JP2008101824A5 - - Google Patents

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空気調和機の室外機
本発明は空気調和機の室外機に関する。
通常、空気調和機の室外機には、空気調和機の制御を行うための電装品ユニットが収納されている。この電装品ユニットには、発熱を伴う電気部品が含まれているため、電気部品から熱を逃がすヒートシンクが設けられている。ここで、空気調和機の室外機の内部は、熱交換器や送風機が配置され外気が取り込まれる送風機室と、雨風が侵入し難くされた機械室とに仕切られており、放熱効果を高めるために、ヒートシンクは、送風機室に露出するように配置される。
特開2003−294273号公報(図5)
近年、空気調和機の室外機では防炎対応が強く望まれており、室外機内部から発火するのではなく火災時に他所から燃え移ってきた場合などのように、外部から侵入してきた炎から電装品ユニットを保護することが求められている。この場合、上記のような空気調和機の室外機では、ヒートシンクは、送風機室に露出しているため、外部から侵入してきた炎に直接さらされる可能性が高く、ヒートシンクを介して電装品ユニットがダメージを受ける恐れがある。
本発明の課題は、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる空気調和機の室外機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機の室外機は、熱交換器と、送風機と、室外機ケーシングと、電装品ユニットと、防炎部材とを備える。送風機は、外部から空気を取り込み熱交換器に通す。室外機ケーシングは、熱交換器と送風機とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室と、送風機室から仕切られた機械室とを内部に有する。電装品ユニットは、電気部品と、電気部品を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシングと、送風機室内に露出し電気部品の熱を逃がすヒートシンクとを有する。そして、防炎部材は、送風機室内においてヒートシンクを覆い、ヒートシンクが配置され送風機室を通る空気の一部が流れるように構成する。
この空気調和機の室外機では、防炎部材が送風機室内においてヒートシンクを覆うため、外部の炎からヒートシンクを保護することができる。これにより、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、熱交換器と、送風機と、室外機ケーシングと、電装品ユニットと、防炎部材とを備える。送風機は、外部から空気を取り込み熱交換器に通す。室外機ケーシングは、熱交換器と送風機とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室と、送風機室から仕切られた機械室とを内部に有する。電装品ユニットは、電気部品と、電気部品を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシングと、送風機室内に露出し電気部品の熱を逃がすヒートシンクとを有する。そして、防炎部材は、送風機室内においてヒートシンクを覆い、ヒートシンクが配置され送風機室を通る空気の一部が流れる空気通路を構成する。
この空気調和機の室外機では、防炎部材が送風機室内においてヒートシンクを覆うため、外部の炎からヒートシンクを保護することができる。これにより、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。また、防炎部材は、送風機室を通る空気の一部が流れる空気通路を構成し、この空気通路中にヒートシンクが配置される。このため、防炎部材は、ヒートシンクを保護しながら、ヒートシンクに風がよく当たるようにして、ヒートシンクにおける放熱効果の低下を抑えることができる。
