JP2008090462A - タグラベル作成装置及び無線タグ操作システム - Google Patents

タグラベル作成装置及び無線タグ操作システム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の操作用無線タグラベルを簡単に一括して作成することができるタグラベル作成装置及びタグ操作機器を提供する。
【解決手段】情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子Toを配置したタグテープ303を搬送するための搬送装置309と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行うアンテナ306と、プロジェクタ400に所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報を生成し、アンテナ306を介しIC回路部150へ書き込む高周波回路301と、複数の操作コマンドに各々対応する複数の無線タグラベルT−1,T−2を一括して作成するように、搬送装置309及び高周波回路301を連携制御する制御回路302とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触で情報の読み取り/書き込みを行える無線タグラベルを作成するためのタグラベル作成装置、及び作成した無線タグラベルの無線タグ情報を用いて操作対象に所定の動作を行わせる無線タグ操作システムに関する。
小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用化されつつある。
上記無線タグを用いた従来技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来技術では、シート状の電磁波シールド材の両面に無線タグ回路素子(非接触通信ICユニット)をそれぞれ設けたICシートが開示されており、ユーザが当該ICシートのどちら側の面をリーダにかざすかによって、異なる機能を選択的に利用可能なようになっている。
特開2006−91964号公報
上記従来技術では、シート状の電磁波シールド材の両面に無線タグ回路素子をそれぞれ設けることにより、ICシートを構成する。このため、表面用の無線タグ回路素子と裏面用の無線タグ回路素子とに対し、別々に無線タグ情報を書き込んで無線タグを作成する必要があり、煩雑な操作や手間が必要であった。また、ICシート使用時の利便性を考慮し、シート表面に対応する機能を裏面に表示し、且つシート裏面に対応する機能を表面に表示する場合には、それぞれの無線タグ作成時にさらに煩雑な操作や手間が必要となっていた。
本発明の目的は、操作対象を操作するための操作用無線タグラベルを簡単に一括して作成することができるタグラベル作成装置及び無線タグ操作システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ担持体を搬送するための搬送手段と、前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う通信手段と、操作対象に所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報を生成し、前記通信手段を介し前記IC回路部へ書き込む書き込み手段と、複数の前記操作コマンドに各々対応する複数の無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段及び前記書き込み手段を連携制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、搬送手段によって無線タグ回路素子が配置されたタグ担持体が搬送され、書き込み手段で生成された操作コマンドに対応する情報が通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部に書き込まれて、複数の無線タグラベルが作成される。
このとき、それら複数の無線タグラベルのIC回路部には、互いに異なる操作コマンドに対応する情報がそれぞれ書き込まれている。これにより、複数の無線タグラベルを操作対象である1つの機器において実行される複数の操作にそれぞれ対応させることで、当該機器の操作用無線タグラベル(複数個)を簡単に一度にまとめて作成することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記タグ担持体としてのタグテープを所定の長さに切断する切断手段を有し、前記制御手段は、複数の前記操作コマンドに各々対応する複数の無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段、前記書き込み手段、及び前記切断手段を連携制御することを特徴とする。
本願第2発明においては、搬送手段によって無線タグ回路素子が配置されたタグテープが搬送され、書き込み手段で生成された操作コマンドに対応する情報が通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部に書き込まれ、タグテープが切断手段で所定長さに切断されて、複数の無線タグラベルがそれぞれ作成される。
このとき、制御手段の制御により、それら複数の無線タグラベルのIC回路部には、互いに異なる操作コマンドに対応する情報がそれぞれ書き込まれている。これにより、複数の無線タグラベルを操作対象である1つの機器において実行される複数の操作にそれぞれ対応させることで、当該機器の操作用無線タグラベル(複数個)を簡単に一度にまとめて作成することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2発明において、前記操作コマンドを入力する操作コマンド入力手段を有し、前記書き込み手段は、前記操作コマンド入力手段で入力した操作コマンドに対応する情報を生成することを特徴とする。
本願第3発明においては、例えば操作者が入力装置(PC等)を用いて操作(選択)入力した操作コマンドを操作コマンド入力手段で入力し、当該入力した操作コマンドに対応する情報を書き込み手段で生成するとともに通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部に書き込むことにより、無線タグラベルを作成する。これにより、操作者が所望する操作コマンドに対応する情報が書き込まれた無線タグラベルを作成することができる。
第4の発明は、上記第3発明において、前記搬送手段は、前記無線タグ回路素子を取り付けるための基材層と、この基材層を貼り付け対象に貼り付けるための貼り付け用粘着剤層と、この貼り付け用粘着材層を覆う剥離材層とを備えた前記タグテープを搬送し、前記タグテープのうち前記剥離材層以外の層を切断し第1半切断部位を形成するための半切断手段を設け、前記一括して作成される複数の無線タグラベルのそれぞれが、前記半切断手段で形成した第1半切断部位において前記剥離材層を介し連結されていることを特徴とする。
本願第4発明においては、半切断手段で剥離材層を残し他の層を切断(=ハーフカット)し、第1半切断部位を形成する。これにより、一括して作成された複数の無線タグラベルにおいて、第1半切断部位を用いて各無線タグラベルを剥離材層からそれぞれ剥がしやすくすることができる。
第5の発明は、上記第2乃至第4発明のいずれかにおいて、前記タグテープ又はこれに貼り合わされる被印字テープに備えられた第1印字領域に、前記操作コマンドに対応したコマンド印字を行う印字手段を有することを特徴とする。
これにより、IC回路部に記憶された操作コマンドに対応した印字がなされた印字付き無線タグラベルを実現することができる。その結果、操作者は操作コマンドに対応した印字を視認しつつ一括作成された無線タグラベルの操作コマンド機能をそれぞれ用いることができ、利便性を向上することができる。
第6の発明は、上記第5発明において、前記操作コマンドに対応する印字情報を入力する印字情報入力手段を有し、前記印字手段は、前記印字情報入力手段で入力した印字情報に対応するコマンド印字を行うことを特徴とする。
