JP3110948U - 支柱 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便な構造で長期間に亘り安定設置可能な、ガーデン支柱を提供すること。
【解決手段】埋め込み部に孔を設けた円筒状の支柱部材3と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片4と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するU字形ボルトと該U字形ボルトの外脚を締め付け該固定片を固定する締め付け部材6とからなる。
【選択図】図3
【解決手段】埋め込み部に孔を設けた円筒状の支柱部材3と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片4と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するU字形ボルトと該U字形ボルトの外脚を締め付け該固定片を固定する締め付け部材6とからなる。
【選択図】図3
Description
本考案は、支柱の構造に関する。特に家庭で用いられるガーデニング用の支柱やポストの支柱などの通常、屋外に設置される支柱に関するものである。
従来からガーデニング用の支柱や郵便ポストなどのように、家庭内で支柱を立設し植物の枝や蔓などを固定したり、ポストなどの用品を固定したりする支柱が用いられている。
それらは地上に立設される地上部と地中に埋設される埋め込み部とからなり、地上部の支柱には、フックや網やバスケットなどの園芸用品またはポストや表示用品などの様々な用品が固定されている。
それらは地上に立設される地上部と地中に埋設される埋め込み部とからなり、地上部の支柱には、フックや網やバスケットなどの園芸用品またはポストや表示用品などの様々な用品が固定されている。
また、地中に埋設される埋め込み部は通常地面に挿入されて固定されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−245017号公報
前述した支柱ではプラスチック製の差込み具を有し、支柱の下端を突出する構成となっている。そのために支柱は水平方向に回転可能で、方向が変えられるようになっている。
上記の構造では長期間に亘る支柱の安定感が得にくいものであり、支柱と地上部に設置される用品の重さも限られてしまう。
上記の構造では長期間に亘る支柱の安定感が得にくいものであり、支柱と地上部に設置される用品の重さも限られてしまう。
また、鉛直方向には規制部材がないため水平方向の移動だけでなく、支柱の鉛直方向の移動も生じやすい構成となっている。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、安価で簡便な構造で長期間に亘り安定設置可能な支柱を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の考案にあっては、埋め込み部に孔を設けた支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と少なくとも2本の脚を有し、該脚を該支柱部材の孔又は該固定片の貫通孔に貫通させたボルトと該ボルトの脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなる。
また、請求項2記載の考案にあっては、埋め込み部に孔を設けた支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するボルトと該ボルトの外脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなる。
また、請求項3記載の考案にあっては、埋め込み部に孔を設けた円筒状の支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するU字形ボルトと該U字形ボルトの外脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなる。
また、請求項4記載の考案にあっては、埋め込み部に固定片の高さ程度の間隔を保持した2つの孔を設けた円筒状の支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される支柱部材の外径分離れた位置に設けられた2つの貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通する2本の脚と該支柱部材の孔を貫通する2本の脚とを有するボルトと該ボルトの脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなる。
また、請求項5記載の考案にあっては、固定片が支柱部材の鉛直方向に複数段設けられ、少なくとも2つの段の固定片が平行とならない配置とされたことからなる。
また、請求項6記載の考案にあっては、固定片が支柱部材の鉛直方向に3段設けられ、それぞれの段の固定片がほぼ等間隔の角度を保つように配置されたことからなる。
請求項1に記載の考案によれば、安価で簡単に支柱を安定させることができる。
請求項2に記載の考案によれば、安価で簡単に支柱を安定させることができる。
また、内脚が支柱部材の孔と係合する構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動を制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
また、内脚が支柱部材の孔と係合する構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動を制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、安価で簡単に支柱を安定させることができる。
また、U字形ボルトに設けられた内脚が円筒状の支柱部材の孔と係合する構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動をより強固に制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