第3発明に係る空気調和機の室外機は、熱交換器と、送風機と、室外機ケーシングと、電装品ユニットと、防炎部材とを備える。送風機は、外部から空気を取り込み熱交換器に通す。室外機ケーシングは、熱交換器と送風機とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室と、送風機室から仕切られた機械室とを内部に有する。電装品ユニットは、電気部品と、電気部品を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシングと、送風機室内に露出し電気部品の熱を逃がすヒートシンクとを有する。そして、防炎部材は、送風機室内においてヒートシンクを一部の方向から覆い、ヒートシンクが配置され送風機室を通る空気の一部が流れる空気通路を構成する。この空気調和機の室外機では、第2発明と同様、防炎部材は、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高め、ヒートシンクにおける放熱効果の低下を抑えることができる。
第4発明に係る空気調和機の室外機は、熱交換器と、送風機と、室外機ケーシングと、電装品ユニットと、防炎部材とを備える。送風機は、外部から空気を取り込み熱交換器に通す。室外機ケーシングは、熱交換器と送風機とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室と、送風機室から仕切られた機械室とを内部に有する。電装品ユニットは、電気部品と、電気部品を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシングと、送風機室内に露出し電気部品の熱を逃がすヒートシンクとを有する。そして、防炎部材は、送風機室内においてヒートシンクを下方から覆って送風機との間を仕切り、ヒートシンクが配置され送風機室を通る空気の一部が流れる空気通路を構成する。この空気調和機の室外機では、第2発明と同様、防炎部材は、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高め、ヒートシンクにおける放熱効果の低下を抑えることができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、第2発明から第4発明のいずれか1つに係る空気調和機の室外機であって、防炎部材によって構成される空気通路の入口は、冷房運転時における熱交換器の冷媒の入口側よりも冷媒の出口側に近い位置に配置される。
この空気調和機の室外機では、防炎部材によって構成される空気通路の入口が冷房運転時における熱交換器の冷媒の出口側に近い位置に配置されるため、冷房運転時において比較的温度の低い空気が空気通路を通ることになる。このため、ヒートシンクにおける放熱効果を向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、第2発明から第5発明のいずれか1つに係る空気調和機の室外機であって、防炎部材によって構成される空気通路の入口は、空気通路の出口よりも大きい。
この空気調和機の室外機では、防炎部材によって構成される空気通路の入口が空気通路の出口よりも大きいため、より多くの空気を空気通路に取り込み、空気通路を通る空気の風速を増大させることができる。これにより、ヒートシンクにおける放熱効果をより向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、第2発明から第6発明のいずれか1つに係る空気調和機の室外機であって、防炎部材は、送風機室と機械室とを仕切る仕切板に沿った形状を有する。
この空気調和機の室外機では、防炎部材が仕切板に沿った形状を有するため、仕切板に沿って流れる空気が空気通路に取り込まれ易くなる。このため、空気通路により多くの空気を取り込むことができ、ヒートシンクにおける放熱効果をより向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、第2発明から第7発明のいずれか1つに係る空気調和機の室外機であって、防炎部材は、ヒートシンクの下方を覆う。
この空気調和機の室外機では、防炎部材がヒートシンクの下方を覆うため、下方から燃え上がる炎に対してより効果的にヒートシンクを保護することができる。また、樹脂製の電装品ユニットケーシングが熱で溶けたとしても、ヒートシンクが下方に脱落してしまうことを防止することができる。
発明に係る空気調和機の室外機は、第発明の空気調和機の室外機であって、電装品ユニットは、電装品ユニットケーシングの外表面に取り付けられる板金製の防炎板をさらに有する。この防炎板は、ヒートシンクに接触しないように設けられており、防炎部材は、ヒートシンクと防炎板との境界を覆う。
