JP2008099417A - インバータ試験装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周波数fclkのクロック信号をカウントするカウンタ33を設け、被試験インバータ1から受信した出力電圧指令信号Vu*のゼロクロス点(極性が正から負に変わるゼロクロス点)でラッチ回路31にカウンタ33のカウント値を保持させる。また、ラッチ回路31にカウント値が保持された直後に、制御タイミング信号によりラッチ回路32にカウンタ33のカウント値を保持させる。そして、周波数/位相演算回路39では、ラッチ回路31およびラッチ回路32に保持されたカウント値を基に、出力電圧指令信号Vu*の周波数ωを算出すると共に、制御タイミング信号tcに同期して出力電圧指令信号Vu*の位相θを算出する。
【選択図】図3
Description
このような構成により、第1のインバータ(被試験インバータ)が電圧型のインバータである場合に、第1のインバータから出力電圧の位相θの情報を含む信号(例えば、出力電圧指令信号)を受信し、この信号を基に第1のインバータの出力電圧の位相θを求める。そして、負荷指令に応じて、第1のインバータの出力電流を設定するための電流指令信号を生成し、この電圧指令信号と第1のインバータの出力電流の検出信号とを比較し、その誤差増幅信号と、第1のインバータの出力電圧の位相θとを基にして、第2のインバータの出力電圧を制御する。このようにして、第1のインバータの出力電流が電流指令と一致するように制御する。
これにより、電圧型インバータのインバータ試験装置において、被試験インバータ(第1のインバータ)の出力電圧を直接検出することなく、被試験インバータの出力電圧の位相θを求め、被試験インバータと同期して動作することが可能になる。
このような構成により、第1のインバータ(被試験インバータ)から3相の内の少なくとも1相の出力電圧指令信号を受信し、この1相の出力電圧指令信号を基に、第1のインバータの出力電圧の位相θを検出する。
これにより、電圧型インバータのインバータ試験装置において、被試験インバータの出力電圧を直接検出することなく、被試験インバータの1相の出力電圧指令信号を基に、出力電圧の位相θを求めることができる。
このような構成により、第1のインバータ(被試験インバータ)から3相の内の少なくとも2相の出力電圧指令信号を受信し、この内の1相の出力電圧指令信号を基に、第1のインバータの出力電圧の位相θを検出する。また、2相の出力電圧指令信号の極性関係から模擬モータの回転方向((相順)を判別する。
これにより、被試験インバータから受信した2相の出力電圧指令信号を基に、この被試験インバータの出力電圧の位相θを検出すると共に、模擬モータの回転方向(相順)を判別することができる。
このような構成により、所定の周波数fclkのクロック信号をカウントするカウンタを設け、第1のインバータ(被試験インバータ)から受信した1相の出力電圧指令信号のゼロクロス点(例えば、極性が正から負の方向に変わる場合のゼロクロス点)で第1のラッチ回路にカウンタのカウント値を保持させる。また、第1のラッチ回路にカウント値が保持された直後に、制御タイミング信号により第2のラッチ回路にカウンタのカウント値を保持させる。そして、周波数/位相演算回路では、第1のラッチ回路に保持されたカウント値と、第2のラッチ回路に保持されたカウント値を基に、第1のインバータの出力電圧の周波数ωを算出すると共に、制御タイミング信号tcに同期して出力電圧指令信号の位相θを算出する。
これにより、第1のインバータから受信した出力電圧指令信号から、第1のインバータの出力電圧の位相θを容易に算出することができる。
このような構成により、第1のラッチ回路および第2のラッチ回路に保持されたカウント値を基に、第1のインバータの出力電圧の角周波数ωと、位相θを求めるようにしたので、これにより、第1のインバータの出力電圧の角周波数ωと位相θとを容易に求めることができる。
このような構成により、第1のインバータ(被試験インバータ)から2相の出力電圧指令信号を受信し、1相の出力電圧指令信号のゼロクロス点(例えば、極性が正から負の方向に変わる場合のゼロクロス点)において、他の1相の信号をサンプルホールド回路に保持し、このサンプルホールド回路に保持された信号の極性を判定することにより、模擬モータの回転方向(相順)を判別する。
これにより、被試験インバータから受信した2相の出力電圧指令信号から容易に模擬モータの回転方向(相順)を求めることができる。
図1は本発明によるインバータ試験装置の構成例を示す図である。
