JP2016019307A - 引込用鋼管柱用の継柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】頂部取付金物と屋根とを所定の距離以上に離隔できる引込用鋼管柱用の継柱を提供する。
【解決手段】継柱10は、第1管柱1と第2管柱2を備える。第1管柱1は、底部から突出したボルト脚11bを既存の頂部取付金物921の取付穴92hに挿通して、頂部取付金物921に連結できる。第2管柱2は、上方に引き出し自在に第1管柱1と連結している。又、第2管柱2は、頂部取付金物21を上部に取り付けている。頂部取付金物21は、架空引込線Wa及び引込幹線Weを支持した一組のバインドレス碍子8g・8gを係止可能な複数の取付穴21hを周縁部に開口している。継柱10は、第1管柱1又は第2管柱2に支持され、略水平方向に延出する槍出しアーム3を更に備える。槍出しアーム3は、架空引込線Wa及び引込幹線Weを支持した一組のバインドレス碍子8g・8gを係止可能な複数の取付穴3hを先端部に開口している。
【選択図】図1

Description

本発明は、引込用鋼管柱用の継柱に関する。特に、一般家庭などに電力を供給するために、引込線を中継する既設の引込用鋼管柱に増設でき、頂部取付金物の高さを調整できる引込用鋼管柱用の継柱の構造に関する。
住宅密集地などでは、各家庭に電力を供給するために、引込用鋼管柱を道路に建柱して低圧の引込線を中継している。引込用鋼管柱は、円板状の頂部取付金物を先端部に設けている。例えば、頂部取付金物には、バインドレス碍子を係止している。バインドレス碍子は、架空引込線から各家庭に至る引込幹線を中継している。このような引込用鋼管柱は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平7−48957号公報
図10は、従来技術による引込用鋼管柱の構成を示す図であり、図10(A)は、引込用鋼管柱の正面図、図10(B)は、引込用鋼管柱の下面図である。図10を参照すると、引込用鋼管柱9は、太径の第1筒91と細径の第2筒92とを同軸状に継ぎ足して構成している。
図10(A)を参照すると、第1筒91は、その基端部側を地中Gに埋設している。第1筒91は、その下端部に底板911を固定している。又、第1筒91は、その基端部側に根かせ93を取り付けている。図10(B)を参照すると、根かせ93は、角パイプ状の腕金93aとUボルト93bで構成している。腕金93aとUボルト93bで第1筒91の基端部を挟持すると共に、根かせ93を地中Gに埋設することで、引込用鋼管柱9の傾倒を防止できる。
図10(A)を参照すると、第2筒92は、複数の足場ボルト92sを一定間隔で取り付けている。足場ボルト92sを利用して、引込用鋼管柱9を昇柱できる。なお、第1筒91の先端部側には、足場ボルト92sを固定するための複数のボルト座91sを設けている。第2筒92の先端部には、円板状の頂部取付金物921を溶接などで取り付けている。
図11は、従来技術による頂部取付金物の構成を示す斜視図である。図11を参照すると、頂部取付金物921は、その周縁部に複数の取付穴92hを開口している。図11に示すように、これらの取付穴92hを利用して、例えば、バインドレス碍子8g又は支線7を頂部取付金物921に係止できる。
図11に示した装柱例では、一方のバインドレス碍子8gは、引込用フック8hを介して、架空引込線Waを頂部取付金物921に張設している。一方のバインドレス碍子8gに隣接する他方のバインドレス碍子8gは、引込用フック8hを介して、引込幹線Weを頂部取付金物921に張設している。このように、これらのバインドレス碍子8g・8gは、架空引込線Waから各家庭に至る引込幹線Weを中継している。
又、図11に示した装柱例では、一組のバインドレス碍子8g・8gと対向する位置に一組の帯板状のストラップ71・71を取り付けている。一組のストラップ71・71は、一端部がボルトで取付穴92hに支持されている。又、一組のストラップ71・71は、その他端部にリング状のシンブル72を回転自在に支持している。
図11に示した装柱例では、シンブル72は、円弧状の溝部を外周部に形成している。シンブル72の溝部には、巻付グリップ73を巻回している。巻付グリップ73の他端部は、その一端部に支線7を固定している。支線7の他端部は、例えば、地面に固定されている。このように、引込用鋼管柱9の上部から斜めに地面に支線7を張設することで、架空引込線Wa及び引込幹線Weの張力に抗して、引込用鋼管柱9を支持できる。
