JP7057200B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に関し、特にティルトやスライドが可能な交換レンズが装着される撮像装置に関する。
交換レンズには、撮像光学系の光軸に対して傾いた物体面全体にピントを合わせることが可能なティルト(アオリ)機構を有するものがある。特許文献1には、撮像素子から得られる画像信号に基づいてアオリ機構を制御して、距離が異なる複数の被写体にピントを合わせた撮像を行える撮像装置が開示されている。
特開平11-190864号公報
上記のようなアオリ機構付交換レンズのフォーカス制御を高精度に行う場合、通常の交換レンズに対するフォーカス制御と同様に、交換レンズ(撮像光学系)の特性と撮像装置に設けられる焦点検出系の特性とを考慮した補正係数が必要である。そして、この補正係数は、交換レンズの状態(例えばティルト量)ごとに予め算出され、撮像装置や交換レンズ内のメモリに保持されている必要がある。つまり、撮像装置または交換レンズに大量の補正係数のデータを保持するためのメモリを設ける必要がある。
また、特許文献1に開示された撮像装置では、画像信号からデフォーカス量を検出してアオリ機構を制御して合焦状態を得るまでに時間がかかる。
本発明は、フォーカス制御のための大量のデータを保持することなく、ティルトやスライドが可能な交換レンズの状態に応じて高精度に被写体にピントを合わせることが可能な撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像光学系を有する交換レンズの着脱が可能な撮像装置であり、撮像面を有する撮像素子と、フォーカス制御を行う制御手段とを有する。制御手段は、交換レンズが、基準状態から、撮像光学系の主面を撮像面に対して傾けるティルトが可能である、または基準状態からエクステンションチューブによって撮像光学系を光軸方向に移動させるスライドが可能である場合に、ティルトまたはスライドによる基準状態からのバックフォーカスの変化量と撮像面のうちフォーカス制御を行う像高として指定されたフォーカス像高とに応じてフォーカス制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、撮像光学系を有する交換レンズの着脱が可能であり、撮像素子を有する撮像装置の制御方法である。該制御方法は、交換レンズが、基準状態から、撮像光学系の主面を撮像素子に対して傾けるティルトが可能である、または基準状態からエクステンションチューブによって撮像光学系を光軸方向に移動させるスライドが可能である場合に、ティルトまたはスライドによる基準状態からのバックフォーカスの変化量を取得するステップと、撮像面のうちフォーカス制御を行う像高として指定されたフォーカス像高を取得するステップと、バックフォーカスの変化量とフォーカス像高とに応じてフォーカス制御を行うステップとを有することを特徴とする。



なお、撮像装置のコンピュータに、上記制御方法に従うフォーカス制御処理を実行させるコンピュータプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、フォーカス制御のための大量のデータを保持することなく、交換レンズのティルトやスライドの状態に応じて高精度に被写体にピントを合わせることができる。
本発明の実施例1であるカメラとアオリ機構付交換レンズを示す図。 実施例1のカメラと交換レンズの構成を示すブロック図。 実施例1におけるフォーカス制御処理を示すフローチャート。 実施例1におけるΔBFの演算方法を説明する図。 シャインプルーフの法則を説明する図。 実施例2のカメラとエクステンションチューブと交換レンズを示す図。 実施例2のカメラと交換レンズの構成を示すブロック図。 実施例2におけるΔBFの演算方法を説明する図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
具体的な実施例の説明に先立って、実施例の前提となる事項について説明する。実施例の撮像装置は、交換レンズを装着して使用されるカメラである。交換レンズが有する撮像光学系は、基準となるバックフォーカスに基づいて設計される。バックフォーカスが変わると、撮像光学系の性能が変化する。
また、撮像光学系の主面が撮像面に対して傾く(つまりは撮像光学系の光軸が撮像面に直交する軸に対して傾く)ことでも、撮像光学系の性能が変化する。この現象を利用して、撮像光学系を撮像面に対して意図的に傾ける、すなわちティルトさせることができる交換レンズが使用される。
