JP2008103131A - 非水電解質二次電池およびその製造方法 - Google Patents

非水電解質二次電池およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異常高温時においても、封口板に内蔵された排気弁等の安全装置を正常に作動させることができ、発電要素となる電極群を収納する電池内の容積を大きくできる電池を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の非水電解質二次電池は、正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池であって、前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、前記基材の表面が絶縁材料で被覆されていない未被覆部を有し、前記非水電解質二次電池の他の構成部品と接触しない部分に前記未被覆部がある。
【選択図】図1

Description

本発明は、非水電解質二次電池、特に非水電解質二次電池用の絶縁板に関する。
近年、AV機器あるいはパソコンなどの電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源としては、高容量化した各種のアルカリ蓄電池やリチウム二次電池に代表される非水電解質二次電池が適しており、さらにこれらの非水電解質二次電池は、高エネルギー密度で負荷特性の優れた密閉型の電池であることが要望され、新規高容量活物質の導入が盛んに検討されている。具体的には正極活物質は、リチウムコバルト酸化物からリチウムニッケル酸化物へ、負極活物質は、黒鉛からケイ素やスズ等を含む合金材料へと、開発が進められている。
このような非水電解質二次電池は、通常、正極板と負極板とをセパレータを介して積層し、電極群を構成し、この電極群をケースに収納した後、ケースの開口部を、端子機能を有し、排気弁を内蔵した封口板で封口することにより密閉構造とする。封口板とケースそれぞれに電極群から導出された正負極リードを接続することにより、封口板とケースはどちらかの端子を兼ねている。このような密閉構造を採る場合、封口板とケースを電気的に絶縁するだけでなく、電極群と封口板との間に絶縁板を配置し、電極群と封口板を絶縁板により電気的に絶縁している。
この絶縁板は、一般的にはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン樹脂(PO)が用いられている。しかし、異常時の高温雰囲気下において、電池内部で発生するガスにより電極群が変形すると、封口板に内蔵されている排気弁へのガス流路が遮断されることがある。そのため、そのような遮断を抑制するために、基材としてガラスクロスを用い、その基材にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂材料を積層させた絶縁板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、基材として金属板や金属メッシュを用い、その基材を熱硬化性樹脂で被覆した絶縁板が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−231314号公報 特開2000−348771号公報
上述した高容量活物質はエネルギー密度が高いため、安全性を加速評価するためのバーナー試験のような異常高温時において、非水電解質二次電池内部で発生するガスは、高温で、発生量が多く、さらに発生速度も著しく速い。そして、そのガスを封口板に内蔵された排気弁から外部に円滑に開放するため、封口板と電極群の間に配置された絶縁板は、ガスの通過孔となる開口部を有している。異常高温下で電極群が変形しても、ガス流路を遮断しないように、絶縁板に強度を持たせる必要がある。絶縁板に開口部を設けることは強度を低下させる要因となる。
そこで、特許文献2のように、異常高温時における絶縁板の強度を確保するために、絶縁板の厚みを厚くすること無く、発電要素となる電極群を収納する電池内の容積を大きくでき、電池容量が大きくできる、鉄(Fe)やステンレス(SUS)等の金属板を絶縁材料で被覆した絶縁板は有効である。
しかしながら、特許文献2のような絶縁板は、基材となる金属板を打ち抜いた後で絶縁
材料を溶解成形して金属板に被覆しなければならない。基材となる金属板に絶縁材料を安定して被覆するためには、金属板を個別に保持した状態で被覆を行なう必要がある。そのため、保持する部分、つまり未被覆部を被覆することは生産性を低下させることとなる。または、保持する部分、つまり未被覆部を未被覆の状態で絶縁板として使用した場合、その絶縁板と電池の他の構成部品と電気的に短絡する可能性がある。仮に、電気的に短絡しない電池を作ることができたとしても、電池に振動や衝撃などの外力を加えた場合、絶縁板の未被覆部と、電池の他の構成部品が電気的に短絡する可能性がある。このように特許文献2には新たな課題があった。
そのため、基材となる金属板の全表面に、絶縁材料を被覆するためには、金属板を個別に保持した状態で複数回(最低2回以上)の被覆を行なう必要がある。そのため、被覆工程が最低2回以上必要となるため、生産性に劣るという課題があった。
