JP2008097506A - 試作組合せ算出装置、そのプログラム、方法及びそれを含むcadシステム - Google Patents

試作組合せ算出装置、そのプログラム、方法及びそれを含むcadシステム Download PDF

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Abstract

【課題】設計者が各要素に設定した条件を満足する試作パターンを生成する試作組合せ算出システムを提供する。
【解決手段】
回路設計データから回路要素と関連付いた実装条件を抽出し、抽出した実装条件から条件項を重複することなく抽出し、抽出した条件項の真理値の組合せを作成し、作成した条件項の真理値の組合せを回路要素毎の実装条件に代入して条件項の真理値の組合せで特定される試作パターン毎に回路要素毎の実装の有無を求めるので、実装する回路要素が特定された試作パターンを自動的に生成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品化・企画が決定していない段階(例えば、研究開発段階など)の回路設計において、複数バリエーションの回路を実装条件式にて集約して表現した際、採り得る部品・接続などの回路要素の組合せを算出する装置に関する。
近年、CAD(Computer Aided Design)の普及により回路設計、基板設計もCAD装置でなされることが一般的になってきた。また、設計・開発に関わる情報を一元化して管理し、データの有効活用と設計作業の効率化を図るPDM(Product Data Management)も一般的に使用されるに至っている。
このような技術的状況下で、技術者は研究開発段階にあっても全部品を回路設計CADシステムで作図し、配置されている部品をPDMに具備される機能である「部品表ツール」を用いて表形式で表現することが可能となっている。
1枚の回路図に複数バリエーションの回路を集約して記述する場合、バリエーションに応じて搭載または非搭載となる部品の情報は、CAD図面内の部品属性画面または部品表ツールを用いて設計者自身が設定する必要がある。CAD図面内の部品属性画面は部品属性を入力する画面であり、例えば、モデル編集時に部品に対して所定操作を行うことで表示される。この部品属性画面の表示時に、設計者は前記回路バリエーション毎の部品搭載の有無を入力し、回路設計CADシステムはこの入力を受けて記録する。記録されたバリエーション毎の部品搭載の有無に関する情報は設計者が随時参照できる。一方、部品表では、部品が備える属性をフィールドとする他、各バリエーションもフィールドとし、そのフィールドには各バリエーションにおける部品搭載の有無を記録する。図13では、「○」がそのバリエーションでの部品の搭載が有ることを示し、「×」がそのバリエーションでの部品の搭載が無いことを示す。部品表の各バリエーションへの値の入力は設計者が「仮想バリエーション」を想定しながら行う。
従って、設計者は「仮想バリエーション」を想定し、この想定範囲内のバリエーションで搭載する部品の情報を予め用意しておく必要がある。この「仮想バリエーション」に従って回路情報から搭載する部品等の情報を抽出し、確認・評価を行っているのが現状である。例えば、バリエーション毎に、CAD図面内の部品属性又は部品表を参照し、必要があれば回路を作成して確認・評価を行っている。回路設計CADシステム上で回路を作成すればシミュレーションを実行することができる。勿論、設計者がCAD図面内の部品属性又は部品表を参照して試作を直接作成して評価することもできる。バリエーションの確認だけであれば、CAD図面内の部品属性又は部品表を参照して行うこともできる。
なお、本発明の本質的部分に関連する先行技術文献情報はなく、下記先行技術文献情報は回路設計用CADシステムの一例を示すものとして挙げている。
特開2005−189930号公報 特開平8−137928号公報
電気回路設計の研究開発段階および設計段階においては、設計工数削減のため、複数バリエーションの回路図をバリエーション単位に記述せず、1枚または数枚の回路に集約して記述することが多い。通常、複数バリエーションの回路図の論理和となる回路図を作成しながら前説したように各部品属性に部品の搭載情報が入力されるため、完成したCAD図面は理解しづらいものとなる。そのCAD図面を作成した設計者はまだよいものの、それを作成していない他の設計者にとってはより理解しづらいものとなる。よって、実際には発生しない部品の組合せも1枚の回路に表現されるため、場合によっては同一名の部品が重複するなど、整合性の取れていない矛盾した状態のCAD図面を作成してしまう。
このような回路図において、1バリエーションの回路情報を得るためには当該バリエーションに搭載または非搭載となる部品・接続などの回路要素を識別する必要がある。しかし、商品企画などが明確に決定していない研究開発段階では識別するための情報がなく、過去の商品企画実績に従って識別し、回路を確認・評価する方法が通常なされている。他に、前記回路図の各部品属性を参照しながら部品の搭載有無を考慮しつつ、設計者が想定する部品組合せ(仮想バリエーション)に従って識別し、回路を確認・評価することもできるが、部品の数によってはそのバリエーションは無数にあり現実的ではない。
また、想定した部品組合せ(仮想バリエーション)に対し、具体的にどの部品・接続が実装または非実装となるかは、部品表ツールにおいて、仮想バリエーション毎に1部品ずつ設定していく必要があり、設定漏れ・誤りなどのミスが発生しやすかった。
商品企画においては、研究開発段階で作成された回路に関する情報が、設計者が設定した仮想バリエーション毎にしか得られず、商品化検討のための十分な情報を得られない。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、設計者が各要素に設定した条件を満足する試作パターンを生成する試作組合せ算出システムを提供することを目的とする。
複数の回路のバリエーションを集約して記載する回路図において、実装または非実装となる部品・接続等の回路要素に対し実装条件を式で使用者から受け付けることにより、当該回路図が採り得る試作パターンの算出、試作パターン毎に切り替わる回路要素の表形式での表示、集約された回路図から試作パターン毎の回路図の表示または印刷、試作パターン毎の部品コスト・重量・はんだ量・消費電力等の集計、試作パターン毎の部品調達(在庫・供給量)確認などにより、採り得る組合せでの回路シミュレーション・試作の他、商品企画での検討材料を提供する。
図1は本発明の概念図である。図1(a)回路図、図1(b)条件要素テーブル、図1(c)抽出された条件項、図1(d)条件項組合せ評価結果テーブル、図1(e)対象要素テーブル&回路図の順に処理される。