尚、図1の構成例では、被試験インバータ1の出力側とモータ模擬負荷用インバータ2の出力側とをトランス41を介して接続するようにしているが、これに限らず、トランス41の代わりにインダクタもしくはトランス、もしくはトランス及びインダクタを含む回路のいずれかに置換するように構成してもよい。
図4に示すタイミングチャートにおいて、図(A)は、カウンタ33のカウント値の状態を示し、図(B)は第1のインバータから受信した出力電圧指令信号Vu*を示し、図(C)は出力電圧指令信号Vv*を示し、図(D)は比較器35の出力信号を示し、図(E)は周期tcの制御タイミング信号(パルス信号)を示し、図(F)は位相θ(出力電圧指令信号Vu*の相)を示している。
θ={Dd(n)−Dz(n)+(m+0.5)Dc}/{(fclk/ω)}、
ここで、Dc=fclk・tc、
m=1、2、・・・(制御タイミングクロック信号の順番)、
を示している。
2 インバータ(モータ模擬負荷用インバータ)
3 商用交流電源
4 トランス
5 整流回路
6 チョッパ回路
7 フィルタ
8 変流器
11、11A モータ模擬運転制御部
12 位相検出回路
20 制御回路
21 乗算器
22 積分器
23A、23B、23C sin信号発生器
24A、24B、24C 乗算器
25 PWM回路
26 主回路
31 ラッチ回路(1)
32 ラッチ回路(2)
33 カウンタ
34 タイミング制御回路
35 比較器
36 サンプルホールド(SH)回路
37 回転方向判別回路
38 制御タイミング信号生成回路
39 周波数/位相演算回路
41 トランス
42 制御回路
43 電圧位相検出回路
44 2/3相変換回路
45 電流指令演算回路
46 誤差信号増幅回路
47 2/3相変換回路
48 PWM回路
Claims (6)
- 電圧指令及び周波数指令に基づいて出力電圧が所定の値に制御される被試験用の第1のインバータの模擬負荷となる第2のインバータと、前記第1のインバータの交流出力が1次側に入力され、前記第2のインバータの交流出力が2次側に入力されるインダクタもしくはトランス、もしくはトランス及びインダクタを含む回路と、前記第1のインバータの出力電流を前記第2のインバータにより制御するモータ模擬運転制御部とを備えるインバータ試験装置であって、
前記モータ模擬運転制御部には、
前記第1のインバータから出力電圧の位相θの情報を含む信号を受信し、該信号から前記第1のインバータの出力電圧の位相θを検出する位相検出手段と、
前記第1のインバータの出力電流を検出する電流検出手段と、
負荷指令信号に応じて、前記第1のインバータの出力電流を決定するための電流指令信号を生成する電流指令演算手段と、
前記電流指令演算手段により生成された電流指令信号と、前記電流検出手段により検出した第1のインバータの出力電流信号とを比較し、2つの信号の誤差信号を増幅する誤差信号増幅手段と、
前記誤差信号増幅手段の出力信号と、前記位相検出手段で検出した第1のインバータの出力電圧の位相θとを基に、前記電流指令信号と前記第1のインバータの出力電流信号とが一致するように、前記第2のインバータの出力電圧を制御する出力電圧制御手段と、
を備えることを特徴とするインバータ試験装置。 - 前記位相検出手段は、
前記第1のインバータから、3相の内の少なくとも1相の出力電圧指令信号を受信し、
前記1相の出力電圧指令信号を基に、前記第1のインバータの出力電圧の位相θを検出する位相検出回路で構成されること
を特徴とする請求項1に記載のインバータ試験装置。 - 前記位相検出手段は、
前記第1のインバータから、3相の内の少なくとも2相の出力電圧指令信号を受信し、
前記2相の内の1相の出力電圧指令信号を基に、前記第1のインバータの出力電圧の位相θを検出する回路と、
前記2相の出力電圧指令信号の極性関係から模擬モータの回転方向を判別する回路と、
を含む位相検出回路で構成されること
を特徴とする請求項1に記載のインバータ試験装置。 - 前記位相検出回路は、
所定の周波数fclkのクロック信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値を取込み保持するための第1のラッチ回路と、
前記カウンタのカウント値を取込み保持するために第2のラッチ回路と、
前記第1のインバータから受信した1相の出力電圧指令信号の極性が所定の方向に変化する際のゼロクロス点を検出すると共に、該ゼロクロス点に同期して前記第1のラッチ回路に前記カウンタのカウント値を保持させるゼロクロス検出回路と、
前記1相の出力電圧指令信号の位相θを所定の制御周期tcごとに算出するための制御タイミング信号を生成する制御タイミング信号生成回路と、