本発明は上記課題を鑑み、非水電解質二次電池は、異常高温時においても、封口板に内蔵された排気弁等の安全装置を正常に作動させることができ、発電要素となる電極群を収納する電池内の容積を大きくできる電池を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の非水電解質二次電池は、正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池であって、前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、前記基材の表面が絶縁材料で被覆されていない未被覆部を有し、前記非水電解質二次電池の他の構成部品と接触しない部分に前記未被覆部があることが特徴である。
また、本発明の非水電解質二次電池の製造方法における絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有していることが特徴である。
さらに、本発明の非水電解質二次電池の、別の製造方法における絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、前記絶縁板の表面を絶縁材料で被覆する工程と、前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有し、前記基材の接続部が側面の仮想外周より内方にあることが特徴である。
さらに、本発明の非水電解質二次電池の、別の製造方法における絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、前記絶縁板の表面を絶縁材料で被覆する工程と、前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有し、前記基材の接続部が側面の仮想外周より内方にあり、接続部の厚みを基材の元の厚みより薄くしていることが特徴である。
本発明によると、非水電解質二次電池は、絶縁板と電池内部の構成部品が絶縁された状態で製造することができると共に、異常高温時においても、封口板に内蔵された排気弁の安全装置が正常に作動することができ、発電要素となる電極群を収納する非水電解質二次電池の内容積を大きくすることができ、容量が大きい非水電解質二次電池を容易に提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
第1の発明は、正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納
し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池であって、前記封口板は電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有しており、前記電極群と前記封口板の間に、導電部材を基材として、その基材表面を絶縁材料で被覆している絶縁板であって、その絶縁板が他の電池構成部品と接触する部分以外を被覆していないことを特徴とする。
図1は本発明における非水電解質二次電池の構成の一例を表す概略図である。正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群5をケース2に収納した後に、電極群5の上部に絶縁板4を配し、ケース開口部付近に溝部3を形成し、電極群より導出されたリード6を封口板1と接続する。その後、封口板1とケース2を、かしめ封口することにより非水電解質二次電池を構成する。絶縁板4は、異常時のガスの抜け道、ケース内への電解液注入性向上、および電極群5から導出されたリード6を封口板1接続する目的のため、孔部もしくは切り欠き部を有している。そして、溝部3を介し電極群5のケース内での保持、ケース2、リード6、封口板1と、電極群5との絶縁および、異常時に発生する高温ガスに対し電極群の変形によるガスの流路の制約を防止する機能を持っている。
前述したように、絶縁板4は絶縁体であり、孔部や切欠き部が必要な反面、強度、特に高温時の強度が必要なため、金属板を絶縁材料で被覆した構造は有効であるが、必ずしも総ての表面を被覆する必要は無い。ケース2、リード6、および封口板1と電極群5と接する部分のみ絶縁材料で被覆すれば、エネルギー密度が高い非水電解質二次電池が異常時において封口板に内蔵された排気弁等の安全装置を正常に作動させる構造を容易に得ることができる。
図2は、本発明の、絶縁板の断面の概略図であり、絶縁板の上面部に、絶縁材料を被覆する際の保持部すなわち、被覆していない部分(未被覆部)を有している。被覆していない部分(未被覆部)が、電池の他の構成部品よりも小さい面積で、かつ十分な厚みならば、絶縁板の上面部もしくは底面部に、リードもしくは電極群を構成する極板が、金属板に直接接触しないようにできる。ここで、被覆していない部分(未被覆部)の面積は3mm以下、かつ絶縁材料の被覆厚みは0.05mm以上が好ましい。図2に示した絶縁板は、基材となる金属板を個片に加工した後に、絶縁材料を被覆することにより得られる。
絶縁板の基材としては安価でプレス加工、切削加工などの成型が容易な材料が良い。
また、電着による絶縁材料の被覆が可能な、導電部材が好ましい。例えば、鉄や、その合金、例えば、炭素鋼や、ステンレス合金、または非鉄金属や、その合金、例えば、チタンやマグネシウム、それらの合金等が挙げられる。また、基材は金属板だけでなく、多数の孔の開いたパンチングメタルや、メッシュを用いても良い。
