JP2008097493A - スタンプマークの印刷方法およびプリンタドライバ - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ページ毎に、スタンプマークの印刷の有無や種類の設定を行なうことができるプリンタドライバを提案すること。
【解決手段】プリンタドライバ1は、印刷データと共にスタンプマークを印刷する印刷ページを選択ページとして取得するページ選択手段5と、選択ページ毎に、印刷を行なうスタンプマークの種類を取得する種類選択手段6と、スタンプマークの印刷位置や大きさ、印刷濃度などの属性を取得し記憶保持している属性取得手段7と有している。駆動制御手段47は、選択ページが印刷される際に、種類選択手段6が取得しているスタンプマークが属性取得手段7が記憶保持している属性に基づいて印刷されるように、カラープリンタ15の駆動を制御する。
【選択図】図3
【解決手段】プリンタドライバ1は、印刷データと共にスタンプマークを印刷する印刷ページを選択ページとして取得するページ選択手段5と、選択ページ毎に、印刷を行なうスタンプマークの種類を取得する種類選択手段6と、スタンプマークの印刷位置や大きさ、印刷濃度などの属性を取得し記憶保持している属性取得手段7と有している。駆動制御手段47は、選択ページが印刷される際に、種類選択手段6が取得しているスタンプマークが属性取得手段7が記憶保持している属性に基づいて印刷されるように、カラープリンタ15の駆動を制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は、印刷ページ毎、印刷部数毎に、スタンプマークの印刷の有無や種類を選択することができるスタンプマークの印刷方法およびプリンタドライバに関する。
アプリケーションで作成された印刷データをコンピュータに接続されたプリンタで印刷する際に、印刷データの印刷に重ね合わせて、「マル秘」、「重要」、「至急」、「CONFIDENTIAL」等のスタンプマークが印刷されることがある。このようなスタンプマークの印刷機能は、プリンタを駆動制御して、アプリケーションソフトから受け取った印刷データを印刷するプリンタドライバによって提供されている。
プリンタドライバは、画面上にスタンプマークの種類、大きさ、印刷位置などの設定を操作者に入力させるためのダイアログボックスを表示し、このダイアログボックスを介して入力された値を設定値として、所望のスタンプマークを印刷する(特許文献1参照)。
特許第3419320号公報
ここで、従来のプリンタドライバでは、アプリケーションで作成された印刷データを印刷する際には、その全てのページにスタンプマークを印刷する設定と、先頭ページにのみにスタンプマークを印刷する設定のみが可能である。また、選択された一つのスタンプマークが全ページに印刷される設定となっている。
例えば、最終ページ、先頭から数枚目のページにのみスタンプマークを印刷するなどの設定を行うことができない。また、先頭ページに印刷されたスタンプマークとは異なるものを次のページ以降に印刷することができない。
このため、スタンプマークを印刷したいページが先頭ページ以外のページである場合、スタンプマークを一部のページのみに印刷したい場合、異なる種類のスタンプマークを所定のページに印刷したい場合などにおいては、アプリケーションの側において、スタンプマークの印刷の有無、種類に応じて印刷データを分離させて生成しておき、印刷ジョブを複数回に分ける必要がある。あるいは、印刷データの印刷とは別の印刷ジョブにより、任意のページにスタンプマークを印刷する必要がある。
本発明の課題は、アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより印刷して複数ページに亘る印刷物を得る際に、希望するページに希望する種類のスタンプマークを同時に印刷することのできるスタンプマークの印刷方法およびプリンタドライバを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより印刷して複数ページに亘る印刷物を得る際に、前記印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するスタンプマークの印刷方法において、印刷ページ毎に、スタンプマークを印刷するか否かを選択可能なページ選択工程と、スタンプマークを印刷することが選択されている選択ページに、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する印刷工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、印刷ページ毎にスタンプマークの印刷の有無を選択できるので、スタンプマークの印刷の有無によって印刷データを分けて生成する必要がない。従って、アプリケーションの作成の際にスタンプマークの印刷を考慮する必要がない。また、印刷ジョブを分割する必要もないので、印刷作業が容易である。
本発明において、前記ページ選択工程では、奇数枚目および/または偶数枚目の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定できることが好ましい。このようにすれば、スタンプマークを印刷するページを一括して選択できるので、便利である。
また、本発明において、前記ページ選択工程では、印刷ページの先頭ページあるいは先頭ページからm枚目(m=1、2、3・・・)の印刷ページから、n枚目毎(n=2、3、4・・・)の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定できるようにしてもよい。
本発明では、前記印刷指定ページの指定前あるいは指定後に、印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、前記印刷工程では、前記選択ページに、選択された種類のスタンプマークを印刷することができる。このようにすれば、選択した種類のスタンプマークを、選択ページに印刷することができる。
また、本発明では、前記選択ページの指定後に、各選択ページに印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、前記印刷工程では、各選択ページのそれぞれに、選択された種類のスタンプマークをそれぞれ印刷してもよい。選択ページ毎に、印刷するスタンプマークの種類を選択して印刷することができるので、種類の異なるスタンプマークを印刷する場合にも、印刷データを分けて生成したり、印刷ジョブを分割する必要がない。
次に、本発明は、アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより繰り返し印刷して複数部数の同一印刷物を得る際に、印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するスタンプマークの印刷方法において、印刷部数を単位として、スタンプマークを印刷するか否かを選択可能な選択工程と、スタンプマークを印刷することが選択されている印刷部数番目の印刷時に、前記印刷データと共にスタンプマークを印刷する印刷工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の印刷部数の中からスタンプマークを印刷する印刷指定部数番目を選択して印刷することができる。従って、印刷部数毎にスタンプマークの印刷の有無が異なる場合でも印刷ジョブを分割する必要がない。
本発明において、前記選択工程では、奇数部数番目および/または偶数部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定できることが好ましい。
また、本発明において、前記選択工程では、一番目あるいはm番目(m=1、2、3・・・)の印刷部数から、n番目毎(n=2、3、4・・・)の印刷部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定できることが好ましい。
本発明では、前記印刷指定部数番目の指定前あるいは指定後に、印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、前記印刷工程では、印刷指定部数番目の印刷物に、選択された種類のスタンプマークを印刷してもよい。このようにすれば、選択した種類のスタンプマークを印刷指定部数番目の印刷時に印刷することができる。
