JP2008092524A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、複数の情報処理装置が設置される環境において、無線アドホックネットワーク(自立分散型無線ネットワーク)を構成する各装置の位置情報に基づき各装置間で情報を動的に共有する情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【解決手段】
自立分散型無線ネットワークを形成する複数の装置間で信号の送受に際して他の装置を経由する経由数を取得する取得手段と、取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置間で相互に情報を共有する情報共有手段と、取得手段で取得した経由数が所定値を越えた装置は、情報共有手段による共有情報を削除する共有情報削除手段とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特に、複数の情報処理装置が設置される環境において、無線アドホックネットワーク(自立分散型無線ネットワーク)を構成する各装置の位置情報に基づき各装置間で情報を動的に共有する情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、任意移動する装置が相手装置と通信を行う場合、当該装置の最寄りに設置されたアクセスポイントや基地局の中継を介して相手装置と接続し、通信できるように構成された装置や方法が種々提供されている。
また、任意移動する装置の位置をGPS衛星の電波を利用して特定する装置や方法も種々提供されている。
例えば特許文献1には、携帯端末やPHS等を備える装置のデータを画像形成装置に出力する際に、上記装置の最寄りある画像形成装置を自動的に検索し、検索された画像形成装置に上記装置(携帯端末やPHS等を備える装置)のデータを出力する画像形成システムが提案されている。
上記特許文献1に示される画像形成システムは、携帯端末等を備える装置や画像形成装置にGPS衛星から発信される電波を受信して位置情報を取得するGPS受信部を設け、上記各装置(携帯端末等を備える装置及び画像形成装置)のGPS受信部で取得された位置情報から携帯端末等を備える装置の最寄りにある画像形成装置を自動的に検索し、検索された画像形成装置に携帯端末等を備える装置のデータを出力するように構成されたものである。
特開2002−244831号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される画像形成システムは、GPS衛星から発信される電波を受信して位置情報を取得するため各装置(携帯端末等を備える装置や画像形成装置)が屋内にある場合にはGPS衛星からの電波の受信状態が悪く位置情報が取得できない場合がある。
また、GPS衛星からの電波を受信して取得される各装置(携帯端末等を備える装置及び画像形成装置)の位置情報(緯度、経度)と、各装置がそれぞれ設置されている場所の物理的な配置との間に不整合がある場合があった。
すなわち、例えばGPS衛星からの電波を受信して取得される各装置の位置情報(緯度、経度)が互いに近い位置関係を示す場合であっても、各装置がそれぞれ別室に設置(物理的な配置)され、各装置間が壁等で仕切られている場合、ユーザが携帯端末等を備える装置の設置場所から画像形成装置の設置場所へ行くためには各装置が設置された部屋の出入口を経由して行く必要がある。
したがって、ユーザ側からすれば携帯端末等を備える装置と画像形成装置との位置関係(緯度、経度)が互いに近い関係であっても各装置の設置環境を含む位置関係(物理的な配置)では、必ずしも近い位置関係とは言い難く、この両者が示す位置情報に不整合がある場合があった。
また、上記特許文献1に示される画像形成システムは、各装置(携帯端末等を備える装置及び画像形成装置)の位置情報を装置(画像形成装置)を選択する手段で用いるように構成されたものであり、情報を動的に共有する手段で用いるようには構成されていない。
そこで、本発明は、複数の情報処理装置が設置される環境において、無線アドホックネットワーク(自立分散型無線ネットワーク)を構成する各装置の位置情報に基づき各装置間で情報を動的に共有する情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の情報処理装置の発明は、自立分散型無線ネットワークを形成する複数の装置間で信号の送受に際して他の装置を経由する経由数を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置間で相互に情報を共有する情報共有手段と、前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、前記情報共有手段による共有情報を削除する共有情報削除手段とを具備することを特徴とする。 また、請求項2の情報処理装置の発明は、請求項1の発明において、前記共有情報削除手段は、前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、その時から一定時間経過後に前記共有情報を削除する遅延削除手段を具備することを特徴とする。
また、請求項3の情報処理装置の発明は、請求項2の発明において、前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づき移動した装置を判別する判別手段とを具備し、前記判別手段で移動したと判別された装置は、前記共有情報を速やかに削除し、他の装置は、一定時間経過後に前記共有情報を削除することを特徴とする。
また、請求項4の発明」は、請求項3の発明において、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報の装置が自装置だけになった場合は、自装置が移動したと判別し、特定の装置の記憶がなくなった場合は、該特定の装置が移動したと判別することを特徴とする。
また、請求項5の情報処理方法の発明は、 自立分散型無線ネットワークを形成する複数の装置間で信号の送受に際して他の装置を経由する経由数を取得手段で取得し、前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置間で情報を情報共有手段で相互に共有し、前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、前記情報共有手段による共有情報を共有情報削除手段で削除することを特徴とする。
また、請求項6の情報処理方法の発明は、請求項5の発明において、前記共有情報削除手段は、前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、その時から一定時間経過後に前記共有情報を遅延削除手段で削除することを特徴とする。
また、請求項7の情報処理方法の発明は、請求項6の発明において、前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置の情報を記憶手段で記憶し、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づき移動した装置を判別手段で判別し、前記判別手段で移動したと判別された装置は、該装置で記憶した前記共有情報を速やかに削除し、他の装置は、一定時間経過後に前記他の装置が記憶する前記共有情報を削除することを特徴とする。
また、請求項8の情報処理方法の発明は、請求項7の発明において、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報の装置が自装置だけになった場合は、自装置が移動したと判別し、特定の装置の記憶がなくなった場合は、該特定の装置が移動したと判別することを特徴とする。
本発明の情報処理装置および情報処理方法によれば、無線アドホックネットワークを構成する各情報処理装置が互いに近い位置関係で配置されている場合には当該装置間で情報を自動的に共有管理するので、情報を共有する情報処理装置のうちの一方の装置が他のユーザで使用されている場合であっても、情報を共有する他の装置で共有する情報が利用できるので装置の利便性が向上する。
また、無線アドホックネットワークを構成し、互いに近い位置関係の配置により情報を共有する各情報処理装置が互いに近い位置関係でない状態の配置に変化した場合もしくは無線アドホックネットワークから切り離された場合は、当該装置が相手装置と共有していた情報を当該装置から削除するので装置の移動に伴う情報セキュリティーが強化できる。