被覆する絶縁材料としては、ポリプロピレン(以下、PPと略す)、ポリエチレン(以下、PEと略す)等のポリオレフィン(以下、POと略す)樹脂や、ポリイミド(以下、PIと略す)系樹脂等が挙げられる。特に、非水電解質二次電池に一般的に用いられているセパレータ、例えば、PEの微多孔膜セパレータの場合、そのセパレータのメルトダウン温度は150℃程度である。セパレータがメルトダウンするまでは、電極群内部はセパレータにより絶縁されているため、被覆する絶縁材料も基材を絶縁する必要がある。よって、絶縁材料の耐熱温度は150℃以上であることが好ましい。
絶縁材料の被覆方法としては、インサート成型、スプレー塗布、ディピング、および電着等が挙げられる。これらの方法の内、生産性の視点からは、ディッピングと電着が好ましい。
第2の発明は、第1の発明において、絶縁板において、絶縁材料で被覆していない部分
(未被覆部)が孔部、切欠き部もしくは外周部等の側面にあることを特徴とする。
第2の発明について説明する前に、第6の発明の製造方法について説明する。例えば、図3のように、絶縁板の外周側面がキャリア7につながった列状態の絶縁板を製造する方法について説明する。列状態の導電性基材の材料を順送型プレスで、絶縁板の外周側面がガイドにつながった状態に順次加工し、列状態で基材表面を絶縁材料で被覆する。その後、絶縁板を列状態から切り離して絶縁板を得る。こうすることにより、絶縁板の生産性を向上することができる。なお、基材の加工方法としては、順送型プレスで一個取りの場合について説明したが、複数取りでも可能であり、また、短冊状に複数個を同時に加工しても良い。
第3の発明は、第1と2の発明において、絶縁板の被覆していない部分(未被覆部)が側面の仮想外周8より内方にあることを特徴とする。
第3の発明について説明する前に、第7の発明の製造方法について説明する。例えば、図4のように、絶縁板の外周側面が隣り合った絶縁板につながった列状態の絶縁板を製造する方法について説明する。列状態の導電性基材の材料を、順送型プレスで絶縁板の形状に順次加工する際に、絶縁板の外周側面が隣り合った絶縁板と連続的につながった状態で加工する。そして、絶縁板同士が連続的につながった状態で絶縁材料を被覆する。連続的につながった絶縁板を個々に切り離して絶縁板を得る。こうすることにより、絶縁板の外周側面の未被覆部は仮想外周より内方にあるため、列状列電池の他の構成部材と接触することがないという利点がある。なお、基材の加工方法としては、順送型プレスで一個取りで基材同士を接続した例を用いて説明したが、複数取りでも可能である。またキャリアを設けて、キャリアとの保持部が側面の仮想外周より内方にあっても良い。他の方法としては、順次加工する順送型プレス以外に、一度に加工する方法もある。生産性の視点から順送型プレスで加工するのが好ましい。また、一度に加工する場合、短冊状に複数個を同時に加工する方が生産性の視点から好ましい。
第4の発明は、第1〜3の発明において、被覆していない部分の厚みが他より薄いことを特徴とする。
第4の発明について説明する前に、第8の発明の製造方法について説明する。例えば、図5のように、絶縁板同士が連続的につながった部分の厚みを基材の元の厚みより薄くしている。こうすることにより、列状態から切り離す工程において、絶縁板同士が連続的につながった部分の厚みが薄いため、切断が容易になり、切断の際に発生するバリを低減することができる。なお基材の加工方法としては、順送型プレスで一個取りで基材同士を接続した例を用いて説明したが、複数取りでも可能である。またキャリアを設けて、キャリアとの保持部が、側面の仮想外周より内方にあって、厚みが基材の元の厚みより薄くしても良い。
以下、本発明を実施するための一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
正極活物質としてコバルト酸リチウム(以下、LiCoOと略す)、結着剤としてフッ化ビニリデン(以下、VDFと略す)とヘキサフルオロエチレン(以下、HFPと略す)との共重合体P(VDF−HFP)、および導電材としてアセチレンブラック(以下、ABと略す)を、N−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略す)に混練分散して正極合剤ペーストを作製する。正極合剤ペーストを集電体として厚さ15μmのアルミニウム(以下、Alと略す)箔に塗着、乾燥、そして圧延して、厚さ0.180mmの正極板を作製する。
負極活物質として塊状人造黒鉛、結着剤としてスチレンブタジエンゴム(以下、SBR
と略す)を水に分散させたディスパージョン溶液と、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(以下、CMCと略す)と水とを混合し、負極合剤ペーストを作製する。負極合剤ペーストを集電体として厚さ10μmの銅箔に塗着、乾燥、そして圧延して、厚さ0.170mmの負極板を作製する。
このようにして作製した正極板と負極板を、セパレータとして厚さ20μmの微多孔性ポリエチレン樹脂を介して、電極群を作製する。
ニッケルメッキを施した鉄製の有底筒状の電池ケースを作製する。電池ケースは外径18.0mm、底部板厚0.3mm、側部板厚0.2mmである。
電極群を、電池ケースの中にPP製円板状底部絶縁板と共に挿入し、負極板に抵抗溶接により接続した負極リードと、電池ケース底面を抵抗溶接により接続した。
さらに、電極群上部に略円板状上部絶縁板を挿入した後、電池ケース開口部付近に幅1.0mm、深さ1.5mmのU字状の溝部を円周方向に塑性加工によって形成する。
