JP4415355B2 - 遊技機におけるホッパー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、パチスロ遊技機や各種硬貨の両替機などに用いられる、コイン(メダルやトークン等を含む)を払い出す遊技機におけるホッパー装置に関するものである。
従来、この種のホッパー装置は、例えば、特開平7−85333号公報(特許文献1)に開示されているように、多数のコインを集積するバケットを形成する一つの傾斜面の下部に開口部を形成し、この開口部にコインディスク(特許文献1の回転板と同じ)を配設することによって構成されている。
前記コインディスクは、その上面がコインバケットの下端からその上端開口部を臨むように設けられ、コインディスクの上面には、コインを受入れるコイン受孔が、回転中心の周りにリング状に複数設けられている。
このコインバケット内に投入されたコインは、コインディスク上に落下してコイン受孔に収容される。
コイン受孔に収容されたコインは、コインディスクの回転に従い、所定の軌道上を移動した後、順次コイン受孔の回転軌道上に設けられたコイン放出機構により外部に放出される。
特開平 7−85333号公報(発明の詳細な説明;段落0012〜0019)
従来のホッパー装置において、コインディスクを回転させ、コインディスクに形成されたコイン受孔に収容したコインを、所定の軌道上を移動した後、順次コイン受孔の回転軌道上に設けられたコイン放出機構により連続的に外部に放出(払出)し続けると、コインバケット内のコインが、安定した状態となる方向に移動し、一定空間内のコイン密度が高くなる現象が発生し、モータの回転時にコインディスクに掛かる負荷が大きくなって、モータが回転しない状況が発生する。
また、前記コインバケットは、特許文献1の図2で明らかなように、一般的に、上端側から下端側にかけて断面積を減少させた擂り鉢状に形成されている。
したがって、一度に大量のコインがコインバケット内に投入されると、投入されたコイン同士が絡みあって塊状となる(以下、この状態を「コインブリッジ」という。)ことが往々にして発生する。
そのため、コインバケット内に投入されたコインが円滑に下方に落下せず、コインがコイン受孔に収容されなくなり、コインの払い出しが滞ってしまう事態が生じる。
この発明はかかる現状に鑑み、コインがランダムに、あるいは一度に大量に投入されても、コインディスクを回転させることによって、コインディスク周辺のコインを攪拌し、コインバケット内でのコインブリッジの発生を抑え、もしくは発生したコインブリッジを崩し、コインバケット内のコイン密度が高くなることを抑え、しかも構成がきわめて簡単で、コインディスクを回転させるモータにも不必要な負荷を与えることのない遊技機におけるホッパー装置を提供せんとするものである。
前記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
上部開口部から投入されたコインを貯留するコインバケットと、このコインバケットの下部に設けられ、コインバケット内に投入されたコインを払出口から一枚ずつ外部に放出して払い出すコイン払出ユニットとを備えたホッパー装置において、
モータを駆動源として回転し前記コイン払出ユニットを構成するコインディスクの上面中央部に、前記コインディスクと同期して回転するよう構成された攪拌部材を、前記コインバケット内に回転自在に突設させたもので、
前記攪拌部材は、
バケット内のコイン群を攪拌するための攪拌主体と、この攪拌主体を前記コインディスクのディスク回転軸に装着するボルトとから構成され、
前記攪拌主体は、
平面視が楕円形で、中心部に円筒状の中空部を有する筒状体からなるもので、前記中空部上部に、前記ボルトの頭部を係着保持するとともに、軸部挿通用の透孔を中心に有する保持板が一体的に形成されていること
を特徴とする遊技機におけるホッパー装置である。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記ボルトは、
軸部の下部外周部に、前記ディスク回転軸に形成されたネジ孔と係着するネジが形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記ボルトは、
前記攪拌主体に一定以上の負荷が作用したとき、緩み方向にネジが回転し、モータとの同期が解除されるよう構成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記コインディスクは、
