JP2008101407A - 移動式茶室 - Google Patents

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【課題】土台と壁体と屋根とを含む茶室の構造を解体および組立の作業を行うことなく、トラック等の荷台でそのまま運搬可能とし、荷台の広さに合わせて広い間取りを取ることを可能にする。
【解決手段】移動式茶室1は、土台2と壁体3と屋根4とを有している。土台2は、トラック等の荷台Nに積載可能な広さで形成される。壁体3は、土台2の外枠の上方に立ち上がって室内空間を仕切り、壁体3の所定箇所に躙り口、茶道口等の出入口E2を有している。屋根4は、壁体3の上方に山状に傾斜して形成され、その下端部に庇11A,11Bが屋根4と等しい傾斜を保って設けられる。庇11A,11Bは、屋根4の傾斜状態から壁体3に沿った垂下状態へ折り畳まれて荷台Nの広さに収まる。
【選択図】図10

Description

本発明は、トラック等の荷台に載せて運搬するのに適した移動式茶室に関するものである。
茶道の稽古をしたり、客を招いて茶を振る舞うための和風建築として茶室が知られている。茶室は、庭園の中に設けられることが多いが、ホテルや公会堂、商業ビルの一角などに造られることもある。
一方、草庵茶室に知られる3畳〜4畳半程度の茶室は、設置場所を定めずに施工を行い、完成した茶室を必要な場所に移動して用いることがある。例えば、各種のイベントや施設で仮設の茶室を使用する場合には、茶室の構造を一旦解体して目的の場所に運び、そこで元の状態に組み直している。
その他の移動式茶室としては、特許文献1に示すように、茶室の室内構造のみをユニット化して移動するようにするもの、また、特許文献2に示すように、土台と壁体と屋根とを含む茶室の全体構造を、解体せずにそのまま移動するものが提案されている。
実開平7−12027号公報 特開2002−364193号公報 実開昭61−140022号公報
しかしながら、このような従来の移動式茶室では、次のような問題がある。
(1)茶室の構造を解体して運搬するものでは、解体および組立の作業の負担が大きく、茶室の設置に手間がかかる。
(2)また、茶室の室内構造のみをユニット化するものでは、屋外で天候の影響を受けやすく、また、茶道口や躙り口等の茶室特有の構造が存在しないため、本格的な茶室建築としては敬遠されがちになる。
(3)さらに、茶室の全体構造をそのまま移動するものでは、トラック等の荷台に茶室を載せると、屋根の庇が荷台からはみ出して運搬に支障を来すことがある。このため、土台の広さを庇の分だけ荷台よりも小さく設定することが必要で、茶室の間取りが狭くなってしまう。特に、3畳や4畳半といった基本的な間取りの茶室を運搬する際には、上記のような荷台の広さによる制限を受けやすく、茶室のサイズ変更を余儀なくされるという状況も生じている。
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、土台と壁体と屋根とを含む茶室の構造を解体および組立の作業を行うことなく、トラック等の荷台でそのまま運搬可能とし、荷台の広さに合わせて広い間取りを取ること可能にした移動式茶室を提供することを目的としている。
[第1発明]
上記課題を解決するための本発明の移動式茶室は、
トラック等の荷台に積載可能な広さを有する土台と、
この土台の外枠の上方に立ち上げられて室内空間を仕切る壁体と、
前記壁体の所定箇所に設けられる躙り口、茶道口等の出入口と、
前記壁体の上方に設けられて山状に傾斜する屋根とを備えた移動式茶室であって、
前記屋根の庇は、前記屋根の傾斜状態から前記壁体に沿った垂下状態へ折り畳まれる構成とした。
このような構成によれば、トラック等の荷台に移動式茶室を載せるとき、屋根の庇を折り畳んで壁体に沿った垂下状態とすることで、荷台からはみ出るのを回避することができる。このため、荷台の広さのほぼ最大限まで茶室の間取りを確保するとともに、茶室を荷台に載せて安全に目的の場所まで運搬することができる。
