JP2008097006A - 撮影レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラボディ側でオーバーラップ補正を施した残デフォーカス量を、撮影レンズ側において適正な残駆動量に変換して焦点制御できる撮影レンズを提供する。
【解決手段】撮影光学系5,7の移動中に撮影光学系のデフォーカス量を検出する焦点検出手段19を有するカメラボディ1に装着可能な撮影レンズ3において、デフォーカス量と撮影光学系5,7の移動量との関係を表す関数情報のうち、焦点検出時点における第1の関数情報Aをカメラボディ側へ出力するとともに、デフォーカス量DF1を焦点検出時点以降の撮影光学系5,7の移動量に基づいてカメラボディ側で残デフォーカス量DF2に補正する時点における第2の関数情報Bをカメラボディ側へ出力する出力手段31と、第2の関数情報Bを用いて残デフォーカス量DF2を残駆動量Z3に換算するレンズ内換算手段37と、残駆動量Z3に応じて撮影光学系5,7を駆動するレンズ駆動手段43とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、焦点検出部を有するカメラボデイに交換可能な撮影レンズ側に焦点制御用の駆動機構を有して撮影レンズの焦点制御を実行する撮影レンズに関する。
従来、オートフォーカスシステムとして、デフォーカス量(撮像面と結像面とのズレ量)の検出動作と、レンズの駆動動作とを同時並行に実行するシステムが知られている。
このようなオートフォーカスシステムでは、焦点検出以降のレンズ移動の分だけ、デフォーカス量の検出値を補正しなければならない(以下、このような補正を「オーバーラップ補正」という)。
この種のオーバーラップ補正は、カメラボディ側において、以下の手順(1)〜(3)によって実行される。
(1)まず、焦点検出部で求めたデフォーカス量DF1を、撮影レンズ内の合焦用レンズの駆動量Z1に換算する。
(2)この合焦用レンズの駆動量Z1から、焦点検出以降のレンズ移動分Z2を減じることにより、実際に残っている駆動量(以下「残駆動量」という)Z3を算出する。
(3)この残駆動量Z3を変換係数A(駆動量とデフォーカス量との比)で割り、残デフォーカス量DF3に変換する。
撮影レンズ側へは、このように補正された残デフォーカス量DF3が伝達される。
撮影レンズ側では、この残デフォーカス量DF3に変換係数A′を乗じて、合焦用レンズの目標駆動値である残駆動量Z3′を算出する。撮影レンズ内の駆動機構は、この残駆動量Z3′に応じて、合焦用レンズの位置制御もしくは速度制御を逐次に実行する。
なお、上記した変換係数A,A′は、レンズ移動に応じて刻々と変化する値である。そのため、撮影レンズ内などには、レンズ位置と変換係数との対応関係を示すデータが予め用意される。このデータを現在のレンズ位置に基づいて参照することにより、最新の変換係数を得ることができる。
特開昭63−304233号公報
ところで、上述した従来例では、撮影レンズおよびカメラボディの双方が、独立したタイミングで変換係数A,A′を取得する。そのため、カメラボディ側で使用される変換係数Aと、撮影レンズ側で使用される変換係数A′とは必ずしも一致しない。
通常、全体繰り出し式の撮影レンズの場合、レンズ位置による変換係数の変化は小さい。そのため、このような変換係数A,A′の違いは、十分に無視できる程度であり、合焦精度などに不具合は生じない。
しかしながら、内焦式のズームレンズなどでは、レンズ位置による変換係数の変化が大きい。そのため、変換係数A,A′の取得時点の間にレンズ位置が変化した場合、変換係数A,A′は大きくずれてしまう。
このように変換係数Aと変換係数A′とが大きくずれると、カメラボディ側で求めた正規の残駆動量Z3と、撮影レンズ側で実際に焦点制御に使用される残駆動量Z3′との間に食い違いを生じることとなる。
そのため、内焦式のズームレンズなどを使用する場合には、合焦精度が低下したり、合焦速度が遅くなるなどの問題点が生じる。