撮像光学系がティルトしていない基準状態では、撮像面と物体面とが平行な状態で物体面全体にピントが合う。これに対して、撮像光学系をティルトさせると、撮像面に対して傾いて部分ごとに距離が異なる物体面の全体にピントを合わせることができる。これは、図5に示すシャインプルーフの原理に従うものである。すなわち、撮像面IPと撮像光学系の主面OLとが平行ではなく角度θだけ傾いていると、撮像面IPと物体面OPとが平行ではなくなるが、撮像面IP、主面OLおよび物体面OPは同一直線上で交わる。
バックフォーカスが固定された状態では撮像光学系内でのフォーカスレンズの位置と物体距離との関係は一意に決まるが、バックフォーカスが変わるとこの関係が一意に決まらなくなる。つまり、バックフォーカスおよび物体距離に応じて、最良の合焦状態が得られるフォーカスレンズの位置(以下、最良合焦位置という)が変化する。撮像光学系がティルトすると、撮像光学系を構成する最も像側の最終レンズ面(変倍やフォーカス等で移動しない固定のレンズ面)と撮像面との距離であるバックフォーカスが変化する。
このため、実施例では、撮像光学系が基準状態からティルトした状態で、合焦前のフォーカスレンズの位置、バックフォーカスの基準状態からの変化量および合焦を得たい像高を用いて物体距離を演算し、その物体距離を用いて最良合焦位置を演算する。
このことについてさらに説明する。図5に示す撮像光学系の物体距離s、像距離s′および焦点距離fは物像関係を示す式である以下の式(1)で表すことができる。
1/s′=1/s+1/f (1)
式(1)から分かるように、物体距離s、像距離s′および焦点距離fのうち2つが決まれば、もう1つを求めることができる。
最良合焦位置は撮像光学系の収差に依存し、収差は撮像光学系内を通過する光束の光路によって決まる。撮像光学系内の光路は物体距離とフォーカスレンズの位置(以下、フォーカス位置という)、さらには像高によって決まるため、物体距離とフォーカス位置と像高が定まれば撮像光学系の収差が決まり、最良合焦位置を演算することが可能となる。
つまり、基準状態からのバックフォーカスの変化量と撮像面上の像高とから、撮像面から物体面までの像物間距離を演算し、該像物間距離から最良合焦位置を求めることができる。
また、最良合焦位置を演算するためには、前述したように、撮像光学系の特性とカメラに設けられる焦点検出系の特性とを考慮した定数としての補正係数が必要である。すなわち、撮像光学系と焦点検出系とでは光線の通り方が異なるために焦点検出系で得られた合焦位置と撮像光学系での最良合焦位置とに差が生じる。このため、この差分を補正するために焦点検出系で得られた合焦位置としてのフォーカスレンズの位置(またはデフォーカス量)を補正する係数が必要となる。
フォーカスレンズの位置とこれに対応する補正係数の2次元データをメモリに保持すれば、効率良く最良合焦位置を求めることができる。補正係数は、カメラまたは交換レンズ内のメモリ(記憶部)に保持され、カメラにおいて読み出されたり交換レンズからカメラに送信されたりすればよい。ただし、補正係数のデータが大量であると、メモリに必要な容量が大きくなり、好ましくない。本実施例は、このような大量の補正係数データをメモリに保持することなく、ティルト量と像高に応じた最良合焦位置を算出する。
なお、撮像光学系が光軸方向にスライドした場合も、撮像光学系の最終レンズ面から撮像面までのバックフォーカスが変化する。撮像光学系がスライドする場合には、交換レンズが撮像光学系の全体を光軸方向に移動させることができるスライド機構を有する場合だけでなく、交換レンズとカメラとの間にエクステンションレンズ等のスペーサが挿入される場合も含まれる。実施例では、このように撮像光学系がスライドする場合にも、ティルトする場合と同様に、大量の補正係数データを保持することなくスライド量に応じた最良合焦位置を求める。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置としてのデジタルカメラ(以下、単にカメラという)20と、該カメラ20に対して着脱可能に装着される交換レンズ10とを示している。交換レンズ10は、撮像光学系1と、ティルト(アオリ)機構2とを有する。撮像光学系1は、不図示の被写体から光束を結像させて被写体像を形成する。本実施例における撮像光学系1は、変倍(ズーム)が可能であるとともに、焦点調節を行うために撮像光学系1の光軸ОAが延びる光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ(図示せず)を有する。
