JP2010203224A - 移動可能組立コンテナハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の場所への移動が可能であり、移動先での面倒な組み立てを少なくすることができ、生活スペースの拡張が可能な移動可能組立コンテナハウスを提供する。
【解決手段】トレーラ2によって牽引可能なコンテナ型の主骨格部材10と、主骨格部材10内に収納されて設置位置で主骨格部材10内から引き出されて住居に組み立て可能な住居形成部材30とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレーラで牽引することが可能で、設置場所へ搬送・移動が可能な移動可能
組立コンテナハウスに関する。
組立式の住居としては、従来より仮設住宅等のプレハブユニットが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。このようなプレハブユニットは、床材、屋根材等の住宅骨格部材や、壁材等の仕切部材を施工現場(設置場所)にそれぞれ運搬し、予め形成してある施工現場の基礎上に、これらの部材を、専門の作業者(大工)により組み立てて構築される。従って、構築されたプレハブユニットは、一度設置されると分解にも手間がかかり、施工現場から容易に移動することができない。
これに対し、設置場所が移動可能な住居としては、従来よりトレーラハウスが用いられている(例えば、特許文献2参照)。このトレーラハウスは、既に所定の間取りに組み立てられたハウスをトレーラ等で牽引して設置場所に移動させる。移動先では、トレーラーハウスを住居として用いることにより、移動先での生活が可能となる。
特開2005−155012号公報 実用新案登録第3127532号公報
ところが、上記プレハブユニットでは、施工現場に固定されるため、移動ができない不便さがある。又、住居の拡張を行うためには、既に組み付けられている部材に加えて数多くの部材を組み立てる必要がある。このため、拡張作業が面倒となっている。
これに対し、トレーラハウスは、移動が可能であり、しかも移動先でのハウスの組み立てが不要となっている。しかし、トレーラハウスでは、既に組み立てられているため、移動させることができる大きさに限定され、より広いスペースのハウスとすることができない。また、ハウスを拡張することができないため、生活スペースが限られる不便さがある。
そこで、本発明は、任意の場所への移動が可能であり、しかも、移動先での面倒な組み立てを少なくすることができ、さらには、生活スペースの拡張が可能な移動可能組立コンテナハウスを提供することを目的とする。
本発明の移動可能組立コンテナハウスは、設置場所へ搬送・移動が可能なハウス本体と、このハウス本体内に収納されてハウス本体共に設置場所へ搬送・移動され設置場所にてハウス本体内から引き出されて展開・組み立てられるハウス形成体とからなることを特徴とする。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスは、前記ハウス本体はトレーラによって牽引可能なコンテナ型の主骨格部材からなり、前記ハウス形成体は前記主骨格部材内に収納されて設置位置で主骨格部材内から引き出されて住居に組み立て可能な複数の住居形成部材とからなる。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスにおいて、前記主骨格部材は、床及び天井を形成する上下一対の横フレームと、これらの端部同士をそれぞれ連結し壁を形成する一対の縦フレームとで矩形状に形成され、前記住居形成部材は、床板と、天井板と、壁板と、バス・トイレユニットと、キッチンユニットとからなり、前記主骨格部材には、前記設置位置で主骨格部材から引き出され組み立てられる前記床板を支持する床支持フレームと、前記設置位置で主骨格部材から引き出され組み立てられる前記天井板を支持する天井支持フレームとからなる副骨格部材が収納されている。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスにおいて、前記副骨格部材は、前記一対の横フレーム間に設けられて主骨格部材を補強する複数本の補強柱を備えている。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスにおいて、前記床支持フレーム及び天井支持フレームは、前記横フレームからそれぞれ外方へ引き出される。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスにおいて、2つのハウス本体を積み重ねて2階建住居とする。
好ましくは、前記移動可能組立コンテナハウスにおいて、前記床板及び前記天井板は、前記一対の横フレームの間に重ねられて収納され、前記壁板は縦フレームに重ねられると共に、縦フレーム間の中間位置で複数板に重ねられて収納されている。
本発明によれば、ハウス本体を例えばトレーラ等によって設置場所まで搬送・移動させた後に、ハウジング本体内に収納されているハウス形成体を引き出して、展開・組み立てることによりハウスを形成することができるので、任意の場所への移動が可能となる。
また、移動・搬送された設置場所でハウス本体内からハウス形成体を引き出して展開・組み立てれば良いので移動先での面倒な組み立てを少なくすることができる。
さらには、ハウス本体を積み重ねることにより生活スペースの拡張が可能となる。
本発明の第1実施形態の移動可能組立コンテナハウスの牽引状態の斜視図である。 第1実施形態の移動可能組立コンテナハウスを牽引状態から外した状態の斜視図である。 第1実施形態の移動可能組立コンテナハウスの非展開状態を示す平面からの断面図である。 図3における矢印A−A方向の断面図である。 図4における矢印B−B方向の断面図である。 第1実施形態の移動可能組立コンテナハウスの展開状態を示す平面からの断面図である。 図3における矢印A−A方向の断面図である。 図6における矢印D−D方向の断面図である。 床支持フレームを外方に引き出したステップを示す斜視図である。 図9に続くステップを示す斜視図である。 図10に続くステップを示す斜視図である。 図11に続くステップを示す斜視図である。 図12に続くステップを示す斜視図である。 図13に続くステップを示す斜視図である。 図14に続いて出入口を形成したステップを示す斜視図である。 設置位置へ設置した状態を示す斜視図である。 第2実施形態を示し、2階建住居を形成した状態を示す斜視図である。 第3実施形態の移動可能組立コンテナハウスの非展開状態を示す平面からの断面図である。 図18における矢印F−F方向の断面図である。 図18の移動可能組立コンテナハウスの展開状態を示す平面からの断面図である。 図20における矢印G−G方向の断面図である。 第4実施形態を示し地中に埋設された設置基礎体上に設置された移動可能組立コンテナハウスを示す斜視図である。 地中に埋設された設置基礎体を示す断面図である。 設置基礎体を埋設するために設けた地中の穴を示す断面図である。 地中に設けた穴内に埋込管体を挿入した状態を示す断面図である。 穴内に挿入された埋込管体内に支柱体を設置した状態を示す断面図である。 埋込管体と支柱体との間に固定スレジを充填した状態を示す断面図である。 埋込管体と支柱体とを穴内から引き抜いている状態を示す断面図である。 第5実施形態を示し、移動可能組立コンテナハウスを積層するための構造体を示す斜視である。 構造体に床板を設置した状態を示す斜視図である。 構造体の各層に形成された空間に移動組立コンテナハウスを収納した状態を示す斜視図である。 移動可能組立コンテナハウスを積層したコンテナハウス集合体を2棟隣接して設けた例を示す斜視図である。 設置場所に複数棟のコンテナハウス集合体を隣接設置した状態を示す斜視図である。 第6実施形態の移動組立コンテナハウスを示す断面図である。 移動組立コンテナハウジングを設置場所にて展開・組立した状態を示す断面図である。 床板と天井板が横フレームに回動部を介して連結され、主骨格部材内に収納されている状態を示す断面図である。 床板と天井板を回動部により展開した状態を示す断面図である。 ユニット壁を主骨格部材内から引き出してストッパ部で引出位置に位置決めした状態を示す断面図である。 移動可能組立コンテナハウスを設置場所に設置した状態で支持フレームを横フレーム内から引きだした状態を示す斜視図である。 移動可能組立コンテナハウスを設置場所に設置し床板を支持フレーム上に展開した状態を示す斜視図である。 移動可能組立コンテナハウスを設置場所に設置し天井板を展開して棒材で支持した状態を示す斜視図である。 移動可能組立コンテナハウスを設置場所に設置しユニット壁を主骨格部材内から引き出している状態を示す斜視図である。 移動可能組立コンテナハウスを設置場所に設置しユニット壁を主骨格部材内から引き出して天井板を固定した状態を示す斜視図である。