図12は、住宅密集地に建柱された引込用鋼管柱の正面図である。図12に示すように、住宅密集地では、それらの路地Naも一般に狭隘である。したがって、引込用鋼管柱9は、家屋Hの敷地の境界に近接して建柱せざるを得ないという事情がある。
ところで、引込用鋼管柱9は、地面から約6.5mの高さLに建柱する、という配電工事基準が設定されている。又、この配電工事基準では、頂部取付金物921と家屋Hの屋根Rとの離隔距離Dが2m以上となるように、設定されている。
しかしながら、図12に示したように、家屋Hと引込用鋼管柱9が近接している場合が多く、前述の配電工事基準に定める離隔距離Dを確保することが困難であるという問題があった。
上述した問題を解決するため、既設の引込用鋼管柱の位置変更、又は引込線の経過ルートを変更する方法が考えられる。しかし、これらの方法は、地主又は家主の承認を得られない場合が多く、又、ルート変更に伴う移設費用の増大や工事期間の長期化の問題などもなる。
以上のことから、既設の引込用鋼管柱の位置を変更することなく、又は引込線の経過ルートを変更することなく、頂部取付金物と屋根とを所定の距離以上に離隔できる引込用鋼管柱用の継柱が求められていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、既設の引込用鋼管柱の位置を変更することなく、又は引込線の経過ルートを変更することなく、頂部取付金物と屋根とを所定の距離以上に離隔できる引込用鋼管柱用の継柱を提供することを目的とする。
本発明者らは、引込線を支持する頂部取付金物の高さを調整できる継柱を既設の引込用鋼管柱に増設できるように構成することで、家屋などの対象物との上方隔離を適正に確保できることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな引込用鋼管柱用の継柱を発明するに至った。
(1)本発明による引込用鋼管柱用の継柱は、周縁部に複数の取付穴を開口した円板状の第1の頂部取付金物を上部に固定した引込用鋼管柱に増設可能な引込用鋼管柱用の継柱であって、前記取付穴に挿通可能な複数のボルト脚を底部から突出し、これらのボルト脚を前記第1の頂部取付金物に連結し、前記底部と反対側を開口した第1管柱と、前記第1管柱の内部に一端部側を収容し、他端部側を上方に引き出し自在に前記第1管柱と連結すると共に、円板状の第2の頂部取付金物を他端部に取り付けた第2管柱と、を備え、前記第1管柱は、高さ方向に連設された複数の第1ボルト挿入穴を側面に有し、前記第2管柱は、前記第1ボルト挿入穴に挿通されたボルト部材が挿通し、前記第1管柱に対して高さ調整可能な一つ以上の第2ボルト挿入穴を側面に有し、前記第2の頂部取付金物は、架空引込線及び引込幹線を支持した一組のバインドレス碍子を少なくとも係止可能な複数の取付穴を周縁部に開口している。
(2)前記第1管柱又は前記第2管柱に片持ち状に支持され、略水平方向に延出する槍出しアームを更に備え、前記槍出しアームは、架空引込線及び引込幹線を支持した一組の前記バインドレス碍子を少なくとも係止可能な複数の取付穴を先端部に開口していることが好ましい。
(3)前記槍出しアームは、前記第1管柱又は前記第2管柱を外周方向から挟持する一対のバンド部材と、一組の前記バンド部材の端部から略水平方向に引き出し自在に連結したスライドアームと、を有することが好ましい。
(4)一方の前記バンド部材は、T形ボルトの雄ねじ部材が導入可能な切り欠きを側面に有することが好ましい。
(5)前記槍出しアームは、一方の前記バインドレス碍子から他方の前記バインドレス碍子を経由する引込線を支持するピン碍子を先端部に備えてもよい。
(6)前記第1管柱及び前記第2管柱は、六角形以上の多角形パイプで構成していることが好ましい。
(7)前記第1管柱は、四つ以上の前記ボルト脚を備えることが好ましい。
本発明による引込用鋼管柱用の継柱は、引込用鋼管柱用の継柱を高さ方向にスライド自在な第1管柱と第2管柱で構成することで、既設の引込用鋼管柱の位置を変更することなく、又は引込線の経過ルートを変更することなく、家屋などの対象物との上方隔離を適正に確保できる。
又、本発明による引込用鋼管柱用の継柱は、水平方向に移動自在な槍出しアームを第1管柱又は第2管柱に取り付けるように構成することで、家屋などの対象物との側方隔離を適正に確保できる。