そこで、上述した問題点を解決するために、カメラボディ側でオーバーラップ補正を施した残デフォーカス量を、撮影レンズ側において適正な残駆動量に変換して焦点制御することが可能な撮影レンズを提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮影レンズは、撮影光学系を備えるとともに、該撮影光学系の少なくとも一部(5,7)の移動中に撮影光学系のデフォーカス量を検出する焦点検出手段(19)を有するカメラボディ(1)に装着可能な撮影レンズ(3)において、デフォーカス量と撮影光学系の少なくとも一部(5,7)の移動量との関係を表す関数情報のうち、焦点検出手段(19)による焦点検出時点における第1の関数情報(A)をカメラボディ側へ出力するとともに、デフォーカス量(DF1)を焦点検出時点以降の撮影光学系の少なくとも一部の移動量に基づいてカメラボディ側で残デフォーカス量(DF2)に補正する時点における第2の関数情報(B)をカメラボディ側へ出力する出力手段(31)と、第2の関数情報(B)を用いて残デフォーカス量(DF2)を撮影光学系の少なくとも一部の残駆動量(Z3)に換算するレンズ内換算手段(37)と、レンズ内換算手段により換算された残駆動量(Z3)に応じて、撮影光学系の少なくとも一部を駆動するレンズ駆動手段(43)とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の撮影レンズは、請求項1に記載の撮影レンズにおいて、レンズ内換算手段は、カメラボディ側から入力した残デフォーカス量を第2の関数情報を用いて換算した残駆動量を、補正の時点以降の撮影光学系の少なくとも一部の移動量で補正し、レンズ駆動手段は、補正した残駆動量に応じて撮影光学系の少なくとも一部を駆動することを特徴とする。
請求項3に記載の撮影レンズは、請求項1または請求項2に記載の撮影レンズにおいて、カメラボディ側からの関数情報の要求に応じて第1の関数情報または第2の関数情報を選択するデータ選択部(27)と、データ選択部が選択した関数情報を一時的に保持するデータ保持部(35)とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の撮影レンズは、請求項3に記載の撮影レンズにおいて、データ選択部(27)は、カメラボディ側から関数情報を要求された時点の撮影光学系の少なくとも一部の位置に応じて関数情報を選択することを特徴とする。
請求項5に記載の撮影レンズは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影レンズにおいて、第1の関数情報および第2の関数情報を記憶する記憶手段(29)を備えることを特徴とする。
本発明では、撮影レンズ側のレンズ内換算手段において、デフォーカス量を焦点検出時点以降の撮影光学系の少なくとも一部の移動量に基づいてカメラボディ側で残デフォーカス量に補正する時点における第2の関数情報をカメラボディ側へ出力するとともに、この第2の関数情報を用いて残デフォーカス量を撮影光学系の少なくとも一部の残駆動量に換算するため、カメラボディ側でオーバーラップ補正を施した残デフォーカス量を、撮影レンズ側において適正な残駆動量に換算することが可能となる。
このような適正な残駆動量に基づいて焦点制御が実行されることにより、合焦精度および合焦速度を高めることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明における実施の形態を説明する。
<第1の実施形態>
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、カメラボディ1に交換可能な撮影レンズ3が装着される。この撮影レンズ3内には合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7その他のレンズ群が配置される。これらのレンズ群の光軸に沿って、カメラボディ1内にはメインミラー11,サブミラー13,フィルム面9などが配置される。
このサブミラー13の反射方向には、AFセンサー17が配置される。このAFセンサー17の出力は、焦点検出演算を行う焦点検出部19を介して、ボディ側制御部21へ接続される。このボディ側制御部21から出力される焦点制御に関する情報は、撮影レンズ3側のデータ入力部39を介してAF制御部37に伝達される。
