JP2008110506A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール紙とカット紙とを自動給紙切り換えできる画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力された場合、スループット時間を短縮できる画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを検出する検出手段を有する。また、本発明は、上記ロール紙印字ジョブと上記カット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを、上記検出手段が検出すると、印字ジョブを、上記ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、上記カット紙印字ジョブ毎にまとめる。これによって、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを検出する検出手段を有する。また、本発明は、上記ロール紙印字ジョブと上記カット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを、上記検出手段が検出すると、印字ジョブを、上記ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、上記カット紙印字ジョブ毎にまとめる。これによって、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置に係り、詳しくは、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとの入れ換えに関する。
グラフィックアート分野等では、大量の画像を形成するために記録媒体が大きく、また、記録濃度が濃いので、画像形成のスループット時間が長くなる。したがって、大量の画像を形成し、また、記録濃度が濃い場合、スループット時間が短い画像形成装置が求められている。
グラフィックアート分野等では、用途に応じてロール紙、カット紙の記録媒体を使い分けて画像を出力する。このために、ユーザの利便性を考慮して、ロール紙とカット紙との両方の記録媒体が給紙可能な画像形成装置が製造されている。
ロール紙とカット紙との両方の記録媒体が給紙可能な従来の画像形成装置は、ロール紙の画像形成後に、カット紙を画像形成する等の処理をする場合、ユーザが手作業でロール紙をセットまたは解除するので、その作業が不便である。この不便を解消するために、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置が開発された。
しかし、この従来の自動給紙可能な画像形成装置では、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在すると、ロール紙を巻き戻す等の処理に時間がかかり、スループット時間が長くなる。
印刷ジョブがバッファ領域に複数溜まった際に、各印刷ジョブの印刷処理時間を予測し、印刷処理時間が最短となるように、各印刷ジョブの処理順序を決定制御する画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、ホストコンピュータの処理速度や使用しているフォントに応じて、処理するジョブの順番を入れ換えて印字速度を向上させることが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2001−109602号公報
特開2000−158760号公報
上記従来技術のように、印字ジョブの入れ換えによってスループット時間を短縮させる技術は存在する。
しかし、上記従来例では、ロール紙とカット紙とを自動給紙切り換えできる画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力された場合、スループット時間を短縮することができないという問題がある。
本発明は、ロール紙とカット紙とを自動給紙切り換えできる画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力された場合、スループット時間を短縮できる画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを検出する検出手段を有する。また、本発明は、上記ロール紙印字ジョブと上記カット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを、上記検出手段が検出すると、印字ジョブを、上記ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、上記カット紙印字ジョブ毎にまとめる。これによって、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える。
本発明によれば、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、スループット時間をさらに短縮することができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるインクジェットプリンタPR1の概略を示す断面図である。
