JP2008100541A - 車両用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に配光制御を行うことを目的とする。
【解決手段】配光領域を複数に分割してそれぞれの分割領域毎に配光を変更可能な複数の前照灯と、車両前方を撮影するカメラと、左側の前照灯の各分割領域に対応する右側の前照灯の分割領域を予め対応させて点灯領域対応関係テーブル40として記憶するROM等の記憶手段と、を備えて、カメラの撮影結果に基づいて、歩行者や対向車に対応する、左側の前照灯の分割領域を特定すると共に、特定した左側の前照灯の分割手段に対応する、右側の前照灯の分割領域を記憶手段から読み出して特定し、特定結果に対応する前照灯の配光を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用照明装置にかかり、特に、前照灯等の車両用照明の配光を制御する車両用照明装置に関する。
前照灯等の車両用照明の配光を制御する車両用照明装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、それぞれが異なる領域を照らし、全体として主配光部及び周辺配光部を含む所定の配光パターンを形成する複数の光源と、車両の前方を撮像するカメラと、カメラで取得された画像に基づいて、当該車両の走行にとって危険な物体を危険物として判断する危険物判断部と、危険物判断部が判断した危険物が主配光部の外側にある場合に、複数の光源の向きを変化させて危険物を照らす光源制御部と、を備えることが提案されている。
特開2006−21631号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、左右の前照灯どちらに対しても、対象物に対して照射できるように左右各前照灯の全ての光源を独立して配光制御を行う必要があるため、配光制御に改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、効率的に配光制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光を変更可能な複数の車両用照明手段と、車両周囲の対象を検出する検出手段と、前記複数の車両用照明手段のうち予め定めた基準の車両用照明手段の各分割領域に対応する他の車両用照明手段の分割領域を予め記憶する記憶手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象を照明するための基準の車両用照明手段の前記分割領域を特定すると共に、特定した前記分割領域に対応する、他の車両用照明手段の分割領域を前記記憶手段から読み出して特定する特定手段と、前記特定手段の特定結果に基づいて、前記複数の車両用照明手段の前記分割領域の配光を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複数の車両用照明手段は、複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光が変更可能とされている。車両用照明手段は、例えば、車両用の前照灯を適用することができ、請求項3に記載の発明のように、車両用照明手段各々の各分割領域への光の照射、光の非照射、減光、及び光の照射と非照射の繰り返しの少なくとも1つ制御することによって配光を制御することが可能である。また、車両用照明手段は、例えば、LED光源などの光源を複数備えて各光源によって分割領域に分割可能としたものや、光源からの光をDMD(Digital Micromirror Device)や液晶素子等の光変調素子を用いて分割可能としたものや、シャッタ等を用いて分割可能としたものなどを適用することが可能である。
検出手段では、車両周囲の対象が検出される。検出手段としては、例えば、カメラやレーダー等を適用することができ、カメラやレーダー等によって車両前方等の車両周囲の歩行者や対向車等の対象を検出することができる。
記憶手段は、複数の車両用照明手段のうち予め定めた基準の車両用照明手段の各分割領域に対応する他の車両用照明手段の分割領域が予め記憶される。
特定手段では、検出手段の検出結果に基づいて、照明対象を照明するための基準の車両用照明手段の分割領域が特定されると共に、特定した基準の車両用照明手段の分割領域に対応する、他の車両用照明手段の分割領域が記憶手段から読み出されることによって特定される。
そして、制御手段では、特定手段の特定結果に基づいて、複数の車両用照明の分割領域への配光が制御される。例えば、制御手段は、歩行者や対向車に対応する分割領域への光の照射、非照射、減光等を行うことにより配光を制御することによって、歩行者や対向車へのグレア光を抑制することが可能となる。
このように、基準の車両用照明手段の分割領域のみを特定することによって、基準の車両用照明手段の分割領域に対応する、他の車両用照明手段の分割領域が一義的に記憶手段から読み出されるので、照明対象の分割領域を容易に特定することができ、効率的に配光制御を行うことができる。