本願第6発明においては、入力装置(PC等)からの操作コマンドに対応する印字情報を印字情報入力手段で入力し、印字手段で当該入力した印字情報に対応するコマンド印字を印字領域に行うことにより、印字付き無線タグラベルを作成する。これにより、操作者が所望の印字情報を入力装置から入力することによって、所望のコマンド印字が行われた無線タグラベルを作成することができる。
第7の発明は、上記第6発明において、前記一括して作成される無線タグラベルの数は2つであり、前記2つの無線タグラベルのうち一方の無線タグラベルに備えられた前記第1印字領域に、他方の無線タグラベルの前記IC回路部に記憶された前記操作コマンドに対応した前記コマンド印字を行うように、前記印字手段を制御する第1印字制御手段を有することを特徴とする。
本願第7発明においては、第1印字制御手段で印字手段を制御することにより、無線タグラベルのうち一方の無線タグラベルに備えられた第1印字領域に、他方の無線タグラベルのIC回路部に記憶された操作コマンドに対応したコマンド印字を行う。これにより、例えばカードの表側と裏側に異なる操作コマンド1,2がそれぞれ記憶された無線タグラベルを添付したタグカードを形成し、このタグカードの表側又は裏側の無線タグラベルをリーダに読み取らせて操作コマンド1,2に対応する操作を操作対象に対し行うような場合に、タグカードの表側に操作コマンド1が記憶されると共に操作コマンド2に対応する印字が行われた無線タグラベルを添付し、タグカードの裏側に操作コマンド2が記憶されると共に操作コマンド1に対応する印字が行われた無線タグラベルを添付してタグカードを形成すれば、操作者はこれから実行しようとする操作コマンドに対応する印字を視認しつつ当該操作を行うことが可能となる。
第8の発明は、上記第5乃至第7発明のいずれかにおいて、前記一括して作成される複数の無線タグラベルのそれぞれに備えられた第2印字領域に、一括作成された関連のある無線タグラベルであることを示す印字識別子を印字するように、前記印字手段を制御する第2印字制御手段を有することを特徴とする。
これにより、例えば同一の操作対象(プロジェクタ等)に対する複数の操作コマンドをそれぞれ記憶させた複数の無線タグラベルを一括して作成する場合のように、複数の無線タグラベルが関連するタグラベルである場合に、そのことを明示することができる。
第9の発明は、上記第8発明において、前記一括して作成される複数の無線タグラベルが、前記第1印字領域を備え、貼り付け対象に貼り付けられるラベル本体と、前記第2印字領域を備えた余白部分とから構成されており、前記半切断手段は、前記ラベル本体と前記余白部分とが前記剥離材層によって連結される第2半切断部位を形成することを特徴とする。
これにより、第2半切断部位を用いて余白部分を除いたラベル本体のみを剥離材層から剥がすことができる。その結果、不要な余白部分を切除する手間が省け、必要部分であるラベル本体のみを使用することができる。
第10の発明は、上記第2乃至第9発明のいずれかにおいて、前記制御手段は、設置面に対し自立する無線タグ構造体を構成するための少なくとも3つの前記無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段、前記書き込み手段、及び前記切断手段を連携制御することを特徴とする。
これにより、多面体等の多種多様な立体形状の無線タグ構造体を構成することが可能となる。その結果、多面体の各面に対し対応する操作コマンドが記憶されると共に対応する印字が行われた無線タグラベルをそれぞれ添付することで、操作対象に対し多種多様な操作を行うことが可能な無線タグ構造体を構成することが可能となる。
第11の発明は、上記第1乃至第10発明のいずれかにおいて、前記書き込み手段は、前記操作コマンドとして、各種機器における、電源オン・オフ操作、ログイン・ログアウト操作、ユーザ切り換え操作、操作者権限切り替え操作のうち少なくとも1つを生成し、前記IC回路部へ書き込むことを特徴とする。
これにより、各種機器における、電源オン・オフ操作、ログイン・ログアウト操作、ユーザ切り換え操作、操作者権限切り替え操作等の当該機器の操作用無線タグラベルを簡単に一度にまとめて作成することができる。
第12の発明は、上記第1乃至第11発明のいずれかにおいて、前記書き込み手段は、前記操作対象が前記操作コマンドを実行するまでの待機時間に対応する情報を生成し、前記IC回路部へ書き込むことを特徴とする。
これにより、例えば操作者が操作対象に対し誤った操作コマンドを指示してしまった場合に、当該誤った操作コマンドの待機時間の間に、正しい操作コマンドを実行させるように是正することが可能となる。
第13の発明は、上記第1乃至第12発明のいずれかにおいて、前記操作コマンドで所定の動作を行わせる操作対象を限定する操作対象限定情報を入力する操作対象限定情報入力手段を有し、前記書き込み手段は、前記操作対象限定情報入力手段で入力した操作対象限定情報に基づき限定された操作対象に対する操作コマンドに対応する情報を生成し、前記通信手段を介し前記IC回路部へ書き込むことを特徴とする。
これにより、例えばプロジェクタに対してのみ操作が有効である無線タグラベルや、会議室に設置してあるプロジェクタに対してのみ操作が有効な無線タグラベルといったように、操作対象を限定した無線タグラベルを作成することができる。
上記目的を達成するために、第14の発明は、無線タグ情報を用いて操作対象に所定の動作を行わせる無線タグ操作システムであって、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された操作コマンドに対応する情報を読み取る無線タグ情報読み取り手段と、前記無線タグ情報読み取り手段で読み取った操作コマンドの操作対象に関する判定を行うコマンド判定手段と、前記コマンド判定手段の判定結果に応じて当該操作コマンドに対応する処理を行うコマンド実行手段とを有することを特徴とする。
本願第14発明においては、タグラベル作成装置によって一括作成された操作用無線タグラベルに備えられた無線タグ回路素子のIC回路部に、操作対象に所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報が記憶保持されており、この無線タグ回路素子に対し無線タグ情報読み取り手段により無線タグ情報の読み取りを行い、操作コマンドを取得する。そして、コマンド判定手段でこの取得した操作コマンドの操作対象に関する判定を行い、この判定結果に応じてコマンド実行手段で操作コマンドに対応する処理を行う。
これにより、例えば操作対象が所定の装置(プロジェクタ)でない操作コマンドが所定の装置(プロジェクタ又はこのプロジェクタを操作可能なPCを含む)に入力された場合に、当該操作コマンドを実行しないようにすることが可能となる。したがって、他の機器に対する操作コマンドによる誤動作を防止できる。その結果、無線タグ情報を用いて操作対象に所定の動作を行わせる無線タグ操作システムの動作信頼性を向上できるので、上述したタグラベル作成装置による操作用無線タグラベルの一括作成を可能とすることができる。
第15の発明は、上記第14発明において、前記コマンド判定手段の判定結果に応じ、前記操作コマンドを他の装置に転送するコマンド転送手段を有することを特徴とする。
本願第15発明においては、コマンド判定手段の判定結果に応じて、コマンド転送手段で操作コマンドを他の装置に転送する。これにより、例えば操作対象が第1会議室のプロジェクタである操作コマンドを、第2会議室のプロジェクタに接続されたPC2に対して出力したような場合であっても、当該操作コマンドをPC2から例えば社内ネットワークを介して第1会議室のプロジェクタに接続されたPC1に転送し、当該PC1により第1会議室のプロジェクタに対し所望を動作を行わせることが可能となる。
本発明によれば、機器の操作用無線タグラベルを簡単に一括して作成することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のタグラベル作成装置300を含む操作タグ生成システム全体を表すシステム構成図である。
