JP6355348B2 - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、焦点検出を行う撮像装置に関する。
従来から、AFセンサを用いて一対の被写体像(光学像)を電気信号(像信号)に変換し、一対の像信号の位相差に基づいて撮影光学系の焦点状態を検出する撮像装置が知られている。撮影光学系の焦点状態は、被写体、撮影レンズ、または、カメラの設定に応じて焦点検出領域を変更して検出される。
特許文献1には、焦点検出領域(信号蓄積領域)を変えることにより、焦点検出領域の数を増加させ、デフォーカス量が大きい場合でも焦点検出時間を短縮可能な構成が開示されている。特許文献2には、撮影レンズの距離環駆動範囲の設定に応じて、最適な焦点検出領域(信号蓄積領域)を決定し、無駄な演算処理を行わずに処理の高速化や誤測距の防止を図る構成が開示されている。
特開2006−220684号公報 特開2002−162252号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されているように、AFセンサの蓄積領域(焦点検出領域)を変えると、焦点検出領域の中心位置が変化する場合がある。一般的な撮像装置は、焦点検出の際に、相関演算により求められた像ズレ量に対して各AFフレーム(測距点)に応じた補正値を用いてデフォーカス量を算出する。このとき、焦点検出領域の中心位置が変化すると、正しい補正を行うことができず、高精度なデフォーカス量の算出が困難となる。また近年、40点を超えるような密なAFフレームを設定可能な撮像装置があり、焦点検出領域の中心位置の変化と、それに伴う焦点検出精度(デフォーカス量の算出精度)の低下傾向は顕著になっている。
そこで本発明は、高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
本発明の一側面としての撮像装置は、光学像を光電変換して対の像信号を出力する受光素子と、一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択する選択手段と、前記一つの焦点検出領域からの前記像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出する算出手段とを有し、前記複数の焦点検出領域の中心位置は互いに異なっており、前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている。
本発明の他の側面としての撮像システムは、前記撮像装置と、前記撮像装置に着脱可能な交換レンズとを有する。
本発明の他の側面としての撮像装置の制御方法は、光学像を光電変換して対の像信号を出力するステップと、一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択するステップと、前記一つの焦点検出領域からの前記像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出するステップとを有し、前記複数の焦点検出領域の中心位置は互いに異なっており、前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている。
本発明の他の側面としてのプログラムは、一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択するステップと、前記一つの焦点検出領域からの像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出するステップと、をコンピュータに実行させるように構成されたプログラムであって、前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている。
本発明の他の側面としての記憶媒体は、前記プログラムを格納している。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
本実施例における撮像装置の構成図である。 本実施例における撮影動作のフローチャート(メインフロー)である。 本実施例における撮影動作のフローチャート(焦点検出サブルーチンのフロー)である。 本実施例において、AFフレームと複数の焦点検出領域とを示す図である。 本実施例において、焦点検出領域と補正値との関係を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施例における撮像装置について説明する。図1は、本実施例における撮像装置150(一眼レフカメラ)の構成図である。図1において、200は、ミラーボックスを構成するカメラ本体(撮像装置本体)である。300は、カメラ本体200のマウント(不図示)に対して着脱可能な交換レンズ(レンズ装置)である。交換レンズ300は、撮影レンズ1(撮影光学系)を備えている。なお図1において、撮影レンズ1は一枚のレンズとして示されているが、実際には複数のレンズを備えて構成されたレンズユニットである。また本実施例の撮像装置150は、レンズ装置(交換レンズ300)がカメラ本体200に対して着脱可能な構成に限定されるものではなく、カメラ本体200とレンズ装置とが一体的に構成されていてもよい。
カメラ本体200において、2はクイックリターンミラー、3はサブミラーである。100は焦点検出ユニットである。10はピント板、11は正立像形成用のペンタダハプリズムである。12は接眼レンズである。ピント板10、ペンタダハプリズム11、および、接眼レンズ12により、ファインダ光学系が構成される。