本発明の一実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の構成を示す図であり、図1(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の平面図、図1(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の正面図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の装柱例を示す図であり、図2(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の平面図、図2(B)は、先端部にピン碍子を取り付けた槍出しアームの正面図、図2(C)は、複数の引込線を束ねたワイヤ部材を先端部に取り付けた槍出しアームの正面図である。 図1(B)のA−A矢視断面を拡大した図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の構成を示す正面分解組立図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、図5(A)は、第2管柱を第1管柱に収容した状態図、図5(B)は、第2管柱を第1管柱から高さ方向に引き出した状態図、図5(C)は、第2管柱を第1管柱から高さ方向に最も引き出した状態図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱に備わる槍出しアームの平面図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱に備わる槍出しアームの平面図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、引込用鋼管柱用の継柱を家屋に近接して建柱した状態図である。 前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、引込用鋼管柱用の継柱を崖に近接して建柱した状態図である。 従来技術による引込用鋼管柱の構成を示す図であり、図10(A)は、引込用鋼管柱の正面図、図10(B)は、引込用鋼管柱の下面図である。 従来技術による頂部取付金物の構成を示す斜視図である。 住宅密集地に建柱された引込用鋼管柱の正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[引込用鋼管柱用の継柱の構成]
最初に、本発明による引込用鋼管柱用の継柱の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の構成を示す図であり、図1(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の平面図、図1(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の正面図である。
図2は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の装柱例を示す図であり、図2(A)は、引込用鋼管柱用の継柱の平面図、図2(B)は、先端部にピン碍子を取り付けた槍出しアームの正面図、図2(C)は、複数の引込線を束ねたワイヤ部材を先端部に取り付けた槍出しアームの正面図である。
図3は、図1(B)のA−A矢視断面を拡大した図である。図4は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の構成を示す正面分解組立図である。
図5は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、図5(A)は、第2管柱を第1管柱に収容した状態図、図5(B)は、第2管柱を第1管柱から高さ方向に引き出した状態図、図5(C)は、第2管柱を第1管柱から高さ方向に最も引き出した状態図である。
図6は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱に備わる槍出しアームの平面図である。図7は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱に備わる槍出しアームの平面図である。なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので説明を省略する場合がある。
(全体構成)
図1から図7を参照すると、本発明の一実施形態による引込用鋼管柱用の継柱(以下、継柱と略称する)10は、周縁部に複数の取付穴92hを開口した円板状の第1の頂部取付金物921を上部に固定した引込用鋼管柱9に増設できる。
図1から図7を参照すると、継柱10は、第1管柱1と第2管柱2を備えている。第1管柱1は、四つのボルト脚11bを底部から突出している。これらのボルト脚11bは、頂部取付金物921の取付穴92hに挿通できる。そして、第1管柱1は、頂部取付金物921に連結できる。