ディスク主体の中央部に内部が中空な膨出部が形成されるとともに、前記内部中央に円筒状の連結部を有し、この連結部と前記膨出部頂部に設けられた円筒状の軸受が上下方向において相互に連通していること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記コイン払出ユニットは、
前記コインディスクを装着するための取付面の中央部に、モータの出力軸と歯車を介して連動するとともに、上部に前記攪拌部材を構成するボルトの先端部と係着するネジ孔が形成されたディスク回転軸が突出形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記コインバケットは、
前記コイン払出ユニットを構成するコインディスクを装着する側壁と相対する側壁の内周面に、複数の突条を、所要間隔を存してコインの落下方向に沿ってそれぞれ形成したこと
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記コイン払出ユニットは、
コインバケット内に貯留されたコインを順次搬送するコインディスクと、コインディスクの周縁部を覆うカバーと、ユニット本体とから構成され、前記コインバケットを構成するバケット主体の一側壁に形成された開口部に臨んで、前記コインディスクが配置されたもので、前記コインディスク上面の中心部から周縁部の間に、所要高さを有する突条が形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置において、
前記コイン払出ユニットは、
コインバケット内に貯留されたコインを順次搬送するコインディスクと、コインディスクの周縁部を覆うカバーと、ユニット本体とから構成され、前記コインバケットを構成するバケット主体の一側壁に形成された開口部に臨んで、前記コインディスクが配置されたもので、前記コインディスクに形成された隣接するコイン受孔間の上面に、中心部から周縁部の間に所要高さを有する突条及び/又は所要高さを有する突起が形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の遊技機におけるッパー装置は、コイン払出ユニットを構成するコインディスクの上面中央部に、モータを駆動源として回転する前記コインディスクと同期して回転するよう構成された特定形状の攪拌部材を、前記コインバケット内に回転自在に突設させたもので、コインディスクを回転させるモータの駆動に伴って攪拌部材も回転し、コインディスク上方のコイン群を掻き混ぜるので、コイン同士の絡み合いによるコインブリッジの発生を大幅に抑えることができる。
特に、前記攪拌部材を、コイン払出ユニットを構成するコインディスクの上面中央部に配置することによって、コインディスク上方のコイン群が掻き混ぜられ、コイン同士の絡み合いが阻止され、各コインをコイン受孔にスムーズに供給することが可能となる。
また、攪拌部材を、平面視が楕円形で、中心部に円筒状の中空部を有する攪拌主体と、この攪拌主体をモータの回転と同期させて回転させるためのボルトで構成しているので、コインディスク状のコイン群を効果的に攪拌することができ、攪拌主体に一定以上の負荷が作用したときは、緩み方向にネジを回転させることによって、モータとの同期を解消してモータへの負荷を解消し、コインディスクのみを常時回転させることができる。
また、コインバケットの一側壁に設けたコイン払出ユニットを構成するコインディスク装着用の開口部と相対する側壁の内周面に、複数の突条を、所要間隔を存してコインの落下方向に沿って設けことによって、コインバケットに投入されたコインを前記各突条に衝突させ、時間差を有しながら、あるいはランダムな方向に落下させることによって、投入されたコインが同時に下部に落下することを阻止し、コインブリッジを形成させることを可及的に防止することができる。
さらに、この発明においては、バケット主体の一側壁に形成した開口部に臨むコイン払出ユニットのコインディスクの上面に、突条及び/又は突起を配置することによって、コインディスクの上面上方のコイン群と当接させ、コイン群に衝撃を加えることができるので、攪拌部材を円滑に回転させることができる。
以下、この発明にかかる遊技機におけるホッパー装置の実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、以下に説明する実施の形態にのみ限定されるものではなく、ホッパー装置を構成するコインバケット内に、コインディスクのモータと同期する特定形状の攪拌部材を配置し、モータの回転時にコインディスク周辺のコイン群を攪拌するという、この発明の要旨を変更しない範囲内において、種々変更を加えることができるものである。
