JP3881907B2 - 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
印刷システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3881907B2 JP3881907B2 JP2002039772A JP2002039772A JP3881907B2 JP 3881907 B2 JP3881907 B2 JP 3881907B2 JP 2002039772 A JP2002039772 A JP 2002039772A JP 2002039772 A JP2002039772 A JP 2002039772A JP 3881907 B2 JP3881907 B2 JP 3881907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- page
- pages
- printer
- printing
- target image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、POP広告等の1枚の対象画像を複数のページに分割し、それら複数のページのそれぞれを順次に印刷する印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケット等の小売り店舗の店頭では広告と販売促進とを兼ねたPOP(point of purchase)広告が頻繁に使用される。POP広告は多くの顧客の目に触れるように、一般に大きなサイズ(例えばB0サイズ)の印刷物とされている。このような大きなサイズの印刷物を汎用プリンターにて1枚ものとして印刷することは困難であるため、通常は分割して印刷され、それらを貼り合わせて1枚のPOP広告を作成している。例えば、B0サイズのPOP広告であれば、それを16分割してそれぞれをB4用紙に印刷し、16枚のB4印刷物を貼り合わせて1枚のB0サイズのPOP広告を作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分割して印刷を行う際に、印刷途中でプリンターにトラブル、例えば紙詰まりが生じて印刷が中断されることがある。このような場合に、トラブルの原因を解決してプリンタを復旧した時点でプリンタ側にて印刷データを保持している場合は印刷を継続することができるが、そうでない場合は分割した1枚目から再度印刷を行う必要がある。このような再度の印刷は無駄な用紙を発生させるとともに、時間の浪費という問題も生じさせる。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、印刷途中にトラブルがあった場合でも無駄な用紙の発生を防止することができる印刷システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、1枚の対象画像を複数のページに分割し、前記複数のページのそれぞれを順次に印刷する印刷システムにおいて、受信したページデータをページごとに印刷するプリンタと、前記対象画像を前記複数のページに分割してそれぞれのページデータを前記プリンタに送信するクライアントと、を備え、前記クライアントに、前記複数のページのうちの一部のページを指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された前記一部のページについてのページデータを前記プリンタに送信するページデータ送信手段と、前記対象画像を前記複数のページに分割された状態にて表示する表示手段と、前記対象画像を分割した前記複数のページを前記プリンタが印刷する際に、前記表示手段に表示された前記対象画像のうち前記プリンタが印刷を終了したページについての表示形態を印刷が終了していないページについての表示形態と異ならせる印刷済ページ識別手段と、を備え、前記指定手段に、前記表示手段に表示された前記対象画像上にて前記一部のページを指定させる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる印刷システムにおいて、前記印刷済ページ識別手段に、前記表示手段に表示された前記対象画像のうち前記プリンタが印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異ならせる。
【0011】
また、請求項3の発明は、コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータを請求項1または請求項2に記載のクライアントとして機能させるプログラムである。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
<1.第1実施形態>
図1は、本発明にかかる印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。この印刷システムはチラシ、ポスター、POP広告等を印刷するシステムであり、ネットワーク1に1台のサーバ5と、3台のクライアント10と、1台のプリンタ40とが接続されて構成されている。なお、クライアント10はネットワーク1に1台以上接続されていれば良く、またネットワーク1に複数のプリンタ40が接続されていても良い。
【0016】
サーバ5は、パーソナルコンピュータやワークステーション等を用いて構成されており、本実施形態では主としてデータベースの共有化を行うためのデータベースサーバとして機能している。サーバ5に内蔵されている磁気ディスクにはPOP広告の基本書式を集積したPOP用データベースや商品情報(例えば、商品名や価格等)を集積した商品マスターデータベースが格納されており、それら各種データベースはネットワーク1に開放されて各クライアント10に共有されている。
