JPH1181724A - 仮設ハウス - Google Patents

仮設ハウス

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JPH1181724A
JPH1181724A JP9257698A JP25769897A JPH1181724A JP H1181724 A JPH1181724 A JP H1181724A JP 9257698 A JP9257698 A JP 9257698A JP 25769897 A JP25769897 A JP 25769897A JP H1181724 A JPH1181724 A JP H1181724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
main body
expansion unit
house main
opening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9257698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yokoyama
国夫 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K Y KENSETSU KOGYO KK
Original Assignee
K Y KENSETSU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by K Y KENSETSU KOGYO KK filed Critical K Y KENSETSU KOGYO KK
Priority to JP9257698A priority Critical patent/JPH1181724A/ja
Publication of JPH1181724A publication Critical patent/JPH1181724A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬入組立および分解撤収が容易であり、低廉
な輸送コストでより広い部屋空間を形成できる仮設ハウ
スを得る。 【解決手段】 ハウス本体11の一壁面を開口させ、該
開口部に連続して部屋空間を形成できる拡張ユニット1
2を併設してなる仮設ハウスであって、ハウス本体の底
板縁部と拡張ユニットの底板縁部とをヒンジ手段13を
介して接合し、ハウス本体開口部を通じて拡張ユニット
をハウス本体内部に回動格納可能とすると共に、ハウス
本体の開口部適宜位置に本体フランジ16を形成し、本
体フランジに当接する係止フランジ17を拡張ユニット
に設ける一方、ハウス本体の天板11aを上方に回動す
る軸支手段14をハウス本体の奥壁上縁部に配した。拡
張ユニット回動時にハウス本体の天板11aを上方に持
ち上げることが出来るから、ハウス本体からの拡張ユニ
ットの突出長を長くすることができ、広い室内空間を得
ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工事現場等で使用す
る仮設ハウスに係り、特にハウス本体に格納可能な拡張
ユニットを備えたハウス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築現場などで使用される仮設ハウ
スは、大別すれば、構成部材を現場で組み立てる組立式
のものと、完成された家屋ユニットをそのまま現場に搬
入して据え置くタイプとがあり、それぞれの方式につい
て様々なハウス構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の仮設
ハウスは、組立式、完成式いずれにあっても次のような
問題があった。
【0004】まず組立式のハウスは、個々の部材要素に
分解することができるから、現場への搬送や保管には有
利である。しかしながら、建設時あるいは分解撤収する
のに手間ひまがかかる難がある。旧来のプレハブハウス
に較べれば、簡単に組立/分解が可能なハウスが近時提
案されてはいるが、いずれも基本的には構成部材をひと
つひとつ組立てあるいは分解しなければならないことに
変わりはなく、相応の時間と労力を要する。
【0005】一方、完成式のハウスによれば、組立や分
解作業は不要となる。しかしながら建物の大きさがトラ
ックに搭載可能なサイズに限られてしまうことから、広
い部屋空間を形成することが難しく、例えば現場事務所
として使用する場合に手狭で不便であることが少なくな
