JP2008098574A - ウエーハの研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハの裏面を研磨加工することによってウエーハと保護テープの間に堆積する研磨粉を効率的に除去する研磨装置を提供し、後工程での研磨粉によるウエーハの汚染や損傷などを防止する。
【解決手段】着脱位置に位置付けられた研磨加工用チャックテーブル19の近傍に、チャックテーブル19に保持されているウエーハ1の側端部に洗浄水を噴射する側面洗浄ノズル15を配設し、チャックテーブル19を回転させながら側面洗浄ノズル15からウエーハ1の側端部に洗浄水を噴射して、堆積している研磨粉を洗い流して除去する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハを研削して薄化した後に被研削面を研磨加工する研磨装置に関する。
近年の各種電子機器の小型化・薄型化に伴う半導体ウエーハの薄化は、電子回路が形成された表面とは反対側の裏面を研削することによって行われている。ところで、研削されたウエーハの裏面には研削加工によるクラック層が残留するので、抗折強度が低下してしまうといったことが起こる。これを防止するために研削後にウエーハ裏面を研磨処理し、クラック層を除去して抗折強度を維持することが行われている。
ところが、特許文献1に記載されているように、研磨されるウエーハのエッジ(側端)部はナイフエッジ形状であり、かつ、裏面には保護テープが貼着されているので、研磨時の研磨粉が堆積しやすくなる。エッジ部に研磨粉が堆積したままであると、研磨後のダイシングテープ貼着工程や表面保護テープの剥離工程などにおいて、ウエーハが汚染したり損傷したりする問題が生じる。そこで、研磨粉の堆積を防ぐために研磨加工以前にウエーハのエッジ部を切断することでエッジ部を絶壁状に形成し、研磨粉を堆積しづらくさせるという技術が特許文献1に記載されている。
特開2005−166861公報
上記特許文献1に記載の方法では、ウエーハを研磨する前にウエーハのエッジ部を切断する工程を追加する必要があり、このため、工程の増加に伴う生産性の低下やコストの上昇を招くことになる。
よって本発明は、ウエーハのエッジ部に堆積する研磨粉を、研磨工程に続く一連の操作で容易に、かつ円滑に除去することができ、その結果、生産性の低下やコストの上昇を招くことのないウエーハの研磨装置を提供することを目的としている。
本発明は、表面にデバイスが形成され、該表面に保護テープが貼着されたウエーハを、裏面が露出する状態で保持する研磨用保持手段と、該保持手段に保持された前記ウエーハの裏面を研磨する研磨手段とを備えた研磨装置において、研磨手段によって裏面が研磨されたウエーハを回転可能に保持する洗浄用保持手段と、該洗浄用保持手段によって保持されたウエーハの側面に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルとからなるウエーハ側面洗浄ユニットとを具備することを特徴としている。本発明の研磨手段は乾式のものが適用可能であり、また、ウエーハは厚さが100μm以下と比較的薄く研磨されるものである。
本発明によれば、ウエーハ側面洗浄ユニットの洗浄水供給ノズルからウエーハの側端部に向けて洗浄水を噴射することにより、ウエーハと保護テープの間に堆積した研磨粉が除去される。そのような洗浄ユニットが設置されていることにより、本発明の研磨装置のみで容易に研磨粉を除去することができる。したがって、ウエーハの側端部を切断するなどの装置や工程を必要とすることがなく、コストの増大が抑えられ、生産性の向上を図ることができる。
本発明では、研磨用保持手段が洗浄用保持手段を兼用する構成であってもよい。その場合には、研磨用保持手段の近傍に洗浄水供給ノズルが配設される。また、この構成に加えて、洗浄用保持手段を前記研磨用保持手段とは別個に保有し、該洗浄用保持手段の近傍に前記洗浄用供給ノズルが配設されている構成を含む。この場合は、研磨用保持手段と洗浄用保持手段の双方に対して洗浄水供給ノズルがそれぞれ配設される。
本発明の洗浄用保持手段は、下方に向かうに従って縮径する円錐形状であることが望ましい。このような形状にすることにより、洗浄水が跳ね返りにくくなり、洗浄水を下方へ円滑に排除することができるため、洗浄水による研磨粉の散乱が防止され、研磨粉がウエーハの側端部に残留することなく除去がすることができる。