図1に示す操作タグ生成システム10は、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子To(後述の図9参照)を有する複数の無線タグラベルから構成され、操作対象である機器(例えばプロジェクタ等)に対し所定の動作を行わせるための操作タグ1(後述の図8参照)を作成するためのタグラベル体T(後述の図5参照)を作成する上記タグラベル作成装置300と、このタグラベル作成装置300と例えばUSBケーブル等の接続手段2を介して接続され、表示部101及び操作部102等を有するPC端末(パーソナルコンピュータ端末。以下、「PC」と記載)100とを備えている。
図2は、上記操作タグ生成システム10を構成するPC100及びタグラベル作成装置300の詳細機能を表す機能ブロック図である。
この図2において、PC100は、各種入力画面等の所定の表示を行うための上記表示部101と、操作者が操作入力を行うための適宜のボタン、キー、マウス等を備えた上記操作部102と、各種アプリケーションや電子ファイル等のデータが格納されるハードディスク等の記憶手段103と、上記タグラベル作成装置300との間で接続手段2を介して行われる通信の制御を行う通信制御部104と、これら表示部101、操作部102、記憶手段103及び通信制御部104を含むPC100全体の動作を制御する制御回路105とを有する。
一方、タグラベル作成装置300は、所定間隔で無線タグ回路素子Toが備えられたタグテープ303(タグ担持体)を巻回したタグテープロール304を着脱可能な(又はタグテープロール304を備えたカートリッジを着脱可能な)タグテープロールホルダ部310と、このタグテープロール304から繰り出されたタグテープ303のうち上記無線タグ回路素子Toに対応した印字領域S(後述の図5参照)に所定の印字を行う印字ヘッド305(印字手段)と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行うアンテナ306(通信手段)と、高周波回路301(書き込み手段)及び制御回路302(制御手段)と、上記PC100との間で接続手段2を介して行われる通信の制御を行う通信制御部308と、タグテープ303への印字及び無線タグ回路素子Toへの上記情報書き込みが終了したタグテープ303を所定の長さに切断して複数の無線タグラベルからなるタグラベル体Tとするカッタ307(切断手段)と、剥離紙303a以外の層(ベースフィルム303c及び粘着層303b。図2中部分拡大図参照)を幅方向に切断するハーフカットを行うハーフカッタ311(半切断手段)と、印字ヘッド305に対向して設けられ、制御回路302により制御されてタグテープロール304を搬送する搬送装置309(搬送手段)とを有する。
上記タグテープ303は、ベースフィルム303c側(図2中上側)よりその反対側(図2中下側)へ向かって、ベースフィルム303c(基材層)、粘着層303b(貼り付け用粘着剤層)、及び剥離紙303a(剥離材層)からなる3層構造を有している。そして、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151(タグ側アンテナ)とを備えた上記無線タグ回路素子Toは、上記ベースフィルム303cの裏側(図2中下側)に設けられている(後述の図5参照)。なお、上記ベースフィルム101cの表面には加熱により発色する感熱剤が塗布されており、印字ヘッド305の印字素子が加熱することによってベースフィルム303cの表面に印字R(後述の図5参照)が印刷される。
高周波回路301及び制御回路302は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へのアクセス情報を生成し、アンテナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ情報書き込みを行う。また制御回路302は上記接続手段2を介してPC100と接続されており、このPC100と情報の送受が可能となっている。
このような構成において、上記タグラベル作成装置300でタグラベル体Tを作成する際には、操作者はPC100の上記操作部102を用いて操作タグ1の操作対象である機器及びこの機器に行わせる動作に対応する操作コマンドの設定入力を行うと共に、タグラベル体Tの作成指示入力を行う。これにより、PC100において操作タグ1の表面用及び裏面用のタグデータ及び印刷データがそれぞれ作成され、これらのデータが接続手段2を介してタグラベル作成装置300に送信される。その結果、タグラベル作成装置300の制御回路302の制御により、上記印刷データに基づいた印字ヘッド305による表面・裏面の印字がそれぞれ行われると共に、高周波回路301により操作コマンドに対応するアクセス情報が生成され装置側アンテナ306を介して表面・裏面に対応する無線タグ回路素子Toへそれぞれ送信される。これにより、表面・裏面に対応する無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ上記操作コマンドに対応する情報の書き込みがそれぞれ行われ、タグラベル体Tが作成される。
図3は、上記操作機器及び操作コマンドの設定入力時にPC100の制御回路105によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、制御回路105は、操作者により適宜の操作タグ1(タグラベル体T)の作成指示入力があった場合に本フローを開始する。
図3において、まずステップS10では、表示部101に制御信号を出力し、上記操作タグ1の操作対象である機器及びこの機器に行わせる動作に対応する操作コマンドの入力画面を表示させて、操作者に入力を促す。これらのタグ操作機器及び操作コマンドの入力は、例えばPCに対するログイン・ログアウト操作又はユーザ切り換え操作や、プロジェクタに対する(複数の画像からなる)投影画像の移動操作等の予め定められたフォーマットが複数用意されており、それらフォーマットの中から操作者が操作部102を介して選択入力することにより行われる。
なお、以下、操作対象である機器としてプロジェクタ400(後述の図11参照)、操作コマンドとして当該プロジェクタ400の(複数のスライドから構成される)投影画像を次のスライドに移す「進む」コマンドと投影画像を前のスライドに戻す「戻る」コマンドの2つの操作コマンドが入力される場合を例にとって説明する。
次のステップS20では、上記操作機器・操作コマンド設定画面に応じて、操作者が操作部102を用いてコマンド情報を入力したかどうかを判定する。コマンド情報の入力があった場合には、判定が満たされ次のステップS30に移る。
ステップS30では、上記ステップS20で入力された2つのコマンド(「進む」「戻る」コマンド)のうちの一方を選択し、当該コマンドに基づき、操作タグ1の表面に添付される無線タグ回路素子Toに書き込むための表面用タグデータを作成する。ここでは、「進む」コマンドを表面用のコマンドとして選択するものとする。
次のステップS40では、上記ステップS30で作成した表面用タグデータに基づき、操作タグ1の裏面に添付される無線タグラベルTに印字される印刷データを作成する。ここでは、上記「進む」コマンドに対応させて、例えば「進む」というテキストからなる印刷データを作成する。
次のステップS50では、上記ステップS20で入力された2つのコマンド(「進む」「戻る」コマンド)のうちの他方を選択し、当該コマンドに基づき、操作タグ1の裏面に添付される無線タグ回路素子Toに書き込むための裏面用タグデータを作成する。ここでは、「戻る」コマンドを裏面用のコマンドとして選択するものとする。
次のステップS60では、上記ステップS50で作成した裏面用タグデータに基づき、操作タグ1の表面に添付される無線タグラベルTに印字される印刷データを作成する。ここでは、上記「戻る」コマンドに対応させて、例えば「戻る」という文字からなる印刷データを作成する。