い。広い床面積を確保するために複数の家屋ユニットを
現場で接合したり、渡り廊下でつなぐようなことも行わ
れているが、使い勝手が悪いうえに、現場への搬入並び
に現場からハウスを撤去するときに一回のトラック輸送
では済まなくなり、数回の搬送作業が必要となって輸送
コストが嵩む難がある。
【0006】他方、このような問題を解消するために、
ボックス形状のハウスユニットを入れ子状に配し、現場
で引き出して部屋空間を拡張できるものもある。しかし
このような引出式のハウスでは、拡張ユニットを引き出
すためのレール機構が必要となってハウス構造が複雑化
し、製造コストが嵩む。また、拡張ユニットを引っ込め
るときに、ユニット底面に付着した泥が本体ボックス内
に取り込まれてハウス内が汚れるという問題も生じる。
さらに拡張ユニットをレールに乗せて引き出す構造上、
ハウス本体の底面と拡張ユニットの底面高さを揃えるこ
とが難しく、両者の段差を解消する土台が必要となって
設置が煩雑となる等の問題もある。
【0007】そこで本発明の目的は、搬入組立および分
解撤収が容易であり、低廉な輸送コストでより広い部屋
空間を形成できる仮設ハウスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を解決するため、本発明に係る仮設ハウスは、ボックス
形状を呈するハウス本体の一壁面を開口させ、該開口部
に連続して部屋空間を形成できる拡張ユニットを併設し
てなる仮設ハウスであって、前記ハウス本体の底板縁部
と前記拡張ユニットの底板縁部とをヒンジ手段を介して
接合し、ハウス本体開口部を通じて拡張ユニットをハウ
ス本体内部に回動格納可能とするとともに、前記ハウス
本体の開口部適宜位置に本体フランジを形成し、該本体
フランジに当接する係止フランジを前記拡張ユニットに
設ける一方、ハウス本体の天板を上方に回動する軸支手
段をハウス本体の奥壁上縁部に配した。また、ハウス本
体の天板を上方に回動させた状態で係止するストッパ
を、ハウス本体の側壁に設けることがある。
【0009】
【作用】本発明の仮設ハウスは、ボックス形状を呈する
ハウス本体と、ハウス本体の部屋空間を拡張するための
拡張ユニットとからなるもので、ハウス本体の一壁面を
開口させ、当該開口部に拡張ユニットを配し、ハウス本
体と拡張ユニットとでひとつの部屋空間を形成できるよ
うにしたものである。
【0010】ハウス本体と拡張ユニットとは、底板同士
をヒンジ手段を介し接合してある。拡張ユニットを回動
させ、前記ハウス本体開口部を通して拡張ユニットをハ
ウス本体内部に格納できるようにするためである。一
方、ハウス本体開口部の適宜位置(例えば左右両縁部)
には、例えば開口内方に張出する本体フランジを形成す
る。また拡張ユニットには、本体フランジに当接する係
止フランジを設ける。これら本体フランジおよび係止フ
ランジは、拡張ユニットを回動させ、ハウス本体から引
き出した使用状態で、ハウス本体に対する拡張ユニット
の固定(例えば両フランジをボルトにより締結する等)
を可能とするものである。
【0011】出願人は、本出願とは別に仮設ハウスの提
案を先に行った(特開平9−47133号;未公開)。
このハウスは、本ハウスと同様にボックス形状を呈する
ハウス本体と拡張ユニットとからなり、ハウス本体の底
板縁部と拡張ユニットの底板縁部とをヒンジ手段を介し
て接合することにより、ハウス本体の一壁面に設けた開
口部を通じて拡張ユニットをハウス本体内部に回動格納
できるようにしたものである。
【0012】ところが、このハウス構造では、配設でき
る拡張ユニットの大きさ(ハウス本体からの突出長)に
限界があり(ハウス本体の奥行を例えば2400mmと
した場合には、拡張ユニットの奥行は1000mm程
度)、室内空間を例えば2倍近くに拡大するようなこと
は難しかった。先のハウス構造では、拡張ユニットの回
動操作をスムースに行えるように当該ユニットの前壁を
低くし、天板を傾斜させる等の工夫を行ってはいるもの
の、拡張ユニットをさらに大きくしようとすれば、当該
ユニットの前面上縁部がハウス本体開口部の上縁(ハウ
ス本体の天板先端)に衝突してしまうからである。
【0013】そこで本発明では、ハウス本体の奥壁(前
記開口部と反対側の壁面)の上縁部に軸支手段を配し、
天板を上方に回動できるようにした。ユニット格納時あ
るいは展開時にはハウス本体の天板を上方に持ち上げ、
拡張ユニットの回動操作の邪魔にならないようにしたの
である。したがって本ハウスでは、拡張ユニットの奥行
を先のハウスに較べ大きくすることが可能となり、搬送
