JP2008102331A - 光ファイバ - Google Patents

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    • G02B6/03655Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 3 layers only arranged - + +

Abstract

【課題】極めて低い伝送損失を有する光ファイバを提供すること。
【解決手段】中心コア部と、前記中心コア部の外周に形成した該中心コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド層と、前記クラッド層の外周に形成した該中心コア部の屈折率以上の屈折率を有する張力負担クラッド層と、を備え、前記中心コア部は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し、前記張力負担クラッド層は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり0.15質量%以下の塩素濃度を有し、前記クラッド層の外径に対する前記張力負担クラッド層の外径の比が1.10〜1.40である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長距離光伝送システムに好適に用いられる光ファイバに関するものである。
通信情報量の増大化に伴い、シリカガラスをベースとした光ファイバにおいて最も低い伝送損失が期待できる1550nmを中心とした波長帯の光信号を用いた波長分割多重伝送(WDM伝送)が通信分野に広く用いられている。WDM伝送とは、複数の異なる波長の光信号を1本の光ファイバで伝送する方式である。
上記WDM伝送において、光信号の伝送の長距離化や高速化を妨げる大きな要因として、光ファイバの伝送損失、波長分散、非線形性があげられる。伝送損失が高いと光信号の減衰が大きくなり伝送距離が制限される。なお、伝送損失の要因としては、レイリー散乱や、コアに含まれる構造欠陥による散乱や、コアに含まれるOH基等の不純物による光吸収などがある。
通常の光ファイバは、コアに屈折率を上昇させる添加物であるゲルマニウム(Ge)を添加し、添加物を加えないシリカガラス(純シリカガラス)からなるクラッドとの屈折率差を設けることで光信号をコアに閉じこめて伝搬するように設計した屈折率プロファイルを有する。一方、低い伝送損失を実現する光ファイバとしては、コアにほとんど添加物を加えずにコアの屈折率を純シリカガラスのレベルのままとして、クラッドに屈折率を減少させる添加物であるフッ素(F)を添加することで屈折率を低くし、コアとクラッドとの屈折率差を設ける屈折率プロファイルを採用したF添加クラッドファイバが知られている。F添加クラッドファイバは、コアにほとんど添加物を加えていないため、コアにGeを添加した光ファイバと比較して、不純物である添加物に起因する伝送損失を低くすることができる。
しかし、シリカガラスはFやGe等の添加物が添加されると粘度が小さくなる。その結果、F添加クラッドファイバの場合、線引き時の応力は添加物のほとんどないコアに集中するので、コアに応力が残留して構造欠陥が生じてしまい、この構造欠陥が伝送損失の原因となる。これに対し、コアへの残留応力を小さくするため、コアとコアに隣接するFを添加したF添加クラッド層のFや塩素(Cl)といった添加物の濃度を調整してコアとF添加クラッド層との粘度を整合し、ガラス転移温度差を小さくすることで伝送損失を低くする方法が特許文献1に開示されている。なお、特許文献1には0.18dB/kmの伝送損失が開示されている。
また、波長分散が大きいと、伝送する光信号の波形劣化が進み、高速伝送ができなくなる。その一方で、波長分散が零に近づくと非線形光学現象の一つである四光波混合(FWM)が発生し、WDM伝送が困難になる。
そこで、上記波長分散と非線形光学現象の両方による悪影響を抑制する手段として、光信号の伝送帯域における分散が正であるファイバと負であるファイバの2種類の光ファイバを接続した光伝送路を形成し、光伝送路全体における波長分散を零に近づける分散補償光伝送路が特許文献2に開示されている。分散補償伝送路においては、ハイパワーの光信号が入力される光伝送路の前段部分に実効コア断面積がたとえば75μm2と大きい光ファイバを用いることによって、非線形光学現象の発生を抑制している。
米国特許第6917740号明細書 特開2001−91782号公報
ところで、伝送損失が高いと伝送距離が制限されるだけでなく、伝送損失を補償するための光増幅器の出力を高くする必要があるので、光伝送システムが全体として高コストになるとともに非線形光学現象が発生しやすくなるという問題がある。これらの問題は、WDM伝送における光信号の数の増加や伝送距離の長距離化に伴ってより顕著になる。