また、本発明では、前記印刷指定部数番目の指定後に、各印刷指定部数番目の印刷物に印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、前記印刷工程では、印刷指定部数番目の印刷物のそれぞれに、選択された種類のスタンプマークをそれぞれ印刷することもできる。印刷指定部数番目毎に印刷するスタンプマークの種類を選択して印刷することができるので、種類の異なるスタンプマークを印刷する場合にも、印刷データを分けて生成したり、印刷ジョブを分割する必要がない。
次に、本発明は、アプリケーションから受け取った印刷データを印刷して複数ページに亘る印刷物を得る際に、前記印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するようにプリンタを駆動制御するプリンタドライバであって、印刷ページ毎にスタンプマークを印刷するか否かを操作者に選択させ、スタンプマークを印刷することが選択されたページを選択ページとして取得するページ選択手段と、前記選択ページの印刷時に、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する駆動制御手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、操作者がスタンプマークを印刷することを指定した選択ページにスタンプマークを印刷することができる。従って、スタンプマークを所望の印刷ページに印刷するために、アプリケーションで生成される印刷データを分けたり、印刷ジョブを分割する必要がない。
本発明において、前記ページ選択手段は、奇数枚目および/または偶数枚目の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能であることが好ましい。
また、前記ページ選択手段は、印刷ページの先頭ページあるいは先頭ページからm枚目(m=1、2、3・・・)の印刷ページから、n枚目毎(n=2、3、4・・・)の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能にしてもよい。
本発明では、前記選択ページ毎に印刷するスタンプマークの種類を操作者に選択させ、選択されたスタンプマークの種類を前記選択ページと対応づけて取得する種類選択手段を含んでおり、前記駆動制御手段は、選択ページ毎に対応する種類のスタンプマークを印刷することことが好ましい。このようにすれば、スタンプマークを印刷する選択ページ毎に、操作者が選択した異なる種類のスタンプマークを印刷することができる。
次に、本発明は、アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより繰り返し印刷して複数部数の同一印刷物を得る際に、印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するようにプリンタを駆動制御するプリンタドライバであって、印刷部数を単位として、印刷部数毎にスタンプマークを印刷するか否かを操作者に選択させ、スタンプマークを印刷することが選択された印刷部数番目を取得する印刷部数番目選択手段と、前記印刷部数番目の印刷時に、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する駆動制御手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、操作者がスタンプマークを印刷することを指定した印刷部数番目の印刷物に選択ページにスタンプマークを印刷することができる。従って、スタンプマークを所望の印刷部数番目に印刷するために、アプリケーションで生成される印刷データを分けたり、印刷ジョブを分割する必要がない。
本発明において、前記印刷部数番目選択手段は、奇数部数番目および/または偶数部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能であることが好ましい。
また、前記印刷部数番目選択手段は、一番目あるいはm番目(m=1、2、3・・・)の印刷部数から、n番目毎(n=2、3、4・・・)の印刷部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能にしてもよい。
本発明において、前記印刷部数番目の印刷時に印刷するスタンプマークの種類を操作者に選択させ、選択されたスタンプマークの種類を前記印刷部数番目と対応づけて取得する種類選択手段を含んでおり、前記駆動制御手段は、印刷部数番目毎に対応する種類のスタンプマークを印刷するようにすることができる。このようにすれば、印刷部数番目毎に、操作者が選択した異なる種類のスタンプマークを印刷することができる。
本発明によれば、印刷ページ毎にスタンプマークの印刷の有無を選択できるので、スタンプマークの印刷の有無によって印刷データを分けて生成する必要がない。従って、アプリケーションの作成の際にスタンプマークの印刷を考慮する必要がない。また、印刷ジョブを分割する必要もないので、印刷作業が容易である。
また、選択ページ毎に、印刷するスタンプマークの種類を選択して印刷することができるので、種類の異なるスタンプマークを印刷する場合にも、印刷データを分けて生成したり、印刷ジョブを分割する必要がない。
さらに、本発明の別の形態によれば、複数の印刷部数の中からスタンプマークを印刷する指定部数番目を選択して印刷することができる。また、印刷部数番目毎に、操作者が選択した異なる種類のスタンプマークを印刷することができる。従って、指定部数番目毎にスタンプマークの印刷の有無やスタンプマークの種類が異なる場合でも印刷ジョブを分割する必要がない。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(コンピュータシステム)
図1は、本発明のプリンタドライバを搭載したコンピュータシステム10を示す構成図である。本例のコンピュータシステム10は、入出力装置として、ディスプレイ11、キーボード12、マウス13が接続されたコンピュータ14と、このコンピュータ14に接続されたカラープリンタ15を備えている。
図1は、本発明のプリンタドライバを搭載したコンピュータシステム10を示す構成図である。本例のコンピュータシステム10は、入出力装置として、ディスプレイ11、キーボード12、マウス13が接続されたコンピュータ14と、このコンピュータ14に接続されたカラープリンタ15を備えている。
コンピュータ14には、オペレーティングシステム(OS)16と、OS16上で動作するアプリケーション17と、カラープリンタ15に対して印刷モードの設定を含む各種の設定を行なうとともに、アプリケーション17から出力される印刷データをOS16を介して受け取って、この印刷データを印刷するためにカラープリンタ15を駆動制御するプリンタドライバ1が搭載されている。印刷モードは、カラープリンタ15又はプリンタドライバ1のいずれに備えることもできるが、以下ではカラープリンタ15に備えるものとして説明する。
カラープリンタ15はインクジェットプリンタであり、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色の色インクを搭載している。また、カラープリンタ15は印刷用紙19の種類に応じた印刷モードとして、普通紙印刷モード、専用ファイン紙印刷モード、専用マット紙印刷モードを搭載している。さらに各印刷モードにおいて、印刷画質を優先して印刷を行なうきれい印刷モードと印刷速度を優先して印刷を行なうはやい印刷モードを備えている。これらの組み合わせからなる第1〜第6までの6つの印刷モードのそれぞれは、互いに印刷時におけるカラープリンタ15のショット数および/または解像度が相違するものであり、プリンタドライバ1によって設定された一の印刷モードによって、印刷データの印刷を行うようになっている。
プリンタドライバ1は、アプリケーション17から受け取った印刷データを印刷用紙に印刷する際に、印刷データの印刷と共に印刷用紙19の所定の位置に各種のスタンプマークの印刷を行なう機能を備えている。本例では、「マル秘」、「重要」、「至急」、「CONFIDENTIAL」のスタンプマークに加えて、色抜けの発生を容易に判別することができる色抜け判別用スタンプマーク18の印刷を行なうことができる。
また、ディスプレイ11上に、ダイアログボックスを表示して、カラープリンタ15を駆動制御するための各種の設定を操作者に入力させ、入力された設定値に基づいてカラープリンタ15を駆動制御することができるようになっている。