その後、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、およびエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒に、電解質としてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)が1.0mol/Lになるように溶かし非水電解液を調整する。調整した非水電解液を電極群が入った電池ケース内に所定量注入する。
非水電解液を注入した後、正極板に超音波溶着により接続した正極リードと、PP製ガスケットに挿入された封口板をレーザー溶接により接続する。その後、正極リードを折り畳みながら、封口板を電池ケース開口部に挿入し、溝部を介してカシメ封口を行なって円筒型非水電解質二次電池を作製した。なお封口板には作動圧が14.7MPaの排気弁が内蔵されている。
略円板状上部絶縁板について以下に詳述する。
(実施例1)
絶縁板は、基材としてSUS304製金属板を略円形状の個片に打ち抜き、PPで絶縁被覆した。PPの被覆はインサート成型により行ない、図2のような絶縁板を製作した。インサート成型の方法は、円筒型非水電解質二次電池の封口板側に位置する基材上面部を保持し、PPで被覆した。基材の厚みは0.3mm、PP絶縁被覆の片側厚みは0.05mm、絶縁板の総厚みは0.4mmとした。この絶縁板を用い円筒型非水電解質二次電池を作製し、電池Aとした。
(実施例2)
絶縁板は、基材としてSUS304製金属板を図3のように列状態に打ち抜き、列状態でPI樹脂を電着にて被覆した。その後、個片状に切り離し、絶縁板を製作した。基材の厚みは0.3mm、PI樹脂絶縁被覆の片側厚みは0.01mm、絶縁板の総厚みは0.32mmとした。この絶縁板を用いた以外は実施例1と同様にして、電池を作製し、電池Bとした。
(実施例3)
絶縁板は、基材としてSUS304製金属板を図4のように列状態に打ち抜き、列状態でPI樹脂を電着にて被覆した。その後、個片状に切り離し、絶縁板を製作した。基材の厚みは0.30mm、PI樹脂絶縁被覆の片側厚みは0.01mm、絶縁板の総厚みは0.32mmとした。この絶縁板を用いた以外は実施例1と同様にして、電池を作製し、電
池Cとした。
(実施例4)
絶縁板は、基材としてSUS304製金属板を図5のように列状態に打ち抜き、列状態でPI樹脂を電着にて被覆した。その後、個片状に切り離し、絶縁板を製作した。基材の厚みは0.30mm、PI樹脂絶縁被覆の片側厚みは0.01mm、絶縁板の総厚みは0.32mmとした。この絶縁板を用いた以外は実施例1と同様にして、電池を作製し、電池Dとした。
(比較例1)
絶縁板は、ガラスクロスを基材として無機添加剤を含ませたフェノール樹脂からなる厚さ0.32mmの積層板を実施例1と同じ形状に打ち抜き、製作した。この絶縁板を用いた以外は実施例1と同様にして、電池を作製し、電池Eとした。
(比較例2)
絶縁板は、ガラスクロスを基材として無機添加剤を含ませたフェノール樹脂からなる厚さ0.50mmの積層板を実施例1と同じ形状に打ち抜き、製作した。この絶縁板を用いた以外は実施例1と同様にして、電池を作製し、電池Fとした。
このようにして得られた実施例の電池A〜D、比較例の電池E、Fを各30セル作製し、各電池の中央部をバーナーで加熱し、安全性の加速試験を行ない、合格数を調べた。なお、合格数とは、封口板の排気弁が正常に作動し、封口板やケースに亀裂などの異常がない本数のことである。
また、実施例と比較例で用いた絶縁板の強度試験を行なった。強度試験の方法は、絶縁板の外周部を保持し、絶縁板の中央部に2MPaの荷重を印加したときの絶縁板の変位量(たわみ変化量)を測定した。
(表1)に実施例の電池A〜D、比較例の電池E、Fの、バーナー加熱試験による安全性の加速試験における合格数と、強度試験による絶縁板の変位量の結果をまとめた。
Figure 2008103131

(表1)の結果より、電池E以外の電池はいずれもバーナー加熱による安全性の加速試験で問題ないことがわかる。の電池Eの絶縁板は、強度試験の結果から、フェノール樹脂とガラスクロスからなる絶縁板のため、実施例のようにSUS製金属板を基材とした絶縁板に比べ、変化量が著しく大きかった。これは加熱時に電極群の変形により、封口板に設けられた排気弁が正常に作動しなかったためである。
また、ガラスクロスを基材として無機添加剤を含ませたフェノール樹脂からなる絶縁板
が、厚み0.30mmのSUS製金属板を基材とした絶縁板と同程度の強度を得るためには、表1に示した2MPa印加時の変位量の結果から、0.50mmの厚みが必要であることがわかる。このことは、加熱試験の結果から、電池Fの絶縁板は厚み0.30mmのSUS製金属板を基材とした絶縁板と同等の結果であったことからも裏付けられる。
電池A〜Dは加熱試験において同等な良好な結果が得られた。絶縁板の厚みを薄くできるという視点では、電池Aのインサート成型より電池B〜Dの電着の方が好ましい。
また、電池B〜Dは加熱試験、強度試験において同等な良好な結果であった。しかし、電池C、Dの絶縁板は、電池Bの絶縁板に比べ、絶縁板の製造工程において、絶縁板の側面の仮想外周より内方にあるため、個片状に切り離す際の切断バリを低減できる点で好ましい。また、電池Dの絶縁板は、電池Cの絶縁板より、絶縁板同士が隣り合った部分の切断部の厚みが薄いため、切断が容易で、切断バリをさらに低減できる点で好ましい。
以上の結果から、本発明の非水電解質二次電池は、絶縁板と電池内部の構成部品が確実に絶縁された状態で製造することができる。異常高温時において、封口板に内蔵された排気弁等の安全装置を正常に作動させることができ、発電要素を収納する電池内の容積を大きくでき、電池容量が大きい非水電解質二次電池を容易に提供できる。