ティルト機構2は、図中に一点鎖線で示すように、撮像光学系1をその主面がカメラ20内の撮像素子7の撮像面に対して(言い換えれば光軸OAが撮像面に直交する軸に対して)傾くようにティルトさせる機構である。
カメラ20は、撮像光学系1からの光束を反射するミラー2と、該ミラー2により反射された光束が被写体像を形成するピント板4と、該ピント板4上に形成された被写体像をユーザに光学的に観察させるファインダ光学系とを有する。ファインダ光学系は、ピント板4からの光束を反射するペンタプリズム5と、接眼レンズ6とを有する。また、カメラ20は、上述した撮像素子7を有する。撮像素子7は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子であり、被写体像を電気信号に変換する。
図2は、交換レンズ10とカメラ20の電気的構成を示している。交換レンズ10は、ティルト量検出部11と、焦点距離検出部12と、フォーカス位置検出部13と、記憶部14と、フォーカス駆動部15とを有する。ティルト量検出部11は、ティルト機構2のティルト量を検出する。ティルト量は、交換レンズ10がティルトしていない基準状態、すなわち撮像光学系1の主面が撮像面に対して平行な状態、言い換えれば撮像光学系1の光軸ОAが撮像素子7の撮像面に直交する状態から傾いた角度を示す。
焦点距離検出部12は、撮像光学系1の焦点距離(ズーム位置)を検出する。フォーカス位置検出部13は、フォーカスレンズの位置であるフォーカス位置を検出する。ティルト量検出部11、焦点距離検出部12およびフォーカス位置検出部13はそれぞれ、ティルト量、焦点距離およびフォーカス位置を取得する取得手段であるとともに、ティルト量、焦点距離およびフォーカス位置の情報をカメラ20に送信する送信手段として機能する。
記憶部14は、フォーカスレンズの最良合焦位置を計算するための基準補正係数を記憶(保持)している。基準補正係数は、上述した基準状態において最良の合焦状態を得るためのフォーカスレンズの位置を演算するために用いられる補正係数である。基準補正係数は、基準状態における撮像光学系1の焦点距離、物体距離および絞り値ごとに用意されている。記憶部14も、補正係数のデータをカメラ20に送信する送信手段としての機能を有する。
一方、カメラ20は、撮像素子7と、像高指定部21と、ΔBF演算部22と、物体距離演算部23と、焦点検出部24と、合焦位置演算部25とを有する。ΔBF演算部22、物体距離演算部23および合焦位置演算部25は、制御手段としてのコンピュータ(CPUやMPU等)により構成される。
像高指定部21は、撮像面において撮像対象、つまりはフォーカス制御によってピントを合わせるべき主被写体(被写体像)が存在する像高を、ユーザ操作に応じて又は所定のアルゴリズムによる自動選択によって指定する。像高指定部21により指定された像高を、以下、フォーカス像高という。
ΔBF演算部22は、撮像光学系1が基準状態からティルトすることで変化したバックフォーカス(BF)の変化量であるΔBFを演算する。具体的には、交換レンズ10のティルト量検出部11から送信されたティルト量と像高指定部21により指定されたフォーカス像高とからΔBFを演算する。
物体距離演算部23は、ΔBFと交換レンズ10の焦点距離検出部12から送信された撮像光学系1の焦点距離とを用いて、主被写体までの物体距離を演算する。焦点検出部24は、撮像素子7からの信号を用いて、例えば位相差検出方式により撮像光学系1の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。焦点状態の検出方式は、位相差検出方式以外の方式であってもよい。
合焦位置演算部25は、算出された物体距離と検出されたデフォーカス量と交換レンズ10の記憶部14から送信された基準補正係数とを用いて、交換レンズ10のティルト量に応じたフォーカスレンズの最良合焦位置を演算する。さらに合焦位置演算部25は、演算結果である最良合焦位置までのフォーカスレンズの駆動量(以下、フォーカス駆動量という)を交換レンズ10のフォーカス駆動部15に送信する。フォーカス駆動部15は、受信したフォーカス駆動量に応じてフォーカスレンズを駆動する。これにより、交換レンズ10のティルト状態においてフォーカス像高に存在する主被写体に対する撮像光学系1のフォーカス制御が行われて合焦状態が得られる。