図1(a)の実装条件が設定された回路要素がある回路図がある場合に、その回路要素から実装条件を抽出して回路要素と実装条件を関連付けた図1(b)のテーブルを作成する。そのテーブルの実装条件から重複しないように条件項を抽出して図1(c)となる。図1(c)の条件項の真理値の組合せを作成し、その組合せ毎に全ての実装条件式に代入して求まった値のうち、全ての実装条件式の解が同一となった条件項の真理値の組合せを一の条件項の組合せを選択して試作パターンとすると共に、解が同一とならない条件項の真理値の組合せも試作パターンとする(図1(d)参照)。図1(d)のテーブル中塗りつぶしとなっている行は全ての実装条件式の解が同一となった条件項の真理値の組合せである。試作パターンとされた条件項の真理値の値を回路要素の実装条件に代入して真となった行が塗りつぶしが無く、偽となった行が塗りつぶしが有るテーブルが図1(e―11)、(e―12)、(e―13)、(e―14)及び(e―15)である。それぞれ試作パターンであるパターン1、パターン2、パターン3、パターン4及びパターン5に対応する。実装条件がない回路要素は常に配置されるとして、実装条件が設定されている回路要素を図1(e―11)、(e―12)、(e―13)、(e―14)及び(e―15)に従って配置した回路図がそれぞれ図1(e―21)、(e―22)、(e―23)、(e―24)及び(e―25)となる。
本発明によれば、このように実装条件が付与されている回路要素を配置している回路のCADデータから複数の回路を生成することができる。同様に部品表も生成することができる。
(1)
本発明に係る試作組合せ算出装置は、回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部とを含めるものである。
回路設計データは、回路設計のデータであり、後説する実施形態で説示した回路設計用CADデータの他、回路設計で使用するシステムが用いる各種データを含む。ペイントソフト、表計算ソフト又は文書作成ソフトの描画ツール、Microsoft(登録商標) Office Visio(登録商標)などをインストールした装置でも回路設計は可能であり、これらの装置で設計した回路設計データに対して本発明を適用することができることは所謂当業者であれば明らかである。
実装条件は回路要素に関連付けて記録されており、使用者からの実装条件の入力も回路要素を特定して行われる。例えば、使用者が回路設計用CADシステムを操作して部品を配置した後にその部品の部品属性画面で実装条件を使用者が入力する。
このように本発明においては、回路設計データから回路要素と関連付いた実装条件を抽出し、抽出した実装条件から条件項を重複することなく抽出し、抽出した条件項の真理値の組合せを作成し、作成した条件項の真理値の組合せを回路要素毎の実装条件に代入して条件項の真理値の組合せで特定される試作パターン毎に回路要素毎の実装の有無を求めるので、実装する回路要素が特定された試作パターンを自動的に生成することができるという効果を奏する。
後説する実施形態においては、回路要素識別番号、名称、実装条件、試作1、試作2、試作3、試作4、試作5をフィールドとして有する試作パターン毎実装回路要素テーブルを試作パターン毎実装判定の処理で作成している。この試作パターン毎実装回路要素テーブルを表示装置の表示画面に出力する構成にすることもできる。
(2)冗長回路の生成防止
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件式を抽出する条件式抽出部と、条件式抽出部が抽出した条件式に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれに条件式の評価結果の順列を求める条件項組合せ毎条件式評価処理部と、条件式の評価結果の順列が重複するか否かを判断し、条件式の評価結果の順列が重複する場合に重複する条件式の評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せの中から一の評価結果の順列に係る条件項の真理値を試作パターンとし、条件式の評価結果の順列が重複しない場合に評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せを試作パターンとする評価結果取得部とを新たに含み、評価結果取得部からの試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無を試作パターン毎実装判定部が求めるものである。
このように本発明においては、回路要素毎の実装条件から重複することなく条件式を抽出し、抽出した条件式に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件式の評価結果の順列を条件項の真理値の組合せ毎に求め、条件式の評価結果の順列が重複する場合に同じ順列となる条件項の真理値の組合せの中から一の条件項の真理値の組合せを試作パターンとし、条件式の評価結果の順列が重複しない場合に重複しない条件式の評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せを試作パターンとし、試作パターン毎実装判定部がこれらの試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無を求めるので、条件式の評価結果の順列が重複する条件項の真理値の組合せが試作パターンから除外され、実装される回路要素が同じとなる組合せを生成することを防止することができるという効果を有する。具体的には実装される回路要素が同じ回路の生成を防止することができる。
後説する実施形態で評価結果取得部は評価結果行取得部として説示している。これは実施形態がテーブルを用いた構成で説示しているためである。テーブルを用いなくとも所謂当業者であれば明らかであるように配列変数、複数の変数又は構造体を用いることで実装することができる。
(1)では条件項抽出部が条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出していたが、この代わりに条件式抽出部から抽出された条件式から重複することなく条件項を抽出してもよい。
(3)生成しない回路の指定
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、条件項組合せ作成処理部で作成した条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除する条件項組合せ除外部を新たに含むものである。
このように本発明においては、条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除するので、削除された条件項の真理値の組合せは試作パターンとして以降の処理が実行されず、不要な処理を回避することができると共に、使用者が必要としない回路までを出力しないという効果を有する。
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、条件項組合せ毎条件式評価処理部で求めた条件項の真理値の組合せそれぞれの条件式の評価結果の順列の中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せそれぞれの条件式の評価結果の順列を削除する評価結果順列除外部を新たに含むものである。
評価結果順列除外部が、条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せではなく、条件項組合せ毎条件式評価処理部で求めた条件項の真理値の組合せの条件式の評価結果の順列を対象として処理している。