13は、赤外カットフィルタを含む光学フィルタである。14は、撮影レンズ1により形成された被写体像(光学像)を光電変換して画像信号(電気信号)を出力する撮像素子であり、CCDセンサやCMOSセンサなどの光電変換素子を備えて構成される。21は、カメラ本体200における各種演算や各種動作の制御を行うカメラCPU(制御手段)である。カメラCPU21は、複数の焦点検出領域から一つの焦点検出領域を選択する選択手段21aを有する。またカメラCPU21は、一つの焦点検出領域からの像信号および一つの焦点検出領域に対する補正値(補正情報)に基づいてデフォーカス量を算出する算出手段21bを有する。
交換レンズ300において、22はメモリ(記憶手段)である。メモリ22は、交換レンズ300に関する各種情報を記憶している。23はフォーカスモータ23(駆動手段)である。フォーカスモータ23は、撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズ(不図示)を光軸OAの方向(光軸方向)に移動させ、撮影レンズ1の焦点調節を行う。フォーカスモータ23は、カメラCPU21からの指令に基づいて、その動作(すなわちフォーカシング)が制御される。
50はカメラ本体200に設けられたカメラ操作部材(操作手段)である。図1には一つのカメラ操作部材50が示されているが、カメラ操作部材50は実際には複数の操作部材を備えて構成されている。撮影者は、カメラ操作部材50を用いて、AFフレーム(焦点検出領域を設定するための位置、測距点)の選択や焦点検出領域の入力などの撮像装置150の撮影条件に関する各種設定を行う。例えば本実施例において、焦点検出領域は、カメラ操作部材50(入力手段)により焦点検出領域を入力するように構成することができる。カメラ本体200には、焦点検出ユニット100、ファインダ光学系、撮像素子14を含む撮像素子ユニットなどの各種構成要素が設けられている。
次に、焦点検出ユニット100を用いた撮影レンズ1の焦点状態の検出(焦点検出)について説明する。被写体からの光は、撮影レンズ1を通過した後、ハーフミラーより構成されたクイックリターンミラー2に入射する。クイックリターンミラー2に入射した光の一部は、クイックリターンミラー2を透過する。そして、その光はサブミラー3で反射され、焦点検出ユニット100のフィールドレンズ4に入射する。
フィールドレンズ4は、撮影レンズ1の一次結像領域(すなわち、一次(予定)結像面又はその近傍の領域)に配置される。このため、フィールドレンズ4上又はその近傍に被写体像が形成される。フィールドレンズ4は、入射した光(光束)を集光させる。フィールドレンズ4を透過した光束は、赤外カットフィルタなどの光学フィルタ6を通過し、絞り7によってその通過範囲が制限され、二次結像レンズ8に入射する。絞り7による光通過範囲の分割および制限機能により、二次結像レンズ8には、撮影レンズ1の射出瞳内の2つの領域(瞳分割領域)を通過した光束が入射する。フィールドレンズ4および二次結像レンズ8により、焦点検出光学系が構成される。
二次結像レンズ8は、入射した2つの光束を焦点検出用の受光素子9上に再結像させる。これにより、受光素子9上には、2つの瞳分割領域からの光束により一対の光学像(被写体像)が形成される。受光素子9は、その一対の光学像を光電変換して一対の像信号(電気信号)を出力する。
カメラCPU21(焦点検出手段)は、一対の像信号に対して相関演算を行う。またカメラCPU21は、一対の像信号における相対的な位置ずれを示す位相差を算出し、この位相差に基づいて撮影レンズ1の焦点状態(デフォーカス量)を算出(検出)する。そしてカメラCPU21は、算出したデフォーカス量に基づいて、合焦状態を得るためにフォーカスレンズを移動させるべき量(すなわち、フォーカスモータ23による駆動量)を算出する。またカメラCPU21は、その算出結果に応じてフォーカスモータ23を駆動してフォーカスレンズを移動させることにより、焦点調節を行って合焦状態を得る。なお、カメラCPU21による焦点検出処理の詳細については後述する。
一方、クイックリターンミラー2により反射された光は、撮像素子14と光学的に共役な位置に配置されたピント板10上に結像する。ピント板10により拡散された透過光(被写体像)は、ペンタダハプリズム11によって正立像に変換される。正立像は、接眼レンズ12により拡大され、撮影者により観察される。
次に、図2を参照して、本実施例の撮像装置150による撮影動作について説明する。図2は、本実施例における撮影動作のフローチャート(メインフロー)である。図2の各ステップは、主にカメラCPU21の指令に基づいて実行される。
まずステップS101において、撮影者がカメラ本体200の電源スイッチ(メインスイッチ)をオンにすると、ステップS102に進む。ステップS102において、カメラCPU21は、メモリの内容や実行プログラムを初期化し、撮影準備動作を実行する(初期状態確認)。続いてステップS103において、カメラCPU21は、撮影条件の設定受付を行う。撮影条件とは、例えば、AFフレーム、露光調節モード、焦点調節モード、画質(記録画素数や圧縮率)などである。ステップS103では、カメラCPU21は、撮影者がカメラ操作部材50を介してこのような撮影条件を設定することを受け付ける。
続いてステップS104において、カメラCPU21は、撮影レンズ1(撮影光学系)におけるズームレンズの状態(ズーム状態)、フォーカスレンズの状態(フォーカス状態)、および、絞りの状態を検出する(レンズ状態検出)。このときカメラCPU21は、射出瞳の大きさ、射出瞳距離、焦点調節のための補正値などの情報を、メモリ22などのROM(記憶手段)から読み出す。
