JP2008111646A - フィンチューブ型熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、フィンチューブ型熱交換器において、切り起こし部による伝熱促進効果と排水性とを両立させることにある。
【解決手段】本発明のフィンチューブ型熱交換器1は、伝熱フィン2と複数の伝熱管3とを備える。伝熱フィンは気流中に配置される。複数の伝熱管は、伝熱フィンに挿入されており、気流の流れ方向に略直交する方向に配置される。伝熱フィンには、伝熱管の鉛直方向における両側において気流の流れ方向上流側から下流側に向かって真っ直ぐに並ぶ複数の切り起こし部21a〜21fが、切り起こし加工により形成されている。複数の切り起こし部を結ぶ直線L1,L2は、伝熱管近傍の気流を、伝熱管の気流の流れ方向後側に案内するように、気流の流れ方向に対して傾斜している。伝熱フィンには、伝熱管の周囲のうち少なくとも伝熱管の中心軸を通る水平面より下部に凹部24が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィンチューブ型熱交換器、特に、気流中に配置された伝熱フィンと、伝熱フィンに挿入されており気流の流れ方向に略直交する方向に配置された複数の伝熱管とを備えたフィンチューブ型熱交換器に関する。
従来、空気調和装置等において、空気流中に配置された伝熱フィンと、伝熱フィンに挿入されており空気流の流れ方向に略直交する向きに配置された複数の伝熱管とを備えたフィンチューブ型熱交換器(すなわち、クロスフィンアンドチューブ型熱交換器)が良く用いられている。このような、フィンチューブ型熱交換器では、伝熱フィンにおける伝熱管の空気流の流れ方向下流側の部分に形成される死水域の低減、および、伝熱フィンにおける境界層の更新を目的とした伝熱促進手法として、伝熱フィン面の伝熱管の両側の位置に、空気流の流れ方向上流側に向かって拡開する切り起こし部を、切り起こし加工により形成する手法が採用されることがある(特許文献1参照)。
特開昭61―110889号公報
上述のような切り起こし部が採用されたフィンチューブ型熱交換器を、空気調和装置等に代表されるような空気を熱源とする冷媒等の熱媒体の蒸発器として使用する場合には、空気と熱媒体との熱交換により発生した結露水などの水滴(以下ドレン水と呼ぶ)が切り起こし部に滞留して通風抵抗を増大させるという問題が生じてしまう。
本発明の課題は、フィンチューブ型熱交換器において、切り起こし部による伝熱促進効果と排水性とを両立させることにある。
第1発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、伝熱フィンと複数の伝熱管とを備える。伝熱フィンは、気流中に配置される。複数の伝熱管は、伝熱フィンに挿入されており、気流の流れ方向に略直交する方向に配置される。伝熱フィンには、伝熱管の鉛直方向における両側において気流の流れ方向上流側から下流側に向かって真っ直ぐに並ぶ複数の切り起こし部が、切り起こし加工により形成されている。複数の切り起こし部を仮想的に結ぶ直線は、伝熱管近傍の気流が伝熱管の気流の流れ方向後側に案内されるように、気流の流れ方向に対して傾斜している。伝熱フィンには、伝熱管の周囲のうち少なくとも伝熱管の中心軸を通る水平面より下部に凹部が形成されている。
このフィンチューブ型熱交換器では、切り起こし部が気流の流れ方向上流側から下流側に向かって複数に分割されている。そして、複数の切り起こし部は、伝熱管近傍の気流が伝熱管の気流の流れ方向後側に案内されるように気流の流れ方向前側に配置されている。また、伝熱フィンにおける伝熱管の下部側の一部には、切り起こし部を設けないようにしている。そして、伝熱フィンにおける伝熱管の周囲の少なくとも下部側に凹部を形成している。
したがって、切り起こし部によって境界層を更新する効果を得ることができる。また、伝熱フィンの気流の流れ方向後側の部分に形成される死水域を低減する効果を得ることができる。また、ドレン水を伝熱管と切り起こし部との間に滞留しにくいようにすることができる。さらに、伝熱フィン面に発生したドレン水を切り起こし部間の隙間から排出されやすくできる。また、凹部にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。これにより、伝熱フィン面に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部による伝熱促進効果を得ることができるようになる。
第2発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第1発明に係るフィンチューブ熱交換器であって、伝熱フィンには、伝熱管の周囲全体に凹部が形成されている。
