JP2008102642A - バラ状態の複数のコインを1枚ずつ送出可能なコイン送出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 起こりうる噛み込みによる運転停止のような事態の発生を可及的に防止し、又は、抑制し、複数の混在した異径コインを1枚ずつ送り出すこと。
【解決手段】 コイン送出装置は、環状壁(4a)と環状壁に開口するコイン出口(4b)を有する環状容器(4)と、バラ状態のコインを環状容器内に落下供給可能なホッパー(6)と、複数のコイン受け孔(14)を有する回転ディスク(5)と、回転ディスクの回転に伴い重なり合って移動するコインのうち最下段にあるコインを、最下段のコインと当接して環状容器のコイン出口に向けて転換させるために基板上面から突出する規制手段(11)とを備える。回転ディスクはその裏面に、回避溝を有し、回転ディスクは、顎部(5a)をコイン受け孔に有し、回転ディスク及び環状容器の少なくとも一方は、コインの噛み込み、又は、抑制、を防ぐために、上面から離れる方向に逃げることができるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、バラ状態の複数のコイン、すなわちバラ状態の複数の異径コイン、又はバラ状態の複数の同径コインを1枚ずつ送出可能なコイン送出装置に関する。ここで、コインとは1円、5円、10円、50円、100円及び500円の硬貨の他、ゲーム機で使用されるメダル、地下鉄やバス料金などで代用貨幣として使用されるトークンなどを含む。
コイン送出装置として、特許文献1に記載された硬貨送出装置と、特許文献2に記載されたコイン送出装置がある。いずれもこの出願人の開発に係るものであり、特許文献2のコイン送出装置は、特許文献1の硬貨送出装置が同径コインの送出を企図して開発されたことに鑑み、バラ状態で混在する複数の異径コインの送出を企図して開発された。
特許第3158270号公報 特開2004−280770号公報
特許文献2に記載されたコイン送出装置(以下、先行出願装置という)は、図13に示すように、収納したバラ状態のコインを落下供給可能なホッパー(図示せず)と、基板101の上面に設置された環状容器102と、環状容器102内で環状容器102と同軸的に回転する回転ディスク103とを備える。回転ディスク103は厚み方向に貫通し、かつ径方向の外方へ開口する複数のコイン受け孔104を有し、環状容器102はコイン受け孔104から送り出されたコインを発明外のシュートに導くためのコイン出口105を有する。コイン受け孔104は、特許文献1に記載された回転ディスクのコイン受け孔と比べて、図13(a)の回転ディスク103に顎部107を設けたことで相違し、その結果、孔の形状は円形から細長く変形した、側円側尖形状となっている。これによって、1つの回転ディスクでバラ状態に混在した異径コインを1枚ずつ送出することができる。
回転ディスク103が、矢印Aが示す方向(ここでは反時計方向)に向けて回転するとき、図13(b)及び(c)に示すように、コインC1,C2がコイン出口105において斜めに重なって噛み込みが発生することが実験で確認された。この噛み込みは基板101上にあるコインC1とその上に斜めに載ったコインC2が同時にコイン出口105に向けて送り出され、コイン出口105にくさび状に押し込まれることに起因する。
また、好ましい態様では、回転ディスク103の顎部107の裏面つまり下側面に、重なり合った複数のコインのうち最下段にあるコインの上に載ったコインを通過させるべく切欠きを設けるが、この切欠きの部位で噛み込みが起こる可能性がある。
この発明は、起こりうる噛み込みによる運転停止のような事態の発生を可及的に防止し、又は、抑制し、複数の混在した異径コインを1枚ずつ送り出すことができるコイン送出装置を提供する。
コイン送出装置の使用場所によっては複数の混在した同径コインを扱うこともあるが、この発明はその場合にも当然に適用できるコイン送出装置を提供する。
上述した課題を解決するために試行錯誤を重ねた発明者は、コインの噛み込みを防止し、又は、抑制して、異径コイン又は同径コインを単一の回転ディスクにより送出可能とすることに成功した。その詳しい内容については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る発明にも適用されるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1に記載したコイン送出装置は、基板上面に設けられる環状容器であって環状壁と当該環状壁に開口するコイン出口を有する環状容器と、収納したバラ状態のコインを当該環状容器内に落下供給可能なホッパーと、当該環状容器内に当該環状容器と同心的に回転可能に配置される回転ディスクであって、当該回転ディスクの厚み方向に貫通し、かつ径方向の外方に開口する複数のコイン受け孔を有する回転ディスクと、当該回転ディスクの回転に伴い重なり合って移動するコインのうち最下段にあるコインを、当該最下段のコインと当接して前記環状容器のコイン出口に向けて転換させるために前記基板上面から突出する規制手段と、を備える。前記回転ディスクはその裏面に、前記規制手段との接触回避のために形成された回避溝を有し、前記回転ディスクは、回転方向に向けて先細状に突出する顎部を前記各コイン受け孔に有し、前記回転ディスク及び前記環状容器の少なくとも一方は、コインの噛み込みを防ぐ、又は、抑制する、ために、上面から離れる方向に逃げることができるように構成されていることを特徴とする。