この空気調和機の室外機では、板金製の防炎板が電装品ユニットケーシングの外表面に取り付けられるため、電装品ユニットの防炎効果を向上させることができる。また、防炎板がヒートシンクに接触しないように設けられるため、ヒートシンクを介して電気部品へ電気的な影響を与えることを防止することができる。この場合、防炎板とヒートシンクとの間に隙間ができるが、防炎部材がヒートシンクと防炎板との境界を覆うため、防炎板とヒートシンクとの隙間から炎が侵入することを抑えることができる。
10発明に係る空気調和機の室外機は、第発明または第発明に係る空気調和機の室外機であって、送風機は樹脂製のファンを有しており、ヒートシンクはファンの上方に位置している。そして、防炎部材は、ヒートシンクとファンとの間を仕切っている。
この空気調和機の室外機では、万一、樹脂製のファンが燃えたとしてもヒートシンクとファンとの間を仕切る防炎部材によってヒートシンクを保護することができる。これにより、電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。
第1発明に係る空気調和機の室外機では、防炎部材が送風機室内においてヒートシンクを覆うことにより、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。
第2発明から第4発明のいずれか1つに係る空気調和機の室外機では、防炎部材が送風機室内においてヒートシンクを覆うことにより、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。また、防炎部材は、ヒートシンクを保護しながら、ヒートシンクに風がよく当たるようにして、ヒートシンクにおける放熱効果の低下を抑えることができる。
発明に係る空気調和機の室外機では、冷房運転時において比較的温度の低い空気が空気通路を通ることになるため、ヒートシンクにおける放熱効果を向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機では、より多くの空気を空気通路に取り込み、空気通路を通る空気の風速を増大させることができるため、ヒートシンクにおける放熱効果をより向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機では、仕切板に沿って流れる空気が空気通路に取り込まれ易くなるため、空気通路により多くの空気を取り込むことができ、ヒートシンクにおける放熱効果をより向上させることができる。
発明に係る空気調和機の室外機では、防炎部材がヒートシンクの下方を覆うため、下方から燃え上がる炎に対してより効果的にヒートシンクを保護することができる。また、樹脂製の電装品ユニットケーシングが熱で溶けたとしても、ヒートシンクが下方に脱落してしまうことを防止することができる。
発明に係る空気調和機の室外機では、板金製の防炎板によって、電装品ユニットの防炎効果を向上させることができる。また、防炎板がヒートシンクに接触しないように設けられるため、ヒートシンクを介して電気部品へ電気的な影響を与えることを防止することができる。また、防炎部材がヒートシンクと防炎板との境界を覆うため、防炎板とヒートシンクとの隙間から炎が侵入することを抑えることができる。
10発明に係る空気調和機の室外機では、万一、樹脂製のファンが燃えたとしてもヒートシンクとファンとの間を仕切る防炎部材によってヒートシンクを保護することができる。これにより、電装品ユニットの防炎効果を高めることができる。
<構成>
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機1を図1および図2に示す。図1は、室外機1の内部の構成を示す前面図であり、図2は上面図である。この空気調和機の室外機1は、熱交換器2、圧縮機3、送風機4、電装品ユニット5、防炎部材6、及び、これらの構成部品を収納する室外機ケーシング7を備える。
熱交換器2は、積層された複数のフィンとフィンを貫通する伝熱管とを有しており、伝熱管を通過する冷媒と空気との間で熱交換を行う。熱交換器2は、上面視においてL字型に屈曲した形状を有しており、室外機ケーシング7の左側面71および後面72に沿って配置されている。熱交換器2の機械室SP1(後述)側すなわち右側部の下部および右側部の上部には、冷媒が出入りする出入口21,22が設けられている。冷房運転時には、右側下部の出入口22から冷媒が熱交換器2に流入して、右側上部の出入口21から冷媒が流出する。逆に、暖房運転時には、右側上部の出入口21から冷媒が熱交換器2に流入して、右側下部の出入口22から冷媒が流出する。
圧縮機3は、冷媒を圧縮して吐出する装置であり、後述する機械室SP1内に配置されている。