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、評価結果取得部が試作パターンとする条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除する条件項組合せ除外部を新たに含むものである。
条件項組合せ除外部が、条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せではなく、評価結果取得部が試作パターンとする条件項の真理値の組合せを対象として処理している。
(4)回路図作成
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、試作パターン毎実装判定部で求めた試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無に従って実装される回路要素からなる回路図を作成するものである。
(5)部品表作成
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、試作パターン毎実装判定部で求めた試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無に従って実装される回路要素からなる部品表を作成するものである。
(6)指定条件内での回路の生成
本発明に係る試作組合せ算出装置は必要に応じて、条件項抽出部で抽出された条件項に対する条件である条件項条件を使用者から受け付ける手段とを新たに含み、条件項組合せ作成処理部が、使用者から受け付けた条件項条件を満たす条件項の真理値の組合せを作成するものである。
このように本発明においては、条件項組合せ作成処理部が条件項抽出部で抽出された条件項全てを使用して条件項の真理値の組合せを作成するのではなく、使用者から受け付けた条件項条件を満たす中で条件項の真理値の組合せを作成するので、使用者が必要とする回路を目標として以降の処理がなされ、不必要な回路の生成による無駄な処理を回避し、また、使用者も不必要な回路の出力を受けなくてよいという効果を有する。
前記(1)ないし(6)の発明は装置として説明したが、所謂当業者であれば明らかであり、また、後記の実施形態にも記載があるように、方法及びプログラムとしても把握することができる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
判定結果を基に、回路図全体の部品表等の回路要素表から試作パターン毎の回路要素を特定でき、部品表等を生成することができる。この部品表の部品品番を基に、部品毎のコストや重量・実装面積・半田量などを格納したDB等から情報を抽出し、集計することで事前評価の材料とする。また、同様の部品情報管理DBから、試作パターン毎に搭載されるLSI・ICの消費電力を抽出し集計することで試作パターン毎の消費電力予測も可能となる。さらに、試作パターン毎の構成部品表を購買システム・生産管理システム等で評価することで、早期の調達準備などが可能となる。
また、判定結果で得られた回路要素表を基に、試作パターン毎の回路図を自動生成することが可能となり、試作前評価(設計検証・シミュレーションなど)において、実際に発生しうる要素の組合せを考慮した設計が可能となる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、本実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。また、本実施の形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
本実施の形態では、主にシステムについて説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明はコンピュータで使用可能なプログラム及び方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置または磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
(本発明の第1の実施形態)
[1.試作組合せ算出機能の構成]
図2は本実施形態に係る試作組合せ算出機能のブロック構成図である。
試作組合せ算出機能は、条件抽出処理、試作パターン算出処理及び試作パターン毎要素判定処理からなる。条件抽出処理は、条件要素抽出部31、条件式抽出部32及び条件項抽出部33で実現される。試作パターン算出処理は、条件項組合せ作成処理部41、条件項組合せ毎条件式評価処理部42、評価結果行取得部43及び条件項組合せ除外部44で実現される。試作パターン毎要素判定処理は試作パターン毎実装判定部51で実現される。
[1.1 回路図への条件設定]
回路設計用CAD等において、ブロック・部品・端子・信号線などの回路要素に対し、当該回路要素が実装される条件を属性情報として設計者が入力する。実装条件属性情報を一つの回路設計データの属性として設けることが望ましい。実装条件式は回路要素に関連させて回路図面上に表示する。または実装条件式を回路図面に表示せず、プロパティウィンドウ等で表示される属性情報(図3参照)として記録する。<1>言い換えるとすれば、入力された実装条件式は該当する回路要素と関連付けて記録する。
[1.2 条件抽出]
条件要素抽出部31は、上記回路設計データ(CADデータ等)から回路要素を抽出し、実装条件が指定された回路要素の一覧を条件要素テーブルに作成する。このとき、上位の回路要素に設定されている実装条件は下位の回路要素のAND条件となる。つまり、下位の回路要素の実装条件は下位の回路要素に設定されている実装条件と上位の回路要素に設定されている実装条件の論理積になる。たとえば、部品に設定されている実装条件は、当該部品の端子に設定されている実装条件と論理積される。
条件式抽出部32は、条件要素テーブル中重複する実装条件式を一の実装条件式にする。上記条件要素テーブル中、同一の実装条件式は試作組合せ算出の処理で不要であり、重複分を除外した条件式テーブルとして整理する。<2>
条件項抽出部33は、整理された条件式テーブルから、実装条件式に用いられている条件項を、”and”,”or”,”+”,”;”,空白等の区切り文字(論理演算子などの演算子を示す記号)により分離・抽出し、条件項テーブルを作成する。このとき、重複する条件項は一つとして集約する。
[1.3 試作パターン算出]
条件項組合せ作成処理部41は、上記の条件項テーブルの各条件項がOn/Offとなる全ての組合せを示す条件項組合せテーブル<3>を作成し、前記<2>の実装条件式に適用する。条件項組合せ毎条件式評価処理部42は、この実装条件式をOn/Off(真理値)で評価した結果を条件項組合せテーブルに設定する。<4>つまり、実装条件式を命題として2価値論で処理した結果を条件項組合せテーブルに設定する。
尚、条件項組合せ除外部44は、前記条件項の組合せに制限がある場合、前記<3>の条件項組合せテーブル作成の際に条件項の制限に従った組合せを除外する。また、部品等の実装条件に制限がある場合、前記<4>の結果から制限に合致しない組合せを省く。<5>
評価結果行取得部43は、前記<4>(または前記<5>)の条件項組合せテーブルに対し、評価結果が重複するパターンを検索し、重複するパターンは一方のパターンを試作組合せから除外する。この結果、残ったパターンを、試作・シミュレーション等が必要な試作パターンとし、表示・印刷する。
