JP2008104483A - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体の皮膚表面での浸透圧の差が大きくなることにより肌に水分が浸透しやすい状態となるため、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿成分も外に出にくくなるので保湿が高めることができるミストサウナ装置を提供する。
【解決手段】サウナ室内の温度は31℃を加減とし人体温度を上限とする温度に制御される。運転の初期は加熱手段駆動S4による加熱のみ行い、所定温度に達してからミスト噴射S10を行い、毛穴が開き、体内からの汗が外に出て行かないミストサウナ装置を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、長時間入浴しても発汗しないで肌の保湿を保ち、またサウナ室内の壁面が外気により冷却されている場合でも、短時間に高湿度のサウナ空間を実現できるミストサウナ装置に関する。
近年、浴室の天井に取り付けて、浴室内の暖房や換気を行うとともに、浴室内に吊した洗濯後の衣類を乾燥できる浴室暖房乾燥装置が普及してきている。さらにはこれらの機能に付加してミスト発生装置を設け、浴室内をサウナ室として利用できるものが提案されている。
従来、この種のサウナ装置には、室内の温度を100℃程度、相対湿度を10%程度の高温低湿環境にするドライ式サウナや、室内の温度を40〜50℃程度、相対湿度を70%以上程度の中高温高湿環境にするスチーム式サウナがある。近年、浴室やシャワー室等に設置し、浴室やシャワー室そのものをサウナルームとして使用可能とするサウナ装置が注目されており、スチーム式のものが種々提案されている。中でも温湿度設定手段を働かせてサウナ空間の温度を40〜50℃の範囲内に、湿度を80〜100%の範囲内に設定するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
以下、そのサウナ装置について図5を参照しながら説明する。図5に示すように、浴室換気暖房乾燥機101は、浴室102の一部に取り付けられている。この浴室換気暖房乾燥機101は、その内部の制御装置において、浴室空間103の温度と湿度を検知する温度センサと湿度センサおよびそれぞれの設定手段を備えており、リモコン104からの運転開始の信号を受けて、制御装置が1m/s程度の風速の温風と同時に温水ミストを噴射させ、浴室空間103が40℃で湿度80%になるように制御して発汗性のサウナ空間ができるようにしている。
特開2000−271186号公報
しかしながら、上記のように発汗により、新陳代謝を促進し、健康効果を得るサウナ装置にあっては次のような課題があった。
すなわち、発汗する40℃の温度まで高くなると、毛穴が開き、体内からの汗が外に出て行くと保湿性が悪くなり保湿が保たれなくなる。
本発明のミストサウナ装置は上記の課題を解決するものであり、毛穴が開き、体内からの汗が外に出て行かないミストサウナ装置の提供を第1の目的とする。
また、冬期などで、浴室の内壁が冷されている場合に、サウナ装置内での加熱により水蒸気化したミストが内壁で冷却され再結露し、サウナ室内の湿度の上昇速度が低下するために、運転開始から入浴できるまでの待機時間が長くなる欠点がある。本発明は、これを解決することを第2の目的としている。
本発明のミストサウナ装置は上記第1の目的を達成するために、サウナ室内の温度を検知する温度センサにより、サウナ室内を人体温度より低い温度の高湿度の空間にすることで、発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿性を高めることができる。
また、本発明のミストサウナ装置は上記第2の目的を達成するために、循環ファンと加熱手段を駆動して運転を開始し、サウナ室内の温度が所定温度に達した時点でミスト噴射手段を駆動し、次いでサウナ室内を、人体温度に近い温度以下に制御するようにしたものであり、これにより運転開始から入浴できるまでの待機時間を短縮することがきる。
本発明によれば簡単な構成で、人体の皮膚表面での浸透圧の差が大きくなることにより肌に水分が浸透しやすい状態となるため、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿性を高めることができるサウナ装置を提供できる。また、浴室内の湿度より早く高めることができる。
