JP2003018731A - 伸縮式電柱、ケーブル架設方法 - Google Patents
伸縮式電柱、ケーブル架設方法Info
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- JP2003018731A JP2003018731A JP2001195754A JP2001195754A JP2003018731A JP 2003018731 A JP2003018731 A JP 2003018731A JP 2001195754 A JP2001195754 A JP 2001195754A JP 2001195754 A JP2001195754 A JP 2001195754A JP 2003018731 A JP2003018731 A JP 2003018731A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工事現場或いは災害現場等において、伸長さ
せる為の特別な手段を必要とせず、どの様な設置環境で
あっても確実に且つ簡単に、そして迅速に立設すること
のできる伸縮式電柱を提供すること。 【解決手段】 伸縮式電柱1は柱状体2,3,4の3段
構成からなり、これら柱状体がベース5上に立設され、
更に、柱状体3,4は、それぞれが柱状体2,3から上
方にスライド可能に構成され、これによって伸縮式電柱
1が伸縮自在に構成されている。柱状体3,4には定荷
重ばねユニット30A,30Bの巻き上げトルクによっ
て上方にスライドするばね力が付与され、これにより、
伸縮式電柱1は動力を供給されずに自ずと伸長される。
せる為の特別な手段を必要とせず、どの様な設置環境で
あっても確実に且つ簡単に、そして迅速に立設すること
のできる伸縮式電柱を提供すること。 【解決手段】 伸縮式電柱1は柱状体2,3,4の3段
構成からなり、これら柱状体がベース5上に立設され、
更に、柱状体3,4は、それぞれが柱状体2,3から上
方にスライド可能に構成され、これによって伸縮式電柱
1が伸縮自在に構成されている。柱状体3,4には定荷
重ばねユニット30A,30Bの巻き上げトルクによっ
て上方にスライドするばね力が付与され、これにより、
伸縮式電柱1は動力を供給されずに自ずと伸長される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に工事現場或い
は災害現場において仮設用として用いられる伸縮式電柱
に関する。また、本発明は該伸縮式電柱を用いてケーブ
ルを架設するケーブル架設方法に関する。
は災害現場において仮設用として用いられる伸縮式電柱
に関する。また、本発明は該伸縮式電柱を用いてケーブ
ルを架設するケーブル架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場或いは災害現場においては、電
力・通信等に係るインフラ整備を一時的に且つ迅速に行
う為に設置容易な仮設の電柱が立設される場合がある。
仮設電柱は一般に運搬の容易の為に組立式となってい
て、設置場所に運搬された後に土台部から順に上方に伸
びる様に組み立てられ、立設された後に電力或いは通信
用ケーブルの架設作業が行われる。
力・通信等に係るインフラ整備を一時的に且つ迅速に行
う為に設置容易な仮設の電柱が立設される場合がある。
仮設電柱は一般に運搬の容易の為に組立式となってい
て、設置場所に運搬された後に土台部から順に上方に伸
びる様に組み立てられ、立設された後に電力或いは通信
用ケーブルの架設作業が行われる。
【0003】ところで、当該仮設電柱の立設(組立)作
業をクレーン等の重機を用いて行う場合、作業時間が掛
かると共に作業スペースを必要とする為、緊急時の要請
に応えられないという問題がある。また、当該立設され
た仮設電柱に各種電柱設置機器(開閉器、遮断器、変圧
器、制御箱、ガイシ等)を設置する作業や、架設するケ
ーブルを把持する作業を、作業員が仮設電柱の上部に登
って行う場合、或いは、ケーブル架設作業用車両が備え
る昇降かごに乗って仮設電柱上部に横付けして行う場
合、高所作業である為に危険が伴うと共に作業性も悪
く、また、作業時間を多く要することにもなる。
業をクレーン等の重機を用いて行う場合、作業時間が掛
かると共に作業スペースを必要とする為、緊急時の要請
に応えられないという問題がある。また、当該立設され
た仮設電柱に各種電柱設置機器(開閉器、遮断器、変圧
器、制御箱、ガイシ等)を設置する作業や、架設するケ
ーブルを把持する作業を、作業員が仮設電柱の上部に登
って行う場合、或いは、ケーブル架設作業用車両が備え
る昇降かごに乗って仮設電柱上部に横付けして行う場
合、高所作業である為に危険が伴うと共に作業性も悪
く、また、作業時間を多く要することにもなる。
【0004】そこで、この様な問題を解決する第1の従
来技術として、登録実用新案第3005168号(登録
実用新案公報)に開示された伸縮柱が知られている。当
該伸縮柱は、外筒管と、該外筒管に昇降自在に嵌装され
た第1の内管と、更に該第1の内管に昇降自在に嵌装さ
れた第2の内管とによって構成され、これら内管が、各
内管の昇降用ウィンチによって昇降させることができる
様になっている。従って、当該伸縮柱によれば、仮設柱
の立設作業を昇降用ウィンチによってクレーン等の重機
を用いることなく狭いスペースで行うことができる。ま
た、当該伸縮柱を利用することにより、低所において安
全に各種電柱設置機器類の設置作業等を行うことができ
る。
来技術として、登録実用新案第3005168号(登録
実用新案公報)に開示された伸縮柱が知られている。当
該伸縮柱は、外筒管と、該外筒管に昇降自在に嵌装され
た第1の内管と、更に該第1の内管に昇降自在に嵌装さ
れた第2の内管とによって構成され、これら内管が、各
内管の昇降用ウィンチによって昇降させることができる
様になっている。従って、当該伸縮柱によれば、仮設柱
の立設作業を昇降用ウィンチによってクレーン等の重機
を用いることなく狭いスペースで行うことができる。ま
た、当該伸縮柱を利用することにより、低所において安
全に各種電柱設置機器類の設置作業等を行うことができ
る。
【0005】また、第2の従来技術として、特開平7−
247728号公報に開示された伸縮式電柱が知られて
いる。当該伸縮式電柱は、外筒内に各内筒をそれぞれ摺
動可能に多重に嵌合して、柱内部に長手方向に伸縮可能
な多重の油圧管を設けて油圧により伸縮する様に構成さ
れている。従って、当該第2の従来技術によっても、伸
縮式電柱の立設作業を前記油圧手段によってクレーン等
の重機を用いることなく比較的省スペースで行うことが
可能となり、また、低所において安全に各種電柱設置機
器類の設置作業等を行うことが可能となる。
247728号公報に開示された伸縮式電柱が知られて
いる。当該伸縮式電柱は、外筒内に各内筒をそれぞれ摺
動可能に多重に嵌合して、柱内部に長手方向に伸縮可能
な多重の油圧管を設けて油圧により伸縮する様に構成さ
れている。従って、当該第2の従来技術によっても、伸
縮式電柱の立設作業を前記油圧手段によってクレーン等
の重機を用いることなく比較的省スペースで行うことが
可能となり、また、低所において安全に各種電柱設置機
器類の設置作業等を行うことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した第1
の従来技術においては、伸長作業を昇降用ウィンチによ
って行う為、当該昇降用ウィンチが手動式であれば作業
者に負担が掛かる上に伸長作業に時間が掛かり、他方で
電動式であれば電源を必要とする為、特に電源を採取で
きない災害発生現場等の設置環境で使えない場合があ
る。また、前述した第2の従来技術においては、油圧発