[1.4 試作パターン毎の情報確認]
試作パターン毎実装判定部51は、複数の試作パターンのうち、一の試作パターンの回路を具体的に出力するために、その試作パターンを算出した条件項のOn/Off組合せを前記<1>の回路の各実装条件式に適用することでその試作パターンの回路要素実装有無を判定する。
[1.5 データ出力]
回路図作成部61は、その試作パターンに実装する回路要素を示す試作の回路図を表示・印刷する。部品表作成部62は、その試作パターンに実装(または非実装)する部品リストも、同様に条件式に適用することで一覧表示・印刷できる。なお、要求に応じて各種テーブルのデータ内容を使用者が参照することができる。
[2.ハードウェア構成]
図4は本実施形態に係るCADシステムを構築したコンピュータのハードウェア構成図である。試作組合せ算出機能はCADシステムに具備される機能の一つとして本実施形態では説明する。所謂当業者であれば明らかであるように、CADシステムとは別の試作組合せ算出システムとして実装することもできる。このような試作組合せ算出システムの場合、例えば、CADシステムから必要なデータを受け取って動作し、処理後のデータをCADシステムに返す連携システムとして実現でき、また、CADシステムが起動していなくとも回路設計データ(CADデータ等)を記憶装置から読み出して処理し、処理後のデータを記憶装置に記録する独立したシステムとしても実現できる。例えば、処理前のデータが実装条件が埋め込まれた回路のCADデータであり、処理後のデータが試作パターンの回路のCADデータであり、1つのCADデータを読み込んで試作パターン数分のCADデータを出力する。ただし、処理前のデータに対して試作パターンの回路のデータを埋め込むこともでき、例えば、所謂レイヤ機能を用いて試作1、試作2、…、試作nといったレイヤを用意してそれぞれのレイヤに試作パターンの回路を形成することもできる。
CADシステムが構築されるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)11、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメインメモリ12、ROM13、外部記憶装置であるHD(hard disk)14、ネットワークに接続するための拡張カードであるLANカード15、入力装置であるマウス16及びキーボード17、画面表示機能を有するビデオカード18、音声の入出力機能を有するサウンドカード19、出力装置であるディスプレイ20とスピーカー21、CD−ROMからデータを読み出すCD−ROMドライブ22からなる。
CD−ROM等の外部記憶媒体に記録されているCADプログラムをコンピュータのHDに複製し、CADプログラムが読み出し可能となって実行できる状態とする所謂インストールを行うことでコンピュータ上にCADシステムが構築されることになる。試作組合せ算出システムとして実装する場合も試作組合せ算出プログラムをインストールすることで、試作組合せシステムがコンピュータ上に構築されることになる。
[3.動作]
ここでは、CD/MDラジカセの回路設計を例に、処理の流れを説明する。説明を簡略化するため、回路は図5のようなものを想定する。商品化が決定する前の段階でも、CD・MD機能の有無、国内外での流通が想定されている為、回路としては全機能を集約した形で記載する。例えば、回路ブロック(MD)はMD機能付きの製品のみ、DISP部品はMDまたはCDの機能付き製品のみなどのように実装条件を与えている。なお、説明の便宜上図5では吹き出しで明記しているが、部品属性画面で表示するなどの他の表示方法も適用することができ、さらには表示しなくともよい。
回路図データ全体から部品リストを抽出し、品番をキー(key)として付加情報を付加すると、図6に示す全11部品の部品表が作成できる。
以上の回路データから、試作組合せを算出する。尚、動作フローチャートは図7のようになる。まずは、この図を用いた動作説明を行い、その後に、各処理について詳細に説明する。
本動作は、条件抽出処理(S200)、試作パターン算出処理(S300)及び試作パターン毎要素判定処理(S400)からなる。
CADシステムを使用していた設計者は試作組合せ算出機能を入力機器を用いて指示する。例えば、メニューバーの「ツール」の「試作組合せ算出機能」をマウス16を用いて選択することで指示することができる。
コンピュータは回路の指定を促し、設計者は対象回路を入力機器を用いて指示する。なお、回路の指定がなくとも現在編集中の回路を対象として処理する構成にすることもできる。
コンピュータは指示された対象回路の回路設計データを記憶装置であるHD14から読み出す(S101)。
条件抽出処理(S200)は、次のS201ないしS221からなる。
条件要素抽出部31はCADデータから回路要素の実装条件を抽出し、抽出した回路要素の実装条件を条件要素テーブルに格納する(S201)。図8(a)は条件要素テーブルの一例であり、実装条件以外に条件要素の識別番号、回路要素種別、回路要素名称のフィールドがある。
条件式抽出部32は条件要素テーブルに格納されている回路要素の実装条件を、重複する回路要素の実装条件は一つにして条件式テーブルに格納する(S211)。図8(b)は条件式テーブルの一例であり、条件式の識別記号、実装条件のフィールドを有する。
条件項抽出部33は条件式テーブルに格納され、条件項と演算子からなる実装条件式から条件項を抽出し、条件項テーブルに格納する(S221)。重複する条件項は一つにして条件項テーブルに格納する。図8(c)は条件項テーブルの一例であり、条件項の識別記号、条件項のフィールドを有する。
試作パターン算出処理(S300)は、次のS301ないしS334からなる。
条件項組合せ作成処理部41は、条件項テーブルに格納されている条件項が0又は1の真理値を取るとして、条件項テーブルに格納されている全ての条件項を対象としてその値の取り得る組合せを求め、条件項組合せテーブルに格納する(S301)。図9(a)は条件項組合せテーブルの一例であり、フィールドを条件項テーブルに格納されている条件項とし、条件項が取り得る値が0又は1である。よって、条件項組合せテーブルはフィールドの全ての条件項の値の組合せを示す。
条件項組合せ除外部44は条件項組合せ除外に係る制約条件の指示を受け付ける。なお、この制約条件の指示受け付けは、S311以前の例えば対象回路の指示受け付け時に同時に行うこともできる。
条件項組合せ除外部44は条件項組合せ除外に係る制約条件があるか否かを判断する(S311)。
制約条件があると判断した場合には、条件項組合せ除外部44は条件項組合せ除外に係る制約条件が示す条件項組合せテーブル又は条件項組合せ評価結果テーブルにおける条件項の値の組合せを除外する(S312)。なお、制約条件がない場合にはS312は処理せず、次の処理に進む。
条件項組合せ毎条件式評価処理部42は条件式テーブルの全ての実装条件それぞれに条件項組合せテーブルの条件項の値の組合せを代入し、評価結果を求めて条件項組合せ評価結果テーブルに格納する(S321)。図9(b)の条件項組合せ評価結果テーブルは、条件項組合せテーブルのフィールドに加え、各実装条件と評価結果をフィールドしている。条件項組合せテーブルの条件項の値の組合せそれぞれに条件式テーブルの実装条件の評価結果を連結した順列である条件項組合せの評価結果が求まる。