ダイアログボックスを介した入力によって、操作者は、印刷モード、印刷用紙19のサイズ、印刷するスタンプマークの種類、印刷位置、大きさおよび濃度を設定することができる。また、印刷データに基づいて印刷される印刷ページ毎にスタンプマークの印刷の有無を設定することができる。さらに、スタンプマークを印刷することが選択された選択ページ毎に、印刷するスタンプマークの種類を設定することができる。
(色抜け判別用スタンプマークおよび色抜け判別用ビットマップイメージ)
ここで、色抜け判別用スタンプマークについて説明する。色抜け判別用スタンプマーク18は、コンピュータ14の記憶装置に予め記憶されている色抜け判別用ビットマップイメージを用いて印刷される。
ここで、色抜け判別用スタンプマークについて説明する。色抜け判別用スタンプマーク18は、コンピュータ14の記憶装置に予め記憶されている色抜け判別用ビットマップイメージを用いて印刷される。
図2に示すように、色抜け判別用ビットマップイメージ20は、カラープリンタ15に搭載されているブラックの色インクを用いて印刷される画素によって構成されている色抜け判別部分21と、シアン、マゼンダ、イエローの色インクを用いて印刷される画素によって構成されている背景部分24とを有している。色抜け判別部分21は「NG」の文字22と「NG」の文字22の周りを囲む矩形の枠23とからなり、背景部分24は矩形の枠23の内側であって「NG」の文字22を除いた部分である。色抜け判別部分21を構成する画素と背景部分24を構成する画素は、色抜けが発生しない状態で印刷された場合には、同一の印刷色になるように規定されている。
本例において、色抜けが発生していない場合の色抜け判別用スタンプマーク18の印刷状態30は、色抜け判別部分21の印刷部である色抜け判別部21aと背景部分24の印刷部である背景部24aの印刷色が同色の黒色になる。一方、色抜けが発生した状態で印刷が行なわれると、色抜け判別部21aと背景部24aとが異なる印刷色になって、「NG」の文字22の印刷部22aが目視可能になって浮かび上がり、色抜けが発生したことが判別可能になっている。
さらに図2を参照して、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色について、色抜けが発生した場合の色抜け判別用スタンプマーク18の印刷状態を説明する。
ブラックが色抜けした印刷状態31では、背景部分24の画素のみが黒色に印刷されて、色抜け判別部分21を構成する画素は印刷されない。従って、「NG]の文字22の印刷部22aがラベル面の地色(白色)となって背景部24aの黒色から浮かび上がる。
シアンが色抜けした印刷状態32では、色抜け判別部分21の画素は黒色に印刷されるが、背景部分24の画素は黒色ではなく赤色で印刷される。すなわち、色抜け判別部21aが黒色、背景部24aが赤色となり、「NG」の文字22の印刷部22aが目視により識別できる。シアン、マゼンダ、イエローを用いて黒色となるように印刷されるはずの背景部分24の画素が、シアンが色抜けしたために、マゼンダとイエローのみを混色した赤色で印刷されるからである。
マゼンダが色抜けした印刷状態33では、色抜け判別部分21の画素は黒色に印刷されるが、背景部分24の画素は黒色ではなく緑色で印刷される。すなわち、色抜け判別部21aが黒色、背景部24aが緑色となり、この場合にも「NG」の文字22の印刷部22aが目視により識別できる。シアン、マゼンダ、イエローを用いて黒色となるように印刷されるはずの背景部分24の画素が、マゼンダが色抜けしたために、シアンとイエローのみを混色した緑色で印刷されるからである。
イエローが色抜けした印刷状態34では、色抜け判別部分21の画素は黒色に印刷されるが、背景部分24の画素は黒色ではなく青色で印刷される。すなわち、色抜け判別部21aが黒色、背景部24aが青色となり、この場合にも「NG」の文字22の印刷部22aが目視により識別できる。シアン、マゼンダ、イエローを用いて黒色となるように印刷されるはずの背景部分24の画素が、イエローが色抜けしたために、シアンとマゼンダのみを混色した青色で印刷されるからである。
ここで、カラープリンタ15は6つの印刷モードを備えており、各印刷モードは、それぞれショット数および/または解像度が相違している。この場合に、色抜け判別用ビットマップイメージ20の背景部分24の画素を、マゼンダ、シアン、イエローの各色インクを同一の混合比率で重ねて印刷される画素に規定しておいても、印刷モードによっては所望の黒色の印刷色が得られずに、有彩色で印刷されてしまうことがある。この場合には、色抜けが発生していないにもかかわらず、「NG」の文字22の印刷部22aが目視で識別できてしまうという問題が発生する。
そこで、6つの印刷モードのそれぞれについて、各印刷モードで印刷した場合に背景部分24の画素が所望の黒色に印刷されるように規定した色抜け判別用ビットマップイメージ20を個別に用意しておく。そして、印刷モード毎に対応する色抜け判別用ビットマップイメージ20を選択的に使用して、色抜け判別用スタンプマーク18を印刷する。印刷モード毎に用意された各色抜け判別用ビットマップイメージ20は、背景部分24の画素の印刷に用いられるシアン、マゼンダ、イエローの混合比率が相互に異なるものになっている。
(プリンタドライバ)
図3はプリンタドライバ1のブロック図である。プリンタドライバ1は、ディスプレイ11上に、操作者に各種の設定を入力させるダイアログボックスを表示するとともに、ダイアログボックスに設けられている入力欄に入力された値をカラープリンタ15の設定値として取得する各種設定入力手段40を備えている。
図3はプリンタドライバ1のブロック図である。プリンタドライバ1は、ディスプレイ11上に、操作者に各種の設定を入力させるダイアログボックスを表示するとともに、ダイアログボックスに設けられている入力欄に入力された値をカラープリンタ15の設定値として取得する各種設定入力手段40を備えている。
各種設定入力手段40は、アプリケーション17の印刷データを印刷する際に、印刷モードを指定させる印刷モード指定用ダイアログボックス(印刷モード指定画面)を表示し、印刷用紙19の種類と解像度および/または印刷速度とを操作者に選択させることにより、選択された印刷モードをカラープリンタ15の印刷モードとして設定する印刷モード設定手段41と、印刷用紙19のサイズの設定を操作者に入力させ、入力された値をカラープリンタ15の設定値として設定する用紙サイズ取得手段48とを含むものである。
また、スタンプマークを印刷する印刷ページを選択ページとして取得するページ選択手段5と、選択ページに印刷するスタンプマークを選択ページと対応づけて取得する種類選択手段6と、スタンプマークの印刷位置や大きさ、印刷濃度など、スタンプマークを印刷する際の属性を各スタンプマークと対応づけて取得して、記憶保持する属性取得手段7とを含んでいる。
また、プリンタドライバ1は、各印刷モードにおける色抜け判別用スタンプマーク18の印刷に使用する6つの色抜け判別用ビットマップイメージ20を各印刷モードに対応づけて記憶保持しているイメージデータ設定記憶手段42と、プリンタに設定されている印刷モードを検出して、イメージデータ設定記憶手段42から、検出した印刷モードに対応する一の色抜け判別用ビットマップイメージ20を選択するイメージデータ選択手段43と、選択された一の色抜け判別用ビットマップイメージ20を、各種設定入力手段40によって表示されるスタンプマーク設定用ダイアログボックス50のスタンプイメージ表示枠51内に表示するイメージデータ表示制御手段44とを備えている。イメージデータ設定記憶手段42は、後述するスタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61を介して操作者によって入力されるファイル名によって、第1〜第6の6つの印刷モードと色抜け判別用ビットマップイメージ20とを対応づけて記憶保持している。
さらに、プリンタドライバ1は、アプリケーション17から出力された印刷データを、OS16(Graphics Device Interface)を介して取得する印刷データ取得手段45と、イメージデータ選択手段43が取得している一の色抜け判別用ビットマップデータと印刷データ取得手段45が取得した印刷データを合成して、カラープリンタ15によって印刷される最終的な印刷データである合成印刷データを生成する印刷データ生成手段46と、カラープリンタ15を駆動制御して、合成印刷データを印刷する駆動制御手段47とを備えている。
駆動制御手段47は、ページ選択手段5が取得した選択ページを印刷する際に、種類選択手段6が選択ページに対応づけて取得したスタンプマークが、属性取得手段7が記憶保持している属性に基づいて印刷されるように、カラープリンタ15の駆動を制御する。