また、U字形ボルトに設けられた内脚が円筒状の支柱部材の孔と係合する構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動をより強固に制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
請求項4に記載の考案によれば、安価で簡単に支柱を安定させることができる。
固定片の貫通孔に貫通させた2本の脚と支柱部材の孔を貫通する脚とをボルトで締め付ける構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動をより強固に制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
固定片の貫通孔に貫通させた2本の脚と支柱部材の孔を貫通する脚とをボルトで締め付ける構造であるので、水平方向、鉛直方向の移動をより強固に制限することができ、頑丈な支柱を提供することができる。
請求項5に記載の考案によれば、固定片が支柱部材の鉛直方向に複数段設けられ、少なくとも2つの段の固定片が平行とならない配置としたから頑丈な支柱を提供することができる。
請求項6に記載の考案によれば、固定片が支柱部材の鉛直方向に三段設けられ、それぞれの段の固定片がほぼ等間隔の角度を保つように配置されたので、より頑丈な支柱を提供することができる。
以下、本考案の一実施形態を図に従って説明する。図1は本考案の支柱を用いた園芸用支柱の全体図であり、図2は本考案の第一の実施形態の支柱埋め込み部を示し、図3は本考案の第二の実施形態の支柱埋め込み部を示し、図4は図3における固定片の配置構成を示す概略図を示し、図5は本考案の第三の実施形態の支柱埋め込み部を示している。
(第一の実施形態)
図1及び図2に示すように、本考案の支柱は地上部1と埋め込み部2とからなっている。地上部には植物の枝や蔓などを固定するためのガイド部材11が設けてある。そして、埋め込み部は支柱を地面に固定するために地面に埋め込まれる部分であり、埋め込み部には固定片が設けられている。
図1及び図2に示すように、本考案の支柱は地上部1と埋め込み部2とからなっている。地上部には植物の枝や蔓などを固定するためのガイド部材11が設けてある。そして、埋め込み部は支柱を地面に固定するために地面に埋め込まれる部分であり、埋め込み部には固定片が設けられている。
支柱は1本又は2本以上の支柱部材3を組み合わせたもので、中空角型の金属パイプや丸型の金属パイプなどを用いることができる。支柱部材3の埋め込み部には固定片を固定するための孔が前面から裏面に貫通して設けられている。
また、パイプの外径は1Cmから10Cm程度が実用上好ましい。支柱部材は全長100Cmから210Cm程度で、地上部の高さは80Cmから150Cm、埋め込み部は20Cmから60Cm程度が好ましい。
支柱の埋め込み部に固定される固定片は、横幅が20Cmから100Cm、高さが1Cmから20Cm程度の金属で作られた短冊状のプレートであり、中央付近に貫通孔41を有している。
また、本実施形態では支柱部材と固定片を固着するためにU字形のボルトと締め付け部材を用いる。U字形のボルトの先端部にはネジ山が形成されている。締め付け部材6としてはU字形のボルトの先端部と対応した溝が設けられた蝶ナットなどを用いることができる。
以上の構成を組立てて本考案の支柱を形成する。まず、パイプ部材の埋め込み部に設けられた孔と固定片の一方の貫通孔の位置を一致させ、双方の孔にU字形ボルトの脚を挿入する。本実施の形態ではU字形のボルトの一方の脚51は固定片4の貫通孔41のみを貫通し、他方の脚52は支柱部材の孔21を貫通させた後、固定片の貫通孔を貫通させる。パイプ部材と固定片はU字形のボルトの両脚先端部に蝶ナット6を締め付けることで一体に固定される。
上記で形成された支柱は地面に埋められて設置される。地面には事前に固定片が埋められる深さと幅の穴を準備し、穴に支柱を立設させた後、穴に固定片周辺の土を埋め戻し、固定片上方の地面を踏み固めることで、水平方向、鉛直方向の移動を規制することができる。そのために簡単な部品のみで支柱を安定させることができる。
本実施形態ではガイド部材を例示したが、地上部にはガーデン用品や郵便ポストや表示部品などの用品を固定することが可能である。
(第二の実施形態)
図3及び図4は第二の実施形態を示している。支柱は1本又は2本以上の支柱部材3を組み合わせたもので、中空の断面が角型の金属パイプや断面が丸型の金属パイプなどを用いることができる。特に断面が丸型の円筒状のパイプは後述する理由から支柱に適している。
図3及び図4は第二の実施形態を示している。支柱は1本又は2本以上の支柱部材3を組み合わせたもので、中空の断面が角型の金属パイプや断面が丸型の金属パイプなどを用いることができる。特に断面が丸型の円筒状のパイプは後述する理由から支柱に適している。
本実施形態では支柱部材3の埋め込み部には固定片を固定するための孔が一方側のみに設けられており他方側に貫通していない。また孔21は支柱部材の高さ方向に10Cmずつ離れた状態で、かつ角度がそれぞれ平行とならないように120度ずらした状態で3段設けられている。(図3,4)この場合の角度は支柱を上面から見た場合の固定片間の角度を意味し、支柱部材を中心にして、略等しい角度の配置となるように設定する。そしてこの角度は固定片の枚数に応じて変更することができる。
本実施形態では支柱部材と固定片を固着するために、異形のU字形のボルトを用いる。本実施形態のU字形のボルトは固定片の貫通孔に貫通させる2本の外脚51と支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚51よりも短い内脚52とを有する。そして外脚の先端部にはネジ山が形成されている。
その他の部分は第一の実施形態と同様の構成である。
その他の部分は第一の実施形態と同様の構成である。
以上の構成を組立てて本実施形態の支柱を形成する。まず、最下段のパイプ部材の埋め込み部に設けられた孔と固定片の貫通孔の高さを一致させ、パイプの孔の両側に固定片の貫通孔41を配置する、U字形のボルトの外脚51を固定片の貫通孔に貫通し、短い内脚をパイプの孔に挿入する。そして、U字形のボルトの外脚先端部に蝶ナット6を締め付けることでパイプに固定片を一体に固定する。同様の方法で中段、上段にも固定片が平行とならないように角度を120度ずつずらした状態で配置する。