評価結果行取得部43は条件項組合せ評価結果テーブルに格納された実装条件の評価結果を連結した順列である条件項組合せの評価結果を取得する(S331)。
評価結果行取得部43は取得した条件項組合せの評価結果が既に取得した条件項組合せの評価結果と比較し、同一か否かを判断する(S332)。
S332で取得した条件項組合せの評価結果が同一である場合には、S331に戻る。
S332で取得した条件項組合せの評価結果が同一でない場合には、評価結果行取得部43は条件項組合せを試作パターンとして試作パターンテーブルに登録する(S333)。図9(c)は試作パターンテーブルの一例であり、試作パターンの識別情報、条件項、同種条件数のフィールドを有する。言わば、条件項組合せテーブルの試作パターン候補から試作パターンを選び出してなるテーブルが試作パターンテーブルである。
評価結果行取得部43は条件項組合せの評価結果を全て取得したか否かを判断する(S334)。
S334で条件項組合せの評価結果を全て取得していないと判断した場合には、S331に戻る。
S334で条件項組合せの評価結果を全て取得したと判断した場合には、次のS401からなる試作パターン毎要素判定処理(S400)に移行する。
試作パターン毎実装判定部51は条件要素テーブルの全ての実装条件と試作パターンテーブルの試作パターンとの対応における実装条件の値から実装条件に係る回路要素の実装の有無を判定し、その値を試作パターン毎実装回路要素テーブルに格納する(S401)。図10(a)は試作パターン毎実装回路要素テーブルであり、識別番号、回路要素の種別、回路要素の名称、実装条件、試作パターンの識別情報のフィールドを有する。条件要素テーブルに試作パターンの識別情報のフィールドを加えたものと見ることもできる。
実装判定結果を基に、試作パターン毎に搭載される回路要素を特定し、特定された回路要素及び実装条件が設定されていない回路要素からなる回路図を作成することで試作パターン毎の回路図を作成する(S501)。
実装判定結果を基に、試作パターン毎に搭載される回路要素を特定し、特定された回路要素及び実装条件が設定されていない回路要素からなる部品表を作成することで試作パターン毎の部品表を作成する(S502)。
これまで動作を図7の動作フローチャートに従って説明したが、さらに、各処理毎に詳細に説明する。
なお、これまで試作組合せ算出機能のブロック構成の構成要素を動作主体として説明してきたが、これは本実施形態におけるブロック構成における一例である。これは所謂当業者それぞれによって具体的な実装構成が異なることからも明らかである。そして、動作主体をハードウェアの観点から挙げるとするならば、システムを構築しているコンピュータ、そのプロセッサが該当する。
[3.1 条件抽出処理]
[3.1.1 条件要素抽出]
条件要素抽出部31は、回路設計データから、部品・接続などの回路要素情報を抽出し、回路要素の属性情報が空欄ではないものをテーブル化する。実際のCADデータからの情報取得方法については、CAD機能として保有しているIF(API(Application Programming Interface)などのインタフェース)を用いる方法と、部品表ツール等を介して取得する方法がある。図5の回路データからは図8(a)に示す通り、回路要素を条件要素テーブルに格納する。ここで、条件要素テーブルのフィールドである番号が「7」である部品“Rec”は、回路図データ上で設定されている実装条件が「CD or 国内」となっている。一方、部品“Rec”を含む“MD”のブロック回路(部分回路)に「MD」の条件が設定されており、部品“Rec”の条件は「MD and (CD or 国内)」となる。これはブロック“MD”と部品“Rec”の関係が、前説した上位の回路要素と下位の回路要素の関係となっているからである。
[3.1.2 条件式抽出]
条件式抽出部32は、条件要素テーブルの「条件」欄から条件式を取得し、重複しない条件式のみを条件式テーブルへ格納すると、図8(b)の条件式テーブルが得られる。例えば、条件要素の番号1と番号4は、共に「MD or CD」となっているため、条件式としては記号Aに集約される。
[3.1.3 条件項抽出]
条件項抽出部33は、条件式テーブルの「条件」欄から条件式を読み込み、ここで用いられている演算子(or,&,Not,and,括弧)を区切り文字として条件式を分離した上で条件項を抽出すると、図8(c)の通り、「MD」「CD」「国内」の条件項からなる。これらの条件項から回路のバリエーションが分かれていくことが判る。
[3.2 試作パターン算出処理]
[3.2.1 条件項組合せ作成処理]
条件項組合せ作成処理部41は、上記の手続きにより図8(c)に格納した条件項を列にとり、各条件項が0または1となる全て組合せを図9(a)のような条件項組合せ(パターン)テーブルとして作成する。なお、各条件項が取り得る値である「0」、「1」は、それぞれ「False」、「True」を表す。ここで条件項の数をNとすると、テーブルの行数は2のN乗となる。
[3.2.2 条件項組合せ毎条件式評価処理]
条件項組合せ毎条件式評価処理部42は、図8(b)に作成した条件式テーブルの各条件式に、図9(a)に示す条件項組合せパターン毎の条件項の値を代入して評価(演算)する。この演算結果は“0”または“1”となる。例えば、実装条件である「条件A」の場合、条件項組合せパターンである組合せ番号「1」のときは「MD or CD = 0 or 0=0」となり、組合せ番号「2」のときは「MD or CD = 1 or 0=1」となって評価(演算)結果を得る。論理演算ではなく他の計算式の演算方法によっては、“2”以上の結果も得られるが(条件式を「A+B」のように与える場合)、この場合は“1”として判定する。実装条件式毎の評価(演算)結果を連結し、文字列または数値としてテーブルに格納した結果は、図9(b)に示す条件項組合せ評価結果テーブルに示す通りとなる。
[3.2.3 評価結果行取得〜試作パターン登録]
評価結果行取得部43は、この条件項組合せ評価結果テーブルから、連結した評価結果が重複しない行のみを抽出し、条件項の値を図9(c)の試作パターンテーブルとして格納する。例えば、組合せ番号6と8は同一の連結した評価結果のため、試作5として集約する。
[3.2.4 条件項組合せ除外]
ここで、CDもMDも搭載しないラジカセも試作パターンとしては採り得ることになる。商品企画上、CDかMDのどちらかを搭載することが明らかな場合、図9(b)の組合せ番号1および組合せ番号5は除外できる。この結果、試作パターンとしては試作1を除外することができる。
なお、抽出した試作パターンは回路要素の組合せを網羅して検討するための情報であり、例示しているように国内向けの製品が1パターンしか採り得ないということではない。例えば、評価結果の重複除外処理で除外するパターンを他のパターンとすることで、国内3パターンと海外2パターンに分けられる。このため、試作パターン表を基に商品企画などを検討する場合、図9(b)の評価結果が同等となる条件項組合せを抽出し、合わせて表示する構成も採ることができる。例えば、試作3の場合、組合せ番号3と組合せ番号7を表示する。