ホッパーの側壁間でコインがバランスして生じる架橋現象の発生を防ぐため、ホッパーの内部に突出するコイルばねのような発生防止手段を設けることができる。ホッパーは分離可能に環状容器に同心的に取り付けられる。環状容器は実質的に平面視円筒形であり、コイン出口は、その下面つまりコイン出口の基板の上面に対面する面と基板との間のすきまが最大厚みのコイン1枚分の厚みよりわずかに大きく2枚分の厚みより小さくなり、かつ、回転ディスクの回転方向におけるコイン出口の長さ、つまり弦長さが最大径のコインの外径よりわずかに大きくなるように定める。1枚ごとにコインを確実に送りだし可能とするとともに、最大径のコインも確実に送り出し可能としたためである。回転ディスクのコイン受け孔の上縁部は、ホッパーから落下するコインが横向き又は斜め向きの状態でコイン受け孔に入るように傾斜面に形成することが好ましい。規制手段は1又は複数のピンで形成することができる。ピンは基板に固定的に設ける他、基板上面に対して出没可能に設けることができる。回転ディスクの顎部は、平面形状が回転ディスクの回転方向に向けて先細状となるように形成する。その厚み方向では均一の厚みにする他、顎部のうち先端部分のみ下側から削り取った形態、つまりその他の部分よりも薄くした、いわば切欠きを有する形態とすることができる。切欠きを設けることによって当該切欠きのある部位では顎部の基板に対面する面と基板との間にすきまができるが、そのすきまの大きさは最大厚みのコインの厚みよりもわずかに大きくする。最大の厚みを有するコインを確実に排出可能とした。顎部は回転ディスクと別個に製作した後、一体に固着する他、顎部を含む回転ディスクとして一体的に製作することもできる。運転中にコインを噛み込んだとき、回転ディスク及び環状容器の両者が上下に逃げるようにしてもよく、回転ディスクが逃げるようにしてもよく、また環状容器が逃げるようにしてもよい。逃げの程度は1mmから高々コインの最大厚みの範囲でよく、逃げそのものは噛み込みにより回転ディスク又は環状容器が受ける分力を利用する。回転ディスクに起こりうる噛み込みと環状容器に起こりうる噛み込みは別個の箇所で発生する上、環状容器での噛み込みの方が回転ディスクでの噛み込みよりも可能性としては多いと考えられることから、一般的には環状容器での噛み込み防止、又は、抑制、を図り、一層の確実性を図る意味で回転ディスクでの噛み込みを防止、又は、抑制、することが好ましい。
請求項1記載のコイン送出装置によれば、バラ状態でホッパーに収納された複数の異径コイン又は同径コインを、回転ディスクの回転や顎部、規制手段などの作用によってコイン出口から1枚ずつ確実に送り出すことができる。また、コインの噛み込みが起こると回転ディスク又は環状容器が上面から離れる方向に逃げるので、その噛み込みが直ちに解消されることとなり、噛み込みによる運転停止その他の事態の発生を防ぐ、又は抑制する、ことができる。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載のコイン送出装置は、請求項1記載のコイン送出装置の基本構成に加えて、前記環状容器は複数の貫通孔を有し、かつ、当該貫通孔を貫通する複数のねじと、当該各ねじを取り巻いて配置され、各ねじの頭部で一方の端部を受け止められるコイルばねとによって前記基板に取り付けられ、さらに、前記コイルばねの他方の端部と接触して前記基板に向けて偏倚され、前記コイルばねのたわみの範囲で上面から離れる方向に逃げることができるように構成されていることを特徴とする。
ねじとはねじ山のつくられている部品であり、通常使用される雄ねじの他、たとえば、ボルトと呼称されるものを含む。コイルばねの一方の端部は直接にねじの頭部に受け止められる他、ワッシャを介して間接にねじの頭部に受け止められる。上面から離れる方向は、基板上面に対して垂直方向、平行方向、基板上面と垂直方向の間の斜め方向をも含む。