続いてステップS105において、カメラCPU21は、撮影者によりピント合わせ(焦点検出)を開始するための入力(指示)が行われたか否かを判定する。この入力(指示)は、カメラ操作部材50のレリーズボタンの半押し状態(S1ON)により行われる。この入力が行われるまで、ステップS105を繰り返す。一方、ピント合わせ開始(焦点検出開始)の入力がなされると、ステップS106へ進む。
ステップS106において、カメラCPU21は、後述の焦点検出を実行する。続いてステップS107において、ステップS106にて算出されたレンズ駆動量(フォーカスレンズの駆動量)が所定値以下であるか否かを判定する。カメラCPU21は、レンズ駆動量が所定値以下の場合には合焦状態であると判定し、ステップS109に進む。一方、カメラCPU21は、レンズ駆動量が所定値より大きい場合、ステップS108に進み、フォーカスレンズを駆動する。
続いてステップS109において、カメラCPU21は、カメラ操作部材50の撮影スイッチがオン操作されたか否か(レリーズボタンの全押し状態であるか否か)を判定する。撮影スイッチがオン操作されていない場合、ステップS111に進む。一方、撮影スイッチがオン操作されている場合(S2ON)、ステップS110へ進む。
続いてステップS110において、カメラCPU21は、クイックリターンミラー2およびサブミラー3を撮影レンズ1からの光路外に退避させる。これにより、撮影レンズ1からの光が光学フィルタ13を介して撮像素子14に到達し、撮像素子14上に被写体像が形成される。撮像素子14は、被写体像を光電変換して画像信号(電気信号)を出力する。カメラCPU21は、撮像素子14からの電気信号に基づいて画像を生成し、その画像(撮影画像)を記録媒体に記録する。
そしてステップS111において、カメラCPU21は、メインスイッチの状態を判定する。メインスイッチのオン状態が維持されている場合、ステップS102に戻り、ステップS102からステップS110を繰り返し実行する。一方、ステップS111にてメインスイッチがオフになった場合、ステップS112へ進み、撮影動作を終了する。
次に、図3を参照して、本実施例における焦点検出(図2のステップS106)について詳述する。図3は、本実施例における撮影動作のうち焦点検出(ステップS106)のフローチャート(焦点検出サブルーチン)である。図3のサブルーチンは、図2のメインフローのステップS106から呼び出され、カメラCPU21により実行される。
まずステップS202において、カメラCPU21は、焦点検出領域を決定(設定)する。ここで、図4(a)、(b)を参照して、AFフレームおよび複数の焦点検出領域について説明する。図4(a)、(b)は、AFフレームとそれに対応する複数の焦点検出領域とを示す図である。図4(a)、(b)において、Sk1、Sk2、Sk3、Sk4は、それぞれ、AFフレームである。AFフレームSk1、Sk2、Sk3、Sk4のうちいずれのAFフレームによりピント合わせ処理(合焦制御)を行うかは、例えば、図2のステップS103において撮影者により設定されている。
図4(a)中のN1および図4(b)中のN2は、それぞれ、AFフレームSk1に対応する焦点検出領域である。図4(a)、(b)に示されるように、図2のステップS103にて設定されたAFフレーム(例えばAFフレームSk1)に対しては、同一方向かつ長さの異なる複数の焦点検出領域N1、N2が選択可能に設定されている。そこで図3のステップS202において、カメラCPU21は、複数の焦点検出領域N1、N2から一つの焦点検出領域を選択(設定)する。一般的に、焦点距離の短いレンズ(交換レンズ300)をカメラ本体200に装着した場合、被写体の空間周波数は高く、一方、焦点距離の長いレンズを装着した場合、被写体の空間周波数が低くなるという傾向がある。そこで本実施例において、例えば、焦点距離の短いレンズ(第1の焦点距離を有するレンズ)を装着した場合、カメラCPU21は焦点検出領域N1(第1の焦点検出領域)を選択する。一方、焦点距離の長いレンズ(第2の焦点距離を有するレンズ)を装着した場合、カメラCPU21は焦点検出領域N2(第2の焦点検出領域)を選択する。このように本実施例では、カメラCPU21(選択手段)は、焦点距離に応じて、同一のAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から一つの焦点検出領域を選択する。
このようにステップS202において、選択手段21aは、複数の焦点検出領域から一つの焦点検出領域を選択する。好ましくは、選択手段21aは、撮影レンズ1の焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択する。より好ましくは、選択手段21aは、焦点距離が第1の焦点距離である場合、前記複数の焦点検出領域から第1の焦点検出領域(焦点検出領域N1)を選択する。一方、焦点距離が第1の焦点距離よりも長い第2の焦点距離である場合、複数の焦点検出領域から、第1の焦点検出領域よりも所定の方向(例えば水平方向)における長さが長い第2の焦点検出領域(焦点検出領域N2)を選択する。
続いてステップS203において、カメラCPU21は、ステップS202にて選択された焦点検出領域に対応する補正値(補正情報)を読み出す。補正値は、例えば、交換レンズ300のメモリ22(記憶手段)に記憶されており、カメラCPU21はメモリ22に記憶された補正値を読み出すことができる。また補正値は、カメラ本体200に設けられたメモリ24(記憶手段)に記憶させてもよい。カメラ本体200に設けられたメモリ24は、カメラCPU21の内部メモリとして構成することもできる。この場合、交換レンズ300との通信により得られた情報(レンズIDなど)に基づいて、カメラCPU21は交換レンズ300に応じた補正値をメモリ24から読み出す。または、補正値の種類ごとに、交換レンズ300のメモリ22またはカメラ本体200に設けられたメモリ24からそれぞれ読み出すように構成してもよい。