なお、請求項2に記載の発明のように、基準以外の他の車両用照明手段の各分割領域を、基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さが長くなるように分割するようにしてもよい。これによって各車両用照明手段の光軸を厳密に調整することなく、複数の車両用照明手段同士の分割領域を合わせることが可能となる。
またこの時、請求項4に記載の発明のように、複数の車両用照明手段は、各々複数の光源を備え、基準以外の他の車両用照明手段は、基準の車両用照明手段の各分割領域に割り当てられた光源数よりも多い光源数を各分割領域として割り当てることによって、基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さを長くなるように分割するようにしてもよいし、請求項5に記載の発明のように、複数の車両用照明手段は、光を分割領域に分割するための分割手段を備え、基準以外の他の車両用照明手段の分割手段は、基準の車両用照明手段の分割手段による分割よりも車幅方向の長さが長くなるように分割することによって、基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さを長くなるように分割するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、基準の車両用照明手段の分割領域のみを特定することによって、基準の車両用照明手段の分割領域に対応する、他の車両用照明手段の分割領域が一義的に記憶手段から読み出されるので、対象の分割領域を容易に特定することができ、効率的に配光制御を行うことができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置10は、図1に示すように、車両に設けられた前照灯12が、配光制御ECU14に接続されており、配光制御ECU14によって前照灯12の点灯や消灯が制御される。
本実施の形態では、配光制御ECU14は、前照灯12の配光領域のうち車両前方の歩行者や対向車に対応する領域のみを消灯するように配光制御を行う。
配光制御ECU14は、CPU14A、RAM14B、ROM14C、及びI/O14Dを含むマイクロコンピュータで構成されている。
配光制御ECU14のROM14Cには、前照灯12の配光制御を行うためのテーブルや後述する配光制御ルーチンを実行するためのプログラム等が記憶され、RAM14Bは、CPU14Aによって行われる各種演算等を行うメモリ等として使用される。
I/O14Dには、スイッチ16、カメラ18、及び前照灯ドライバ20が接続されており、スイッチ16の操作状態や、カメラ18による車両前方の撮影結果が配光制御ECU14に入力される。
スイッチ16は、前照灯12のオンオフを指示すると共に、ロービームとハイビームを指示し、指示結果を配光制御ECU14に出力する。また、カメラ18は、車両前方を撮影して撮影結果を配光制御ECU14に出力する。
そして、配光制御ECU14は、スイッチ16の状態に応じて前照灯ドライバ20を制御して、前照灯12からの光の照射を行うと共に、カメラ18の撮影画像の基づいて、前方の歩行者や対向車を検出して、歩行者や対向車に対応する領域への前照灯からの光を非照射とするように、前照灯12の配光を制御する。
前照灯12は、車両の前端部に2つ設けられており、図2に示すように、前照灯12の配光領域を車幅方向に複数に分割してそれぞれの分割領域22に対して光の照射や非照射が可能とされることによって各分割領域毎に配光が変更とされ、配光制御ECU14によって各分割領域への光の照射や非照射が制御される。なお、図2中のハッチングで示す分割領域は、スイッチ16によってハイビームが指示された場合に光が照射される領域であり、ハイビームの場合には、ハッチングで示す分割領域とロービーム時に光が照射される分割領域に光が照射される。また、図2では、ロービームの場合に、車両中央部から右側が左側よりも遠くを照らす配光(車両上下方向で高い配光)とされている。すなわち、図2では左ハンドルの例を示し、左ハンドル車を例に説明するが、左ハンドル車に限定されるものではなく、右ハンドル車に適用するようにしてもよい。
図3(A)、(B)は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置10に適用可能な前照灯の一例を示す図である。
前照灯12は、例えば、図3(A)に示すように、複数のLED光源24を備えたものを適用可能で、前照灯ドライバ20が複数のLED光源24の点灯や消灯を制御することによって、図2に示す各分割領域22への光の照射や非照射を行うことが可能である。図3(A)では、複数のLED光源24を備えたLEDランプ26を2灯備えた前照灯の一例を示し、例えば、一方のLEDランプ26をロービーム用、他方のLEDランプ26をハイビーム用として使い分けるようにしてもよい。