本発明によれば、研磨装置の一連の作業内で研磨時にウエーハの側端部に堆積した研磨粉を容易に、かつ効果的に除去することができる。したがって、研磨粉の堆積を防止するための工程を追加する必要はなく、かつ後工程での研磨粉を原因とするトラブルを防止でき、その結果、コストを抑え、生産性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
[1]半導体ウエーハ
図1の符号1は、裏面全面が研削されて目的厚さ(例えば50〜200μm)に薄化加工される円盤状の半導体ウエーハ(以下ウエーハと略称)を示している。このウエーハ1はシリコンウエーハ等であって、研削前の厚さは例えば800μm程度である。ウエーハ1の表面には、格子状の分割予定ライン3によって複数の矩形状の半導体チップ(デバイス)4が区画されており、これら半導体チップ4の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。ウエーハ1の外周縁は、角をなくして損傷しにくいようにするために断面半円弧状に面取り加工が施されている。
複数の半導体チップ4は、ウエーハ1と同心の概ね円形状のデバイス形成領域5に形成されている。デバイス形成領域5はウエーハ1の大部分を占めており、このデバイス形成領域5の周囲のウエーハ外周部が、半導体チップ4が形成されない環状の外周余剰領域6とされている。また、ウエーハ1の周面の所定箇所には、半導体の結晶方位を示すV字状の切欠き(ノッチ)7が形成されている。このノッチ7は、外周余剰領域6内に形成されている。ウエーハ1は、最終的には分割予定ライン3に沿って切断、分割され、複数の半導体チップ4に個片化される。
ウエーハ1を裏面研削する際には、電子回路を保護するなどの目的で、図1に示すように電子回路が形成された側の表面に保護テープ2が貼着される。保護テープ2は、例えば厚さ70〜200μm程度のポリオレフィン等の柔らかい樹脂製基材シートの片面に5〜20μm程度の粘着剤を塗布した構成のものが用いられ、その粘着剤を塗布した面とウエーハ1の表面とが相対するように貼り付けられる。
上記目的厚さまで研削されたウエーハ1の裏面には、図2に示すように、多数の弧が放射状に描かれた模様を呈する研削条痕8が残留する。この研削条痕8は研削工具中の砥粒による破砕加工の軌跡であり、マイクロクラック等を含むクラック層である。研削条痕8によるクラック層は、以下に説明する本実施形態の研磨装置によって除去される。
[2]研磨装置
次に、図2に示した研削加工済みのウエーハ1の裏面を研磨加工する一実施形態の研磨装置を説明する。
図3に示す本実施形態の研磨装置9は、直方体状の基台10を備えている。この基台10の長手方向一端部には、基台10の水平な上面に対して垂直に立設された壁部11が一体に形成されている。図3では、基台10の長手方向、幅方向および鉛直方向を、それぞれY方向、X方向およびZ方向で示している。基台10上は、長手方向のほぼ中間部分から壁部11側がウエーハ1を研磨加工する研磨加工エリア12とされ、この反対側が研磨加工エリア12に加工前のウエーハ供給し、かつ、加工後のウエーハ1を回収する着脱エリア13とされている。
以下、研磨加工エリア12と着脱エリア13について説明する。
(I)研磨加工エリアの機構
図3に示すように、研磨加工エリア12には矩形状のピット14が形成されている。このピット14内には、テーブルベース16を介して円盤状のチャックテーブル(研磨用保持手段、洗浄用保持手段)19がY方向に移動自在に設けられている。テーブルベース16はピット14内に配されたY方向に延びるガイドレールに摺動自在に設けられており、適宜な駆動機構(いずれも図示省略)によって同方向を往復移動させられる。
テーブルベース16の移動方向両端部には蛇腹状のカバー17,18の一端がそれぞれ取り付けられており、これらカバー17,18の他端は、壁部11の内面と、壁部11に対向するピット14の内壁面に、それぞれ取り付けられている。これら、カバー17,18は、テーブルベース16の移動路を覆い、その移動路に研磨屑等が落下することを防ぐもので、テーブルベース16の移動に伴って伸縮する。
チャックテーブル19は、テーブルベース16上に、ウエーハ1の保持面である上面が水平な状態とされ、かつ、Z方向(鉛直方向)に沿った図示せぬ回転軸を中心にして回転自在に支持されている。チャックテーブル19は、図示せぬ回転駆動機構によって時計方向または反時計方向に回転可能となっている。図4に示すように、チャックテーブル19は、円盤状の枠体20の上面中央部に、多孔質セラミック材からなる円形の吸着エリア21が設けられた構成である。吸着エリア21の周囲に枠体20の環状の上面20aが形成されており、この上面20aと、吸着エリア21の上面21aは、ともに水平で、かつ互いに平坦な同一平面(チャックテーブル上面19a:ウエーハの保持面)をなしている。