(プリンタドライバによって表示されるダイアログボックスの説明)
図4は、各種設定入力手段40によって、スタンプマークの印刷を設定する際に表示されるスタンプマーク設定用ダイアログボックス50である。スタンプマーク設定用ダイアログボックス50は、左上にスタンプマークの印刷イメージを模式的に表示するスタンプマーク表示枠51が設けられており、その右側に、印刷するスタンプマークを示すマーク名を入力するマーク名入力欄52、スタンプマークの印刷に使用されるビットマップイメージのファイル名を入力するファイル名入力欄53と、スタンプマークを印刷するページを指定するページ指定用のチェック欄54が設けられている。ページ指定用のチェック欄54は、そこにチェックを入れると、印刷ページのうちの先頭ページのみにスタンプマークが印刷されるように設定される。すなわち、ページ選択手段5は、スタンプマークを印刷するページとして選択された「選択ページ」である先頭ページを取得する。ページ指定用のチェック欄54にチェックがない初期設定の状態では、全ての印刷ページにスタンプマークが印刷されるように設定されており、ページ選択手段5は選択ページとして全ての印刷ページを取得している。
図4は、各種設定入力手段40によって、スタンプマークの印刷を設定する際に表示されるスタンプマーク設定用ダイアログボックス50である。スタンプマーク設定用ダイアログボックス50は、左上にスタンプマークの印刷イメージを模式的に表示するスタンプマーク表示枠51が設けられており、その右側に、印刷するスタンプマークを示すマーク名を入力するマーク名入力欄52、スタンプマークの印刷に使用されるビットマップイメージのファイル名を入力するファイル名入力欄53と、スタンプマークを印刷するページを指定するページ指定用のチェック欄54が設けられている。ページ指定用のチェック欄54は、そこにチェックを入れると、印刷ページのうちの先頭ページのみにスタンプマークが印刷されるように設定される。すなわち、ページ選択手段5は、スタンプマークを印刷するページとして選択された「選択ページ」である先頭ページを取得する。ページ指定用のチェック欄54にチェックがない初期設定の状態では、全ての印刷ページにスタンプマークが印刷されるように設定されており、ページ選択手段5は選択ページとして全ての印刷ページを取得している。
マーク名入力欄52は、プルダウンメニューに登録されている複数のマーク名の中から、マウス13等を用いて印刷に使用するスタンプマークのマーク名を選択して入力するようになっている。色抜け判別用スタンプマーク18を指定するマーク名として「NGマーク」が入力されている。マーク名入力欄52にマーク名が入力されると、種類選択手段6は、マーク名に対応するスタンプマークを、ページ選択手段5が取得している選択ページに対応づけて取得する。
ファイル名入力欄53には、印刷するスタンプマークが単一のビットマップイメージを使用して印刷される場合に、そのビットマップイメージのファイル名を入力する。なお、マーク名入力欄52のプルダウンメニューに、印刷したいスタンプマークが登録されていない場合には、マーク名入力欄52にマーク名を入力した後、スタンプマークの印刷に使用するビットマップイメージのファイル名をファイル名入力欄53に入力し、OKボタン97を押すことにより、プルダウンメニューに登録されて、印刷が可能になる。
ここで、色抜け判別用スタンプマーク18は、印刷モード毎に別個に用意された色抜け判別用ビットマップイメージ20を用いて印刷するものなので、印刷モード毎に使用する色抜け判別用ビットマップイメージ20を対応づけて記憶する必要がある。そこで、ファイル名入力欄53にはファイル名を入力しないで、マーク名入力欄52の右側に配置されている追加/削除ボタン60を押して、スタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61を開く。
図5に示すように、スタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61には、印刷指定されたマーク名が入力されているマーク名入力欄62と、カラープリンタ15に搭載されている6つの印刷モードのそれぞれについて、使用する色抜け判別用ビットマップイメージ20のファイル名を入力するファイル名入力欄63〜68が設けられている。本例では、第1の印刷モードである普通紙印刷モードのきれい印刷モードに使用する色抜け判別用ビットマップイメージ20のファイル名入力欄63には、NGmark11.bmpが入力されている。第2の印刷モードである普通紙印刷モードのはやい印刷モードのファイル名入力欄64にはNGmark12.bmpが入力されている。同様に、第3の印刷モードである専用ファイン紙印刷モードのきれい印刷モードのファイル名入力欄65にNGmark21.bmp、第4の印刷モードである専用ファイン紙印刷モードのはやい印刷モードのファイル名入力欄66にNGmark22.bmp、第5の印刷モードである専用マット紙印刷モードのきれい印刷モードのファイル名入力欄67にNGmark31.bmp、第6の印刷モードである専用マット紙印刷モードのはやい印刷モードのファイル名入力欄68にNGmark32.bmpが入力されている。
入力されたファイル名は、保存ボタン69を押すことによって、各印刷モードと対応づけられてイメージデータ設定記憶手段42に記憶保持される。印刷モードと対応づけられて記憶された色抜け判別用ビットマップイメージ20のファイル名は、次にスタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61が開かれたときには、それぞれ対応するファイル名入力欄63〜68に入力されている。なお、削除ボタン90を押すことによって、イメージデータ設定記憶手段42が記憶した設定を、一括して削除することができる。
イメージデータ設定記憶手段42によって印刷モードと色抜け判別用ビットマップイメージ20とが対応づけられて記憶されると、イメージデータ選択手段43は、その時点でカラープリンタ15に設定されている印刷モードを検出して、検出した印刷モードに対応づけられている一の色抜け判別用ビットマップイメージ20をイメージデータ設定記憶手段42から選択して、取得する。
また、種類選択手段6が印刷するスタンプマークの一つとして色抜け判別用スタンプマーク18を取得している場合には、イメージデータ選択手段43は、カラープリンタ15の印刷モードの設定が、印刷モード指定用ダイアログボックスを介して印刷モード設定手段41によって変更される度に、対応づけられている色抜け判別用ビットマップイメージ20を選択し直して、取得する。或いは、プリンタドライバ1がアプリケーション17から印刷データを受け取る際に、カラープリンタ15に設定されている印刷モードを検出して、色抜け判別用ビットマップイメージ20を取得するようになっている。
再び図4に戻って、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50を説明する。スタンプイメージ表示枠51内には、用紙サイズ取得手段48によって事前に設定されている印刷用紙19のサイズから、印刷用紙19を模式的に示した矩形の領域51aが表示されており、その矩形の領域領域51a内には、イメージデータ選択手段43が取得している一の色抜け判別用ビットマップイメージ20が、イメージデータ表示制御手段44によって表示されている。
スタンプイメージ表示枠51の下方には、スタンプマークの印刷位置を設定する印刷位置入力欄55、オフセットを設定するスライドバー56、サイズを設定するスライドバー57が設けられている。また、右側には、スタンプマークに印刷濃度を設定するスライドバー58、スタンプマークを印刷用紙19の前面に印刷するか裏面に印刷するかを選択する選択ボタン59が設けられている。印刷位置入力欄55はプルダウンメンニューから選択した印刷位置が入力されるようになっており、プルダウンメニューには、上左、上中央、上右、中央、下左、下中央、下右などが登録されている。
ここで、操作者が、印刷位置入力欄55へ入力する値を変更したり、スライドバー56、57、58をスライドさせて入力値を変更したりすると、イメージデータ表示制御手段44は矩形の領域51a内に表示されている色抜け判別用ビットマップイメージ20の位置や大きさ、濃度を入力された値に対応するように変化させる。従って、操作者は、印刷される色抜け判別用スタンプマーク18の印刷状態を直感的に把握することができる。入力された、印刷位置、オフセット、サイズおよび印刷濃度は属性取得手段7が取得して、スタンプマーク毎に記憶保持する。