【0017】
プリンタ40は、いわゆるネットワークプリンタであり、本実施形態ではカラーレーザープリンタを用いて構成されている。プリンタ40は、ネットワーク1を介してクライアント10から送信されたページ記述言語(PDL)にて既述されたデータの印刷を行い、A3サイズまでのカラー印字を行うことができる。なお、プリンタ40としてはカラーレーザープリンタに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式のプリンタ等であっても良い。また、プリンタ40をネットワーク1ではなく各クライアント10に個別に接続してローカルプリンタとしても良い。
【0018】
図2は、クライアント10およびプリンタ40のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。クライアント10は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、本体部13に表示部11と入力部12とを接続して構成されている。本体部13は、その内部に演算処理を行うCPU14と、読み出し専用メモリーであるROM15と、読み書き自在のメモリーであるRAM16と、制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク17と、外部機器との接続のためのインターフェイス18と、CD−ROMドライブ20とを備えている。CPU14と磁気ディスク17やインターフェイス18等とはバスライン19を介して電気的に接続されている。また、本体部13のバスライン19には、表示部11および入力部12も電気的に接続されている。
【0019】
入力部12は、キーボード12aやマウス12b(図1参照)を用いて構成されており、作業者がクライアント10に対してコマンドやデータを入力するためのものである。表示部11は、カラーディスプレイ11aによって構成されており、本体部13における作業内容等を表示する。作業者は、表示部11の表示内容を確認しつつ、入力部12から必要なコマンド等を入力する。
【0020】
インターフェイス18は通信回線との接続部であって、ここではネットワーク1に接続されている。クライアント10とプリンタ40との間のデータ通信はインターフェイス18を介して行われることとなる。
【0021】
CD−ROMドライブ20は、後述するPOP作成プログラムが記録されたCD−ROM30から当該処理プログラムを読み取る。CD−ROMドライブ20によってCD−ROM30から読み出されたPOP作成プログラムがパーソナルコンピュータにインストールされCPU14によって実行されることにより、そのパーソナルコンピュータが本発明にかかる印刷システムのクライアント10として機能し、後述のPOP作成処理が行われる。なお、上記のPOP作成プログラムは、例えばサーバ5等からネットワーク1経由にてダウンロードしてパーソナルコンピュータにインストールするようにしても良い。また、CD−ROMドライブ20に代えてDVDドライブ等の他の記録媒体用ドライブを使用するようにしても良く、その場合は各記録媒体用ドライブに応じた記録媒体(例えばDVDドライブの場合DVD)にPOP作成プログラムが記録される。
【0022】
また、プリンタ40には、クライアント10から送信されたデータを一旦全て蓄積するプリンタバッファ41と、印刷が完全に終了したページの枚数を計数するカウンター42が設けられている。プリンタバッファ41はプリンタ40に内蔵されたメモリである。カウンター42は、プリンタ40に内蔵されたCPUが所定のソフトウェアを実行することによって実現される処理部であり、その処理内容についてはさらに後述する。
【0023】
次に、上記の印刷システムにおける処理内容について説明する。本印刷システムはPOP広告等を印刷するシステムであり、まず通常のPOP作成処理について簡単に説明する。POP広告を作成する作業者はクライアント10からPOP広告として印刷対象となる画像(対象画像)を作成する。具体的には、作業者はクライアント10にインストールされているPOP作成プログラムを起動し、サーバ5に格納されている各種データベースから必要なデータ(例えば商品情報)を取り出して対象画像を作成する。あるいは既に作成済みの対象画像を磁気ディスク17等から読み出すようにしても良い。
【0024】
作業者はクライアント10上において対象画像の作成を完了した後、これをプリンタ40に印刷させる。具体的には、まず作業者が入力部12から印刷設定コマンドを入力する。すると、表示部11には図3に示すような印刷設定画面が表示される。そして、この印刷設定画面上において作業者が入力部12から「プレビュー」のコマンドボタン52を選択すると図4の如き対象画像のプレビュー画面が表示部11に表示される。一方、印刷設定画面上において作業者が入力部12から「印刷」のコマンドボタン53を選択すると対象画像のデータがプリンタ40に送信され、印刷処理が実行される。
【0025】
ここで対象画像の印刷時のサイズはB0とされている。プリンタ40はA3サイズまでの印刷しか行うことができないため、図4に示すようにクライアント10のCPU14は対象画像を16のページに分割して、それぞれのページデータ(PDLにて記述されたデータ)をプリンタ40に送信する。本実施形態では、分割された16のページのそれぞれに異なるページ番号が付与され、表示部11のプレビュー画面には図4に示すように16のページに分割された対象画像とともに、各ページのページ番号が表示される(図4中では括弧書きにて示している)。