チャックテーブル19は、図3に示すようにテーブルベース16ごと壁部11側に移動して所定の加工位置に位置付けられる。その加工位置の上方には、スピンドルユニット(研磨手段)40が配されている。このスピンドルユニット40は、基台10の壁部11に、Z軸スライダ48およびZ軸リニアガイド49を介して昇降自在に取り付けられ、Z軸送り機構50によって昇降させられる。
スピンドルユニット40は、図5に示すように、軸方向がZ方向に延びる円筒状のスピンドルハウジング46と、このスピンドルハウジング46内に同軸的、かつ回転自在に支持されたスピンドルシャフト41と、スピンドルハウジング46の上端部に固定されてスピンドルシャフト41を回転駆動するスピンドルモータ47と、スピンドルシャフト41の下端に同軸的に固定された円盤状のフランジ45とを具備している。
図3に示すように、スピンドルユニット40は、スピンドルハウジング46がZ軸スライダ48に固定されている。このスピンドルユニット40のフランジ45には、研磨工具42が取り付けられる。研磨工具42は、円環状のフレーム43の下面にシリカなどの酸化金属砥粒を含浸した研磨布44が固着されてなるもので、フレーム43がフランジ45にねじ止め等の手段によって着脱自在に取り付けられる。
上記チャックテーブル19は、テーブルベース16が着脱エリア13側に最も移動した位置において、ウエーハ1がその上面に供給されたり上面から回収されたりするが、その着脱位置の近傍に、ウエーハ1の側面を洗浄する洗浄水を噴射する側面洗浄ノズル(洗浄水供給ノズル)15が配設されている。この側面洗浄ノズル15はピット14に固定されており、洗浄水を噴射する角度は、研磨粉を円滑に洗い流す洗浄効果が発揮される観点から、チャックテーブル上面19aに対して平行な0°から下向き70°程度が好ましく、40°〜60°程度がより好ましい。本実施形態では、側面洗浄ノズル15とチャックテーブル19とで、本発明に係る側面洗浄ユニットが構成されている。
(II)着脱エリアの機構
図3に示すように、着脱エリア13の中央には多角形状のピット20が形成されており、このピット20の底部には、上下移動する2節リンク式の搬送ロボット23が設置されている。そしてこの搬送ロボット23の周囲には、上から見た状態で反時計回りに、供給カセット24a、位置決めテーブル25、旋回アーム式の供給アーム26、供給アーム26と同じ構造の回収アーム27、スピンナ式洗浄装置28、回収カセット24bが、それぞれ配置されている。
供給カセット24a、位置決めテーブル25および供給アーム26はウエーハ1をチャックテーブル19に供給する手段であり、回収アーム27、スピンナ式洗浄装置28および回収カセット24bは、裏面の研磨が終了したウエーハ1をチャックテーブル19から回収する手段である。各カセット24a,24bは複数のウエーハ1を積層状態で収容するもので、基台10上の所定位置にセットされる。
[3]研磨装置の一連の動作
次に、上記研磨装置9の一連の動作を説明する。
搬送ロボット23によって供給カセット24aから1枚のウエーハ1が引き出され、そのウエーハ1は、裏面側を上に向けた状態で位置決めテーブル25上に載置され、ここで一定の位置に決められる。
位置決めテーブル25上で位置決めがなされたウエーハ1は、供給アーム26によって位置決めテーブル25から真空吸着されて取り上げられ、着脱位置で待機しているチャックテーブル19上に載置される。チャックテーブル19に吸着固定されたウエーハ1はチャックテーブルごとY方向奥に移動し、スピンドルユニット40下方の所定の加工位置に位置付けられる。次に、チャックテーブル19を回転させるとともに、研磨工具42を回転させ、スピンドルユニット40を下降させることにより、研磨布44をウエーハ1の裏面に押圧させる。これによって、ウエーハ1の裏面全体が研磨される。本実施形態では乾式研磨であり、このため、研磨工具42やウエーハ1の磨耗した成分、研磨粉としてウエーハ1の側端部と保護テープ2とで形成される隙間に堆積しやすい。
スピンドルユニット40によって裏面の研磨が終了したら、ウエーハ1をチャックテーブル19ごとY方向手前に移動させ、着脱位置に位置付ける。そして、ウエーハ1をチャックテーブル19に固定した状態で自転させながら、図4に示すように側面洗浄ノズル15からウエーハ1の側端部に洗浄水Wを噴射し、ウエーハ1と保護テープ2の間に堆積した研磨粉を除去する。