また、無線アドホックネットワークを構成し、互いに近い位置関係の配置により情報を共有する装置が互いに近い位置関係でない状態の配置に変化した場合もしくは無線アドホックネットワークからの切断が発生した場合は、当該装置が相手装置と共有していた情報の削除を一定時間経過後に行うので当該装置の一時的な接続切断により共有情報が削除される不具合を防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる情報処理装置および情報処理方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる情報処理装置で構成される情報処理システム100のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように情報処理システム100は、本発明の情報処理装置である装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の各装置が情報を微小電力の電波で無指向性に発信し、各装置から発信される情報を相互に送受信することで無線アドホックネットワーク(自立分散型無線ネットワーク)を形成している。
これらの各装置は、例えば画像読取機能、印刷機能、ファックス通信機能等を備えた複合機であり、オフィス等の同一フロアーに必要に応じて任意移動可能に設置されている。
また、これらの各装置は、無線アドホックネットワークを形成する他に、有線LAN等のネットワーク8や電話回線9等(図2参照)にも接続され、各種通信が行えるように構成されている。
ところで、各装置は、前述したように微小電力の無指向性電波を介して情報を相互に送受信し、無線アドホックネットワークを形成するアドホック通信機能を備えている。
このアドホック通信機能で送受信される電波は微小電力のため、相互に送受信できる通信範囲(以下、説明の便宜上、「アドホック通信範囲」という。)も限らた狭い範囲(通信距離や遮蔽物の影響等)となるが各装置間がアドホック通信範囲内に設置されていれば各装置から発信される情報が相互に送受信され無線アドホックネットワークを形成する。 また、このアドホック通信機能は、自装置近く(アドホック通信範囲内)に存在する情報処理装置(説明の便宜上、「第1装置」という。)と情報を互いに送受信して無線アドホックネットワークを形成するのみならず、自装置から遠い(アドホック通信範囲外)位置に存在する情報処理装置(説明の便宜上、「第2装置」という。)とも前述の第1装置の中継により情報を相互に送受信し、さらに前述の第2装置の中継で第2装置近く(アドホック通信範囲内)に存在する情報処理装置(説明の便宜上、「第3装置」という。)とも情報を相互に送受信して無線アドホックネットワークを順次形成するマルチホップ機能を備えている。
このようなアドホック通信機能を備える各装置は、各装置の設置場所に応じて例えば装置A1がアドホック通信範囲10(破線の円)で示される範囲内、装置B2がアドホック通信範囲20(破線の円)で示される範囲内、装置C3がアドホック通信範囲30(破線の円)で示される範囲内、装置D4がアドホック通信範囲40(破線の円)で示される範囲内、装置E5がアドホック通信範囲50(破線の円)で示される範囲内、装置F6がアドホック通信範囲60(破線の円)で示される範囲内、装置G7がアドホック通信範囲70(破線の円)で示される範囲内でそれぞれアドホック通信が可能となる。
このように設置環境に応じて通信可能なアドホック通信範囲を形成する各装置は、各装置間の相互のアドホック通信により直接または途中の装置の中継により情報を相互に送受信し、無線アドホックネットワークを形成する。
例えば装置A1は、装置B2、装置C3、装置D4の各装置とは情報をそれぞれ相互に直接送受信し、装置E5とは装置D4の中継で情報を相互に送受信し、装置F6、装置G7の各装置とは装置D4及び装置E5の各中継で情報をそれぞれ相互に送受信する。
また、装置F6は、装置E5及び装置G7の各装置とは情報をそれぞれ相互に直接送受信し、装置D4とは装置E5の中継により情報を相互に直接送受信し、装置A1とは装置E5及び装置D4の各中継で情報を相互に送受信し、装置B2及び装置C3の各装置とは装置E5、装置D4、装置A1のそれぞれの中継で情報をそれぞれ相互に送受信する。
また、その他の装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置G7についても前述の装置A1及び装置F6と同様に自装置のアドホック通信範囲内に設置された装置とは情報を相互に直接送受信し、アドホック通信範囲外に設置された装置とは途中の装置の中継により情報を相互に送受信する。
このように無線アドホックネットワークを形成する装置間で情報が相互に直接送受信されているのかまたは途中の装置の中継により情報が相互に送受信されているのかの接続状態を検知することで各装置間の位置関係を知ることができる。
例えば前述したように、設置環境に応じて各装置が形成するアドホック通信範囲は限られた狭い範囲であるため無線アドホックネットワークを形成する装置間で情報が相互に直接送受信されている場合は、互いに近い(アドホック通信範囲内)位置関係で配置されていることを示しており、途中に設置された装置の中継により情報が相互に送受信されている場合は、互いに遠い(アドホック通信範囲外)位置関係で配置されていることを示している。
また、互いに遠い(アドホック通信範囲外)位置関係で配置されている場合は、装置間の途中に設置された装置により中継される中継回数分だけ互いに遠く設置されていることを示している。
このことから情報処理システム100を構成する各装置は、無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態を示す中継回数に対応するホップ数の情報を取得し、取得したホップ数に基づき互いに近くに設置されている装置間では情報を自動的に共有するように構成されている。
また、互いに近くに設置された相手装置と情報を共有していた装置が無線アドホックネットワークから切り離されたまたは相手装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは各装置が互いに近い位置関係でない配置へ変更された場合は、お互いに相手装置から取得して共有していた情報を削除するように構成されている。
互いに近くに設置された装置間で共有する情報とは、例えばアドレス帳、ジョブテンプレート、認証情報等のように互いに近くに設置された装置間で共有することで各装置の利便性が向上するような各種情報である。
なお、情報が相互に直接送受信されて無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態は、途中の装置の中継がないので中継回数が「0」でホップ数が「1」(中継回数に1を加算した値)であり、情報が装置間の途中に設置された装置の中継で相互に送受信されて無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態は、中継回数が途中の装置で中継された回数で、ホップ数が中継回数に1を加算した値(例えば装置Bと装置Dとの間に装置Aが設置され、装置Bと装置Dとが装置Aの中継で情報を相互に送受信する場合は、中継回数が「1」でホップ数が「2」となる)である。
また、情報処理システム100を構成する各装置には、本発明の動作を実現するための共有情報管理ソフト300が予めインストールされている。
図2は、本発明に係わる情報処理装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)の要部の機能的なブロックを示す機能ブロック図である。
なお、図2に示す機能ブロック図は、本発明を実現するための装置A1の要部の機能ブロックを示したものであり、本発明に直接的に係わりのない機能については省略してある。
また、装置A1とは他の装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の要部の機能ブロックについては装置A1と同様であるので説明の便宜上、省略してある。
図2に示すように、装置A1は、制御部11と、ネットワークI/F部12と、無線通信部13と、記憶部14と、タイマー部15と、入出力部16、印刷処理部17と、画像読取部18と、ファックス通信部19とを備えている。
ネットワークI/F部12は、自装置(装置A1)と、ネットワーク8に接続された自装置(装置A1)とは他の装置(以下、「外部装置」という。)との間のデータ信号や制御信号の授受及びインタフェース制御を行う。
無線通信部13は、無線アドホックネットワークの開設に必要な種々の情報(例えば自装置(装置A1)の識別情報やIPアドレス情報、接続要求等の情報)の信号(以下、説明の便宜上、「接続要求信号」という。)を微小電波で送信して自装置(装置A1)の近く(アドホック通信範囲内)に設置された相手装置に報知するとともに当該相手装置から同様に送信される接続要求信号(当該相手装置の識別情報やIPアドレス情報、接続要求等の情報等)を受信し、その接続要求信号に対する応答信号(自装置(装置A1)の識別情報やIPアドレス、接続許可等の情報)を送信するとともにその制御を行う。
記憶部14は、ROM、RAM、画像メモリ等を備え、各種データやプログラム、印刷指示された画像データ等を記憶保持するとともにこれらメモリの制御を行う。