この発明の遊技機におけるホッパー装置1は、パチスロ機に使用される例を示すものであって、特に、図2で明らかなように、コインを貯留するコインバケット2と、前記コインバケット貯留されたコインを、コイン払出口33e(図1参照)から1枚ずつ外部に放出して払い出すコイン払出ユニット3と、前記コインバケット2およびコイン払出ユニット3を搭載するベース4とから構成されている。
前記コインバケット2は、コインを投入するための平面視ほぼ四角形状で、壁面がほぼ垂直な上端開口部21と、この上端開口部21の下縁から内方に向けて一定の角度で傾斜する側壁22a〜22dを有する角錐状のバケット主体23と、このバケット主体23を前記ベース4に取付けるための取付け台27,27とから構成されたものである。
また、このコインバケット2は、前記一つの側壁、例えば側壁22aの幅方向中央部の下端部には、後述するコイン払出ユニット3を構成するコインディスク31の上面部を顕出させるための円形の開口部(図示せず)が形成されている。
また、側壁22aの幅方向の一端側には、パチスロ機のコイン投入口に入れられ、コインセレクターを経由してコインバケット2内に投入されたコインと衝突し、コインをコインバケット2の下部に落下させるためのコイン衝突部24が設けられる。
また、前記コイン衝突部24の近傍には、コインバケット2から溢れるコインを、コインバケット2の外部に排出する排出口25が形成されている。
さらに、コインバケット2内に投入されたコインが相互に絡み合ってコインブリッジを形成しないように、図1に示すように、コイン払出ユニット3を装着した側壁22aと相対する側壁22cに、コインの落下方向に沿って、上端部から先端部が前記開口部の近傍に達するよう、所要の高さと幅とを有する2本の突条26,26が、所要の間隔を存して直線状に配置されている。
これら突条26は、コインバケット2内に大量にコインが投入された際、コインが突条26,26と衝突し、分散され、コイン同士が絡み合ってコインブリッジを形成しないように作用するものである。
前記突条26は、側壁の底面から上方に突出する形状を有するものであれば、図1に示すように直線状に配置しても、側壁22bの上下方向に対して斜め方向に延設しても、また、曲線状に配置していてもよく、その形状にも特段の制限はない。
なお、側壁22bへの突条26の配置に際しては、側壁22bの上端部から下端部に至るまで高さを一定にしてもよいが、その高さは下端部に至るに従って高くなるようにすることによって、コインブリッジは発生し難いので好ましいものである。
また、前記突条26の側壁22bへの形成に際しては、側壁22bと接する底部における幅を頂部側の幅よりも広くし、突条26の側面を底部方向に向かって幅広となるよう形成させることによって、より投入されたコインとの接触の機会を増やし、かつ落下方向をランダムにすることができる。
なお、2本の突条26,26は、コインディスク31が装着された側壁22aと相対する側壁22bに所要間隔を存して形成されているが、突条26は複数であれば必ずしも2本でなくてもよい。
さらに、突条26の形成位置は、図1に示す実施形態においては、角錐状のバケット主体23の稜線に沿ってそれぞれ配置しているが、適宜の間隔を存して配置されれば、必ずしも稜線に沿って形成することは要件ではなく、当該稜線から左右いずれかの方向に偏倚して形成されていてもよい。
前記コイン払出ユニット3は、図2で明らかなように、前記のコインバケット2内に貯留されたコインを回転しながら順次搬送するコインディスク31と、コインディスク31の周縁部を覆うカバー32と、ユニット本体33とから構成されている。
前記コインディスク31は、図3および図4に示されるように、所要の厚みを有するディスク主体31aの上面中央部には、上方に向けて膨出する膨出部31bが形成されるとともに、外周縁部に沿って、前記膨出部31bの頂部の高さとほぼ同じ高さとなるよう側壁31cが一体的に形成されたものである。
なお、前記ディスク主体31aには、膨出部31bの周りにコインを収容する複数のコイン受孔31d(実施例においては4個)が、互いに所定間隔を存してリング状に形成されている。
このコイン受孔31dは、コインの外径よりもやや大きな径を有し、前記膨出部31bから滑り落ちてきたコインや、隣接するコイン受孔31d間に落下したコインがコイン受孔31d内部にスムーズに滑り落ちるように、その開口部周縁を外側に向けて緩やかに傾斜させながら拡径させている。