側面洗浄ノズル15から所定時間洗浄水Wを噴射して研磨粉除去を終えたら、チャックテーブル19上のウエーハ1は回収アーム27によってスピンナ式洗浄装置28に移送され、ここで裏面が洗浄、乾燥された後、搬送ロボット23によって回収カセット24b内に移送、収容される。
以上が本実施形態の研磨装置9の動作であり、該装置9によれば、ウエーハ側面洗浄ユニットのチャックテーブル19を回転させながら側面洗浄ノズル15からウエーハ1の側端部に向けて洗浄水を噴射することにより、ウエーハ1と保護テープ2の間に堆積した研磨粉が除去される。そのようなウエーハ側面洗浄ユニットが設置されていることにより、当該研磨装置9を用いて容易に研磨粉を除去することができる。したがって、ウエーハ1の側端部を切断するなどの装置や工程を必要とすることがなく、コストの増大が抑えられ、生産性の向上を図ることができる。
[4]他の実施形態
上記実施形態は、研磨加工用のチャックテーブル19と、このチャックテーブル19に近接する側面洗浄ノズル15との組み合わせによってウエーハ側面洗浄ユニットを構成した例であるが、本発明では、上記スピンナ式洗浄装置28を利用してもう1つのウエーハ洗浄ユニットを付加し、該ユニットによってウエーハ1の側端部を再度洗浄するように構成することができる。以下は、その構成例である。
図6(a)に示すように、スピンナ式洗浄装置28は、基台10に回転自在に支持され、図示せぬ回転駆動機構によって一方向に回転させられる真空チャック式のスピンナテーブル(洗浄用保持手段)30と、このスピンナテーブル30を覆って洗浄水の飛散を防止するカバー28aと、ウエーハ1の側端部を洗浄するための側面洗浄ノズル(洗浄水供給ノズル)29とを備えている。上記回収アーム27によってチャックテーブル19上から回収される裏面研磨されたウエーハ1は、スピンナテーブル30上に吸着、保持され、スピンナテーブル30とともに回転させられてその裏面が上記のように水洗された後、乾燥処理される。スピンナ式洗浄装置28は図示せぬ裏面洗浄用の洗浄水供給ノズルを備えており、そのノズルからは、乾燥用の空気も噴射される。
スピンナテーブル30は、上記チャックテーブル19と同様のもので、枠体31および吸着エリア32を有し、これらの上面31a,32aが互いに水平な同一平面であるスピンナテーブル上面(ウエーハの保持面)30aを構成している。側面洗浄ノズル29は、スピンナテーブル上面30aに保持されたウエーハ1の側端部に向けて洗浄水を噴射するように基台10に設置されている。側面洗浄ノズル29からウエーハ1の側端部への洗浄水の噴射角度は、水平な0°から下向きの30°程度の範囲になるように設定されている。また、スピンナテーブル30の枠体31は、外周面が下方に向かうにしたがって縮径する円錐状に形成されており、枠体31の周縁角部は断面鋭角に形成されている。
この場合のスピンナテーブル上面30aの直径はウエーハ1と略同径であり、同心状に保持されるウエーハ1の外周縁はスピンナテーブル上面30aの外周縁に対応して一致もしくはそれに近い状態になる。したがって吸着エリア32はウエーハ1よりも小径であり、ウエーハ1の外周部分は吸着エリア32の外側にはみ出る。このはみ出た外周部分は吸着エリア32に吸着されないため、側面洗浄ノズル29から噴射される洗浄水Wの水圧によってウエーハ1がばたつくおそれがあり、ばたつきが起こると、ウェーハの当該部分がめくれ上がって割れたり破損し、さらにはテーブルから剥離して飛散するなどの問題が生じ、好ましくない。そこで図6(b)に示すように、枠体31の上面31aに、吸着エリア32の上面32aに連通する複数の吸着溝33を放射状に形成し、これら吸着溝33から吸い込まれる空気を利用してウエーハ1の外周部を枠体31の上面31aに吸着し得るように構成するとよい。
なお、ウエーハ1の外周部分もスピンナテーブル上面30aに吸着させる手段として、吸着溝33を形成する他に、図7に示すように、スピンナテーブル30の上面全面を吸着エリア32で構成することで対処できる。この場合には、吸着エリア32の側面32bからの空気漏れを防いで吸着力にロスが生じないようにするために、その側面32bに、気孔を塞ぐ接着剤を含浸させたり粘着テープを貼着させたりするとよい。
この実施形態によれば、スピンナテーブル30と側面洗浄ノズル29とによってウエーハ側面洗浄ユニットが構成され、該ユニットによれば、スピンナテーブル30を回転させながら、スピンナテーブル30に保持されているウエーハ1の裏面に洗浄水を噴射する裏面洗浄と同時に、側面洗浄ノズル29からウエーハ1の側端部に洗浄水を噴射して側端部を洗浄することができる。