[3.3 試作パターン毎要素判定処理]
[3.3.1 試作パターン毎実装判定]
試作パターン毎実装判定部51は、上記の手続きにより作成した試作パターンテーブル(図9(c))を基に、実際の試作パターン毎回路要素を判別する。この場合、まず図8(a)に作成した条件要素テーブルに対し、試作パターン毎の判定列を追加した試作パターン毎実装回路要素テーブルを用いる。図10(a)では、図8(c)の試作パターンテーブルの試作パターンを列として追加している。回路要素の実装は、試作パターン毎の条件項の値を図9(c)の試作パターンテーブルから取得し、実装条件式を評価(演算)することで判定する。
例えば、「試作2」のときの部品の名称“Disp”を判定する場合、図9(c)の試作2では条件項“MD”のみが“1”で、他の条件項は“0”になっている。これを部品“Disp”の条件式“MD or CD”で評価(演算)すると、「MD or CD=1 or 0=1」となり、“1”の結果が得られるため、この部品は試作2では実装(○)という判定ができる。
この判定を、条件付きの要素毎に繰り返すことで、図10(a)のような実装判定結果表である試作パターン毎実装回路要素テーブルが得られる。
[3.4 出力]
判定結果を基に、回路図全体の部品表等の回路要素表から試作パターン毎の回路要素を特定し、その特定した回路要素からなる部品表等を生成する。部品表の品番を基に、部品毎のコストや重量・実装面積・半田量などを格納したDB等から情報を抽出し、集計することで事前評価の材料とする。また、同様の部品情報管理DBから、試作パターン毎に搭載されるLSI・ICの消費電力を抽出し集計することでパターン毎の消費電力予測も可能となる。回路を設計した設計回路用のCADデータを有していれば、既に所謂当業者により使用されている各種評価処理を実行するシステムを用いて評価を行うことができることから、詳細については説明しない。ただし、従来の評価システムにおいては、使用者が評価対象とするものは回路1つであり、本発明が生成するようなバリエーションの回路を取り扱うものではない。
例えば、試作2のパターンでは接続“X01−E10”および部品”Rec“が実装されない形となり、図10(b)のような回路図となる。構成部品リストは図10(c)のようになる。図10(c)ではこの部品表でのフィールドとして「No」、「部品名」、「品番」、「消費電力」、「面積」、「重量」、「ハンダ量」、「単価」を示しているが、「在庫量」、「供給量」を追加して表示することもできる。
[3.4.1 回路図出力]
本実施形態においては、回路図が回路設計CADシステムを用いて既に作成済みであるので、回路図作成部61は試作パターン毎に搭載される回路要素を特定し、特定された回路要素及び実装条件が設定されていない回路要素からなる回路図を作成することで試作パターン毎の回路図を作成することができる。ここでは、実装条件が設定されていない回路要素は常に回路を構成する要素となるという前提で説明している。したがって、実装条件が設定されていない回路は常に回路を構成しない用途となるという前提で処理させる場合には、回路図上にその回路要素はでてこないことになる。
[3.4.2 部品表出力]
部品表作成部62は、試作パターン毎に搭載される回路要素を特定し、特定された回路要素及び実装条件が設定されていない回路要素からなる部品表を作成することで試作パターン毎の部品表を作成することができる。回路要素の各種情報を取得して試作パターン毎の部品表のフィールドとして追加し、試作パターンの回路要素のフィールド値の合計を求めることで回路全体のそのフィールドの特性を求めることができる。前説した試作パターン毎の消費電力、面積、重量、ハンダ量、単価などが該当する。試作パターン毎の回路の特性を使用者が把握することで、開発設計が円滑に進めることができるだけでなく、商品企画時において商品化の決定を左右する優良な情報を簡単に得ることができる。
[3.4.3 テーブル出力]
本実施形態においては、条件要素テーブル、条件式テーブル、条件項テーブル、条件項組合せテーブル、条件項組合せ評価結果テーブル、試作パターンテーブル、試作パターン毎実装回路要素テーブルを用いたが、これらのテーブルは使用者に対して出力する構成にすることもできる。
(その他の実施形態)
[より簡易な動作]
図11は前記第1の実施形態の試作組合せ算出機能をより簡易な動作としたものである。
S201までは第1の実施形態の動作と同一である。
条件要素を抽出した後に、条件式の抽出を経ることなく、重複することなく条件項を抽出して条件項テーブルに格納している(S222)。
S301ないしS502も第1の実施形態の動作と同一である。
前記第1の実施形態の動作と相違する点としては、条件項組合せ除外処理並びに条件項組合せ毎条件式評価処理を経ずパターンテーブルに格納される条件項の組合せ全てを試作パターンとして処理するために、多少冗長に試作パターン毎の回路要素の実装の有無が判定されることとなり、部品表及び回路図も同様である。この比して冗長な部品表及び回路図を出力しない点は第1の実施形態の試作組合せ算出機能の長所である。
[条件項条件の設定]
条件項は回路図上に配設される回路要素のうち実装条件式で用いられている項である。よって、通常は回路図上に配設される回路要素の一部が条件項となる。ところで、この条件項が増加すると、徒に試作パターンが試作組合せ算出機能により生成される場合がある。したがって、抽出した条件項に対する条件となる条件項条件を使用者から受け付けることが望ましい。例えば、MDが常に必要であれば「MD=“1”」とし、MDが不要であれば「MD=“0”」とし、MD又はCDが常に必要であれば「MD or CD = 1」とする。実装条件はある回路要素を実装するか否かの条件である。一方、条件項条件は回路要素の中で条件項のみを対象として回路に実装するか否かの条件である。そうすることで、条件項組合せテーブルでの条件項パターンの数を低減することができ、条件項パターン評価などの以降の処理が軽減されると共に、不要な試作パターンまでを使用者に対して出力することがなく利便性にも富む。例えば、「MD or CD = 1」とする条件項条件を与えた場合には、図9(a)の条件項組合せテーブルの組合せ番号「1」「5」が不要となる。
条件項条件の受け付けは、条件項を求めた後に受け付けるのが通常であるが(例えば、S221の直後)、条件項を求める前であってもよい。条件項以外の回路要素を対象として使用者が条件項条件として設定したとしても、その条件項条件は無視されるに過ぎない。
CADシステムなどのシステム上で回路上の必須回路要素、不要回路要素を設定している場合に、その設定を条件項条件に組み込むこともできる。
[出力条件項の設定]
前記第1の実施形態によれば試作パターンに係る回路図を出力することが可能となる。したがって、本発明によれば一枚に集約されていた回路図が試作パターン数の回路図を自動的に出力することが可能となる。しかし、実装条件によっては多数の試作パターンの回路図が出力されることになり、逆に使用者がその回路図を整理・把握することが困難となる場合がある。そこで、試作パターンの全ての回路図を出力するのではなく、使用者が必要とする条件の試作パターンのみを出力し、又は、使用者が不要とする条件の試作パターンを出力せずそれ以外の試作パターンを出力する構成とすることもできる。