なお、本例では、イメージデータ表示制御手段44は、イメージデータ選択手段43が選択した一の色抜け判別用ビットマップイメージ20を用いて表示しているが、スタンプイメージ表示枠51に印刷状態を表示するために、表示用色抜け判別用ビットマップイメージを別途用意しておいて、マーク名入力欄52に色抜け判別用スタンプマーク18を指定するマーク名の「NGマーク」が入力された場合には、この表示用色抜け判別用ビットマップイメージを表示するようにしてもよい。
次に、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50の略中央には、スタンプマークを印刷するために選択された選択ページを設定するための選択ページ指定ボタン70が配置されている。この選択ページ指定ボタン70を押すと、図6に示すスタンプマークページ指定用ダイアログボックス71が開く。図4に示したスタンプマーク設定用ダイアログボックス50からでは、スタンプマークを印刷する選択ページとして、初期設定である全ページと、チェック欄54のチェックによる先頭ページのいずれかしか選択できない。これに対して、スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71からは、アプリケーション17から出力される印刷データによって印刷される印刷ページ毎に、スタンプマークの印刷の有無および印刷するスタンプマークの種類を設定することができる。
スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71の最上位置には、全ての印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうチェック欄72が設けられている。初期設定でスタンプマークページ指定用ダイアログボックス71が開かれた場合には、このチェック欄72にチェックが入っており、ページ選択手段5は選択ページとして全ての印刷ページを取得している。
その下方には、使用するスタンプマークのマーク名を入力するマーク名入力欄73があり、ここにマーク名を入力することで印刷するスタンプマークを変更することもできる。マーク名入力欄73に入力されているマーク名が変更されると、種類選択手段6は、変更されたマーク名のスタンプマークを選択ページに対応づけて取得する。スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71が開いた時点では、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50のマーク名入力欄52に入力されていたマーク名が、マーク名入力欄73に入力されている。
マーク名入力欄73の右側には、全ての印刷ページからスタンプマークの印刷を行なわない印刷ページを除外する設定を行なうための3つのチェック欄74、75、76が設けられている。これら3つのチェック欄74、75、76は、全ての印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうチェック欄72にチェックが入っている場合にチェックすることが可能である。
上段にあるチェック欄74をチェックすると、ページ選択手段5が選択している選択ページ(全ての印刷ページ)から先頭ページを除外する。中断にあるチェック欄75をチェックすると、選択ページから最後の印刷ページを除外する。下段にあるチェック欄76をチェックすると、その下方にあるページ番号入力欄77に入力したページ番号の印刷ページを、選択ページから除外する。
ページ番号入力欄77は、ページ番号をカンマで区切って入力することにより、複数の印刷ページを一括して指定できるようになっている。また、ページ番号とページ番号との間にハイフンを入れて入力することで、入力されたページ番号からページ番号までの範囲の印刷ページを指定できるようになっている。さらに、ページ番号とその右隣にハイフンを入力すると、入力されたページ番号以降の印刷ページを指定できるようになっている。
ここで、3つのチェック欄74、75、76は複数チェックすることが可能なので、操作者は選択ページから除外する印刷ページ、すなわち、スタンプマークの印刷を行なわないページを柔軟に設定できる。複数のチェックによって除外する印刷ページが指定された場合には、ページ選択手段5は、チェックによって指定された全ての印刷ページを除た残りの印刷ページを選択ページとして取得する。
次に、これらのチェック欄72、74、75、76の下方には、スタンプマークを印刷する印刷ページを指定するための5つのチェック欄81〜85が設けられている。第1のチェック欄81は、先頭ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうものであり、ここがチェックされると、ページ選択手段5は先頭ページを選択ページとして取得する。第2のチェック欄82は、最後の印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうものであり、ここがチェックされると、ページ選択手段5は最後の印刷ページを選択ページとして取得する。第3のチェック欄83は、偶数枚目の印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうものであり、ここがチェックされると、ページ選択手段5は偶数枚目の印刷ページを選択ページとして取得する。第4のチェック欄84は、奇数枚目の印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうものであり、ここがチェックされると、ページ選択手段5は奇数枚目の印刷ページを選択ページとして取得する。
第5のチェック欄85は、指定したページを選択ページとしてスタンプマークの印刷を設定するものであり、選択ページの指定は、ページ番号入力欄77にページ番号を入力することによって行なう。ページ選択手段5は、ページ番号入力欄77に入力された印刷ページを選択ページとして取得する。
各チェック欄81〜85には、印刷するスタンプマークのマーク名を入力するマーク名入力欄73が設けられている。各マーク名入力欄73に入力されたマーク名のスタンプマークが、指定された選択ページで印刷されるスタンプマークになる。すなわち、選択ページと対応付けて種類選択手段6に取得される。なお、スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71が開いた時点では、マーク名入力欄73にはスタンプマーク設定用ダイアログボックス50のマーク名入力欄52に入力されていたマーク名が入力されている。
種類選択手段6はページ選択手段5が取得している選択ページに対応づけてスタンプマークを取得するので、選択ページ毎に異なる種類のスタンプマークの印刷が可能になっている。
なお、これらの設定によって複数のスタンプマークが印刷される場合には、各スタンプマークは属性取得手段7が記憶保持している属性に基づいて印刷される。また、操作者の入力によって、同一の選択ページに種類の異なる複数のスタンプマークを印刷するように設定された場合には、第5のチェック欄85のマーク名入力欄73で指定された選択ページおよびスタンプマークが最も優先されて、種類選択手段6に取得される。それ以降は、第4、第3、第2、第1のチェック欄のマーク名入力欄73で指定された選択ページおよびスタンプマークが、この順番で優先的に取得される。
(色抜け判別用スタンプマークの印刷例)
(印刷例1)次に、図7、8を参照して、アプリケーション17から出力された印刷テータの印刷に重ね合わせて、スタンプマークを印刷する印刷例1を説明する。
(印刷例1)次に、図7、8を参照して、アプリケーション17から出力された印刷テータの印刷に重ね合わせて、スタンプマークを印刷する印刷例1を説明する。
本例で使用しているアプリケーション17は、物品管理用のアプリケーションであり、物品を複数のA、B、C、Dの4つの倉庫に分散して保管する際に、各倉庫への物品の配送を担当する4人の配送担当者を表示する配送担当者ラベル91と、物品を梱包した段ボールの表面に貼る物品管理用ラベル92を印刷するための印刷データを出力するものである。出力される印刷データによって行なわれる1回の印刷ジョブにおいて、1印刷ページ目から4印刷ページ目までにA〜D倉庫への配送担当者を表示する4枚の配送担当者ラベル91が印刷される。5印刷ページ目以降には梱包された物品を管理するための管理情報が記載された物品管理用ラベル92が印刷される。物品管理用ラベル92の枚数は、その日に保管する物品の種類や梱包数が変化することによって、増減する。なお、印刷に用いられる印刷用紙19の表面は白色である。