前記ユニット本体33は、図2で明らかなように、前記コインディスク31を載置するための取付面34が上面に形成され、その側面には、外部から電力や駆動信号の供給を受けるためのコネクタ38が設けられている。
また、このユニット本体33には、図2に示すように、前記膨出部31aに取付けられてコインディスク31の回転中心となるディスク回転軸50、このディスク回転軸50を回転させるモータ33b、およびコインディスク31で搬送されるコインをコイン払出口33e(図1参照)から放出する、図示しないコイン払出装置が収容されている。
前記ディスク回転軸50は、図示しないがモータ出力軸33cに噛み合う歯車が係着されているので、この歯車を介して伝達されたモータ33bの駆動力により、コインディスク31はディスク回転軸50を中心とし、一定方向に一定速度で回転する。
この回転によって、コイン受孔31dは、その回転軌道上に配設された図示しないコイン払出装置まで移動し、収容したコインをコイン払出口33eから放出する。
なお、前記コイン払出ユニット3は、コインディスク31がコインバケット2の下端からコインバケット2の上端開口部21を臨むようにして、コインバケット2に取付けられる。
前記ベース4は、図2に示すように、上面が前端側から後端側にかけて下降傾斜し、上面の中央部には、コイン払出ユニット3を取付けらための凹状の装着部41が形成されているので、コイン払出ユニット3は、ベース4の傾斜した設置面に対して、その上面がベース4の上面とほぼ同じ角度で傾斜するよう装着部41に取付けられる。
なお、コイン払出ユニット3は、保守・点検などのため前記装着部41に対し、着脱できるように取付けられるものである。
かかる構成からなるホッパー装置1において、この発明は、コインバケット2内のコイン密度が高くなるのを予防するため、コインバケット2内に、特定の形状を有する攪拌部材51を回転可能に設けたものである。
すなわち、図5で明らかなように、コインディスク31を構成するディスク主体31aの中央部に逆椀状の膨出部31bを形成するとともに、この膨出部31b内の中央部に、前記ユニット本体33の取付面34の上面中央に垂直に設けられたディスク回転軸50を受入れるための円筒状の連結部35を垂設したものである。
また、前記膨出部31bの頂部には、前記連結部35と上下方向において相互に連通する円筒状の軸受36が設けられている。
前記ディスク回転軸50は、先に述べたように、コインディスク31を回転させるためのモータ33bの出力軸33cと歯車(図示せず)を介して連動しているもので、このディスク回転軸50の上部には、上面から下面方向に円筒状のネジ孔50a(図3参照)が一定深さで形成されている。
前記攪拌部材51は、合成樹脂製の攪拌主体52と、この攪拌主体52を前記ディスク回転軸50に係着するボルト53とから構成されたものである。
一方の前記攪拌主体52は、図6〜図8に示すように、平面視が楕円形状で、中心部に円筒状の中空部52aを有する筒状体52bで構成され、その外周部は、上方から下方に向かって幅広となる傾斜面52cを有し、前記円筒状の中空部52aの上方には、前記ボルト53の軸部53aが貫通可能な透孔52dを中心部に有し、かつ前記ボルト53の頭部53bを係着保持する保持板52eが一体的に形成されたものである。
他方、前記ボルト53は、攪拌主体52の中央部に形成された円筒状の中空部52aの内径と等しい外径を有する頭部53bと軸部53aとからなるもので、前記軸部53aの下部外周部には、前記ディスク回転軸50に形成された前記ネジ部50aと係合するネジ53cが形成されたものである。
かかる構成の攪拌部材51は、図3に示すように、ユニット本体33の取付面34の中心部に配置されたディスク回転軸50に、ディスク主体31aの膨出部31bの内部に形成された円筒状の連結部35を回転自在に嵌合させて固着する。
その際、ディスク主体31aの回転を円滑にするため、ディスク主体31aの膨出部31内に形成された前記連結部35の底面部と、前記取付面34との間にベアリング37(図5参照)を介装させる。
ついで、ディスク主体31aの膨出部31bの頂部に一体的に設けた円筒状の軸受36に攪拌主体52を嵌着したのち、攪拌主体52の上方から保持板52に形成された透孔52dにボルト53の軸部53aの先端部を挿通させ、ボルト53の先端部に形成したネジ53cを、ディスク回転軸50のネジ孔50aに係着させて攪拌部材51とする。