生装置を必要とすることから運搬の便が悪く、更に、ク
レーン等の重機を用いる場合程ではないが油圧発生装置
の設置スペースを必要とする。加えて、当該油圧発生装
置は電源を必要とする為、前述と同様、災害発生時にお
ける設置環境で使えない場合もある。
の従来技術においては、伸長作業を昇降用ウィンチによ
って行う為、当該昇降用ウィンチが手動式であれば作業
者に負担が掛かる上に伸長作業に時間が掛かり、他方で
電動式であれば電源を必要とする為、特に電源を採取で
きない災害発生現場等の設置環境で使えない場合があ
る。また、前述した第2の従来技術においては、油圧発
生装置を必要とすることから運搬の便が悪く、更に、ク
レーン等の重機を用いる場合程ではないが油圧発生装置
の設置スペースを必要とする。加えて、当該油圧発生装
置は電源を必要とする為、前述と同様、災害発生時にお
ける設置環境で使えない場合もある。
【0007】そこで本発明は上記問題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、工事現場或いは災害現場等にお
いて、伸長させる為の特別な手段を必要とせず、どの様
な設置環境であっても確実に且つ簡単に、そして迅速に
伸長することのできる伸縮式電柱を提供することにあ
り、また、当該伸縮式電柱によって効率的にケーブルの
架設作業を行う様にすることにある。尚、本発明は災害
現場等に設置する仮設用電柱としての用途に限られず、
通常の常設用電柱としての用途も意図されているもので
ある。
のであり、その目的は、工事現場或いは災害現場等にお
いて、伸長させる為の特別な手段を必要とせず、どの様
な設置環境であっても確実に且つ簡単に、そして迅速に
伸長することのできる伸縮式電柱を提供することにあ
り、また、当該伸縮式電柱によって効率的にケーブルの
架設作業を行う様にすることにある。尚、本発明は災害
現場等に設置する仮設用電柱としての用途に限られず、
通常の常設用電柱としての用途も意図されているもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1記載の伸縮式電柱は、少なくとも二以
上の柱状体によって構成され、該柱状体同士がスライド
可能に組み合わされることによって鉛直方向に伸縮自在
となった伸縮式電柱であって、第1の柱状体と、該第1
の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体と、巻
き取りドラムを備える本体部が前記第1の柱状体に固設
され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱状
体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、該第
2の柱状体が自ずと上方にスライドするばね力を付与す
る巻回状の定荷重ばねと、前記第2の柱状体を所定のス
ライド位置で固定するロック手段と、からなる少なくと
も一以上の柱状体ユニットと、伸びた状態において最も
上方に位置する前記第2の柱状体に設置される電柱設置
機器と、によって構成され、前記定荷重ばねのばね力に
よって動力を供給することなく自ずと伸長することによ
って低所で設置された前記電柱設置機器を高所に引き上
げる様に構成されたことを特徴とする。
に、本願請求項1記載の伸縮式電柱は、少なくとも二以
上の柱状体によって構成され、該柱状体同士がスライド
可能に組み合わされることによって鉛直方向に伸縮自在
となった伸縮式電柱であって、第1の柱状体と、該第1
の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体と、巻
き取りドラムを備える本体部が前記第1の柱状体に固設
され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱状
体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、該第
2の柱状体が自ずと上方にスライドするばね力を付与す
る巻回状の定荷重ばねと、前記第2の柱状体を所定のス
ライド位置で固定するロック手段と、からなる少なくと
も一以上の柱状体ユニットと、伸びた状態において最も
上方に位置する前記第2の柱状体に設置される電柱設置
機器と、によって構成され、前記定荷重ばねのばね力に
よって動力を供給することなく自ずと伸長することによ
って低所で設置された前記電柱設置機器を高所に引き上
げる様に構成されたことを特徴とする。
【0009】本願請求項1記載の発明によれば、伸縮式
電柱を伸長させる為に特別な手段を必要とせず、どの様
な環境であっても確実に且つ簡単に、そして迅速に伸縮
式電柱を伸長することが可能となる。即ち、伸縮式電柱
は、第1の柱状体と、該第1の柱状体から上方にスライ
ドする第2の柱状体と、該第2の柱状体に該第2の柱状
体が自ずと上方にスライドする様なばね力を付与する定
荷重ばねと、第2の柱状体を第1の柱状体に対して固定
するロック手段とからなる柱状体ユニットを少なくとも
一以上有し、所謂多段の構成によって上下に伸縮する様
に構成されている。
電柱を伸長させる為に特別な手段を必要とせず、どの様
な環境であっても確実に且つ簡単に、そして迅速に伸縮
式電柱を伸長することが可能となる。即ち、伸縮式電柱
は、第1の柱状体と、該第1の柱状体から上方にスライ
ドする第2の柱状体と、該第2の柱状体に該第2の柱状
体が自ずと上方にスライドする様なばね力を付与する定
荷重ばねと、第2の柱状体を第1の柱状体に対して固定
するロック手段とからなる柱状体ユニットを少なくとも
一以上有し、所謂多段の構成によって上下に伸縮する様
に構成されている。
【0010】ここで、「第1の柱状体」と「第2の柱状
体」との関係は相対的なものであり、例えば、全体が3
本の柱状体によって構成される場合、伸長時に最も下に
位置する柱状体と中間に位置する柱状体との関係では下
側が第1の柱状体であり、上側が第2の柱状体となる。
また、当該中間に位置する柱状体と最も上に位置する柱
状体との関係では下側が第1の柱状体であり、上側が第
2の柱状体となる。以上により、伸縮式電柱は、伸長時
に下側に位置する柱状体(第1の柱状体)と、上側に位
置する柱状体(第2の柱状体)と、当該上側に位置する
柱状体に上昇するばね力を作用させる定荷重ばねと、か
らなる柱状体ユニットの集合体によって伸縮自在に構成
されている。尚、第2の柱状体に対して上昇方向のばね
力を作用させる定荷重ばねは、一つであっても良いし、
二以上が協働してばね力を作用させる様に構成されても
良い。
体」との関係は相対的なものであり、例えば、全体が3
本の柱状体によって構成される場合、伸長時に最も下に
位置する柱状体と中間に位置する柱状体との関係では下
側が第1の柱状体であり、上側が第2の柱状体となる。
また、当該中間に位置する柱状体と最も上に位置する柱
状体との関係では下側が第1の柱状体であり、上側が第
2の柱状体となる。以上により、伸縮式電柱は、伸長時
に下側に位置する柱状体(第1の柱状体)と、上側に位
置する柱状体(第2の柱状体)と、当該上側に位置する
柱状体に上昇するばね力を作用させる定荷重ばねと、か
らなる柱状体ユニットの集合体によって伸縮自在に構成
されている。尚、第2の柱状体に対して上昇方向のばね
力を作用させる定荷重ばねは、一つであっても良いし、
二以上が協働してばね力を作用させる様に構成されても
良い。
【0011】ここで、本願請求項1記載の発明において
前記ばね力は、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライ
ドする大きさに設定されている。つまり、伸縮式電柱は
前記ばね力によって自ずと伸びた状態になる為、従って