本発明では伝熱フィンにおける伝熱管の周囲の全体に凹部を形成している。したがって、凹部にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。このため、切り起こし部と伝熱管との間に滞留することなく、ドレン水を排出することができる。これにより、伝熱促進効果を得ることができる。
第3発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第1発明または第2発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、伝熱フィンは、気流の流れ方向と略直交する方向に形成された折り目を有するワッフル形状である。
本発明では、伝熱フィンが気流の流れ方向に略直交する方向に形成された折り目を有するワッフル形状となっている。
したがって、伝熱フィンと気流との熱交換を促進できる。また、ドレン水を折り目を伝わせて流下させやすくできる。このため、伝熱フィン面に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部による伝熱促進効果を得ることができるようになる。
第4発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第1発明または第2発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、凹部は、下端部と上端部とを有する。また、凹部は、下端部と上端部とが突出した形状となっている。ここで、下端部は、凹部の下部の第1点を尖端とする。また、上端部は、凹部の上部の第2点を尖端とする。
本発明では、凹部の形状が、凹部の下部の第1点を尖端とする下端部と、凹部の上部の第2点を尖端とする上端部とが突出した形状となっている。したがって、発生したドレン水を凹部から排出させやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第5発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第1発明または第2発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、凹部は、その下部の第1点を尖端とする下端部を有する。また、凹部は、下端部が突出した形状となっている。
本発明では、凹部の形状が、凹部の下部の第1点を尖端とする下端部が突出した形状となっている。したがって、発生したドレン水を凹部から排出させやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第6発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第3発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、折り目は、少なくとも谷折り形状となっている。凹部は、その下部の第1点を尖端とする下端部を有する。また、凹部は、下端部が突出した形状となっており、下端部と谷折り形状の折り目とが一致するように形成される。
本発明では、谷折り形状となっている折り目に、下部に突出した下端部が重なるように凹部が形成されている。したがって、凹部から発生したドレン水を排出させやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第7発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第6発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、切り起こし部は、伝熱管の真下を除く領域に形成される。
したがって、 凹部から発生したドレン水を排出しやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第8発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、第6発明または第7発明に係るフィンチューブ型熱交換器であって、複数の切り起こし部は、複数の第1切り起こし部と、複数の第2切り起こし部とを含む。複数の第1切り起こし部は、伝熱管の下側に形成される。複数の第2切り起こし部は、伝熱管の上側に形成される。複数の第1切り起こし部を仮想的に結ぶ第1直線は、伝熱管の中心軸を通り気流の流れ方向に平行な第3直線に対して、気流の流れ方向上流側よりも下流側の方が遠くなるように傾斜している。複数の第2切り起こし部を仮想的に結ぶ第2直線は、第3直線に対して、気流の流れ方向上流側よりも下流側の方が近くなるように傾斜している。