<第1実施形態>
図1及び図2は、本発明の一実施形態の移動可能組立コンテナハウス1の全体構成を示す斜視図である。
本実施形態の移動可能組立コンテナハウジング1は、設置場所へ搬送・移動が可能なハウス本体Aと、このハウス本体A内に収納されてハウス本体Aと共に設置場所へ搬送又は移動され設置場所にてハウス本体A内から引き出されて展開し組み立てられるハウス形成体Bとからなる。
図1に示すように、移動可能組立コンテナハウス1は、トレーラ(セミトレーラ)2に牽引される。トレーラ2の後部には、荷台車4が連結されている。荷台車4の後部側の下部には、複数の車輪5が取り付けられて従走が可能となっている。荷台車4の前部側の下部には、支持ブロック6が取り付けられている。トレーラ2と荷台車4との連結は、トレーラ2のキングピンに対して荷台車4のカプラーを結合させることにより行われる。移動可能組立コンテナハウス1は、荷台車4の上に載置されてボルト等により固定される。これにより、移動可能組立コンテナハウス1は、トレーラ2によって牽引可能となっている。
移動先の設置位置では、荷台車4がトレーラ2から切り離される。これにより、移動可能組立コンテナハウス1は、荷台車4上に支持されて停止状態となる。移動可能組立コンテナハウス1は、荷台車4に支持された状態又は、荷台車4から降ろされた後、住居に展開・組み立てられる。以下では、前者の如く、荷台車4に支持された状態で住居に展開・組み立てられる例を説明する。
図3〜図5は、移動可能組立コンテナハウス1の住居(ハウス)への組み立て前の内部を示す断面図である。図6〜図8は、住居への組み立て後の移動可能組立コンテナハウス1の内部を示す断面図である。図9〜図16は、組み立て順序を示す斜視図である。
移動可能組立コンテナハウス1は、ハウス本体Aが主骨格部材10からなり、ハウス形成体Bが住居形成部材30からなる。また、本実施形態の移動組立コンテナハウジング1は、副骨格部材20を備えている。
この実施形態においては、後述する副骨格部材20及び住居形成部材30を展開することにより、図6〜図8に示すように、中央の台所スペース51と、台所スペース51の前後両側の2つのバスルーム52,52と、台所スペース51の左右両側の2つのリビングスペース53,53と、それぞれのバスルーム52,52の左右両側の4つのベッドルーム54とを有した住居1とすることができる。
図1〜図5に示すように、主骨格部材10は、上下一対の矩形板状横フレーム11,12と、一対の横フレーム11,12の両端部を連結する矩形板状縦フレーム13,14とから形成されている。上下一対の横フレーム11,12及び前後縦フレーム13,14を連結することにより、主骨格部材10は、コンテナ型となる。従って、一般的なコンテナとしてトレーラによる運搬を行うことができる。
一対の横フレーム11,12は、上側横フレーム11及び下側横フレーム12によって形成されている。これらの横フレーム11,12は、所定の幅及び長さを有している。幅は、例えば、台所スペース51の幅に相当する程度の寸法であり、長さは、例えば、台所スペース51の長さと、台所スペース51の両側の2つのリビングスペース53,53の長さとを合わせた長さに相当する程度の寸法である。このような横フレーム11,12は、共に横方向に長い形状となる。又、横フレーム11,12は、相互に平行となるように配置される。ここで、上側横フレーム11は、住居1の天井を形成し、下側横フレーム12は、住居1の床を形成する。
縦フレーム13,14は、横フレーム11,12の前端部を縦方向に連結する前側縦フレーム(トレーラに載置される際に前側に位置する縦フレーム)13と、横フレーム11,12の後端部を縦方向に連結する後側縦フレーム(トレーラに載置される際に後側に位置する縦フレーム)14とによって形成されている。前側縦フレーム13は、住居1の前側壁を形成し、後側縦フレーム14は、住居1の後側壁を形成する。
以上のように、主骨格部材10は、前後方向に長い横フレーム11,12の両端部を縦フレーム13,14によって連結することにより形成されるため、全体が、両側面に開口10a(図10)を有する箱形(直方体)状に形成される。
住居1においては、横フレーム11,12及び縦フレーム13,14によって外殻が形成される。このため、横フレーム11,12及び縦フレーム13,14は、所定値以上の強度を有した強度材料によって形成される。強度材料としては、例えば、所定厚さの平鋼板や波鋼板或いは樹脂板、又はこれらの鋼板等の間に断熱材を挟み込んだサンドイッチ板や上記鋼板の一面に断熱材を積層した積層板等を選択することができる。断熱材を併用することにより、住居1の内部と外部とを熱的に遮断することができ、居住性が向上する。
副骨格部材20は、複数の床支持フレーム21及び複数の天井支持フレーム22を有している。床支持フレーム21及び天井支持フレーム22は、いずれも鋼材からなるビームが使用される。
図2に示すように、床支持フレーム21は、下側横フレーム12の幅方向(図2においてX軸方向)両側に配置され、天井支持フレーム22は、上側横フレーム11の幅方向両側に配置される(ただし、トレーラから見て左側の床支持フレーム21、天井支持フレーム22は図示されていない)。複数の床支持フレーム21は、下側横フレーム12の上部に長さ方向(図2においてY軸方向)に沿って配置されている。複数の天井支持フレーム22は、上側横フレーム11の下部に長さ方向に沿って配置されている。床支持フレーム21及び天井支持フレーム22は格納状態において、いずれも上側横フレーム11及び下側横フレーム12から外側に出ないように配置される。即ち床支持フレーム21及び天井支持フレーム22は、格納状態で主骨格部材10の内部に格納され、使用時、外方に引き
出し可能となっている。
複数の床支持フレーム21のそれぞれは、長さ方向の一端部に図示しない枢軸を有しており、枢軸を介して下側横フレーム12に回動可能に連結されている。図9に示すように、枢軸を中心にして回動させることにより、それぞれの床支持フレーム21が下側横フレーム12から外方に引き出される。引き出された床支持フレーム21は、水平状態且つ相互に平行な状態となる。そして、床支持フレーム21は、ボルト、フック等によって回動が固定され、この固定により、引き出し状態を保持する。引き出されて固定された床支持フレーム21は、後述する床板31を支持する。
同様に、複数の天井支持フレーム22のそれぞれは、長さ方向の一端部に図示しない枢軸を有しており、枢軸を介して上側横フレーム11に回動可能に連結されている。図11に示すように、枢軸を中心にして回動させることにより、それぞれの天井支持フレーム22が上側横フレーム11から外方に引き出される。引き出された天井支持フレーム22は、水平状態且つ相互に平行な状態となる。そして、天井支持フレーム22は、ボルト、フック等によって回動が固定され、この固定により、引き出し状態を保持する。引き出されて固定された天井支持フレーム22は、後述する天井板32を支持する。
副骨格部材20は、補強柱23をさらに備えている。図5及び図8に示すように、補強柱23は上側横フレーム11及び下側横フレーム12の間に上下方向に沿って配置されている。また、図3及び図6に示すように、補強柱23は上側横フレーム11及び下側横フレーム12の長さ方向に沿って所定間隔で配置されている。このように配置されることにより、補強柱23は、上側横フレーム11及び下側横フレーム12、すなわち、主骨格部材10を長さ方向に沿って補強する。従って、主骨格部材10を長くしても、上側横フレーム11及び下側横フレーム12が途中で屈曲したり撓むことなく、主骨格部材10の箱形状を確実に保つことができる。
この実施形態において、補強柱23は住居1の各スペースを区分けする位置に配置されている。後述する住居形成部材30は、補強柱23を目安として主骨格部材10の内部に配置される。
住居形成部材30は、可動床板31(31a、31b)と、可動天井板32(32a、32b)と、可動壁板33(33a〜33h)と、バス・トイレユニット34と、キッチンユニット35と、ベッドユニット36とを備えている。
図5に示すように、床板31は、主骨格部材10の右側に位置する右側可動床板31a及び左側に位置する左側可動床板31bによって形成されている。天井板32も同様であり、主骨格部材10の右側に位置する右側可動天井板32a及び左側に位置する左側可動天井板32bによって形成されている。
この実施形態において、右側床板31a、右側天井板32a及び左側床板31b、左側天井板32bにおけるY軸方向の長さは、主骨格部材10における上下の横フレーム11,12のY軸方向の長さLと略同等となっており、高さ(展開した時の幅)は、主骨格部材10における前後側の縦フレーム13,14の高さHと略同等となっている。従って、右側床板31a、左側床板31b及び右側天井板32a、左側天井板32bは、主骨格部材10が形成する矩形状の開口10aに嵌り込むことが可能な形状及び寸法となっている。これにより、搬送時、床板31a,bは、主骨格部材10の開口10aを閉鎖する蓋として機能する。これらの床板31a、31b及び天井板32a、32bは、例えば、鋼板やアルミニウム板等の金属板、樹脂板、木製板などによって形成される。
図5に示すように、上記のような形状及び寸法の右側床板31a及び右側天井板32aは、住居1の非展開時(展開前)には、横フレーム11,12の右側の開口10a内に重ねて収納される。同様に、左側床板31b及び左側天井板32bは、横フレーム11,12の左側の開口10a内に重ねて収納される。この実施形態において、右側床板31aが右側天井板32aよりも外側に位置し、左側床板31bが左側天井板32bよりも外側に位置するように重ねられる(図3、図5)。これにより、搬送時のコンテナ状住居の側壁を強固にすることが出来る。住居の床板31a、31bは、一般に天井板32a、32bに比較して強固に作られるからである。
又、このように右側床板31a、左側床板31b及び右側天井板32a、左側天井板32bを横フレーム11,12の左右において重ねて収納することにより、(床板31a、31b及び天井板32a、32bを組み込んでも)搬送時における住居(或いはコンテナ)のサイズを小さくし、コンパクト化することができる。
右側床板31a、左側床板31b及び右側天井板32a、左側天井板32bは、住居1の展開時に、重なった状態から外方に引き出される。
この実施形態において、可動床板31a、31b及び可動天井板32a、32bは、その下部(基端部)にヒンジ軸(図示省略)を備えており、このヒンジ軸が主骨格部材10に挿入されている。より詳細には、床板31a、31bの場合、前記ヒンジ軸は、主骨格部材10の、開口下方の部位に挿入されており、天井板32a、32bの場合、前記ヒンジ軸は、主骨格部材10の、開口上方の部位に挿入されている。床板31a、31b及び天井板32a、32bの外方への引き出しは、これらのヒンジ軸を中心にして床板及び天井板32を回動又は揺動させることにより行われる。なお床板31a、31b及び天井板32a、32bを、主骨格部材10を揺動自在に支持するために、前記主骨格部材10の開口下方及び開口上方の部位に、それぞれ下部軸及び上部軸を設け、前記床板31a、3
1b及び天井板32a、32bの基端部に、各軸を受けるための軸受けを設けても良い。
壁板33は、第1壁板33a、第2壁板33b、第3壁板33c、第4壁板33d、第5壁板33e、第6壁板33f、第7壁板33g、第8壁板33h及びこれらの壁板33a〜hに回動又は揺動可能に支持された外壁パネル37a〜hによって形成されている。
これらの壁板33a〜33hは、いずれも主骨格部材10における前後側の縦フレームの幅W及び高さHと略同等の幅及び高さを有するように形成されている。壁板33a〜33dとしては、床板31a、31bや天井板32a、32bと同様に、鋼板やアルミニウム板等の金属板、樹脂板、木製板などによって形成される。
第1壁板33a(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)及び第2壁板33b(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は対となっており、前側縦フレーム13側の補強柱23に近接して重ねて配置されている。同様に、第7壁板33g(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)及び第8壁板33h(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は対となっており、後側縦フレーム14側の補強柱23に近接して重ねられて配置されている。同様に第3壁板33c(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)、第4壁板33d(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は対となっており、第5壁板33e(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)と、第6壁板33f(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は対となっている。これらの対となっている第3壁板33c、
第4壁板33d及び第5壁板33e、第6壁板33f(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は、重ねられた状態で上下の横フレーム11、12の中間部分を支持する補強柱23に近接して配置されている(図3参照)。このように対となっている壁板が重ねられた状態で主骨格部材10の内部に収納されることにより、搬送時における住居(コンテナ)1のサイズを小さくし、コンパクト化できる。
図6に示すように、第1壁板33a、第3壁板33c、第5壁板33e、第7壁板33g(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は、主骨格部材10に対して左側の外方にスライド移動可能となっている。また、第2壁板33b、第4壁板33d、第6壁板33f、第8壁板33h(及びこれらの壁板に連結された外壁パネル)は、主骨格部材10に対して右側の外方にスライド移動可能となっている。
既に説明したように、壁板33a〜33Hに対しては、外壁パネル37a〜37hがそれぞれ回動可能に連結されている。住居1の非展開時において、外壁パネル37a〜37hは、対応した壁板33a〜33hに重ねられるように折り畳まれている。図6に示すように、この実施形態において、主骨格部材10の前後側に位置する第1壁板33a、第2壁板33b、第7壁板33g及び第8壁板33hには、それぞれ1枚の外壁パネル37a、37b、37g、37hが回動可能に連結されている。一方、主骨格部材10の長さ方向の中間部分に位置する第3壁板33c、第4壁板33d、第5壁板33e、第6壁板33fには、それぞれ2枚の外壁パネル37c、37d、37e、37fが回動可能に連結されている。2枚の外壁パネル37c、37d、37e、37fは、それぞれ反対方向に回動するようになっている。
住居1の展開の際には、外壁パネル37a〜37hは、いずれも外方側に回動する。この回動により、外壁パネル37a〜37hにより住居1の外壁が形成される。外壁パネル37a〜37hとしては、鋼板やアルミニウム板等の金属板、樹脂板、木製板などによって形成される。
図3及び図6に示すように、主骨格部材10における上下の横フレーム11、12の長さ方向の中間部分には、主骨格部材10を長さ方向に沿って複数に仕切る仕切り板38(38a、38b)が配置されている。前側に配置された第1仕切り板38aは、主骨格部材10の前側にバスルーム52を形成するものである。この前側のバスルーム52の内部には、バス・トイレユニット34が配置されている。後側に配置された第1仕切り板38bは、主骨格部材10の後側にバスルーム52を形成するものである。この後側のバスルーム52の内部には、バス・トイレユニット34が配置されている。なお、バスルーム52の内部には、貯排水槽44が配置されている。貯排水槽44は、上部が貯水槽、下部がトイレからの排水槽に分離されている。貯排水槽44を設けることにより、バス・トイレ
ユニット34の使用が可能となっている。
図3に示すように、第1仕切り板38aには、2枚のドア板39aが近接して配置されている。また、第2仕切り板38bには、2枚のドア板39bが近接して配置されている。これらのドア板39a、39bは、図6に示すように、主骨格部材10に、鉛直軸を中心にして回動可能に支持されている。これにより、ドア板39a、39bは、住居1の展開時に回動可能となり、その回動により、それぞれのベッドルーム54への出入口を形成するものである。
この実施形態において、ベッドルーム54は、四隅部分に設けられた4部屋となっており、それぞれのベッドルーム54にはベッドユニット36が配置される。ベッドユニット36は、主骨格部材10の開口下方の部位に、水平軸を中心として揺動自在に支持されている。従ってベッドユニット36は、住居1の非展開時(搬送時)において、上下方向に折り畳まれているが、住居1の展開時には、水平方向に引き倒されてベッドとして使用可能となる。
この実施形態において、キッチンユニット35は、中央の台所スペース51に配置されている。キッチンユニット35には、テーブル41及び椅子42が引き出し可能となっている(図6参照)。テーブル41及び椅子42としては、キッチンユニット35と別体として、使用時にキッチンユニット35に近接配置しても良い。
また、住居1への入口として、外壁パネル37c、37d、37e、37fのいずれかにドアを予め設けておけば良い。また、図2に示すように主骨格部材10の大きさで住居として使用する場合にも、外壁パネルや仕切り板に通路用のドアを予め設けておけば仕切られた空間を往来することができる。
次に、本実施形態の移動可能組立コンテナハウス1を展開するステップを図9〜図16により説明する。
図9は、荷台車4がトレーラ2から切り離された図2の状態から床支持フレーム21を主骨格部材10の外方に引き出す状態を示している。床支持フレーム21は、枢軸を中心に回動することにより、水平状となって主骨格部材10の外方に引き出される。
床支持フレーム21の引き出し状態を固定した後、図10に示すように、(X軸方向に於ける)左右の床板31a、31bを外方に引き出す。左右の床板31a、31bの引き出しは、下部に設けられているヒンジ軸を中心にして床板31a、31bを外方に向かって下方に回動させることにより行うことができる。引き出された左右の床板31a、31bは、床支持フレーム21上に支持されて水平状態となる(図11参照)。
図11は、図10に続くステップであり、天井支持フレーム22を主骨格部材10の外方に引き出す状態を示している。天井支持フレーム22は、枢軸を中心に回動することにより、水平状となって主骨格部材10から外方に引き出される。引き出し後には、天井支持フレーム22は水平の引き出し状態で固定される。
図12は、図11に続くステップであり、ヒンジ軸を中心にして左右の天井板32a、32bを外方に向かって上方に回動させる。この回動によって、引き出された左右の天井板32a、32bは、天井支持フレーム22に当接して水平状態となる。この天井板32a、32bをボルトやフック等によって天井支持フレーム22に固定する。
図13は、図12に続くステップであり、壁板33a〜33hをそれぞれ外方に向かってスライドさせて引き出す。これにより、左右の床板31a、31b及び左右の天井板32a、32bによって形成された部屋内部空間が壁板33c〜33fによって仕切られる。また、壁板33a、33b及び33g、33hによって部屋内部空間が、部屋外部空間と仕切られる。
図14は、図13に続くステップであり、それぞれの壁板33a〜33hから外壁パネル37a〜37hを回動させて外側に引き出す。外側に引き出された外壁パネル37a〜37hは、図14に示すように、住居1の外壁を形成する。
図15は、図14に続くステップであり、第3壁板33c、第4壁板33d、第5壁板33e、第6壁板33fにおけるそれぞれ1枚の外壁パネル37c〜37fを主骨格部材10の内方に向けて回動させた状態である。この回動により、住居1の出入口75が形成される。
図16は、出入口が形成された図15の住居1を地面上に設置するステップであり、住居1の全体をクレーン等により引き上げて荷台車4から外した後、設置位置の地面上に設置する。図16の状態とすることにより、住居1への出入りが可能となる。
(なお既に述べたように、床板31a、31b、天井板32a、32bに壁板33a〜33hを展開する前に、コンテナ状態の住居1を荷台車4から降ろし、地面上に設置した後、当該床板31a、31b、天井板32a、32bに壁板33a〜33hを展開することも出来る。)
次に、図6に示すように、ドア板39a、39bを回動させて住居1の内部に4つのベッドルーム54を区切ると共に、2つのリビングスペース53を形成する。また、各ベッドルーム54においては、ベッドユニット36を水平方向に引き倒して使用可能とする。これにより、台所スペース51を中心とし、台所スペース51の左右に2つのリビングスペース53が配置され、2つのリビングスペース53の前後に2つのベッドルーム54がそれぞれ配置された住居1を形成することができる。
以上の実施形態では、コンテナ型となっている主骨格部材10が住居1の外殻となるため、住居として用いることができる。従って、移動先での面倒な組み立てを少なくすることができる。又、主骨格部材10がトレーラ2によって牽引可能となっているため、任意の場所に移動することができる。さらに、主骨格部材10に収納された住居生活部材30を引き出して組み立てることが容易である。このため、複数のリビングスペース53やベッドルーム53を主骨格部材10の左右に引き出して形成することができる。これにより、住居の展開・組み立てを容易に行うことができ、住居部分の拡張ができ、生活スペースを拡張することができる。
<第2実施形態>
図17は、上記実施形態の住居1を上下に重ねて2階建住居60としたものである。上下の住居1,1は、主骨格部材10が相互に当接するように重ね合わせられる。上下の住居1,1においては、上記実施形態と同様な操作により展開することができ、展開した住居を上下に重ねてボルト等により連結する。これにより、2階建住居60を形成することができる。
このような図17の実施形態では、住居の拡張を簡単に行うことができる。従って、生活スペースのさらなる拡張が可能となる。なお、住居1を3階建以上の積層構造としても良く、これにより同様に住居の拡張を行うことができる。
図示を省略するが、左右の床板31a、31b及び左右の天井板32a、32bのそれぞれに、延長用補助床板及び補助天井板を、スライド可能に設けても良い。当該補助床板及び補助天井板は、左右の床板31a、31b及び左右の天井板32a、32bのそれぞれを回動させて水平状態とした後に、外方にスライド移動される。これらの補助床板及び補助天井板のスライド移動により、床及び天井をさらに外方に延長させることができる。この場合、図1〜図16の実施形態よりも住居空間がさらに増加する。このため、住居の拡張を行うことができる。
<第3実施形態>
図18〜図21は、本発明の別の実施形態の移動可能組立コンテナハウス71を示し、図18及び図19は非展開状態、図20及び図21は展開状態の断面図である。この実施形態の移動可能組立コンテナハウス71において、上記実施形態の移動可能組立コンテナハウス1と同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
移動可能組立コンテナハウス71においては、中央にリビングスペース72が設けられ、リビングスペース72の前側にバスルーム73が設けられている。また、リビングスペース72の後側には、倉庫74が設けられている。これらのバスルーム73及び倉庫74は、住居71の非展開状態における主骨格部材10の内部に設けられているため、展開状態においてもそのままバスルーム73及び倉庫74として使用することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることがなく種々変形が可能である。
例えば、移動可能組立コンテナハウス1及び71の内部空間は、適宜変更が可能である。又、移動可能組立コンテナハウス1、71においては、ソーラー発電機を天井部分に配置することができる。また当該発電機を、移動可能組立コンテナハウス1、71との電気的接続を保持したまま外部に配置することにより、生活電気製品の電源を確保することができる。さらに、外壁パネル37a〜37hに窓を設けても良い。これにより、住居1、71の換気を行うことができる。さらに、又、床板31a、31bや天井板32a、32bを回動構造とすることなく、スライド構造としても良い。
<第4実施形態>
次ぎに、図22〜28を用いて、本実施形態に係る移動可能組立コンテナハウス1が設置される際に、設置場所80に設けられる設置基礎体81について説明する。
図22に示すように、設置基礎体81は、地中82に埋設される埋込管体83と、先端部が地表に突出した状態で埋設管体83内に立設される支柱体84と、埋込管体83内の支柱体84との隙間に充填されて支柱体84を埋込管体83内に支持する固定スレジ85とで形成されている。
上記埋込管体83は、内部を中空とする筒状の周壁部86と、この周壁部86の下端部の回動部87を介して周壁部86に連結され周壁部86の下部側開口88を開閉可能な下部可動蓋体89と、周壁部86の上端部に設けられて周壁部86の内部を閉塞する上部固定蓋体90とで形成されている。上部固定蓋体90には、支柱体84が貫通する貫通孔91が設けられている。
支柱体84は、先端に移動可能組立コンテナハウス1が載置される載置面92が形成された棒状の支柱本体93と、この支柱本体93を埋込管体83内に支持する支柱支持部材94とで形成されている。支柱支持部材94は、支柱本体93の外周に固定される環状の連結部95と、この連結部95に一側が固定され、他側が周壁部86の内壁96に支持される支持腕97とで形成されている。この支持腕97は連結部95の周方向に等間隔で放射状に複数本設けられており、周壁部86の内壁96と支柱本体93との間の隙間に、固定スレジ85が圧縮状態で充填されている。この固定スレジ85は、有機体からなる固定剤が用いられており、移動可能組立コンテナハウス1を撤収した際に、地中に残して置いても分解して土となる。
そして、上記の構成の設置基礎体81は、図22に示すように移動可能組立コンテナハウス1の四隅に対応して地中に埋設し、地表に突出した支柱本体93の載置面92上に移動可能組立コンテナハウス1を載置する。
次ぎに、設置基礎体81を設置する手順について、図23〜図28を用いて説明する。
図24に示すように、移動可能組立コンテナハウス1を設置する地面に埋込管体83の径より若干大きめの穴98を掘り、図25に示すように埋込管体83を下部可動蓋体89が開かないようにして穴98内に挿入する。穴98内に埋込管体83を挿入し外側の土を固めた後に、図26に示すように支柱体84を埋込管体83内に挿入し、支柱支持部材94の支持腕97を周壁部86の内壁96に固定する。このとき支柱本体93の先端が地中82から突出するように埋込管体83を設置する穴98の深さを設定しておく。
そして、図26、27に示すように埋込管体83の周壁部86の内壁96と支柱本体93との隙間に固定スレジ85を充填する。このとき固定スレジ85を埋込管体83内に圧縮状態で充填する。この状態から図23に示すように、上部固定蓋体90で埋込管体83の上部開口を閉塞し、その上から土を被せる。この際、支柱本体93の先端は、地表から突出し、載置面92が地中から所定の位置に突出する。このようにして移動可能組立コンテナハウス1の四隅に対応した地中に設置基礎体81を埋設し、地表に支柱本体93の先端を突出させ、各支柱本体93の載置面92を同じ高さにし、これらの載置面92上に移動可能組立コンテナハウス1を載置する。
次ぎに、移動可能組立コンテナハウス1を設置場所から撤収した後は、図28に示すように、埋込管体83を支柱体84と共に、地中から引き上げる。埋込管体83を支柱体84と共に地中から引き上げると、下部可動蓋体89が固定スレジ85の重さによって回動部87を中心に回動し埋込管体83内の固定スレジ85を地中に残したまま引き上げられる。
そして、最初に掘った穴98内に固定スレジ85が残った状態で、穴を埋め戻すことにより移動可能組立コンテナハウス1を設置する前の設置場所の状態となる。
この場合、固定スレジ85が、有機体で形成されているので、地中に残しておいても土になるので設置場所の自然環境を悪化させることがない。
<第5実施形態>
次ぎに図29〜図33を用いて、住居1を3階建て以上の積層構造とする場合の実施例について説明する。
本実施例では、上述した移動可能組立コンテナハウス1を複数段に設置し、限られた敷地内に複数個の移動可能組立コンテナハウス1が設置されるコンテナハウス集合体にすることができる例である。
図32に示すように、本実施形態の移動可能組立コンテナハウス1は、設置場所100に形成された構造体101に組み込まれて3階建て以上に積層され、この構造体101は、コンテナハウス1が収容される収容構造部102と、この収容構造部102に隣接して設置される階段構造部103とからなる。
収容構造部102は、地面104から垂直に立設される複数本の柱部材105と、これらの柱部材105間を連結し柱部材105と共に格子状に組み立てられ柱部材105とでコンテナ1が収容される空間106を画成する梁部材107と、梁部材107に支持されて空間106内に収容されるコンテナハウス1が載置される床板108とを備えている。
梁部材107は、柱部材105と共に骨格を形成する骨格梁部材109と、この骨格梁部材109間に連結されて床板108を支持するコンテナ支持梁部材110とからなり、床板108は移動可能組立コンテナハウス1が載置されるコンテナ載置部111と、このコンテナ載置部111に隣接する通路形成部112とからなる。この通路形成部112は、階段構造部103と連結されており、階段構造部103を通って、各段の通路形成部112に行くことができる。
階段構造部103は、柱部材113と、梁部材114と、これらの柱部材113と梁部材114とで形成される空間内に設置される階段ユニット115とで形成されている。
また、構造体101の外周部分には、構造体101の側面を覆う保護ネット116が設けられている。
次ぎに、本実施例において移動可能組立コンテナハウス1を多段に積層しコンテナハウス集合体とする手順について説明する
コンテナハウス集合体1を設置する設置場所100に、構造体101の柱部材105及び梁部材107によって骨格を形成し、さらにこの構造体101に隣接して階段構造部103の柱部材113及び梁部材114により階段部分の骨格を形成する。柱部材105、113と梁部材107、114によって骨格を形成したら、床板108を梁部材107上に設置し、移動可能組立コンテナハウス1を収容可能な空間106を形成する。
そして、移動式のクレーン等を用いて移動可能組立コンテナハウス1を梁部材107間に形成した空間106内に収納し、図示しない固定手段によって固定する。この場合、階段構造部103から続く通路形成部112を残した位置に移動可能組立コンテナハウス1を設置する。この移動可能組立コンテナハウス1を梁部材107によって多段に形成された各空間106内に収納し、固定することによって移動可能組立コンテナハウス1を多段に積層したコンテナハウス集合体が形成される。そして、最後に構造体101の側面を保護ネット116によって覆う。
なお、図32ではコンテナハウス集合体を2棟を隣接して設けた例を示しているが、1棟でも良く、2棟以上を隣接して設けても良い。
このように、本実施形態によれば、設置面積が小さく限られた場所でも移動可能組立コンテナハウス1を複数段に設置することによってより多くの居住空間を提供することができる。
また、図33に示すように、移動可能組立コンテナハウス1を多段に積層したコンテナハウス集合体を設置場所に複数棟形成することでより、居住空間を提供することができる。この場合、各コンテナハウス集合体同士の一部をそれぞれ連結することにより、各コンテナハウス集合体同士を強固に積層させることができ、例えば強風や、地震等が発生した場合にも耐えることが可能となる。
<第6実施形態>
次ぎに図34乃至図43を用いて、移動可能組立コンテナハウスの他の実施形態について説明する。以下の説明では、第1実施形態の移動可能組立コンテナハウス1と異なる部分のみ説明する。
本実施例の移動可能組立コンテナハウス200は、第1実施形態と同様に、設置場所216へ搬送・移動が可能なハウス本体Aと、このハウス本体A内に収納されてハウス本体Aと共に設置場所へ搬送・移動され設置場所にてハウス本体A内から引き出されて展開・組み立てられるハウス形成体Cとからなる。ハウス本体Aは第1実施形態と同様にトレーラ2によって牽引可能なコンテナ型の主骨格部材201からなり、ハウス形成体Cは主骨格部材201内に収納されて設置場所で主骨格部材201内から引き出されて住居に組み立て可能な複数の住居形成部材202とからなる。
図34、35、図39〜図43に示すように、主骨格部材201は、床及び天井を形成する上下一対の横フレーム203、204と、これらの端部同士をそれぞれ連結し壁を形成する一対の縦フレーム205、206とで矩形状に形成され、住居形成部材202は、床板207と、天井板208と、壁板209と、バス・トイレユニット210と、ベッドユニット211とからなる。
上記壁板209は、第1壁板212、第2壁板213、第3壁板214が平面視でコ字型形状に予め形成されたユニット壁215からなり、コ字型形状のまま主骨格部材201内に収納されている(図38参照)。そして移動可能組立コンテナハウス200が所定の設置場所216に設置され後に、主骨格部材201内からコ字型形状のままユニット壁215として引き出されて、床板207、天井板208を除く3方の壁となり、床板207、天井板208とともに居住空間を形成する。
また、主骨格部材201には、設置場所216で主骨格部材201から引き出されて床板207を支持する支持フレーム217が格納されている。床板207は、図36に示すように、主骨格部材201の下部側の横フレーム204に回動部218によって回動自在に支持され、組立時に支持フレーム217上に展開される。また、天井板208も床板207と同様に、主骨格部材201の上部側の横フレーム203に回動部218によって回動自在に支持され組立時にユニット壁215上に展開される。このため、第1実施形態では天井板208を支持するフレームが必要であったが、本実施形態では、天井板208を横フレーム203に対して回動させて展開した状態で一旦、棒材213等で天井板208を仮止めしておき、ユニット壁215を引き出した後に、ユニット壁215の端部に載置し固定することで、天井板208を支持するフレームが不要となる。なお、天井板208を横フレーム203に回動自在に連結する回動部218の外側には、カバー219が設けられている。
また、ユニット壁215は、主骨格部材201の一側に引き出される一側のユニット壁215と、主骨格部材210の他側に引き出される他側のユニット壁215とがそれぞれ設けられ、これらの一側のユニット壁215と他側のユニット壁215とは、図34に示すように主骨格部材201内に収容された状態ではそれぞれ第2壁板213と第3壁板214同士が重なり合って収容されている。すなわち、一側のユニット壁215に対して他側のユニット壁215は、主骨格部材201の長手方向(Y軸方向)にずれた状態で主骨格部材201内に収容されている。
また、一側のユニット壁215及び他側のユニット壁215が引き出された状態では、図38に示すように、第2壁板213が隣接するユニット壁215の第3壁板214の端部に形成されたラバー状のストッパ部222に当接し、第3壁板214の端部に形成されたラバー状のストッパ部222が主骨格部材201に当接することにより、ユニット壁215の引出位置が位置決めされる。
次ぎに、移動可能組立コンテナハウス200を設置場所216に移動させた後に、設置場所216にて設置する手順について図39乃至図43を用いて説明する。
図39に示すように移動可能組立コンテナハウス200を設置場所216に設置した状態で、横フレーム204の下部側から支持フレーム217を引き出す。この状態から、図40に示すように、床板207を回動部218によって回動させて支持フレーム217上に載置し、固定する。次ぎに図41に示すように、天井板208を回動部218によって回動させて棒材223によって天井部分に位置させた状態で、図42に示すように、ユニット壁215を床板207と天井板208との間に引き出す。ユニット壁215はストッパ部222によってその引出位置が決められる位置まで引き出される。この状態で棒材223を取り除き、ユニット壁215を床板207、天井板208に固定する。一側のユニット壁215と同様に他側のユニット壁215も上記の手順により主骨格部材201内から引き出す。本実施形態では、主骨格部材201の両側に3個のユニット壁215をそれぞれ引き出すことにより、図35に示すように6部屋を形成することができる。
これにより、図35及び図43に示すように、住居部分の拡張ができ、生活スペースを拡張することができる。
本実施形態では、第1実施形態に比較して、床板207、天井板208を除く3方の壁をコ字型形状に予め形成して主骨格部材201内に収容して、このコ字型形状のまま引き出すので第1壁板212、第2壁板213、第3壁板214を個々に接続固定する作業が不要になり、より住居の展開・組み立てを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記実施形態と同様に、コンテナ型となっている主骨格部材201が住居の外殻となるため、住居として用いることができる。従って、移動先での面倒な組み立てを少なくすることができる。又、主骨格部材201がトレーラ2によって牽引可能となっているため、任意の場所に移動することができる。
さらに、主骨格部材201に収納された住居形成部材202を引き出して組み立てることが容易である。このため、複数のリビングスペースやベッドルームを主骨格部材201の左右に引き出して形成することができる。
なお、上記ユニット壁215を形成する第1、第2、第3の壁板に、窓や出入り口を予め形成しておいても良い。
A ハウス本体
B,C ハウス形成体
1、71、200 移動可能組立コンテナハウス
2 トレーラ
10、201 主骨格部材
11、203 上側横フレーム
12、204 下側横フレーム
13、205 前側縦フレーム
14、206 後側縦フレーム
20 副骨格部材
21、217 床支持フレーム
22 天井支持フレーム
23 補強柱
30、202 住居形成部材
31a 右側床板
31b 左側床板
32a 右側天井板
32b 左側天井板
33a〜33h 壁板
34 バス・トイレユニット
35 キッチンユニット
60 2階建住居

Claims (24)

  1. 設置場所へ搬送・移動が可能なハウス本体(A)と、このハウス本体(A)内に収納されてハウス本体(A)共に設置場所へ搬送・移動され設置場所にてハウス本体(A)内から引き出されて展開・組み立てられるハウス形成体(B、C)とからなることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71、200)。
  2. 請求項1記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71、200)であって、
    前記ハウス本体(A)はトレーラ(2)によって牽引可能なコンテナ型の主骨格部材(10、201)からなり、
    前記ハウス形成体(B,C)は前記主骨格部材(10、201)内に収納されて設置位置で主骨格部材(10、201)内から引き出されて住居に組み立て可能な複数の住居形成部材(30、202)とからなることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71、200)。
  3. 請求項2記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71)であって、
    前記主骨格部材(10)は、床及び天井を形成する上下一対の横フレーム(11、12)と、これらの端部同士をそれぞれ連結し壁を形成する一対の縦フレーム(13、14)とで矩形状に形成され、
    前記住居形成部材(30)は、床板(31a、31b)と、天井板(32a、32b)と、壁板(33a〜33h)と、バス・トイレユニット(34)と、キッチンユニット(35)とからなり、
    前記主骨格部材かっこ10)には、前記設置位置で主骨格部材(10)から引き出され組み立てられる前記床板(31a、31b)を支持する床支持フレーム(21)と、前記設置位置で主骨格部材(10)から引き出され組み立てられる前記天井板(32a、32b)を支持する天井支持フレーム(22)とからなる副骨格部材(20)が収納されていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71)。
  4. 請求項3記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71)であって、
    前記副骨格部材(20)は、前記一対の横フレーム(11、12)間に設けられて主骨格部材(10)を補強する複数本の補強柱(23)を備えていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71)。
  5. 請求項3又は4記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71)であって、
    前記床支持フレーム(21)及び天井支持フレーム(22)は、前記横フレーム(11、12)からそれぞれ外方へ引き出されることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71)。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71)であって、
    2つのハウス本体(A)を積み重ねて2階建住居とすることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71)。
  7. 請求項3〜6のいずれかに記載の移動可能組立コンテナハウス(1、71)であって、
    前記床板(31a、31b)及び前記天井板(32a、32b)は、前記一対の横フレーム(11、12)の間に重ねられて収納され、前記壁板(33a〜33h)は縦フレーム(13、14)に重ねられると共に、縦フレーム(13、14)間の中間位置で複数板に重ねられて収納されていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1、71)。
  8. 移動可能組立コンテナハウス(1,71)であって
    一対の矩形板状縦フレーム(13,14)および、当該一対の縦フレームと結合された矩形板状上側横フレーム(11)及び矩形板状下側横フレーム(12)を備え、両側面に開口(10a)を有する箱形の主骨格部材(10)と、
    前記主骨格部材(10)の前記開口下方の部位から、骨格部材外側に、水平方向に延出自在の可動床板(31a、b)と、
    前記主骨格部材(10)の、前記開口上方の部位から、骨格部材外側に、水平方向に延出自在の可動天井板(32a、b)と、
    前記床板及び天井板が水平状態に保持された状態において、前記板状縦フレームの一つから、当該床板及び天井板の間に引き出し可能に設けた可動壁板(33a〜h)とを有する移動可能組立コンテナハウス。
  9. 前記床板(31a、b)は、前記主骨格部材(10)の、前記開口下方の部位に、水平軸を中心として、鉛直状態と水平状態との間で揺動自在に支持され、鉛直状態において前記主骨格部材の一つの開口を閉鎖する蓋として機能する請求項8に記載の移動可能組立コンテナハウス。
  10. 前記天井板(32a、b)は、前記主骨格部材(10)の開口上方の部位に、水平軸を中心として揺動自在に支持された請求項8〜9の何れかに記載の移動可能組立コンテナハウス。
  11. 前記壁板(33)の先端部に、鉛直軸を中心として揺動自在に支持された外壁パネルを有する請求項8〜10の何れかに記載の移動組立コンテナハウス。
  12. 前記水平状態に位置決めされた床板を下から支持するために、前記主骨格部材の開口下方の部位から前記床板の下に突出自在に設けた床支持フレーム(21)を有する請求項8〜11の何れかに記載の移動可能組立コンテナハウス。
  13. 前記水平状態に位置決めされた天井板を支持する為に、前記主骨格部材の開口上方の部位から前記天井板の上部に突出自在に設けた天井支持フレーム(22)を有する請求項8〜12の何れかに記載の移動可能組立コンテナハウス。
  14. 前記主骨格部材の開口下方の部位に、水平軸を中心として揺動自在に支持されたベッドユニットを有する請求項8〜13の何れかに記載の移動可能組立コンテナハウス。
  15. 前記壁板(33)は、前記板状縦フレームに対してスライド可能に設けてある請求項8〜14の何れかに記載の移動可能組立コンテナハウス。
  16. 移動可能組立コンテナハウスであって
    一対の矩形板状縦フレームおよび、当該一対の縦フレームと結合された矩形板状上側横フレーム及び矩形板状下側横フレームを備え、両側面に開口(10a)を有する箱形の主骨格部材(10)と、
    前記主骨格部材(10)の前記開口下方の部位から、骨格部材外側に、水平方向に延出自在の可動床板(31a、b)と、
    前記主骨格部材(10)の、前記開口上方の部位から、骨格部材外側に、水平方向に延出自在の可動天井板(32a、b)と、
    前記床板及び天井板が水平状態に保持された状態において、前記板状縦フレームの一つから、当該床板及び天井板の間に引き出し可能に設けた可動壁板(33)とを有し、
    前記床板(31a、b)は、前記主骨格部材(10)の、前記開口下方の部位に、水平軸を中心として、鉛直状態と水平状態との間で揺動自在に支持され、鉛直状態において前記主骨格部材の一つの開口を閉鎖する蓋として機能し、
    前記天井板(32a、b)は、前記主骨格部材(10)の開口上方の部位に、水平軸を中心として揺動自在に支持され、
    前記壁板(33)の先端部に、鉛直軸を中心として揺動自在に支持された外壁パネルを有し、
    前記水平状態に位置決めされた床板を下から支持するために、前記主骨格部材の開口下方の部位から前記床板の下に突出自在に設けた床支持フレームを有し、
    前記水平状態に位置決めされた天井板を支持する為に、前記主骨格部材の開口上方の部位から前記天井板の上部に突出自在に設けた天井支持フレームを有し、
    前記壁板(33)は、前記板状縦フレームに対してスライド可能に設けてある移動可能組立コンテナハウス。
  17. 請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    該移動可能組立コンテナハウス(1)は設置場所(80)に設置された設置基礎体(81)上に載置され、前記設置基礎体(81)は、地中(82)に埋設される埋込管体(83)と、先端部が地表に突出した状態で前記埋込管体(83)内に立設される支柱体(84)と、前記埋込管体(83)内の前記支柱体(84)との隙間に充填されて前記支柱体(84)を埋込管体(83)内に支持する固定スレジ(85)とで形成されることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  18. 請求項17記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    前記埋込管体(83)は、内部を中空とする周壁部(86)と、この周壁部(86)の下端部の回動部(87)を介して前記周壁部(86)に連結され前記周壁部(86)の下部側開口(88)を開閉可能な蓋部(89)と、周壁部(86)の上端部に設けられて周壁部(86)内部を閉塞する上部固定蓋体(90)とで形成され、
    前記支柱体(84)は、前端に前記移動可能組立コンテナハウス(1)が載置される載置面(92)が形成された棒状の支柱本体(93)と、この支柱本体(93)を前記埋込管体(83)内に支持する支柱支持部材(94)とで形成されていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  19. 請求項18記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    前記支柱支持部材(94)は、前記支柱本体(93)の外周に固定される環状の連結部(95)と、この連結部(95)に一側が固定され、他側が前記周壁部(86)の内壁(96)に支持される支持腕(97)とで形成されていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  20. 請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の移動可能組立コンテナハウスであって、
    前記移動可能組立コンテナハウス(1)は設置場所(100)に形成された構造体(101)に組み込まれて3階建て以上に積層され、該構造体(101)は、前記コンテナハウス(1)が収容される収容構造部(102)と、この収容構造部(102)に隣接して設置される階段構造部(103)とからなり、
    前記収容構造部(102)は、地面(104)から垂直に立設される複数本の柱部材(105)と、これらの柱部材(105)間を連結し前記柱部材(105)と共に格子状に組み立てられ前記柱部材(105)とで前記コンテナハウス(1)が収容される空間(106)を画成する梁部材(107)と、前記梁部材(107)に支持されて前記空間(106)内に収容される前記コンテナハウス(1)が載置される床板(108)とを備えていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  21. 請求項20記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    前記梁部材(107)は、前記柱部材(105)と共に骨格を形成する骨格梁部材(109)と、該骨格梁部材(109)間に連結されて前記床板(108)を支持するコンテナ支持梁部材(110)とからなり、
    前記床板(108)は、前記移動可能組立コンテナハウス(1)が載置されるコンテナ載置部(111)と、このコンテナ載置部(111)に隣接する通路形成部(112)とからなることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  22. 請求項20又は請求項21記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    前記階段構造部(103)は、柱部材(113)と、前記梁部材(114)と、これらの柱部材(113)と梁部材(114)とで形成される空間内に設置される階段ユニット(115)とで形成されていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  23. 請求項20〜請求項22のいずれか一項に記載の移動可能組立コンテナハウス(1)であって、
    前記構造体(101)の外周部分には、少なくとも構造体(101)の側面を覆う保護ネット(116)が設けられていることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(1)。
  24. 請求項2記載の移動可能組立コンテナハウス(200)であって、
    前記主骨格部材(201)は、床及び天井を形成する上下一対の横フレーム(203、204)と、これらの端部同士をそれぞれ連結し壁を形成する一対の縦フレーム(205、206)とで矩形状に形成され、
    前記住居形成部材(202)は、床板(207)と、天井板(208)と、壁板(209)と、バス・トイレユニット(210)と、キッチンユニット(211)とからなり、
    前記壁板(209)は、第1壁板(212)、第2壁板(213)、第3壁板(214)が平面視でコ字型形状に予め形成されたユニット壁(215)からなり、
    前記主骨格部材(201)には、前記設置場所(216)で主骨格部材(201)から引き出されて前記床板(207)を支持する支持フレーム(217)が設けられ、
    前記床板(207)は前記主骨格部材(201)の下部側の前記横フレーム(204)に回動自在に支持され組立時に前記支持フレーム(217)上に展開され、
    前記天井板(208)は前記主骨格部材(201)の上部側の前記横フレーム(203)に回動自在に支持され組立時に前記ユニット壁(215)上に展開されることを特徴とする移動可能組立コンテナハウス(200)。
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