本発明の請求項1記載の発明のミストサウナ装置は、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと加熱手段およびミスト状の水を噴射するミスト噴射手段と、循環ファンと加熱手段とミスト噴射手段を制御してサウナ運転を行う制御手段とを備えたサウナ装置において、制御手段は、前記循環風路の入り口に温度センサを備え、サウナ運転時のサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴としている。
このことにより、人体の皮膚表面での浸透圧の差が大きくなることにより肌に水分が浸透しやすい状態となるため、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿性を高めることができるサウナ装置を提供できる。
本発明の請求項2記載の発明のミストサウナ装置は、請求項1記載のミストサウナ装置において、制御装置は、循環ファンと加熱手段を駆動して運転を開始し、サウナ室内の温度が所定温度に達した時点でミスト噴射手段を駆動し、次いでサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴としている。
このことにより、サウナ室内の相対湿度を早く高位にすることができ、運転開始から入浴できるまでの待機時間を短縮することがきる。
本発明の請求項3記載の発明のミストサウナ装置は、請求項2記載のミストサウナ装置において、制御装置は、サウナ室内の温度が所定温度に達した時点で所定温度を所定時間維持し、所定時間後にミスト噴射手段を駆動し、次いでサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴としている。
このことにより、サウナ室の内壁や床面が外気の寒気により低温である場合に、相対湿度を早く高位にすることができ、運転を開始してから入浴できるまでの待機時間を短縮することがきる。
本発明の請求項4記載の発明のミストサウナ装置は、請求項3記載のミストサウナ装置において、制御装置は、サウナ室内の温度が所定温度に達するまでの時間値により所定時間の時間値を決めることを特徴としている。
このことにより、サウナ室の内壁や床面の温度に応じて最適のミスト空間を短時間で形成することができる。
本発明の請求項5記載の発明のミストサウナ装置は、請求項3記載のミストサウナ装置において、制御装置は、ミスト噴射手段に供給される水温を検知する水温センサを備え、水温センサの温度値により所定時間の時間値を決めることを特徴としている。
このことにより、請求項4と同様の効果が得られる。
本発明の請求項6記載の発明のミストサウナ装置は、請求項2乃至3記載のミストサウナ装置において所定温度が40℃以下であることを特徴としている。
このことにより、サウナ室が入浴可能な状態になる前に入浴者が入浴しても熱すぎて不快に感じることを防止できる。
本発明の請求項7記載の発明のミストサウナ装置は、請求項2乃至3記載のミストサウナ装置において、循環風路の出口に循環風の吹き出し方向をかえる回動可能なルーバーを備え、制御装置は、運転開始からミスト噴射手段を駆動するまでの期間は前記ルーバーをスイングさせることを特徴としている。
このことにより、サウナ室の壁面が効率よく加熱され、従って入浴できる待機時間を短縮することがきる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のミストサウナ装置の全体構成を示す図である。
図はミストサウナ装置を天井に取り付けた状態の側面から見た一部断面の図で、下方が浴室などのサウナ室である。
開口した天井1にケーシング2が取り付けられ、ケーシング2内には仕切り板2aで区分された一方の空間に循環ファン3とこの循環ファン3が駆動されたときに形成される循環風路4にヒータなどの加熱手段5とミストノズル6が配置されている。
ミストノズル6は、給水弁7を介して給水管8に接続され、この給水管8は水道(図示しない)に接続されていて、給水弁7を駆動することで水圧によりミストノズル6から数10ミクロンから100ミクロン程度のミストを図で下方に向けて噴射する。
このミストの噴射の下方にはルーバー9が設けられており、図の矢示のように往復回動してミストおよび空気流の向きを変える。