本発明では、伝熱管の下側に形成される第1切り起こし部が、伝熱管の中心軸を通り気流の流れ方向に平行な第3直線に対して、気流の流れ方向上流側よりも下流側の方が遠くなるように傾斜している。すなわち、ドレン水が溜まりやすい伝熱管の下側に形成される第1切り起こし部を、ドレン水が流れ落ちる方向と気流の流れ方向とが一致するように傾斜して配置している。
したがって、ドレン水が発生した場合に、ドレン水は、伝熱管と切り起こし部との間に溜まらずに排出されやすくできる。このため、伝熱フィンの水はけ性能を向上させることができ、伝熱効果を促進させることができる。
第1発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、切り起こし部によって境界層を更新する効果を得ることができる。また、伝熱フィンの気流の流れ方向後側の部分に形成される死水域を低減する効果を得ることができる。また、ドレン水を伝熱管と切り起こし部との間に滞留しにくいようにすることができる。さらに、伝熱フィン面に発生したドレン水を切り起こし部間の隙間から排出されやすくできる。また、凹部にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。これにより、伝熱フィン面に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部による伝熱促進効果を得ることができるようになる。
第2発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、凹部にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。このため、切り起こし部と伝熱管との間に滞留することなく、ドレン水を排出することができる。これにより、伝熱促進効果を得ることができる。
第3発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、伝熱フィンと気流との熱交換を促進できる。また、ドレン水を折り目を伝わせて流下させやすくできる。このため、伝熱フィン面に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部による伝熱促進効果を得ることができるようになる。
第4発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、発生したドレン水を凹部から排出しやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第5発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、発生したドレン水を凹部から排出しやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第6発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、凹部から発生したドレン水を排出しやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第7発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、凹部から発生したドレン水を排出しやすくできる。このため、熱交換器に発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
第8発明に係るフィンチューブ型熱交換器では、ドレン水が発生した場合に、ドレン水は、伝熱管と切り起こし部との間に溜まらずに排出されやすくできる。このため、伝熱フィンの水はけ性能を向上させることができ、伝熱効果を促進させることができる。
以下、本発明にかかるフィンチューブ型熱交換器の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に本発明の一実施形態にかかるフィンチューブ型熱交換器1の要部を示す。ここで、図1は、フィンチューブ型熱交換器1の断面図である。図2は、図1のII−II断面図である。図3は、図1のIII−III断面図である。
(1)フィンチューブ型熱交換器の基本構成