配送担当者ラベル91に印刷される印刷データには、配送年月日、保管場所の倉庫名、配送担当者の氏名、倉庫の住所の情報が含まれている。物品管理用ラベル92に印刷される印刷データには、梱包された物品の物品名、梱包された数量、倉庫での保管期間、物品を管理する管理責任者、保管場所の倉庫名、およびこれらの情報を特定するためのバーコードの情報が含まれる。また、印刷用紙19の上下の縁部分95に印刷される管理色の情報が含まれる。管理色とは、物品の配送担当者が保管場所の倉庫名を把握するのが容易なように、倉庫名にあらかじめ割り当てられた色であり、A倉庫に赤色、B倉庫に青色、C倉庫に黄色、D倉庫に緑色が割り当てらている。
ここで、カラープリンタ15の印刷モードは、印刷モード指定用ダイアログボックスを介して操作者によって入力された値によって、事前に、第2の印刷モードである普通紙印刷モードのきれい印刷モードに設定されている。また、イメージデータ選択手段43は、この印刷モードを検出して、スタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61を介して設定されたファイル名NGmark12.bmpのビットマップイメージを、この印刷モードで使用する色抜け判別用ビットマップイメージ20として取得している。
さらに、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50の印刷位置入力欄55には、操作者によって、「右下」が入力されており、属性取得手段7がこの印刷位置を取得して、記憶保持している。
また、スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71において、全ての印刷ページにスタンプマークを印刷する設定を行なうチェック欄72と、指定した印刷ページをスタンプマークを印刷する印刷ページから除外する設定を行なうチェック欄76にチェックがつけられており、除外する印刷ページを指定するページ番号入力欄77には、「1−4」と入力されている。これらの入力によって、ページ選択手段5は、5枚目目以降の印刷ページを選択ページとして取得し、種類選択手段6は、その選択ページに印刷するスタンプマークとして、色抜け判別用スタンプマーク18を取得している。
このような設定の下、プリンタドライバ1が、物品管理用アプリケーション17から印刷データを受け取ると、印刷データ生成手段46は、選択ページである5枚目以降の印刷データについて、受け取った印刷データとイメージデータ選択手段43が取得しているファイル名NGmark12.bmpの色抜け判別用ビットマップイメージ20とを合成して、合成印刷データを生成する。すなわち、印刷用紙19の右下位置に色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されるように、印刷データと色抜け判別用ビットマップイメージ20とを合成する。合成印刷データが生成されると、駆動制御手段47がカラープリンタ15を駆動制御して、合成印刷データを印刷する。
図7は、本例の印刷結果である。先頭から4枚目までの配送担当者ラベル91には、配送年月日、配送担当者の氏名、保管場所の倉庫名およびその住所が印刷されている。5枚目以降の物品管理用ラベル92には、印刷用紙19の中央位置に、梱包された物品の物品名、梱包された数量、倉庫での保管期間、物品を管理する管理責任者、保管場所の倉庫名、およびバーコードが黒色で印刷されている。印刷用紙19の上下の縁部分95には、保管場所の倉庫名に割り当てられた管理色が印刷されている。すなわち、5枚目の上下の縁部分95にはA倉庫を示す赤色が印刷され、6枚目の上下の縁部分95にはC倉庫を示す黄色が印刷されている。また、5枚目以降の印刷用紙19の右下位置には、矩形の色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されている。
本例では、第2の印刷モードに対応づけられている色抜け判別用ブットマップイメージ20を用いて色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されているので、色抜けが発生していない図7の印刷状態では、印刷された色抜け判別部21aと背景部24aとは単一の印刷色の黒色になっており、「NG」の文字22の印刷部22aを目視により識別することはできない。
次に、5枚目の物品管理用ラベル92を印刷する際に、マゼンダが色抜けした例を図8に示す。管理色が印刷される印刷用紙19の上下の縁部分95には、A倉庫を示す管理色の赤色ではなく、黄色が印刷されている。本来印刷されるべき赤色は、マゼンダとイエローの色インクを用いて印刷されるので、マゼンダが色抜けすることによってイエローの色インクのみで印刷された結果、黄色になっている。
この時、色抜け判別用スタンプマーク18は、黒色で印刷された「NG」の文字22の印刷部22aが、目視により識別できるようになっている。すなわち、マゼンダが色抜けした印刷状態では、色抜け判別部21aの印刷色は黒色になるが、背景部24aの印刷色は黒色ではなく緑色になるので、「NG」の文字22の印刷部22aが目視により識別できる。
本例によれば、先頭から4枚目までの配送担当者ラベル91には色抜け判別用スタンプマーク18を印刷しないでおいて、配送先の倉庫を示す管理色を印刷する5枚目以降の物品管理用ラベル92の印刷データを印刷する際に、色抜け判別用スタンプマーク18を印刷している。したがって、5枚目以降に印刷された物品管理用ラベル92を見た配送担当者は、色抜け判別用スタンプマーク18によって色抜けが発生したことを容易に判別できるので、印刷用紙19の上下の縁部分95に印刷された黄色に惑わされることなく、印刷用紙19の中央に記載されている保管場所の倉庫Aという記載に基づいて、正確に梱包物をA倉庫に配送することができる。
(印刷例2)次に、図9を参照して、アプリケーション17から出力された印刷テータの印刷に重ね合わせて、スタンプマークを印刷する別の印刷例を説明する。使用しているアプリケーション17は、入院患者管理用のアプリケーション17であり、医療機関に患者が入院する際に、患者の身に付ける名札に挿入する氏名カード101、ベッドのネームプレートに取り付けるベッドカード102、患者が手首に巻いておくリストバンド103、病室のネームプレートに取り付ける部屋カード104の印刷データを、この順番で、地色が白色の印刷用紙19に印刷するものである。
氏名カード101に印刷される印刷データには、患者の氏名が含まれている。ベッドカード102の印刷データには、患者の氏名と部屋番号が含まれている。リストバンド103に印刷される印刷データには、患者の氏名と、血液型、アレルギーの有無の情報が含まれている。また、印刷用紙19の左側で上下に延びる帯状部分96に印刷される管理色の情報が含まれている。本例における管理色とは、A、B、AB、Oの4つの血液型に予め割り当てられた色の情報であり、例えば、A型に赤色、B型に青色、AB型に黄色、O型に緑色が割り当てらている。部屋カード104の印刷データには、患者の氏名とベッド番号が含まれている。
ここで、カラープリンタ15の印刷モードは、印刷モード指定用ダイアログボックスを介して操作者によって入力された値によって、事前に、第5の印刷モードである専用マット紙印刷モードのきれい印刷モードに設定されている。また、イメージデータ選択手段43は、この印刷モードを検出して、スタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61を介して設定されたファイル名NGmark31.bmpのビットマップイメージを、この印刷モードで使用する色抜け判別用ビットマップイメージ20として取得している。
さらに、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50の印刷位置入力欄55には、操作者によって、「上右」が入力されており、属性取得手段7がこの印刷位置を取得して、記憶保持している。