排気ファン10は、ケーシング2内の仕切り板2aで区分された他方の空間に設けられており、この排気ファン10が駆動されたときに空気流10aが発生し、サウナ室内の空気が排気ダクト(図示せず)を通じて屋外に排出される。
温度センサ11はサウナ室の空気の温度を検出できるように循環風路4の入り口に置かれ、水温センサ12は給水管8に取り付けられている。制御装置13はケーシング2の冷所に設けられている。
図2は電気系の構成を示すブロック図である。
制御装置13は、マイコン(マイクロコンピュータ)などのCPU14を中心に構成されている。
CPU14の入力としては、前述の温度センサ11と水温センサ12とサウナ室内の温度を設定するための温度設定部15および運転設定部16が接続されている。
温度設定部15は31℃〜37℃の範囲で1℃毎に使用者の体質や体調に応じて調節できるもので、運転設定部16は、サウナ運転や換気運転など運転モードを選択するためのスイッチや、タイマー運転のためのタイマー時限の設定スイッチ、運転のスタートやストップのスイッチなどである。
CPU14の出力として継電器17、18、19が接続され、これらにそれぞれ循環ファン3、加熱手段5、給水弁7が接続されている。
さらに、ステッピングモータなどの駆動手段20と継電器21とが接続され、これらにそれぞれルーバー9と排気ファン10とが接続されている。さらに、ブザーなどの報知部22が設けられている。
従来、この種のサウナ装置では、制御装置13は、循環ファン3と加熱手段5および給水弁7とを駆動し、温度センサ11の信号で加熱手段5の熱量を調節して、サウナ室内を40℃〜50℃で相対湿度80%〜100%になるよう制御していた。
図3はサウナ運転時の湿度と温度の時間推移を説明するための図である。
図3(a)は湿度の時間推移を示し、図3(b)は温度の時間推移を示している。
実線Aで示す曲線が本発明の湿度と温度のサウナ運転開始からの時間推移を示している。
これらの曲線は本発明のミストサウナ装置を約6立方メートルのサウナ空間に取り付けて実験したもので、加熱手段の熱量は2.8kW、サウナ空間の初期の温度は5℃、初期の相対湿度60%、設定温度は35℃で行ったものである。
点線Bで示す曲線が前述した従来の方法で運転した湿度と温度の時間推移を示すもので、運転開始と同時に加熱手段とミスト噴出手段を駆動してサウナ運転を行ったものである。
まず従来の方法で運転した場合の湿度と温度の推移(点線で示すB)について説明する。
運転開始で、室内に温風が供給されることから一時的に相対湿度は一端低下するが、その後は徐徐に上昇し、約2時間で略飽和湿度の85%に達する。
一方、温度はほぼ直線的に上昇し、約25分の時点で設定温度35℃に到達し、制御装置13が加熱手段5の加熱量を抑制して、以後この温度が保たれる。
この場合、温度が設定温度に到達し、且つ、相対湿度が75%に到達した時間を入浴可能時間とすれば、その時間は50数分である。
次に本発明による方法で運転した場合の湿度と温度の推移(図3の実線で示すA)について、図1〜図3を参照しながら制御装置13の動作として図4を用いて説明する。
まず、S(ステップ)1において制御装置13は、運転設定部16のサウナ運転スイッチが押されると、S2で温度設定部15において設定された設定温度35℃を読み込みCPU14の内部に記憶する。
次にS3で循環ファン3とS4で加熱手段5を駆動する。この結果サウナ室内に加熱空気が吹き出される。次にS5でルーバー9のスイング動作を開始する。
この結果サウナ室の温度は略直線的に上昇を始める。(実際には加熱手段が発生する熱の一部がミストサウナ装置の構成部材に奪われるので立ち上がりが少し遅れた上昇になるが、図3では省略している) 一方湿度は温度の上昇に伴い低下する。
加熱手段5を駆動してから、すなわちサウナ環境立上げ時のサウナ室の温度が所定温度の40℃以下の39℃に達すると(S6)、CPU14はこの所定温度に到達するまでの時間(図3bの時刻t1までの時間)に応じた所定時間を内部のメモリから選定して決定し(S7)、この所定時間までサウナ室内の温度が39℃に維持するよう加熱手段5を制御する(図3bの時刻t1〜t2の期間)。
この所定時間は、例えば初期のサウナ室の温度が図3bのCで示すように15℃の場合は時刻t4で示すように短くなるので、初期温度毎に対応させる値を、実験的に求めた値として前記CPU14のメモリ内に収納している。