したがって、光伝送システムの更なる高性能化のために、より伝送損失の低い光ファイバが求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、極めて低い伝送損失を有する光ファイバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光ファイバは、中心コア部と、前記中心コア部の外周に形成した該中心コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド層と、前記クラッド層の外周に形成した該中心コア部の屈折率以上の屈折率を有する張力負担クラッド層と、を備え、前記中心コア部は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し、前記張力負担クラッド層は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり0.15質量%以下の塩素濃度を有し、前記クラッド層の外径に対する前記張力負担クラッド層の外径の比が1.10〜1.40であることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバは、上記の発明において、波長1380nmにおいて0.50dB/km以下の伝送損失を有し、波長1550nmにおいて0.180dB/km以下の伝送損失を有することを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバは、上記の発明において、前記中心コア部と前記クラッド層との間に形成した該クラッド層の屈折率よりも低い屈折率を有する内側クラッド層を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバは、上記の発明において、前記中心コア部に対する前記クラッド層の比屈折率差Δ3が−0.35〜−0.25%であり、前記比屈折率差Δ3と前記中心コア部に対する前記内側クラッド層の比屈折率差Δ2との差(Δ3−Δ2)が0.05〜0.20%であり、前記中心コア部の直径に対する前記内側クラッド層の外径の比が3.0〜4.5であることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバは、上記の発明において、1550nm以下のカットオフ波長を有し、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が10dB/m以下であり、1.0ps/km1/2以下の偏波モード分散を有することを特徴とする。
本発明によれば、中心コア部は比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり、0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し、張力負担クラッド層は比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり、0.15質量%以下の塩素濃度を有し、クラッド層の外径に対する前記張力負担クラッド層の外径の比が1.10〜1.40であることによって、中心コア部における不純物および構造欠陥およびOH基に起因する伝送損失を低減できるとともに中心コア部に応力が残留することによって発生する構造欠陥を抑制することができるので、極めて低い伝送損失を有する光ファイバを実現できるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係る光ファイバの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、本明細書においては、カットオフ波長(λc)とは、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1で定義するファイバカットオフ波長をいう。その他、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T G.650.1およびG.650.2における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る光ファイバの断面と対応する屈折率プロファイルを模式的に表した図である。図1に示すように、本実施の形態に係る光ファイバ10は、直径が2aの中心コア部1と、中心コア部1の外周に形成した中心コア部1の屈折率よりも低い屈折率を有する外径が2cのクラッド層3と、クラッド層3の外周に形成した中心コア部1の屈折率以上の屈折率を有する外径が2dの張力負担クラッド層4とを備え、さらに中心コア部1とクラッド層3との間に形成したクラッド層3の屈折率よりも低い屈折率を有する外径が2bの内側クラッド層2とを備え、いわゆるW型の屈折率プロファイル5を有する。なお、符号6は純シリカガラスの屈折率レベルを示す。
中心コア部1は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し、張力負担クラッド層4は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり0.15質量%以下の塩素濃度を有し、クラッド層3の外径2cに対する張力負担クラッド層4の外径2dの比2d/2cは1.10〜1.40である。
また、中心コア部1に対する内側クラッド層2の比屈折率差はΔ2であり、中心コア部1に対するクラッド層3の比屈折率差はΔ3である。ここで、比屈折率差Δ1〜Δ4は、中心コア部1の屈折率の最高部の値をn1、内側クラッド層2の屈折率の最低部の値をn2、クラッド層3の屈折率の最高部の値をn3、張力負担クラッド層4の屈折率の最高部の値をn4、純シリカガラスの屈折率をnsとしたとき、式(1)〜(4)式により定義される。
Δ1={(n1−ns)/ns}×100 ・・・・・ (1)
Δ2={(n2−n1)/n1}×100 ・・・・・ (2)
Δ3={(n3−n1)/n1}×100 ・・・・・ (3)
Δ4={(n4−ns)/ns}×100 ・・・・・ (4)
さらに、中心コア部1の直径2aは、Δ2の1/2の位置における径、内側クラッド層2の外径2bは(Δ3−Δ2)の1/2の位置における径、クラッド層3の外径2cは、Δ3の1/2の位置における径とする。また、張力負担クラッド層4の外径2dは、光ファイバの外径と一致する。