一方、撮影レンズ3側には、合焦用レンズ5の絶対位置を検出するためのフォーカス位置検出部23と、ズーム用レンズ7の位置を検出するためのズーム位置検出部25とがそれぞれ配置される。これらの検出部23,25の出力は、データ選択部27に接続される。このデータ選択部27には、レンズ情報(例えば、焦点距離情報,撮影距離情報,および変換係数情報など)を格納したメモリ29が接続される。
このデータ選択部27から出力されるレンズ情報は、データ出力部31を介してボディ側制御部21に転送される。また、このとき、ボディ側制御部21へ転送されるレンズ情報は、撮影レンズ3内のデータ保持部35にも送られ、直前に転送したレンズ情報として逐一記録される。
このデータ保持部35の出力データは、AF制御部37に取り込まれる。このAF制御部37は、レンズ駆動部43を介して合焦用レンズ5を前後に駆動する。この合焦用レンズ5の駆動系には、エンコーダなどからなる移動信号発生部45が設けられる。この移動信号発生部45から出力されるレンズ移動信号は、AF制御部37およびボディ側制御部21にそれぞれ伝達される。
(第1の実施形態の動作)
図2は、第1の実施形態の動作を説明するための流れ図である。また、図3は、デフォーカス量と駆動量との関係を示す説明図である。
以下、図2および図3を用いて、第1の実施形態の動作を説明する。
まず、ボディ側制御部21は、焦点検出部19を介して、AFセンサー17に電荷蓄積を開始させる(図2S1)。
ボディ側制御部21は、この電荷蓄積期間の中間時点(以下、この中間時点を焦点検出時点という)で、撮影レンズ3側のAF制御部37に対し、変換係数を要求する(図2S2)。
撮影レンズ3側では、AF制御部37がデータ選択部27に対し変換係数の発生を指示する。このような指示に応じて、まず、データ選択部27では、フォーカス位置検出部23から合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7のレンズ位置を取り込む(図2S3)。
データ選択部27は、このレンズ位置に基づいて、メモリ29内のデータテーブルを参照し、焦点検出時点のレンズ位置における変換係数Aを求める。この変換係数Aは、データ出力部31を介してカメラボディ1側へ転送される(図2S4)。このような転送動作に並行して、データ選択部27は、この変換係数Aの値をデータ保持部35に一旦保持する(図2S5)。なお、ここでの変換係数Aは、図3中に示す角度θaのtan値に相当する値である。
カメラボディ1側のボディ側制御部21は、このように転送される変換係数Aその他のレンズデータを取り込む(図2S6)。
ボディ側制御部21では、このような変換係数Aの転送動作に並行して、移動信号発生部45から随時に出力されるレンズ移動信号の計数を開始する(図2S7)。
なお、このレンズ移動信号は、合焦用レンズ5の前後移動に応じて出力される正負2相のパルス信号である。そのため、このレンズ移動信号の計数により、計数開始時点以降における合焦用レンズ5の移動距離をパルス数の単位で検出することができる。
続いて、AFセンサー17において所定の電荷蓄積期間が終了すると、焦点検出部19は、AFセンサー17から一対の光像パターンを示すデータ列を読み出す(図2S8)。
焦点検出部19は、これらのデータ列に相関演算を施し、焦点検出時点におけるデフォーカス量の値を算出する(図2S9)。このときのデフォーカス量は、図3中に示すデフォーカス量DF1に相当する。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(1)のように、デフォーカス量DF1に変換係数Aを乗じ、合焦用レンズ5を合焦点まで駆動するために必要な駆動量Z1を算出する(図2S10)。
Z1=DF1×A ・・・(1)
なお、ここで算出される駆動量Z1の単位は、上述したレンズ移動信号のパルス数と同一の単位である。
この時点で、ボディ側制御部21は、レンズ移動信号の計数を終了し、図3中に示すような「焦点検出時点以降におけるレンズ移動量Z2」を求める(図2S11)。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(2)のように、駆動量Z1からレンズ移動量Z2を減じて、補正時点における残駆動量Z3を求める(図2S12)。
Z3=Z1−Z2 ・・・(2)