フィンチューブ型熱交換器1は、クロスフィンアンドチューブ型熱交換器であり、主として、複数のプレート状の伝熱フィン2と、複数の伝熱管3とを備えている。伝熱フィン2は、その平面方向を空気等の気流の流れ方向に概ね沿わせた状態で、板厚方向に並んで配置されている。伝熱フィン2には、気流の流れ方向に略直交する方向に間隔を空けて複数の貫通孔2aが形成されている。貫通孔2aの周囲部分は、伝熱フィン2の板厚方向の一方側に突出する環状のカラー部23となっている。カラー部23は、板厚方向に隣り合う伝熱フィン2のカラー部23が形成された面と反対の面に当接しており、各伝熱フィン2の板厚方向間に所定の間隔Hを確保している。伝熱管3は、内部に冷媒等の熱媒体が流れる管部材であり、板厚方向に並んで配置された複数の伝熱フィン2に挿入されており、気流の流れ方向に略直交する方向に配置されている。具体的には、伝熱管3は、伝熱フィン2に形成された貫通孔2aを貫通しており、フィンチューブ型熱交換器1の組立時の拡管作業によって、カラー部23の内面に密着している。
また、本実施形態のフィンチューブ型熱交換器1は、複数の伝熱管3の配列方向が略上下方向となるように設置された状態で使用されるものである。このため、気流は、フィンチューブ型熱交換器1を、略水平方向に向かって横切るように流れることになる。なお、以下の説明において、「上側」、「上方」や「下側」、「下方」という文言を用いる場合には、伝熱管3の配列方向を示しているものとする。
(2)伝熱フィンの詳細形状
次に、本実施形態のフィンチューブ型熱交換器1に用いられている伝熱フィン2の詳細形状について説明する。
伝熱フィン2には、各伝熱管3の鉛直方向における両側(すなわち、各伝熱管3の下側および上側)において、気流の流れ方向上流側から下流側に向かって真っ直ぐに並ぶ複数(本実施形態では、下側に3つ、上側に3つ)の切り起こし部21a〜21fが、切り起こし加工により、伝熱フィン表面2bに形成されている。ここで、下側の切り起こし部を第1切り起こし部21a〜21c、上側の切り起こし部を第2切り起こし部21d〜21fとする。この第1切り起こし部21a〜21cを仮想的に結ぶ第1直線L1または第2切り起こし部21d〜21fを仮想的に結ぶ第2直線L2は、伝熱管3近傍の気流が伝熱管3の気流の流れ方向後側に案内されるように、気流の流れ方向に対して傾斜している。ここで、第1直線L1および第2直線L2の気流の流れ方向に対する迎え角α1,α2は、10°〜30°の範囲内になるように設定されている。
このように第1切り起こし部21a〜21cおよび第2切り起こし部21d〜21fは、伝熱管3近傍の気流が伝熱管3の気流の流れ方向後側に案内されるように気流の流れ方向に対して傾斜している。このため、主として、切り起こし部21a〜21fのうち伝熱フィン2の気流の流れ方向前側に配置された第1切り起こし部21aおよび第2切り起こし部21dによって境界層を更新する効果を確実に得ることができる。また、伝熱フィン2の気流の流れ方向後側に配置された第1切り起こし部21cおよび第2切り起こし部21fによって伝熱管3の気流の流れ方向後側の部分に形成される死水域を低減する効果を得ることができる。
また、各切り起こし部21a〜21fは、気流の流れ方向下流側に向かって高さが漸増するように形成されている。本実施形態において、各切り起こし部21a〜21fは、略台形状または略三角形状であり(図3参照、図3は、第2切り起こし部21d〜21fを示す図であるが、第1切り起こし部21a〜21cについても同様の形状を有する)、その最大高さhがカラー部23の高さHよりも低くなるように形成されている。
このように各伝熱管3の両側に形成された切り起こし部21a〜21fのそれぞれが気流の流れ方向上流側から下流側に向かう複数(本実施形態では、上下で各3つずつ)の第1切り起こし部21a〜21cおよび第2切り起こし部21d〜21fに分割されている。このため、伝熱フィン2に発生したドレン水を第1切り起こし部21a〜21c間および第2切り起こし部21d〜21fの隙間から排出されやすくできる。これにより、伝熱フィン2に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部21a〜21fによる伝熱促進効果を得ることができるようになる。
また、切り起こし部21a〜21fが切り起こされる際に伝熱フィン2に形成されるスリット孔22a〜22fは、各切り起こし部21a〜21fの上側に配置される。さらに、伝熱フィン2には、カラー部23の周囲にカラー部23と同心円形状の凹部24が設けられている。この凹部24は、図2に示すように断面がカラー部23に外接する位置にカラー部23とは逆の方向に伝熱フィン2を凹ませて形成されている。
このように、各切り起こし部21a〜21fは、伝熱フィン2を上部から下部に向かって切り起こし加工により形成されている。このため、特にドレン水が滞留しやすい伝熱管3と第1切り起こし部21a〜21cとの間に第1スリット孔22a〜22cが形成されることになり、伝熱管3と第1切り起こし部21a〜21cとの間にドレン水が滞留しにくくなる。このため、ドレン水は、伝熱フィン2から排出されやすくなる。また、伝熱フィン2における伝熱管3の周囲全体に凹部24を形成している。したがって、この凹部24にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。このため、第1切り起こし部21a〜21cと伝熱管3との間に滞留することなく、ドレン水を排出することができる。