本実施の形態に係る光ファイバ10においては、中心コア部1は比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり、0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し不純物が少ないので、不純物に起因する伝送損失を低減できる。そして、内部クラッド層2およびクラッド層3は中心コア部1よりも屈折率が低いので、光信号を中心コア部1に閉じ込めて伝搬することができるとともに、光ファイバ母材の線引き時にガラス転移温度が低下するので構造欠陥の発生が少なくなり、構造欠陥に起因する伝送損失を低減できる。その一方で、内部クラッド層2およびクラッド層3には屈折率を低くするために中心コア部1よりも多くのFを添加している結果粘度が低くなる。
一方、張力負担クラッド層4は比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり、0.15質量%以下の塩素濃度を有するので、粘度が中心コア部1よりも高い最適の値となる。さらに張力負担クラッド層4の外径とクラッド層3の外径との比は1.10〜1.40であるから張力負担クラッド層4は十分な厚みを有する。その結果、内部クラッド層2およびクラッド層3の粘度が中心ファイバ1よりも低いとしても、張力負担クラッド層4が光ファイバ母材の線引き時の張力を負担するので、中心コア部1に応力が残留することが抑制され、中心コア部1における構造欠陥の発生がさらに少なくなり、構造欠陥に起因する伝送損失を極めて低いものとできる。その結果、本実施の形態に係る光ファイバ10は、たとえば波長1380nmにおいて0.50dB/km以下、波長1550nmにおいて0.180dB/km以下の極めて低い伝送損失を実現できる。
つぎに、本実施の形態に係る光ファイバ10の屈折率プロファイル5を規定するパラメータについてさらに具体的に説明する。本実施の形態に係る光ファイバ10は、中心コア部1に対するクラッド層3の比屈折率差Δ3が−0.35〜−0.25%であり、比屈折率差Δ3と比屈折率差Δ2との差(Δ3−Δ2)が0.05〜0.20%であり、中心コア部1の直径2aに対する内側クラッド層2の外径2bの比が2b/2aが3.0〜4.5である。
本実施の形態に係る光ファイバ10は、屈折率プロファイル5を規定するパラメータを上記範囲に設定したことにより、1550nm以下のカットオフ波長を有し、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が10dB/m以下であり、1.0ps/km1/2以下の偏波モード分散を有する光ファイバとなる。したがって、本実施の形態に係る光ファイバ10は、非線形光学現象の抑制に好適な極めて大きい実効コア断面積を有するとともに、波長1550nmにおいて曲げ損失が低く、偏波モード分散による光信号の歪みの発生が抑制された実用上好適な光学特性を有する光ファイバとなる。
つぎに、本実施の形態に係る光ファイバ10の塩素濃度およびフッ素濃度について、実験結果を用いてさらに具体的に説明する。図2は、光ファイバ10と同様の構造および屈折率プロファイルを有し、中心コア部の塩素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmにおける伝送損失を示す図である。なお、各光ファイバの屈折率プロファイルのパラメータΔ1、Δ3、(Δ3−Δ2)、2b/2a、Δ4は、それぞれ、−0.1〜0%、−0.35〜−0.25%、0.05〜0.20%、3.0〜4.5、0〜0.05%の範囲である。図2に示すように中心コア部の塩素含有量が増加するにつれて波長1550nmにおける伝送損失が増加するが、本実施の形態に係る光ファイバ10は、矢印で範囲を示すように塩素含有量が0.10wt%(質量%)以下であり、伝送損失が0.180dB/km以下に抑制される。
つぎに、図3は、中心コア部のフッ素濃度が0wt%また0.20wt%であり、塩素濃度が異なる光ファイバの波長1380nmにおける伝送損失を示す図である。各光ファイバの構造および屈折率プロファイルのパラメータは図2の場合と同様である。図3に示すように、フッ素濃度が0wt%の場合は、塩素濃度が小さい領域では波長1380nmにおける伝送損失が0.50dB/kmより大きいことがわかる。この理由は以下のように考えられる。すなわち、光ファイバ母材に用いられるVAD(Vapor−phase Axial Deposition)法等で合成したコアスートは、一般的に脱水工程においてガラス焼結時の塩素供給によって波長1380nmに光吸収のピークを有するOH基の量を低減させる脱水方法が使用されているが、図3の塩素濃度の小さい部分では脱水工程時に十分に脱水が行われなかったためにOH基の量が減少せず、フッ素濃度が0wt%の場合は波長1380nmにおける伝送損失の増加が起こる。
しかしながら、フッ素濃度が0.20wt%の場合は、フッ素がOH基から−Hを十分に分離するのでOH基の量が低減し、矢印で示すようにフッ素濃度が0wt%の場合に対してOH基による波長1380nmにおける伝送損失の増加が抑制される。
つぎに、図4は、中心コア部の塩素濃度が0.05wt%であり、フッ素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmおよび1380nmにおける伝送損失を示す図である。各光ファイバの構造および屈折率プロファイルのパラメータは図2および3の場合と同様である。本実施の形態に係る光ファイバ10は、図4において矢印で範囲を示すように、フッ素濃度が0.10wt%以上であるので、フッ素がOH基から−Hを十分に分離するためOH基の量が低減し、波長1380nmにおける伝送損失が0.50dB/km以下となり、フッ素濃度が0.30wt%以下であるので、添加物であるFに起因する伝送損失の増加が抑制され、波長1550nmにおける伝送損失が0.180dB/km以下となる。このように本実施の形態に係る光ファイバ10は、波長1550nmにおける伝送損失が0.180dB/km以下と小さいだけでなく、波長1380nmにおける伝送損失も0.50dB/km以下と小さい信頼性の高い光ファイバとなる。