図3のフローチャートは、カメラ20において実行されるフォーカス制御処理を示す。ΔBF演算部22、物体距離演算部23および合焦位置演算部25により構成されるフォーカス制御部は、コンピュータプログラムに従って本処理を示す。
交換レンズ10が基準状態からティルトされると、ステップS1において、ΔBF演算部22は、図2に示した交換レンズ10のティルト量検出部11から基準状態からのティルト量θ(°)を取得する。
次にステップS2では、ΔBF演算部22は、像高指定部21において指定されたフォーカス像高Y(mm)を取得する。
そして、ΔBF演算部22は、ステップS3において、ステップS1で取得したティルト量θとステップS2で取得したフォーカス像高Yとを用いて、バックフフォーカスの変化量ΔBF(mm)を演算する。
図4は、ΔBFの演算方法を示している。撮像光学系1の主面OLは、撮像面IPに対してティルト量θだけ傾いている。ΔBF演算部22は、以下の式(2)によりΔBFを演算する。
ΔBF=L×cos(α―θ)-sk (2)
ただし、α=atan(Y/sk)、L=(sk+Y1/2
次にステップS4では、物体距離演算部23は、交換レンズ10の焦点距離検出部12から焦点距離f(mm)を取得する。そして、該焦点距離fとステップS3で算出されたΔBFとを用いて、フォーカス像高での物体距離である式(1)中のsを演算する。
図4から分かるように、
ΔBF=sk′-sk (3)
である。式(3)において、sk(mm)は基準状態でのバックフォーカスであり、物体距離演算部23はこれを予め保持している。sk′(mm)はティルト後のバックフォーカスであり、式(3)から、
sk′=sk+ΔBF (4)
と表せる。このため、式(4)によりsk′を算出することができる。このsk′は式(1)における像距離s′に相当するので、sk′(=s′)と焦点距離fから物体距離sを求めることができる。
そしてステップS5では、合焦位置演算部25は、交換レンズ10のフォーカス位置検出部13から現在のフォーカス位置を取得する。また、合焦位置演算部25は、交換レンズ10の記憶部14から、ステップS4で算出した物体距離に対応付けられて保持された最良合焦位置演算用の補正係数を取得する。そして合焦位置演算部25は、補正係数と、ステップS4で算出した物体距離と、現在のフォーカス位置とを用いて最良合焦位置を演算し、その情報をフォーカス駆動命令とともに交換レンズ10のフォーカス駆動部15に送信する。このようにして、カメラ20からの交換レンズ10に対するフォーカス制御が行われる。
本実施例によれば、記憶部14に記憶させる補正値のデータを少なくしつつ、交換レンズ10のティルト量に応じた高精度なフォーカス制御を行うことができる。
なお、本実施例において交換レンズ10に設けられた記憶部14に相当する記憶部を、カメラ20に設けてもよい。
本発明の実施例2として、撮像光学系が光軸方向にスライドする場合について説明する。図6は、交換レンズ10’とカメラ20との間にスペーサ30が挿入されることで、交換レンズ10’の撮像光学系1が、スペーサ30が挿入されない場合に比べて被写体側に移動(スライド)した場合を示す。スペーサ30は、交換レンズ10’の最短撮像距離より近距離の被写体にピントを合わせるためのエクステンションレンズや、交換レンズ10’のズーム倍率より高いズーム倍率を得るためのエクステンダ等である。
図7は、交換レンズ10’とカメラ20の電気的構成を示している。スペーサ30は、交換レンズ10’とカメラ20の通信を中継するだけであるので、ここでの図示は省略する。また、図7において、実施例1の図2中に示した構成要素については図2と同符号を付して説明に代える。交換レンズ10’は、撮像光学系1の光軸方向へのスライド量Δxを検出する(ここでは、挿入されたスペーサ30が与えるスライド量を検出する)スライド量検出部16を有する。
図8は、ΔBFの演算方法を示している。撮像光学系1の主面OLは、撮像面IPに平行なままスライド量Δxだけ光軸方向(被写体側)にスライドしている。本実施例におけるΔBF演算部22は、スライド量検出部16から送信されたスライド量ΔxをそのままΔBFとして取得する。この際、ΔBF演算部22は、像高指定部21から取得したフォーカス像高でのΔBFを算出する(ただし、本実施例では、ΔBFはフォーカス像高によらず同じ)。物体距離演算部23および合焦位置検出部25が行う演算およびフォーカス制御は実施例1と同じである。