さらには、実装条件による表示を許可する回路要素を指定することもできる。これは従来の集約的回路図の表示との併存ということである。対象となる使用者によって用い方が異なり、商品企画を担当する者であれば細かい回路要素の実装の有無毎に回路図が出力されるよりもユーザにとって重要な機能の有無毎の回路図が必要となる場合もある。他方、製品化段階を担当する者であれば大きな回路要素の実装の有無よりも細かい回路要素の実装の有無が示されている回路図を必要とする場合もある。さらに、同じ製品化段階を担当する者であっても担当するモジュールが異なれば担当するモジュールではそのモジュール内の条件項毎の詳細な回路図が必要となる一方で、担当しないモジュールではそのモジュール内の条件項毎の詳細な回路図は冗長となる場合がある。つまり、使用者によって必要とする回路図は異なり、出力できる全ての回路図を出力するのではなく、その中でも使用者が欲する回路図を出力することができるようになる。
[生成された試作パターン毎実装回路要素テーブル、又は、試作パターン毎の回路図若しくは部品表に基づく回路評価]
使用者が設計した回路に対して実装信頼性、実装コスト評価、応答特性評価、配線電気特性評価などの評価処理を実行する評価装置が既に使用されている。評価装置は所謂当業者であれば適宜実現することができるため、ここでは詳細について説示しない。この評価装置は回路用のCADデータを読み込み、使用者が指定した評価方法で評価処理を実行して評価データを出力するものである。本発明では実装条件が設定されたCADデータから多数の試作パターン毎の回路図、部品表を出力しており、試作パターン毎のCADデータを生成することも可能である。本発明により生成された試作パターン毎のCADデータを前記評価装置に入力する。評価装置は試作パターン毎のCADデータそれぞれに対して評価処理をして試作パターン毎の評価データを出力する。本発明では評価装置が出力した試作パターン毎の評価データを試作パターン同士で対比可能に表示する。図12は本実施形態に係る評価データ表示画面である。この図12では試作パターン、評価2、評価1、評価3、…、回路図、部品表のフィールドを有するテーブルからなるウィンドウを示している。このテーブルは現在評価2のフィールド値を基準に降順に試作パターンを並べている。他のフィールド値を基準に降順、昇順に試作パターンを並べることも可能である。回路図、部品表のフィールドのそれぞれにボタンが配置され、このボタンを押下することで対応する回路図、部品表を他のウィンドウに表示する。
このように自動的に多数生成された試作パターンを評価データに基づき評価データと共に表示し、さらに、それぞれの試作パターンの回路図、部品表も表示でき、著しく高い利便性を有する機能を提供する。
なお、前記第1の実施形態においても各種回路特性のフィールドを有するテーブルの一例を図10(c)に示したが、最下行はある試作パターンの回路の消費電力、面積、重量、ハンダ量、単価を示しており、試作パターンを構成する回路要素の特性を積算して回路の特性を求めていることとなり、各試作パターン毎に回路の特性を求めて試作パターン同士で対比可能に表示する構成にすることもできる。図12と同様のウィンドウ表示となる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
前記各実施形態に関して次の付記を示す。
(付記)
(付記1) 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部とを含める試作組合せ算出装置。(1、図11)
(付記2) 条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件式を抽出する条件式抽出部と、条件式抽出部が抽出した条件式に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれに条件式の評価結果の順列を求める条件項組合せ毎条件式評価処理部と、条件式の評価結果の順列が重複するか否かを判断し、条件式の評価結果の順列が重複する場合に重複する条件式の評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せの中から一の評価結果の順列に係る条件項の真理値を試作パターンとし、条件式の評価結果の順列が重複しない場合に評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せを試作パターンとする評価結果取得部とを新たに含み、評価結果取得部からの試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無を試作パターン毎実装判定部が求める前記付記1に記載の試作組合せ算出装置。(2、図7)
(付記3) 条件項組合せ作成処理部で作成した条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除する条件項組合せ除外部を新たに含む
前記付記1または2に記載の試作組合せ算出装置。(3)
(付記4) 条件項組合せ毎条件式評価処理部で求めた条件項の真理値の組合せそれぞれの条件式の評価結果の順列の中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せそれぞれの条件式の評価結果の順列を削除する評価結果順列除外部を新たに含む前記付記2に記載の試作組合せ算出装置。
(付記5) 評価結果取得部が試作パターンとする条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除する条件項組合せ除外部を新たに含む前記付記2に記載の試作組合せ算出装置。
(付記6) 試作パターン毎実装判定部で求めた試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無に従って実装される回路要素からなる回路図を作成する前記付記1ないし5のいずれかに記載の試作組合せ算出装置。(4)
(付記7) 試作パターン毎実装判定部で求めた試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無に従って実装される回路要素からなる部品表を作成する前記付記1ないし5のいずれかに記載の試作組合せ算出装置。
(付記8) 条件項抽出部で抽出された条件項に対する条件である条件項条件を使用者から受け付ける手段とを新たに含み、条件項組合せ作成処理部が、使用者から受け付けた条件項条件を満たす条件項の真理値の組合せを作成する前記付記1ないし5のいずれかに記載の試作組合せ算出装置。(5)
(付記9) 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部とを含める回路設計用CADシステム。(6)
(付記10) 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部としてコンピュータを機能させるための試作組合せ算出プログラム。(7)