また、茶室を設置する場合には、折り畳んだ庇を元の傾斜状態に戻すだけでよく、茶室の解体や組立といった手間が掛からず、また、天候に左右されるともない。さらに、躙り口、茶道口等の茶室建築の特有な構造を自在に設けることもできる。
さらに、茶室によれば、トラック等の荷台に載せて容易に運搬することができるため、手間の掛かる建築であっても、その施工コストを抑えることができる。すなわち、職人が現場で作業することなく、施工開始から完了までを工場等で一括して行うことで、資材の運搬や職人の移動の時間を短縮することができる。これにより、高品質の茶室を一般家庭の敷地に安価で提供するといったことも容易に実現可能になる。
なお、庇の折り畳み構造としては、特許文献3に示すように、箱形のハウスの出入口の上方に水平に庇を吊り下げるものが知られるが、このような構造は、屋根自体の庇に適用されるものではない。また、山状の傾斜を有する屋根に適用する場合には、その庇の傾斜状態を屋根の傾斜に合わせるのは構造上困難である。
本発明は、山状の屋根の傾斜に沿って庇を設置することにより茶室としての和式屋根の外観を損なわず、また、庇を壁体に沿って折り畳み可能にすることで、トラック等の荷台の広さを有効に生かすという特許文献3にはない独自の効果を奏する。
[第2発明]
第2発明の移動式茶室は、前記壁体の出入口の上方に庇を有する移動式茶室であって、
前記庇は、前記出入口の前下方へ突き出た傾斜状態から、前記壁体に沿った垂下状態へ折り畳まれる構成とした。
このような構成によれば、茶室の屋根の庇に加えて躙り口、茶道口等の出入口の庇についても、壁体に沿って垂下状態に折り畳まれる。このため、トラック等の荷台で茶室を載せる際に、これらの出入口の庇が荷台の外側にはみ出て邪魔になるようなことが無くなる。この結果、荷台の広さを有効に使用することができ、茶室の積み卸し等の作業も容易になる。
[第3発明]
第3発明の移動式茶室は、
前記庇の内側から前記壁体に斜め下方に架け渡されて前記庇の傾斜状態を支持する支え柱と、
前記壁体の上下方向に前記庇を回動可能に連結する横ヒンジと、
前記壁体の水平方向に前記支え柱を回動可能に連結する縦ヒンジとを備え、
前記庇の折り畳み時には、前記支え柱が前記庇の内側に格納される構成とした。
このような構成によれば、庇の荷重を支え柱により壁体で受けることができ、庇の傾斜状態を安定させることができる。
また、庇を垂下状態に折り畳むときに、壁体の水平方向に支え柱を回動させて庇の下方に折り畳み、この支え柱の上に庇を折り畳むと、庇の内側に支え柱が格納される。これにより、庇の折り畳み状態で支え柱が邪魔にならず、茶室の運搬作業がさらに行いやすくなる。
[第4発明]
第4発明の移動式茶室は、
前記壁体の出入口の下方に踏み台を有する移動式茶室であって、
前記踏み台は、前記出入口の前方にほぼ水平に突き出した台面状態から前記壁体に沿って寄りかかる起立状態へ折り畳まれる構成とした。
このような構成によれば、トラック等の荷台に移動式茶室を載せる場合に、踏み台を折り畳んで壁体に沿った起立状態にして荷台の上にコンパクトに収めることができる。このため、踏み台付きの茶室の運搬を簡単にすることができる。また、起立状態の踏み台を倒せば簡単に元の状態に復帰することができるため、茶室の設置の作業も簡単に行うことができる。
[第1〜4発明]
本発明の移動式茶室は、例えば2〜4トン積車等の小型トラックの荷台に合わせて設計することが望ましい。一般的なサイズのトラックの荷台で茶室を運ぶことにより、その運搬コストを大幅に下げることができ、茶室の導入コストを抑えることができる。なお、本発明としてはこれらの既存サイズに限定されることなく、運搬用の荷台であれば、台車やコンテナ等であっても適用することができる。運搬車両については、普通車トラック、軽自動車トラックの他、トレーラ、列車等も含まれる。