次に、ボディ側制御部21は、下式(3)のように、残駆動量Z3を変換係数Aで割り、図3中に示す残デフォーカス量DF3に換算する(図2S13)。
DF3=Z3/A ・・・(3)
ボディ側制御部21は、この残デフォーカス量DF3を撮影レンズ3側へ伝達する(図2S14)。
撮影レンズ3側では、AF制御部37が、この残デフォーカス量DF3を取得する(図2S15)。
ここで、AF制御部37は、データ保持部35に保持されている変換係数Aを読み出す(図2S16)。
続いて、AF制御部37は、下式(4)のように、残デフォーカス量DF3に対し変換係数Aを乗じ、残駆動量Z3を求める(図2S17)。
Z3=DF3×A ・・・(4)
AF制御部37は、レンズ駆動部43を介して、この残駆動量Z3が減少する方向に合焦用レンズ5を駆動する(図2S18)。
以上の動作を繰り返し実行し、移動信号発生部45から出力されるレンズ移動信号の計数結果が残駆動量Z3に等しくなった時点で、AF制御部37はレンズ駆動を停止する。
(第1の実施形態の効果など)
以上説明した動作により、第1の実施形態では、変換係数Aを保持するデータ保持部35を設けたので、図2中のステップS13で使用した変換係数Aと、ステップS17で使用する変換係数Aとが必ず一致する。
したがって、レンズ位置によって変換係数の値が大きく変化するケースにおいても、カメラボディ1側と撮影レンズ3側とで求める残駆動量Z3の値に食い違いを生じることが一切ない。したがって、撮影レンズ3側では、カメラボディ1で求めた正確な残駆動量Z3に基づいて、的確な自動焦点制御を実行することが可能となる。
次に、別の実施形態について説明する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の構成は、第1の実施形態(図1)と同様であるため、ここでの説明を省略する。
(第2の実施形態の動作)
図4は、第2の実施形態の動作を説明するための流れ図である。また、図5は、デフォーカス量と駆動量との関係を示す説明図である。
以下、図4および図5を用いて、第2の実施形態の動作を説明する。
まず、ボディ側制御部21は、焦点検出部19を介して、AFセンサー17に電荷蓄積を開始させる(図4S1)。
ボディ側制御部21は、この焦点検出時点において、撮影レンズ3側のAF制御部37に対し、変換係数を要求する(図4S2)。
撮影レンズ3側では、この要求に従って、まず、データ選択部27が、フォーカス位置検出部23から合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7のレンズ位置を取り込む(図4S3)。
データ選択部27は、このレンズ位置に基づいて、メモリ29内のデータテーブルを参照し、焦点検出時点のレンズ位置における変換係数Aを求める。この変換係数Aは、データ出力部31を介してカメラボディ1側へ転送される(図4S4)。
このような転送動作に並行して、データ選択部27は、この変換係数Aの値をデータ保持部35に一旦保持する(図4S5)。なお、ここでの変換係数Aは、図5中に示す角度θaのtan値に相当する値である。
カメラボディ1側のボディ側制御部21は、このように転送される変換係数Aその他のレンズデータを取り込む(図4S6)。
ボディ側制御部21では、このような変換係数Aの転送動作に並行して、移動信号発生部45から随時に出力されるレンズ移動信号の計数を開始する(図4S7)。
続いて、AFセンサー17において所定の電荷蓄積期間が終了すると、焦点検出部19は、AFセンサー17から一対の光像パターンを示すデータ列を読み出す(図4S8)。
焦点検出部19は、これらのデータ列に相関演算を施し、焦点検出時点におけるデフォーカス量の値を算出する(図4S9)。このときのデフォーカス量は、図5中に示すデフォーカス量DF1に相当する。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(5)のように、デフォーカス量DF1に変換係数Aを乗じ、合焦用レンズ5を合焦点まで駆動するために必要な駆動量Z1を算出する(図4S10)。
Z1=DF1×A ・・・(5)