ここで、図5を参照して、焦点検出領域と補正値との関係について説明する。図5は、複数の焦点検出領域N1、N2とそれに対応する補正値δ1、δ2、θとの関係を示す図である。図5に示されるように、焦点検出領域ごとに異なる補正値が設定されている。
補正値δ1は、カメラ本体200の製造誤差などによって定まる、合焦時の像ズレ量を示す値である。補正値δ2は、撮影レンズ1の収差などに起因する、合焦時の像ズレ量を示す値である。補正値δ2は、ステップS104にて読み出される値であり、撮影レンズ1(交換レンズ300)に応じて異なる。補正値θは、画素群の基線長などによって定まる、デフォーカス量と像ズレ量の関係を示す値である。具体的には、焦点検出領域N1が設定されている場合、カメラCPU21は、補正値δ1_N1、δ2_N1、θ_N1を読み出す。一方、焦点検出領域N2が設定されている場合、カメラCPU21は、補正値δ1_N2、δ2_N2、θ_N2を読み出す。なお本実施例の補正値は、これらに限定されるものではない。補正値δ1、δ2、θ以外の補正値を含むことができ、または、これらの複数の補正値のうち少なくとも一つの補正値を用いるものであってもよい。
続いて、図3のステップS204において、カメラCPU21は、ステップS202にて選択された焦点検出領域の画素群の各光電変換部の出力に基づいて、相関演算用の2像(一対の2像)を創生する。そしてステップS205において、カメラCPU21は、2像の横ずれ量uを算出するため、相関演算を行う。
続いてステップS206において、カメラCPU21は、相関演算の過程で算出された2像の一致度に基づいて像ずれ検出結果の信頼性を判定する。カメラCPU21は、信頼性判定の結果、信頼性が低いと判定された値を不採用とする。続いてステップS207において、カメラCPU21は、ステップS205にて得られた像ずれ量u(信頼性が高いと判定された像ずれ量u)とステップS203にて読み出された補正値とを用いて、デフォーカス量を算出する。すなわち算出手段21bは、ステップS202にて選択された一つの焦点検出領域からの像信号および一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出する。そしてステップS208において、カメラCPU21は、ステップS207にて算出されたデフォーカス量に基づいて、フォーカスレンズの駆動量(レンズ駆動量)を算出する。そしてステップS209において、図2に示されるメインルーチンに戻る。
図4(a)、(b)に示されるように、焦点検出領域N1の中心G1(重心)の位置(第1の焦点検出領域の第1の中心位置)は、焦点検出領域N2の中心G2(重心)の位置(第2の焦点検出領域の第2の中心位置)と異なっている。補正値δ1、δ、θは、厳密には像高に応じて異なる値であり、本実施例のように複数の焦点検出領域に応じて互いに異なる補正値を用いることにより、より高精度にデフォーカス量を算出することができる。
本実施例によれば、同一のAFフレームに関して、撮影レンズや被写体などの条件(撮影条件)により焦点検出領域が異なる場合でも、より高精度に測距する(合焦制御を行う)ことができる。
なお、補正値δ1、δ2、θは、像高に応じて異なる値であるため、補正値そのものを記憶手段に記憶させておくのではなく、像高に応じた関数(補正関数)を定義し、その関数の係数を記憶させておくように構成してもよい。この場合、図3のステップS203において、カメラCPU21は、補正値を算出のための係数を記憶手段から読み出し、選択された焦点検出領域の像高に応じて補正値を算出する。
また本実施例において、焦点検出領域は、ステップS203にて撮影レンズ1の焦点距離に応じて自動的に選択されることを説明した。ただし本実施例は、これに限定されるものではない。例えば、撮影者によるカメラ操作部材50の入力に応じて焦点検出領域を選択するように構成してもよい。この入力は、図2のステップS103における撮影条件設定受付の際に行われる。撮影者がカメラ操作部材50を用いて焦点検出領域を手動で設定することにより、より撮影者の意図に沿った焦点検出が可能となる。
本実施例の撮像装置150において、補正値は、複数の焦点検出領域に応じて異なっている。好ましくは、補正値は、像ズレ量に関する補正値である。また好ましくは、補正値は、合焦時の像ズレ量を示す値を含む。また好ましくは、補正値は、デフォーカス量と像ズレ量との関係を示す値を含む。また好ましくは、補正値は、撮影レンズ1に応じて異なっている。
好ましくは、撮像装置150は、補正値を記憶する記憶手段(例えば、メモリ22、24)を有する。このとき算出手段21bは、記憶手段からその補正値を読み出す。または、好ましくは、撮像装置150は、補正値を定義する関数の係数を記憶する記憶手段(例えばメモリ22、24)を有する。このとき算出手段21bは、記憶手段からその係数を用いて補正値を算出する。
好ましくは、撮像装置150は、一つの焦点検出領域を入力する入力手段(カメラ操作部材50)を有する。このとき選択手段21aは、入力手段からの信号に応じて、複数の焦点検出領域から一つの焦点検出領域を選択する。
(その他の実施形態)