次のステップS70では、表示部101に制御信号を出力し、操作タグ1(タグラベル体T)を作成するか否かの最終的な確認画面を表示させて、操作者にタグ作成指示の入力を促す。
次のステップS80では、上記確認画面に応じて、操作者が操作部102を用いて操作タグ1(タグラベル体T)の作成指示入力を行ったかどうかを判定する。作成指示の入力があった場合には、判定が満たされ次のステップS90に移る。
ステップS90では、通信制御部104及び接続手段2を介してタグラベル作成装置300の制御回路302に対し、上記作成した表面・裏面にそれぞれ対応したタグデータ及び印刷データを送信する。そして、このフローを終了する。
なお、上記フローでは特に説明しなかったが、各入力画面等において操作者によるキャンセル操作ができるようにしてもよい。また、上記ではタグ操作機器及び操作コマンドを予め定められたフォーマットから選択するようにしたが、これに限られず、操作者が任意のタグ操作機器及び操作コマンドについて設定入力できるようにしてもよい。さらに、上記ではタグデータに基づき印刷データを自動的に作成するようにしたが、これに限られず、操作者が任意の印刷データを手動入力により設定できるようにしてもよい。
図4は、操作タグ1(タグラベル体T)の作成時にタグラベル作成装置300の制御回路302によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、制御回路302は、上記ステップS90においてPC100の制御回路105から送信されたタグデータ及び印刷データを受信した際にこのフローを開始する。
まずステップS110において、PC100からの受信データに基づき、操作タグ1の表面・裏面にそれぞれ対応したタグデータ及び印刷データを取得する。
次のステップS120では、高周波回路301によりアクセス情報を生成して装置側アンテナ306を介して操作タグ1の表面に対応する無線タグ回路素子Toへ送信し、IC回路部150へ上記ステップS110で取得したタグデータ(上記「進む」コマンドに対応する情報を含む)の書き込みを行う。また、上記ステップS110で取得した印刷データ(この例では「戻る」という文字データ)に基づき、操作タグ1の表面に対応する印字領域S1(第1印字領域。後述の図5参照)に対し印字ヘッド305による印字を行う。
次のステップS130では、上記表面に対応する無線タグラベルTの作成が成功したか否か、言い換えれば無線タグ回路素子Toへのタグデータの書き込みが成功したか否かを判定する。具体的には、上記無線タグ回路素子Toに対し「Verify」信号を送信し、これに対応して無線タグ回路素子Toから受信したリプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子Toのメモリ部150内に記憶された情報を確認し、公知の誤り検出符号(CRC符号;Cyclic Redundancy Check等)を用いて上記操作コマンドに対応する情報がメモリ部150に正常に記憶されたか否かを判定する。タグラベル作成が成功している場合には、判定が満たされて次のステップS140に移る。
ステップS140では、図示しない駆動回路に制御信号を出力することによりハーフカッタ311を駆動させ、タグテープ303の剥離紙303a以外の層(粘着層303b及びベースフィルム303c)を幅方向に切断するハーフカットを行う。
次のステップS150では、高周波回路301によりアクセス情報を生成して装置側アンテナ306を介して操作タグ1の裏面に対応する無線タグ回路素子Toへ送信し、IC回路部150へ上記ステップS110で取得したタグデータ(上記「戻る」コマンドに対応する情報を含む)の書き込みを行う。また、上記ステップS110で取得した印刷データ(この例では「進む」というテキストデータ)に基づき、操作タグ1の裏面に対応する印字領域S2(第1印字領域。後述の図5参照)に対し印字ヘッド305による印字を行う。
次のステップS160では、上記裏面に対応する無線タグラベルTの作成が成功したか否かを、上記ステップS130と同様にして判定する。タグラベル作成が成功している場合には、判定が満たされて次のステップS170に移る。
ステップS170では、図示しない駆動回路に制御信号を出力することによりカッタ307を駆動させ、テープ切断を行って複数(本例では2つ)の無線タグラベルT(無線タグ回路素子To)を備えたタグラベル体Tを作成し、このフローを終了する。
なお、上記ステップ130又はステップS160において、表面又は裏面に対応する無線タグラベルTの作成が成功していない場合には、判定が満たされずにそれぞれステップ180に移る。このステップ180では、エラー表示信号を通信制御部308及び接続手段2を介し上記PC100の制御回路105へ出力し、表示部101に対応する失敗表示(例えば「タグ作成が正常に終了しませんでした」等)を行わせる。そして、このフローを終了する。
図5(a)及び図5(b)は、上述のようにして操作タグ1の表面・裏面のそれぞれに対応する無線タグ回路素子Toへの情報書き込み・印字及びタグテープ303の切断が完了し形成されたタグラベル体Tの外観の一例を表す図であり、図5(a)は上面図、図5(b)は図5(a)中下方向から見たその側面図である。また図6は、図5(a)中VI−VI′断面による横断面図である。
これら図5(a)、図5(b)、及び図6において、タグラベル体Tは、操作タグ1の表面に対応する無線タグラベルT−1と裏面に対応する無線タグラベルT−2との2つの無線タグラベルを有しており、前述したように、ベースフィルム303c側(図5中上側)よりその反対側(図5中下側)へ向かって、ベースフィルム303c、粘着層303b、及び剥離紙303aの3層によって構成されている。そして、無線タグラベルT−1、T−2においては、ベースフィルム303cの裏側に設けたアンテナ151及びベースフィルム303cあるいは粘着層303b内(図ではベースフィルム303c内)に設けたIC回路部150を備え上記操作コマンドに対応する情報を書き込み済の無線タグ回路素子Toが、幅方向一方側(図5中下側)にそれぞれ偏在配置されているとともに、ベースフィルム303cの表面の印字領域S1,S2に印字ヘッド305によって印字R(この例では「戻る」「進む」の文字)がそれぞれ印刷されている。
上記無線タグラベルT−1と無線タグラベルT−2との間には、前述したハーフカッタ311により剥離紙303a以外の層(ベースフィルム303c及び粘着層303b)が切断されることによってハーフカット線HC(第1半切断部位)が形成されており、これによりタグラベル体Tは、無線タグラベルT−1,T−2が上記ハーフカット線HCの位置において剥離紙303aを介し連結された構成となっている。
図7(a)〜(c)は、タグラベル作成装置300で作成した上記タグラベル体Tを構成する無線タグラベルT−1、T−2を用いて操作タグ1を作成する手順を表した図である。
まず図7(a)に示すように、タグラベル作成装置300で作成したタグラベル体Tにおいて、ハーフカット線HCを利用して各無線タグラベルT−1、T−2(正確には各無線タグラベルT−1、T−2の剥離紙303a以外であるベースフィルム303c及び粘着層303b部分)を剥離紙303aから剥がす。
そして、図7(b)及び図7(c)に示すように、プラスチック等の絶縁体から構成され略四角薄板形状に形成された基材250に対し、その一方側の面(こちらが表面となる)に無線タグラベルT−1を添付し、その他方側の面(こちらが裏面となる)に無線タグラベルT−2を添付して、操作タグ1を作成する。なお、上記基材250を絶縁体で構成することにより、後述するリーダ200のアンテナ210と各無線タグラベルT−1、T−2の無線タグ回路素子Toとの間で無線通信を行う際に、干渉して通信に影響を及ぼすのを抑制できるようになっている。
図8(a)及び図8(b)は、上記のようにして作成された操作タグ1の全体概略構造の一例を表す上面図及び下面図である。