さらに、第1切り起こし部21a〜21cおよび第2切り起こし部21d〜21fが気流の流れ方向上流側から下流側に向かって第1直線L1および第2直線L2上を真っ直ぐに並ぶことによって、切り起こし部21a〜21fのうち伝熱フィン2の気流の流れ方向下流側に配置された第1切り起こし部21cが気流の流れ方向上流側に配置された第1切り起こし部21aと同じ傾斜を有し、また、第2切り起こし部21fが気流の流れ方向上流側に配置された第2切り起こし部21dと同じ傾斜を有することになるため、伝熱管3の気流の流れ方向後側の部分に形成される死水域を低減するだけでなく、第1切り起こし部21cおよび第2切り起こし部21fの背後に新たな死水域が形成されるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態のフィンチューブ型熱交換器1では、伝熱フィン2に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部21a〜21fによる伝熱促進効果を得ることができるとともに、第1切り起こし部21cおよび第2切り起こし部21fの背後に新たな死水域が形成されるのを防ぐことができるため、切り起こし部21a〜21fによる伝熱促進効果と排水性とを両立させることができる。
また、このフィンチューブ型熱交換器1では、各切り起こし部21a〜21fの形状を気流の流れ方向下流側に向かって高さが漸増した形状にすることによって、各切り起こし部21a〜21fの背後に縦渦を生じさせることができるため、各切り起こし部21a〜21fによる伝熱促進効果をさらに高めることができる。
<特徴>
(1)
本実施形態では、伝熱フィン2における伝熱管3の下側の第1切り起こし部21a〜21c全てを上部から下部に向かって切り起こし加工により形成している。第1切り起こし部と伝熱管3との間には、ドレン水が保持される場合がある。したがって、全ての第1切り起こし部を上部から下部に向かって切り起こし加工により形成することで、ドレン水が保持されることを極力防いでいる。
したがって、伝熱管3と第1切り起こし部21a〜21cとの間に第1スリット孔22a〜22cが形成されることになり、伝熱管3と第1切り起こし部21a〜21cとの間には、ドレン水が滞留しにくくなる。このため、ドレン水を効果的に排出しつつ、切り起こし部21a〜21fによる伝熱促進効果を得ることができる。
(2)
本発明では伝熱フィン2における伝熱管3の周囲の全体に凹部24を形成している。したがって、この凹部24にドレン水が一時的に滞留し、所定量以上のドレン水が滞留した後に流下し排出される。このため、ドレン水を第1切り起こし部21a〜21cと伝熱管3との間に滞留させることなく排出することができる。これにより、伝熱促進効果を得ることができる。
<変形例>
(1)
本実施形態では、伝熱管3の下側にある第1切り起こし部21a〜21cは、これらの3つの第1切り起こし部21a〜21cの全てが伝熱フィン2を上側から切り起こして形成されているが、これに限らず、伝熱管3に最も近い位置にある第1切り起こし部41cのみを上側から切り起こし加工により形成し、他の第1切り起こし部41a,41bを下側から切り起こし加工により形成しても良い(図4参照)。なお、この場合に、第1切り起こし部41cだけでなく第1切り起こし部41bも上側から切り起こし加工により形成しても良い。また、図4においての番号表記は、本実施形態における2番台を4番台に、20番台を40番台を置き換えたものである。
伝熱管3に一番近い領域(第1領域R)にある第1切り起こし部41cと伝熱管3との間に最もドレン水が保持されやすい。したがって、第1領域Rの第1切り起こし部41cを上部から下部に向かって切り起こし加工により形成することで、ドレン水が保持されることを極力防いでいる。
このように図4のようなフィンチューブ型熱交換器1aでは、少なくとも、伝熱管3に最も近い位置に形成されている第1切り起こし部41cを上側から切り起こし加工により形成しているため、伝熱管3と第1切り起こし部41cとの間にドレン水の水滴が保持されにくくなる。このため、ドレン水を効率よく排出することができ、伝熱促進効果を得ることができる。
(2)