また、前照灯12は、図3(B)に示すように、1つの光源28からの光をDMD(Digital Micromirror Device)30によって反射して、レンズ31を介して車両前方を照射するものを適用するようにしてもよい。DMDミラー30は、図3(C)に示すように複数のマイクロミラー32を備えており、各マイクロミラー32の回転が制御可能なデバイスである。すなわち、前照灯ドライバ20として光源28を点灯する光源ドライバ34と、DMD30の各マイクロミラー32の回転を駆動するDMDドライバ36と、を設け、光源ドライバ34によって光源28を点灯して、DMDドライバ36によってDMD30の各マイクロミラー32の回転を制御することによって、図2に示す各分割領域への光の照射や非照射を制御することが可能である。
なお、本実施の形態では、複数のLED光源24を備えたものとして、以下の説明を行う。また、前照灯12の構成を上記に限るものではなく、例えば、単一の光源から車両前方を照らす光を遮断する複数のシャッタ等を設けて、各シャッタの大きさを分割領域に対応させて、図2に示す各分割領域への光の照射や非照射を可能としてもよいし、DMD30の代りにDMD30以外の液晶素子等の光変調素子等を用いるようにしてもよい。
(第1実施形態)
ここで、本発明の第1実施形態に車両用照明装置について説明する。図4(A)は、本発明の第1実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯12の分割領域を説明するための図である。
第1実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯12は、左右の前照灯12の分割領域の分割パターンが共に同じものを適用する。
本実施形態の前照灯12の分割領域の分割パターンは、図4(A)に示すように、左右とも同じように設定されており、車幅方向の略中央部分の分割領域の分割幅が車幅方向端部よりも車幅方向に短く設定され、車幅方向外側に向かって徐々に車幅方向に長い分割領域となるように設定されている。
また、左右の前照灯12は、各分割領域に対応するLED光源24が予め設定されており、複数のLED光源24を選択的に点灯することによって、各分割領域毎の光の照射や非照射を行う。
例えば、本実施形態では、図4(B)に示すように、分割領域No.1に対応するLED光源24は、LED光源No.1〜8を対応させ、分割領域No.2に対応するLED光源24は、LED光源No.9〜12を対応させ、分割領域No.3に対応するLED光源24は、LED光源No.13〜15を対応させ、分割領域No.4に対応するLED光源24は、LED光源No.16を対応させ、分割領域No.5に対応するLED光源24は、LED光源No.17を対応させ、分割領域No.6に対応するLED光源24は、LED光源No.18,19を対応させ、分割領域No.7に対応するLED光源24は、LED光源No.20〜22を対応させ、分割領域No.8に対応するLED光源24は、LED光源No.23〜27を対応させる。そして、各分割領域に対応させたLED光源24の点灯や消灯を制御することで、各分割領域毎の光の照射や非照射が可能となるので、図4(B)に示す対応を光源分割領域対応関係テーブル38としてROM14C等に記憶しておき、配光制御ECU14が当該光源分割領域対応関係テーブル38を用いて点灯制御することで、各分割領域毎に前照灯12の点灯や消灯が可能となる。
また、左右の前照灯12が同一の照明対象に対して、各分割領域毎に光の照射や非照射を行うために、左側の前照灯12の分割領域No.に対応する右側の前照灯12の分割領域No.を予め求めておき、図4(C)に示すように、点灯領域対応関係テーブル40として、ROM14Cに予め記憶しておくことで、一方の前照灯12の分割領域を選択することで、対応する他方の前照灯12の分割領域を一義的に求めることが可能となり、制御が容易となる。例えば、本実施形態では、図4(C)に示す、左側の前照灯12を基準として基準の前照灯12に対応する右側の前照灯12の分割領域No.を定めた点灯領域対応関係テーブル40をROM14C等に記憶する。これによって、左側の前照灯の分割領域に対応する右側の前照灯の分割領域を容易に選択可能となる。
続いて、本発明の第1実施形態に係わる車両用照明装置10の配光制御ECU14で行われる配光制御について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係わる車両用照明装置10の配光制御ECU14で行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図5に示す配光制御ルーチンは、乗員のスイッチ16の操作によって、前照灯12の点灯が指示された場合等に開始する。なお、スイッチ16に自動点灯モードを備える場合には、乗員によって自動点灯が指示されて、前照灯12を点灯する所定の条件が満たされた場合に開始するようにしてもよい。