本発明(第1〜4発明)は、単独で適用してもよいし、これらの発明を必要に応じて組み合わせて適用してもよい。また、本発明(第1〜4発明)に本明細書に記載される他の発明を組み合わせることもできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に実施形態による移動式茶室の斜視図を示した。図1は茶室1の正面左方向から観た斜視図、図2は茶室1を正面右方向から観た斜視図、図3は茶室1を背面左方向から観た斜視図である。
図1に示すように、茶室1は、基本的な構成として土台2と、壁体3と、屋根4とを有している。
土台2は、3畳〜4.5畳程度の間取りが収まる広さで、トラック等の荷台に載せやすい矩形の形状になっている。土台2を構成する外枠の内側に根太を張り、その上に床板と畳が敷かれる。畳の一角には炉が据え付けられる。
土台2の下方にはキャスタ6が固定される。平坦な路面に茶室1を下ろす場合には、茶室1を引っ張るか押すことで、キャスタ6を転がして茶室1を移動することができる。
壁体3は、土台2の外枠にほぼ垂直に立ち上げられて茶室1の室内空間を仕切る。土台2の四隅とその間に適度な間隔を保って柱を組み、各柱の間に壁板が張られている。
図1で茶室1の正面から観て左側面の壁体3に躙り口E1、正面に勝手口E2、図3に示す茶室1の背面に茶道口E3がそれぞれ設けられる。躙り口E1は、客人の使用する出入口、茶道口E3は、茶のお点前をする亭主(主人)が使用する出入口であり、勝手口E2はその他必要に応じて使用する出入口である。これらの出入口にはそれぞれ引き戸式の戸板が嵌まる。
躙り口E1の上方には、縦方向に等間隔の隙間をもつ連子窓8が設けられる(図1および図2参照)。また、壁体3の連子窓8と反対側の位置には同様な構成の連子窓9が設けられる。これらの窓は、竹材等の自然材料を用いて構成されるものであり、茶室建築として風合いを出すのに役立っている。
屋根4は、壁体3の上方に山状の傾斜をもって形成される切妻屋根である。屋根4の小屋組は、棟木、軒桁、垂木、梁等の木材を組んで構成され、下地板を張った上に金属瓦が葺かれている。金属瓦は、屋根4の軽量化を図り、茶室1の移動を行いやすくする。
屋根4の左右下端部には、それぞれ大庇11A,11Bが屋根4の本体部分とは別個に形成される。これらの大庇11A,11Bは、屋根4の本体部分の傾斜と同一の傾斜を保って一定の幅で斜め下方に延びる。大庇11A,11Bの外側には、屋根4と同様な金属瓦が一定の方向に葺かれ、一見すると屋根4の本体部分と大庇11A,11Bが一体的な形状であるかのように見える。
大庇11A,11Bの下方には支え柱21が設けられる。図4に示すように、支え柱21は、大庇11Aの内側から壁体3の柱36に斜め下方に架け渡されて大庇11Aの傾斜状態を支持している。このような支え柱21が大庇11A,11Bの長手方向の両端部と中間部にそれぞれ3本、合計6本設けられている。
躙り口E1、勝手口E2および茶道口E3の上方には、各出入口よりもやや幅の長い小庇13,14および15が設けられる。これらの小庇13〜15も大庇11A,11Bと同様に金属瓦で葺かれており、屋根4との統一感を損なわないような作りになっている。
小庇13〜15の下方には躙り口E1の両側、勝手口E2の片側、および茶道口E3の両側の位置に支え柱22が設けられる。支え柱22は、これらの庇の内側から壁体3に向けて斜め下方に架け渡され、小庇13〜15の傾斜状態を支持している。
大庇11A,11Bと小庇13〜15の上端部には、横向きの回動軸をもつヒンジ(蝶番)が設けられる。図5に示すように、大庇11A,11Bの上枠材32に横ヒンジ31の一端が固定され、壁体3の軒材33に横ヒンジ31の他端が固定される。小庇13〜15にも、これらの庇の上端と壁体3との間に横ヒンジ31がそれぞれ固定される。これらの横ヒンジ31により大庇11A,11Bと小庇13〜15は下方に向けて回動する。