【0026】
プリンタ40は受信した16ページ分のページデータを一旦プリンタバッファ41に格納し、それを順次にページごとにB4用紙に印刷する。このようにして1枚の対象画像が16のページに分割され、それら16のページが順次に印刷される。作業者は16枚に分割印刷された各ページを貼り合わせて1つのB0サイズのPOP広告を完成する。
【0027】
ところで、プリンタ40が16のページを順次に印刷しているときに紙詰まり等のプリンタ40のトラブルにより印刷が途中で中断することがある。ここでは、第10ページを印刷しているときに紙詰まりによって印刷が中断したとする。すなわち、第9ページまでは印刷が終了している。このときに、トラブルを復旧した後、再度16ページの全てを印刷すると用紙の無駄が生じるため、本実施形態では印刷が終了していない一部のページ、つまり第10ページから第16ページまでのみを印刷するようにしている。
【0028】
第1実施形態では、トラブル復旧後に印刷を行う一部のページを図4の括弧書きにて示したページ番号にて指定する。具体的には、作業者が入力部12から印刷設定コマンドを再入力する。すると、表示部11には図3の印刷設定画面が表示される。この印刷設定画面において有効範囲の指定欄51に印刷が終了していない一部のページ、つまり第10ページから第16ページの範囲を指定する。この指定は作業者がキーボード12aやマウス12bから行う。
【0029】
ページ番号によって範囲指定された一部のページのページデータは、「印刷」のコマンドボタン53が選択されることによって再度クライアント10からプリンタ40に送信される。プリンタ40は受信した当該一部のページのページデータの印刷を行い、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページの印刷を実行する。
【0030】
このようにすれば正常に印刷できた第1ページから第9ページをそのまま利用しつつ、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページのみを指定して印刷することになるため、無駄な用紙の発生を防止することができるとともに時間の節約を図ることもできる。
【0031】
また、トラブル発生の有無にかかわらず、16分割されたページのうちの任意の一部だけをページ番号によって範囲指定することにより当該任意の一部のみを印刷することができるため、POP広告の一部の試し刷り等を自由に行うことが出来便利である。
【0032】
<2.第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態における印刷システムの構成は第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。また、B0サイズにて印刷すべき対象画像を16ページに分割してそれぞれをB4用紙に印刷する点も同じである。
【0033】
第2実施形態では1枚の対象画像が分割された複数のページが印刷されているときに、表示部11に表示された対象画像のプレビュー画面のうちプリンタ40が印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異なるようにしている。
【0034】
上述したように、プリンタ40は受信した16ページ分のページデータを一旦プリンタバッファ41に格納し、それを順次にページごとに印刷する。このときにカウンター42は印刷が完全に終了したページの枚数を計数する。カウンター42によって計数された印刷が完全に終了したページ枚数はクライアント10に伝達される。そして、クライアント10は表示部11に表示された対象画像のうち印刷が完全に終了したページについての色を変化させる。
【0035】
図5は、表示された対象画像のうち印刷が完全に終了したページについての色が変化した様子を示す図である。表示部11には対象画像が16分割された状態にて表示されている。第1ページから第9ページまでの印刷が完全に終了している場合には、図5に示すように、表示部11に表示された対象画像のうちページ(1)〜ページ(9)についての色を変化させ、印刷が終了していないページ(ページ(10)〜ページ(16))についての色と異なるようにしている。
【0036】
ここで、第1実施形態と同様に、第10ページを印刷しているときに紙詰まりによって印刷が中断したとする。作業者は、表示部11に表示された対象画像における色の相違を視認することによって第1ページから第9ページまでの印刷が完全に終了していることを容易に確認することができる。そして、第2実施形態では、トラブル復旧後に印刷を行う一部のページを表示部11に表示された対象画像上にて指定する。具体的には作業者がマウス12bのドラッグにより色の変化していないページ(10)〜ページ(16)を印刷を行うべき一部のページとして選択する。選択された第10ページから第16ページのページデータが再度クライアント10からプリンタ40に送信される。プリンタ40は受信した当該一部のページのページデータの印刷を行い、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページの印刷を実行する。
【0037】
このようにすれば正常に印刷できた第1ページから第9ページをそのまま利用しつつ、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページのみを指定して印刷することになるため、無駄な用紙の発生を防止することができるとともに時間の節約を図ることもできる。