伸縮式電柱の伸長作業、より詳しくは、縮んだ状態にお
いて低所で電柱設置機器を設置し、伸縮式電柱を伸長さ
せることによって設置された電柱設置機器を高所に引き
上げる作業に際して特別な動力を必要とせず、また、人
手に頼ることもなく、以て電源等を利用できない様な災
害現場等の設置環境であっても確実に且つ簡単に、そし
て迅速に伸縮式電柱を伸長可能となる。従ってこれによ
り、緊急を要する通信・電力インフラ整備の迅速化・簡
易化をより一層図ることができる。
前記ばね力は、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライ
ドする大きさに設定されている。つまり、伸縮式電柱は
前記ばね力によって自ずと伸びた状態になる為、従って
伸縮式電柱の伸長作業、より詳しくは、縮んだ状態にお
いて低所で電柱設置機器を設置し、伸縮式電柱を伸長さ
せることによって設置された電柱設置機器を高所に引き
上げる作業に際して特別な動力を必要とせず、また、人
手に頼ることもなく、以て電源等を利用できない様な災
害現場等の設置環境であっても確実に且つ簡単に、そし
て迅速に伸縮式電柱を伸長可能となる。従ってこれによ
り、緊急を要する通信・電力インフラ整備の迅速化・簡
易化をより一層図ることができる。
【0012】尚、定荷重ばねが第2の柱状体に付与する
前記ばね力は、第2の柱状体それ自身のみの自重を考慮
して設定されるのでは無く、第2の柱状体の上方へのス
ライドによって一緒に上方に変位する他の構成要素(例
えば、当該第2の柱状体から上方に変位する他の柱状
体、電柱設置機器類、及びその他の構成要素)の自重及
びその他の要因をも考慮して設定される。従って、第2
の柱状体を上方へスライドさせるに際して当該第2の柱
状体と第1の柱状体との間に摩擦抵抗力が生じる場合に
おいては、前記ばね力は、負担すべき全ての構成要素の
自重に加え、当該摩擦抵抗力に打ち勝って第2の柱状体
を上方にスライドさせる様に設定されることになる。
前記ばね力は、第2の柱状体それ自身のみの自重を考慮
して設定されるのでは無く、第2の柱状体の上方へのス
ライドによって一緒に上方に変位する他の構成要素(例
えば、当該第2の柱状体から上方に変位する他の柱状
体、電柱設置機器類、及びその他の構成要素)の自重及
びその他の要因をも考慮して設定される。従って、第2
の柱状体を上方へスライドさせるに際して当該第2の柱
状体と第1の柱状体との間に摩擦抵抗力が生じる場合に
おいては、前記ばね力は、負担すべき全ての構成要素の
自重に加え、当該摩擦抵抗力に打ち勝って第2の柱状体
を上方にスライドさせる様に設定されることになる。
【0013】また、柱状体の上方へのスライド速度が緩
やかになる様に、且つ、柱状体の上方へのスライドを人
力で止められる様に前記定荷重ばねのばね力を設定して
おくことによって伸縮式電柱の伸長作業における安全性
が向上し、更に、例えば複数本の伸縮式電柱を縮ませた
状態で該複数本の伸縮式電柱間にケーブルを架設し、そ
の後に複数本の伸縮式電柱を略同時に伸長させることに
よって高所にケーブルを架設する様な場合にも、その伸
長量を揃えるに際して柱状体のスライド動作を人力で抑
制し、以て簡単に複数本の伸縮式電柱の伸長量を揃える
ことが可能となる。
やかになる様に、且つ、柱状体の上方へのスライドを人
力で止められる様に前記定荷重ばねのばね力を設定して
おくことによって伸縮式電柱の伸長作業における安全性
が向上し、更に、例えば複数本の伸縮式電柱を縮ませた
状態で該複数本の伸縮式電柱間にケーブルを架設し、そ
の後に複数本の伸縮式電柱を略同時に伸長させることに
よって高所にケーブルを架設する様な場合にも、その伸
長量を揃えるに際して柱状体のスライド動作を人力で抑
制し、以て簡単に複数本の伸縮式電柱の伸長量を揃える
ことが可能となる。
【0014】本願請求項2記載の伸縮式電柱は、請求項
1において、伸びた状態において最も下方に位置する前
記第1の柱状体を立状態に支持するベース部を備え、該
ベース部に支持される前記第1の柱状体が、該ベース部
に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする。本願
請求項2記載の発明によれば、伸びた状態において最も
下方に位置する第1の柱状体がベース部に支持されるこ
とによって立状態となる様構成されているが、当該第1
の柱状体はベース部に対して着脱自在に構成されている
ので、従って伸縮式電柱の運搬或いは保管に際しては第
1の柱状体からベース部を取り外すことによって、運搬
或いは保管を省スペースで効率的に行うことが可能とな
る。
1において、伸びた状態において最も下方に位置する前
記第1の柱状体を立状態に支持するベース部を備え、該
ベース部に支持される前記第1の柱状体が、該ベース部
に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする。本願
請求項2記載の発明によれば、伸びた状態において最も
下方に位置する第1の柱状体がベース部に支持されるこ
とによって立状態となる様構成されているが、当該第1
の柱状体はベース部に対して着脱自在に構成されている
ので、従って伸縮式電柱の運搬或いは保管に際しては第
1の柱状体からベース部を取り外すことによって、運搬
或いは保管を省スペースで効率的に行うことが可能とな
る。
【0015】本願請求項3記載の伸縮式電柱は、請求項
2において、前記ベース部が、地面に対して打ち込み部
材を打ち込むことによって固定する為の孔が形成された
板状体と、該板状体から上方に延出する様に設けられ
る、伸びた状態において最も下方に位置する前記第1の
柱状体を嵌挿する外筒と、によって構成されたことを特
徴とする。本願請求項3記載の発明によれば、前記ベー
ス部が打ち込み部材用の孔が穿設された板状体と、該板
状体から上方に延出する様に設けられる、第1の柱状体
を嵌挿する外筒とからなるので、第1の柱状体を立状態
に支持するベース部を簡易な構造で且つ安価に構成する
ことができる。
2において、前記ベース部が、地面に対して打ち込み部
材を打ち込むことによって固定する為の孔が形成された
板状体と、該板状体から上方に延出する様に設けられ
る、伸びた状態において最も下方に位置する前記第1の
柱状体を嵌挿する外筒と、によって構成されたことを特
徴とする。本願請求項3記載の発明によれば、前記ベー
ス部が打ち込み部材用の孔が穿設された板状体と、該板
状体から上方に延出する様に設けられる、第1の柱状体
を嵌挿する外筒とからなるので、第1の柱状体を立状態
に支持するベース部を簡易な構造で且つ安価に構成する
ことができる。
【0016】本願請求項4記載の伸縮式電柱は、請求項
1から3のいずれか1項において、前記ロック手段が、
前記第1の及び第2の柱状体の軸方向と直交する方向に
前記第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔
と、該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材とからなること
を特徴とする。本願請求項4記載の発明によれば、ロッ
ク手段が第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入
孔と、該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材とからなるの
で、ロック手段を簡易に且つ低コストに構成することが
できる。
1から3のいずれか1項において、前記ロック手段が、
前記第1の及び第2の柱状体の軸方向と直交する方向に
前記第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔
と、該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材とからなること
を特徴とする。本願請求項4記載の発明によれば、ロッ
ク手段が第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入
孔と、該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材とからなるの
で、ロック手段を簡易に且つ低コストに構成することが
できる。
【0017】本願請求項5記載の伸縮式電柱は、請求項
4において、昇降用足掛かり材としての挿脱自在な棒状
体を前記第1の及び第2の柱状体に略水平に挿入するこ
とによって昇降可能となる様に構成され、前記第1の及
び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔が、前記棒状体
を挿入する為の挿入孔を兼ねていることを特徴とする。
本願請求項5記載の発明によれば、昇降用足掛かり材と
しての挿脱自在な棒状体を略水平に挿入することによっ
て昇降可能に構成され、これによって伸ばした状態の伸
縮式電柱に昇って高所における各種作業を行うことが可
能となっているが、ここで第2の柱状体をロックする為
のピン挿入孔が、前記棒状体を挿入する挿入孔を兼ねて
いるので、従って足掛かり材による昇降可能な伸縮式電
柱を低コストに構成することができる。
4において、昇降用足掛かり材としての挿脱自在な棒状
体を前記第1の及び第2の柱状体に略水平に挿入するこ
とによって昇降可能となる様に構成され、前記第1の及
び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔が、前記棒状体
を挿入する為の挿入孔を兼ねていることを特徴とする。
本願請求項5記載の発明によれば、昇降用足掛かり材と
しての挿脱自在な棒状体を略水平に挿入することによっ
て昇降可能に構成され、これによって伸ばした状態の伸
縮式電柱に昇って高所における各種作業を行うことが可
能となっているが、ここで第2の柱状体をロックする為
のピン挿入孔が、前記棒状体を挿入する挿入孔を兼ねて
いるので、従って足掛かり材による昇降可能な伸縮式電
柱を低コストに構成することができる。
【0018】本願請求項6記載の伸縮式電柱は、請求項
1から5のいずれか1項において、伸びた状態において
最も上に位置する前記第2の柱状体に、下方に設置され
る巻き取り装置によって巻き取り可能な引き下げ用ロー
プの一端が取り付けられたことを特徴とする。本願請求
項6記載の発明によれば、伸びた状態において最も上に
位置する前記第2の柱状体に、下方に設置される巻き取
り装置によって巻き取り可能な引き下げ用ロープの一端
が取り付けられているので、作業者の手の届かない高位
置まで伸長した伸縮式電柱を、下方で安全に且つ容易に
縮めることができる。
1から5のいずれか1項において、伸びた状態において
最も上に位置する前記第2の柱状体に、下方に設置され
る巻き取り装置によって巻き取り可能な引き下げ用ロー
プの一端が取り付けられたことを特徴とする。本願請求
項6記載の発明によれば、伸びた状態において最も上に
位置する前記第2の柱状体に、下方に設置される巻き取
り装置によって巻き取り可能な引き下げ用ロープの一端
が取り付けられているので、作業者の手の届かない高位
置まで伸長した伸縮式電柱を、下方で安全に且つ容易に
縮めることができる。
【0019】本願請求項7記載のケーブル架設方法は、
請求項1から6のいずれか1項に記載の前記伸縮式電柱
によってケーブルを架設するケーブル架設方法であっ
て、複数の前記伸縮式電柱を所定の距離を置いてそれぞ
れ立設し、当該立設した伸縮式電柱を縮ませた状態にお
いて、最も上方に変位する前記第2の柱状体に前記ケー
ブルを取り付けることによって前記ケーブルの低所にお
ける架設状態を形成し、それぞれの前記ロック手段を略
同時に解除し、前記定荷重ばねのばね力によってそれぞ
れを略同時に伸長させることによって前記ケーブルの高
所における架設状態を形成することを特徴とする。
請求項1から6のいずれか1項に記載の前記伸縮式電柱
によってケーブルを架設するケーブル架設方法であっ
て、複数の前記伸縮式電柱を所定の距離を置いてそれぞ
れ立設し、当該立設した伸縮式電柱を縮ませた状態にお
いて、最も上方に変位する前記第2の柱状体に前記ケー
ブルを取り付けることによって前記ケーブルの低所にお
ける架設状態を形成し、それぞれの前記ロック手段を略
同時に解除し、前記定荷重ばねのばね力によってそれぞ
れを略同時に伸長させることによって前記ケーブルの高
所における架設状態を形成することを特徴とする。
【0020】本願請求項7記載の発明によれば、請求項
1から6のいずれか1項に記載の伸縮式電柱を用いて安
全且つ確実にケーブル架設作業を行うことが可能とな
る。即ち、複数本の伸縮式電柱を縮ませた状態で、低所
において安全にケーブルの取り付け作業を行い、以て低
所における架設状態を形成する。そして、それぞれのロ
ック手段を略同時に解除してそれぞれを略同時に伸長さ
せると、ケーブルが高所に引き上げられ、以て高所にお
ける架設状態が形成される。ここで伸縮式電柱の伸長は
定荷重ばねのばね力を利用しているので、従って電源を
採取できない災害現場等の設置環境においても確実に伸
長させることが可能となる。また、柱状体の上方へのス
ライド速度が緩やかになる様に、且つ、柱状体の上方へ
のスライドを人力で止められる様に前記定荷重ばねのば
ね力を設定しておくことによって、伸縮式電柱の伸長に
際しては、ケーブルを高所にゆっくりと引き上げること
ができて安全性が向上し、且つ、その引き上げ途中で複
数本の伸縮式電柱の伸長量に差が出た場合に、最も伸長
した伸縮式電柱における柱状体のスライドを人力で簡単
に抑制して他と合わせることができるので、ケーブル架
設作業を安全且つ効率的に行える。
1から6のいずれか1項に記載の伸縮式電柱を用いて安
全且つ確実にケーブル架設作業を行うことが可能とな
る。即ち、複数本の伸縮式電柱を縮ませた状態で、低所
において安全にケーブルの取り付け作業を行い、以て低
所における架設状態を形成する。そして、それぞれのロ
ック手段を略同時に解除してそれぞれを略同時に伸長さ
せると、ケーブルが高所に引き上げられ、以て高所にお
ける架設状態が形成される。ここで伸縮式電柱の伸長は
定荷重ばねのばね力を利用しているので、従って電源を
採取できない災害現場等の設置環境においても確実に伸
長させることが可能となる。また、柱状体の上方へのス
ライド速度が緩やかになる様に、且つ、柱状体の上方へ
のスライドを人力で止められる様に前記定荷重ばねのば
ね力を設定しておくことによって、伸縮式電柱の伸長に
際しては、ケーブルを高所にゆっくりと引き上げること
ができて安全性が向上し、且つ、その引き上げ途中で複
数本の伸縮式電柱の伸長量に差が出た場合に、最も伸長
した伸縮式電柱における柱状体のスライドを人力で簡単
に抑制して他と合わせることができるので、ケーブル架
設作業を安全且つ効率的に行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9を参照しつつ
本発明に係る伸縮式電柱の実施の形態について説明す
る。ここで、図1及び図2(A)は伸縮式電柱1の全体
正面図であり、図2(B)は同平面図である。尚、図1
は伸縮式電柱1を伸ばした状態を、図2(A)は伸縮式
電柱1を縮めた状態を示している。また、図3は伸縮式
電柱1の分解図、図4はベース5の斜視図である。ま
た、図5は図1に示した伸縮式電柱1の他の実施形態
(伸縮式電柱100)を示す全体正面図であり、図6は