一方、支え柱21と支え柱22の下端部には、縦向きの回動軸をもつ縦ヒンジ35が設けられる。図6に示すように、壁体3の柱36に縦ヒンジ35の一端が固定され、支え柱21の下端に縦ヒンジ35の他端が固定される。支え柱21と支え柱22は、縦ヒンジ35により壁体3の水平方向に回動する。
大庇11A,11Bと小庇13〜15は、上記の横ヒンジ31と縦ヒンジ35により折り畳み機構を備えている。すなわち、支え柱21を縦ヒンジ35により水平方向に倒して壁体3に沿った位置まで折り畳み、次いで、各庇を横ヒンジ31により下方に回動させる。このような折り畳み操作により、大庇11A,11Bと小庇13〜15とが傾斜状態から壁体3に沿った垂下状態に切り替わる。
なお、図1では、大庇11A,11Bは傾斜状態、躙り口E1の小庇13は垂下状態、勝手口E2の小庇14は傾斜状態をそれぞれ示している。
ここで、支え柱21,22の回動方向については、大庇11A,11Bおよび小庇13〜15の下方に隠れるように水平方向に倒れる。すなわち図7に示すように、小庇14で示せば、幅方向の両端位置の支え柱22が小庇14の中央側に向けて倒れ、小庇14の下側に隠れる。これにより、大庇11A,11Bおよび小庇13〜15を傾斜状態から壁体3に沿った垂下状態に折り畳むと、支え柱21,22は各庇の内側に格納されることになる。なお、大庇11A,11Bの中間位置の支え柱21については、倒れる方向は左右いずれにしても庇の内側に隠れるため、その方向を一方に限定する必要はない。
図4および図8に示すように、支え柱21,22の上端部には閂錠25が取り付けられる。これらの閂錠25は、スライド軸と、庇側に設けられた鍵穴とを備えており、図8に示すように、スライド軸の先端25aを鍵穴に挿入すると、支え柱21,22が各庇の下方でロックされる。これにより、支え柱21および22を誤って押すようなことがあっても、支え柱21および22が倒れる心配がなく、大庇11A,11Bおよび小庇13〜15の傾斜状態が安定的に保たれる。
勝手口E2および茶道口E3の下方には踏み台17が取り付けられる。図9に示すように、土台2の枠材38と、踏み台17の枠材39とに図示されないヒンジが固定されており、このヒンジによって踏み台17が土台2の上下方向に回動可能になっている。茶室1の設置時には、図9に示す土台2の下方に基礎材を置き、茶室1を嵩上げすることで、踏み台17が勝手口E2の前方にほぼ水平に突き出した台面状態になる。この状態から踏み台17を持ち上げて上方に回動させると、壁体3に寄りかかって起立状態に切り替わる(図1参照)。
壁体3と踏み台17の所定位置には留め具41,42が固定される。留め具41,42は、踏み台17の起立状態で留め具41先端の鍵部を留め具42の止め穴に掛けて踏み台17を壁体3側にロックする。これにより、茶室1の移動時に踏み台17が起立状態から倒れることが防止される。
なお、図9では、勝手口E2の踏み台17を示しているが、茶道口E3の踏み台17も同様な構成を有する(図3参照)。
茶室1を運搬する場合、まず、大庇11A,11Bと小庇13〜15を壁体3に沿った垂下状態に折り畳み、ロープ等で壁体3側に固定する。また、踏み台17についても壁体3に沿った起立状態に折り畳み、留め具41,42で固定する。
このように大庇11A,11B、小庇13〜15および踏み台17を折り畳んだ状態で、図10に示すように、トラックの荷台Nに茶室1を載せ、茶室10の設置場所まで移動する。設置場所に到着後、荷台から茶室1を下ろし、角材、鉄骨、ブロック石等の基礎材を水平に敷き、この基礎材の上に茶室1を載せる。
その後、大庇11A,11Bと小庇13〜15とを元の傾斜状態に戻して支え柱21で支持し、踏み台17を起立状態から水平な台面状態にすると、新たな設置場所に茶室1が完成する。
このように茶室1によれば、大庇11A,11Bと小庇13〜15とを壁体3に沿った垂下状態に折り畳むことで、トラックの荷台に茶室1を載せるときに、大庇11A,11Bおよび小庇13〜15が荷台からはみ出さない。また、踏み台17も起立状態に折り畳めるので、荷台上にコンパクトに収まる。このため、これらの庇と踏み台の構造が運搬の支障にならず、安全に茶室1を移動することができる。また、荷台の広さを有効に生かして土台2を設計することができるため、茶室1に広い間取りをとることができる。