【0038】
また、第2実施形態では、表示部11に表示された対象画像のプレビュー画面のうちプリンタ40が印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異なるようにしているため、プリンタ40のトラブルによって印刷が中断したときにも再印刷を指定すべきページを視覚的に容易に把握することができる。
【0039】
さらに、第2実施形態では、トラブル復旧後に印刷を行う一部のページを表示部11に表示された対象画像上にて指定するため、当該印刷すべき一部のページを視覚的に簡単に指定することができる。
【0040】
なお、印刷を行うべき一部のページを指定する際に、作業者はマウス12bを使用して表示部11に表示されている対象画像のうち第10ページ(ページ(10))のみを選択するようにしても良い。この場合選択されたページ以降のページ、つまりページ(10)〜ページ(16)が印刷を行うべき一部のページとして指定され、それらのページデータが再度クライアント10からプリンタ40に送信される。プリンタ40は受信した当該一部のページのページデータの印刷を行い、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページの印刷を実行する。
【0041】
また、表示部11に表示された対象画像における色の相違を視認することによって再印刷を指定すべきページを把握した上で、作業者が第1実施形態と同じようにページ番号にて印刷すべき一部のページを指定するようにしても良い。
【0042】
また、第2実施形態では、表示部11に表示された対象画像のプレビュー画面のうちプリンタ40が印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異なるようにしていたが、これに代えて例えば印刷を終了したページについて反転表示するようにしても良いし、網掛け表示するようにしても良い。すなわち、表示部11に表示された対象画像のプレビュー画面のうちプリンタ40が印刷を終了したページについての表示形態を印刷が終了していないページについての表示形態と異なるようにするものであれば良い。
【0043】
<3.第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態における印刷システムの構成は第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。また、B0サイズにて印刷すべき対象画像を16ページに分割してそれぞれをB4用紙に印刷する点も同じである。第3実施形態が第1,第2実施形態と相違するのは、プリンタ40のトラブルによって印刷が中断したとき、トラブル復旧後に印刷を行う一部のページを自動的に指定してそのページデータをプリンタ40に送信する点である。
【0044】
図6は、第3実施形態での処理手順を示すフローチャートである。まず、第1実施形態と同じように対象画像を作成した後、作業者が印刷設定画面上において「印刷」のコマンドボタン53(図3参照)を選択すると対象画像の全ページのページデータがプリンタ40に送信され、印刷処理が実行される(ステップS1)。そして、プリンタ40が16のページを順次に印刷しているときに紙詰まり等のトラブルにより印刷が途中で中断したとする(ステップS2)。このような場合には、作業者が紙詰まり等のトラブル原因を解消してプリンタ40を復旧させる(ステップS3)。なお、プリンタ40が復旧するまでは再印刷を行うことが当然に不可能であるため、ステップS4以降に処理が進行することはない。
【0045】
プリンタ40が復旧した後、クライアント10のCPU14がトラブル発生時の印刷中のページ番号を取得する(ステップS4)。具体的には、第2実施形態にて記述したように、印刷が完全に終了したページの枚数をカウンター42が計数する。カウンター42によって計数された印刷が完全に終了したページ枚数はクライアント10に伝達される。そして、当該印刷が完全に終了したページ枚数に1を加算した数がトラブル発生時に印刷中のページ番号として取得されるのである。
【0046】
例えば、第1実施形態と同様に、第10ページを印刷しているときに紙詰まりによって印刷が中断したとする。このときには印刷が完全に終了したページ枚数がカウンター42によって9枚と計数され、クライアント10に伝達されている。クライアント10のCPU14はその枚数に1を加算したページ番号”10”をトラブル発生時に印刷中のページ番号として取得する。
【0047】
次に、クライアント10のCPU14が印刷未了ページを決定する(ステップS5)。具体的には、上記取得されたトラブル発生時に印刷中のページ番号以降のページが印刷未了ページとして決定される。例えば、トラブル発生時に印刷中のページ番号が”10”であれば、それ以降のページ、つまりページ(10)〜ページ(16)が印刷未了ページとして決定される。すなわち、プリンタ40による複数のページの印刷が途中で中断したときに、印刷が終了していないページが印刷未了ページとして決定されるのである。
【0048】
その後、決定された上記印刷未了ページについてのページデータがクライアント10からプリンタ40に送信される(ステップS6)。プリンタ40は受信した当該一部のページのページデータの印刷を行い、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページの印刷を実行する。
【0049】