なお、この発明は、コインバケット2内におけるコインブリッジの発生を可及的に防止することを目的とするものであるが、発生したコインブリッジを速やかに除去する手段として、図4に示すように、ディスク主体31aの上面に突条31eを配置している。
この突条31eは、隣接するコイン受孔31d,31d間のディスク主体31aの上面に、コインディスク31の側壁31cの内周面から中心の膨出部31bに向けて、先端部が前記膨出部31bの頂部に至るよう形成するもので、全体が連続するものであっても、図示のように中間部に不連続部があってもよい。
さらに、前記ディスク主体31aの上面には、前記突条31eを設けない他の隣接するコイン受孔31d,31d間、平面視が円形の所要高さの突起31fを形成し、この突起31fを発生したコインブリッジに衝突させることによって、コインブリッジを崩すよう構成してもよい。
前記突条31eは、その高さを側壁31cの高さ以下であれば、例えば、側壁31cから膨出部31b間において高さを異ならせることができ、効果的にコインブリッジを崩すことができるものであれば、その形状や長さ、延出方向、数などについては特段の制限はない。
また、前記突起31fは、補助的に配置したものであるので、必ずしも必須の構成ではなく、その形状も円形に限られず、ディスク主体31aに設ける数にも限定はない。
以下、かかる構成を有するホッパー装置1の動作について説明すると、上端開口部21からコインバケット2内に投入されたコインは、各内周面21a〜21dによって落下して、コイン受孔31dの周縁部からコイン受孔31d内に侵入して、コイン受孔31dに収容される。
したがって、モータ33bの駆動によって、コインディスク31が一定方向に一定速度で回転させられると、コイン受孔31dに収容されたコインは、コインディスク31の回転に伴って一定速度で移動し、図示しないコイン払出装置まで搬送されて、コイン払出口33eから1枚ずつ外部に放出されて払出される。
その際、コインバケット2内に一度投入されるコイン量が多量であっても、コインの多くが、コインバケット2内に配置された突条26,26に衝突しながら時間差を持って、また、落下方向をランダムにして落下するので、投入されたコインが同時に固まった状態で下部に落ちることがなく、コインブリッジが形成されることを大幅に減少させることができる。
また、コインが突条26,26に衝突しながら底部に落下し、コインブリッジが形成された場合でも、同時にコインが落下した場合に比し、コイン同士の絡み合いの程度が緩いので、モータ33bを駆動させてコインディスク31を回転させると、コインディスク31の回転と同時に攪拌主体52も同時に回転し、ディスク主体31a上方のコイン群を攪拌するので、形成されたコインブリッジが容易に崩壊し、コインをスムーズにコイン受孔31dに落下させることができる。この作用は、コインブリッジが形成されていないときも同様である。
なお、なんらかの事情で比較的強固なコインブリッジが発生し、回転する攪拌主体52に一定以上の負荷が作用してモータ33bに必要以上の負荷が作用したときは、例えば、攪拌主体52と連結部35とのネジ係合が緩み、コインディスク31のみが回転するよう構成を採用することが好ましい。
さらに、形成されたコインブリッジが攪拌主体52の回転停止によって崩れなかったとしても、コインディスク31のディスク主体31aの上面部には、コインバケット2の開口部23に面して突条31eおよび突起31fが形成されているので、ディスク主体31aの回転に伴って回転する突条31e及び/又は突起31fが、ディスク主体31aの上方に位置するコイン群、もしくはコインブリッジを形成するコイン群の一部と接触して衝撃を加えるので、コインブリッジを容易に崩壊させ、コインディスク31の上面に落下させることができる。
この発明の実施形態においては、ホッパー装置を、コインを払い出すためのホッパー装置に適用した場合について説明したが、メダルやトークン等を払い出すためのホッパー装置にも適用することも可能で、このようなホッパー装置にこの発明を適用した場合においても、前記実施形態と同様な作用効果が奏される。
この発明にかかる遊技機におけるホッパー装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すホッパー装置の分解斜視図である。 この発明にかかる遊技機におけるホッパー装置の要部の拡大分解斜視図である。 同拡大平面図である。 図4におけるX−Xに沿った一部切欠き断面図である。 攪拌部材を示す分解斜視図である。 攪拌部材を示す正面図である。 図7におけるX−Xに沿った一部切欠き断面図である。