当該他の実施形態に係る伸縮式電柱100の、ベース5
5の斜視図である。更に、図7は複数本の伸縮式電柱1
を用いたケーブル架設作業の一例を示す説明図、図8は
伸縮式電柱1の垂直断面図、図9は伸縮式電柱1の部分
拡大図である。
本発明に係る伸縮式電柱の実施の形態について説明す
る。ここで、図1及び図2(A)は伸縮式電柱1の全体
正面図であり、図2(B)は同平面図である。尚、図1
は伸縮式電柱1を伸ばした状態を、図2(A)は伸縮式
電柱1を縮めた状態を示している。また、図3は伸縮式
電柱1の分解図、図4はベース5の斜視図である。ま
た、図5は図1に示した伸縮式電柱1の他の実施形態
(伸縮式電柱100)を示す全体正面図であり、図6は
当該他の実施形態に係る伸縮式電柱100の、ベース5
5の斜視図である。更に、図7は複数本の伸縮式電柱1
を用いたケーブル架設作業の一例を示す説明図、図8は
伸縮式電柱1の垂直断面図、図9は伸縮式電柱1の部分
拡大図である。
【0022】図1及び図2(A)において、伸縮式電柱
1は3本の柱状体2,3,4からなるユニット50によ
って大略構成され、これらの柱状体はいずれも軸方向断
面視において正方形状をなし、また、中空の筒形の形状
をなしている。従って、図1及び図2(A)に示す様に
当該中空の筒形状により、柱状体4は柱状体3に内包さ
れ、柱状体4を内包する柱状体3は更に柱状体2に内包
される様になっていて、且つ、柱状体4は柱状体3に対
し、柱状体3は柱状体2に対してそれぞれ上下方向にス
ライド可能となっている。従ってこれにより伸縮式電柱
1は鉛直方向に伸縮可能となり、伸ばすことにより使用
状態(ケーブル架設状態)に、縮めることにより運搬可
能な状態になる様構成されている。尚、伸縮式電柱1の
伸縮方法の詳細については後に詳述する。
1は3本の柱状体2,3,4からなるユニット50によ
って大略構成され、これらの柱状体はいずれも軸方向断
面視において正方形状をなし、また、中空の筒形の形状
をなしている。従って、図1及び図2(A)に示す様に
当該中空の筒形状により、柱状体4は柱状体3に内包さ
れ、柱状体4を内包する柱状体3は更に柱状体2に内包
される様になっていて、且つ、柱状体4は柱状体3に対
し、柱状体3は柱状体2に対してそれぞれ上下方向にス
ライド可能となっている。従ってこれにより伸縮式電柱
1は鉛直方向に伸縮可能となり、伸ばすことにより使用
状態(ケーブル架設状態)に、縮めることにより運搬可
能な状態になる様構成されている。尚、伸縮式電柱1の
伸縮方法の詳細については後に詳述する。
【0023】伸びた際最も上方に位置する柱状体4の上
部には、柱状体4の軸方向と直交する方向に延びる3本
の腕金7がそれぞれ2本の取付ボルト7aによって取り
付けられる。当該腕金7は柱状体4から取り外し自在と
なっていて、運搬時には運搬の容易の為取り外される様
になっている。また、腕金7には架設されるケーブルを
絶縁状態で把持するガイシ8が取り付けられている。
尚、本実施形態に係る伸縮式電柱1は、以上の様に柱状
体4に3本の腕金7が取り付けられ、当該腕金7に設け
られたガイシ8によってケーブル(通信・電力ケーブル
等)を架設可能な構成となっているが、柱状体4に設置
すべき機器としては腕金7及びガイシ8に限らずその他
の電柱設置機器類、例えば開閉器、遮断器、変圧器、制
御箱等の種々の機器の設置が考えられ、従って本実施形
態に限られないことは言うまでも無い。
部には、柱状体4の軸方向と直交する方向に延びる3本
の腕金7がそれぞれ2本の取付ボルト7aによって取り
付けられる。当該腕金7は柱状体4から取り外し自在と
なっていて、運搬時には運搬の容易の為取り外される様
になっている。また、腕金7には架設されるケーブルを
絶縁状態で把持するガイシ8が取り付けられている。
尚、本実施形態に係る伸縮式電柱1は、以上の様に柱状
体4に3本の腕金7が取り付けられ、当該腕金7に設け
られたガイシ8によってケーブル(通信・電力ケーブル
等)を架設可能な構成となっているが、柱状体4に設置
すべき機器としては腕金7及びガイシ8に限らずその他
の電柱設置機器類、例えば開閉器、遮断器、変圧器、制
御箱等の種々の機器の設置が考えられ、従って本実施形
態に限られないことは言うまでも無い。
【0024】次に、伸長時最も下方に位置する柱状体2
は、図4に詳しく示す様に板状体5b及び該板状体5b
から上方に延出する外筒部5aからなるベース5の、前
記外筒部5aに嵌挿されることによって立状態に支持さ
れる。尚、外筒部5aにはねじ孔22が形成され、ボル
ト23によって柱状体2を引き抜き不可能に固定する様
になっている。そして、板状体5bの四隅には打ち込み
部材6を挿通させる挿通孔21が穿設され、伸縮式電柱
1は、4本の打ち込み部材6が図1に示す様に地面Gに
打ち込まれることによって固定される様になっている。
は、図4に詳しく示す様に板状体5b及び該板状体5b
から上方に延出する外筒部5aからなるベース5の、前
記外筒部5aに嵌挿されることによって立状態に支持さ
れる。尚、外筒部5aにはねじ孔22が形成され、ボル
ト23によって柱状体2を引き抜き不可能に固定する様
になっている。そして、板状体5bの四隅には打ち込み
部材6を挿通させる挿通孔21が穿設され、伸縮式電柱
1は、4本の打ち込み部材6が図1に示す様に地面Gに
打ち込まれることによって固定される様になっている。
【0025】以上により、伸縮式電柱1は、図3に示す
様に柱状体2,3,4からなるユニット50と、ベース
5と、腕金7とに分解することが可能となっていて、運
搬時或いは保管時にスペースを占有すること無く効率的
に運搬或いは保管することが可能となっている。
様に柱状体2,3,4からなるユニット50と、ベース
5と、腕金7とに分解することが可能となっていて、運
搬時或いは保管時にスペースを占有すること無く効率的
に運搬或いは保管することが可能となっている。
【0026】次に、図1において、柱状体3,4には鉛
直方向に複数のピン挿入孔15が一定間隔で穿設され、
また、柱状体2,3の上部には、一つのピン挿入孔13
が穿設されている。ピン挿入孔13及び15は柱状体
2,3,4の軸心を通って貫通する様に穿設されてい
て、これらピン挿入孔13及び15にストッパピン12
が挿入されることによって、柱状体3或いは柱状体4を
所定のスライド位置、即ち、ピン挿入孔13とピン挿入
孔15の穿設位置が一致する場所において固定すること
が可能となっている。尚、ストッパピン12はボルト形
状をなしていて、図示しないナットによって図1の紙面
裏側で締結される様になっている。以上により、ピン挿
入孔13,15と、ストッパピン12とは、柱状体3,
4を所定のスライド位置で固定するロック手段を構成す
る。尚、柱状体3,4を所定のスライド位置で固定する
前記ロック手段は一例であり、上方へスライドする柱状
体3或いは4を所定の位置で固定することが可能であれ
ばどの様な構成であっても構わない。
直方向に複数のピン挿入孔15が一定間隔で穿設され、
また、柱状体2,3の上部には、一つのピン挿入孔13
が穿設されている。ピン挿入孔13及び15は柱状体
2,3,4の軸心を通って貫通する様に穿設されてい
て、これらピン挿入孔13及び15にストッパピン12
が挿入されることによって、柱状体3或いは柱状体4を
所定のスライド位置、即ち、ピン挿入孔13とピン挿入
孔15の穿設位置が一致する場所において固定すること
が可能となっている。尚、ストッパピン12はボルト形
状をなしていて、図示しないナットによって図1の紙面
裏側で締結される様になっている。以上により、ピン挿
入孔13,15と、ストッパピン12とは、柱状体3,
4を所定のスライド位置で固定するロック手段を構成す
る。尚、柱状体3,4を所定のスライド位置で固定する