インクジェットプリンタPR1は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有し、ロール紙給紙ホルダ12と、カット紙給紙トレイ11と、排紙トレイ21と、キャリッジユニット31と、キャリッジシャフト103とを有する。また、インクジェットプリンタPR1は、カッターユニット41と、丸刃カッター301と、下刃カッター302と、ロール紙検出センサ51と、給紙検出センサ52と、ハードディスク61とを有する。
カット紙給紙トレイ11に、カット紙を格納し、ロール紙給紙ホルダ12に、ロール紙を格納する。カット紙給紙トレイ11またはロール紙給紙ホルダ12から給紙され、画像形成された記録媒体は、排紙トレイ21に排紙される。インクジェットプリンタPR1は、給紙元が2つの構造を有し、また、排紙先が1つの構造を有する。
キャリッジユニット31は、インクヘッドを搭載し、キャリッジシャフト103に沿って、記録媒体の搬送方向に対して垂直に動作することが可能である。インクヘッドを搭載したキャリッジユニット31が、記録媒体に対して垂直方向に反復動作をしながら、インクヘッドがインクを吐出し、画像を形成する。
カッターユニット41は、排紙口に位置し、丸刃カッター301と下刃カッター302とを有する。丸刃カッター301が記録媒体搬送方向に対して垂直に動作することによって、ロール紙をカットする。カッターユニット41は、排紙口に設けられているので、カット紙印字の際、カット紙の排紙を妨害しないように、カッターユニット41自体がリフトアップする。
ロール紙検出センサ51は、ロール紙の有り無しを検知するフォトインタラプタによって構成されている。
図2は、インクジェットプリンタPR1におけるロール紙検出センサ51の具体例を示す図である。
図2(a)に示すように、フラグ201によって、センサをオープン、クローズする。ロール紙が有れば、図2(b)に示すように、記録媒体(ロール紙)がフラグ201を押し上げることによって、ロール紙検出センサ51をオープン状態にする。
図2(c)に示すように、記録媒体が無いときには、フラグ201によって、ロール紙検出センサ51は、クローズ状態になる。なお、実施例1は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有しているが、ロール紙の記録媒体を別の記録媒体に変更した場合等は、以下のロール紙セット処理が必要となる。つまり、ロール紙搬送ローラ104を通して、フラグ201が押し上げられるまで、ユーザに紙を入れてもらい、ロール紙検出センサ51がオープン状態になり、ロール紙が有ると検出することによって、ロール紙のセットが完了する。
給紙検出センサ52は、記録媒体が通過したことを検出するセンサであり、ロール紙検出センサ51と同様の構造を有する。給紙検出センサ52が通過した後におけるモータ回転数、回転角度を制御することによって、搬送ローラ105までの紙送り量を制御する。また、給紙検出センサ52は、紙ジャム検出の役割も兼ねる。
ハードディスク61に、印字ジョブを格納する。ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されると、ハードディスク61に存在する印字ジョブバッファにおいて、印字ジョブを入れ換える。
次に、実施例1において、ロール紙に印字する場合、ロール紙の紙搬送の流れについて説明する。
図3は、実施例1において、ロール紙に印字する場合、ロール紙の紙搬送の流れを示すシーケンス図である。
図4は、ロール紙印字時の記録媒体の移動経路を示す図である。
ただし、図4は、カッターユニットによって、ロール紙がカットされ、排紙トレイ21に格納された状態を示す。
まず、S1で、カット動作が可能な位置に、カッターユニットがリフトダウンされているかどうかを調べる。リフトダウン状態でなければ、S2で、カッターユニットをリフトダウンさせ、カット動作が可能な状態にする。
次に、S3で、ロール紙がセットされているかどうかを調べる。ロール紙がセットされていることを、ロール紙検出センサ51が検出する。ロール紙がセットされていなければ、S4で、パネルやPCにエラーを表示し、ロール紙セットを促す。ロール紙がセットされるか、S5で印字ジョブがキャンセルされるまで、待機する。
次に、ロール紙がセットされていれば、ロール紙を搬送するために、S6で、ロール紙給紙ホルダ12に取付けられているロール紙回転用のモータを駆動する。ロール紙シャフト102の軸に取付けられているギアと、ロール紙回転用のモータの軸に取付けられているギアとが回転することによって、ロール紙を搬送しまたはロール紙を巻取る。
ロール紙先端は、S7で、フラグ202を押し上げて給紙検出センサ52を通過し、S8で、搬送ローラ107と108との間を通過し、S9で、キャリッジユニット31に搭載されているインクヘッドが画像形成し、S10で、排紙ローラ109を通過する。
画像形成を完了した後に、(1)次の印字ジョブが存在し、かつその印字ジョブがロール印字ジョブである場合、(2)その他の場合で、ロール紙搬送のシーケンスが異なる。
上記(1)の場合、たとえば、画像形成を完了した後に、直ぐに画像をカットするために、ロール紙をカット位置まで搬送し、カット動作を行うと、ロール紙搬送、ロール紙カット、ロール紙巻き戻し、次の画像形成開始という順で、動作する。したがって、スループット時間が長くなる。そこで、次のS18で、印字ジョブで画像形成し、その後、S19で、記録媒体を搬送する。S20で、ロール紙がカット位置まで到達か否かを判断する。このS18からS20までの処理を繰り返す。そして、カット位置に到達すれば、S21で、カット動作を行うことによって、スループット時間を短くする。
上記(2)の場合、画像形成を完了した後に、S14で、ロール紙をカット位置まで搬送し、S15で、ロール紙をカットし、S17で、搬送ローラ107と108との間にロール紙先端が挟まれる位置まで、ロール紙先端を戻す。
図5は、ロール紙待機動作を示すシーケンス図である。
図6は、ロール紙先端の位置とロール紙検出センサ51との状態を示す図である。
図6(a)に示す状態から、S31で、ロール紙シャフト102を回転させてロール紙を巻き戻す。図6(b)に示すように、ロール紙検出センサ51がクローズ状態になったら、ロール紙の巻き戻しを終了する。ロール紙巻き戻し終了後は、図6(c)に示すように、ロール紙検出センサがオープン状態になるまで、ロール紙を搬送する(S32、S33)。以上の3ステップによって、ロール紙先端を待機状態に位置させる。このようなロール紙待機動作を行うことによって、カット紙印字の際に、ロール紙がカット紙と干渉しないので、ロール紙とカット紙とを自動給紙切り換えすることができる。
図7は、カット紙印字におけるカット紙の紙搬送の流れを示すシーケンス図である。
図8は、カット紙印字時における記録媒体の移動経路を示す図である。
まず、S41で、カッターユニットが、カット紙の排紙を妨害しない位置に、リフトアップされているかどうかを調べ、カッターユニットがリフトアップ状態でなければ、カッターユニットを、リフトアップさせ、カット紙の排紙が可能な状態にする。
次に、S42で、カット紙がセットされているかどうかを調べる。カット紙がセットされていなければ、S43で、パネルやPCにエラーを表示し、カット紙セットを促す。カット紙がセットされるか、印字ジョブがキャンセルされる(S44)まで、待機する。
次に、カット紙を搬送するために、カセット部材動作用ローラ101と、給紙ローラ105、106と、ギアを介して接続されるカセット駆動用のモータとを駆動させる。部材204は、バネによって押し付けられた状態になっているが、S46で、カセット駆動用モータを正転させ、カセット部材動作用ローラ101を回転させることによって、押し付け状態が解除され、S47で、部材が押し上げられる。また、S48で、カセット部材動作用ローラ101は、給紙ローラ105に到達するまで、カット紙を搬送する。
給紙ローラ105に到達した際に、カセット駆動用モータを逆転させる。カセット駆動用モータを逆転させると、S49で、給紙ローラ105、106が回転し、カット紙を搬送する。このときに、カセット部材動作用ローラ101が回転しない構造になっている。
カット紙は、給紙ローラ105、106を通過し、S50で、フラッパ203を押し上げ、S51で、カット紙の先端が給紙検出センサ52を通過する。S52で、搬送ローラ107、108の間を通過し、S53で、キャリッジユニット31に搭載されているインクヘッドによって画像形成され、S54で、排紙ローラ109を通過し、S55で、排紙トレイ21に排紙される。
図9は、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在する場合、ロール紙印字モード(S62)、ロール紙待機動作モード(S64)、カット紙印字モード(S65)を示すシーケンス図である。
カット紙印字からロール紙印字に切り替わる場合、印字ジョブ切り替わり時に、カッターユニットのリフトダウン動作を行う。ロール紙印字からカット紙印字に切り替わる場合、印字ジョブの切り替わり時に、カッターユニットのリフトアップ動作とロール紙待機動作とを行う。このようなシーケンスで、ロール紙とカット紙とを自動給紙切り換えし、画像形成を行う。
図10は、ロール紙印字ジョブ、カット紙印字ジョブ、ロール紙印字ジョブの順で印字する動作とを比較する図である。
図10(a)に示すように、ロール紙印字ジョブ、カット紙印字ジョブ、ロール紙印字ジョブの順に印字を行う場合の動作と、図10(b)に示すように、ロール紙印字ジョブ、ロール紙印字ジョブ、カット紙印字ジョブの順に印字を行う場合の動作とを比較する。
図10(a)に示す動作は、図10(b)の動作に、図3に示すS2、S6〜S8、S14〜S17の動作を追加した動作である。したがって、図10(a)に示す動作と、図10(b)に示す動作との結果、出力される印字物は同じであるが、スループット時間は、図10(a)に示す場合の方が長くなる。
また、排紙トレイ21に排紙された記録媒体について見ると、図10(b)に示す場合、ロール紙とカット紙とが分けられているが、図10(a)に示す場合、ロール紙の間にカット紙が挟まれた状態になり、ユーザが仕分けしなければならず、不便である。
上記のように、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在する場合、ジョブの順番によって、スループット時間が変化する。ロール紙印字ジョブと、カット紙印字ジョブとのどちらの印字ジョブについても、同一記録媒体を連続して印字すれば、スループット時間が短縮される。
そこで、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在する場合、スループット時間を短縮させることを目的として、ロール紙印字ジョブをまとめ、カット紙印字ジョブをまとめるように、印字ジョブを入れ換える。また、このようにすれば、ロール紙毎、カット紙毎に仕分けされた状態で、排紙トレイ21に記録媒体が格納される。なお、この機能(ロール紙印字ジョブをまとめ、カット紙印字ジョブをまとめるように、印字ジョブを入れ換える動作)を、ユーザの設定によって、実施するか、または未実施にするかを、選択できる。
図11は、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在する場合、ロール紙印字ジョブ毎、カット紙印字ジョブ毎に、印字ジョブを分けるシーケンスを示す図である。
1つ前の印字ジョブが存在し(S71)、入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブが現在印字中のジョブではなければ(S72)、現在の印字ジョブがロール紙印字ジョブであるかどうかを判断する(S73)。現在の印字ジョブがロール紙印字ジョブであり(S73)、入力された印字ジョブがロール紙印字ジョブであり(S74)、入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブがカット紙印字ジョブであるかどうかを判断する(S75)。入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブがカット紙印字ジョブであれば(S75)、入力された印字ジョブと、入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブとの順番を入れ替える(S76)。
一方、現在の印字ジョブがロール紙印字ジョブではなく(S73)、入力された印字ジョブがカット紙印字ジョブであれば(S77)、入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブがロール紙印字ジョブであるかどうかを判断する(S78)。入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブがロール紙印字ジョブであれば(S78)、入力された印字ジョブと、入力された印字ジョブの1つ前の印字ジョブとの順序を入れ替える(S79)。
図12は、図11のシーケンスに示す印字ジョブの入れ換えの具体例を示す図である。
本発明の実施例2は、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有するインクジェットプリンタPR2である。
インクジェットプリンタPR2の全体構成は、基本的には、インクジェットプリンタPR1と同じであり、同じ要素についての詳しい説明を省略する。以下、インクジェットプリンタPR2の特徴についてのみ説明する。
実施例1で、ロール紙、カット紙のうちの一方の記録媒体が無くなった場合、他方の記録媒体が残っていても、用紙切れエラーで処理が止まる。記録媒体が残っている方の印字ジョブが大量に入力されていた場合、大幅に時間を無駄にする。
図13は、インクジェットプリンタPR2の動作を示すシーケンス図である。
一方の記録媒体が無くなる(S81)と、ロール紙印字ジョブ毎に分けたジョブ群と、カット紙印字ジョブ毎に分けたジョブ群とを入れ換え(S82〜S85)、一方の記録媒体が無くなった場合でも、残っている記録媒体に画像形成する(S86)。なお、この機能は、ユーザの設定によって、実施または未実施を選択できる。
図14は、実施例2において、一方の記録媒体が無くなり、ロール紙印字ジョブ毎に分けたジョブ群と、カット紙印字ジョブ毎に分けたジョブ群とを入れ換える具体例を示す図である。
カット紙印字ジョブが3つ残り、ロール紙印字ジョブが大量に残っている状態で、カット紙は無くなったが、ロール紙は残っている状態であるとする。
図14(a)は、カット紙が無くなった状態を示す図である。図14(b)、図14(c)、図14(d)に示すように、カット紙印字ジョブを、印字ジョブのバッファの末尾に順次移動させることによって、印字ジョブ群中の印字ジョブ順のまま、印字ジョブ群を入れ換える。
図14(e)は、ロール紙印字ジョブが全て終了し、記録媒体が無くなったカット紙印字ジョブが残り、用紙切れエラーで処理が止まった状態を示す図である。
上記実施例では、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されると、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える。これによって、スループット時間をさらに短縮することができる。この機能によって、ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能の利便性をさらに向上させることができる。
また、上記実施例によれば、排紙トレイが1つの場合は、ロール紙毎、カット紙毎に記録媒体が出力されるため、ロール紙とカット紙を仕分ける作業を行わずに済む。
さらに、上記実施例において、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換えた後に、印字中の記録媒体が無くなった場合、ロール紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群と、カット紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群とを入れ換える。これによって、記録媒体が存在する印字ジョブの印字を実行する機能を持たせる。
グラフィックアートや大判の画像形成装置を使用するユーザは、スループット時間が長くなることから、夜間に大量の印字ジョブを入力して帰宅することがある。上記機能によって、さらに大量の印字を実行することができ、また、一方の記録媒体が無くなった場合でも、記録媒体が存在する印字ジョブを印字できるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置であれば、インクジェットプリンタ以外の構造を有する画像形成装置に、上記各実施例を適用することができる。
PR1…インクジェットプリンタ、
11…カット紙給紙トレイ、
12…ロール紙給紙ホルダ、
21…排紙トレイ、
31…キャリッジユニット、
51…ロール紙検出センサ、
52…給紙検出センサ、
103…キャリッジシャフト。
11…カット紙給紙トレイ、
12…ロール紙給紙ホルダ、
21…排紙トレイ、
31…キャリッジユニット、
51…ロール紙検出センサ、
52…給紙検出センサ、
103…キャリッジシャフト。
Claims (5)
- ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置において、
ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを検出する検出手段と;
上記ロール紙印字ジョブと上記カット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを、上記検出手段が検出すると、印字ジョブを、上記ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、上記カット紙印字ジョブ毎にまとめることによって、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える印字ジョブ制御手段と;
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、
上記印字ジョブ制御手段は、印字ジョブを、ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、カット紙印字ジョブ毎にまとめることについて、ユーザの設定によって、実施または未実施を選択できる手段であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、
上記印字ジョブ制御手段は、上記印字ジョブ入れ換え後に、印字中の記録媒体が無くなると、ロール紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群と、カット紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群とを入れ換えることによって、存在している記録媒体に印字ジョブを印字する手段であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3において、
上記印字ジョブ制御手段は、上記印字ジョブ入れ換え後に、印字中の記録媒体が無くなると、ロール紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群と、カット紙印字ジョブ毎に分けた印字ジョブ群とを入れ換えることについて、ユーザの設定によって、実施または未実施を選択できる手段であることを特徴とする画像形成装置。 - ロール紙とカット紙との自動給紙切り換え機能を有する画像形成装置の制御方法において、
ロール紙印字ジョブとカット紙印字ジョブとが混在して入力されたことを検出する検出工程と;
上記ロール紙印字ジョブと上記カット紙印字ジョブとが混在して入力されたことが、上記検出工程で検出されると、印字ジョブを、上記ロール紙印字ジョブ毎にまとめ、また、上記カット紙印字ジョブ毎にまとめることによって、同一の記録媒体が連続印字されるように、印字ジョブを入れ換える印字ジョブ制御工程と;
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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