請求項2記載のコイン送出装置によれば、環状容器が上面から離れる方向に逃げるため、コイン出口で生ずる噛み込みを直ちに解消してコイン1枚ずつの送出を確実にする。環状容器をねじ及びコイルばねで基板に取り付けるだけで環状容器の逃げを確保できるため、逃げのための構造が簡単である。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載のコイン送出装置は、請求項2記載のコイン送出装置の基本構成に加えて、前記環状容器の前記貫通孔は前記ねじの外径よりも大きな口径を有し、前記環状容器は前記貫通孔の口径と前記ねじの外径との差の範囲内で水平方向に逃げることができるように構成されていることを特徴とする。
一般にねじ結合する場合、貫通孔の口径はねじの外径よりも大きいが、その大きさはねじが貫通できる範囲に留まる。通常、がたつき防止の観点から貫通孔の口径とねじの外径は近似しているが、この発明の場合には、いわばがたつきが生ずるように貫通孔の口径とねじの外径を、その差が例えば1mm乃至数mmとなり、大きなすきまができるように定める。換言すると、この発明では、貫通孔の口径とねじの外径とを両者の間に遊びを超えた相当数の差が生ずるように定め、この差を噛み込み解消に利用するのであり、すきまの積極活用ということができる。
請求項3記載のコイン送出装置によれば、環状容器の上面から離れる方向への逃げに加えて、前記貫通孔の口径と前記ねじの外径との差の範囲内で、基板上面に対して垂直方向、平行方向、基板上面と垂直方向の間の斜め方向への逃げを確保できる。このため、コインの噛み込みを一層確実に解消できる。加えて、貫通孔がねじの外径より大きな口径を有するように貫通孔を加工するだけで、前記貫通孔の口径と前記ねじの外径との差の範囲内の分だけ、基板上面に対して垂直方向、平行方向、基板上面と垂直方向の間の斜め方向へ逃げのための構造を確保できるから、製造上格別に手間をとるということはない。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載のコイン送出装置は、請求項1乃至3のいずれか記載のコイン送出装置の基本構成に加えて、前記回転ディスクは径方向の外方へ突出するフランジを有し、前記環状容器は前記環状壁から径方向の内方へ突出し、前記フランジと当接可能な環状突起を有し、前記フランジと前記環状突起は、前記回転ディスクが逃げのない状態で回転するとき上面から離れる方向に間隔をおくように形成され、前記回転ディスクは当該間隔の範囲内で上面から離れる方向に逃げることができるように構成されていることを特徴とする。
フランジは全体が平面視環状を呈するものであればよい。したがって、円周方向に連続する形態の他、例えば、円周方向に間隔をおいた複数のフランジ部分による断続した形態とすることができる。同様に、環状突起も円周方向に連続した形態の他、断続した形態とすることができる。フランジ及び環状突起が断続した形態であるとき、例えば、フランジを偶数のフランジ部分で形成し、環状突起を奇数の突起部分で形成すると共に、それぞれの円周方向の間隔が等しくなるように、フランジ部分と突起部分の円周方向長さを変える。又は、フランジ部分と突起部分の長さが等しくなるように、それぞれの円周方向の間隔を変える。これによってフランジ部分が隣接する突起部分間の間隔に入るのを防止する。
請求項4記載のコイン送出装置によれば、環状容器に加えて回転ディスクが上面から離れる方向に逃げるため、コイン送出装置において起こり得るコインの噛み込みを一層確実に解消し、噛み込みによる運転停止のような事態を未然に防ぐ、又は抑制する、ことができる。
この発明によれば、コイン出口付近におけるコイン同士の噛み込みを有効に解消することができるので、単一の回転ディスクにより、複数の異径コイン又は複数の同径コインを送出することができる。
次に、各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図面中、図1はコイン送出装置の一部を分解した斜視図、図2はホッパーを除いたコイン送出装置の平面図、図3は図2に示すコイン送出装置のX−X拡大断面図、図4は図2に示すコイン送出装置の分解斜視図、図5は回転ディスクの平面図、図6は図5に示す回転ディスクのY−Y断面図、図7は回転ディスクの斜視図、図8は回転ディスクの底面図、図9は図8に示す回転ディスクの斜視図、図10は環状容器内に回転ディスクを配置した図3と同様な断面図、図11(a)乃至(j)は正常動作時の払い出しのパターンを示す模式図、図12(a)乃至(j)は噛み込みのパターンを示す模式図である。
(コイン送出装置の概略構造)
図1及び2に基づいて説明する。コイン送出装置1は基台2と環状容器4と回転ディスク5とホッパー6とにより概ね構成してある。基台2は金属板の両端を屈曲して断面を下向きのほぼコの字状に形成したものであり、その上面が基板3を構成している。基板3はこれをほぼ水平に配置してあるが、用途に応じて傾斜させてもよい。たとえば、コインの送り出しを容易にするため、基板3を水平方向からコイン出口4b方向に向けて傾斜させて配置してもよい。環状容器4は環状壁4aを有する円筒形の容器であり、環状壁4aの下端には基板3の上面上に位置するコインが、その姿勢のまま滑走通過可能なスリット状のコイン出口4bを設けてある。回転ディスク5が環状容器4内に環状容器4と同軸状に回転可能に配置されている。回転ディスク5は基台2に配置した、直流電動機であることが好ましい駆動装置7によって回転される。
