JP2008095827A - ボルトキャップ - Google Patents

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豪志 永瀬
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Abstract

【課題】防水性、紛失防止、及び作業性の向上を図ることができるボルトキャップを提供する。
【解決手段】パイプ64a,64bの前端から挿入されて取付板27のナット42a,42bに取り付けられたボルト65a,65bの頭部81a,81bに装着される凹部91と、ボルト65a,65bが取付板のナット42a,42bから取り外されたときにパイプ64a,64bの後端と密着する凸部92、環状壁部93、及び環状溝94とを備えるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、ボルトキャップに関する。
締結には目的に応じて様々な方法があり、その代表的なものとして、ねじ部が形成されたねじ部品やボルト部品(以下、これらをボルトと称す)を使用する方法がある。そして、ボルトを構造部材等に形成されるボルト孔を介してねじ孔に取り付けることで、構造部材との締結を行うことができるが、ボルトを取り外した後のボルト孔及びねじ孔(以下、これらを締結用孔と称す)は、一般的にそのまま開放状態で放置されることが多い。
しかしながら、このように締結用孔を開放状態で放置しておくと、締結用孔の開口位置によっては、開放した締結用孔に水が浸入してしまう。これにより、構造部材が腐食したり、締結用孔が連通する空間内の環境が悪化したりするおそれがある。
そこで、従来から、ボルトを取り外した後の締結用孔を隠蔽して、当該締結用孔への水の浸入を防止するようにした締結用孔キャップが種々提供されている。このような従来の締結用孔キャップは、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平7−286610号公報
しかしながら、上記従来の締結用孔キャップにおいては、締結用孔にボルトが取り付けられているとき、即ち、締結用孔キャップを使用していないときには、締結用孔キャップを別の場所に保管する必要がある。この結果、ボルトを取り外す度に締結用孔キャップをその保管場所から持ち出さなければならず、紛失するおそれがあった。また、締結用孔キャップを取り付ける、あるいは、取り外す場合には、その頭部に形成される回転操作部を介してドライバー等の工具により操作を行う必要があり、取り外し作業を簡単に行うことができなかった。
従って、本発明は上記問題を解決するものであって、防水性、紛失防止、及び作業性の向上を図ることができるボルトキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るボルトキャップは、
貫通孔を有する第1部材と、ボルト孔を有する第2部材と、前記貫通孔を介して前記ボルト孔にねじ込まれることで前記第1部材と前記第2部材とを締結するボルトとを有する締結構造に用いられるボルトキャップにおいて、
前記ボルトキャップは、
前記第1部材と前記第2部材との締結時に前記ボルトの頭部に装着されると共に、前記第1部材と前記第2部材との締結解除時に前記貫通孔を塞ぐように装着される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るボルトキャップは、
第1の発明に係るボルトキャップにおいて、
前記ボルトキャップは、
前記ボルトの頭部に装着可能なボルト頭部装着部と、
前記貫通孔に装着可能な貫通孔装着部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るボルトキャップは、
第1または第2の発明に係るボルトキャップにおいて、
前記貫通孔装着部は、
前記貫通孔に嵌め込まれる凸部と、
前記凸部の外周面に設けられ前記貫通孔の内周面と密着する外方突起部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るボルトキャップは、
第1乃至第3のいずれかの発明に係るボルトキャップにおいて、