/保管時等、拡張ユニットを格納した状態ではハウスの
外形サイズを小さく出来る(ほぼハウス本体の大きさに
出来る)一方で、ユニット展開時には、より広い室内空
間を形成することが可能となった。
【0014】また請求項2のハウスでは、ハウス本体の
天板を上方に回動させた状態で係止するストッパをハウ
ス本体側壁に設ける。拡張ユニットの展開/格納時に天
板を開放状態に確実に支持し、ユニットの回動操作中に
天板が落下することを防ぐためである。ストッパの配設
により拡張ユニット操作時の安全性が高まり、作業性も
向上する。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1〜図4は本発明に係る仮設ハウスの一例
を示すものである。図に示すようにこの仮設ハウスは、
ボックス形状を呈するハウス本体11と拡張ユニット1
2とを例えば鋼板を用いて形成し、ハウス本体11の前
面を開口させて当該開口部に拡張ユニット12を配設し
てなる。ハウス本体11と拡張ユニット12とは、底板
同士をヒンジ13を介して接合してあり、拡張ユニット
12を回動させ、開口部を通じてハウス本体12の内部
に格納できるようにした。
【0016】ハウス本体の天板11aは、奥壁11bの
上縁に設けたヒンジ14によって回動可能に設置してあ
る。拡張ユニット12を展開しあるいは格納する場合
に、図1ないし図3(二点鎖線)に示すように天板11
aを持ち上げ、拡張ユニット12が天板11aの先端に
衝突することを防ぐためである。またハウス本体の側壁
前方位置にはストッパであるアーム15を設けてあり、
例えばアーム15の下端部をハウス本体の両側壁11
c,11dに設けたフック(図示せず)に係止可能とす
ることにより天板11aを開いた状態で支持することが
出来る。尚、本発明に云うストッパは、天板を回動させ
た状態で支持できるものであれば良いから、必ずしもア
ームに限られるものではなく、例えばパネル状の部材
等、アーム以外のストッパ手段を用いることも可能であ
る。
【0017】ハウス本体開口部の左右両縁部には、開口
内方に張出する本体フランジ16を設ける一方、拡張ユ
ニット12の左右両壁後端部には、係止フランジ17を
形成してある。係止フランジ17は、拡張ユニット12
を展開しハウス本体の底板11eと拡張ユニットの底板
12eが平坦(水平)となった場合(図2,図4)にち
ょうど本体フランジ16の内面に当接するよう設けるの
が望ましい。尚、両フランジ16,17の取付位置は特
に限定されないが、開口周囲(底面を除く)に配してお
くのが効果的である。ハウスの展開時には、本体フラン
ジ16と係止フランジ17とをボルトにより締結し、拡
張ユニット12をハウス本体11に固定する。尚、拡張
ユニット12の操作時に本体フランジ16がブレること
を防ぐとともにハウス本体11の剛性を確保するため、
ハウス本体奥側の隅角部上縁(奥壁11bと側壁11
c,11dとの間)にブレース18を設けてある。
【0018】さらに図において符号19は窓開口、2
0,21はそれぞれハウス本体の天板11a及び拡張ユ
ニット12の回動操作を行うためのリング状金具であ
る。天板11aの開閉、並びに拡張ユニット12の展開
/格納操作は、これらの金具20,21にワイヤロープ
を掛け、現場重機(クレーンやパワーシャベル等)で引
っ張ることにより容易に行うことが出来る。尚、トラッ
クへの積み下ろしを行う場合等、ハウス全体を吊り上げ
るための金具は、例えばハウス本体の側壁に設けること
が出来る。
【0019】また、拡張ユニットの天板後縁部には、立
上フランジ22(図2)を設けてある。ハウスを展開し
ハウス本体の天板11aを閉めたときに、当該フランジ
22の外面に天板11aの先端部11fの内面を当接さ
せ、フランジ22と天板先端部11fとをボルトで締結
して天板11aを固定できるようにするためである。ま
た庇状となったハウス本体の天板先端部11fの内側に
フランジ22が立設されることで、ハウス本体と拡張ユ
ニットとの間からハウス内に雨水が浸入することを防ぐ
ことが出来る。さらにハウス本体壁面と天板との間の防
水を図るために、例えば天板の内側周囲やハウス本体の
壁面上縁部にシール材を配したり、天板11aの周壁を
下方に張出させてハウス本体壁面との境界部を被覆する
ようにしても良い。
【0020】本仮設ハウスは、拡張ユニット12をハウ
ス本体11内に格納することにより外形サイズを小さく
し(図3)、これを運搬したり保管することが出来る。
一方、現場に搬入し使用する場合には、拡張ユニット1