コイン出口4bから送出されるコインは計数センサ8によって計数される。
(環状容器及びホッパーの構造)
図1及び2に基づいて説明する。環状容器4の環状壁4aは、回転ディスク5の回転に伴い、環状壁4aの内面に沿ってのコインの移動を円滑にするために円筒形に形成してあり、直径方向で開口する四角形の2つの長孔9を有する。環状壁4aの内周面で各長孔9の周縁には平面視でほぼ三角形状を呈する切欠き9aがある。ホッパー6は、コインをバラ状態で収納可能に構成してあり、その下端の連結部6aは、環状容器4に環状壁4aの内側に緩く嵌め込み可能な円筒形状に形成してある。連結部6aの外面には、突起6b,6bを突出させてある。これらの突起6b,6bを環状容器4の切欠き9aに差し込み水平方向に僅かに回転させることにより、ホッパー6を環状容器4にロック可能に構成されてある。さらに、連結部6aの外側に設けられている2つの係止部6cにより、環状容器4に確実に固定される。環状容器4の環状壁4aは外方へ突出する3つ(図1には2つを示す)のフランジ10によって基板3に取り付けられている。ここで、上述した各突起6bは、切欠き9aの平面視で大きな面積部分に入るが、連結部6a、つまりホッパー6を回転させると、各突起6bは切欠き9の小さな面積部分の下方となり、長孔9内に突起6bの一部が嵌入されるように寸法決めされている。これによって突起6bの切欠き9aからの抜けが防止される。しかし、このままでは、突起6bの長孔9への嵌入によってホッパー6を上向きに引っ張ってもホッパー6は外れないが、ホッパー6が前記回転とは逆向きに回転するとホッパー6は簡単に外れてしまうおそれもある。そこで、これを防止するために、2つの係止部6cが連結部6aの外側に設けられている。さらに、各係止部6cには、上下方向に延びる突起状の係止片6dが内周面に設けられている。したがって、ホッパー6を回転させて環状壁4aにある突起4cを乗り越えさせると、この係止片6dにより、ホッパー6が環状容器4に固定される。なお、図1には、突起6bが1個しか示していないのは、他の1個が図1の裏側に位置するため見えないからである。ホッパー6は、これを金属製とすることもできるが、本実施形態では透明な合成樹脂(硬質プラスチック製)としてある。透明であれば、収容したコインの状態を外から見ることができて便利だからである。
(規制手段の構造)
図1及び2に基づいて説明する。基板3に規制手段11が設けられている。規制手段11は図示では2つの規制部材12,13からなる。第1の規制部材12は、第1当接ピン12aと乗上ピン12bと板バネ12cとからなる。第1当接ピン12aは、回転ディスク5の矢印Bに向く(図2で反時計回りの向き)回転に伴い送られてきたコインと当接して、そのコインをコイン出口4bに向けて方向転換させる役割を担っている。本実施形態における第1当接ピン12aは、ほぼ円柱形状に形成してあるが、他の形状に形成することもできる。乗上ピン12bは、回転ディスク5を逆回転させたとき、すなわち、時計回りの向きに回転させたときに送られてきたコインが乗り上がり易いように頂部を円錐状に形成してある。乗り上がり易くしておけば、コインが乗上ピン12bに当接して身動きが取れなくなるような事態の発生を有効に防止できる。乗上ピン12bの形状は、これを円錐状とせずに単に斜辺を持つ三角形状としてもよいし、不要であれば乗上ピン12b自体を省略してもよい。省略する場合は、第1当接ピン12a自体を、乗上ピン12bと同じ作用を奏するような形状に形成することが好ましい。板バネ12cは、基板3の裏面に固定してあり、第1当接ピン12aと乗上ピン12bを固着すると共にこれらを下方から弾性的に支持する働きを担っている。第1当接ピン12aと乗上ピン12bは、基板3を貫通する第1貫通孔3a内に配置され、基板3の上面から出没自在の状態で突出している。すなわち、何れか一方又は両方のピンに板バネ12cの弾性力を超える外力が加えられたとき、その外力をかわすために板バネ12cの弾性変形を利用して第1当接ピン12a及び乗上ピン12bを基板3上面から退出させると共に、外力が除かれた後に突出位置に復帰させる。このような外力は、回転ディスク5が回転するとき、不自然な状態で重なり合ったコインに起因して発生する。この発明では、前述のように、回転ディスク5が逃げるように構成することができるが、逃げる構造を持たない場合、そのような外力によってコインの噛み込みが起こる可能性があることから、そのような可能性をなくすために第1当接ピン12aと乗上ピン12bとを弾性的に出没自在に構成している。回転ディスク5が逃げると共に、2つのピンが出没自在であれば、噛み込み防止又は抑制の一層の効果が得られる。
第2の規制部材13は、第2当接ピン13aと、それを下方から弾性的に支持する板バネ13bとから構成してある。第2当接ピン13aは基板3を貫通する貫通孔3b内に配置され、基板3の上面から出没自在の状態で突出している。第2当接ピン13aの形状は、第1当接ピン12aの形状とほぼ同じに構成してある。これは、第2当接ピン13aも第1当接ピン12aと同様に、コインと当接してそのコインをコイン出口4bに向けて転換させるためである。板バネ13bの作用も、板バネ12cのそれと同じである。第2の規制部材13を設けたのは次の理由による。コイン送出装置1は大径コインや小径コイン、或いは大径コインと小径コインの間の径を持つ中径コインのような異径コインを扱うため、大径コインを送出するだけであれば第1の規制部材12だけで足りるのであるが、異径コインの方向転換を図るためには第1の規制部材12だけでは十分ではなく、第2の規制部材13を備えることが有益だからである。第1の規制部材12だけしか設けていないとすると、小径コインや中径コインが回転ディスク5の中心寄りを移動してきた場合、コインがコイン出口4bに向けて転換せずにその向きとは異なる向きに転換してしまうことがあり、コインの噛み込みが起こる可能性がある。第1の規制部材12の形状や形態を変更することにより、この第1の規制部材12に第2の規制部材13の機能を兼ねさせて第2の規制部材13を省略することもできる。
(回転ディスクの構造)
主として図5乃至9を参照し、図1乃至4を参考にしながら説明する。回転ディスク5は、コインの最大厚みよりも大きな厚み、好ましくはコイン数枚分程度の厚みを持っており、径方向の外方へ向けて開口する複数のコイン受け孔14を厚み方向に貫通形成してある。各コイン受け孔14は、変形した円形の形をしており、送出しようとする最大径のコインが通過可能な寸法に設定してある。換言すると、最大径のコインCを基板3の上に載置できる大きさに形成してある。コインの送出は、この開口を介して行われるようになっている。本実施形態におけるコイン受け孔14の数は5個であるが、これに限る必要はなく、4個以下でも6個以上でもよい。
回転ディスク5には、回転方向に向けて先細状に突出する顎部5aが形成されている。顎部5aは、送出する最小径のコインが回転ディスク5の下に潜り込まない形状であり、回転方向に向って先細りする楔形状に形成してある。その結果、コインと環状容器4の環状壁4aとの間にV(ブイ)ゾーンVz(図5参照)ができる。この顎部5aの形状によって、環状容器4のコイン出口4bにおいて複数コインのうち最下段のコインの上に斜めに載ってまさに噛み込もうとするコインを環状容器4の内側に向けて、つまりコイン受け孔14の内方に向けて押し入れることができる。その押入れを効果的にするため顎部5aに傾斜面5bを設けている。本実施形態では各コイン受け孔14の周りに顎部5aも含めて孔内部に向かって下る傾斜面5bを設けてある。この傾斜面5bは、コインが各コイン受け孔14内に自然な姿勢で滑り込むのを容易にするが、各コイン受け孔14の全周にわたる必要はない。
回転ディスク5の裏側、つまり、取り付けたときに基板3と対面する側には回避溝17を形成してある。図示の実施形態では回避溝17は第1回避溝部17aと第2回避溝部17bからなる。第1回避溝部17aは第1の規制部材12との接触を回避するための溝、換言すると基板3から突出する第1の規制部材12と接触せずに回転ディスク5の回転を許容するための溝である。同様に第2回避溝部17bは、第2の規制部材13との接触を回避するための溝である。第1回避溝部17a及び第2回避溝部17bは、それぞれ第1の規制部材12及び第2の規制部材13との接触を回避するために充分な幅寸法及び深さ寸法を有しており、回転ディスク5の中心を中心とする円弧に形成してある。回避溝部17a,17bは切削や成形によって形成する他、平坦な部分の両側を盛り上げることによって形成することもできる。
図示の実施形態では回転ディスク5の顎部5aの先端部分は、他の部分よりも薄くなるようにその裏側を最大厚みのコイン1枚が通り抜けられるだけの厚み分を削り取り、切欠きの形態としてある(図9参照)。これによって、回転ディスク5が回転するとき、重なり合う複数のコインのうち最下段に位置するコインの上にあり、最下段のコインと上下に重なっているだけのコインをそのままの状態にして回転ディスク5が回転する。最下段に位置するコインとその上にあるコインが上下に重なっているだけならば、上に位置するコインを強制的に排除しなくても、コインの噛み込みの原因とはならない。しかし、上に位置するコインが斜めになってコイン出口4bで噛み込むおそれがある場合、斜め部分が切欠きの大きさを超えるとき、斜めのコインは顎部5aで強制的に排除される。