この実施形態によれば、研磨加工用のチャックテーブル19に保持されているウエーハ1の側端部をノズル15から噴射する洗浄水で洗浄した後、次の工程のスピンナ式洗浄装置28での裏面洗浄時に、側面洗浄ノズル29から洗浄水を噴射してウエーハ1の側端部を再度洗浄するので、側端部に堆積していた研磨粉の除去を徹底させることができる。また、スピンナテーブル30の外周面(枠体31の外周面)が、下方に向かうにしたがって縮径する円錐状に形成されているため、側面洗浄ノズル29から噴射された洗浄水は、ウエーハ1の側端部に当たってから跳ね返って散乱するといった現象が起こりにくく、その円錐状の外周面を伝って円滑に下方に排水されていく。このため、洗浄水によってウエーハ1の側端部から除去される研磨粉もその排水とともに円滑に流れ落ち、ウエーハ1の側端部から研磨粉が短時間で完全に除去することができる。
なお、本発明は、先の実施形態のように、研磨加工側のウエーハ側面洗浄ユニット(チャックテーブル19と側面洗浄ノズル15)のみを備えている構成、および、この研磨加工側のウエーハ側面洗浄ユニットに加えて、図6で示したスピンナ式洗浄装置28側のウエーハ側面洗浄ユニット(スピンナテーブル30と側面洗浄ノズル29)をも備えている構成を含み、また、いずれか一方のウエーハ側面洗浄ユニットを備えている場合も含むものである。また、各ノズル15,29から噴射される洗浄水は、高圧エアに水を混入してなる二流体混合物であってもよく、このように高圧エアを混入すると、洗浄効果が高くなって好ましい。
本発明の一実施形態の研磨装置で研磨加工が施されるウエーハの(a)斜視図、(b)側面図である。 図1に示したウエーハの裏面が研削加工された状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る研磨装置の斜視図である。 一実施形態の研磨装置のウエーハ側面洗浄ユニットを示す(a)斜視図、(b)側面図である。 一実施形態の研磨装置が備えるスピンドルユニットによりウエーハ裏面を研磨している状態を示す側面図である。 スピンナ式洗浄装置の(a)断面図、(b)スピンナ式洗浄装置が備えるチャックテーブルの上面図である。 スピンナ式洗浄装置が備えるスピンナテーブルの他の実施形態を示す(a)側面図、(b)上面図である。
符号の説明
1…半導体ウエーハ
2…保護テープ
4…半導体チップ(デバイス)
9…研磨装置
15,29…側面洗浄ノズル(洗浄水供給ノズル)
19…チャックテーブル(研磨用保持手段、洗浄用保持手段)
19a…チャックテーブル上面(保持面)
28…スピンナ式洗浄装置
30…スピンナテーブル(洗浄用保持手段)
30a…スピンナテーブル上面(保持面)
40…スピンドルユニット(研磨手段)
W…洗浄水

Claims (6)

  1. 表面にデバイスが形成され、該表面に保護テープが貼着されたウエーハを、裏面が露出する状態で保持する保持面を有する研磨用保持手段と、
    該保持手段に保持された前記ウエーハの裏面を研磨する研磨手段とを備えた研磨装置において、
    前記研磨手段によって裏面が研磨されたウエーハを回転可能に保持する洗浄用保持手段と、該洗浄用保持手段によって保持されたウエーハの側面に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルとからなるウエーハ側面洗浄ユニットを具備することを特徴とするウエーハの研磨装置。
  2. 前記研磨用保持手段が前記洗浄用保持手段を兼用し、該研磨用保持手段の近傍に前記洗浄水供給ノズルが配設されていることを特徴とする請求項1に記載のウエーハの研磨装置。
  3. 前記洗浄用保持手段を前記研磨用保持手段と別個に保有し、該洗浄用保持手段の近傍に前記洗浄水供給ノズルが配設されていることを特徴とする請求項2に記載のウエーハの研磨装置。
  4. 前記洗浄用保持手段は、下方に向かうに従って縮径する円錐状部材の上面に前記保持面が略水平に形成されてなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウエーハの研磨装置。
  5. 前記研磨手段が乾式であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウエーハの研磨装置
  6. 裏面研磨後のウエーハの厚さが100μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のウエーハの研磨装置。
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