前述した共有情報管理ソフト300は、この記憶部14のROMに記憶保持されており、制御部31がROMから共有情報管理ソフト300を読み込み、実行することで本発明に係わる動作制御が行われる。
タイマー部15は、指令信号に基づき時間を計測し、計測結果を通知するとともにその制御を行う。
入出力部34は、操作ボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置を備え、ユーザの操作ボタンによる指示操作の入力情報を取り込み、各種情報を出力装置に出力するとともに、これら入出力装置の制御を行う。
印刷処理部17は、印刷指示され、転送されてくる画像データに対して画像処理を施し、用紙等の記録媒体上に形成して出力する制御を行う。
画像読取部18は、原稿等の表面に形成された画像を光学的に走査して読み取るとともにその制御を行う。
ファックス通信部19は、画像読取部18で読み取った画像データをLAN等の有線ネットワーク8または電話回線9を介して送信するもしくは電話回線9やネットワーク8を介して送信された画像データを受信し、印刷処理部17で出力するとともにその制御を行う。
制御部11は、前述した各部を制御するとともに装置A1全体を統括制御する。
また、前述した共有情報管理ソフト300は、図3に示すような機能的なブロックで構成されており、共有情報管理ソフト300の構成及び動作制御について図3を参照し説明する。
なお、共有情報管理ソフト300の動作制御の説明は、説明の便宜上、共有情報管理ソフト300が装置A1にインストールされている場合を例に説明する。
図3に示すように共有情報管理ソフト300は、主制御部301と、アドホックネットワーク形成部302と、共有情報管理部303と、時間管理部304とで構成されており、共有情報管理部303は、隣接装置情報収集部3021と、リンクリスト作成部3022と、リンクリスト情報交換部3023と、経路リスト作成部3024とで構成され、共有情報管理部303は、共有情報取得部3031と、共有情報削除部3032とで構成されている。
主制御部301は、共有情報管理ソフト300の各部の制御動作を統括制御する。
具体的には、共有情報管理ソフト300を構成する各部の実行指示及び各部から通知される情報に基づき各部の制御動作を統括制御する。
アドホックネットワーク形成部302は、アドホックネットワーク形成部302を構成する隣接装置情報収集部3021と、リンクリスト作成部3022と、リンクリスト情報交換部3023と、経路リスト作成部3024の制御動作を統括制御する。
隣接装置情報収集部3021は、一定時間間隔毎に接続要求信号を発信し、当該接続要求信号に対する応答信号を発信した装置と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成するあるいは接続要求信号を受信し、当該接続要求信号に対する応答信号を送信して接続要求信号を発信した装置と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成する。
また、無線アドホックネットワークを形成する装置の情報を収集し、収集した情報を記憶保持する制御を行う。
具体的には、装置A1のタイマー部15の時間計測に基づき一定時間間隔毎に接続要求信号を無線通信部13を介して発信させ、この接続要求信号に対する応答信号を受信した場合は、当該応答信号から特定される情報処理装置と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成する制御を行う。
また、自装置(装置A1)とは他の情報処理装置からの接続要求信号を無線通信部13で受信した場合は、この接続要求信号から特定される情報処理装置と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成する制御を行う。
そして、自装置(装置A1)と無線アドホックネットワークを形成する全ての相手装置の識別情報を記憶部14に記憶保持する制御を行う。
なお、接続要求信号発信後、所定時間経過しても応答信号が受信できない場合は、接続要求信号の発信と、その応答信号の受信の動作を何回か繰り返した後、それでも応答信号が受信できない場合は、自装置近く(アドホック通信範囲内)に無線アドホックネットワークを形成する相手装置が存在しないと認識する。
リンクリスト作成部3022は、隣接装置情報収集部3021で収集された相手装置(自装置と無線アドホックネットワークを形成する情報処理装置)の識別情報に基づきリンクリストを作成し、記憶保持する制御を行う。
具体的には、自装置(装置A1)と無線アドホックネットワークを形成する情報処理装置の識別情報を記憶部14から読み込み、読み込んだ識別情報に基づき「自装置名」と「接続先」との各項目からなるテーブル(表)で構成されたリンクリストを作成し、記憶部14に記憶保持する制御を行う。
なお、リンクリストの詳細については後述する。
リンクリスト情報交換部3023は、情報が相互に直接送受信されて無線アドホックネットワークを形成する装置間で各装置が保持するリンクリストの情報を相互に情報交換し、相手装置(第1装置)から取得したリンクリストの情報に未知の装置(第2装置)の情報が存在する場合は、前述の相手装置(第1装置)の中継で第2装置と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成する制御を行う。
また、前述の相手装置(第2装置)とリンクリストの情報を相互に交換し、前述の動作同様に未知の装置(第3装置)との情報交換と無線アドホックネットワークの形成及びリンクリストの情報交換の制御を相手装置から取得したリンクリストに未知の装置の情報が存在しなくなるまで順次繰り返し行い、無線アドホックネットワークを形成する各装置の情報と、ホップ数の情報を記憶部に記憶保持する制御を行う。
経路リスト作成部3024は、リンクリスト作成部3022で作成されたリンクリストの情報と、リンクリスト情報交換部3023で取得されたリンクリストの情報に基づき自装置と無線アドホックネットワークが形成された全ての相手装置への接続経路、そのホップ数の情報を「接続先」、「経路情報」、「ホップ数」の各項目で構成される経路リストを作成して記憶保持する制御を行う。
なお、経路リストの詳細については後述する。
共有情報管理部303は、共有情報管理部303を構成する共有情報取得部3031と、共有情報削除部3032の制御動作を統括制御する。
共有情報管理部303は、無線アドホックネットワークを形成する各装置のうちの所定のホップ数で示される位置関係で配置されている装置間で互いに共有する情報を相互に情報交換し、取得する制御を行う。
共有情報削除部3032は、所定のホップ数で示される位置関係で配置され、互いに相手装置と情報を共有していた装置が無線アドホックネットワークから切り離されたまたは相手装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは各装置が互いに近い位置関係でない配置へ変更された場合は、互いに相手装置から取得して共有していた情報を削除する制御を行う。
時間管理部304は、指示された時間をタイマー部で時間計測させて時間管理する制御を行う。
このように構成された各情報処理装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)が無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態を示すホップ数の情報を取得し、取得したホップ数に基づき互いに近くに設置されている装置間で情報を自動的に共有管理する動作について図4の流れ図を参照し説明する。
なお、無線アドホックネットワークを形成する装置のうちの互いに近くに設置されている装置間で情報を自動的に共有管理する動作は、各装置に予めインストールされた共有情報管理ソフト300により制御される。
図4に示すように、情報処理システム100(図1参照)を構成する各情報処理装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)は、自装置近く(アドホック通信範囲内)に設置されている情報処理装置(自装置とは他の装置)の情報を収集する(ステップS401)。
具体的には、情報処理システム100を構成する各装置は、自装置から予め指定された一定時間間隔毎に接続要求信号を無指向性電波で発信させ、この接続要求信号に対する応答信号を受信した場合には応答信号から特定される装置の識別情報を取得して記憶部に記憶保持し、当該装置と無線アドホックネットワークを形成する。
また、接続要求信号を受信した場合は、当該接続要求信号に対する応答信号を送信して応答するとともに接続要求信号から特定される装置の識別情報を取得して記憶部に記憶保持し、当該装置と無線アドホックネットワークを形成する。