送風機4は、外部から送風機室SP2(後述)内に空気を取り込み熱交換器2に通して外部に排出する装置であり、樹脂製のプロペラファン41と、プロペラファン41を回転駆動するファンモーター42とを有する。送風機4は、送風機室SP2内に配置されており、送風機室SP2内を後方すなわち熱交換器2側から前方すなわち送風機4側に向けて流れる空気の流れを生成する。
室外機ケーシング7は、送風機室SP2と機械室SP1とを内部に有する。送風機室SP2は、熱交換器2と送風機4とが配置される空間である。送風機室SP2は、前方及び後方から空気が容易に出入りできるように構成されており、送風機4によって外部から取り込まれた空気が通る。機械室SP1は、板金製の仕切板76によって送風機室SP2から仕切られており、風雨が侵入し難いように構成されている。機械室SP1の内部には、圧縮機3、膨張弁(図示せず)、四路切換弁(図示せず)などの風雨から保護する必要の高い部品が配置されている。
仕切板76は、屈曲した板状の部材であり、鉛直方向に延びている。なお、図1および図2において、仕切板76の右側が機械室SP1であり、左側が送風機室SP2である。仕切板76は、図2に示すように、前後方向に平行な第1面部77と、第1面部77の後端に繋がっており前後方向に対して傾斜した第2面部78とを有している。第2面部78は後方ほど送風機室SP2が広がるように傾斜しており、第2面部78の後端は熱交換器2の右側端近傍に位置している。
電装品ユニット5は、電気部品51(図3参照)と、ヒートシンク52と、電装品ユニットケーシング53と、防炎板54(図3参照)とを有している。
図3に示す電気部品51は、空気調和機の構成部品を制御するためのものであり、パワートランジスタ等の強発熱部品55を含んでいる。
ヒートシンク52は、電気部品51のうち特に強発熱部品55の熱を逃がすための部材であり、伝熱性の高い金属材料から形成されている。ヒートシンク52は、電装品ユニットケーシング53の下面から下方に突出するように設けられており、プロペラファン41の右端部の上方に位置している。ヒートシンク52の上部は電装品ユニットケーシング53の内部において強発熱部品55に接触しており、ヒートシンク52の下部は、電装品ユニットケーシング53の外部に突出して送風機室SP2内に露出している。また、ヒートシンク52の下部には、放熱効果を高めるために複数のフィン56が形成されている。なお、図3ではフィン56の1つにのみ符号を付して他は省略している。これらのフィン56は空気の流れの方向すなわち前後方向に平行に配置されており、左右方向に微少な距離を隔てて配置されている。
電装品ユニットケーシング53は、電気部品51を収納する樹脂製の部材である。電装品ユニットケーシング53は、図1に示すように、室外機1内部の上部に配置されており、且つ、図2に示すように、機械室SP1と送風機室SP2とに亘って配置されている。また、図3に示すように、電装品ユニットケーシング53の下面のうち送風機室SP2側に位置する部分には、ヒートシンク52が突出する孔57が設けられている。
防炎板54は、電装品ユニットケーシング53の外表面に取り付けられる板金製の部材である。防炎板54は、電装品ユニットケーシング53の下面や側面に設けられているが、ヒートシンク52を介して電気部品51に電気的に影響を与えないように、ヒートシンク52が突出する孔57を避けて、ヒートシンク52に接触しないように設けられている。
防炎部材6は、送風機室SP2内においてヒートシンク52を覆い、火災時の炎からヒートシンク52を保護する板金製の部材である。防炎部材6は、屈曲した板状の部材であり、ヒートシンク52の下方および両側方を覆う。より具体的には、防炎部材6は、ヒートシンク52と防炎板54との境界およびヒートシンク52を下方から覆っており、ヒートシンク52とプロペラファン41との間を仕切っている。防炎部材6は、図3および図4に示すように、第1側面部61、第2側面部62、第1下面部63、第2下面部64を有する。なお、図4(a)は防炎部材6の上面図であり、図4(b)は防炎部材6の前面図であり、図4(c)は防炎部材6の左側面図である。