この時点で、ボディ側制御部21は、レンズ移動信号の計数を終了し、図5中に示すような「焦点検出時点以降におけるレンズ移動量Z2」を求める(図4S11)。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(6)のように、駆動量Z1からレンズ移動量Z2を減じて、補正時点における残駆動量Z3を求める(図4S12)。
Z3=Z1−Z2 ・・・(6)
次に、ボディ側制御部21は、これらの補正演算を行っている時点(以下、「補正時点」という)の変換係数をレンズ側に要求する(図4S13)。
撮影レンズ3側では、この要求に従って、まず、データ選択部27が、補正時点における合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7のレンズ位置を取り込む(図4S14)。
データ選択部27は、このレンズ位置に基づいて、メモリ29内のデータテーブルを参照し、補正時点のレンズ位置における変換係数Bを求める。この変換係数Bは、データ出力部31を介してカメラボディ1側へ転送される(図4S15)。
このような転送動作に並行して、データ選択部27は、この変換係数Bの値をデータ保持部35に一旦保持する(図4S16)。なお、ここでの変換係数Bは、図5中に示す角度θbのtan値に相当する値である。
カメラボディ1側のボディ側制御部21は、このように転送される変換係数Bを取り込む(図4S17)。
次に、ボディ側制御部21は、下式(7)のように、残駆動量Z3を変換係数Bで割り、図5中に示す残デフォーカス量DF2に換算する(図4S18)。
DF2=Z3/B ・・・(7)
ボディ側制御部21は、この残デフォーカス量DF2を撮影レンズ3側へ転送する(図4S19)。
なお、この残デフォーカス量DF2の値は、補正時点の変換係数Bを用いて変換されるため、補正時点における正確な残デフォーカス量を示す。そこで、ボディ側制御部21は、この残デフォーカス量DF2の値に基づいて、合焦判定などの動作を実行する(図4S20)。
一方、撮影レンズ3側では、AF制御部37が、この残デフォーカス量DF2を取得する(図4S21)。
ここで、AF制御部37は、データ保持部35に直前に保持された変換係数Bを読み出す(図4S22)。
続いて、AF制御部37は、下式(8)のように、残デフォーカス量DF2に対し変換係数Bを乗じ、残駆動量Z3を求める(図4S23)。
Z3=DF2×B ・・・(8)
AF制御部37は、レンズ駆動部43を介して、この残駆動量Z3が減少する方向に合焦用レンズ5を駆動する(図4S24)。
以上の動作を繰り返し実行し、移動信号発生部45から出力されるレンズ移動信号の計数結果が残駆動量Z3に等しくなった時点で、AF制御部37はレンズ駆動を停止する。
(第2の実施形態の効果など)
以上説明した動作により、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態に特有な効果としては、残駆動量Z3に補正時点の変換係数Bを乗じるので、補正時点における残デフォーカス量DF2を誤差なく求めことができる点である。そのため、この残デフォーカス量DF2に基づき、補正時点における合焦判定などを正確に実行することが可能となる。
次に、別の実施形態について説明する。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の構成は、第1の実施形態(図1)と同様であるため、ここでの説明を省略する。
(第3の実施形態の動作)
図6は、第3の実施形態の動作を説明するための流れ図である。
以下、図5および図6を用いて、第3の実施形態の動作を説明する。
まず、ボディ側制御部21は、焦点検出部19を介して、AFセンサー17の電荷蓄積を開始させる(図6S1)。
ボディ側制御部21は、この焦点検出時点において、撮影レンズ3側のAF制御部37に対し、変換係数を要求する(図6S2)。
撮影レンズ3側では、この要求に従って、まず、データ選択部27が、フォーカス位置検出部23から合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7のレンズ位置を取り込む(図6S3)。