これら図8(a)及び図8(b)において、操作タグ1はカード状に形成されており、略四角薄板形状の上記基材250と、この基材250の表面に添付され、「戻る」の文字が印刷された無線タグラベルT−1と、この基材250の裏面に添付され、「進む」の文字が印刷された無線タグラベルT−2とから構成されている。
図9は、上記無線タグラベルT−1、T−2に備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。
図9において、無線タグ回路素子Toは、上記タグカード製造装置300のアンテナ306や後述する無線タグ回路素子Toの読み取り機能を備えたリーダ200のアンテナ210と短波帯(例えば13.56MHz)、UHF帯、又はマイクロ波帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行うアンテナ151(タグ側アンテナ)と、このアンテナ151に接続されたIC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部150の駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部(後述)157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記タグラベル作成装置300のアンテナ306やリーダ200のアンテナ210からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの返信信号に基づき、上記アンテナ306,210より受信された搬送波を変調反射する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図10は、タグラベル作成装置300で作成されたタグラベル体Tを構成する無線タグラベルT−1、T−2において、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一例を表す図である。
この図10に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶されるデータは、無線タグ回路素子Toの固有の識別情報であるタグIDと、操作対象である機器(ここではプロジェクタ400)に対し所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報と、これらのデータの有効性を示す誤り検出符号CRC(Cyclic Redundancy Check)とから構成されている。
図11は、本実施形態のリーダ200を含む無線タグ操作システム全体を表すシステム構成図である。
図11に示す無線タグ操作システム11は、上記タグラベル作成装置300で作成した操作タグ1から無線通信により情報の読み取りを行うためのアンテナ210を有する上記リーダ200(無線タグ情報読み取り手段)と、このリーダ200と例えばUSBケーブル等の接続手段3を介して接続され、表示部101及び操作部102等を有する上記PC100と、このPC100と例えばUSBケーブル等の接続手段4を介して接続され、PC100から出力された画像データを投影するプロジェクタ400とを備えている。
図12は、上記無線タグ操作システム11を構成するPC100、リーダ200、及びプロジェクタ400の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図12において、リーダ200は、上記操作タグ1に備えられる無線タグラベルT−1又は無線タグラベルT−2の無線タグ回路素子Toのアンテナ151との間で無線通信により信号の授受を行う上記アンテナ210と、このアンテナ210を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスする(この例では読み取りを行う)とともに、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路201と、高周波回路201を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするためのアクセス情報を生成する機能を含み、リーダ200全体の動作を制御する制御回路202と、操作者が操作可能な適宜のボタン、キー等を備えた操作部203と、上記PC100との間で接続手段3を介して行われる通信の制御を行う通信制御部204とを有する。
一方、プロジェクタ400は、被投影対象(例えばスクリーン等)に投影物(例えば画像データ等)の投影を行う投影駆動部401と、操作者が各種操作可能な操作部402と、上記PC100との通信データ・各種信号の送受の制御を行う通信制御部403と、これら投影駆動部401、操作部402、及び通信制御部403に接続されプロジェクタ400全体の動作制御を行う投影制御部404とを有する。
上記投影制御部404は、例えば、図示しないCPU、RAM、ROM等を備えており、操作部102、通信制御部103、スキャナ部200からの信号を入力して所定の演算処理を行い、投影駆動部101への投影制御信号等を出力する。
上記プロジェクタ400による投影は、PC100の制御回路105により画像データ等の投影物が記憶手段103から読み出されるとともに、適宜のアプリケーションが起動されて当該読み出した画像データが開かれ、この画像データが通信制御部104及び接続手段4を介してプロジェクタ400の投影制御部404に出力されることによって行われる。なおこのとき、当該投影している画像データをPC100の表示部101で表示するようにしてもよい。
このような構成において、プロジェクタ400で投影されている(複数のスライドから構成される)投影画像を次のスライド画像に進める際には、操作タグ1の表面をリーダ200側に近接させる(操作者側には「進む」が印刷された裏面が相対する)。これにより、操作タグ1の表面に添付された無線タグラベルT−1の無線タグ回路素子Toに記憶された操作コマンド情報がリーダ200からPC100側に取得され、PC100の制御回路105によって上記取得した操作コマンドに基づいて次のスライドが開かれるとともに、当該スライドの画像データがプロジェクタ400に出力される。その結果、プロジェクタ400で次のスライドが投影される。
一方、プロジェクタ400で投影されている投影画像を前のスライド画像に戻す際には、操作タグ1の裏面をリーダ200側に近接させる(操作者側には「戻る」が印刷された表面が相対する)。これにより、操作タグ1の裏面に添付された無線タグラベルT−2の無線タグ回路素子Toに記憶された操作コマンド情報がリーダ200からPC100側に取得され、PC100の制御回路105によって上記取得した操作コマンドに基づいて前のスライドが開かれるとともに、当該スライドの画像データがプロジェクタ400に出力される。その結果、プロジェクタ400で前のスライドが投影される。
図13は、上記操作タグ1の無線タグ情報の読み取り時にPC100の制御回路105によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、制御回路105は、プロジェクタ400で画像データの投影を行っている間、すなわち適宜のアプリケーションを起動して複数のスライドからなる画像データを開くと共に、この画像データを通信制御部104及び接続手段4を介してプロジェクタ400の投影制御部404に出力している間は、常時このフローを繰り返すようになっている。
まずステップS210において、通信制御部104及び接続手段3を介してリーダ200の制御回路202に対し、操作タグ1の無線タグ情報を読み取るためのタグ読み取り指示信号を送信する。
次のステップS220では、上記タグ読み取り指示信号を受信したリーダ200が操作タグ1の無線タグラベルT−1又は無線タグラベルT−2の無線タグ回路素子Toに対し記憶された情報を読み取るための信号を送信し、これに対応して無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号が、リーダ200から接続手段3を介して受信されたか否かを判定する。リーダ200からリプライ信号が受信されていなければ判定が満たされず、本ステップを繰り返す。リプライ信号が受信されたら判定が満たされ、次のステップS230へ移る。