前記貫通孔は前記第2部材側に突出する筒状部を有しており、
前記貫通孔装着部は、前記筒状部の外周面と密着する環状の壁部を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るボルトキャップは、
第4の発明に係るボルトキャップにおいて、
前記壁部の内面に、前記筒状部の外周面と密着する内方突起部を設ける
ことを特徴とする。
従って、本発明に係るボルトキャップによれば、ボルトをねじ孔から取り外したときに、ボルト孔への水の浸入を防止することができる。また、使用していないボルトキャップの保管場所を確保することができるので、ボルトキャップの紛失を防止することができる。更に、奥まった位置にボルトが挿入されていても、作業者が接近することができるので、工具を使用せずにボルトキャップの操作を行うことができる。
以下、本発明に係るボルトキャップの一実施例について図面を用いて詳細に説明する。この実施例は、本発明に係るボルトキャップを自動車のバックドアに設けられるスペアタイヤカバーのロック機構におけるボルト締結構造に適用したものである。
図1は本発明の一実施例に係るボルトキャップを備える車両の後方斜視図、図2はスペアタイヤカバー支持構造の分解後方斜視図、図3はスペアタイヤカバー開状態の様子を示した後方斜視図、図4はバックドアの内面を示した説明図、図5はスペアタイヤカバー支持構造の分解斜視図、図6はボルトを取り付けたときの図5のA−A矢視断面図、図7は本発明の一実施例に係るボルトキャップをボルトに装着したときの様子を示した図6の拡大図、図8はナットとパイプとが対接したときの図5のA−A矢視断面図、図9はボルトを取り外したときの図5のA−A矢視断面図、図10は本発明の一実施例に係るボルトキャップをパイプに装着したときの様子を示した図9の拡大図である。
図1乃至図3に示すように、車両1の後端面にはバックドア(第1部材)11が図示しないバックドアヒンジを介して車幅方向に回動可能に設けられている。バックドア11の上方にはバックドアガラス12が嵌め込まれる一方、その下方には円形のスペアタイヤ取付面13がバックドア11における車幅方向略中央部に形成されている。そして、スペアタイヤ取付面13の略中心部には、凸状に形成されるブラケット14が設けられており、このブラケット14にはスペアタイヤ15が取り付けられている。
スペアタイヤ15にはホイール16が嵌め込まれており、このホイール16には複数のハブボルト孔16aが形成されている。一方、凸状のブラケット14の頂面部には複数のハブボルト孔16aに対応する取付ボルト14aが設けられている。即ち、ホイール16の外面を車両後方に向けた状態で、取付ボルト14aとハブボルト孔16aとが対向するように配置し、ハブボルト孔16aに貫通させた取付ボルト14aに図示しない取付ナットを取り付けることにより、スペアタイヤ15をブラケット14に固定できる。
スペアタイヤ取付面13の車幅方向両側には樹脂製のドア側カバー17,18が設けられている。そして、ドア側カバー17の車幅方向内側には取付座19が形成される一方、ドア側カバー18の車幅方向内側には後述するパイプ(貫通孔、筒状部)64a,64bが設けられている。
スペアタイヤ15の外側にはスペアタイヤカバー支持体(第2部材)21が設けられている。スペアタイヤカバー支持体21は、骨格となるフレーム22,23と、これらフレーム22,23を補強するための補強部材24,25,26及び取付板27とから構成されている。
フレーム22,23は上下で並設されてスペアタイヤ15を水平方向において囲むように延設している。また、フレーム22,23の長手方向略中間部同士は補強部材24で連結されており、その一端側(車両後方から見て右側)同士は補強部材25で連結される一方、その他端(車両後方から見て左側)同士は補強部材26で連結されている。更に、フレーム22,23の他端側の先端同士は取付板27で連結されている。そして、車両後方から見て右側の補強部材25の上端及び下端には上下一対のヒンジ28a,28bの先端が支持されており、このヒンジ28a,28bの基端は取付座19に取り付けられている。なお、本実施例において、補強部材24,25,26及び取付板27は鋼板を板状にプレス成形したものである。
更に、スペアタイヤカバー支持体21の外側には樹脂製のスペアタイヤカバー31が設けられている。スペアタイヤカバー31は、カバー本体32と、このカバー本体32に一体に形成される円形部33とから構成されている。カバー本体32は矩形をなしており、その車幅方向両端は車両前方へ折り曲げられるように形成されている。また、円形部33はスペアタイヤ15よりも若干小さい径をなす円形に形成されている。即ち、スペアタイヤカバー31は、装着されたスペアタイヤ15を、その両側を抱え込むようにしてホイール16を隠すように覆っている。
次に、図4乃至図7を用いてスペアタイヤカバー支持構造について説明する。
図4乃至7に示すように、スペアタイヤカバー支持体21の取付板27にはボルト孔27a,27bが形成されている。そして、このボルト孔27a,27bに対接するように、ナット(ボルト孔)42a,42bが取付板27に一体に設けられている。
一方、バックドア11は、アウタパネル51と、このアウタパネル51よりも内側に配置されるインナパネル52と、このインナパネル52の外面に接合されて当該インナパネル52を補強するリンフォース53と、インナパネル52よりも内側に配置されるドアトリム54とから構成されている。
インナパネル52及びリンフォース53には作業孔52a,53aが形成されている。この作業孔52a,53aは、例えば、バックドア11内にドアラッチ等を取り付ける際に使用する孔である。作業孔52a,53a内には支持板55が配置されており、この支持板55はウォータプルーフフィルム56を介してインナパネル52の内面に接合されている。即ち、ウォータプルーフフィルム56は作業孔52a,53aをその内側から覆うように貼られている。
アウタパネル51、支持体55、及びウォータプルーフフィルム56の間には、これらを貫通するようにパイプ64a,64bが支持されている。パイプ64a,64bの後端(外端)は取付板27のボルト孔27a,27b及びナット42a,42bと対向している。また、パイプ64a,64b内にはボルト65a,65bが挿入されており、このボルト65a,65bはパイプ64a,64bの外径よりも大径をなす頭部81a,81bを備えている。
つまり、パイプ64a,64bの前端(内端)からボルト65a,65bを挿入し、パイプ64a,64bにより案内されたボルト65a,65bの雄ねじ部を、取付板27のボルト孔27a,27bを介してナット42a,42b内の雌ねじ部と螺合させることにより、スペアタイヤカバー支持体21がバックドア11側に支持される。このとき、ボルト65a,65bの頭部81a,81bがパイプ64a,64bの前端に当接することにより、ボルト65a,65bの雄ねじ部が、取付板27のボルト孔27a,27b及びナット42a,42b内の雌ねじ部と、車両前後方向において同じ位置に配置されるようになっている。
パイプ64a,64bには下方に向けて開口する排水孔71a,71bが形成されている。排水孔71a,71bはパイプ64a,64bにおけるアウタパネル51とインナパネル52との間、即ち、ウォータプルーフフィルム56よりも外側に配置されている。
アウタパネル51におけるパイプ64a,64bの上方及び下方には、取付板27と当接するようにゴム等で形成されるダンパ63が設けられている。また、ドアトリム54におけるパイプ64a,64bと対向する位置には、ボルト65a,65bに接近できるように蓋66a,66bが開閉可能に取り付けられている。
ここで、ボルト65a,65bの頭部81a,81bにはボルトキャップ68a,68bが取り付けられている。ボルトキャップ68a,68bには、当該ボルトキャップ68a,68bの一端側に形成される凹部91と、その他端側に形成される凸部92とが設けられている。凹部91はボルト65a,65bの頭部81a,81bに装着されるものであり、凸部92は詳細は後述するがパイプ64a,64b内に嵌入されるものである。
凸部92の外周面には、その径方向外側に向けて突出し、且つ、その軸方向に多段に配置される突起部92aが形成されている。また、凹部91の外径は凸部92の外径よりも大径をなしており、凹部91の底部には当該凹部91と同じ大きさの外径をなして他端側に延びる環状壁部93が形成されている。環状壁部93の先端には、その径方向内側に向けて突出する突起部93aが形成されている。そして、凹部91の底部と凸部92の外周面と環状壁部93の内周面とにより環状溝94が形成され、この環状溝94には詳細は後述するがパイプ64a,64bが嵌め込まれるようになっている。
なお、ボルトキャップ68a,68bの凹部91はボルト頭部装着部を構成するものであり、凸部92、環状壁部93、及び環状溝94は貫通孔装着部を構成するものである。
従って、上述した構成をなすことにより、スペアタイヤカバー支持体21を車幅方向に回動させることで、バックドア11に装着されたスペアタイヤ15に対して、そのスペアタイヤカバー支持体21と一体となったスペアタイヤカバー31が開閉される。そして、スペアタイヤカバー開状態においてスペアタイヤ15を着脱することができる。
このスペアタイヤ着脱作業を行うためのスペアタイヤカバー31の取り外し作業は、ボルト65a,65bを締め付ける、または、緩めることにより行う。即ち、パイプ64a,64bに挿入したボルト65a,65bを、取付板27のボルト孔27a,27bを介してナット42b,42cに締め込むことにより、スペアタイヤカバー31をロックし、スペアタイヤカバー閉状態とする。一方、パイプ64a,64bに挿入したボルト65a,65bを取付板27のボルト孔27a,27bを介してナット42a,42bから緩めることにより、スペアタイヤカバー31をロック解除し、スペアタイヤカバー開状態とする。
次に、図6乃至図10を用いてボルトキャップ着脱動作について説明する。なお、図7,10では、上方に配置されるボルトキャップ68aの着脱の様子だけを示しており、下方に配置されるボルトキャップ68bについてはボルトキャップ68aと同様の構成をなしているので、その説明を省略する。
先ず、ボルト65a,65bを取り外したときのボルトキャップ68a,68bの着脱動作について説明する。
図6,7に示すように、スペアタイヤカバー31がバックドア11に対して閉状態となる場合においては、バックドア11側のボルト65a,65bの雄ねじ部は、スペアタイヤカバー支持体21側の取付板27のボルト孔27a,27bを介してびナット42a,42bと螺合している。
このとき、パイプ64a,64bに挿入されるボルト65a,65bの頭部81a,81bには、ボルトキャップ68a,68bの凹部91が装着されている。即ち、ボルト65a,65bの取り付け時においては、ボルトキャップ68a,68bは当該ボルト65a,65bに装着されることで保管されることになる。
次いで、図8に示すように、蓋66a,66bを開けた後、作業者がボルトキャップ68a,68bの凸部91を摘んでボルト65a,65bを緩める。これにより、ボルト65a,65bの雄ねじ部は取付板27のボルト孔27a,27b及びナット42a,42bから外れる。これにより、スペアタイヤカバー支持体21はロック解除され、スペアタイヤカバー31はバックドア11に対して開動作可能となる。
そして、図9,10に示すように、スペアタイヤカバー支持体21を開方向へ回動すると、バックドア11とスペアタイヤカバー支持体21との間に作業スペースが確保される。この状態で、パイプ64a,64bの前端から、ボルトキャップ68a,68bを装着した状態でボルト65a,65aを引き抜いた後、ボルトキャップ68a,68bをボルト65a,65bから取り外す。更に、この取り外したボルトキャップ68a,68bをパイプ64a,64bの後端に装着する。
このパイプ64a,64bへの装着時においては、ボルトキャップ68a,68bの凸部92がパイプ64a,64bの後端内に嵌入される。これにより、凸部92の突起部92aはパイプ64a,64bの後端内周面と接触することになり、その径方向内側に向けて弾性変形する。また、凸部92を嵌入すると同時に、パイプ64a,64bの後端が環状壁部93に沿って環状溝94に嵌入されることになるので、環状壁部93の突起部93aはパイプ64a,64bの後端外周面と接触することになり、その径方向外側に向けて弾性変形する。
即ち、パイプ64a,64bの後端は、その内周面及び外周面においてボルトキャップ68a,68bと密着することになる。従って、シール性が向上されるので、図10の矢印に示すような雨水や洗車水等の水がボルトキャップ68a,68bにかかっても、その水がパイプ64a,64b内へ流れ込むことはなく、車内側への水の浸入は防止される。
ここで、仮に、スペアタイヤカバー開状態において、作業者がパイプ64a,64bの後端にボルトキャップ68a,68bを装着し忘れて、パイプ64a,64b内に水が浸入した場合や、パイプ64a,64b内に結露が発生した場合には、これらの水はパイプ64a,64bの排水孔71a,71bから車外へ排出されるようになっている。
なお、作業者の手による緩め操作を最初から行っているが、作業者の手が届かなかったとき、または、比較的大きなトルクを有して緩める必要があるときには、ボルトキャップ68a,68bを取り外してから、工具を使用してボルト65a,65bを緩めても構わない。また、ボルトキャップ68a,68bをパイプ64a,64bの後端に装着しているときには、ボルト65a,65bをパイプ64a,64bの前端から挿入し、当該パイプ64a,64b内に保管するようにしても構わない。これにより、ボルト65a,65bの紛失を防止できる。
次に、ボルト65a,65bを取り付けたときのボルトキャップ68a,68bの着脱動作について説明する。
図9,10に示すように、スペアタイヤカバー31がバックドア11に対して開状態となる場合、即ち、バックドア11とスペアタイヤカバー支持体21との間に作業スペースがある状態で、パイプ64a,64bの後端からボルトキャップ68a,68bを取り外す。そして、取り外したボルトキャップ68a,68bをボルト65a,65bの頭部81a,81bに装着した後、蓋66a,66bを開けて、ボルトキャップ68a,68bを装着した状態でボルト68a,68bをパイプ64a,64bの前端から挿入する。
次いで、図8に示すように、装着状態のボルト68a,68bを挿入した後、スペアタイヤカバー支持体21を閉方向へ回動すると、スペアタイヤカバー支持体21の取付板27がダンパ63に当接して衝撃が吸収される。これと同時に、バックドア11側のパイプ64a,64bとスペアタイヤカバー支持体21側の取付板27のボルト孔27a,27b及びナット42a,42bとが対面される。これにより、パイプ64a,64bと取付板27のボルト孔27a,27b及びナット42a,42bとは同軸状に配置される。
そして、図6,7に示すように、蓋66a,66bを開けた後、作業者がボルトキャップ68a,68bの凸部91を摘まんでボルト65a,65bを締め込む。これにより、ボルト65a,65bの雄ねじ部は取付板27のボルト孔27a,27bを介してナット42a,42bと螺合される。この結果、スペアタイヤカバー支持体21はロックされ、スペアタイヤカバー31はバックドア11に対して閉状態となる。
なお、作業者の手により締め込み操作を最後まで行ってもよいが、作業者の手が届かなくなったとき、または、比較的大きなトルクで締め込む必要があるときには、ボルトキャップ68a,68bを取り外して、工具を使用してボルト65a,65bを締め込んでも構わない。
従って、本発明に係るボルトキャップによれば、ボルト65a,65bを取付板27のナット42a,42bから取り外したときには、ボルトキャップ68a,68bをパイプ64a,64bの後端に装着することにより、パイプ64a,64bの後端における内周面及び外周面をシールすることができるので、雨水や洗車水等の水がパイプ64a,64b内に流れ込むことがなく、車内側への水の浸入を防止することができる。
また、ボルト65a,65bを取付板27のナット42a,42bに取り付けているときには、ボルトキャップ68a,68bをボルト65a,65bの頭部81a,81bに装着することにより、使用していないボルトキャップ68a,68bの保管場所を確保することができるので、紛失を防止することができる。
更に、ボルト65a,65bの取り付け、あるいは、取り外しのときには、ボルトキャップ68a,68bをボルト65a,65bの頭部81a,81bに装着することにより、ドアトリム54の奥まった位置にボルト65a,65が挿入されていても、作業者が接近することができるので、工具を使用せずにボルトキャップ68a,68bの操作を行うことができる。