乗員のスイッチ16の操作によって前照灯12の点灯が指示されると、ステップ100では、前照灯12が点灯される。すなわち、CPU14AがI/O14Dを介して前照灯ドライバ20を制御することによって、2つの前照灯12の各LED光源24が駆動されることによって前照灯12を点灯させる。なお、この時、スイッチ16の状態に応じてハイビームやロービーム点灯を行う。
次にステップ102では、ハイビームか否かCPU14Aによって判定される。該判定は、I/O14Dを介して配光制御ECU14に入力されるスイッチ16の状態を検出することによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合には、ステップ116へ移行する。
ステップ104では、カメラ18によって車両前方を撮影した撮影結果がI/O14Dを介しては配光制御ECU14に取得されてステップ106へ移行する。
ステップ106では、カメラ18の撮影結果に基づいて歩行者や対向車がCPU14Aによって検出されてステップ108へ移行する。なお、歩行者や対向車の検出は、種々の既知の技術などを用いて検出可能で、例えば、対向車の場合には光輝点の検出等を画像処理によって行うことで検出することが可能である。
続いてステップ108では、前方に歩行者や対向車があるか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ116へ移行する。
ステップ110では、歩行者や対向車の領域に対応する左側前照灯の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ112へ移行する。
ステップ112では、特定した分割領域に対応する右側前照灯の分割領域が読み出されてステップ114へ移行する。すなわち、ROM14Cに記憶された点灯領域対応関係テーブル40から特定した右側前照灯の分割領域に対応する左側前照灯の分割領域がCPU14Aによって読み出される。
ステップ114では、歩行者や対向車に対応する分割領域が消灯されてステップ116へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、歩行者や対向車に対応する分割領域が消灯されるので、ハイビームで走行しても歩行者や対向車へのグレア光を抑制することができる。
そして、ステップ116では、スイッチ16がオフされたか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ116の判定が肯定されたところでステップ118へ移行して、前照灯12を消灯して一連の処理を終了する。
このように本実施形態の配光制御ECU14では、スイッチ16が操作されてハイビーム点灯が指示された場合には、車両前方をカメラ18によって撮影し、撮影画像に基づいて、歩行者や対向車を検出して、歩行者や対向車に対応する分割領域を消灯するように前照灯12の配光制御を行うので、ハイビームで走行しても歩行者や対向車へのグレア光を抑制することができる。
また、歩行者や対向車に対応する分割領域を消灯する際には、歩行者や対向車の領域に対応する左側の前照灯の分割領域を特定するだけで、左側に対応する右側の前照灯の分割領域は、点灯領域対応関係テーブル40から一義的に対応する分割領域を読み出すことができるので、対象領域に対応して左右独立で制御することなく、制御を簡略化することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、前照灯の配光領域を複数の領域に分割して配光制御を行う際に、左右の前照灯の各分割領域の分割パターンを同様にしたものを適用したが、第2実施形態では、左右で異なる分割パターンとした前照灯を用いる。
左右の前照灯12で同じ分割領域を着目すると、図6に示すように、分割領域の位置では左右で同じ領域となるが、図中の円42の位置では、左右差が発生してしまう。そこで、本実施形態の前照灯の分割領域は、図7(A)に示すように、左右の前照灯で異なる分割幅で分割されており、左側の前照灯12よりも右側の前照灯12の分割幅が車幅方向の長さが長くなるように設定して、左右差による分割領域のずれを吸収するようにしている。
また、左右の前照灯12は、第1実施形態と同様に、各分割領域に対応するLED光源24が予め設定されており、複数のLED光源24を選択的に点灯することによって、各分割領域毎の光の照射や非照射を行う。例えば、本実施形態では、左側の前照灯は、第1実施形態と同様に設定され(図4(B))、右側の前照灯は、図7(B)に示すように、分割領域No.1に対応するLED光源24は、LED光源No.1〜10を対応させ、分割領域No.2に対応するLED光源24は、LED光源No.11〜18を対応させ、分割領域No.3に対応するLED光源24は、LED光源No.19〜27を対応させる。そして、各分割領域に対応させたLED光源24の点灯や消灯を制御することで、各分割領域毎の光の照射や非照射が可能となるので、図7(B)に示す対応を光源分割領域対応関係テーブル44としてROM14C等に記憶しておき、配光制御ECU14が当該光源分割領域対応関係テーブル44を用いて点灯制御することで、各領域毎に前照灯12の点灯や消灯が可能となる。