前記ロック手段は一例であり、上方へスライドする柱状
体3或いは4を所定の位置で固定することが可能であれ
ばどの様な構成であっても構わない。
【0027】次に、図1に示す様に柱状体4の下端から
は引き下げロープ10が垂下され、その下端は、伸縮式
電柱1が伸びた状態において柱状体2の下部にまで届い
ている。当該引き下げロープ10の下端は、ベース5に
形成された図示しない窓穴から外に引き出すことができ
る様になっていて、例えばウィンチ装置9(図2(A)
参照)によって巻き取ることにより柱状体3,4を下方
にスライドさせ、伸縮式電柱1全体を図2(A)の様に
縮んだ状態とすることができる様になっている。
は引き下げロープ10が垂下され、その下端は、伸縮式
電柱1が伸びた状態において柱状体2の下部にまで届い
ている。当該引き下げロープ10の下端は、ベース5に
形成された図示しない窓穴から外に引き出すことができ
る様になっていて、例えばウィンチ装置9(図2(A)
参照)によって巻き取ることにより柱状体3,4を下方
にスライドさせ、伸縮式電柱1全体を図2(A)の様に
縮んだ状態とすることができる様になっている。
【0028】ところで、本実施形態においては、前述の
様に3本の柱状体2,3,4の3段構成によって伸縮式
電柱1を構成しているが、上下方向にスライド可能な構
成によって伸縮式電柱1が伸縮自在となれば、4段、5
段等のその他の段数で構成されていても構わない。即
ち、例えば「第1の支柱」としての柱状体2と、当該柱
状体2から上方にスライド可能な「第2の支柱」として
の柱状体3と、該柱状体3を所定位置で固定するロック
手段(ピン挿入孔13,15及びストッパピン12)
と、柱状体3に上昇方向の力を付与する定荷重ばねユニ
ット30B(後述)と、による柱状体ユニットの関係が
少なくとも1以上あれば、後に説明する本発明の作用効
果を得ることが可能となる。
様に3本の柱状体2,3,4の3段構成によって伸縮式
電柱1を構成しているが、上下方向にスライド可能な構
成によって伸縮式電柱1が伸縮自在となれば、4段、5
段等のその他の段数で構成されていても構わない。即
ち、例えば「第1の支柱」としての柱状体2と、当該柱
状体2から上方にスライド可能な「第2の支柱」として
の柱状体3と、該柱状体3を所定位置で固定するロック
手段(ピン挿入孔13,15及びストッパピン12)
と、柱状体3に上昇方向の力を付与する定荷重ばねユニ
ット30B(後述)と、による柱状体ユニットの関係が
少なくとも1以上あれば、後に説明する本発明の作用効
果を得ることが可能となる。
【0029】図5はこの様な他の実施の形態に係る伸縮
式電柱100の全体正面図である。図5において、伸縮
式電柱100は符号42乃至46に示す5本の柱状体に
よる5段構成となっていて、これら5本の柱状体は、図
1に示す定荷重ばね30A,30Bと同様な作用効果を
奏する、符号47A乃至47Dで示す定荷重ばねユニッ
トによってそれぞれ上昇方向の力が付与されている。ま
た、柱状体42乃至46においては、図示する様に上方
の柱状体により多くのピン挿入孔15が穿設されてい
て、上方の柱状体が、より多くのスライド位置で固定す
ることができる様になっている。以上により伸縮式電柱
100は前述した柱状体ユニットの関係を4つ備え、図
1に示した伸縮式電柱1と同様な作用効果を得ることが
可能となっている。
式電柱100の全体正面図である。図5において、伸縮
式電柱100は符号42乃至46に示す5本の柱状体に
よる5段構成となっていて、これら5本の柱状体は、図
1に示す定荷重ばね30A,30Bと同様な作用効果を
奏する、符号47A乃至47Dで示す定荷重ばねユニッ
トによってそれぞれ上昇方向の力が付与されている。ま
た、柱状体42乃至46においては、図示する様に上方
の柱状体により多くのピン挿入孔15が穿設されてい
て、上方の柱状体が、より多くのスライド位置で固定す
ることができる様になっている。以上により伸縮式電柱
100は前述した柱状体ユニットの関係を4つ備え、図
1に示した伸縮式電柱1と同様な作用効果を得ることが
可能となっている。
【0030】尚、図4に示したベース5は、当該伸縮式
電柱100におけるベース55の様な実施形態とするこ
ともできる。図6に示すベース55は、板状体5b上に
コの字形鋼が図示する様に交差状態に立設配置されてな
り、これによって中央部に凹部55aが形成されてい
る。従って伸縮式電柱100の最も下に位置する柱状体
42の下部が凹部55aに嵌挿され、そして当該嵌挿状
態で溶接固定されることによって柱状体42乃至46が
立状態に支持される様になっている。尚、本発明に係る
伸縮式電柱のベース部は、図4に示したベース5或いは
図6に示したベース55に限定されず、柱状体をしっか
りと立設固定可能なものであればどの様な構成であって
も構わない。
電柱100におけるベース55の様な実施形態とするこ
ともできる。図6に示すベース55は、板状体5b上に
コの字形鋼が図示する様に交差状態に立設配置されてな
り、これによって中央部に凹部55aが形成されてい
る。従って伸縮式電柱100の最も下に位置する柱状体
42の下部が凹部55aに嵌挿され、そして当該嵌挿状
態で溶接固定されることによって柱状体42乃至46が
立状態に支持される様になっている。尚、本発明に係る
伸縮式電柱のベース部は、図4に示したベース5或いは
図6に示したベース55に限定されず、柱状体をしっか
りと立設固定可能なものであればどの様な構成であって
も構わない。
【0031】次に、図7を参照しつつ伸縮式電柱1の使
用形態の一例及び作用効果について説明する。図7
(A)は、工事現場或いは災害現場等において仮設電柱
として所定の間隔を置いて設置される伸縮式電柱11〜
13にケーブル21が架設される様子を示している。図
7(A)において伸縮式電柱11〜13は縮んだ状態に
あり、それぞれの作業者M1〜M3が、作業台20上に
乗ることによってケーブル21をそれぞれの柱状体4に
把持させる作業を行うことができる高さとなっている。
そして、ケーブル21をそれぞれの伸縮式電柱11〜1
3に把持させた後、それぞれの伸縮式電柱11〜13を
一斉に伸長させると、図7(B)の様にケーブル21を
高所に架設することができる。即ち、作業者M1〜M3
は縮んだ状態の伸縮式電柱11〜13に対して各種電柱
設置機器類の取り付け作業を行った後に、伸縮式電柱1
1〜13を伸長させることによって、本来高所で行うべ
き各種電柱設置機器類の取り付け作業を低所で安全に且
つ作業性容易に行うことができることになる。
用形態の一例及び作用効果について説明する。図7
(A)は、工事現場或いは災害現場等において仮設電柱
として所定の間隔を置いて設置される伸縮式電柱11〜
13にケーブル21が架設される様子を示している。図
7(A)において伸縮式電柱11〜13は縮んだ状態に
あり、それぞれの作業者M1〜M3が、作業台20上に
乗ることによってケーブル21をそれぞれの柱状体4に
把持させる作業を行うことができる高さとなっている。
そして、ケーブル21をそれぞれの伸縮式電柱11〜1
3に把持させた後、それぞれの伸縮式電柱11〜13を
一斉に伸長させると、図7(B)の様にケーブル21を
高所に架設することができる。即ち、作業者M1〜M3
は縮んだ状態の伸縮式電柱11〜13に対して各種電柱
設置機器類の取り付け作業を行った後に、伸縮式電柱1
1〜13を伸長させることによって、本来高所で行うべ
き各種電柱設置機器類の取り付け作業を低所で安全に且
つ作業性容易に行うことができることになる。
【0032】また、伸縮式電柱1は後に詳述する定荷重
ばねによってモータ、油圧発生装置等の動力供給源を必
要とせず自ずから伸長する様に構成されているので、特