ステップS230では、上記リーダ200から受信されたリプライ信号の中から、上記操作コマンドに対応する情報を読み出して取得する。なお、この読み出した情報は適宜の記憶手段(例えば制御回路105が有するメモリ等)に一時的に記憶される。
次に、ステップS240では、上記ステップS230で取得した操作コマンドに基づき、記憶手段103から対応するスライド(次のスライド又は前のスライド)を読み出し、開く。
次のステップS250では、上記ステップS240で開いたスライドの画像データを、通信制御部104及び接続手段4を介してプロジェクタ400に出力する。これにより、プロジェクタ400では当該スライドの投影が行われる。そして本フローを終了する。
以上において、タグラベル作成装置300の制御回路302により実行されるステップ110の制御手順は、特許請求の範囲各項記載の操作コマンドを入力する操作コマンド入力手段に相当するとともに、操作コマンドに対応する印字情報を入力する印字情報入力手段に相当する。また、制御回路302により実行されるステップS120及びステップS150は、印字手段を制御する第1印字制御手段に相当する。
以上のように構成した本実施形態のタグラベル作成装置300においては、搬送装置309によって無線タグ回路素子Toが配置されたタグテープ303が搬送され、高周波回路301で生成された操作コマンドに対応する情報がアンテナ306を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込まれて、複数の無線タグラベルからなるタグラベル体Tが作成される。
このとき、それら複数の無線タグラベルのIC回路部150には、互いに異なる操作コマンドに対応する情報がそれぞれ書き込まれている。これにより、複数の無線タグラベルを操作対象である1つの機器(本例ではプロジェクタ)において実行される複数の操作にそれぞれ対応させることで、当該機器操作用の複数の無線タグラベルからなるタグラベル体Tを簡単に一度にまとめて作成することができる。
また、本実施形態では特に、操作者がPC100の操作部102を用いて入力した操作コマンドに対応する情報を無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込むことにより、タグラベル体Tを作成する。これにより、操作者が所望する操作コマンドに対応する情報が書き込まれたタグラベル体Tを作成することができる。
また、本実施形態では特に、ハーフカッタ311で剥離紙303aを残し他の層をハーフカットし、ハーフカット線HCを形成する。これにより、タグラベル作成装置300で作成されたタグラベル体Tを構成する無線タグラベルT−1,T−2において、前述の図7(a)に示すようにハーフカット線HCを用いて各無線タグラベルT−1,T−2を剥離紙303aからそれぞれ剥がしやすくすることができる。
また、本実施形態では特に、タグテープ303における無線タグ回路素子Toに対応する印字領域S1,S2に、印字ヘッド305で操作コマンドに対応したコマンド印字を行う。これにより、無線タグ回路素子Toに記憶された操作コマンドに対応した印字がなされた印字付き無線タグラベルT−1,T−2を実現することができる。その結果、操作者は操作コマンドに対応した印字を視認しつつ、一括作成された無線タグラベルT−1,T−2の操作コマンド機能をそれぞれ用いることができ、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、操作タグ1の表側に添付する無線タグラベルT−1に備えられた印字領域S1に、操作タグ1の裏側に添付する無線タグラベルT−2のIC回路部150に記憶された操作コマンドに対応したコマンド印字を行うとともに、操作タグ1の裏側に添付する無線タグラベルT−2に備えられた印字領域S2に、操作タグ1の表側に添付する無線タグラベルT−1のIC回路部150に記憶された操作コマンドに対応したコマンド印字を行う。これにより、操作者はこれから実行しようとする操作コマンドに対応する印字を視認しつつ当該操作を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)余白部分に1セットのタグであることを印刷する場合
上記実施形態では、タグラベル体Tを構成する無線タグラベルT−1,T−2に操作コマンドに関連する印刷しか行わなかったが、これに限られない。すなわち、それら複数の無線タグラベルが、一括作成された関連のある無線タグラベルである(言い換えれば同じ操作タグを作成するために用いられる無線タグラベルである)旨を印刷するようにしてもよい。なお、以下説明する変形例は、各無線タグラベルにおいてハーフカットを行うことで余白部分を生成し、当該余白部分に上記印刷を行うことで、操作コマンドに関連する印刷が行われたラベル本体のみで操作タグ1を構成できるようにしたものである。
図14は、本変形例のPC100の制御回路105A(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図3に対応する図である。図3と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
この図14において、ステップS10〜ステップS30は前述の図3と同様である。そして、次のステップS40Aでは、ステップS30で作成した表面用タグデータに基づき、操作タグ1の裏面に添付される無線タグラベルTに印字される印刷データを作成するとともに、本変形例のタグラベル体TAを構成する無線タグラベルT−1A,T−2Aが一括作成された関連のある無線タグラベルである旨の表示(この例では無線タグラベルT−1Aがタグラベル体TAを構成する2枚の無線タグラベルのうち1枚目であることを表す「1/2」。後述の図16参照)を行う余白印刷データを作成する。
次のステップS50は前述の図3と同様であり、裏面用のタグデータを作成する。そして次のステップS60Aでは、上記ステップS40Aと同様に、ステップS50で作成した裏面用タグデータに基づき、操作タグ1の表面に添付される無線タグラベルTに印字される印刷データを作成するとともに、本変形例のタグラベル体TAを構成する無線タグラベルT−1A,T−2Aが一括作成された関連のある無線タグラベルである旨の表示(この例では無線タグラベルT−2Aがタグラベル体TAを構成する2枚の無線タグラベルのうち2枚目であることを表す「2/2」。後述の図16参照)を行う余白印刷データを作成する。この後のステップS70〜ステップS90は前述の図3と同様であるので説明を省略する。
図15は、本変形例のタグラベル作成装置300の制御回路302A(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図4に対応する図である。図4と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
この図15において、ステップS110は前述の図4と同様であり、PC100からの受信データに基づき、操作タグ1の表面・裏面にそれぞれ対応したタグデータ及び印刷データ(余白印刷データを含む)を取得する。
次のステップS113では、上記ステップS110で取得した余白印刷データ(この例では「1/2」という文字データ)に基づき、操作タグ1の表面に対応する印字領域S3(第2印字領域。後述の図16参照)に対し印字ヘッド305による印字を行う。
次のステップS115では、タグラベル体TAを構成する無線タグラベルT−1Aにおいて、ラベル本体71と余白部分72(後述の図16参照)とを分離するために、タグテープ303の剥離紙303a以外の層(粘着層303b及びベースフィルム303c)を幅方向に切断するハーフカットを行う。
次のステップS120〜ステップS140は前述の図4と同様であり、無線タグラベルT−1Aに対応する無線タグ回路素子Toに対しタグデータの書き込みを行うと共に印字領域S1に対し印字ヘッド305による印字を行い、タグラベル作成が成功している場合には、無線タグラベルT−1A,T−2Aを分離するためのハーフカットを行う。