1 ホッパー装置
2 コインバケット
21 コインバケットの開口部
26 突条
3 コイン払出ユニット
31 コインディスク
31a ディスク主体
31b 膨出部
31d コイン受孔
31e 突条
31f 突起
35 連結部
36 軸受
50 ディスク回転軸
50a ネジ孔
51 攪拌部材
52 攪拌主体
52a 攪拌主体の中空部
53 ボルト
53a ボルトの軸部
53b ボルトの頭部
53c ボルトのネジ

Claims (8)

  1. 上部開口部から投入されたコインを貯留するコインバケットと、このコインバケットの下部に設けられ、コインバケット内に投入されたコインを払出口から一枚ずつ外部に放出して払い出すコイン払出ユニットとを備えたホッパー装置において、
    モータを駆動源とし、前記コイン払出ユニットを構成するコインディスクの上面中央部に、前記コインディスクと同期して回転するよう構成された攪拌部材を、前記コインバケット内に回転自在に突設させたもので、
    前記攪拌部材は、
    バケット内のコイン群を攪拌するための攪拌主体と、この攪拌主体を前記コインディスクのディスク回転軸に装着するボルトとから構成され、
    前記攪拌主体は、
    平面視が楕円形で、中心部に円筒状の中空部を有する筒状体からなるもので、前記中空部上部に、前記ボルトの頭部を係着保持するとともに、軸部挿通用の透孔を中心に有する保持板が一体的に形成されていること
    を特徴とする遊技機におけるホッパー装置。
  2. 前記ボルトは、
    軸部の下部外周部に、前記ディスク回転軸に形成されたネジ孔と係着するネジが形成されていること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  3. 前記ボルトは、
    前記攪拌主体に一定以上の負荷が作用したとき、緩み方向にネジが回転し、モータとの同期が解除されるよう構成されていること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  4. 前記コインディスクは、
    ディスク主体の中央部に内部が中空な膨出部が形成されるとともに、前記内部中央に円筒状の連結部を有し、この連結部と前記膨出部頂部に設けられた円筒状の軸受が上下方向において相互に連通していること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  5. 前記コイン払出ユニットは、
    前記コインディスクを装着するための取付面の中央部に、モータの出力軸と歯車を介して連動するとともに、上部に前記攪拌部材を構成するボルトの先端部と係着するネジ孔が形成されたディスク回転軸が突出形成されていること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  6. 前記コインバケットは、
    前記コイン払出ユニットを構成するコインディスクを装着する側壁と相対する側壁の内周面に、複数の突条を、所要間隔を存してコインの落下方向に沿ってそれぞれ形成したこと
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  7. 前記コイン払出ユニットは、
    コインバケット内に貯留されたコインを順次搬送するコインディスクと、コインディスクの周縁部を覆うカバーと、ユニット本体とから構成され、前記コインバケットを構成するバケット主体の一側壁に形成された開口部に臨んで、前記コインディスクが配置されたもので、前記コインディスク上面の中心部から周縁部の間に、所要高さを有する突条が形成されていること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
  8. 前記コイン払出ユニットは、
    コインバケット内に貯留されたコインを順次搬送するコインディスクと、コインディスクの周縁部を覆うカバーと、ユニット本体とから構成され、前記コインバケットを構成するバケット主体の一側壁に形成された開口部に臨んで、前記コインディスクが配置されたもので、前記コインディスクに形成された隣接するコイン受孔間の上面に、中心部から周縁部の間に所要高さを有する突条及び/又は所要高さを有する突起が形成されていること
    を特徴とする請求項に記載の遊技機におけるホッパー装置。
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