図1から図7を参照すると、第1管柱1は、底部と反対側を開口している。第1管柱1は、その内部に第2管柱2の一端部側を収容できる(図4又は図5参照)。そして、第2管柱2は、その他端部側を上方に引き出し自在に第1管柱1と連結している(図4又は図5参照)。又、第2管柱2は、円板状の第2の頂部取付金物21を他端部に取り付けている。
図4又は図5を参照すると、第1管柱1は、高さ方向に連設された複数の第1ボルト挿入穴1hを側面に開口している。同様に、第2管柱2は、高さ方向に連設された複数の第2ボルト挿入穴2hを側面に開口している。そして、第1ボルト挿入穴1hに挿通されたボルト部材1bを適宜な位置の第2ボルト挿入穴2hに挿通することで、第1管柱1に対して第2管柱2を高さ調整できる。
図1又は図2を参照すると、頂部取付金物21は、複数の取付穴21hを周縁部に開口している。複数の取付穴21hには、架空引込線Wa及び引込幹線Weを支持した一組のバインドレス碍子8g・8gを少なくとも係止できる。
(槍出しアームの構成)
図1又は図2及び図6又は図7を参照すると、継柱10は、槍出しアーム3を更に備えている。槍出しアーム3は、第1管柱1又は第2管柱2に片持ち状に支持されている。そいて、槍出しアーム3は、略水平方向に延出している。槍出しアーム3は、第1管柱1のみに取り付けてもよく、第2管柱2のみに取り付けてもよく、第1管柱1と第2管柱2の双方に取り付けてもよく、種々の選択が可能である(図1又は図2参照)。
図6を参照すると、槍出しアーム3は、三つの取付穴3hを先端部に開口している。これらの取付穴3hには、架空引込線Wa及び引込幹線Weを支持した一組のバインドレス碍子8g・8gを少なくとも係止できる(図2参照)。
図2(A)又は図2(B)を参照して、中央の取付穴3hには、ピン碍子4のねじ部を挿入して、槍出しアーム3の先端部にピン碍子4を支持することもできる。図2(A)を参照して、ピン碍子4は、一方のバインドレス碍子8gから他方のバインドレス碍子8gを経由する引込線Wを支持できる。
図2(C)を参照すると、取付穴3hを利用して、槍出しアーム3の先端部にワイヤ部材4wを取り付けることもできる。ワイヤ部材4wは、一方のバインドレス碍子8gから他方のバインドレス碍子8gを経由する引込線Wを束ねるように支持できる。
図6又は図7を参照すると、槍出しアーム3は、一対のバンド部材31・32とスライドアーム33で構成している。一対のバンド部材31・32は、第1管柱1又は第2管柱2を外周方向から挟持している。スライドアーム33は、一対のバンド部材31・32の端部から略水平方向に引き出し自在に連結している。
図6又は図7を参照すると、槍出しアーム3は、スライドアーム33をスライド自在に保持する受け台34を備えている。受け台34の両端部は、ヒンジ部材31h・32hで一対のバンド部材31・32の端部と回動自在に連結している。一対のバンド部材31・32を開くことで、一対のバンド部材31・32の間に第1管柱1又は第2管柱2を外周方向から導入できる。
図6又は図7を参照すると、槍出しアーム3は、軸部材と雄ねじ部材をT字状に接合したT形ボルト32bを更に備えている。他方のバンド部材32は、その端部にT形ボルト32bの軸部材を回転自在に保持している。一方のバンド部材31は、T形ボルト32bの雄ねじ部材が導入可能な切り欠きを端部に切り欠いている。図6に示すように、T形ボルト32bにナット32nを締結することで、一対のバンド部材31・32は、第1管柱1又は第2管柱2を外周方向から挟持できる。
[引込用鋼管柱用の継柱の作用]
次に、実施形態による継柱10の構成を補足しながら、継柱10の作用及び効果を説明する。図8は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、引込用鋼管柱用の継柱を家屋に近接して建柱した状態図である。図9は、前記実施形態による引込用鋼管柱用の継柱の正面図であり、引込用鋼管柱用の継柱を崖に近接して建柱した状態図である。
図1から図7を参照して、第1管柱1及び第2管柱2は、六角形以上の多角形パイプで構成することが好ましい。実施の形態では、第1管柱1及び第2管柱2は、六角形のパイプで構成した。第1管柱1に対して、第2管柱2を60度毎の回動角度で嵌合でき、様々方向への引込線ルートを確保できる。
図1から図7を参照して、第1管柱1は、四つ以上のボルト脚11bを備えることが好ましく、既存の頂部取付金物921に開口された八つの取付穴92hを利用して(図3参照)、第1管柱1を頂部取付金物921に連結できる。この場合、ワッシャ11wを介して、ボルト脚11bにナット11nを締結することで、第1管柱1を頂部取付金物921に確実に連結できる。