(環状容器と回転ディスクの組付け及び逃げ構造)
環状容器4と回転ディスク5は次のように基板3に組み付けられる。図4を参照すると、基板3から駆動装置7の駆動軸7aが突出している。駆動軸7aは円柱の形態の軸から一部を切り取り、その部分を平坦面7bとしたもので、水平断面がいわゆるD字状を呈している。回転ディスク5の中央には駆動軸7aに適合する形状の駆動軸7aを受け入れる貫通孔5cが設けられている。そこで、貫通孔5cを駆動軸7aと整合させて駆動軸7aに嵌め込み、回転ディスク5を基板3上に位置させる。次いで、ねじ18を駆動軸7aに設けたねじ孔7cにねじ込む。これで回転ディスク5の組付けが終了する。
環状容器4は各フランジ10に貫通孔10aを有する。環状容器4は各貫通孔10aを貫通するねじ19と、各ねじ19を取り巻いて配置され、各ねじの頭部19aで一方の端部を受け止められるコイルばね20とによって基板3に取り付けられる。環状容器4は取り付けられた状態ではコイルばね20の他方の端部と接触して基板3に向けて偏倚される。その結果、環状容器4はコイルばね20のたわみの範囲で上面から離れる方向に逃げることができる。図示の実施形態ではねじ19は段付ねじであるため、ねじ部19bを基板3のねじ孔3cにねじ込み、軸部19cの肩が基板3の上面に突き当たったとき、ねじ込みを終了すれば、コイルばね20は軸部19cの周りに位置することとなり、軸部19cの長さによって保証される一定のたわみが可能になる。また、図示する実施形態では、コイルばね20の一方の端部20aの内径は、他方の端部20bの内径よりも小さくなるように形成されている。他方の端部20bの内径を、一方の端部20aの内径よりも小さく形成しているのは、接触面積を小さくして、自由度を高めるためである。すなわち、コイルばね20が一方の端部20a側に向けて先細りとなり不安定となるため、一方の端部20a側を大きく揺らすことができるのである。これに対して、他方の端部20bの内径を大きくしたのは、基板上面との接触面積を広げて安定させるためである。なお、コイルばね20は、上述した一方の端部20aの内径が、他方の端部20bの内径よりも小さくなるものが望ましいが、この形状に限られない。たとえば、コイルばね20の一方の端部の内径は、他方の端部の内径と同じに形成されてもよいし、一方の端部の内径を他方の端部よりも大きくなるように形成してもよい。
図示の実施形態では環状容器4の貫通孔10aはねじ19の外径よりも大きな口径を有する。ねじ19は段付ねじであるから、貫通孔10aの口径はねじの軸部19cの外径よりも、例えばその差が1mm乃至数mmとなるように大きい。その結果、環状容器4は貫通孔10aの口径とねじ19の外径との差の範囲内で水平方向に逃げることができる。水平方向への環状容器4の逃げに伴って、コイルばね20とねじ19とが接触し、繰返しの接触によるねじ19の摩滅が生ずる。ねじ19が段付ねじである場合、軸部19cが摩滅しても、ねじ19のねじ込みや緩めは支障なく行うことができる。
回転ディスク5を逃すには次ぎのようにする。図10を参照すると、回転ディスク5は径方向の外方へ突出するフランジ21を有し、環状容器4は環状壁4aから径方向の内方へ突出し、フランジ21と当接可能な環状突起22を有する。フランジ21と環状突起22は、回転ディスク5が逃げのない状態、つまり図示の状態で回転するとき上面から離れる方向に間隔Dをおくようにそれぞれの寸法が決められている。その結果、回転ディスク5は間隔Dの範囲内で上面から離れる方向に逃げることができる。この場合、回転ディスク5は前述の駆動軸7aと貫通孔5cの関係で連結するだけでよく、回転ディスク5を基板3に取り付けるためのねじは省略可能である。
(本実施形態の作用効果)
主として図11及び12を参照し、図1及び2を参考にしながら、本実施形態の作用効果について説明する。まず、バラ状態でホッパー6に収納されたコインCが、環状容器4内の回転ディスク5上に供給される。各図に示すコインC,C1,C2は1円硬貨であるが、実際には異径コインが混在したものである。回転ディスク5上に供給されたコインCは、回転ディスク5の回転により攪拌され均され、さらに、傾斜面5bの傾斜に促されてコイン受け孔14に受け入れられる。受け入れられたコインCのうち最下段にあるコインC1が基板3の上面上に横向きに載る。この間も回転ディスク5は回転している。