データ選択部27は、このレンズ位置に基づいて、メモリ29内のデータテーブルを参照し、焦点検出時点のレンズ位置における変換係数Aを求める。この変換係数Aは、データ出力部31を介してカメラボディ1側へ転送される(図6S4)。このような転送動作に並行して、データ選択部27は、この変換係数Aの値をデータ保持部35に一旦保持する(図6S5)。なお、ここでの変換係数Aは、図5中に示す角度θaのtan値に相当する値である。
カメラボディ1側のボディ側制御部21は、このように転送される変換係数Aその他のレンズデータを取り込む(図6S6)。
ボディ側制御部21では、このような変換係数Aの転送動作に並行して、移動信号発生部45から随時に出力されるレンズ移動信号の計数を開始する(図6S7)。
続いて、AFセンサー17において所定の電荷蓄積期間が終了すると、焦点検出部19は、AFセンサー17から一対の光像パターンを示すデータ列を読み出す(図6S8)。
焦点検出部19は、これらのデータ列に相関演算を施し、焦点検出時点におけるデフォーカス量の値を算出する(図6S9)。このときのデフォーカス量は、図5中に示すデフォーカス量DF1に相当する。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(9)のように、デフォーカス量DF1に変換係数Aを乗じ、合焦用レンズ5を合焦点まで駆動するために必要な駆動量Z1を算出する(図6S10)。
Z1=DF1×A ・・・(9)
この時点で、ボディ側制御部21は、レンズ移動信号の計数を終了し、図5中に示すような「焦点検出時点以降におけるレンズ移動量Z2」を求める(図6S11)。
ここで、ボディ側制御部21は、下式(10)のように、駆動量Z1からレンズ移動量Z2を減じて、補正時点における残駆動量Z3を求める(図6S12)。
Z3=Z1−Z2 ・・・(10)
次に、ボディ側制御部21は、この補正時点における変換係数をレンズ側に要求する(図6S13)。
撮影レンズ3側では、この要求に従って、まず、データ選択部27が、補正時点における合焦用レンズ5およびズーム用レンズ7のレンズ位置を取り込む(図6S14)。
また、この時点から、AF制御部37は、移動信号発生部45から出力されるレンズ移動信号の計数を開始する(図6S15)。
データ選択部27は、レンズ位置に基づいてメモリ29内のデータテーブルを参照し、補正時点のレンズ位置における変換係数Bを求める。この変換係数Bは、データ出力部31を介してカメラボディ1側へ転送される(図6S16)。
このような転送動作に並行して、データ選択部27は、この変換係数Bの値をデータ保持部35に上書きする(図6S17)。なお、ここでの変換係数Bは、図5中に示す角度θbのtan値に相当する値である。
カメラボディ1側のボディ側制御部21は、このように転送される変換係数Bを取り込む(図6S18)。
次に、ボディ側制御部21は、下式(11)のように、残駆動量Z3を変換係数Bで割り、図5中に示す残デフォーカス量DF2に換算する(図6S19)。
DF2=Z3/B ・・・(11)
ボディ側制御部21は、この残デフォーカス量DF2を撮影レンズ3側へ伝達する(図6S20)。
なお、ボディ側制御部21は、この残デフォーカス量DF2の値に基づいて、合焦判定などの動作を実行する(図6S21)。
撮影レンズ3側では、AF制御部37が、この残デフォーカス量DF2を取得する(図6S22)。
ここで、AF制御部37は、データ保持部35から、直前に保持された変換係数Bを読み出す(図6S23)。
続いて、AF制御部37は、下式(12)のように、残デフォーカス量DF2に対し変換係数Bを乗じ、残駆動量Z3を求める(図6S24)。
Z3=DF2×B ・・・(12)
この時点で、AF制御部37は、レンズ移動信号の計数を一旦終了し、補正時点以降におけるレンズ移動量Z4を求める(図6S25)。
ここで、AF制御部37は、下式(13)のように、残デフォーカス量Z3からレンズ移動量Z4を減じて、焦点制御時点の残駆動量Z5を求める(図6S26)。
Z5=Z3−Z4 ・・・(13)
AF制御部37は、レンズ駆動部43を介して、この残駆動量Z5が減少する方向に合焦用レンズ5を駆動しつつ、レンズ移動信号の計数を再び実行する(図6S27)。
以上の動作を繰り返し実行しつつ、移動信号発生部45から出力されるレンズ移動信号の計数結果が残駆動量Z5に等しくなった時点で、AF制御部37はレンズ駆動を停止する。