2を展開しハウス本体に連続して部屋空間を形成するこ
とで(図2,図4)、広い室内空間を得ることが出来
る。ハウス各部の寸法は必ずしも特定の寸法値に限定さ
れるものではないが、ハウス本体11の高さ、奥行をそ
れぞれH、S1、拡張ユニット12の奥行をS2とした場
合、例えばH=2500mm、S1=2500mm、S2
=2300mmとすることができ、かかるサイズ寸法に
よれば室内空間をほぼ2倍近くに広げることが可能とな
る。
【0021】また、ユニット展開時にはハウス本体の底
板11eと拡張ユニットの底板12eとが平坦になるか
ら、例えば整地した地面に直接ハウスを設置することが
可能であり、土台や基礎等は特に必要としない。また、
室内側床面も平らで段差がなく、使い勝手が良い。さら
に格納した拡張ユニット内部S(図3)に机などの備品
を収納し、ハウスと一緒に搬送することも可能である。
【0022】尚、本ハウスの使用用途は必ずしも土木建
築現場の仮設建築物(現場事務所、休憩所、飯場住宅
等)に限定されるものではなく、そのほかにも例えば簡
易店舗や災害時の仮設住宅、庭用小規模住宅、物置小屋
等、様々な利用用途に供することが出来る。また、ハウ
ス(ハウス本体11,拡張ユニット12)壁面には、窓
19のほかにも、ドア開口や窓等を適宜設けて勿論構わ
ない。また、前記実施例では鋼板によりハウスを形成す
ることとしたが、木材や樹脂等、他の材料を使用するこ
とも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る仮設ハ
ウスによれば、搬入組立および分解撤収が容易であり、
低廉な輸送コストでより広い部屋空間を形成することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設ハウスの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る仮設ハウスの一例を示す垂直断面
図である。
【図3】拡張ユニットを格納した状態を示す垂直断面図
である。
【図4】本発明に係る仮設ハウスの一例を示す水平断面
図である。
【符号の説明】
11 ハウス本体 11a ハウス本体の天板 12 拡張ユニット 13,14 ヒンジ 15 ストッパアーム 16 本体フランジ 17 係止フランジ 18 ブレース 19 窓 20 ハウス本体の天板回動用金具 21 拡張ユニット回動用金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス形状を呈するハウス本体の一壁面
    を開口させ、該開口部に連続して部屋空間を形成できる
    拡張ユニットを併設してなる仮設ハウスであって、 前記ハウス本体の底板縁部と前記拡張ユニットの底板縁
    部とをヒンジ手段を介して接合し、ハウス本体開口部を
    通じて拡張ユニットをハウス本体内部に回動格納可能と
    するとともに、 前記ハウス本体の開口部適宜位置に本体フランジを形成
    し、 該本体フランジに当接する係止フランジを前記拡張ユニ
    ットに設ける一方、 ハウス本体の天板を上方に回動する軸支手段をハウス本
    体の奥壁上縁部に配したことを特徴とする仮設ハウス。
  2. 【請求項2】ハウス本体の天板を上方に回動させた状態
    で係止するストッパを、ハウス本体の側壁に設けること
    を特徴とする請求項1記載の仮設ハウス。
JP9257698A 1997-09-04 1997-09-04 仮設ハウス Withdrawn JPH1181724A (ja)

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JP9257698A JPH1181724A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 仮設ハウス

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517827B1 (de) * 2015-10-22 2017-05-15 Genböck Haus Genböck & Möseneder Gmbh Mobiles Gebäude
CN108093988A (zh) * 2017-12-20 2018-06-01 宁夏农林科学院农业经济与信息技术研究所 一种屋顶绿色智能温室
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Effective date: 20041207