本実施形態では、伝熱管3の下側にある第1切り起こし部21a〜21cは、伝熱フィン2を上側から切り起こし加工により形成されているが、これに限らず、図5のように下側から切り起こして、上側の第2切り起こし部51d〜51fと伝熱管3の中心を通る水平面Aと上下対象になるように形成しても良い。ただし、この場合に、第1切り起こし部51a,51bは、第2切り起こし部51d〜51fのうち第2切り起こし部51d,51eの2つのみと上下対称になるように形成され、第2切り起こし部51fに対応する位置の切り起こし部を設けない。さらに、第1切り起こし部は、伝熱管3から最も遠い第1切り起こし部51aのみを残すようにして1つのみ設けるようにしても良い。また、切り起こし部を設ける代わりに図6のようにスリット孔のみを設けるようにしても良い。なお、この場合に、図5においての番号表記は、本実施形態における2番台を5番台に、20番台を50番台を置き換えたものである。また、図6においての番号表記は、本実施形態における2番台を6番台に、20番台を60番台を置き換えたものである。
伝熱管3に一番近い領域(第1領域R)に第1切り起こし部があると第1切り起こし部と伝熱管3との間に最もドレン水が保持されやすい。このフィンチューブ型熱交換器1b,1cでは、伝熱フィン5,6における第1領域Rには、第1切り起こし部を設けないようにしている。
したがって、ドレン水を伝熱管3と第1切り起こし部との間に滞留しにくいようにすることができる。これにより、伝熱フィン5,6に発生するドレン水の影響を受けることなく、切り起こし部51a,51b,51d〜51fおよび切り起こし部61a,61b,61d〜61fによる伝熱促進効果を得ることができるようになる。
(3)
本実施形態では、伝熱管3の周囲全体に凹部24を形成しているが、これに限らず、伝熱管3の下部側(伝熱管3の中心を通る水平面Aより下側)にのみ弓形の凹部74を設けても構わない(図7参照)。なお、この場合に、図7においての番号表記は、本実施形態における2番台を7番台に、20番台を70番台に置き換えたものである。
(4)
本実施形態では、伝熱フィン2として平坦なフィンを採用しているが、これに限らず、鉛直方向に平行な折り目85a〜85cを有するワッフル形状の伝熱フィン8(図8参照)を採用しても構わない。図8は、ワッフル形状の伝熱フィン8を採用したフィンチューブ型熱交換器1eの断面図であり、図9は図8のIX−IX断面図(伝熱管3を除いたもの)である。ここで、折り目85a〜85cは、図9に示すように、折り目85a,85cが山折りとなっており、折り目85bが谷折りとなっている。
伝熱フィン8の形状が気流の流れ方向に略直交する方向に形成された折り目85a〜85cを有するワッフル形状となっているため、気流に渦流を起こすことができ、伝熱フィン8と気流との熱交換を促進させることができる。また、伝熱管3の付近に発生したドレン水を谷折りとなっている折り目85bを伝わせて流下させやすくできる。このため、伝熱フィンに発生するドレン水の影響を受けることなく、各切り起こし部81a〜81fによる伝熱促進効果を得ることができるようになる。なお、本変形例(4)における番号表記は、本実施形態における番号表記の2番台を8番台に、20番台を80番台に置き換えたものである。
(5)
本実施形態では、伝熱フィン2に設けられる凹部24は、カラー部23と同心円形状の形状であるが、これに限らず、伝熱フィン2における凹部24の下端部94aおよび上端部94bを尖端として突出させた形状の凹部94(図10参照)としてもよいし、伝熱フィン2における凹部24の下端部104aのみを突出させた形状の凹部104(図11参照)としてもよい。なお、本変形例(5)における伝熱フィン9および伝熱フィン10の断面は、変形例(4)における伝熱フィン8の断面と同様の形状である。
本変形例(5)では、図10および図11におけるフィンチューブ型熱交換器1f,1gの伝熱フィン9,10は、変形例(4)の伝熱フィン8と同様に、鉛直方向に平行な折り目95a〜95c,105a〜105cを有するワッフル形状の伝熱フィン9,10である。この場合に、下端部94aおよび上端部94bが突出した凹部94は、例えば図10のように、ワッフル形状の伝熱フィン9の折り目95a〜95cのうちで谷折りとなっている折り目95bと凹部94の突出した下端部94aおよび上端部94bとが一致して形成される。ここで、下端部94aは、凹部94の下端の第1点P1を尖端とするものである。また、上端部94bは、凹部94の上端の第2点P2を尖端とするものである。
また、下端部104aのみが突出した凹部104は、例えば図11のように、図10の伝熱フィン9に形成される凹部94と同様に、ワッフル形状の伝熱フィン10の折り目105a〜105cのうち谷折りとなっている折り目105bと凹部104の突出した下端部104aとが一致して形成される。ここで、下端部104aは、凹部104の下端の第1点P1を尖端とするものである。
このように、フィンチューブ型熱交換器1f,1gでは、ワッフル形状の伝熱フィン9,10の折り目95a〜95c,105a〜105cの谷折りとなっている折り目95b,105bと凹部94,104の突出した下端部94a,104aとが重なるように凹部が形成されている(図10の場合は凹部94の上端部94bとも重なる)。したがって、伝熱フィン9,10に発生したドレン水が凹部94,104から排出されやすくできる。このため、このフィンチューブ型熱交換器1f,1gに発生したドレン水をスムーズに流下させることができる。
なお、本変形例(5)の図10における番号表記は、本実施形態における番号表記の2番台を9番台に、20番台を90番台に置き換えたものである。また、本変形例(5)の図11における番号表記は、本実施形態における番号表記の2番台を10番台に、20番台を100番台に置き換えたものである。
(6)
変形例(5)のフィンチューブ型熱交換器1gでは、伝熱管3の下側にある第1切り起こし部101a〜101cは、これらの3つの第1切り起こし部101a〜101cが伝熱フィン10を切り起こして形成されているが、これに限らず、伝熱管3の真下を除く領域に第1切り起こし部111aを切り起こす形状の伝熱フィン11(図12参照)にしてもよい。なお、本変形例(6)における伝熱フィン11の断面は、変形例(4)における伝熱フィン8の断面と同様の形状である。また、本変形例(6)における番号表記は、変形例(4)における番号表記の8番台を11番台に、80番台を110番台に置き換えたものである。
(7)
変形例(5)のフィンチューブ型熱交換器1fでは、伝熱管3の下側にある第1切り起こし部91a〜91cは、気流の流れ方向下流側の第1切り起こし部91cが上流側の第1切り起こし部91aよりも、伝熱管3の中心軸を通り気流の流れ方向に平行な直線(図13では第3直線L3)に対して近くなるように傾斜しているが、これに限らない。例えば、図13のフィンチューブ型熱交換器1iの伝熱フィン12のように、伝熱管3の下側にある第1切り起こし部121a,121bは、気流の流れ方向下流側の第1切り起こし部121bが上流側の第1切り起こし部121aよりも第3直線から遠ざかるように傾斜して形成されてもよい。この場合、第1切り起こし121a,121bは、第2切り起こし121c〜121eが配置されている第2直線L2とは逆の角度θに傾く第4直線L4上に配置されることになる。なお、本変形例(7)における伝熱フィン12の断面は、変形例(4)における伝熱フィン8の断面と同様の形状である。また、本変形例(7)における番号表記は、変形例(4)における番号表記の8番台を12番台に、80番台を120番台に置き換えたものである。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明に係るフィンチューブ型熱交換器は、ドレン水を排出させやすくして伝熱効果を効果的に得ることができ、フィンチューブ型熱交換器、特に、気流中に配置された伝熱フィンと、伝熱フィンに挿入されており気流の流れ方向に略直交する方向に配置された複数の伝熱管とを備えたフィンチューブ型熱交換器等として有用である。
本発明の実施形態に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 図1のII−II断面図。 図1のIII−III断面図。 変形例(1)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(2)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(2)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(3)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(4)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 図8のIX−IX断面図。 変形例(5)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(5)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(6)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。 変形例(7)に係るフィンチューブ型熱交換器の断面図。
符号の説明
1〜1i フィンチューブ型熱交換器
2,4〜12 伝熱フィン
3 伝熱管
24,44,54,64,74,84,94,104,114,124 凹部
21a〜21c 第1切り起こし部
21d〜21f 第2切り起こし部
41a〜41c 第1切り起こし部
41d〜41f 第2切り起こし部
51a,51b 第1切り起こし部