本実施例によれば、記憶部14に記憶させる補正係数のデータを少なくしつつ、交換レンズ10’のスライド量に応じた高精度なフォーカス制御を行うことができる。本実施例におけるフォーカス制御処理は、基本的に図4のフローチャートにより示したフォーカス制御処理と同じであり、図4のステップS1で交換レンズからティルト量を取得する代わりに、スライド量を取得する点で実施例1と異なる。
なお、上記実施例1および実施例2ではフォーカスレンズを移動させて合焦状態を得る場合について説明したが、撮像素子7を移動させることで合焦状態を得てもよい。この場合も、実施例1で説明した演算と同様な演算を行うことで、記憶させる補正係数のデータを少なくしつつ、ティルト量に応じた高精度なフォーカス制御を行うことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
OL 撮像光学系の主面
OP 物体面
IP 撮像面
θ ティルト量
Δx スライド量
Y フォーカス像高

Claims (7)

  1. 撮像光学系を有する交換レンズの着脱が可能な撮像装置であって、
    撮像面を有する撮像素子と、
    フォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記交換レンズが、基準状態から前記撮像光学系の主面を前記撮像面に対して傾けるティルトが可能である、または前記基準状態からエクステンションチューブによって前記撮像光学系を光軸方向に移動させるスライドが可能である場合に、前記ティルトまたは前記スライドによる前記基準状態からのバックフォーカスの変化量と前記撮像面のうち前記フォーカス制御を行う像高として指定されたフォーカス像高とに応じて前記フォーカス制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記バックフォーカスの変化量と前記フォーカス像高とを用いて、該フォーカス像高における被写体までの距離を取得し、該距離に応じて前記フォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置または前記交換レンズは、前記距離と前記フォーカス制御に用いるデータとを対応付けて記憶した記憶手段を有しており、
    前記制御手段は、前記距離に対応する前記データを前記記憶手段から取得して前記フォーカス制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記交換レンズが前記ティルトが可能である場合において、
    前記制御手段は、前記交換レンズからティルト量の情報を取得し、該ティルト量から前記バックフォーカスの変化量を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記交換レンズが前記スライドが可能である場合において、
    前記制御手段は、前記交換レンズからスライド量の情報を取得し、該スライド量から前記バックフォーカスの変化量を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 撮像光学系を有する交換レンズの着脱が可能であり、撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記交換レンズが、基準状態から前記撮像光学系の主面を前記撮像素子に対して傾けるティルトが可能である、または前記基準状態からエクステンションチューブによって前記撮像光学系を光軸方向に移動させるスライドが可能である場合に、
    前記ティルトまたは前記スライドによる前記基準状態からのバックフォーカスの変化量を取得するステップと、
    前記撮像面のうちフォーカス制御を行う像高として指定されたフォーカス像高を取得するステップと、
    前記バックフォーカスの変化量と前記フォーカス像高とに応じてフォーカス制御を行うステップとを有することを特徴とする制御方法。
  7. 撮像光学系を有する交換レンズの着脱が可能であり、撮像素子を有する撮像装置のコンピュータに、請求項に記載の制御方法に従うフォーカス制御処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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