また、左右の前照灯12が同一の照明対象に対して、各分割領域毎に光の照射や非照射を行うために、左側の前照灯12の分割領域No.に対応する右側の前照灯12の分割領域No.を予め求めておき、図7(C)に示すように、点灯領域対応関係テーブル46として、ROM14Cに予め記憶しておくことで、一方の前照灯12の分割領域を選択することで、対応する他方の前照灯12の分割領域を一義的に求めることが可能となり、制御が容易となる。例えば、本実施形態では、図7(C)に示す、左側の前照灯12に対応する右側の前照灯12の分割領域No.を定めた点灯領域対応関係テーブル46をROM14C等に記憶する。これによって、左側の前照灯の分割領域に対応する右側の前照灯の分割領域を容易に選択可能となる。
そして、配光制御ECU14が、第1実施形態と同様に、配光制御(図5の配光制御ルーチン)を実行する。これによって第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、左右の前照灯で異なる分割幅で分割されており、左側の前照灯12よりも右側の前照灯の分割幅が車幅方向の長さが長くなるように設定しているので、左右の前照灯の光軸を厳密に合わせなくても、歩行者や対向車に対応する左右の前照灯12の分割領域を容易に合わせることができる。
なお、本実施形態において、前照灯12として図3(B)に示したDMD30を用いるものを適用する場合などでは、DMD30の各マイクロミラー32の分割領域への割り当てをLED光源24のように分割領域の割り当てように割り当てることによって各分割領域の大きさを設定することが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態の変形例で、歩行者や対向車に対応する領域を消灯する際に、一方の前照灯の消灯対象の分割領域に対応する他方の前照灯の分割領域を1つではなく、隣接する複数を対応させて、一方の前照灯よりも他方の前照灯の分割範囲を広くして設定して、消灯するようにしたものである。
例えば、本実施形態では、図8(A)に示すように、左側の前照灯12の分割領域No.2を消灯させる場合には、これに対応させて右側の前照灯12の分割領域No1、2を消灯させるようにする。
左右の前照灯12の各分割領域に対応するLED光源24は、第1実施形態と同様とし(図4(B))、左右の前照灯12の各分割領域の対応が第1実施形態と異なり、本実施形態では、図8(B)に示すように、左側の前照灯の各分割領域に対応する右側の前照灯の分割領域は、隣接する2つ以上の分割領域を対応させて、左側の前照灯の分割領域よりも車幅方向の長さが長い分割領域になるように設定した点灯領域対応関係テーブル48をROM14C等に記憶しておき、配光制御ECU14が当該点灯領域対応関係テーブル48を用いて点灯制御する。
そして、配光制御ECU14が、第1実施形態と同様に、配光制御(図5の配光制御ルーチン)を実行する。これによって第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、一方の前照灯12の分割領域に対応する他方の前照灯の分割領域として、複数の分割領域を対応させることによって一方よりも車幅方向の長さが長し範囲となるように設定しているので、結果として第2実施形態と同様に、左右の前照灯の光軸を厳密に合わせなくても、歩行者や対向車に対応する左右の前照灯12の分割領域を容易に合わせることができる。
なお、上記の各実施形態では、ハイビームの際の配光制御を例として説明したが、これに限るものではなく、ハイビームやロービームに拘わらず上記各実施形態の配光制御を行うようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、LED光源24の点灯数で分割領域を決定するようにしているが、これに限るものではなく、例えば、レンズや光源の大きさ、或いはレンズや光源の特性等で分割領域の大きさを決定するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、カメラ18を用いて、前方の歩行者や対向車を検出するようにしたが、これに限るものではなく、レーダー等の各種技術を用いて前方の歩行者や対向車を検出するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、歩行者や対向車に対応する各前照灯12の分割領域を消灯するように制御して、歩行者や対向車へのグレア光を抑制するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、歩行者や対向車に対応する各前照灯12の分割領域を減光するように制御して、歩行者や対向車へのグレア光を抑制するようにしてもよいし、歩行者対向車に対応する各前照灯12の分割領域を点滅(光の照射と非照射の繰り返し)させるようにしてもよいし、点灯、消灯、減光、点滅を適宜組み合わせた制御等を行うようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、本発明の車両用照明手段として前照灯12を適用するようにしたが、これに限るものではなく、補助前照灯やその他の車両用照明を適用するようにしてもよい。