なお、初期のサウナ室の温度が高い場合においては所定時間が短くなり、従って入浴が可能になるまでの待機時間も短くなる。
この所定時間が経過した時刻t2において(S8)、CPU14は、ルーバー9のスイングを停止し(S9)、加熱手段5の駆動を停止し(あるいは加熱量を低減し)、給水弁7を駆動してミストを噴射する(S10)。
この結果、室温は低下を始めるが、ミストの噴射により室内の湿度は上昇を始める(S11)。
人体温度には個人差があるが、例えば人体温度が36℃の入浴者の場合、S12で室内の温度が低下して、入浴者が設定した設定温度の35℃に達した時刻t3になると、S13おいて報知部22のブザー報知音で入浴可能であることを使用者に知らせる(S14)。
ここで、設定温度が35℃に降下したときに湿度が略75%になるように前述の所定時間は実験的に求めてCPU14のメモリにデータとして収納されている。
報知音発生後もサウナ運転は継続し(S15)、温度は設定温度の35℃に維持されるが湿度は暫時上昇し、約2時間後においては従来の方法によるものと同じ湿度になる。
図3aから明らかなように入浴可能な湿度を75%とすれば、30分数分で入浴が可能な状態を実現できる。これは、従来の方法に比べ10分以上短縮されている。
上記構成により、サウナ室内は31℃〜人体温度で相対湿度75%〜100%となり、人体の皮膚表面での浸透圧の差が大きくなることにより肌に水分が浸透しやすい状態となり、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿性を高めるミストサウナ装置を提供することとなる。
本発明の実施の形態1のサウナ空間においては、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿性を高めることができるサウナ装置を提供できることとなる。
入浴者が入浴を終了して、S16において入浴者が運転設定部16の運転停止スイッチを押すことでサウナ運転は終了する。
以後は、サウナ室内に充満した高湿度の空気は、運転設定部16の換気スイッチを押すことで制御装置13が排気ファン10を作動させて屋外に排出する。
次に、水温センサ12を用いた場合について説明する(動作説明のための図は省略)。
前述の動作のS7での所定時間を決定する方法として、水温センサ12を用いることができる。
すなわち、サウナ室は浴室で兼用するこが多く、この浴室は家屋の外壁に接して設けられていることが一般的であり、外気温度の影響うけ浴室と内壁の温度は外気温度と相関関係にある。一方、給水管8が水道の場合においては水道水の温度も外気温度と相関関係があるので、水道水の温度に関係づけた所定時間をCPU14内のデータとしても前述の所定温度に到達するまでの時間により所定時間を決定する方法と同様の結果が得られる。
この場合、制御装置13が運転開始後に給水弁7を短時間駆動し、給水管内に滞留した所定量の水をミストノズルから排出して後に温度センサ11の温度を読み取るようにすることで、より正確に水温を把握することができる。
以上が本発明の実施の形態1のサウナ装置の動作であるが、次に、入浴可能時間が短縮された理由について説明する。図3の曲線Bで示す従来の方法によれば、運転開始と同時に温風とミストが噴射される。この時、ミストの一部は、温風により蒸発して水蒸気になるが、この水蒸気はサウナ室内の壁面で冷却されて再結露するために、サウナ室の湿度を高めるミストが減少し、サウナ室の湿度の上昇が鈍化する。
この鈍化の傾向は、サウナ室内の壁面の温度(サウナ室の初期温度)が低い程顕著である。
一方、発明の方式に寄れば、まず、温風のみで運転することにより、壁面の温度を上昇させてからミストを噴射するので、壁面での再結露が減少し、サウナ室の加湿効率が向上したためである。
また、ここで本実施の形態1において、設定温度を31℃から人体温度としたのは、発明者等の行った複数の人体による体感試験から求めた。汗が外に出て行かないことで保湿性を保つことができる温度が体温(37℃弱)以下であったことと、サウナ浴をした実感(リラックス感)が得られた温度が31℃以上であったことによる。人体温度は個人差があるが、一般的には35℃から37℃程度である。
なお、本発明の実施の形態1の説明において、ミストが噴射してから温度が下降し、35℃に到達した時点でブザー報知を行うようにしているが、サウナ室内の湿度を検知する湿度センサを設けて、より正確な湿度においてブザー報知を行うようにしてもかまわない。