前記第1のラッチ回路にカウント値が保持された直後に、前記制御タイミング信号生成回路から出力される制御タイミング信号により前記第2のラッチ回路に前記カウンタのカウント値を保持させるタイミング制御回路と、
前記第1のラッチ回路に保持されたカウント値と、前記第2のラッチ回路に保持されたカウント値を読み込み、前記第1の相の出力電圧指令信号の周波数ωを算出すると共に、前記制御タイミング信号tcに同期して前記第1の出力電圧指令信号の位相θを算出する周波数/位相演算回路と、
を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインバータ試験装置。 - 前記周波数/位相演算回路は、
前記ゼロクロス点ごとに前記第1のラッチ回路に保持されるカウント値を、Dz(n)、Dz(n+1)、・・・として順次に読み込み、前記第1のインバータの出力電圧の角周波数を、
ω=2π{fclk/(Dz(n+1)―Dz(n))}、
として算出し、
また、前記タイミング制御回路により前記第2のラッチ回路に保持されるカウント値を、Dd(n)、Dd(n+1)、・・・、として順次に読み込み、前記制御タイミング信号に同期して、
θ={Dd(n)−Dz(n)+(m+0.5)Dc}/{(fclk/ω)}、
ここで、Dc=fclk・tc、
m=1、2、・・・(制御タイミング信号の順番)、
として、
算出することを
特徴とする請求項4に記載のインバータ試験装置。 - 前記第1のインバータから2つの相の出力電圧指令信号を受信し、
第1の相の出力電圧指令信号を基に前記ゼロクロス検出回路で生成されるゼロクロス点に同期して、第2の相の出力電圧指令信号を保持するサンプルホールド回路と、
前記サンプルホールド回路に保持された出力電圧指令信号の極性により回転方向を判別する回転方向判別回路と
を備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のインバータ試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006277496A JP2008099417A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | インバータ試験装置 |
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JP2006277496A JP2008099417A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | インバータ試験装置 |
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JP2008099417A true JP2008099417A (ja) | 2008-04-24 |
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JP2006277496A Pending JP2008099417A (ja) | 2006-10-11 | 2006-10-11 | インバータ試験装置 |
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JP (1) | JP2008099417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015208064A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 電力変換装置の信号変換装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11187690A (ja) * | 1997-12-18 | 1999-07-09 | Toshiba Corp | インバータ装置及びブラシレスファンモータ |
JP2005130671A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Shinko Electric Co Ltd | インバータ試験装置 |
-
2006
- 2006-10-11 JP JP2006277496A patent/JP2008099417A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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