しかも、凸部92の外周面に、その径方向外側に向けて突出し、且つ、その軸方向に多段に配置される突起部92aを設けると共に、環状壁部93の先端に、その径方向内側に向けて突出する突起部93を設けているので、更にシール性を向上させることができる。また、凸部92に突起部92aを設けることで、作業者が摘み易くなるだけでなく、高いグリップ力を得ることができるので、ボルト65a,65bを小さな操作力で操作することができる。
なお、本実施例は、本発明に係るボルトキャップを自動車用バックドアのロック機構におけるボルト締結構造に適用したものであるが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、貫通孔を有する第1構造体とボルト孔を有する第2構造体とを、貫通孔を介してボルト孔にボルトを取り付けることにより、構造体同士を締結する締結構造に適用することも可能である。
本発明に係るボルトキャップは、ねじ孔のキャップに適用可能である。
本発明の一実施例に係るボルトキャップを備える車両の後方斜視図である。 スペアタイヤカバー支持構造の分解後方斜視図である。 スペアタイヤカバー開状態の様子を示した後方斜視図である。 バックドアの内面を示した説明図である。 スペアタイヤカバー支持構造の分解斜視図である。 ボルトを取り付けたときの図5のA−A矢視断面図である。 本発明の一実施例に係るボルトキャップをボルトに装着したときの様子を示した図6の拡大図である。 ナットとパイプとが対接したときの図5のA−A矢視断面図である。 ボルトを取り外したときの図5のA−A矢視断面図である。 本発明の一実施例に係るボルトキャップをパイプに装着したときの様子を示した図9の拡大図である。
符号の説明
11 バックドア
15 スペアタイヤ
21 スペアタイヤカバー支持体
27 取付板
27a,27b ボルト孔
31 スペアタイヤカバー
51 アウタパネル
52 インナパネル
53 リンフォース
54 ドアトリム
55 支持板
42a,42b ナット
63 ダンパ
64a,64b パイプ
65a,65b ボルト
66a,66b 蓋
68a,68b ボルトキャップ
71a,71b 排水孔
81a,81b 頭部
91 凹部
92 凸部
92a 突起部
93 環状壁部
93a 突起部
94 環状溝

Claims (5)

  1. 貫通孔を有する第1部材と、ボルト孔を有する第2部材と、前記貫通孔を介して前記ボルト孔にねじ込まれることで前記第1部材と前記第2部材とを締結するボルトとを有する締結構造に用いられるボルトキャップにおいて、
    前記ボルトキャップは、
    前記第1部材と前記第2部材との締結時に前記ボルトの頭部に装着されると共に、前記第1部材と前記第2部材との締結解除時に前記貫通孔を塞ぐように装着される
    ことを特徴とするボルトキャップ。
  2. 請求項1に記載のボルトキャップにおいて、
    前記ボルトキャップは、
    前記ボルトの頭部に装着可能なボルト頭部装着部と、
    前記貫通孔に装着可能な貫通孔装着部とを備える
    ことを特徴とするボルトキャップ。
  3. 請求項1または2に記載のボルトキャップにおいて、
    前記貫通孔装着部は、
    前記貫通孔に嵌め込まれる凸部と、
    前記凸部の外周面に設けられ前記貫通孔の内周面と密着する外方突起部とを備える
    ことを特徴とするボルトキャップ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のボルトキャップにおいて、
    前記貫通孔は前記第2部材側に突出する筒状部を有しており、
    前記貫通孔装着部は、前記筒状部の外周面と密着する環状の壁部を備える
    ことを特徴とするボルトキャップ。
  5. 請求項4に記載のボルトキャップにおいて、
    前記壁部の内面に、前記筒状部の外周面と密着する内方突起部を設ける
    ことを特徴とするボルトキャップ。
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