第1側面部61は、前後方向に平行に配置されており、電装品ユニットケーシング53の下面から垂直に下方に延びている。第2側面部62は、電装品ユニットケーシング53の下面から垂直に下方に延びており、第1側面部61との間の空間(後述する「空気通路Pa」)が後方ほど広がるように前後方向に対して傾斜して配置されている。第1側面部61が防炎部材6の左側面を構成し、第2側面部62が防炎部材6の右側面部を構成している。第2側面部62は、仕切板76の第2面部78(図2参照)に沿って配置されており、防炎部材6は、仕切板76に沿った形状となっている。なお、第1側面部61の上端と第2側面部62の上端とには、外側に突出するフランジ部65,66がそれぞれ設けられており、フランジ部65,66が上述した防炎板54に固定されることにより、防炎部材6が電装品ユニット5に取り付けられている。
第1下面部63は、第1側面部61の下端に繋がっており、プロペラファン41の可動域を避けるように上下方向に対して傾斜している。第2下面部64は、第2側面部62の下端および第1下面部63の側端に繋がっており、電装品ユニットケーシング53の下面との間の空間(後述する「空気通路Pa」)が後方ほど広がるように前後方向に対して傾斜して配置されている。
防炎部材6は、上記のように、第1側面部61、第2側面部62、第1下面部63、第2下面部64によって下方に凹んだ凹状の形状を有しており、上面、前面、後面が開放されている。このため、防炎部材6は、電装品ユニットケーシング53の下面に取り付けられることにより、電装品ユニットケーシング53の下面との間に空気通路Paを構成している。送風機室SP2を通る空気の一部は、この空気通路Paの後面の入口Pinから空気通路Pa内に入り、空気通路Paの内部に配置されたヒートシンク52を通り、空気通路Paの前面の出口Poutから排出される。この空気通路Paの入口Pinは、熱交換器2の右側上部近傍に対向するように配置されており、冷房運転時における熱交換器2の冷媒の入口側(出入口22)よりも冷媒の出口側(出入口21)に近い位置に配置されている。また、空気通路Paの入口Pinは、空気通路Paの出口Poutよりも大きく、空気が取り込み易くなっている。
<特徴>
(1)
この空気調和機の室外機1では、防炎部材6が送風機室SP2内においてヒートシンク52を覆うため、外部の炎からヒートシンク52を保護することができる。このため、電装品ユニット5の防炎性を向上させることができる。特に、防炎部材6は、ヒートシンク52と防炎板54との境界も覆っているため、ヒートシンク52と防炎板54との隙間から炎が侵入して樹脂製の電装品ユニットケーシング53がダメージを受けることを抑えることができる。
また、防炎部材6により電装品ユニット5の防炎性が向上するため、送風機室SP2内の防炎性を過度に向上させる必要が少なくなる。このため、送風機室SP2に配置されるプロペラファン41を比較的安価な材料で形成することができ、製造コストを低減させることができる。
さらに、この防炎部材6はヒートシンク52の下方を覆っているため、万一、電装品ユニットケーシング53が熱で溶けたとしても、ヒートシンク52が下方に脱落してしまうことを防止することができる。
(2)
この空気調和機の室外機1では、防炎部材6が空気通路Paを構成し、ヒートシンク52がこの空気通路Pa中に配置されている。このため、防炎部材6によってヒートシンク52を保護しながら、防炎部材6がヒートシンク52を通る空気を阻害することがなく、寧ろ、通風性を向上させている。これにより、ヒートシンク52における放熱効果を向上させることができる。
また、防炎部材6は、空気通路Paの入口Pinが大きく出口Poutが小さい形状となっているため、空気を取り込みやすく且つ空気の流速を増大させることができる。これによって、ヒートシンク52における放熱効果を向上させることができる。
さらに、空気通路Paの入口Pinは、熱交換器2における冷房運転時の冷媒の出口となる出入口21に近接して設けられている。このため、比較的温度の低い空気が空気通路Paに取り込まれやすくなり、ヒートシンク52における放熱効果をより向上させることができる。
<他の実施形態>
(A)
上記の実施形態では、防炎部材6を構成する第1側面部61、第2側面部62、第1下面部63および第2下面部64が、孔やスリットの無い板状の形状となっているが、図5に示すように、防炎部材6の一部に開口68が設けられてもよい。ただし、開口68が比較的大きなものである場合には、炎の影響が少ない第1側面部61に設けられることが望ましい。これにより、空気通路Paに空気がより通り易くなり、ヒートシンク52の放熱効果をより向上させることができる。
また、図6に示すように、防炎部材6の一部または全体に複数のスリット69や孔が設けられてもよい。なお、図6ではスリット69の1つのみに符号を付して他は省略している。この場合、スリット69や孔が小さなものであれば、第1側面部61、第2側面部62に限らず第1下面部63や第2下面部64に設けられても、十分に炎の侵入を防止することができる。また、同様の理由で防炎部材6が金網で形成されてもよい。
(B)
上記の実施形態では、防炎部材6は直線的に屈曲した形状を有しているが、曲面状に湾曲した形状であってもよい。
(C)
上記の実施形態では、プロペラファン41が樹脂材料から形成されているが、送風機室SP2に面する室外機ケーシング7の前面部や他の部材が樹脂材料から形成されてもよい。この場合も、電装品ユニット5の防炎性を確保しながら製造コストを低減させることができる。
(D)
上記の実施形態では、ヒートシンク52は電装品ユニットケーシング53の下面から下方に向けて突出しているが、電装品ユニットケーシング53の側面や仕切板76から側方に向けて突出していてもよい。このように突出したヒートシンクを送風機室SP2において覆う防炎部材が設けられることによっても、電装品ユニットの防炎性を向上させることができる。
(E)
上記の実施形態では、防炎部材6は、ヒートシンク52の両側方および下方を覆っているが、燃焼の恐れのある部材(例えば、プロペラファン41)との位置関係によっては、これらのうちの一部の方向のみを覆うものであってもよい。例えば、ヒートシンク52の一側方と下方のみを覆う防炎部材が設けられてもよい。
(F)
上記の実施形態では、第1側面部61の上端と第2側面部62の上端とが共に防炎板54に固定されており、防炎部材6は防炎板54のみに固定されている。しかし、防炎部材の固定位置はこれに限られるものではなく、例えば、防炎部材の一端が防炎板54に固定され、他端が仕切板76に固定されてもよい。また、仕切板76から送風機室SP2に突出するヒートシンクが設けられる場合のようにヒートシンクの配置によっては、防炎部材が仕切板76のみに固定されてもよい。
(G)
上記の実施形態では、防炎部材6は金属材料で構成されているが、金属材料に限られるものではなく難燃性の材料から構成されるものであればよい。
本発明は、外部からの炎に対する電装品ユニットの防炎効果を高めることができる効果を有し、空気調和機の室外機として有用である。
空気調和機の室外機の内部の構成を示す前面図。 空気調和機の室外機の内部の構成を示す上面図。 電装品ユニットの一部および防炎部材の断面図。 防炎部材の形状を示す図。 他の実施形態に係る防炎部材の側面図。 他の実施形態に係る防炎部材の上面図。
1 空気調和機の室外機
2 熱交換器
4 送風機
5 電装品ユニット
6 防炎部材
7 室外機ケーシング
41 プロペラファン(ファン)
51 電気部品
52 ヒートシンク
53 電装品ユニットケーシング
54 防炎板
76 仕切板
Pa 空気通路
SP1 機械室
SP2 送風機室

Claims (10)

  1. 熱交換器(2)と、
    外部から空気を取り込み熱交換器(2)に通す送風機(4)と、
    前記熱交換器(2)と前記送風機(4)とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室(SP2)と、前記送風機室(SP2)から仕切られた機械室(SP1)とを内部に有する室外機ケーシング(7)と、
    電気部品(51)と、前記電気部品(51)を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシング(53)と、前記送風機室(SP2)内に露出し前記電気部品(51)の熱を逃がすヒートシンク(52)とを有する電装品ユニット(5)と、
    前記送風機室(SP2)内において前記ヒートシンク(52)を覆い、前記ヒートシンク(52)が配置され前記送風機室(SP2)を通る空気の一部が流れるように構成する防炎部材(6)と、
    を備える空気調和機の室外機(1)。
  2. 熱交換器(2)と、
    外部から空気を取り込み熱交換器(2)に通す送風機(4)と、
    前記熱交換器(2)と前記送風機(4)とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室(SP2)と、前記送風機室(SP2)から仕切られた機械室(SP1)とを内部に有する室外機ケーシング(7)と、