(第3の実施形態の効果など)
以上説明した動作により、第3の実施形態では、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3の実施形態に特有な効果としては、残駆動量Z3から補正時点以降のレンズ移動量Z4を減じることにより、焦点制御時点における残駆動量Z5を求めることができる点である。そのため、この残駆動量Z5に基づいて、一層正確な自動焦点制御を実行することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、関数情報の一例として変換係数を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではない。一般的には、「デフォーカス量と駆動量との関係を表す情報」であれば関数情報として使用することができる。
第1の実施形態のシステム構成を示すブロック図 第1の実施形態の動作を説明するための流れ図 デフォーカス量と駆動量との関係を示す説明図 第2の実施形態の動作を説明するための流れ図 デフォーカス量と駆動量との関係を示す説明図 第3の実施形態の動作を説明するための流れ図
符号の説明
1 カメラボディ
3 撮影レンズ
5 合焦用レンズ
7 ズーム用レンズ
11 メインミラー
13 サブミラー
17 AFセンサー
19 焦点検出部
21 ボディ側制御部
23 フォーカス位置検出部
25 ズーム位置検出部
27 データ選択部
29 メモリ
31 データ出力部
35 データ保持部
37 AF制御部
39 データ入力部
43 レンズ駆動部
45 移動信号発生部

Claims (5)

  1. 撮影光学系を備えるとともに、該撮影光学系の少なくとも一部の移動中に前記撮影光学系のデフォーカス量を検出する焦点検出手段を有するカメラボディに装着可能な撮影レンズにおいて、
    前記デフォーカス量と前記撮影光学系の少なくとも一部の移動量との関係を表す関数情報のうち、前記焦点検出手段による焦点検出時点における第1の関数情報を前記カメラボディ側へ出力するとともに、前記デフォーカス量を前記焦点検出時点以降の前記撮影光学系の少なくとも一部の移動量に基づいて前記カメラボディ側で残デフォーカス量に補正する時点における第2の関数情報を前記カメラボディ側へ出力する出力手段と、
    前記第2の関数情報を用いて前記残デフォーカス量を前記撮影光学系の少なくとも一部の残駆動量に換算するレンズ内換算手段と、
    前記レンズ内換算手段により換算された前記残駆動量に応じて、前記撮影光学系の少なくとも一部を駆動するレンズ駆動手段と、を備えたことを特徴とする撮影レンズ。
  2. 請求項1に記載の撮影レンズにおいて、
    前記レンズ内換算手段は、前記カメラボディ側から入力した前記残デフォーカス量を前記第2の関数情報を用いて換算した前記残駆動量を、前記補正の時点以降の前記撮影光学系の少なくとも一部の移動量で補正し、
    前記レンズ駆動手段は、前記補正した残駆動量に応じて前記撮影光学系の少なくとも一部を駆動することを特徴とする撮影レンズ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮影レンズにおいて、
    前記カメラボディ側からの前記関数情報の要求に応じて前記第1の関数情報または前記第2の関数情報を選択するデータ選択部と、
    前記データ選択部が選択した関数情報を一時的に保持するデータ保持部とを備えたことを特徴とする撮影レンズ。
  4. 請求項3に記載の撮影レンズにおいて、
    前記データ選択部は、前記カメラボディ側から前記関数情報を要求された時点の前記撮影光学系の少なくとも一部の位置に応じて前記関数情報を選択することを特徴とする撮影レンズ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影レンズにおいて、
    前記第1の関数情報および前記第2の関数情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする撮影レンズ。

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