例えば装置A1は、装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300の時間管理部304がタイマー部15に時間を計測させ、予め指定された一定時間経過後、当該一定時間経過の旨の信号を時間管理部304が主制御部301へ通知し、主制御部301が隣接装置情報収集部3021に対して接続要求信号の発信指示を行うことで隣接装置情報収集部3021による制御により無線通信部13の図示せぬアンテナから接続要求信号が無指向性電波で発信される。
また、隣接装置情報収集部3021は、無線通信部13で受信された受信信号を解析し、受信信号が自装置の接続要求信号に対する応答信号であるかまたは他の情報処理装置からの接続要求信号であるかを判別し、応答信号の場合は、応答信号から特定される装置の識別情報を取得して記憶部14に記憶保持し、当該装置と無線アドホックネットワークを形成する。
また、受信信号が接続要求信号の場合は、当該接続要求信号に対する応答信号を無線通信部13及びアンテナを介して送信し、応答するとともに接続要求信号から特定される装置の識別情報を取得して記憶部14に記憶保持し、当該装置と無線アドホックネットワークを形成する。
情報処理システム100の各装置の配置(図1参照)に示すように、装置A1が形成するアドホック通信範囲10内には装置B2、装置C3、装置D4が設置され、装置B2、装置C3、装置D4がそれぞれ形成する各アドホック通信範囲(アドホック通信範囲20、アドホック通信範囲30、アドホック通信範囲40)内には装置A1が設置されているので、装置A1及び装置B2、装置C3、装置D4の各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の隣接装置情報収集部3021により装置A1と装置B2、装置A1と装置C3、装置A1と装置D4とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
一方、装置A1と情報を相互に直接送受信する装置B2、装置C3、装置D4のうちの装置B2は、装置B2が形成するアドホック通信範囲20内には装置A1と装置C3が設置されていることから装置B2と装置A1、装置B2と装置C3とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
また、装置C3は、装置C3が形成するアドホック通信範囲30内には装置A1と装置B2が設置されていることから装置C3と装置A1、装置C3と装置B2とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
また、装置D4は、装置D4が形成するアドホック通信範囲40内には装置A1と装置E5が設置されていることから装置D4と装置A1、装置D4とE5とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
装置E、装置F、装置Gの各装置も前述の装置A1、B2、装置C3、装置D4の各装置の動作制御と同様に動作し、装置E5が装置E5と装置D4、装置E5と装置F6、装置E5と装置G7とでそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
また、装置F6は、装置F6と装置E5、装置F6と装置G7とでそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成し、装置G7は、装置G7と装置E5、装置G7と装置F6とでそれぞれ情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成する。
前述のステップS401において、自装置近くに設置された情報処理装置の情報を取得収集し、当該情報処理装置と相互のアドホック通信による無線アドホックネットワークを形成した各装置は、収集情報に基づきリンクリストを各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト作成部3022の制御により作成する(ステップS402)。
具体的には、例えば装置A1は、装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト作成部3022の制御により装置A1の記憶部14に記憶保持された装置A1近く(アドホック通信範囲10内)に存在する装置B2、装置C3、装置D4の各情報に基づき図5(a)に示すようなリンクリスト501を作成し、装置A1の記憶部14に記憶保持する。
図5(a)に示すように、装置A1の記憶部14に記憶保持されたリンクリスト501には、「自装置名」の項目に自装置(装置A1)の識別情報を示す「装置A」、「接続先」の項目に相手装置(装置B2、装置C3、装置D4)の各識別情報を示す「装置B」、「装置C」、「装置D」の情報が設定されている。
また、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の各装置も各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト作成部3022の制御により装置A1の動作制御と同様に動作し、装置B2が装置B2にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト作成部3022の制御により装置B2の記憶部に記憶保持された装置B2近く(アドホック通信範囲20内)に存在する装置A1、装置C3の各情報に基づき図5(b)に示すようなリンクリスト502を作成し、装置B2の記憶部に記憶保持する。
図5(b)に示すリンクリスト502には、「自装置名」の項目に自装置(装置B2)の識別情報を示す「装置B」、「接続先」の項目に相手装置(装置A1、装置C3)の各識別情報を示す「装置A」、「装置C」の情報が設定される。
また、装置C3が図5(c)に示すようなリンクリスト503、装置D4が図5(d)に示すようなリンクリスト504、装置E5が図5(e)に示すようなリンクリスト505、装置F6が図5(f)に示すようなリンクリスト506、装置G7が図5(g)に示すようなリンクリスト507をそれぞれ作成し、各装置の記憶部に記憶保持する。
リンクリストを作成保持した各装置は、自装置近く(アドホック通信範囲内)の相手装置(第1装置)との間で自装置が保持するリンクリストの情報と相手装置(第1装置)が保持するリンクリストの情報とを相互に情報交換し、相手装置(第1装置)から取得したリンクリストの情報に未知の装置(第2装置)の情報が存在する場合は、相手装置(第1装置)の中継で未知の装置(第2装置)と相互に情報交換して無線アドホックネットワークを形成し、更に相手装置(第2装置)とリンクリストの情報を相互に交換し、前述の動作同様に未知の装置(第3装置)との情報交換と無線アドホックネットワークの形成及びリンクリストの情報交換の制御を相手装置から取得したリンクリストに未知の装置の情報が存在しなくなるまで順次繰り返し行う(ステップS403)。
具体的には、例えば装置A1は、装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト情報交換部3023の制御により装置A1近く(アドホック通信範囲10内)に設置されて装置A1と無線アドホックネットワークを形成する装置B2、装置C3、装置D4に対して装置A1が保持するリンクリスト501の情報を記憶部14から読み取り無線通信部13を介して送信するとともに装置B2、装置C3、装置D4がそれぞれ保持するリンクリスト502、リンクリスト503、リンクリスト504の情報の送信を要求して取得する。
そして、取得したリンクリスト502、リンクリスト503、リンクリスト504の各情報を参照し、リンクリスト504の情報には自装置(装置A1)が未知の装置E6の識別情報が存在するので装置E6へ接続要求信号を装置D4の中継で送信するとともに装置E6が保持するリンクリスト505の送信を要求して取得する。
また、装置E6から取得したリンクリスト505の情報には自装置(装置A1)が未知の装置F6、装置G7の各識別情報が存在するので装置F6及び装置G7の各装置へ接続要求信号を装置D4と装置E6の各中継を介して送信するとともに装置F6、装置G7の各装置が保持するリンクリスト506、リンクリスト507の送信を要求して取得する。
このように相手装置から取得したリンクリストに未知の装置の情報が存在しなくなるまで順次繰り返し行うことで自装置(装置A1)と無線アドホックネットワークを形成する全ての相手装置(装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)の各識別情報と、各装置と自装置(装置A1)とのそれぞれの接続状態を示すホップ数の情報を装置A1の記憶部14に記憶保持する。
なお、ホップ数は、前述したように、無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態を示しており、無線アドホックネットワークを形成する装置間が情報を相互に直接送受信する接続状態のホップ数が「1」、装置間の途中に設置された装置の中継で情報を相互に送受信する接続状態のホップ数が中継回数に1を加算した値(例えば装置Bと装置Dとの間に装置Aが設置され、装置Bと装置Dとが装置Aの中継で情報が相互に送受信される場合は、中継回数が「1」でホップ数が「2」となる)のホップ数で示す。
また、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の各装置も各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300のリンクリスト情報交換部304により前述の装置A1の動作制御と同様に動作する。
このように無線アドホックネットワークを形成する装置間でリンクリストの情報交換を行った各情報処理装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)は、自装置と無線アドホックネットワークを形成する相手装置への接続経路とそのホップ数の情報を「接続先」と、「経路情報」と、「ホップ数」の各項目で構成される経路リストを作成し、記憶保持する(ステップS404)。
具体的には、装置A1は、装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300の経路リスト作成部305の制御により記憶部14に保持された装置A1と無線アドホックネットワークを形成する各装置(装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)の識別情報と、その装置との接続状態を示すホップ数の情報に基づき図6(a)に示すような経路リスト601を作成し、記憶部14に記憶保持する。
図6(a)に示すように経路リスト601には、装置A1と無線アドホックネットワークを形成する全ての相手装置(装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)の各経路情報が記録されている。
例えば経路リスト情報6011が示す「自装置名」項目の「装置A」は、自装置が装置A1であることを示し、「接続先」項目の「装置B」は、自装置(装置A)と無線アドホックネットワークを形成する相手装置が装置B2であることを示し、「経路情報」項目の「装置A、装置B」は、自装置(装置A1)から相手装置(装置B2)への接続経路が装置A1から装置B2へ情報が相互に直接送受信されることを示し、「ホップ数」項目の「1」は、自装置(装置A1)と相手装置(装置B2)とがホップ数「1」で示される接続状態の配置関係であることを示している。
また、経路リスト情報6012が示す「接続先」項目の「印刷装置G」は、自装置(装置A1)と無線アドホックネットワークを形成する相手装置が印刷装置G7であることを示し、「経路情報」項目の「装置A、装置D、装置E、装置G」は、自装置(装置A1)から相手装置(装置G7)への接続経路が装置A1から装置D4、装置E5の各中継により情報が相互に送受信されることを示し、「ホップ数」項目の「4」は、自装置(装置A1)と相手装置(装置G7)とがホップ数「3」で示される接続状態の配置関係であることを示している。

と、その接続状態が例えば装置B2(接続先)への経路情報(「装置A、装置B」)及びそのホップ数(「1」)6011、装置C3(接続先)への経路情報(「装置A、装置C」)及びそのホップ数(「1」)6012、装置D4(接続先)への経路情報(「装置A、装置D」)及びそのホップ数(「1」)6013、装置E5(接続先)への経路情報(「装置A、装置D、装置E」)及びそのホップ数(「2」)6014、装置F6(接続先)への経路情報(「装置A、装置D、装置E、装置F」)及びそのホップ数(「3」)6015、装置G7(接続先)への経路情報(「装置A、装置D、装置E、装置G」及びそのホップ数(「3」)6016とがそれぞれ設定され、記憶保持される。
また、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の各装置も各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の経路リスト作成部305により前述の装置A1の動作制御と同様に動作動作し、装置B2は、装置B2と無線アドホックネットワークを形成する全ての相手装置(装置A1、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)の識別情報と、その装置との接続状態を示すホップ数の情報に基づき図6(b)に示すような経路リスト602を作成し、記憶部に記憶保持する。
図6(b)に示すように経路リスト602には、装置B2と無線アドホックネットワークを形成する全ての相手装置(装置A1、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)への各経路情報が、装置A1(接続先)への経路情報(「装置B、装置A」)及びそのホップ数(「1」)、装置C3(接続先)への経路情報(「装置B、装置C」)及びそのホップ数(「1」)、装置D4(接続先)への経路情報(「装置B、装置A、装置D」)及びそのホップ数(「2」)、装置E5(接続先)への経路情報(「装置B、装置A、装置D、装置E」)及びそのホップ数(「3」)、装置F6(接続先)への経路情報(「装置B、装置A、装置D、装置E、装置F」)及びそのホップ数(「4」)、装置G7(接続先)への経路情報(「装置B、装置A、装置D、装置E、装置G」)及びそのホップ数(「4」)がそれぞれ記録される。
また、装置C3が図6(c)に示すような経路リスト603、装置D4が図6(d)に示すような経路リスト604、装置E5が図7(e)に示すような経路リスト605、装置F6が図7(f)に示すような経路リスト606、装置G7が図7(g)に示すような経路リスト607をそれぞれ作成し、各装置の記憶部に記憶保持する。
図6及び図7に示したような経路リストを作成して記憶保持した各装置は、自装置と無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態を示すホップ数の情報に基づき互いに近くに設置されている装置間で情報を自動的に共有して管理する(ステップS405)。
なお、無線アドホックネットワークを形成する装置間の位置関係は、装置間の接続状態を示すホップ数に対応して互いに近いまたは遠い位置関係にあることが認識できるので、ここでは無線アドホックネットワークを形成する装置間の接続状態のホップ数「1」の装置間で情報を共有する場合を例に説明する。
また、互いに情報を共有する装置間のホップ数は「1」に限定されるものではなく、各装置の設置環境に応じて任意のホップ数の設定が可能である。
無線アドホックネットワークを形成する装置間の配置関係に応じて互いに情報を共有して管理する制御動作は、各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報管理部303が主に行う。
具体的には、各装置は、自装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報取得部3031(共有情報管理部303)の制御により無線アドホックネットワークを形成する装置のうちの自装置近く(例えば装置間の接続状態がホップ数「1」で示される範囲内の距離)に設置された装置(説明の便宜上、相手装置という。)に対して自装置が保持する共有情報を記憶部から読み取り無線通信部を介して送信するとともに相手装置が保持する共有情報の送信を要求して取得する。
なお、各装置が保持する共有情報とは、例えば各装置が保持するアドレス帳、ジョブテンプレート、認証情報等のような互いに近くに設置された装置間で共有することで各装置の利便性が向上するような各種情報のことである。
相手装置から共有情報を取得すると、自装置が保持する共有情報に相手装置から取得した共有情報を付加して記憶保持するとともに自装置と互いに情報を共有している装置の識別情報と、その共有情報の識別情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき「ホップ数」、「接続先」、「共有情報」の各項目で構成される共有情報管理表を作成し、記憶保持する(ステップS406)。
具体的には、装置A1は、装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報取得部3031(共有情報管理部303)の制御により記憶部14に保持されている経路リスト601(図6(a)参照)を参照し、例えばホップ数が「1」の接続先である装置B2、装置C3、装置D4の各装置へ装置A1が保持する共有情報A(例えば装置A1のアドレス帳のデータ)を送信するとともに装置B2が保持する共有情報B(例えば装置B2のアドレス帳のデータ)、装置C3が保持する共有情報C(例えば装置C3のアドレス帳のデータ)、装置D4が保持する共有情報D(例えば装置D4のアドレス帳のデータ)の送信を各装置に要求して取得し、取得した共有情報B、共有情報C、共有情報Dを図8(a)に示すような装置A1が保持する共有情報Aに付加して記憶部14に記憶保持する。
また、共有情報取得部3031は、装置A1と互いに情報を共有する装置B2、装置C3、装置D4の各識別情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき図8(b)に示すような共有情報管理表801を作成し、記憶部14に記憶保持して管理する。
図8(a)に示すように、装置A1の記憶部14には、装置A1が保持する共有情報Aの他に装置B2と共有する共有情報Bと、装置C3と共有する共有情報Cと、装置D4と共有する共有情報Dが付加されて記憶保持され、図8(b)に示すように、装置A1と互いに情報を共有する装置B2、装置C3、装置D4の各識別情報(装置B、装置C、装置D)と、装置B2から取得して共有する共有情報B、装置C3から取得して共有する共有情報C、装置D4から取得して共有する共有情報Dの各情報と、これら装置と装置A1との間の接続状態を示すホップ数(1)が設定された共有情報管理表801が記憶保持される。
また、装置B2は、装置B2にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報取得部3031(共有情報管理部303)の制御により記憶部に保持する経路リスト602(図6(b)参照)を参照し、例えばホップ数が「1」の接続先である装置A1、装置C3の各装置へ装置B2が保持する共有情報Bを送信するとともに装置A1が保持する共有情報A、装置C3が保持する共有情報Cの送信を各装置に要求して取得し、取得した共有情報A及び共有情報Cを図8(c)に示すような装置B2が保持する共有情報Bに付加して記憶部に記憶保持する。
また、共有情報取得部3031は、装置B2と互いに情報を共有する装置A1、装置C3の各識別情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき図8(d)に示すような共有情報管理表802を作成し、記憶部に記憶保持して管理する。
図8(c)に示すように、装置B2の記憶部には、装置B2が保持する共有情報Bの他に装置A1と共有する共有情報Aと、装置C3と共有する共有情報Cが付加されて記憶保持され、図8(d)に示すように、装置B2と互いに情報を共有する装置A1、装置C3の各識別情報(装置A、装置C)と、装置A1から取得して共有する共有情報A、装置C3から取得して共有する共有情報Cの各情報と、これら装置と装置B2との間の接続状態を示すホップ数(1)が設定された共有情報管理表802が記憶保持される。
また、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7の各装置も各装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報取得部3031(共有情報管理部303)の制御により前述した装置A1及び装置B2の制御動作と同様に動作し、装置C3が図8(e)に示すような共有情報C、共有情報A、共有情報Bの各共有情報と図8(f)に示すような共有情報管理表803を記憶保持し、装置D4が図8(g)に示すような共有情報D、共有情報A、共有情報Eの各共有情報と図8(h)に示すような共有情報管理表804を記憶保持し、装置E5が図8(i)に示すような共有情報E、共有情報D、共有情報F、共有情報Gの各共有情報と図8(j)に示すような共有情報管理表805を記憶保持し、装置F6が図8(k)に示すような共有情報F、共有情報E、共有情報Gの各共有情報と図8(l)に示すような共有情報管理表806を記憶保持し、装置G7が図8(m)に示すような共有情報G、共有情報E、共有情報Fの各共有情報と図8(n)に示すような共有情報管理表807を各装置の記憶部に記憶保持する。
このように互いに無線アドホックネットワークを形成し、互いに近くに配置された装置間で情報を共有している各装置が移動することで無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは互いに近い配置関係でなくなった場合には(ステップS407でYES)、当該装置間で共有している共有情報を削除する制御動作を行う(ステップS408)。
また、共有情報の削除後、現在の各装置がそれぞれ情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき各装置がそれぞれ保持する共有情報管理表の情報を更新する(ステップS409)。
この共有情報の削除及び共有情報管理表の更新の制御動作は、共有情報管理部303の共有情報削除部3032が主に行う。
具体的には、互いに無線アドホックネットワークを形成し、互いに近くに配置された装置間で情報を共有している各装置は、自装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032(共有情報管理部303)の制御により互いに情報を共有する相手装置または自装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは互いに近い配置関係でなくなったか否かを各装置が保持する経路リストの情報と共有情報管理表とを参照して判断し、当該装置間の何れかの装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは当該装置間が互いに近い配置関係でなくなったと判断した場合は、当該装置間で共有している共有情報を削除する。
また、共有情報の削除後、現在の各装置がそれぞれ情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき各装置がそれぞれ保持する共有情報管理表の情報を更新する。
この共有情報の削除及び共有情報管理表の更新の制御動作について情報処理システム100を構成する各装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)のうちの装置D4が移動して無線アドホックネットワークから切り離された場合を例に説明する。
図9は、情報処理システム100を構成する装置D4の移動後の各装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置E5、装置F6、装置G7)の配置と、各装置のアドホック通信範囲を示す図である。
なお、図9において、装置D4は、装置D4が移動することで装置D4が各装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)で構成された無線アドホックネットワークから切り離されたことを表す破線で示す。
図9に示すように、装置D4が移動して無線アドホックネットワークから切り離されることで各装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)で形成されていた無線アドホックネットワークの装置A1と装置D4との間、装置E5と装置D4との間がそれぞれ切断され、装置A1と装置B2と装置C3とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して形成する無線アドホックネットワークと、装置E5と装置F6と装置G7とがそれぞれ情報を相互に直接送受信して形成する無線アドホックネットワークへと変化する。
この各装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置E5、装置F6、装置G7)で形成される無線アドホックネットワークの変化に対応して各装置がそれぞれ記憶保持する経路リストの情報も変化するので、各装置は、各装置がそれぞれ記憶保持する現在の経路リストの情報と、装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の共有情報管理表の情報とに基づき現在の経路リストに記録されていない装置の情報が共有情報管理表に記録されている場合は、当該装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは当該装置と互いに近い位置関係でなくなったと判断し、当該装置から取得した共有情報を記憶部から削除し、現在の各装置がそれぞれ相互に情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき各装置がそれぞれ保持する共有情報管理表の情報を更新する。
ところで、情報処理装置100を構成する各装置(図1参照)のうちの装置D4と情報を共有していた装置は装置A1と装置E5であり、装置D4が無線アドホックネットワークから切り離されることで装置A1と装置D4、装置E5と装置D4とが互いに近い位置関係ではなくなるので装置A1と装置D4、装置E5と装置D4との間でそれぞれ共有していた共有情報の削除動作が行われる。
そこで装置D4が無線アドホックネットワークから切り離されることで装置A1と装置D4の各装置が互いに共有していた共有情報を削除する制御動作を例に説明する。
図10は、装置D4が移動して無線アドホックネットワークから切り離される前後の装置A1が記憶保持する経路リストの情報と共有情報管理表の一例を示す図であり、図10(a)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の装置A1が保持していた経路リスト601の情報を示す図、図10(c)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離された後の装置A1が保持する経路リスト6010の情報を示す図、図10(b)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の装置A1が保持していた共有情報管理表801の情報を示す図、図10(d)が装置D4と共有していた共有情報D削除後の装置A1が保持する共有情報管理表8010の情報を示す図である。
図10に示すように、装置A1が記憶保持する経路リストの情報は、装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前後で経路リスト601(図10(a)参照)から経路リスト6010(図10(c)参照)の情報へと内容が変化する。
そこで装置A1にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032(共有情報管理部303)は、装置D4が無線アドホックネットワークから切り離された後の装置A1が保持する経路リスト6010と、共有情報管理表801(図10(b)参照)の各情報を参照し、装置A1近く(例えばホップ数が「1」)に設置されている装置の情報として経路リスト6010には記録されていないが共有情報管理表801には記録されている装置があるか否かを判別し、ある場合は、当該装置と共有する共有情報を削除する。
具体的には、装置A1が保持する共有情報管理表801には装置A1と情報を共有する装置として装置D4の情報が記録されているが、経路リスト6010には装置A1近く(例えばホップ数が「1」)に設置されている装置として装置D4の情報が記録されていないので、装置D4が装置A1の近く(装置A1と情報を共有する範囲内)から移動したと判断し、共有情報管理表801に基づき装置D4と共有していた共有情報Dを特定して記憶部14から共有情報Dを削除する。
また、共有情報D削除後、装置A1は、現在の装置A1と情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき共有情報管理表801の情報を更新し、図10(d)に示すような共有情報管理表8010を記憶部14に記憶保持する。
図10(d)に示すように、共有情報管理表8010には、現在の装置A1と情報を共有する装置(装置B2、装置C3の各識別情報)と、その装置と共有する共有情報(共有情報B、共有情報C)及びそのホップ数(1)が設定される。
一方、装置D4も装置A1の制御動作と同様に動作し、装置D4にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032(共有情報管理部303)の制御により装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の共有情報管理表の情報と、装置D4が無線アドホックネットワークから切り離された後の経路リストの情報とに基づき装置D4が装置A1及び装置E5とそれぞれ共有していた共有情報A及び共有情報Eを装置D4の記憶部から削除し、共有情報削除後の現在の装置D4が情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき各装置がそれぞれ保持する共有情報管理表の情報を更新する。
図11は、装置D4が移動して無線アドホックネットワークから切り離される前後の装置D4が記憶保持する経路リストの情報と共有情報管理表の一例を示す図であり、図11(a)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の経路リスト604の情報を示す図、図11(c)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離された後の経路リスト6040の情報を示す図、図11(b)が装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前の共有情報管理表804の情報を示す図、図11(d)が装置D4が装置A1及び装置E5とそれぞれ共有していた共有情報削除後の共有情報管理表8040の情報を示す図である。
図11に示すように、装置D4が記憶保持する経路リストの情報は、装置D4が移動して無線アドホックネットワークから切り離される前後で経路リスト604(図11(a)参照)から経路リスト6040(図11(c)参照)の情報へと内容が変化する。
そこで装置D4にインストールされた共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032(共有情報管理部303)は、装置D4が記憶保持する経路リスト6040と共有情報管理表804(図10(b)参照)の各情報を参照し、共有情報管理表804には装置D4と情報を共有する装置として装置A1と装置B2の情報が記録されているが、経路リスト6040には装置D4近く(例えばホップ数が「1」)に設置されている装置の情報が記録されていない(「なし」)ので、装置D4は、装置A1と装置B2とが装置D4の近く(装置D4と情報を共有する範囲内)から移動したと判断し、共有情報管理表804に基づき装置A1及び装置B2とそれぞれ共有していた共有情報A及び共有情報Bを特定して記憶部から共有情報A及び共有情報Bを削除する。
また、共有情報A及び共有情報B削除後、装置D4は、現在の装置D4と情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき共有情報管理表804の情報を更新し、図10(d)に示すような共有情報管理表8040を記憶部に記憶保持する。
図11(d)に示すように、共有情報管理表8040には、現在の装置D4と情報を共有する装置(なし)と、その装置と共有する共有情報(なし)及びそのホップ数(なし)が設定される。
情報処理システム100を構成する各情報処理装置(装置A1、装置B2、装置C3、装置D4、装置E5、装置F6、装置G7)は、一定時間経過毎に前述したステップS401乃至ステップS407の各動作を繰り返し行い(ステップS408でYES)、無線アドホックネットワークを形成し、互いに近くに設置されている装置間で情報を自動的に共有して管理するので情報を共有する装置のうちの一方の装置が他のユーザで使用されている場合であっても、情報を共有する他の装置で共有する情報が利用できるので装置の利便性が向上する。
これまでの説明では、無線アドホックネットワークを形成し、互いに情報を共有する装置間で相手装置または自装置が無線アドホックネットワークから切り離されたもしくは互いに情報を共有する配置関係でなくなった場合は、当該装置間で共有する情報を各装置から速やかに削除する例を示したが、当該装置間で共有する情報を各装置から削除するタイミングを一定時間経過後に行う構成としてもよい。
この場合は、前述した共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032の制御動作が次にように動作する構成する。
すなわち、無線アドホックネットワークを形成し、互いに情報を共有する装置間で互いに情報を共有する配置関係でなくなった場合、その時の当該装置がそれぞれ記憶保持する経路リストの情報と、情報を共有する配置関係でなくなる前の当該装置がそれぞれ記憶保持する共有情報管理表とに基づき当該装置間が互いに情報を共有する配置関係でなくなったと判断した時点から予め設定された一定時間経過後に当該装置間でそれぞれ相手装置から取得した共有情報を各装置の記憶部から削除する。
また、共有情報削除後の現在の当該装置がそれぞれ相互に情報を共有する装置の情報と、その共有情報と、その装置間の接続状態(ホップ数)の情報に基づき当該装置の共有情報管理表の情報を更新する制御動作とする。
このような構成とすることで情報処理システム100を構成する各情報処理装置の突発的な接続の切断(例えば不用意な装置の電源OFFや一時的な装置の移動)で装置間で互いの共有する共有情報が削除され、装置の利便性が低下することを防止することができる。
また、互いに情報を共有する装置間での共有情報を削除するタイミングとして自装置の移動により自装置が無線アドホックネットワークから切り離された場合は、当該装置間の相手装置から取得した共有情報を自装置の記憶部から速やかに削除し、相手装置の移動により相手装置と自装置との間が情報を共有する配置関係でなくなった場合は、当該装置間の相手装置から取得した共有情報を自装置の記憶部から一定時間経過後に削除する構成としてもよい。
この場合は、前述した共有情報管理ソフト300の共有情報削除部3032の制御動作が次にように動作する構成する。
すなわち、互いに情報を共有する装置間で互いに情報を共有する配置関係でなくなった場合、その時の当該装置がそれぞれ記憶保持する経路リストの情報に基づき相互に情報を共有する配置関係でなくなったのは自装置の移動によるものかまたは相手装置の移動によよるものかを判断する判断手段を備え、この判断手段で相互に情報を共有する配置関係でなくなったのは自装置の移動によるものと判断した場合は、相手装置から取得した共有情報を自装置の記憶部から速やかに削除し、相互に情報を共有する配置関係でなくなったのは相手装置の移動によるものと判断した場合は、相手装置から取得した共有情報を自装置の記憶部から一定時間経過後に削除する構成とする。
また、判断手段による判断は、自装置と情報を相互に直接送受信して無線アドホックネットワークを形成していた相手装置の情報が全て自装置の経路リストの情報から削除された場合は、相互に情報を共有する配置関係でなくなったのは自装置の移動によるものと判断し、相手装置の情報が自装置の経路リストの情報から削除された場合は、相互に情報を共有する配置関係でなくなったのは相手装置の移動によるものと判断する構成とする。
また、以上の説明では本発明の動作が各情報処理装置にインストールされた共有情報管理ソフト300の制御により動作する例を示したが、各情報処理装置の制御部で共有情報管理ソフト300の制御動作を実現するような構成としてもよい。
本発明に係わる情報処理装置で構成される情報処理システム100のシステム構成の一例を示す図 本発明に係わる情報処理装置(装置A1)の要部の機能的なブロックを示す機能ブロック図 本発明に係わる情報共用管理ソフトの機能的なブロックを示す図 各情報処理装置が互いに近くに設置されている装置間で情報を自動的に共有管理する制御動作を示す流れ図 各情報処理装置が記憶保持するリンクリストの一例を示す図 装置A、B、C、Dの各情報処理装置が記憶保持する経路リストの一例を示す図 装置E、F、Gの各情報処理装置が記憶保持する経路リストの一例を示す図 各情報処理装置が記憶保持する共有情報及び共有情報管理表の一例を示す図 情報処理システム100の装置D4が無線アドホックネットワークから切り離された状態を示す図 装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前後の装置A1が記憶保持する経路リストの情報と共有情報管理表の一例を示す図 装置D4が無線アドホックネットワークから切り離される前後の装置D4が記憶保持する経路リストの情報と共有情報管理表の一例を示す図
符号の説明
1 装置A
2 装置B
3 装置C
4 装置D
5 装置E
6 装置F
7 装置G
8 LAN等の有線ネットワーク
9 電話回線
10 装置Aのアドホック通信範囲
11 制御部(装置A)
12 ネットワークI/F部(装置A)
13 無線通信部(装置A)
14 記憶部(装置A)
15 タイマー部(装置A)
16 入出力部(装置A)
17 印刷処理部(装置A)
18 画像読取部(装置A)
19 ファックス通信部(装置A)
20 装置Bのアドホック通信範囲
30 装置Cのアドホック通信範囲
40 装置Dのアドホック通信範囲
50 装置Eのアドホック通信範囲
60 装置Fのアドホック通信範囲
70 装置Gのアドホック通信範囲
100 情報処理システム
300 情報共有管理ソフト
301 主制御部
302 アドホックネットワーク形成部
3021 隣接装置情報収集部
3022 リンクリスト作成部
3023 リンクリスト情報交換部
3024 経路リスト作成部
303 共有情報管理部
3031 共有情報取得部
3032 共有情報削除部
304 時間管理部
501 装置Aに記憶保持されたリンクリスト
502 装置Bに記憶保持されたリンクリスト
503 装置Cに記憶保持されたリンクリスト
504 装置Dに記憶保持されたリンクリスト
505 装置Eに記憶保持されたリンクリスト
506 装置Fに記憶保持されたリンクリスト
507 装置Gに記憶保持されたリンクリスト
601 装置Aに記憶保持された経路リスト
6010 装置D移動後の装置Aに記憶保持されたリンクリスト
602 装置Bに記憶保持された経路リスト
603 装置Cに記憶保持された経路リスト
604 装置Dに記憶保持された経路リスト
6040 装置D移動後の装置Dに記憶保持されたリンクリスト
605 装置Eに記憶保持された経路リスト
606 装置Fに記憶保持された経路リスト
607 装置Gに記憶保持された経路リスト
801 装置Aに記憶保持された共有情報管理表
8010 装置D移動後の装置Aに記憶保持された共有情報管理表
802 装置Bに記憶保持された共有情報管理表
803 装置Cに記憶保持された共有情報管理表
804 装置Dに記憶保持された共有情報管理表
8040 装置D移動後の装置Dに記憶保持された共有情報管理表
805 装置Eに記憶保持された共有情報管理表
806 装置Fに記憶保持された共有情報管理表
807 装置Gに記憶保持された共有情報管理表

Claims (8)

  1. 自立分散型無線ネットワークを形成する複数の装置間で信号の送受に際して他の装置を経由する経由数を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置間で相互に情報を共有する情報共有手段と、
    前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、前記情報共有手段による共有情報を削除する共有情報削除手段と
    を具備する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記共有情報削除手段は、
    前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、その時から一定時間経過後に前記共有情報を削除する遅延削除手段
    を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置の情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づき移動した装置を判別する判別手段と
    を具備し、
    前記判別手段で移動したと判別された装置は、前記共有情報を速やかに削除し、他の装置は、一定時間経過後に前記共有情報を削除する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記判別手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記情報の装置が自装置だけになった場合は、自装置が移動したと判別し、特定の装置の記憶がなくなった場合は、該特定の装置が移動したと判別する
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 自立分散型無線ネットワークを形成する複数の装置間で信号の送受に際して他の装置を経由する経由数を取得手段で取得し、
    前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置間で情報を情報共有手段で相互に共有し、
    前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、前記情報共有手段による共有情報を共有情報削除手段で削除する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  6. 前記共有情報削除手段は、
    前記取得手段で取得した経由数が前記所定値を越えた装置は、その時から一定時間経過後に前記共有情報を遅延削除手段で削除する
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理方法。
  7. 前記取得手段で取得した経由数が所定値以下の装置の情報を記憶手段で記憶し、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づき移動した装置を判別手段で判別し、
    前記判別手段で移動したと判別された装置は、該装置で記憶した前記共有情報を速やかに削除し、他の装置は、一定時間経過後に前記他の装置が記憶する前記共有情報を削除する
    ことを特徴とする請求項6記載の情報処方法。
  8. 前記判別手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記情報の装置が自装置だけになった場合は、自装置が移動したと判別し、特定の装置の記憶がなくなった場合は、該特定の装置が移動したと判別する
    ことを特徴とする請求項7記載の情報処理方法。
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