JP2008100401A - 多目的筆記ボード - Google Patents

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Masaki Sakawa
勝紀 坂和
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Abstract

【課題】1つの筆記面においてチョークボード、マーカーボード及びスクリーンの3つの機能を兼ね備え、反転等の操作が不要であって、恒久的に設置できるために大型化でき、しかも比較的廉価にて供給し得る多目的筆記ボードを提供することを課題とする。
【解決手段】研ぎ出し加工、焼付け加工等の筆記面とするための加工を施した筆記ボード1であって、その筆記面2を薄有色にすると共に表面粗さを、JIS B 0601表面粗さの規格における最大高さRyの範囲を、基準長さ2.5mmで4.9μm乃至10.5μmに設定する。好ましくは、前記筆記面2の色を薄いグレー、グリーン、ブルー、ベージュ又はピンクとする。
【選択図】図1

Description

本発明は多目的筆記ボード、より詳細には、単一のボード面において、チョークボード、マーカーボード及びスクリーンの3つの用をなす多目的筆記ボードに関するものである。
各種講義や授業、会議等に際し、チョーク(白墨)を用いるチョークボードやマーカーを用いるホワイトボードと共に、プロジェクター等による映写用のスクリーンが用いられることが少なくない。スクリーンとしては一般に、天井から吊下される巻上式のものや、スタンド式のものが用いられるが、チョークボードやホワイトボードの他に別途スクリーンを用意することは、コスト面や設置スペースの面で問題があり、また、セッティングが煩わしいといった問題もある。そこで最近は、ホワイトボード等の筆記板とスクリーンとを兼用にしたものが出回ってきている(特許第2510809号公報、特許第3323477号公報、特許第3348696号公報等)。
上記スクリーン兼用の筆記板としては、専らホワイトボードが用いられている、それは、通例、深緑色のチョークボードでは、スクリーンの用をなさないからである。なお、特許第3323477号公報においては、黒板との表現が用いられているが、それはホワイトボードを含む広義のものであって、ホワイトチョークを用いる狭義の黒板を指している訳ではない。一方、ホワイトボードにチョークを用いることができないことは言うまでもない。
そこで、一面をスクリーン兼ホワイトボードとし、裏面をチョークボードとすることが考えられる。このようにすれば、1つのボードでチョークボード、ホワイトボード及びスクリーンの3つの用途に対応できる。しかし、この場合は、反転可能状態に設置しなければならないところ、特に3〜4mの幅の大型のものを反転させることは、構造上及び操作上問題があって現実的ではない。
また、チョークボードとスクリーン兼用のホワイトボードとを用意し、上下スライド式としたり、左右引分け式としたりすることも考えられるが、この場合は構造が複雑化し、コスト面、操作面での問題がある。
特許第2510809号公報 特許第3323477号公報 特許第3348696号公報
上述したように、従来のスクリーン兼用の筆記板は、スクリーンとホワイトボードの用をなすが、チョークボードとして用いることができず、こられ3者の機能を備えたものは、大型化が困難であったり、操作上の煩わしさを伴なったりし、また、コスト高となるといった問題があった。
そこで本発明は、1つの筆記面においてチョークボード、マーカーボード及びスクリーンの3つの機能を兼ね備え、反転等の操作が不要であって、恒久的に設置できるために大型化でき、しかも比較的廉価にて供給し得る多目的筆記ボードを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、研ぎ出し加工、焼付け加工等の筆記面とするための加工を施した筆記ボードであって、その筆記面を薄有色にすると共に表面粗さを、JIS B 0601表面粗さの規格における最大高さRyの範囲を、基準長さ2.5mmで4.9μm乃至10.5μmに設定したことを特徴とする多目的筆記ボードである。
好ましくは、前記筆記面の色を薄いグレー、グリーン、ブルー、ベージュ又はピンクとする。
本発明に係る多目的筆記ボードは上記構成であって、その筆記面は、薄有色であると共に、表面粗さをチョーク及びマーカーの使用及びその払拭に適した範囲であり、且つ、スクリーンとしての利用が可能な範囲に設定したものであるため、1つの筆記面をチョークボード並びにマーカーボードとして利用でき、更にその筆記面をスクリーンとして利用することができる効果がある。