このようにすれば正常に印刷できた第1ページから第9ページをそのまま利用しつつ、トラブルによって印刷できなかった第10ページから第16ページのみを指定して印刷することになるため、無駄な用紙の発生を防止することができるとともに時間の節約を図ることもできる。特に、第3実施形態では、トラブルによって印刷できなかったページの印刷が自動的に行われることとなるため、より作業効率が向上する。
【0050】
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態においては、クライアント10とプリンタ40とをネットワーク1にて接続したネットワーク対応の印刷システムとしていたが、プリンタを内蔵した1台の印刷装置によって上記の印刷システムを実現するようにしても良い。
【0051】
また、上記実施形態においてはB0サイズのPOP広告を16分割するようにしていたが、これに限定されるものではなく、他のサイズの印刷物を複数に分割する形態であれば本発明にかかる印刷システムを適用できることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、クライアントが、複数のページのうちの一部のページを指定する指定手段と、指定手段によって指定された一部のページについてのページデータをプリンタに送信するページデータ送信手段と、を備えるため、印刷途中でプリンタにトラブルが発生してもトラブルによって印刷できなかったページのみを指定して印刷することができ、無駄な用紙の発生を防止することができるとともに時間の節約を図ることもできる。また、一部のページのみの試し刷りも自由に行うことができる。また、表示手段に表示された対象画像上にて一部のページを指定するため、印刷すべき一部のページを視覚的に容易に指定することができる。さらに、対象画像を分割した複数のページをプリンタが印刷する際に、表示手段に表示された対象画像のうちプリンタが印刷を終了したページについての表示形態を印刷が終了していないページについての表示形態と異ならせるため、プリンタのトラブルによって印刷が中断したときにも再印刷を指定すべき部分を視覚的に容易に把握することができる。
【0056】
また、請求項2の発明によれば、表示手段に表示された対象画像のうちプリンタが印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異ならせるため、プリンタのトラブルによって印刷が中断したときにも再印刷を指定すべき部分をより確実に容易に把握することができる。
【0058】
また、請求項3の発明によれば、コンピュータにプログラムを実行させるだけで、そのコンピュータを請求項1または請求項2に記載のクライアントとして動作させることができる。
【0059】
また、請求項4の発明によれば、コンピュータに記録媒体を読み取らせてプログラムを実行させるだけで、そのコンピュータを請求項1または請求項2に記載のクライアントとして動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】図1の印刷システムのクライアントおよびプリンタのより詳細な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】1枚の対象画像を複数のページに分割した様子を示す図である。
【図4】クライアントの表示部に表示された印刷設定画面の一例を示す図である。
【図5】表示された対象画像のうち印刷が完全に終了したページについての色が変化した様子を示す図である。
【図6】第3実施形態での処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク
5 サーバ
10 クライアント
11 表示部
11a カラーディスプレイ
12 入力部
12a キーボード
12b マウス
14 CPU
17 磁気ディスク
20 CD−ROMドライブ
30 CD−ROM
40 プリンタ
41 プリンタバッファ
42 カウンター
Claims (4)
- 1枚の対象画像を複数のページに分割し、前記複数のページのそれぞれを順次に印刷する印刷システムであって、
受信したページデータをページごとに印刷するプリンタと、
前記対象画像を前記複数のページに分割してそれぞれのページデータを前記プリンタに送信するクライアントと、
を備え、
前記クライアントは、
前記複数のページのうちの一部のページを指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された前記一部のページについてのページデータを前記プリンタに送信するページデータ送信手段と、
前記対象画像を前記複数のページに分割された状態にて表示する表示手段と、
前記対象画像を分割した前記複数のページを前記プリンタが印刷する際に、前記表示手段に表示された前記対象画像のうち前記プリンタが印刷を終了したページについての表示形態を印刷が終了していないページについての表示形態と異ならせる印刷済ページ識別手段と、
を備え、
前記指定手段は、前記表示手段に表示された前記対象画像上にて前記一部のページを指定することを特徴とする印刷システム。 - 請求項1記載の印刷システムにおいて、
前記印刷済ページ識別手段は、前記表示手段に表示された前記対象画像のうち前記プリンタが印刷を終了したページについての色を印刷が終了していないページについての色と異ならせることを特徴とする印刷システム。 - コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータを請求項1または請求項2に記載のクライアントとして機能させることを特徴とするプログラム。
