JP2008092687A - 高圧引下線グリップ - Google Patents

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Hideo Suwaki
英夫 洲脇
Hisao Okabe
寿生 岡部
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Abstract

【課題】取付け作業を容易にし、且つ確実な固定を実現する。
【解決手段】電柱の上部に架けられた高圧線から分岐する高圧引下線11a,11bを、高圧引留碍子10に固定させるための道具であって、前記高圧引留碍子10に掛けられた前記高圧引下線11a,11bの二重に重なる複線部5に巻回され、自然状態において複数の波形状となる大波状部15、前記高圧引留碍子10に掛けられた前記高圧引下線11a,11bの前記複線部15以外の単線部6に巻回され、前記大波状部に連結して形成されると共に自然状態において複数の波形状となる小波状部16を有し、前記大波状部15の波形の振幅及び波長が、前記小波状部16よりも大きく設計されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電柱の上部に架けられた高圧線を下方へ引き下げる際に、当該高圧線から分岐された高圧引下線を、電柱の所定部に設置された高圧引留碍子に固定するための道具に関するものである。
図6において、主な電柱101の構造が概略的に示されている。同図において、電柱101の上部には、複数の電柱101に渡って架けられた高圧線を下方へ引き下げるために該高圧線から分岐された高圧引下線102が設けられている。この高圧引下線102は、電柱101上部に設けられた上側高圧引留碍子105に固定され、下方に引き下げられ、電柱101のトランス109が設置される位置と略同じ高さに設けられた下側高圧引留碍子106に固定され、トランス109内に引き込まれている。このように、電柱101の上部に架けられた高圧線を地上方向へ引き下げるための構造について、様々な検討がなされている(特許文献1参照)。
図7において、従来構造における高圧引下線102a,102bの上側高圧引留碍子105への固定状態が示されている。高圧引下線102a,102bは、上側高圧引留碍子105に上方から弛むように掛けられ、該上側高圧引留碍子105の両側から垂下する部分を、バインド110によって束ねることにより、該上側高圧引留碍子105に固定されている。このバインド110は、銅製のワイヤにビニル被覆が施されたものであり、電柱101上部に掛けられた高圧線から分岐されて弛むように延びる高圧引下線102aと、上側高圧引留碍子105から下側高圧引留碍子106に向かって略垂直に延びる高圧引下線102bとが重なる複線部115に十回程度、該複線部115の下方側において前記高圧引下線102bのみとなる単線部116に五回程度巻回されている。また、下側高圧引留碍子106への高圧引下線102の固定は、上記した上側高圧引留碍子105への固定構造を、上下逆にしたものとなる。
特開2006−50855号公報
しかしながら、上述したようなバインド110は、通常の銅製ワイヤと略同一の機械的性質を有し、自然状態において直線又は単なる円形の状態となっているため、このバインド110を上記のように高圧引下線102a,102bに巻き付ける作業は困難なものであり、作業員の熟練した技術、また長い作業時間を必要とした。
そこで、本発明は、高圧引下線を高圧引留碍子に固定させるための道具において、取付け作業を容易にし、且つ確実な固定を実現することを目的とする。
上記課題の解決を図る本発明は、電柱の上部に架けられた高圧線から分岐する高圧引下線を、高圧引留碍子に固定させるための道具であって、前記高圧引留碍子に掛けられた前記高圧引下線の二重に重なる複線部に巻回され、自然状態において複数の波形状となる大波状部、前記高圧引留碍子に掛けられた前記高圧引下線の前記複線部以外の単線部に巻回され、前記大波状部に連結して形成されると共に自然状態において複数の波形状となる小波状部を有し、前記大波状部の波形の振幅及び波長が、前記小波状部よりも大きいことを特徴とする高圧引下線グリップである(請求項1)。
このように、自然状態(不使用時の状態)において高圧引下線に巻き付けられ部分が波形状となっていることにより、取付け作業をする際に、この波形に合わせて上記高圧引下線グリップを高圧引下線に巻き付けていけばよいので、熟練した技術がなくとも、確実に固定でき、またきれいな仕上がりを実現することができる。また、上記のように振幅及び波長の異なる大波状部と小波状部とを有することにより、大波形部の螺旋径を高圧引下線の複線部の太さに合わせることができると共に、小波形部の螺旋径を単線部の太さに容易に合わせることができる。
また、上記請求項1記載の構成において、更に前記大波状部側の端部に、輪状部が形成されていることが好ましい(請求項2)。
この輪状部を高圧引留碍子に引っ掛けることにより、巻付け作業がしやすくなると共に、固定強度も増加させることができる。
また、上記請求項1又は2記載の構成において、更に前記小波状部側の端部に、偏平部が形成されていることが好ましい(請求項3)。
従来においては、このような固定具の端部が高圧引下線の絶縁層に食い込みやすかったことから、漏電等の危険性が問題視されていたが、上記構成のように、この端部を偏平形状とすることにより、このような食い込みが起こる危険性を軽減することができる。
また、上記請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、心材がJIS G 3506に規定するSWRH62Bからなることが好ましい(請求項4)。
上記心材を使用することにより、自然状態における上記波形、輪形等の形状の維持と、巻付け完了時における固定強度を好適に両立させることができる。
また、上記請求項4記載の構成において、前記心材の表面に溶融亜鉛メッキ層が被覆され、該溶融亜鉛メッキ層の外面にナイロン層が被覆されていることが好ましい(請求項5)。
これにより、優れた絶縁性、耐久性等を得ることができる。