に、電力を得ることのできない設置環境においても確実
に且つ簡易に立設することが可能となる。更に、後に詳
述する定荷重ばねのばね力は伸縮式電柱1の伸長速度が
緩やかに(ゆっくりと)なる様に、且つ、その伸長を人
力で容易に止められる様に設定されるので、ケーブル2
1を高所にゆっくりと引き上げることができて安全性が
向上し、且つ、その引き上げ途中で伸縮式電柱11〜1
3の伸長量に差が出た場合に、最も伸長した伸縮式電柱
1を作業者が簡単に抑制して他と合わせることができる
ので、ケーブル架設作業を安全且つ効率的に行えること
ができる様になっている。
ばねによってモータ、油圧発生装置等の動力供給源を必
要とせず自ずから伸長する様に構成されているので、特
に、電力を得ることのできない設置環境においても確実
に且つ簡易に立設することが可能となる。更に、後に詳
述する定荷重ばねのばね力は伸縮式電柱1の伸長速度が
緩やかに(ゆっくりと)なる様に、且つ、その伸長を人
力で容易に止められる様に設定されるので、ケーブル2
1を高所にゆっくりと引き上げることができて安全性が
向上し、且つ、その引き上げ途中で伸縮式電柱11〜1
3の伸長量に差が出た場合に、最も伸長した伸縮式電柱
1を作業者が簡単に抑制して他と合わせることができる
ので、ケーブル架設作業を安全且つ効率的に行えること
ができる様になっている。
【0033】次に、柱状体2の上部両側壁(180°対
峙する側)にそれぞれ固設される定荷重ばねユニット3
0Bの構成及び作用効果について図8を参照しつつ説明
する。図8において、1つの定荷重ばねユニット30B
は2つの巻回状の定荷重ばね31A,31Bを備えてい
る。定荷重ばね31A,31Bは定荷重ばねユニット3
0Bの筐体32に取り付けられ、該筐体32は、柱状体
2の上部に固設されている。定荷重ばねユニット30B
が固設される部分には窓穴部34が設けられ、該窓穴部
34から、定荷重ばね31A,31Bの延出する先端部
が柱状体2内部に入り、内包されている柱状体3の下部
にそれぞれが図示の如くボルト固定されている。定荷重
ばね31A,31Bは巻き上げ方向のばね力を発生させ
るので、従って柱状体2の上方に固設された2つの定荷
重ばねユニット30B、即ち、4つの定荷重ばねが、柱
状体3を上方にスライドさせるばね力を作用させる。
峙する側)にそれぞれ固設される定荷重ばねユニット3
0Bの構成及び作用効果について図8を参照しつつ説明
する。図8において、1つの定荷重ばねユニット30B
は2つの巻回状の定荷重ばね31A,31Bを備えてい
る。定荷重ばね31A,31Bは定荷重ばねユニット3
0Bの筐体32に取り付けられ、該筐体32は、柱状体
2の上部に固設されている。定荷重ばねユニット30B
が固設される部分には窓穴部34が設けられ、該窓穴部
34から、定荷重ばね31A,31Bの延出する先端部
が柱状体2内部に入り、内包されている柱状体3の下部
にそれぞれが図示の如くボルト固定されている。定荷重
ばね31A,31Bは巻き上げ方向のばね力を発生させ
るので、従って柱状体2の上方に固設された2つの定荷
重ばねユニット30B、即ち、4つの定荷重ばねが、柱
状体3を上方にスライドさせるばね力を作用させる。
【0034】ここで、4つの定荷重ばねによって柱状体
2に付与されるばね力は、柱状体3が自ずと上方にスラ
イドする様な大きさに設定されている。つまり、4つの
定荷重ばねが、柱状体3及び当該柱状体3から上方に変
位する全ての構成要素(柱状体4、腕金7、等:図1参
照)の荷重及び、柱状体3が柱状体2に対してスライド
する際の摩擦抵抗力に打ち勝って、柱状体3を上方に変
位させる。従ってこれにより、動力源を必要としない伸
縮式電柱1の伸長作業が可能となっている。
2に付与されるばね力は、柱状体3が自ずと上方にスラ
イドする様な大きさに設定されている。つまり、4つの
定荷重ばねが、柱状体3及び当該柱状体3から上方に変
位する全ての構成要素(柱状体4、腕金7、等:図1参
照)の荷重及び、柱状体3が柱状体2に対してスライド
する際の摩擦抵抗力に打ち勝って、柱状体3を上方に変
位させる。従ってこれにより、動力源を必要としない伸
縮式電柱1の伸長作業が可能となっている。
【0035】更に、前記ばね力は、柱状体3を上方へス
ライドさせる際のスライド速度が緩やかに(本実施形態
では、毎秒5〜30cm)なる様に、且つ、そのスライ
ド動作を人力で停止可能となる様に設定される。従っ
て、伸縮式電柱1の伸長作業を安全に行うことができる
と共に、複数本の伸縮式電柱1を同期させつつ伸長させ
る様な場合に、その伸長途中で伸長量に差が出ても、最
も伸長した伸縮式電柱1の伸長を簡単に抑制して簡単に
他と合わせることが可能となる。
ライドさせる際のスライド速度が緩やかに(本実施形態
では、毎秒5〜30cm)なる様に、且つ、そのスライ
ド動作を人力で停止可能となる様に設定される。従っ
て、伸縮式電柱1の伸長作業を安全に行うことができる
と共に、複数本の伸縮式電柱1を同期させつつ伸長させ
る様な場合に、その伸長途中で伸長量に差が出ても、最
も伸長した伸縮式電柱1の伸長を簡単に抑制して簡単に
他と合わせることが可能となる。
【0036】尚、柱状体3の上部に固設される定荷重ば
ねユニット30Aの構成及び作用効果は、前述した定荷
重ばねユニット30Bの構成及び作用効果と同様である
のでここではその説明を省略するが、定荷重ばねユニッ
ト30Aが発揮すべきばね力は、定荷重ばねユニット3
0Bのそれよりも小なるもので足りる。つまり、定荷重
ばねユニット30Aのばね力によって上方に変位させる
構成要素の数は定荷重ばねユニット30Bのそれよりも
少ない為であり、従って、必要に応じて上段側に位置す
る定荷重ばねユニットと下段側に位置する定荷重ばねユ
ニットとのばね力を適宜調節することにより、より適切
にそれぞれの柱状体を上方にスライドさせることができ
る。また、本実施形態においては、一の柱状体に対して
4つの定荷重ばねを用いたが、定荷重ばねの能力に応じ
て適宜他の構成を採用可能であることは言うまでも無
い。
ねユニット30Aの構成及び作用効果は、前述した定荷
重ばねユニット30Bの構成及び作用効果と同様である
のでここではその説明を省略するが、定荷重ばねユニッ
ト30Aが発揮すべきばね力は、定荷重ばねユニット3
0Bのそれよりも小なるもので足りる。つまり、定荷重
ばねユニット30Aのばね力によって上方に変位させる
構成要素の数は定荷重ばねユニット30Bのそれよりも
少ない為であり、従って、必要に応じて上段側に位置す
る定荷重ばねユニットと下段側に位置する定荷重ばねユ
ニットとのばね力を適宜調節することにより、より適切
にそれぞれの柱状体を上方にスライドさせることができ
る。また、本実施形態においては、一の柱状体に対して
4つの定荷重ばねを用いたが、定荷重ばねの能力に応じ
て適宜他の構成を採用可能であることは言うまでも無
い。
【0037】ところで、以上説明した伸縮式電柱1は工
事現場、災害現場等において仮設用電柱として用いられ
ることによって特にその作用効果を発揮することができ
るが、常設用の電柱として用いることによってもその作
用効果を発揮することができることは言うまでも無い。
事現場、災害現場等において仮設用電柱として用いられ
ることによって特にその作用効果を発揮することができ
るが、常設用の電柱として用いることによってもその作
用効果を発揮することができることは言うまでも無い。
【0038】また、ストッパピン12を挿入するピン挿
入孔15は、伸縮式電柱1を昇降する為の足掛かり材2
4を挿入する為の挿入孔として利用することもできる。
図9は一例として柱状体3に足掛かり材24を挿入した
様子を示す部分拡大図であり、図示する様に、足掛かり
材24は鍔部24aが形成された棒状体からなり、ピン