以上説明したように、本発明の実施の形態1のミストサウナ装置によれば、サウナ運転時のサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することにより、人体の皮膚表面での浸透圧の差が大きくなることにより肌に水分が浸透しやすい状態となるため、毛穴が開き外からの高湿度の空気により水分が与えられ、かつ発汗しない、つまり汗が外に出て行かないことで保湿成分も外に出にくくなるので保湿性を高めることができるサウナ装置を提供できる。
また、循環ファンと加熱手段を駆動して運転を開始し、サウナ室内の温度が所定温度に達してからミスト噴射手段を駆動するようにしたので、サウナ室内の相対湿度を早く高位にすることができ、運転開始から入浴できるまでの待機時間を短縮することがきる。
このことは、特に冬期において有効である。
なお、実施の形態で説明したミストサウナ装置は加熱手段の下流側にミストノズルを配置した構造のものであるが、ミストノズルの下流側に加熱手段を配置した構造のものであってもかまわない。
また、ミスト噴射と同時にルーバーを停止するようにしているが引き続きルーバをスイングさせてもかまわない。
なお、本実施の形態では給水管8を水道に接続しているが、水道ではなくサウナ室内を31℃で相対湿度75%〜100%にできる給水源でもよく、その作用効果に差異を生じない。
以上のように本発明のミストサウナ装置は、長時間サウナ浴しても息苦しくなく、運転開始から入浴可能な待機時間を短縮できるものであるので、住居用のサウナ装置はもとより、業務用などの他用途のサウナ装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1のミストサウナ装置の全体構成を示す図 同電気系の構成を示すブロック図 同サウナ運転時の湿度と温度の推移を説明するための図 同制御装置の運転動作を説明するためのフローチャート 従来の同種の装置の設置状況を示す図
符号の説明
3 循環ファン
4 循環風路
5 加熱手段
6 ミストノズル
7 給水弁
8 給水管
9 ルーバー
10 排気ファン
11 温度センサ
12 水温センサ
13 制御装置

Claims (7)

  1. 浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと加熱手段およびミスト状の水を噴射するミスト噴射手段と、前記循環ファンと加熱手段とミスト噴射手段を制御してサウナ運転を行う制御手段とを備えたサウナ装置において、前記制御手段は、前記循環風路の入り口に温度センサを備え、サウナ運転時のサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴とするミストサウナ装置。
  2. 請求項1記載のサウナ装置において、前記制御装置は、前記循環ファンと前記加熱手段を駆動して運転を開始し、サウナ室内の温度が所定温度に達した時点で前記ミスト噴射手段を駆動し、次いでサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴とするミストサウナ装置。
  3. 請求項2記載のミストサウナ装置において、前記制御装置は、サウナ室内の温度が所定温度に達した時点で前記所定温度を所定時間維持し、前記所定時間後に前記ミスト噴射手段を駆動し、次いでサウナ室内を、31℃を下限とし人体温度を上限とする温度に制御することを特徴とするミストサウナ装置。
  4. 請求項3記載のミストサウナ装置において、前記制御装置は、サウナ室内の温度が所定温度に達するまでの時間値により所定時間の時間値を決めることを特徴とするミストサウナ装置。
  5. 請求項3記載のミストサウナ装置において、前記制御装置は、前記ミスト噴射手段に供給される水温を検知する水温センサを備え、前記水温センサの温度値により所定時間の時間値を決めることを特徴とするミストサウナ装置。
  6. 所定温度が40℃以下である請求項2乃至3記載のいずれか1項のミストサウナ装置。
  7. 前記循環風路の出口に循環風の吹き出し方向を変える回動可能なルーバーを備え、前記制御装置は、運転開始からミスト噴射手段を駆動するまでの期間は前記ルーバーをスイングさせることを特徴とする請求項2または3記載のミストサウナ装置。
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