また、スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71において、指定した印刷ページにスタンプマークを印刷するチェック欄85にチェックがつけられており、指定する印刷マーク名にNGマークが入力されている。指定するページ番号入力欄77には、「3」と入力されている。これらの入力によって、ページ選択手段5は3枚目の印刷ページを選択ページとして取得し、種類選択手段6は、その選択ページに印刷するスタンプマークとして、色抜け判別用スタンプマーク18を取得している。
このような設定の下、プリンタドライバ1が、入院患者管理用のアプリケーション17から印刷データを受け取ると、印刷データ生成手段46は、選択ページである3枚目のリストバンド103の印刷データについて、受け取った印刷データとイメージデータ選択手段43が取得しているファイル名NGmark31.bmpの色抜け判別用ビットマップイメージ20とを合成する。すなわち、印刷用紙19の右上位置に色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されるように、印刷データと色抜け判別用ビットマップイメージ20とを合成する。合成印刷データが生成されると、駆動制御手段47がカラープリンタ15を駆動制御して、合成印刷データを印刷する。
図9は、本例の印刷結果であり、色抜けが発生していない場合を示す。1枚目、2枚目、4枚目の各カード101、102、104には、患者の氏名と、部屋番号またはベッド番号が印刷されている。3枚目のリストバンド103には、印刷用紙19の左側で上下に延びる帯状部分96に患者の血液型に割り当てられた管理色が印刷されており、そのその横には、患者の氏名と、血液型、アレルギーの有無が印刷されている。印刷された管理色は、患者の血液型のA型を示す赤色になっている。また、印刷用紙19の右上位置には、矩形の色抜け判別用スタンプマーク18が黒色で印刷されている。
本例では、第5の印刷モードに対応づけられている色抜け判別用ブットマップイメージ20を用いて色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されているので、色抜けが発生していない図9の印刷状態では、3印刷ページ目に印刷された色抜け判別用スタンプマーク18の色抜け判別部21aと背景部24aとは単一の印刷色の黒色になっており、「NG」の文字22の印刷部22aを目視により識別することはできない。
また、本例によれば、患者の血液型を管理色で印刷する3枚目のリストバンド103だけに、色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されている。血液型を管理色で表した印刷ページに色抜け判別用スタンプマーク18が印刷されているので、色抜けした場合に発生してしまう管理色の変色による医療ミスを未然に防止することができる。
(その他の実施の形態)
上記の例では、印刷するスタンプマークとして色抜け判別用スタンプマーク18を用いていたが、他のスタンプマークについても、選択ページを柔軟に設定して印刷することができる。
上記の例では、印刷するスタンプマークとして色抜け判別用スタンプマーク18を用いていたが、他のスタンプマークについても、選択ページを柔軟に設定して印刷することができる。
例えば、複数枚の金券を発行した後、それに続けて領収書を発行するような印刷データがアプリケーション17で生成され、領収書以外の印刷ページに偽造防止用スタンプマークを印刷したい場合には、次のようにすればよい。
まず、操作者は、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50およびスタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス61を介して、マーク名とスタンプマークの印刷に使用するビットマップイメージを設定し、プリンタドライバ1から偽造防止用スタンプマークの印刷が行なえるように登録しておく。偽造防止用スタンプマークとしては、例えば、特開2002−162872号公報に記載されたものがあり、本例の色抜け判別用スタンプマーク18のように、偽造防止用スタンプマークを印刷するためのビットマップイメージを予め印刷モード毎に用意しておいて、イメージデータ設定記憶手段42に記憶保持しておけば、印刷が可能である。
次に、スタンプマーク設定用ダイアログボックス50のマーク名入力欄52に偽造防止用スタンプマークのマーク名を入力した後、スタンプマークページ指定用ダイアログボックス71において、最後の印刷ページをスタンプマークの印刷ページから除外するチェック欄75をチェックする。すると、ページ選択手段5は、最後の印刷ページを除く全ての印刷ページを選択ページとして取得する。また、種類選択手段6は、選択ページに印刷するスタンプマークとして偽造防止用スタンプマークを取得する。
このような設定の下、プリンタドライバ1が、アプリケーション17から印刷データを受け取ると、印刷データ生成手段46は、最後の印刷ページの印刷データを除く全ての印刷データについて、受け取った印刷データとイメージデータ選択手段43が取得しているファイル名のビットマップイメージとを合成する。合成印刷データが生成されると、駆動制御手段47はカラープリンタ15を駆動制御して、合成印刷データを印刷する。この結果、金券の発行枚数が増減しても、金券のみに偽造防止用スタンプマークを印刷して、最後に印刷される領収書には偽造防止用スタンプマークを印刷しないでおくことができる。
また、上記の例では、奇数枚目の印刷ページおよび偶数枚目の印刷ページを、それぞれ一括して選択ページとして設定できるようになっていたが、これに加えて、印刷ページの先頭ページあるいは先頭ページからm枚目(m=1、2、3・・・)の印刷ページから、n枚目毎(n=2、3、4・・・)の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定するようにしてもよい。
また、上記の例では、印刷データを用いて印刷される印刷物の部数が1つであったが、アプリケーション17から受け取った印刷データをカラープリンタにより繰り返し印刷して複数部数の同一印刷物を得る際に、印刷部数を単位として、スタンプマークを印刷するか否かを各部毎に設定可能にすることもできる。
この場合には、プリンタドライバ1の各種設定入力手段40は、印刷部数毎にスタンプマークを印刷するか否かを操作者に選択させ、スタンプマークを印刷することが選択された印刷部数番目を取得する印刷部数番目選択手段とを含み、駆動制御手段47は、取得した印刷部数番目の印刷時に、印刷データと共にスタンプマークを印刷するように、カラープリンタ15の駆動を制御すればよい。
さらに、印刷指定部数番目を印刷する毎に、種類の異なるスタンプマークを印刷するように設定することもできる。この場合には、種類選択手段6は、印刷指定部数番目に対応づけてスタンプマークを取得し、駆動制御手段47は、印刷部数番目の印刷時に、印刷データと共に対応するスタンプマークを印刷するように、カラープリンタ15の駆動を制御する。
また、上記の例ではカラープリンタ15としてインクジェットカラープリンタを用いているが、これ以外の印刷方式のカラープリンタ15を用いる場合にも本発明を適用できる。例えば、色インクの代わりに、色トナーを用いたレーザプリンタや熱転写色リボンを用いたサーマルプリンタを用いる場合にも同様に適用可能である。また、色インクを用いてスタンプマークを印刷する必要がなければ、用いるプリンタはカラープリンタでなくてもよい。
1・プリンタドライバ、5・ページ選択手段、6・種類選択手段、7・属性取得手段、10・コンピュータシステム、11・ディスプレイ、12・キーボード、13・マウス、14・コンピュータ、15・カラープリンタ、16・オペレーティングシステム、17・アプリケーション、18・色抜け判別用スタンプマーク、19・印刷用紙、20・抜け判別用ビットマップイメージ、21・色抜け判別部分、21a・色抜け判別部、22・「NG」の文字、22a・印刷部、23・矩形の枠、24・背景部分、24a・背景部、30〜34・印刷状態、40・各種設定入力手段、41・印刷モード設定手段、42・イメージデータ設定記憶手段、43・イメージデータ選択手段、44・イメージデータ表示制御手段、45・印刷データ取得手段、46・印刷データ生成手段、47・駆動制御手段、48・用紙サイズ取得手段、50・スタンプマーク設定用ダイアログボックス、51・スタンプイメージ表示枠、51a・矩形の領域、52,62,73・マーク名入力欄、53,63〜68・ファイル名入力欄、54,72〜76,81〜85・チェック欄、55・印刷位置入力欄、56,57,58・スライドバー,59・選択ボタン、60・追加/削除ボタン、61・スタンプマーク用ファイル指定用ダイアログボックス、69・保存ボタン、70・選択ページ指定ボタン、71・スタンプマーク選択ページ指定用ダイアログボックス、72〜76,81〜85・チェック欄、90・削除ボタン、91・配送担当者ラベル、92・物品管理用ラベル、95・上下の縁部分、96・帯状部分、97・OKボタン、101・名前カード、102・ベッドカード、103・リストバンド、104・部屋カード