挿入孔15に水平に挿入し、鍔部24aで位置決めされ
た状態で足掛かり材となる。これにより、伸縮式電柱1
を伸長した後に適宜足掛かり材24を挿入しながら上方
に昇ることが可能となり、以て高所に引き上げた各種電
柱設置機器のメンテナンス作業を行うことが可能とな
る。
入孔15は、伸縮式電柱1を昇降する為の足掛かり材2
4を挿入する為の挿入孔として利用することもできる。
図9は一例として柱状体3に足掛かり材24を挿入した
様子を示す部分拡大図であり、図示する様に、足掛かり
材24は鍔部24aが形成された棒状体からなり、ピン
挿入孔15に水平に挿入し、鍔部24aで位置決めされ
た状態で足掛かり材となる。これにより、伸縮式電柱1
を伸長した後に適宜足掛かり材24を挿入しながら上方
に昇ることが可能となり、以て高所に引き上げた各種電
柱設置機器のメンテナンス作業を行うことが可能とな
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、伸
縮式電柱が定荷重ばねのばね力によって自ずと伸長する
様に構成されているので、以て電源の得られない設置環
境においても確実に且つ簡易に立設作業を行うことが可
能となる。
縮式電柱が定荷重ばねのばね力によって自ずと伸長する
様に構成されているので、以て電源の得られない設置環
境においても確実に且つ簡易に立設作業を行うことが可
能となる。
【図1】本発明に係る伸縮式電柱の正面図である。
【図2】(A)は本発明に係る伸縮式電柱の正面図、
(B)は同平面図である。
(B)は同平面図である。
【図3】本発明に係る伸縮式電柱の分解図である。
【図4】本発明に係る伸縮式電柱のベース部の斜視図で
ある。
ある。
【図5】他の実施形態に係る伸縮式電柱の正面図であ
る。
る。
【図6】他の実施形態に係る伸縮式電柱のベース部の斜
視図である。
視図である。
【図7】本発明に係る伸縮式電柱の使用形態の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図8】本発明に係る伸縮式電柱の垂直断面図である。
【図9】本発明に係る伸縮式電柱の部分拡大図である。
1 伸縮式電柱
2,3,4 柱状体
5 ベース
7 腕金
12 ストッパピン
13,15 ピン挿入孔
30A,30B 定荷重ばねユニット
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも二以上の柱状体によって構成
され、該柱状体同士がスライド可能に組み合わされるこ
とによって鉛直方向に伸縮自在となった伸縮式電柱であ
って、 第1の柱状体と、 該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体
と、 巻き取りドラムを備える本体部が前記第1の柱状体に固
設され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱
状体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、該
第2の柱状体が自ずと上方にスライドするばね力を付与
する巻回状の定荷重ばねと、 前記第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロッ
ク手段と、からなる少なくとも一以上の柱状体ユニット
と、 伸びた状態において最も上方に位置する前記第2の柱状
体に設置される電柱設置機器と、によって構成され、 前記定荷重ばねのばね力によって動力を供給することな
く自ずと伸長することによって低所で設置された前記電
柱設置機器を高所に引き上げる様に構成されたことを特
徴とする伸縮式電柱。 - 【請求項2】 請求項1において、伸びた状態において
最も下方に位置する前記第1の柱状体を立状態に支持す
るベース部を備え、該ベース部に支持される前記第1の
柱状体が、該ベース部に対して着脱自在に構成されたこ
とを特徴とする伸縮式電柱。 - 【請求項3】 請求項2において、前記ベース部が、地
面に対して打ち込み部材を打ち込むことによって固定す
る為の孔が形成された板状体と、 該板状体から上方に延出する様に設けられる、伸びた状
態において最も下方に位置する前記第1の柱状体を嵌挿
する外筒と、によって構成されたことを特徴とする伸縮
式電柱。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
て、前記ロック手段が、前記第1の及び第2の柱状体の
軸方向と直交する方向に前記第1の及び第2の柱状体に
穿設されるピン挿入孔と、 該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材と、からなることを
特徴とする伸縮式電柱。 - 【請求項5】 請求項4において、昇降用足掛かり材と
しての挿脱自在な棒状体を前記第1の及び第2の柱状体
に略水平に挿入することによって昇降可能となる様に構
成され、 前記第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔
が、前記棒状体を挿入する為の挿入孔を兼ねている、こ
とを特徴とする伸縮式電柱。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項におい
て、伸びた状態において最も上に位置する前記第2の柱
状体に、下方に設置される巻き取り装置によって巻き取
り可能な引き下げ用ロープの先端が取り付けられたこと
を特徴とする伸縮式電柱。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
前記伸縮式電柱によってケーブルを架設するケーブル架
設方法であって、 複数の前記伸縮式電柱を所定の距離を置いてそれぞれ立
設し、 当該立設した伸縮式電柱を縮ませた状態において、最も
上方に変位する前記第2の柱状体に前記ケーブルを取り
付けることによって前記ケーブルの低所における架設状
態を形成し、 それぞれの前記ロック手段を略同時に解除し、前記定荷
重ばねのばね力によってそれぞれを略同時に伸長させる
ことによって前記ケーブルの高所における架設状態を形
成することを特徴とするケーブル架設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001195754A JP2003018731A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 伸縮式電柱、ケーブル架設方法 |
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JP2001195754A JP2003018731A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 伸縮式電柱、ケーブル架設方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003018731A true JP2003018731A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19033682
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2003018731A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-06-28 JP JP2001195754A patent/JP2003018731A/ja active Pending
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