JP2008104376A - ペットフード及びその製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 栄養バランスが取れ、嗜好性が高くて喰いが良く、糞便の質の維持・改善も図ることができるペットフードを提供する。
【解決手段】 市販のペットフードにキャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合し含有させたものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、摂食時の嗜好性の向上、ペットの糞便の質の向上、ペットの胃腸の健康状態の改善を図るようにしたペットフード及びその製法に関する。
近年、ペット(犬・猫)に関して様々な要因から身体の弱体化が懸念され、先天性の疾患も含みペットの生活環境・健康状態は悪化さえ伺える。その様な状態の上で、ペットの健康管理および健康維持・改善は、ペットを飼育する上で最大の関心事であり目的である。ペットの健康状態を把握するには、いくつかの観察点があるが、例えば糞便の状態・質から健康状態を判断することができる。このような観点から、ペットフードにチコリを含有させてペットに与え、そのときの糞便の質を観察し、糞便の質、胃腸の健康状態を良好に維持または改善しようとするものが提案されている(特許文献1)。
特表2001−521725号公報
特許文献1においては、チコリに含まれる水溶性繊維質により糞便の質を維持・改善させようとしているが、摂食時の嗜好性の向上という観点がない。ペットの健康維持・改善には、糞便の質の維持・改善だけでなく、喰いの良い/食欲の進むペットフードとする観点も必要である。ペット社会においても、人間社会と同じく肥満が蔓延しており、この原因として大半が飼い主の溺愛からおやつ等副食の食べさせ過ぎである。そのような因果関係から主食であるペットフードの喰いが悪く、主食に対する食欲がないペットも少なくないのが実情である。このような観点から、良質な素材で栄養バランスが取れ、かつ嗜好性の高い/喰いが良いとともに、糞便の質、胃腸の健康状態を良好に維持・改善できるペットフードの提供が必要である。
本発明は上記課題を解決しようとするものでり、栄養バランスが取れ、嗜好性が高くて喰いが良く、糞便の質の維持・改善を図ることができるペットフードを提供することを目的とする。
そのために本発明のペットフードは、キャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合し含有していることを特徴とする。
また、本発明のペットフードの製法は、キャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合し含有させたことを特徴とする。
また、本発明のペットフードの製法は、キャベツ、カボチャ、ニンジンを熱風で乾燥させ、乾燥鶏ささ身とともに配合し含有させたことを特徴とする。
本発明は、市販のペットフードにキャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合することで、栄養バランスが図れ、ペットのフード摂食時の嗜好性の向上、糞便の質を向上し、胃腸の健康状態の改善を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、ドライフードとして説明するが、本発明は、半生製品、生製品にも適用可能である。
本実施形態のペットフードは、市販のペットフードに対して、摂食時の嗜好性の向上を図るとともに、カロリー増を招かないために人用の乾燥鶏ささ身を加えるとともに、胃腸の健康状態を改善すべく、人用の乾燥野菜(キャベツ、カボチャ、ニンジン)を配合したものである。なお、乾燥野菜は摂氏50℃程の熱風で10時間程度かけて乾燥することで、栄養分の変質を可能な限り防止するようにした。
以下に、本発明のペットフードの有効性を検証すべく、市販のドライフードと、本実施形態のペットフードとを、自家繁殖している10頭の成犬に対して与えて、喰いの状況、糞便の状態を調べた。なお、ペットは猫等にも適用可能であり、市販のドライフードとしては、健康食と考えられる以下の成分を有するものを使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の任意の市販のドライフードを使用することも可能である。
〔市販のドライフードの成分)
鶏肉、鶏肉粉、全粒玄米、鶏脂肪(オメガ6脂肪酸源)(ミックストコフェノールで酸化防止済み)、チコリ根、亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、天然チキンフレーバー、塩化カリウム、天然塩、塩化コリン、ビタミンEサプリメント、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート銅、硫酸鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ化カリウム、硝酸チアミン、タンパク質キレートマンガン、酸化マンガン、アスコルビン酸、ビタミンAサプリメント、ビオチン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、セレン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンB12サプリメント、ソディウムビスルファイト複合体(ビタミンK)、リボフラビン、ビタミンDサプリメント、葉酸、消化酵素
本検証で使用したペットフードは、上記市販のドライフードに乾燥キャベツ、乾燥カボチャ、乾燥ニンジン及び乾燥鶏ささ身を以下のように配合したものを使用した。
ドライフード 897.5g 94.47%
乾燥キャベツ 15.0g 1.58%
乾燥カボチャ 15.0g 1.58%
乾燥ニンジン 7.5g 0.79%
乾燥鶏ささ身 15.0g 1.58%
950.0g 100.00%
上記市販のドライフードと、本発明のドライフードとを、同じ条件になるように、標準的な給与量に対して30%程度増量してそれぞれ10日間給与した。通常の給与時は1時間程度で食器を下げるが、試験に際しては給与後、3分間で食器を下げて食べ具合、その後糞便の状態を評価した。
表1は、試験に使用した10頭の犬種と性別、各犬に対する通常給与量及び試験給与量を示している。
Figure 2008104376
通常、同型の犬種によっても、体格、運動量によって給与量は違ってくるが、この試験では各犬に対し通常の給与量を通常標準給与量としている。
表2は、市販のドライフードを給与したときの完食及び残食試験結果である。
Figure 2008104376
表3は本発明のペットフードを給与したときの完食及び残食試験結果である。
Figure 2008104376
表2、表3に共通して1日目、2日目の試験初期には残量が目立つが、量に対する慣れが生じたのかそれ以降の喰いは悪くない。表2から分かるように、市販のドライフードについて基本的に喰いは悪くないが、完食していないのは、通常給与量より量が多いので食べるのに時間がかかっているためと考えられる。通常時のように1時間程食器を置いておけば、大半が完食したと考えられるが、犬番号1、2、3は残量に対して食べる気配がなかったことが観察されている。
表3から分かるように、本発明のペットフードに対して明らかに完食率が高く、乾燥キャベツ、乾燥カボチャ、乾燥ニンジン及び乾燥鶏ささ身を配合した効果が顕著である。
表4は、市販のドライフードを給与したときの糞便状態の結果である。
Figure 2008104376
表5は、本発明のペットフードを給与したときの糞便状態の結果である。
Figure 2008104376
表4、表5の記号は以下のような意味である。
××……下痢状態で形の無い便
× ……下痢状態ではないが形の無い便ないしは水分の多い柔便
○ ……水分は多い柔便ないしは形のある便
△ ……形のある便ないしは硬いペレット状の便
表4における市販のドライフードの場合は、基本的に試験以前の状態と大差は見られなかった。表5における本発明のペットフードの場合、1日目、2日目の試験初期は下痢ないしは水分の多い柔便が目立ったが、3日目以降は良好な結果が得られていることが分かる。
なお、野菜は、少なすぎては胃腸の健康維持の効果が少なく、多すぎては喰いが悪くなり、本来の目的である嗜好性の向上から外れてくる。鶏ささ身は少なすぎては喰いが悪くなり、同様に嗜好性の向上から外れ、多すぎては消化に対し支障が生ずることがある。従って野菜、鶏ささ身の配合割合はそれぞれ0.5重量%〜15重量%程度が好ましい。

Claims (3)

  1. キャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合し含有していることを特徴とするペットフード。
  2. キャベツ、カボチャ、ニンジン及び鶏ささ身を配合し含有させたことを特徴とするペットフードの製法。
  3. 前記キャベツ、カボチャ、ニンジンを熱風で乾燥させ、乾燥鶏ささ身とともに配合し含有させたことを特徴とする請求項2記載のペットフードの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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