つぎに、図5は、張力負担クラッド層4の塩素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmにおける伝送損失を示す図である。なお、各光ファイバの屈折率プロファイルのパラメータΔ1、Δ3、(Δ3−Δ2)、2b/2a、Δ4は、それぞれ、−0.1〜0%、−0.35〜−0.25%、0.05〜0.20%、3.0〜4.5、0〜0.05%の範囲とし、中心コア部は、0〜0.1wt%の塩素濃度と0.10〜0.30wt%のフッ素濃度を有するものとした。本実施の形態に係る光ファイバ10は、図5において矢印で範囲を示すように、塩素濃度が0.15wt%以下であるので、粘度が中心コア部1よりも高い最適の値となり、波長1550nmにおける伝送損失が0.180dB/km以下となる。
つぎに、本実施の形態に係る光ファイバ10の屈折率プロファイルを規定するパラメータについてさらに具体的に説明する。図6は、屈折率プロファイルを規定するパラメータであるΔ3、(Δ3−Δ2)、2b/2aのそれぞれを大きくしたときのカットオフ波長すなわちλcと、実効コア断面積すなわちAeffと、曲げ損失との挙動を示す図である。
図6に示すように、所望のカットオフ波長において、比屈折率差Δ3を大きくすると光の閉じ込め効果が弱くなって実効コア断面積が大きくなるとともに曲げ損失が大きくなる。本実施の形態に係る光ファイバ10においては、カットオフ波長が1550nm以下であり、比屈折率差Δ3が−0.35〜−0.25%であるので、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が10dB/m以下となる。
また、(Δ3−Δ2)を大きくすると、添加物であるFの使用量が大きくなるので、伝送損失が増加する。一方、(Δ3−Δ2)を小さくすると、内側クラッド層2の光学特性に与える影響が小さくなるので、実効コア断面積が小さくなる。本実施の形態に係る光ファイバ10においては、カットオフ波長が1550nm以下であり、(Δ3−Δ2)が0.05〜0.20%であるので、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、伝送損失が0.18dB/km以下となる。
また、中心コア部1の直径2aに対する内側クラッド層2の外径2bの比である2b/2aを大きくすると実効コア断面積が大きくなるが、それほどの拡大効果は得られず、むしろ屈折率が低い内側クラッド層2の体積が増加することによって添加物であるFの使用量が増大するため、伝送損失の増加やコスト増を招くというデメリットが大きくなる。一方、2b/2aを小さくすると、内側クラッド層2の光学特性に与える影響が小さくなるので、実効コア断面積が小さくなる。本実施の形態に係る光ファイバ10においては、カットオフ波長が1550nm以下であり、2b/2aは3.0〜4.5であるので、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、伝送損失が0.18dB/km以下となる。
以下に、実施例および比較例により本発明に係る光ファイバをより具体的に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(実施例1〜6、比較例1〜5)
本発明の実施例1〜6および比較例1〜5として光ファイバを作製した。図7は、本発明の実施例1〜6および比較例1〜5に係る光ファイバの設計パラメータであるΔ1、Δ3、(Δ3−Δ2)、Δ4、2a、2d、2b/2a、2d/2c、中心コア部の塩素濃度(Cl濃度)およびフッ素濃度(F濃度)、張力負担クラッド層の塩素濃度(Cl濃度)をそれぞれ示す図である。また、図8は、本発明の実施例1〜6および比較例1〜5に係る光ファイバについて測定した1550nmおよび1380nmにおける伝送損失、カットオフ波長であるλc、実効コア断面積であるAeff、曲げ損失、偏波モード分散であるPMDをそれぞれ示す図である。
図7に示すように、実施例1〜3に係る光ファイバは、Δ1、Δ3、(Δ3−Δ2)、Δ4、2b/2a、2d/2c、中心コア部のCl濃度およびF濃度、張力負担クラッド層のCl濃度の各パラメータを実施の形態に係る光ファイバと同様の範囲とした。また、実施例4〜6に係る光ファイバについては、それぞれΔ3、(Δ3−Δ2)、2b/2a以外のパラメータについて実施の形態に係る光ファイバと同様の範囲とした。その結果、図8に示すように、実施例1〜6に係る光ファイバは、波長1380nmにおいて0.50dB/km以下の伝送損失を有し、波長1550nmにおいて0.180dB/km以下の伝送損失を有するとともに、1550nm以下のカットオフ波長を有し、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が10dB/m以下であり、1.0ps/km1/2以下の偏波モード分散を有する光ファイバとなった。また、実施例1〜3に係る光ファイバは、さらに波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有する光ファイバとなった。
一方、図7に示すように、比較例1に係る光ファイバは中心コア部のCl濃度が実施の形態の場合よりも高く、比較例2に係る光ファイバは中心コア部のF濃度が実施の形態の場合よりも高く、比較例3に係る光ファイバは張力負担クラッド層のCl濃度が実施の形態の場合よりも高く、比較例4に係る光ファイバは2d/2cが実施の形態の場合よりも小さく、比較例5に係る光ファイバは2d/2cが実施の形態の場合よりも大きかった。その結果、図8に示すように、比較例1〜5に係る光ファイバは、波長1550nmにおける伝送損失の値が0.18dB/kmを超えるものとなった。
なお、上記実施の形態において、光ファイバの屈折率プロファイルは製造の際に丸みを帯びたいわゆるだれを生じた状態となってもよい。また、上記実施の形態においては屈折率プロファイルをW型としたが、本発明はこれに限らず、単峰型の屈折率プロファイルとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る光ファイバの断面と対応する屈折率プロファイルを模式的に表した図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバと同様の構造および屈折率プロファイルを有し、中心コア部の塩素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmにおける伝送損失を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバと同様の構造および屈折率プロファイルを有し、中心コア部のフッ素濃度が0wt%また0.20wt%であり、塩素濃度が異なる光ファイバの波長1380nmにおける伝送損失を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバと同様の構造および屈折率プロファイルを有し、中心コア部の塩素濃度が0.05wt%であり、フッ素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmおよび1380nmにおける伝送損失を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバと同様の構造および屈折率プロファイルを有し、張力負担クラッド層の塩素濃度が異なる光ファイバの波長1550nmにおける伝送損失を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバにおいて、屈折率プロファイルを規定するパラメータであるΔ3、(Δ3−Δ2)、2b/2aのそれぞれを大きくしたときのカットオフ波長すなわちλcと、実効コア断面積すなわちAeffと、曲げ損失との挙動を示す図である。 本発明の実施例1〜6および比較例1〜5に係る光ファイバの設計パラメータであるΔ1、Δ3、(Δ3−Δ2)、Δ4、2a、2d、2b/2a、2d/2c、中心コア部の塩素濃度およびフッ素濃度、張力負担クラッド層の塩素濃度をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例1〜6および比較例1〜5に係る光ファイバについて測定した1550nmおよび1380nmにおける伝送損失、カットオフ波長であるλc、実効コア断面積であるAeff、曲げ損失、偏波モード分散であるPMDをそれぞれ示す図である。
符号の説明
1 中心コア部
2 内側クラッド層
3 クラッド層
4 張力負担クラッド層
5 屈折率プロファイル
6 純シリカガラスの屈折率レベル
10 光ファイバ

Claims (5)

  1. 中心コア部と、
    前記中心コア部の外周に形成した該中心コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド層と、
    前記クラッド層の外周に形成した該中心コア部の屈折率以上の屈折率を有する張力負担クラッド層と、
    を備え、前記中心コア部は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ1が−0.1〜0%であり0〜0.10質量%の塩素濃度と0.10〜0.30質量%のフッ素濃度とを有し、前記張力負担クラッド層は純シリカガラスに対する比屈折率差Δ4が0〜0.05%であり0.15質量%以下の塩素濃度を有し、前記クラッド層の外径に対する前記張力負担クラッド層の外径の比が1.10〜1.40であることを特徴とする光ファイバ。
  2. 波長1380nmにおいて0.50dB/km以下の伝送損失を有し、波長1550nmにおいて0.180dB/km以下の伝送損失を有することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 前記中心コア部と前記クラッド層との間に形成した該クラッド層の屈折率よりも低い屈折率を有する内側クラッド層を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ。
  4. 前記中心コア部に対する前記クラッド層の比屈折率差Δ3が−0.35〜−0.25%であり、前記比屈折率差Δ3と前記中心コア部に対する前記内側クラッド層の比屈折率差Δ2との差(Δ3−Δ2)が0.05〜0.20%であり、前記中心コア部の直径に対する前記内側クラッド層の外径の比が3.0〜4.5であることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ。
  5. 1550nm以下のカットオフ波長を有し、波長1550nmにおいて100μm2以上の実効コア断面積を有し、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が10dB/m以下であり、1.0ps/km1/2以下の偏波モード分散を有することを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ。
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