また、移動場所に新たに茶室を設置する場合には、折り畳んだ大庇11A,11Bと小庇13〜15とを元の傾斜状態に戻し、踏み台17を台面状態に戻すだけでよいから、茶室の解体や組立といった手間もなく、天候に左右されるともない。また、各出入口E1〜E3や連子窓8,9等の茶室建築の特有な構造を茶室1にそのまま再現することもできる。
さらに、茶室1によれば、運搬時に各庇が垂下状態に保たれるから、揺れや振動で元に戻る心配が少なく、安全面でも折り畳み構造の信頼性が高い。また、大庇11A,11Bと小庇13〜15を折り畳むと、支え柱21,22が各庇の下方に格納されるため、茶室1の積み卸しの際に支え柱21,22が邪魔になることもない。
以上本発明の茶室1の構成を説明したが、本発明の実施形態はこれに限られることはなく、種々の変形を伴ってもよい。
例えば、屋根4の形状は、切妻屋根としているが、寄棟屋根、入母屋屋根等の茶室に適した形状を適宜選択することができる。大庇11A,11Bと小庇13〜15は、全ての箇所に設ける必要はなく、必要に応じて省略してもよい。また、前記実施形態の連子窓9の上方に同様な折り畳み構造をもつ庇を追加することもできる。さらに、躙り口E1、勝手口E2および茶道口E3は、前記実施形態に限定されず、必要に応じて位置や数を変更してもよい
本発明の実施形態による移動式茶室を示す正面左方向斜視図である。 同移動式茶室を示す正面右方向斜視図である。 同移動式茶室を示す正面左方向斜視図である。 図1に示すIV部分の拡大斜視図である。 同移動式茶室の庇のヒンジを示す拡大斜視図である。 同庇を支持する支え柱のヒンジを示す拡大斜視図である。 同庇の折り畳み状態を示す模式図である。 図1に示すVIII部分の拡大斜視図である。 同移動式茶室の踏み台を示す斜視図である。 同移動式茶室の運搬状態を示す模式正面図である。
符号の説明
1 移動式茶室
2 土台
3 壁体
4 屋根
6 キャスタ
8,9 連子窓
11A,11B 大庇(屋根の庇)
13〜15 小庇(出入口の庇)
21,22 支え柱
31 横ヒンジ
35 縦ヒンジ
E1 躙り口(出入口)
E2 勝手口(出入口)
E3 茶道口(出入口)

Claims (4)

  1. トラック等の荷台に積載可能な広さを有する土台と、
    この土台の外枠の上方に立ち上げられて室内空間を仕切る壁体と、
    前記壁体の所定箇所に設けられる躙り口、茶道口等の出入口と、
    前記壁体の上方に設けられて山状に傾斜する屋根とを備えた移動式茶室であって、
    前記屋根の庇は、前記屋根の傾斜状態から前記壁体に沿った垂下状態へ折り畳まれることを特徴とする移動式茶室。
  2. 前記壁体の出入口の上方に庇を有する移動式茶室であって、
    前記庇は、前記出入口の前下方へ突き出た傾斜状態から、前記壁体に沿った垂下状態へ折り畳まれることを特徴とする請求項1記載の移動式茶室。
  3. 前記庇の内側から前記壁体に斜め下方に架け渡されて前記庇の傾斜状態を支持する支え柱と、
    前記壁体の上下方向に前記庇を回動可能に連結する横ヒンジと、
    前記壁体の水平方向に前記支え柱を回動可能に連結する縦ヒンジとを備え、
    前記庇の折り畳み時には、前記支え柱が前記庇の内側に格納されることを特徴とする請求項1または2記載の移動式茶室。
  4. 前記壁体の出入口の下方に踏み台を有する移動式茶室であって、
    前記踏み台は、前記出入口の前方にほぼ水平に突き出した台面状態から前記壁体に沿って寄りかかる起立状態へ折り畳まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の移動式茶室。
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