図11は、(a)から(j)まで、コインが移動する様子をアルファベット順に時系列的に示している。図11に示すように基板3の上面上に載ったコインC1は、回転ディスク5の回転に伴い基板3の上面上を滑走移動する。第1の規制部材12及び/又は第2の規制部材13は移動してきた最下段のコインC1と当接して、そのコインC1をコイン出口4bに向けて方向転換させる。方向転換したコインC1は、回転ディスク5のさらなる回転によりコイン出口4bに向けて進み、やがて、コイン受け孔14の開口14cを抜けて外部へ送出される。送出されたコインC1は、計数センサ8により計数される。第1回避溝部17aが第1の規制部材12との接触を、第2回避溝部17bが第2の規制部材13との接触を回避するので、回転ディスク5の回転が第1の規制部材12や第2の規制部材13で邪魔されることはない。
次に、図12に基づいて説明する。図12はコインの噛み込みを解消して正常な状態に復帰するまでのコインの動きを(a)から(j)まで、アルファベット順に時系列的に示している。最下段のコインC1の上に斜めに載ったコインC2がコインC1よりも先にコイン出口4bに入り込み、コイン出口4bを塞ぐため、最下段のコインC1は第2の規制部材13及び/又は第1の規制部材12に当接しても、コイン出口4bに向けて方向転換することができない。その結果、回転ディスク5の回転につれて第2の規制部材13及び第1の規制部材12に乗り上げてしまう。コイン出口4bに斜めに入り込んだコインC2は、コインC2の中心より外側、つまり回転ディスク5の中心から遠方にある側を回転方向に突出する顎部5aの先端部によって押され、コイン受け孔14の内方へ引き戻される。コインC2が内方へ引き戻される際、コインC2及びコイン出口4bの上面に大きな摩擦抵抗が生じるが、この摩擦抵抗の分力によって環状容器4が上方へ逃げることから、摩擦抵抗が減少してコインC2の円滑な引き戻しが行われる。第1の規制部材12及び第2の規制部材13に乗り上げたコインC1は、回転ディスク5の回転に伴いそのまま基板3上を滑走移動する。コイン受け孔14の内方へ引き戻されたコインC2はコインC1の上に乗り上げるか、又は回転ディスク5によって攪拌されて他のコインと混ざるかして再び環状容器4の環状壁4aの内面に沿って移動を開始する。この一連の動作を通してコインC1とコインC2がコイン出口4bにおいて重なって噛み込む不具合を解消することができる。
最下段のコインC1の上に載った他のコインC2がある場合は、最下段のコインC1だけが、上記したようにコイン出口4bから送出され、他のコインC2は回転ディスク5の回転方向に突出する顎部5aの楔効果によって押されコイン受け孔14の内方へ戻される。顎部5aがコインC1を押さないで済むのは、本実施形態では、顎部5aの裏側をコイン1枚が通り抜けられるだけの厚み分を削り取ってあるからである。つまり、削り取った部分はコインC1の通過を許すが、コインC1の上に載ったコインC2、或いは、コインC2の上にさらに載った他のコイン(図示を省略)がある場合はそれらのコインには顎部5aが衝突して通過を許さない。コインC2やその上にあるコインは顎部5aの衝突を受けてコイン受け孔14の内方へ戻されることになる。
コイン受け孔14の内方へ戻されたコインC2等は、ホッパー6又は環状容器4内にある他のコインと混ざり、上記手順により送出され、または再び戻された後に送出される。したがって、コイン受け孔14が受け入れることができる最大径のコインを送出可能な回転ディスクを用意しておけば、その回転ディスクを最大径のコインよりも小径のコインにも使用することができる。つまり、単一の回転ディスクを、複数の異径コインそれぞれの送出に用いることが可能になる。当然のことながら、複数の異径コインの送出が可能であれば、複数の同径コインの送出も可能である。また、混在する複数の異径コイン又は複数の同径コインを同時期に送出するために使用することもできる。なお、図13に示すように、コインC1が送出されずに、その上のコインC2とともに回転ディスク5の回転によってコイン受け孔14の内方へ戻される場合もある。送出されないのは何らかの理由によりコインC1が浮いてしまい第1の規制部材12や第2の規制部材13と正常に当接しなかった等の原因が考えられるが、そのような場合のコインは、ホッパー6又は環状容器4内にある他のコインに混ざり上記手順により送出され、または再び戻された後に送出される。
(実験結果)
1円硬貨から500円硬貨までの6種類の硬貨と2種類のメダルを混在したものを50枚ずつホッパーに投入して、A,B2通りの実験を行った結果は表1のとおりである。この結果から、この発明による噛み込み解消効果がわかる。表中、ロックとは噛み込み解消ができずに運転を停止した状態である。
Figure 2008102642
コイン送出装置の一部を分解した斜視図である。 ホッパーを除いたコイン送出装置の平面図である。 図2に示すコイン送出装置のX−X拡大断面図である。 図2に示すコイン送出装置の分解斜視図である。 回転ディスクの平面図である。 図5に示す回転ディスクのY−Y断面図である。 回転ディスクの斜視図である。 回転ディスクの底面図である。 図8に示す回転ディスクの斜視図である。 環状容器内に回転ディスクを配置した、図3と同様な断面図である。 (a)乃至(j)は正常動作時の払い出しのパターンを示す模式図である。 (a)乃至(j)は噛み込みのパターンを示す模式図である。 先行出願装置に記載されたコイン送出装置を示すもので、(a)はホッパーを除いた平面図、(b)は斜視図、(c)は噛み込み状態を示す断面図である。