さらに、上記の各実施形態では、車両前方に対する配光制御に本発明を適用するようにしたが、これに限るものではなく、車両側方や後方に対する配光制御に本発明を適用するようにしてもよい。例えば、車両前方以外の他の車両周囲(例えば、車両側方や後方等)の対象を検出して上記各実施形態のように配光制御するようにしてもよいし、車両前方、側方、及び後方の少なくとも1つの車両周囲の対象を検出して上記各実施形態のように配光制御するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の前照灯の配光範囲の分割領域を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置に適用可能な前照灯の一例を示す図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯の分割領域を説明するための図であり、(B)は光源分割領域対応関係テーブルを示す図であり、(C)は点灯領域対応関係テーブルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。 前照灯の左右差を説明するための図である。 (A)は本発明の第2実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯の分割領域を説明するための図であり、(B)は第2実施形態においける光源分割領域対応関係テーブルを示す図であり、(C)は第2実施形態における点灯領域対応関係テーブルを示す図である。 (A)は本発明の第3実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯の分割領域を説明するための図であり、(B)は第3実施形態における点灯領域対応関係テーブルを示す図である。
符号の説明
10 車両用照明装置
12 前照灯
14 配光制御ECU
14C ROM
16 スイッチ
18 カメラ
20 前照灯ドライバ
22 分割領域
24 LED光源
28 光源
30 DMD
32 マイクロミラー
38、44 光源分割領域対応関係テーブル
40、46、48 点灯領域対応関係テーブル

Claims (5)

  1. 複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光を変更可能な複数の車両用照明手段と、
    車両周囲の対象を検出する検出手段と、
    前記複数の車両用照明手段のうち予め定めた基準の車両用照明手段の各分割領域に対応する他の車両用照明手段の分割領域を予め記憶する記憶手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象を照明するための基準の車両用照明手段の前記分割領域を特定すると共に、特定した前記分割領域に対応する、他の車両用照明手段の分割領域を前記記憶手段から読み出して特定する特定手段と、
    前記特定手段の特定結果に基づいて、前記複数の車両用照明手段の前記分割領域の配光を制御する制御手段と、
    を備えた車両用照明装置。
  2. 前記他の車両用照明手段の各分割領域を、前記基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さが長くなるように分割したことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記制御手段は、前記車両用照明手段各々の各分割領域への光の照射、光の非照射、減光、及び光の照射と非照射の繰り返しの少なくとも1つを制御することによって配光を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記複数の車両用照明手段は、各々複数の光源を備え、前記他の車両用照明手段は、前記基準の車両用照明手段の各分割領域に割り当てられた光源数よりも多い光源数を各分割領域として割り当てることによって、前記基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さを長くなるように分割したことを特徴とする請求項2に記載の車両用照明装置。
  5. 前記複数の車両用照明手段は、光を前記分割領域に分割するための分割手段を備え、前記他の車両用照明手段の前記分割手段は、前記基準の車両用照明手段の前記分割手段による分割よりも車幅方向の長さが長くなるように分割することによって、前記基準の車両用照明手段の各分割領域よりも車幅方向の長さを長くなるように分割したことを特徴とする請求項2に記載の車両用照明装置。
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