Claims (18)
- アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより印刷して複数ページに亘る印刷物を得る際に、前記印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するスタンプマークの印刷方法において、
印刷ページ毎に、スタンプマークを印刷するか否かを選択可能なページ選択工程と、
スタンプマークを印刷することが選択されている選択ページに、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する印刷工程とを含むことを特徴とするスタンプマーク印刷方法。 - 請求項1において、
前記ページ選択工程では、奇数枚目および/または偶数枚目の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能であることを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項1において、
前記ページ選択工程では、印刷ページの先頭ページあるいは先頭ページからm枚目(m=1、2、3・・・)の印刷ページから、n枚目毎(n=2、3、4・・・)の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能であることを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記印刷指定ページの指定前あるいは指定後に、印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、
前記印刷工程では、前記選択ページに、選択された種類のスタンプマークを印刷することを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記選択ページの指定後に、各選択ページに印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、
前記印刷工程では、各選択ページのそれぞれに、選択された種類のスタンプマークをそれぞれ印刷することを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより繰り返し印刷して複数部数の同一印刷物を得る際に、印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するスタンプマークの印刷方法において、
印刷部数を単位として、スタンプマークを印刷するか否かを選択可能な選択工程と、
スタンプマークを印刷することが選択されている印刷部数番目の印刷時に、前記印刷データと共にスタンプマークを印刷する印刷工程とを含むことを特徴とするスタンプマーク印刷方法。 - 請求項6において、
前記選択工程では、奇数部数番目および/または偶数部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能であることを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項6において、
前記選択工程では、一番目あるいはm番目(m=1、2、3・・・)の印刷部数から、n番目毎(n=2、3、4・・・)の印刷部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能であることを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項6ないし8のうちのいずれかの項において、
前記印刷指定部数番目の指定前あるいは指定後に、印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、
前記印刷工程では、印刷指定部数番目の印刷物に、選択された種類のスタンプマークを印刷することを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - 請求項6ないし8のうちのいずれかの項において、
前記印刷指定部数番目の指定後に、各印刷指定部数番目の印刷物に印刷されるスタンプマークの種類を選択することのできる種類選択工程を含んでおり、
前記印刷工程では、印刷指定部数番目の印刷物のそれぞれに、選択された種類のスタンプマークをそれぞれ印刷することを特徴とするスタンプマークの印刷方法。 - アプリケーションから受け取った印刷データを印刷して複数ページに亘る印刷物を得る際に、前記印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するようにプリンタを駆動制御するプリンタドライバであって、
印刷ページ毎にスタンプマークを印刷するか否かを操作者に選択させ、スタンプマークを印刷することが選択されたページを選択ページとして取得するページ選択手段と、
前記選択ページの印刷時に、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する駆動制御手段と、
を含むことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項11において、
前記ページ選択手段は、奇数枚目および/または偶数枚目の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能であることを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項11において、
前記ページ選択手段では、印刷ページの先頭ページあるいは先頭ページからm枚目(m=1、2、3・・・)の印刷ページから、n枚目毎(n=2、3、4・・・)の印刷ページを、スタンプマークが印刷される選択ページとして一括指定することが可能であることを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項11ないし13のうちのいずれかの項において、
前記選択ページ毎に印刷するスタンプマークの種類を操作者に選択させ、選択されたスタンプマークの種類を前記選択ページと対応づけて取得する種類選択手段を含んでおり、
前記駆動制御手段は、選択ページ毎に対応する種類のスタンプマークを印刷することを特徴とするプリンタドライバ。 - アプリケーションから受け取った印刷データをプリンタにより繰り返し印刷して複数部数の同一印刷物を得る際に、印刷データと共にスタンプマークを同時に印刷するようにプリンタを駆動制御するプリンタドライバであって、
印刷部数を単位として、印刷部数毎にスタンプマークを印刷するか否かを操作者に選択させ、スタンプマークを印刷することが選択された印刷部数番目を取得する印刷部数番目選択手段と、
前記印刷部数番目の印刷時に、前記印刷データと共に前記スタンプマークを印刷する駆動制御手段と、
を含むことを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項15において、
前記印刷部数番目選択手段は、奇数部数番目および/または偶数部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能であることを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項15において、
前記印刷部数番目選択手段は、一番目あるいはm番目(m=1、2、3・・・)の印刷部数から、n番目毎(n=2、3、4・・・)の印刷部数番目の印刷物を、スタンプマークが印刷される印刷指定部数番目として一括指定することが可能であることを特徴とするプリンタドライバ。 - 請求項15ないし17のうちのいずれかの項において、
前記印刷部数番目の印刷時に印刷するスタンプマークの種類を操作者に選択させ、選択されたスタンプマークの種類を前記印刷部数番目と対応づけて取得する種類選択手段を含んでおり、
前記駆動制御手段は、印刷部数番目毎に対応する種類のスタンプマークを印刷することを特徴とするプリンタドライバ。
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