また、本発明に係る多目的筆記ボードは、チョークボード、マーカーボード及びスクリーンの3つの機能を兼ね備え、その使い分けに同一面を用いることができるため、反転等の操作が不要であり、大型化して恒久的に設置することができ、しかも廉価にて供給し得る効果がある。
本発明を実施するための好ましい形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明に係る多目的筆記ボード1としては、既存の種々のタイプのものを採用することができる。例えば、その筆記面2として、木製又は鋼製の研ぎ出しタイプのものや、ホーロー又は鋼製の焼付けタイプのもの等を用いることができる。
筆記面2は、スクリーンとして使用可能な限度において、薄く色付けされる。ここで採用する最も好ましい色は、薄いグレー(ヨーロピアングレー等)であるが、これに限られる訳ではなく、薄いグリーン、ブルー、ベージュ又はピンク等とすることもできる。このように筆記面2を薄色にすることにより、スクリーンとしての使用が可能となり、有色にすることによりホワイトチョークの使用が可能となる。また、薄有色とすることにより、ホワイトボードにおいて見られるハレーションの問題も解消されることになる。なお、ある程度使用して汚れにより変色したホワイトボードの色が、採用可能な薄有色となり得る。
チョークボードとマーカーボードの双方に利用可能にするために最も重要な要素は筆記性で、これは表面粗さが関係してくる。通例、この表面粗さは、JIS B 0601表面粗さの規格における最大高さRyによって表現される。このJIS B 0601表面粗さの規格における最大高さRyは、粗さ曲線(通常、触針式表面粗さ測定器を用いて得る。)からその平均線の方向に基準長さだけを抜き取り、この抜き取り部分の山頂線と谷底線との間隔を粗さ曲線の縦倍率の方向に測定し、この値をマイクロメートル(μm)で表わしたものである。チョークボードの場合は、筆記時においてチョークと筆記面との間の引掛かりが必要になるため、ホワイトボードよりも最大高さRyは高く設定されることになる。
また、他に考慮しなければならない要素として、映写性(ハレーションの有無)、消去性(マーカー等の残りの有無)等がある。本発明者は、これらの諸要素を考慮し、すべての点で満足のいくものを追及した結果、筆記面の表面粗さを、JIS B 0601に規定する表面粗さの規格における最大高さRyが、基準長さ2.5mmで4.9μm乃至10.5μmの範囲内にするという、結論を導き出したのである。
下記表は、本発明における条件を満たす3つの実施例と、その条件から外れる比較例(現に市販されているホワイトボード)についての試験結果を示すものである。最大高さRyの基準長さは2.5mmとした。映写性、消去性、色の鮮明性についての評価は○(適)、△(質は劣るが適)、×(不適)の3段階とした。
Figure 2008100401
上記表から明らかなように、最大高さRyが実施例1と実施例3の計測値の中間値に近い7.2μmである実施例2はいずれの点でも適で、これよりも最大高さRyの低い実施例3は、実施例2よりも滑らかな分、プロジェクターの実写時に若干のハレーションを起こす難があるものの、それは使用に耐え得る範囲内のものであった。よって、実施例3の最大高さRyである4.9μmを以て、本発明に係るボードの最大高さRyの下限とした。また、この最大高さRyが4.9μmの場合は、十分にチョーク使用適正があった。
また、実施例1は、実施例2よりも最大高さRyが高い分マーカー残りが多く生じたが、それは許容範囲内のものであった。そこで、実施例1の最大高さRyである10.5μmを以て、本発明に係るボードの最大高さRyの上限とした。
このように本発明においては、筆記面2が薄有色とされ、その表面粗さがチョーク及びマーカーの使用が可能な範囲に設定され、且つ、スクリーンとしての利用が可能な範囲に設定されるために、同一面をチョークボード、マーカーボード及びスクリーンの何れの用途にも使用可能となり、しかも、その使い分けのために、反転等の操作が一切不要という、優れた特徴を備えたものとなる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
本発明に係る多目的筆記ボードの構成を示す概略図である。
符号の説明
1 筆記ボード
2 筆記面

Claims (2)

  1. 研ぎ出し加工、焼付け加工等の筆記面とするための加工を施した筆記ボードであって、その筆記面を薄有色にすると共に表面粗さを、JIS B 0601表面粗さの規格における最大高さRyの範囲を、基準長さ2.5mmで4.9μm乃至10.5μmに設定したことを特徴とする多目的筆記ボード。
  2. 前記筆記面は、薄いグレー、グリーン、ブルー、ベージュ又はピンクである請求項1に記載の多目的筆記ボード。
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