実施形態による継柱10は、第1管柱1に対して第2管柱2を高さ調整できることに最大の特徴がある。図8に示すように、第1管柱1の内部に第2管柱2の一端部側を収容するように、第1管柱1と第2管柱2を連結しておくことで、家屋Hの屋根Rの下方に頂部取付金物21を配置することも可能である。
又、図9に示すように、第1管柱1に対して第2管柱2を最大に引き伸ばした状態で、第1管柱1と第2管柱2を連結しておくことで、崖の上に建てられた家屋Hに引込幹線Weを接続することも可能である。
実施形態による継柱10は、家屋Hなどの対象物との上方隔離を適正に確保するため、0.6m〜1.0mの範囲で伸縮できるように構成しているので、現場の状況に合わせで高さ調整が可能である。
実施形態による継柱10は、家屋Hなどの対象物との側方隔離が確保できない場合には、第1管柱1又は第2管柱2に槍出しアーム3を取り付け、0.4m〜0.8mの範囲で側方隔離を確保する。
実施形態による継柱10は、図1に示すように、既設の引込用鋼管柱9に引込幹線Weを配置した状態で、新たな引込幹線Weを増設できる。
本発明による引込用鋼管柱用の継柱は、次のような効果が期待される。
(1)既設の引込用鋼管柱を活用し、電気設備基準に適合する離隔距離(上方又は側方など)を確保できる。
(2)引込線の離隔改修にあたり、短期間の施工が可能となる。
(3)引込用鋼管柱の移設が不要になる。
(4)上方・側方への離隔調整が可能であり、現場の状況に合わせで様々な施工が可能である。
(5)槍出しアームを60度毎に旋回できるので、引込線の縁廻りを容易に確保できる。
本発明は、既設の引込用鋼管柱を活用した引込用鋼管柱用の継柱を開示したが、本発明の引込用鋼管柱用の継柱は、新設の引込用鋼管柱に適用されることが期待される。
1 第1管柱
1b ボルト部材
1h 第1ボルト挿入穴
2 第2管柱
2h 第2ボルト挿入穴
8g バインドレス碍子
9 引込用鋼管柱
10 継柱(引込用鋼管柱用の継柱)
11b ボルト脚
21 第2の頂部取付金物
21h 取付穴(第2の頂部取付金物の取付穴)
92h 取付穴(第1の頂部取付金物の取付穴)
921 第1の頂部取付金物
Wa 架空引込線
We 引込幹線

Claims (7)

  1. 周縁部に複数の取付穴を開口した円板状の第1の頂部取付金物を上部に固定した引込用鋼管柱に増設可能な引込用鋼管柱用の継柱であって、
    前記取付穴に挿通可能な複数のボルト脚を底部から突出し、これらのボルト脚を前記第1の頂部取付金物に連結し、前記底部と反対側を開口した第1管柱と、
    前記第1管柱の内部に一端部側を収容し、他端部側を上方に引き出し自在に前記第1管柱と連結すると共に、円板状の第2の頂部取付金物を他端部に取り付けた第2管柱と、を備え、
    前記第1管柱は、高さ方向に連設された複数の第1ボルト挿入穴を側面に有し、
    前記第2管柱は、前記第1ボルト挿入穴に挿通されたボルト部材が挿通し、前記第1管柱に対して高さ調整可能な一つ以上の第2ボルト挿入穴を側面に有し、
    前記第2の頂部取付金物は、架空引込線及び引込幹線を支持した一組のバインドレス碍子を少なくとも係止可能な複数の取付穴を周縁部に開口している引込用鋼管柱用の継柱。
  2. 前記第1管柱又は前記第2管柱に片持ち状に支持され、略水平方向に延出する槍出しアームを更に備え、
    前記槍出しアームは、架空引込線及び引込幹線を支持した一組の前記バインドレス碍子を少なくとも係止可能な複数の取付穴を先端部に開口している請求項1記載の引込用鋼管柱用の継柱。
  3. 前記槍出しアームは、
    前記第1管柱又は前記第2管柱を外周方向から挟持する一対のバンド部材と、
    一組の前記バンド部材の端部から略水平方向に引き出し自在に連結したスライドアームと、を有する請求項2記載の引込用鋼管柱用の継柱。
  4. 一方の前記バンド部材は、T形ボルトの雄ねじ部材が導入可能な切り欠きを側面に有する請求項3記載の引込用鋼管柱用の継柱。
  5. 前記槍出しアームは、一方の前記バインドレス碍子から他方の前記バインドレス碍子を経由する引込線を支持するピン碍子を先端部に備える請求項3又は4記載の引込用鋼管柱用の継柱。
  6. 前記第1管柱及び前記第2管柱は、六角形以上の多角形パイプで構成している請求項1から5のいずれかに記載の引込用鋼管柱用の継柱。
  7. 前記第1管柱は、四つ以上の前記ボルト脚を備える請求項1から6のいずれかに記載の引込用鋼管柱用の継柱。
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