(付記11) プロセッサが、回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出ステップと、プロセッサが、条件要素抽出ステップで抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出ステップと、プロセッサが、条件項抽出ステップで抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理ステップと、プロセッサが、条件要素抽出ステップで抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理ステップで作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定ステップとを含む試作組合せ算出方法。(8)
本発明の概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る試作組合せ算出機能のブロック構成図である。 CADシステムの編集画面及び部品属性画面の一例である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る回路及び実装条件設定の一例である。 本発明の第1の実施形態で使用した回路の全体部品表である。 本発明の第1の実施形態に係る試作組合せ算出機能の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態の条件抽出処理に係るテーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態の試作パターン算出処理に係るテーブルである。 本発明の第1の実施形態の試作パターン算出処理に係るテーブルである。 本発明のその他の実施形態に係る試作組合せ算出機能の動作フローチャートである。 本発明のその他の実施形態に係る評価データ表示画面である。 背景技術に係る回路要素の実装の有無も示す部品表である。
符号の説明
11 CPU
12 メインメモリ
13 ROM
14 HD
15 LANカード
16 マウス
17 キーボード
18 ビデオカード
19 サウンドカード
20 ディスプレイ
21 スピーカー
22 ドライブ
31 条件要素抽出部
32 条件式抽出部
33 条件項抽出部
41 条件項組合せ作成処理部
42 条件項組合せ毎条件式評価処理部
43 評価結果行取得部
44 条件項組合せ除外部
51 試作パターン毎実装判定部
61 回路図作成部
62 部品表作成部

Claims (8)

  1. 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、
    条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、
    条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、
    条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部とを含める試作組合せ算出装置。
  2. 条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件式を抽出する条件式抽出部と、
    条件式抽出部が抽出した条件式に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれに条件式の評価結果の順列を求める条件項組合せ毎条件式評価処理部と、
    条件式の評価結果の順列が重複するか否かを判断し、条件式の評価結果の順列が重複する場合に重複する条件式の評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せの中から一の評価結果の順列に係る条件項の真理値を試作パターンとし、条件式の評価結果の順列が重複しない場合に評価結果の順列に係る条件項の真理値の組合せを試作パターンとする評価結果取得部とを新たに含み、
    評価結果取得部からの試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無を試作パターン毎実装判定部が求める
    前記請求項1に記載の試作組合せ算出装置。
  3. 条件項組合せ作成処理部で作成した条件項の真理値の組合せの中から使用者から指定された条件項の真理値の組合せを削除する条件項組合せ除外部を新たに含む
    前記請求項1または2に記載の試作組合せ算出装置。
  4. 試作パターン毎実装判定部で求めた試作パターン毎の回路要素それぞれの実装の有無に従って実装される回路要素からなる回路図を作成する
    前記請求項1ないし3のいずれかに記載の試作組合せ算出装置。
  5. 条件項抽出部で抽出された条件項に対する条件である条件項条件を使用者から受け付ける手段とを新たに含み、
    条件項組合せ作成処理部が、使用者から受け付けた条件項条件を満たす条件項の真理値の組合せを作成する
    前記請求項1ないし3のいずれかに記載の試作組合せ算出装置。
  6. 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、
    条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、
    条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、
    条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部とを含める回路設計用CADシステム。
  7. 回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出部と、
    条件要素抽出部から抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出部と、
    条件項抽出部により抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理部と、
    条件要素抽出部が抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理部が作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定部としてコンピュータを機能させるための試作組合せ算出プログラム。
  8. プロセッサが、回路を構成する回路要素を回路に実装するか否かの条件となる実装条件を回路設計データから抽出する条件要素抽出ステップと、
    プロセッサが、条件要素抽出ステップで抽出された回路要素毎の実装条件から重複することなく条件項を抽出する条件項抽出ステップと、
    プロセッサが、条件項抽出ステップで抽出された条件項の真理値の組合せを作成する条件項組合せ作成処理ステップと、
    プロセッサが、条件要素抽出ステップで抽出した回路要素毎の実装条件に対して条件項組合せ作成処理ステップで作成した条件項の真理値の組合せを代入して条件項の真理値の組合せそれぞれを試作パターンとして回路要素毎の実装の有無を求める試作パターン毎実装判定ステップとを含む試作組合せ算出方法。
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