以上のように、本発明に係る高圧引下線グリップにおいては、自然状態において波形、輪形等の形状が保たれていることにより、高圧引下線への巻付け作業が容易となり、従来のように熟練した技術が不要となる。また、この波形が、高圧引下線の複線部と単線部とに相当する部分の螺旋径に合わせて形成されていることにより、作業性が大きく向上される。更に、使用する心材を上記特定のものとすることにより、上記形状の維持と、巻付け完了時における固定強度の確保とを両立させることができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1及び図2において、本発明に係る高圧引下線グリップ1の使用状態が示されている。図1においては、上側高圧引留碍子10に、高圧引下線11a,11bが固定される場合が示されている。前記上側高圧引留碍子10は、図6及び図7中に示した上側高圧引留碍子105に相当するものであり、前記高圧引下線11a,11bは、図7中に示した高圧引下線102a,102bに相当するものであり、それぞれ上記と同様の作用効果を奏するものであるため、ここではこれら上側高圧引留碍子10及び高圧引下線11a,11bの説明を省略する。
図1及び図2において、高圧引下線11a,11bは、上側高圧引留碍子10に上方から弛むように掛けられ、この弛みによって重なる部分を高圧引下線グリップ1によって束ねることにより、該上側高圧引留碍子10に固定されている。電柱の上部に掛けられた高圧線から分岐されて弛みをもって延びる高圧引下線11aと、上側高圧引留碍子10から下側高圧引留碍子(図6中106に相当するもの)に向かって略垂直に延びる高圧引下線11bとが重なる複線部5に三回、該複線部5の下方側において前記高圧引下線11bのみとなる単線部6に二回巻回されている。
図3において、自然(不使用時の)状態の前記高圧引下線グリップ1が示されている。同図に示すように、この高圧引下線グリップ1は、輪状部14、大波状部15、小波状部16、及び偏平部17を有している。
輪状部14は、下方側に開口した略円形状の部分であり、図2に示すように、上側高圧引留碍子10に引っ掛けられる部分である。
大波状部15は、前記輪状部14の下方側に連結する三つの波形状を有する部分であり、前記複線部5(図1及び図2参照)に巻回される部分である。
小波状部16は、前記大波状部15の下方側に連結する二つの波形状を有する部分であり、前記単線部6(図1及び図2参照)に巻回される部分である。
偏平部17は、前記小波状部16の下方端に形成され断面偏平形状を有する部分であり、高圧引下線グリップ1の下端部を前記単線部6に止めるための部分である。
前記大波状部15の振幅をA1、波長をW1、前記小波状部16の振幅をA2、波長をW2とする時、A1>A2、且つW1>W2となるように設計されている。そして、前記大波状部15の波形一つ分の長さL1が、前記複線部5を螺旋状に一回転する長さに設計され、前記小波状部16の波形一つ分の長さL2が、前記単線部6を螺旋状に一回転する長さに設計されている。
図4及び図5において、前記高圧引下線グリップ1の断面図が示されている。図4は、輪状部14、大波状部15、及び小波状部16の断面を示すものであり、該断面は円形状となっている。図5は、偏平部17の断面を示すものであり、該断面は偏平形状となっている。そして、この高圧引下線グリップ1(14〜17)は、心材20としてJIS G 3506(硬鋼線材)に規定されるSWRH62B、又はこれと同等以上の機械的性質を有する線材を使用し、該心材20の表面に溶融亜鉛メッキ層21が形成され、該溶融亜鉛メッキ層21の外面にナイロン層22が形成されている。
また、他の実施例として、高圧引下線グリップ1全体、即ち輪状部14、大波状部15、小波状部16、及び偏平部17を、図5に示すような偏平形状としてもよい。
以上において、上側高圧引留碍子10に高圧引下線11が固定される例を示したが、下側高圧引留碍子(図6中106に該当するもの)への固定も前記上側高圧引留碍子10への固定構造と同様であり、この上側高圧引留碍子10への固定構造を、上下逆にしたものとなる。
高圧引下線グリップの使用状態を示す図である。 高圧引下線グリップの使用状態を示す図である。 高圧引下線グリップの自然(不使用時の)状態を示す図である。 高圧引下線グリップの輪状部、大波状部、及び小波状部の断面を示す図である。 高圧引下線グリップの偏平部の断面を示す図である。 電柱上部の構造を示す図である。 従来の高圧引下線バインドの使用状態を示す図である。
符号の説明
1 高圧引下線グリップ
10 (上側)高圧引留碍子
11(11a,11b) 高圧引下線
14 輪状部
15 大波状部
16 小波状部
17 偏平部
20 心材
21 溶融亜鉛メッキ層
22 ナイロン層

Claims (5)

  1. 電柱の上部に架けられた高圧線から分岐する高圧引下線を、高圧引留碍子に固定させるための道具であって、
    前記高圧引留碍子に掛けられた前記高圧引下線の二重に重なる複線部に巻回され、自然状態において複数の波形状となる大波状部、
    前記高圧引留碍子に掛けられた前記高圧引下線の前記複線部以外の単線部に巻回され、前記大波状部に連結して形成されると共に自然状態において複数の波形状となる小波状部、
    を有し、
    前記大波状部の波形の振幅及び波長が、前記小波状部よりも大きいことを特徴とする高圧引下線グリップ。
  2. 前記大波状部側の端部に、輪状部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の高圧引下線グリップ。
  3. 前記小波状部側の端部に、偏平部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の高圧引下線グリップ。
  4. 心材がJIS G 3506に規定するSWRH62Bからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の高圧引下線グリップ。
  5. 前記心材表面に溶融亜鉛メッキ層が被覆され、該溶融亜鉛メッキ層の外面にナイロン層が被覆されていることを特徴とする請求項4記載の高圧引下線グリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129128A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 中国電力株式会社 ケーブル結束具

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