次のステップS143では、上記ステップS110で取得した余白印刷データ(この例では「2/2」という文字データ)に基づき、操作タグ1の裏面に対応する印字領域S4(第2印字領域。後述の図16参照)に対し印字ヘッド305による印字を行う。
次のステップS145では、タグラベル体TAを構成する無線タグラベルT−2Aにおいて、ラベル本体73と余白部分74(後述の図16参照)とを分離するために、タグテープ303の剥離紙303a以外の層(粘着層303b及びベースフィルム303c)を幅方向に切断するハーフカットを行う。
その後のステップS150〜ステップS180は前述の図4と同様であるので、説明を省略する。
図16(a)及び図16(b)は、上述のようにして作成されたタグラベル体TAの外観の一例を表す図であり、図16(a)は上面図、図16(b)は図16(a)中下方向から見たその側面図であり、前述の図5に対応する図である。図5と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
これら図16(a)及び図16(b)において、タグラベル体TAは、操作タグ1の表面に対応する無線タグラベルT−1Aと裏面に対応する無線タグラベルT−2Aとの2つの無線タグラベルを有している。そして、各無線タグラベルT−1、T−2においては、そのラベル本体72,74の印字領域S1,S2に操作コマンドに対応する印字R(この例では「戻る」「進む」の文字)がそれぞれ印刷されるとともに、その余白部分71,73の印字領域S3,S4に無線タグラベルT−1A,T−2Aが一括作成された関連のある無線タグラベルである旨の印字R1,R2(印字識別子。この例では「1/2」「2/2」)が印刷されている。
上記無線タグラベルT−1Aと無線タグラベルT−2Aとの間には、前述したハーフカット線HC(第1半切断部位)が形成されており、これによりタグラベル体Tは、無線タグラベルT−1A,T−2Aが上記ハーフカット線HCの位置において剥離紙303aを介し連結された構成となっている。さらに、各無線タグラベルT−1A、T−2Aにおいては、ハーフカット線HC1,HC2(第2半切断部位)がそれぞれ形成されており、これにより各無線タグラベルT−1A,T−2Aは、ラベル本体72,74と余白部分71,73が上記ハーフカット線HC1,HC2の位置において剥離紙303aを介し連結された構成となっている。
以上において、制御回路302Aが実行するステップS113及びステップS143の制御手順が、特許請求の範囲各項記載の第2印字領域に一括作成された関連のある無線タグラベルであることを示す印字識別子を印字するように印字手段を制御する第2印字制御手段に相当する。
上記構成の変形例によれば、一括して作成される無線タグラベルT−1A,T−2Aのそれぞれに備えられた印字領域S3,S4に、一括作成された関連のある無線タグラベルであることを示す印字R1,R2を印字するので、無線タグラベルT−1A,T−2Aが同じ操作対象機器(プロジェクタ)に対する操作タグであることを明示することができる。またこれにより、無線タグラベルT−1A,T−2Aを基材250に添付して操作タグ1を作成する際に、異なる無線タグラベルを添付することを回避することができる。
また、本変形例によれば、各無線タグラベルT−1A、T−2Aを、ラベル本体72,74と余白部分71,73とがハーフカット線HC1,HC2の位置において剥離紙303aを介し連結された構成とする。これにより、ハーフカット線HC1,HC2を用いて余白部分71,73を除いたラベル本体72,74のみを剥離紙303aから剥がすことができる。その結果、不要な余白部分71,73を切除する手間が省け、必要部分であるラベル本体72,74のみを使用することができる。
なお、上記変形例においては、無線タグラベルT−1A,T−2Aが一括作成された関連のある無線タグラベルである旨の表示として「1/2」「2/2」という数を表す印字R1,R2を行うようにしたが、これに限られず、例えば「表」「裏」といったように文字を印字してもよいし、図柄を印字してもよい。
(2)3つ以上の無線タグラベルを有する操作タグを作成する場合
上記実施形態では、2つのタグラベルから構成されるタグラベル体Tを作成し、これら2つのタグラベルを表裏に添付したカード状の操作タグを作成する例を示したが、これに限られない。すなわち、3つ以上のタグラベルから構成されるタグラベル体Tを作成し、これらを用いて立体的な形状の操作タグを作成するようにしてもよい。
図17(a)は、前述した実施形態と同様の手順により、操作タグ1B(無線タグ構造体。後述の図18参照)の前面・上面・裏面・下面のそれぞれに対応する無線タグ回路素子Toへの情報書き込み・印字及びタグテープ303の切断が完了し形成されたタグラベル体TBの外観の一例を表す上面図であり、図17(b)は、タグラベル体TBを構成する各無線タグ回路素子Toに記憶された操作コマンドの内容を表す図である。
図17(a)において、タグラベル体TBは、操作タグ1Bの前面に対応する無線タグラベルT−1Bと、上面に対応する無線タグラベルT−2Bと、裏面に対応する無線タグラベルT−3Bと、下面に対応する無線タグラベルT−4Bとの4つの無線タグラベルを有している。そして、各無線タグラベルT−1〜T−4においては、後述する操作コマンドに対応する情報を書き込み済の無線タグ回路素子Toが、幅方向一方側(図17中下側)にそれぞれ偏在配置されているとともに、ベースフィルム303cの表面の印字領域に印字ヘッド305によって印字R(この例では「最初」「戻る」「進む」「最後」の文字)がそれぞれ印刷されている。
上記無線タグラベルT−1BとT−2Bとの間、無線タグラベルT−2BとT−3Bとの間、及び無線タグラベルT−3BとT−4Bとの間には、前述したハーフカッタ311により剥離紙303a以外の層(ベースフィルム303c及び粘着層303b)が切断されることによってハーフカット線HCが形成されており、これによりタグラベル体TBは、無線タグラベルT−1B,T−2B,T−3B,T−4Bが上記ハーフカット線HCの位置において剥離紙303aを介し連結された構成となっている。
図17(b)に示すように、タグラベル体TBを構成する無線タグラベルT−1B,T−2B,T−3B,T−4Bの各無線タグ回路素子Toには、「進む」「最後」「最初」「戻る」の操作コマンドがそれぞれ記憶されている。上記「進む」コマンドは前述の実施形態と同様であり、操作対象であるプロジェクタにおいて複数のスライドから構成される投影画像を次のスライドに移す操作コマンドであり、上記「戻る」コマンドも同様に前のスライドに移す操作コマンドである。また、上記「最後」コマンドは複数のスライドから構成される投影画像を最後のスライドに移す操作コマンドであり、上記「最初」コマンドは複数のスライドから構成される投影画像を先頭のスライドに移す操作コマンドである。
そして、図17(a)及び図17(b)に示すように、これらの操作コマンドが、タグラベル体TBを構成する無線タグラベルT−1B,T−2B,T−3B,T−4Bを基材251に添付して操作タグ1B(後述の図18参照)を形成した際に、印刷内容と記憶内容とが反対側の面(前面と後面、上面と下面)で一致するように、各無線タグラベルT−1B〜T−4Bの無線タグ回路素子Toに書き込まれている。
図18は、上記無線タグラベルT−1B,T−2B,T−3B,T−4Bを基材251に添付することにより作成した操作タグ1Bの全体概略構造の一例を表す斜視図である。
この図18において、操作タグ1Bは略立方体形状に形成されており、略立方体形状の上記基材251と、この基材251の前面251aに添付され「最初」の文字が印刷された無線タグラベルT−1Bと、この基材251の上面251bに添付され「戻る」の文字が印刷された無線タグラベルT−2Bと、この基材251の後面251cに添付され「進む」の文字が印刷された無線タグラベルT−3Bと、この基材251の下面251dに添付され「戻る」の文字が印刷された無線タグラベルT−4Bとから構成されている。なお、上記無線タグラベルT−1B〜T−4Bのうち、この図18には前面251a及び上面251bに添付された無線タグラベルT−1B,T−2Bのみ図示している。