- 請求項3に記載のプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039772A JP3881907B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039772A JP3881907B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003241914A JP2003241914A (ja) | 2003-08-29 |
JP3881907B2 true JP3881907B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=27780690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002039772A Expired - Fee Related JP3881907B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881907B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7302269B2 (ja) * | 2019-05-09 | 2023-07-04 | 大日本印刷株式会社 | 印画物作製装置及び印画物作製システム |
-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002039772A patent/JP3881907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003241914A (ja) | 2003-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5693487B2 (ja) | カラー印刷技術 | |
CN103732413B (zh) | 用于将顾客专用标签应用于印刷产品的非印刷侧的方法和系统 | |
US20040105126A1 (en) | Method of printing, program for realizing the same, recording medium, apparatus for printing, printer driver, merchandise sales data processing device, and point-of-sale system | |
JP2007072534A (ja) | 印刷システム、印刷システムの制御方法及びプログラム | |
CN102681802B (zh) | 信息处理设备及打印方法 | |
EP2567310B1 (en) | Function expansion method using print data, and function expansion device | |
JP2019040564A (ja) | プリンタドライバ、および情報処理装置 | |
JP5742416B2 (ja) | 広告宣伝機能拡張プログラム、広告宣伝機能拡張方法、及び、ホスト装置 | |
JP3881907B2 (ja) | 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 | |
JP4594812B2 (ja) | 印刷システム、印刷要求装置の制御方法、プログラム、及び印刷要求装置 | |
JP2007011515A (ja) | 印刷システム、印刷システムの制御方法及びプログラム | |
JP7219408B2 (ja) | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム | |
US20060055950A1 (en) | Image data registration method, image data registration program, and printing apparatus | |
JP2010068303A (ja) | 画像データ処理装置および画像データ処理プログラム | |
EP1739542B1 (en) | Print system | |
JP3567057B2 (ja) | 商品情報検索システム | |
JP3791112B2 (ja) | 印刷管理システム、印刷管理方法、印刷管理制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに印刷管理システムに用いられるプリンタ装置 | |
JPH06227078A (ja) | 定型紙印刷用プリンタ装置 | |
JP4341326B2 (ja) | 印刷方法、印刷装置、プリンタドライバ、商品販売データ処理装置およびposシステム | |
JP5171973B2 (ja) | 情報処理装置及びその制御方法 | |
JP4594813B2 (ja) | 印刷システム、印刷要求装置の制御方法、プログラム、及び印刷要求装置 | |
JP4579470B2 (ja) | 印刷データの登録方法 | |
JP2001080173A (ja) | 印刷装置及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された情報記録媒体 | |
JP4642445B2 (ja) | 端末装置及びチケット発行システム | |
JP6511859B2 (ja) | 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理装置、その制御方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |