズの範囲で180度回転された文字画像を印字するよう書き出し位置を定める。簡単に説明すると、印字する記録用紙138の定型サイズがわかっているので、その範囲内に1ページ目(表面)を印字する。
なお、図9及び図10の説明には大サイズと小サイズと記載したが、例えば、大サイズがA3の場合は小サイズがA4であり、大サイズがB4の場合は小サイズがB5であり、大サイズがA4の場合は小サイズがA5であるといったように、相対的に定型サイズの小サイズに比べて一段階大きなサイズのことを大サイズと呼んでいる。詳しくは、図8でも示したように記録用紙138の一辺の長さを基とした定型サイズの記録用紙138の最大の定型サイズを大サイズと呼び、その一辺の長さを持つ定型サイズの記録用紙138の最小の定型サイズを小サイズと呼ぶ。
従って、図9において、文字の向きは用紙搬送方向(左)で綴じ方向が上下でも、複数枚に画像形成された記録用紙138を書籍のように正しい位置に綴じることができる。また、図10においても、文字の向きは用紙搬送方向と直交する方向(上)で綴じ方向が上下でも、複数枚に画像形成された記録用紙138を書籍のように正しい位置に綴じることができる。そのため、図9及び図10に示すように画像形成すれば、書籍のように綴じられた複数枚に画像形成された記録用紙138を1枚1枚めくりながら読んだり、見たりすることができる。
また、本実施例では、記録用紙サイズが定型サイズの場合で説明したが、記録用紙サイズが非定型の場合でも応用が可能である。記録用紙サイズが非定型の場合には、図5におけるステップ510の判断を行わず、検知した記録用紙幅と印字可能な最大長さを最大サイズとする。記録用紙の用紙長を検知した後は、検知した記録用紙の用紙長で画像の抽出処理を行えばよい。
本実施の形態に係る画像処理装置の全体構成図である。 本実施の形態に係る画像処理装置における画像形成のための制御系のブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理装置全体の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置全体における手差トレイスキャン制御のフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成処理制御のフローチャートである。 本実施の形態に係る原稿の走査方向、及び原稿のイメージデータ(印字データ)を出力する際の走査方向を示した図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の手差しトレイの構成図である。 本実施の形態に係る記録用紙の搬送方向に対する向きの構成図である。 本実施の形態に係る文字や画像の天地方向は用紙搬送方向(左)で綴じ方向が上下方向の場合の両面印刷されたときの図である。 本実施の形態に係る文字や画像の天地方向は用紙搬送方向と直交する方向(上)で綴じ方向が上下の場合の両面印刷されたときの図である。
符号の説明
24 長さ寸法検出センサ
26 幅寸法センサ
34 ユーザインターフェイス
100 画像処理装置
102 画像読取装置
104 画像形成装置
138 記録用紙
158 手差しトレイ
304 画像変換部
308 定型サイズ判定部
314 第1画像形成指示部
318 第2画像形成指示部

Claims (4)

  1. 2ページ分の画像形成用データに基づいて、1枚の記録用紙の表裏面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成部に対応して設けられ、前記記録用紙の表裏面への画像形成のために前記記録用紙の表裏を反転かつ搬送方向の前後を反転する記録用紙反転機構部と、
    前記記録用紙の表裏面へ画像形成する際の綴じ方向を指定する手段と、
    前記綴じ方向が前記記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、一方のページに対応する画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換し画像を180度回転処理する画像形成用データ変換手段と、
    前記記録用紙を前記画像形成部へ送り出すための所定のトレイ上で記録用紙搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する幅寸法検出手段と、
    前記幅寸法検出手段で検出した前記記録用紙の幅方向寸法に基づいて、前記画像形成用データに基づく画像形成処理の可否を判断する画像形成処理可否判断手段と、
    前記画像形成処理可否判断手段で画像形成処理が可能と判断された場合に、前記2ページ分の画像形成用データの内、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページに対応する画像形成用データに基づいて、前記記録用紙の一方の面への画像形成処理を実行する第1の画像形成手段と、
    前記記録用紙の他方の面への画像形成処理が実行されるまでに、前記記録用紙の搬送方向の長さ寸法を検出する長さ寸法検出手段と、
    前記幅寸法検出手段で検出された幅寸法と、前記長さ寸法検出手段で検出された長さ寸法とに基づいて、前記一方のページの画像形成用データから、特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出する主走査ラインデータ抽出手段と、
    前記主走査ラインデータ抽出手段で抽出された主走査ラインデータに基づいて、前記記録用紙の他方の面への画像処理を実行する第2の画像形成手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 2ページ分の画像形成データであり、かつ、それぞれのページ毎の主走査ラインデータにおける副走査方向に偏って所定の範囲に集約された特定画像を対象として、1枚の記録用紙の表裏面に2ページ分の前記特定画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成部に対応して設けられ、前記記録用紙の表裏面への画像形成のために前記記録用紙の表裏を反転かつ搬送方向の前後を反転する記録用紙反転機構部と、
    前記記録用紙の表裏面へ画像形成する際の綴じ方向を指定する手段と、
    前記綴じ方向が前記記録用紙の搬送方向に対して直交する方向の場合に、一方のページに対応する画像形成用データを構成する主走査ラインデータを副走査方向に沿って順序を逆に変換し画像を180度回転処理する画像形成用データ変換手段と、
    前記記録用紙を前記画像形成部へ送り出すための所定のトレイに位置決めされてから、前記画像形成部での一方の面への画像形成処理が実行されるまでの間に、前記記録用紙の搬送方向と交差する方向の幅寸法を検出する幅寸法検出手段と、
    前記幅寸法検出手段で検出した前記記録用紙の幅方向寸法から得られる定型サイズ情報に基づいて、前記特定画像から得た画像形成用データに基づく画像形成処理の可否を判断する画像形成処理可否判断手段と、
    前記画像形成処理可否判断手段で画像形成処理が可能とされた場合に、前記2ページ分の画像形成用データの内、前記画像形成用データ変換手段で変換しない他方のページに対応する画像形成用データに基づいて、前記記録用紙の一方の面への画像形成処理を実行する第1の画像形成手段と、
    前記記録用紙が前記トレイから送り出されてから、前記記録用紙の他方の面への画像形成処理が実行されるまでの間に、前記記録用紙の搬送方向の長さ寸法を検出する長さ寸法検出手段と、
    前記幅寸法検出手段で検出された幅寸法と、前記長さ寸法検出手段で検出された長さ寸法とに基づいて、前記一方のページの画像形成用データから、特定画像範囲を含む画像形成可能な範囲の主走査ラインデータを抽出する主走査ラインデータ抽出手段と、
    前記主走査ラインデータ抽出手段で抽出された主走査ラインデータに基づいて、前記記録用紙の他方の面への画像形成処理を実行する第2の画像形成手段と、
    を有する画像形成装置。
  3. 前記幅寸法検出手段で検出した幅寸法に基づいて、予め縦横比が確定している定型サイズの前記記録用紙の内、最大の定型サイズを前記記録用紙のサイズ候補として選択することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記長さ方向寸法検出手段が、前記画像形成部の上流側、かつ前記第1の画像形成手段による前記記録用紙の一方の面への画像形成処理が開始されるまでに、長さ寸法を検出しきれない位置に設けられていることを特徴とする請求項第1乃至請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
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