    電気部品(51)と、前記電気部品(51)を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシング(53)と、前記送風機室(SP2)内に露出し前記電気部品(51)の熱を逃がすヒートシンク(52)とを有する電装品ユニット(5)と、
    前記送風機室(SP2)内において前記ヒートシンク(52)を覆い、前記ヒートシンク(52)が配置され前記送風機室(SP2)を通る空気の一部が流れる空気通路(Pa)を構成する防炎部材(6)と、
    を備える空気調和機の室外機(1)。
  3. 熱交換器(2)と、
    外部から空気を取り込み熱交換器(2)に通す送風機(4)と、
    前記熱交換器(2)と前記送風機(4)とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室(SP2)と、前記送風機室(SP2)から仕切られた機械室(SP1)とを内部に有する室外機ケーシング(7)と、
    電気部品(51)と、前記電気部品(51)を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシング(53)と、前記送風機室(SP2)内に露出し前記電気部品(51)の熱を逃がすヒートシンク(52)とを有する電装品ユニット(5)と、
    前記送風機室(SP2)内において前記ヒートシンク(52)を一部の方向から覆い、前記ヒートシンク(52)が配置され前記送風機室(SP2)を通る空気の一部が流れる空気通路(Pa)を構成する防炎部材(6)と、
    を備える空気調和機の室外機(1)。
  4. 熱交換器(2)と、
    外部から空気を取り込み熱交換器(2)に通す送風機(4)と、
    前記熱交換器(2)と前記送風機(4)とが配置され外部から取り込まれた空気が通る送風機室(SP2)と、前記送風機室(SP2)から仕切られた機械室(SP1)とを内部に有する室外機ケーシング(7)と、
    電気部品(51)と、前記電気部品(51)を収容する樹脂製の電装品ユニットケーシング(53)と、前記送風機室(SP2)内に露出し前記電気部品(51)の熱を逃がすヒートシンク(52)とを有する電装品ユニット(5)と、
    前記送風機室(SP2)内において前記ヒートシンク(52)を下方から覆って前記送風機(4)との間を仕切り、前記ヒートシンク(52)が配置され前記送風機室(SP2)を通る空気の一部が流れる空気通路(Pa)を構成する防炎部材(6)と、
    を備える空気調和機の室外機(1)。
  5. 前記防炎部材(6)によって構成される前記空気通路(Pa)の入口は、冷房運転時における前記熱交換器(2)の冷媒の入口側よりも冷媒の出口側に近い位置に配置される、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機(1)。
  6. 前記防炎部材(6)によって構成される前記空気通路(Pa)の入口(Pin)は、前記空気通路(Pa)の出口(Pout)よりも大きい、
    請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機(1)。
  7. 前記防炎部材(6)は、前記送風機室(SP2)と前記機械室(SP1)とを仕切る仕切板(76)に沿った形状を有する、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機(1)。
  8. 前記防炎部材(6)は、前記ヒートシンク(52)の下方を覆う、
    請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機(1)。
  9. 前記電装品ユニット(5)は、前記電装品ユニットケーシング(53)の外表面に取り付けられる板金製の防炎板(54)をさらに有し、
    前記防炎板(54)は、前記ヒートシンク(52)に接触しないように設けられており、
    前記防炎部材(6)は前記ヒートシンク(52)と前記防炎板(54)との境界を覆う、
    請求項に記載の空気調和機の室外機(1)。
  10. 前記送風機(4)は、樹脂製のファン(41)を有しており、
    前記ヒートシンク(52)は、前記ファン(41)の上方に位置しており、
    前記防炎部材(6)は、前記ヒートシンク(52)と前記ファン(41)との間を仕切っている、
    請求項または請求項9のいずれかに記載の空気調和機の室外機(1)。
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