なお、実施例では円筒形非水電解質二次電池について説明したが、非水電解質二次電池の形状については特に限定されず、ボタン形、扁平形、および角形などいずれの形状にも適用できる。
高エネルギー密度の非水電解質二次電池を使用する電子機器等に有用である。例えば、携帯電話やノート型パソコン等の民生用モバイルツールの主電源、電動ドライバー等のパワーツールの主電源、およびEV自動車等の産業用主電源の用途に適している。
本発明の一実施の形態による非水電解質二次電池の概略断面図 本発明の一実施の形態による絶縁板形状の概略図 本発明の一実施の形態による列状に打ち抜かれた絶縁板形状の概略図 本発明の一実施の形態による列状に打ち抜かれた絶縁板形状の概略図 本発明の一実施の形態による列状に打ち抜かれた絶縁板形状の概略図
符号の説明
1 封口板
2 ケース
3 溝部
4 絶縁板
5 電極群
6 リード
7 キャリア
8 仮想外周

Claims (8)

  1. 正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池であって、
    前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、
    前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、
    前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、前記基材の表面が絶縁材料で被覆されていない未被覆部を有し、
    前記非水電解質二次電池の他の構成部品と接触しない部分に前記未被覆部がある非水電解質二次電池。
  2. 前記未被覆部が前記絶縁板の側面にある請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記未被覆部が前記絶縁板の側面の仮想外周より内方にある請求項1記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記未被覆部の厚みが前記絶縁被覆部の厚みより薄い請求項3記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記絶縁材料は耐熱温度が150℃以上である請求項1記載の非水電解質二次電池。
  6. 正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、
    前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、
    前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、絶縁被覆部を有した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、
    前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、
    前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有した非水電解質二次電池の製造方法。
  7. 正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、
    前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、
    前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、絶縁被覆部を有した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、
    前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、
    前記絶縁板の表面を絶縁材料で被覆する工程と、
    前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有し、
    前記基材の接続部が側面の仮想外周より内方にある非水電解質二次電池の製造方法。
  8. 正極板と負極板とをセパレータを介して積層した電極群をケースに収納し、前記ケースの開口部を、封口板で封口した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記封口板は、前記非水電解質二次電池の内圧が所定の圧力に達したときに、内部の発生ガスを開放する排気弁を有し、
    前記電極群と前記封口板の間に絶縁板を有し、
    前記絶縁板は、導電部材からなる基材と、絶縁被覆部を有した非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記絶縁板は、前記基材を列状態に接続した状態で加工する工程と、
    前記基材の表面を絶縁材料で被覆する工程と、
    前記絶縁板の表面を絶縁材料で被覆する工程と、
    前記絶縁板を前記列状態から切り離す工程とを有し、
    前記基材の接続部が側面の仮想外周より内方にあり、接続部の厚みを基材の元の厚みより薄くしている非水電解質二次電池の製造方法。
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