符号の説明
1 コイン送出装置
2 基台
3 基板
3a 第1貫通孔
3b 第2貫通孔
3c ねじ孔
4 環状容器
4a 環状壁
4b コイン出口
4c 突起
5 回転ディスク
5a 顎部
5b 傾斜面
5c 貫通孔
6 ホッパー
6a 連結部
6b 突起
6c 係止部
6d 係止片
7 駆動装置
7a 駆動軸
7b 平坦面
7c ねじ孔
8 計数センサ
9 長孔
9a 切欠き
10 フランジ
10a 貫通孔
11 規制手段
12 第1の規制部材
12a 第1当接ピン
12b 乗上ピン
12c 板ばね
13 第2の規制部材
13a 第2当接ピン
13b 板バネ
14 コイン受け孔
14c 開口
17 回避溝
17a 第1回避溝部
17b 第2回避溝部
18 ねじ
19 ねじ
19a 頭部
19b ねじ部
19c 軸部
20 コイルばね
21 フランジ
22 環状突起
101 基板
102 環状容器
103 回転ディスク
104 コイン受け孔
105 コイン出口
107 顎部
C,C1,C2 コイン
D 間隔
Vz Vゾーン

Claims (4)

  1. 基板上面に設けられる環状容器であって環状壁と当該環状壁に開口するコイン出口を有する環状容器と、
    収納したバラ状態のコインを当該環状容器内に落下供給可能なホッパーと、
    当該環状容器内に当該環状容器と同心的に回転可能に配置される回転ディスクであって、当該回転ディスクの厚み方向に貫通し、かつ径方向の外方に開口する複数のコイン受け孔を有する回転ディスクと、
    当該回転ディスクの回転に伴い重なり合って移動するコインのうち最下段にあるコインを、当該最下段のコインと当接して前記環状容器のコイン出口に向けて転換させるために前記基板上面から突出する規制手段と、
    を備え、
    前記回転ディスクはその裏面に、前記規制手段との接触回避のために形成された回避溝を有し、
    前記回転ディスクは、回転方向に向けて先細状に突出する顎部を前記各コイン受け孔に有し、
    前記回転ディスク及び前記環状容器の少なくとも一方は、コインの噛み込みを防ぐ、又は、抑制する、ために、上面から離れる方向に逃げることができるように構成されている
    ことを特徴とするコイン送出装置。
  2. 前記環状容器は、複数の貫通孔を有し、かつ、当該貫通孔を貫通する複数のねじと、当該各ねじを取り巻いて配置され、各ねじの頭部で一方の端部を受け止められるコイルばねとによって前記基板に取り付けられ、さらに、前記コイルばねの他方の端部と接触して前記基板に向けて偏倚され、前記コイルばねのたわみの範囲で少なくとも上面から離れる方向に逃げることができるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のコイン送出装置。
  3. 前記環状容器の前記貫通孔は前記ねじの外径よりも大きな口径を有し、前記環状容器は前記貫通孔の口径と前記ねじの外径との差の範囲内で水平方向に逃げることができるように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のコイン送出装置。
  4. 前記回転ディスクは径方向の外方へ突出するフランジを有し、前記環状容器は前記環状壁から径方向の内方へ突出し、前記フランジと当接可能な環状突起を有し、前記フランジと前記環状突起は、前記回転ディスクが逃げのない状態で回転するとき上面から離れる方向に間隔をおくように形成され、前記回転ディスクは当該間隔の範囲内で上面から離れる方向に逃げることができるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のコイン送出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118808A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Sanki Kogyo Kk コイン送出装置
JP2011218024A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Omron Corp メダル払出装置及び遊技機
JP2015125517A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 沖電気工業株式会社 硬貨収容庫、及び硬貨処理装置

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