51d〜51f 第2切り起こし部
61a,61c 第1切り起こし部
61d〜61f 第2切り起こし部
71a〜71c 第1切り起こし部
71d〜71f 第2切り起こし部
81a〜81c 第1切り起こし部
81d〜81f 第2切り起こし部
85a〜85c 折り目
94a,104a,114a,124a 下端部
94b,124b 上端部
95a〜95c 折り目
105a〜105c 折り目
115a〜115c 折り目
125a〜125c 折り目
91a〜91c 第1切り起こし部
91d〜91f 第2切り起こし部
101a〜101c 第1切り起こし部
101d〜101f 第2切り起こし部
111a 第1切り起こし部
111b〜111d 第2切り起こし部
121a,121b 第1切り起こし部
121c〜121e 第2切り起こし部
L1 第1直線
L2 第2直線
L3 第3直線
L4 第4直線
P1 第1点
P2 第2点

Claims (8)

  1. 気流中に配置された伝熱フィン(2,4〜12)と、
    前記伝熱フィンに挿入されており、前記気流の流れ方向に略直交する方向に配置された複数の伝熱管(3)と、
    を備え、
    前記伝熱フィンには、前記伝熱管の鉛直方向における両側において前記気流の流れ方向上流側から下流側に向かって真っ直ぐに並ぶ複数の切り起こし部(21a〜21f,41a〜41f,51a,51b,51d〜51f,61a,61b,61d〜61f,71a〜71f,81a〜81f,91a〜91f,101a〜101f,111a〜111d,112a〜112e)が、切り起こし加工により形成されており、
    前記複数の切り起こし部を仮想的に結ぶ直線(L1,L2,L4)は、前記伝熱管近傍の気流が前記伝熱管の気流の流れ方向後側に案内されるように、気流の流れ方向に対して傾斜しており、
    前記伝熱フィンには、前記伝熱管の周囲のうち少なくとも前記伝熱管の中心軸を通る水平面より下部に凹部(24,44,54,64,74,84,94,104,114,124)が形成されている、
    フィンチューブ型熱交換器(1〜1i)。
  2. 前記伝熱フィンには、前記伝熱管の周囲全体に凹部(24,44,54,64,84,94,104,114,124)が形成されている、
    請求項1に記載のフィンチューブ型熱交換器(1〜1c,1e〜1i)。
  3. 前記伝熱フィン(8〜12)は、前記気流の流れ方向と略直交する方向に形成された折り目(85a〜85c,95a〜95c,105a〜105c,115a〜115c,125a〜125c)を有するワッフル形状である、
    請求項1または2に記載のフィンチューブ型熱交換器(1e〜1i)。
  4. 前記凹部(94,124)は、その下部の第1点(P1)を尖端とする下端部(94a,124a)と、その上部の第2点(P2)を尖端とする上端部(94b,124b)とを有し、前記下端部と前記上端部とが突出した形状となっている、
    請求項1または2に記載のフィンチューブ型熱交換器(1f,1i)。
  5. 前記凹部(104,114)は、その下部の第1点(P1)を尖端とする下端部(104a,114a)を有し、前記下端部が突出した形状となっている、
    請求項1または2に記載のフィンチューブ型熱交換器(1g,1h)。
  6. 前記折り目(105a,115a)は、少なくとも谷折り形状となっており、
    前記凹部(104,114)は、その下部の第1点(P1)を尖端とする下端部(104a,114a)を有し、前記下端部が突出した形状となっており、前記下端部と前記谷折り形状の前記折り目とが一致するように形成される、
    請求項3に記載のフィンチューブ型熱交換器(1g,1h)。
  7. 前記複数の切り起こし部(111a〜111d)は、前記伝熱管の真下を除く領域に形成される、
    請求項6に記載のフィンチューブ型熱交換器(1h)。
  8. 前記複数の切り起こし部(121a〜121e)は、前記伝熱管の下側に形成される複数の第1切り起こし部と、前記伝熱管の上側に形成される複数の第2切り起こし部とを含み、
    前記複数の第1切り起こし部を仮想的に結ぶ第4直線(L4)は、前記伝熱管の中心軸を通り前記気流の流れ方向に平行な第3直線(L3)に対して、前記気流の流れ方向上流側よりも下流側の方が遠くなるように傾斜しており、
    前記複数の第2切り起こし部を仮想的に結ぶ第2直線(L2)は、前記第3直線(L3)に対して、前記気流の流れ方向上流側よりも下流側の方が近くなるように傾斜している、
    請求項6または7に記載のフィンチューブ型熱交換器(1i)。
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