また、各実施例の機能を実現する手順が記述されたソフトウェアのプログラムを、記憶媒体から直接あるいは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステムまたは装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含まれる。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明に含まれる。すなわち、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給(格納)する記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
本実施例によれば、同一のAFフレームにおいて撮影レンズや被写体などの条件(撮影条件)によって焦点検出領域が異なる場合(焦点検出領域の中心位置が変化した場合)でも、焦点検出領域に応じて互いに異なる補正値を用いる。このため本実施例によれば、高精度にデフォーカス量を算出可能な撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
9 受光素子
21a 選択手段
21b 算出手段
150 撮像装置

Claims (14)

  1. 光学像を光電変換して対の像信号を出力する受光素子と、
    一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択する選択手段と、
    前記一つの焦点検出領域からの前記像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出する算出手段と、を有し、
    前記複数の焦点検出領域の中心位置は互いに異なっており、
    前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正値は、像ズレ量に関する補正値であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記選択手段は、
    前記焦点距離が第1の焦点距離である場合、前記複数の焦点検出領域から第1の焦点検出領域を選択し、
    前記焦点距離が前記第1の焦点距離よりも長い第2の焦点距離である場合、前記複数の焦点検出領域から、前記第1の焦点検出領域よりも所定の方向における長さが長い第2の焦点検出領域を選択する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の焦点検出領域の第1の中心位置は、前記第2の焦点検出領域の第2の中心位置と異なっていることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記補正値は、合焦時の像ズレ量を示す値を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記補正値は、前記デフォーカス量と像ズレ量との関係を示す値を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記補正値は、撮影レンズに応じて異なっていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記補正値を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記補正値を定義する関数の係数を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記算出手段は、前記係数を用いて前記補正値を算出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記一つの焦点検出領域を入力する入力手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記入力手段からの信号に応じて、前記複数の焦点検出領域から前記一つの焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 請求項1乃至1のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置に着脱可能な交換レンズと、を有することを特徴とする撮像システム。
  12. 光学像を光電変換して対の像信号を出力するステップと、
    一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択するステップと、
    前記一つの焦点検出領域からの前記像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出するステップと、を有し、
    前記複数の焦点検出領域の中心位置は互いに異なっており、
    前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている、ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 一つのAFフレームに対応する複数の焦点検出領域から、撮影レンズの焦点距離に応じて一つの焦点検出領域を選択するステップと、
    前記一つの焦点検出領域からの像信号および該一つの焦点検出領域に対する補正値に基づいてデフォーカス量を算出するステップと、をコンピュータに実行させるように構成されたプログラムであって、
    前記複数の焦点検出領域の中心位置は互いに異なっており、
    前記補正値は、前記複数の焦点検出領域に応じて異なっている、ことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項1に記載のプログラムを格納していることを特徴とする記憶媒体。
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