上記で形成された支柱は第一の実施形態と同様に地面に埋められて安定設置される。この場合、U字形ボルトの内脚がパイプ孔に嵌合しているから、U字形のボルトの外脚先端部に蝶ナット6を締め付けることで水平方向、鉛直方向の移動を十分に規制することができる。
また、丸型の円筒状のパイプはU字形のボルトの内側と曲面同士で接するためより強固に固定することができる。また両者の曲率がほぼ同じ場合には固定に特に適している。
多段で、固定片の設置角度を均等に配置した構造にあっては、あらゆる方向からの外力にも対抗することができ、より安定した支柱の設置ができる。本実施形態では、簡単な部品のみで支柱を安定させることができる。
(第三の実施形態)
図5は本考案の第三の実施形態を示している。支柱埋め込み部のパイプには固定片を固定するための前面から裏面に貫通した孔411が2つ設けられている。その孔は固定片の高さ程度の間隔を有して設けられている。
図5は本考案の第三の実施形態を示している。支柱埋め込み部のパイプには固定片を固定するための前面から裏面に貫通した孔411が2つ設けられている。その孔は固定片の高さ程度の間隔を有して設けられている。
支柱の埋め込み部に固定される固定片は、中央付近に2つの貫通孔を有している。その貫通孔はパイプの外径分だけ離れた位置に設けられている。
また、本実施形態では支柱部材と固定片を固着するために、固定片の貫通孔に貫通させた2本の脚511と該支柱の孔を貫通する脚522とを有するボルトを用いる。
それぞれのボルト脚の先端部にはネジ山が形成されている。その他の部分は第一の実施形態と同様である。
それぞれのボルト脚の先端部にはネジ山が形成されている。その他の部分は第一の実施形態と同様である。
以上の構成を組立てて本考案の支柱を形成する。まず、パイプ部材の埋め込み部に設けられた2つ孔と固定片の2つの貫通孔が重ならないようにパイプと固定片を配置し両者の孔にU字形ボルトの4脚をそれぞれ貫通させる。その後、U字形のボルト脚の先端部に蝶ナット6を締め付けることで支柱と固定片は一体に固定される。
本実施形態では、簡単な部品のみで支柱を頑丈に固定させることができた。
1 地上部
11 ガイド部材
2 埋め込み部
21 孔
3 支柱部材
4 固定片
41 貫通孔
411 孔
5 ボルト
50 脚
51 外脚
52 内脚
511 脚
522 脚
6 締め付け部材
11 ガイド部材
2 埋め込み部
21 孔
3 支柱部材
4 固定片
41 貫通孔
411 孔
5 ボルト
50 脚
51 外脚
52 内脚
511 脚
522 脚
6 締め付け部材
Claims (6)
- 埋め込み部に孔を設けた支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と少なくとも2本の脚を有し該脚を該支柱部材の孔又は該固定片の貫通孔に貫通させたボルトと該ボルトの脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなることを特徴とする支柱。
- 埋め込み部に孔を設けた支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するボルトと該ボルトの外脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなることを特徴とする支柱。
- 埋め込み部に孔を設けた円筒状の支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通させた少なくとも2本の外脚と該支柱部材の孔と係合する外脚間に設けられた外脚よりも短い内脚とを有するU字形ボルトと該U字形ボルトの外脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなることを特徴とする支柱。
- 埋め込み部に固定片の高さ程度の間隔を保持した2つの孔を設けた円筒状の支柱部材と該支柱部材の埋め込み部に固定される支柱部材の外径分離れた位置に設けられた2つの貫通孔を有する固定片と該固定片の貫通孔に貫通する2本の脚と該支柱部材の孔を貫通する2本の脚とを有するボルトと該ボルトの脚を締め付け該固定片を支柱部材に固定する締め付け部材とからなることを特徴とする支柱。
- 固定片が支柱部材の鉛直方向に複数段設けられ、少なくとも2つの段の固定片が平行とならない配置とされたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の支柱。
- 固定片が支柱部材の鉛直方向に3段設けられ、それぞれの段の固定片がほぼ等間隔の角度を保つように配置されたことを特徴とする請求項5に記載の支柱。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005001061U JP3110948U (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 支柱 |
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JP2005001061U JP3110948U (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 支柱 |
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JP3110948U true JP3110948U (ja) | 2005-07-07 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102666585B1 (ko) * | 2023-05-24 | 2024-05-14 | 주식회사 청정건설 | 울타리 |
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2005
- 2005-03-02 JP JP2005001061U patent/JP3110948U/ja not_active Expired - Fee Related
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