上記構成である本変形例によれば、操作者は操作タグ1Bを用いてプロジェクタに対し4つの操作を行うことができ、操作対象に対し多種多様な操作を行うことが可能となる。
また本変形例によれば、操作タグ1Bの前側に添付する無線タグラベルT−1Bに操作タグ1Bの後側に添付する無線タグラベルT−3の無線タグ回路素子Toに記憶された操作コマンドに対応したコマンド印字を行うとともに、その他の無線タグラベルT−2B,T−3B,T−4Bについても同様の印字を行う。これにより、操作者はこれから実行しようとする操作コマンドに対応する印字を視認しつつ当該操作を行うことができる。
なお、上記変形例では、操作タグを略立方体形状に構成した場合を一例として説明したが、これに限られず、その他の多面体等の多種多様な立体形状の操作タグを構成することが可能である。また、上記では略立方体形状の基材251に対しその4面にのみ無線タグラベルを添付するようにしたが、残りの2つの側面についても無線タグラベルを添付するようにしてもよい。この場合、例えばサイコロと同態様の印字を各無線タグラベルに対して行うとともに各無線タグ回路素子Toに対応する数情報(反対側の面に印字された数情報)を記憶させることで、作成された操作タグを例えば電子サイコロとして用いることが可能である。
(3)操作対象を限定する場合
上記実施形態では、操作タグによる操作対象を特に限定しなかったが、他の機器に対する操作コマンドによる誤動作を防止するために、操作対象を限定し、その操作対象である場合にのみコマンドを実行するようにしてもよい。なお、以下説明する変形例は、操作対象であるか否かを判定し、そうでない場合にはコマンドを操作対象機器に転送可能な構成としたものである。
図19は、本変形例のPC100Aの制御回路105B(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図3に対応する図である。図3と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
この図19において、ステップS10〜ステップS20は前述の図3と同様である。そして、次のステップS30Aでは、ステップS20で入力された操作対象機器情報及び操作コマンド情報に基づき、操作タグ1の表面に添付される無線タグ回路素子Toに書き込むための表面用タグデータを作成する。このタグデータには、操作コマンドに対応する情報に加えて、操作コマンドで所定の動作を行わせる操作対象を上記入力された操作対象機器に限定する操作対象機器情報(操作対象限定情報)が含まれる。
次のステップS40は前述の図3と同様であり、表面用タグデータ中のコマンド情報に基づき、操作タグ1の裏面に添付される無線タグラベルTに印字される印刷データを作成する。そして次のステップS50Aでは、上記ステップS30Aと同様に、ステップS20で入力された操作対象機器情報及び操作コマンド情報に基づき、操作タグ1の裏面に添付される無線タグ回路素子Toに書き込むための裏面用タグデータを作成する。このタグデータには、操作コマンドに対応する情報に加えて、操作対象機器情報(操作対象限定情報)が含まれる。この後のステップS60〜ステップS90は前述の図3と同様であるので説明を省略する。
図20は、本変形例において操作タグ1(タグラベル体T)の作成時にタグラベル作成装置300の制御回路302B(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図4に対応する図である。図4と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
この図20において、ステップ110Aでは、PC100からの受信データに基づき、操作タグ1の表面・裏面にそれぞれ対応したタグデータ及び印刷データを取得する。このタグデータには、操作コマンドに対応する情報に加えて、上記操作対象機器情報が含まれる。
その後、ステップ120〜ステップ180は前述の図4と同様であり、各無線タグラベルの無線タグ回路素子Toに対しタグデータ(操作コマンドに対応する情報及び操作対象である機器を限定する操作対象機器情報を含む)の書き込みを行うとともに、対応する印字領域に対し印字ヘッド305による印字を行い、タグラベル体Tの作成を行う。
図21は、上記作成されたタグラベル体Tを構成する無線タグラベルT−1、T−2において、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一例を表す図である。
この図21に示すように、本変形例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶されるデータは、無線タグ回路素子Toの固有の識別情報であるタグIDと、操作対象である機器(ここではプロジェクタ400)を限定する操作機器情報と、この操作対象機器に対し所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報と、これらのデータの有効性を示す誤り検出符号CRC(Cyclic Redundancy Check)とから構成されている。
図22は、本変形例のリーダ200を含む無線タグ操作システム全体を表すシステム構成図である。
図22に示す無線タグ操作システム11Aは、前述の実施形態と同様のリーダ200、PC100A、及びプロジェクタ400以外に、上記PC100Aに有線あるいは無線による通信回線NWを介して接続されたPC100B及びプロジェクタ400B、PC100C及びプロジェクタ400Cを備えている。
図23は、操作タグ1の無線タグ情報の読み取り時にPC100Aの上記制御回路105B(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図13に対応する図である。図13と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
図23において、ステップS210〜ステップS230は前述の図13と同様であり、リーダ200にタグ読み取り指示信号を送信し、リーダ200が送信した情報を読み取るための信号に対応して無線タグ回路素子Toからリプライ信号が受信されたか否かを判定する。リプライ信号が受信された場合、当該リプライ信号の中から操作コマンドに対応する情報を取得する。そして、次のステップS233に移る。
ステップS233では、上記リーダ200から受信されたリプライ信号の中から、上記操作対象を限定する操作対象機器情報を読み出して取得する。なお、この読み出した情報は適宜の記憶手段(例えば制御回路105Bが有するメモリ等)に一時的に記憶される。
次のステップS235では、上記ステップS223で取得した操作対象機器情報に基づき、操作対象がプロジェクタ400であるか否か(言い換えればプロジェクタ400の投影スライドの「進む」「戻る」を処理を実行するのが可能であるか否か)を判定する。操作対象がプロジェクタ400である場合、その後のステップS240及びステップS250で取得した操作コマンドに基づきスライドを移動させてその画像データをプロジェクタ400に出力する。これにより、プロジェクタ400では操作コマンドに対応した動作が行われる。
一方、上記ステップS235において、操作対象がプロジェクタ400でない場合には、判定が満たされずにステップS260に移る。このステップS260では、上記操作対象機器情報に基づき、操作コマンド情報を対応する機器に送信する。例えば、本変形例において操作対象がプロジェクタ400B(又はプロジェクタ400C。以下、対応関係同様)である場合には、操作コマンド情報を通信回線NWを介してPC100B(又はPC100C)に送信する。そして、本フローを終了する。
以上において、タグラベル作成装置300の制御回路302Bにより実行されるステップ110Aの手順は、特許請求の範囲各項記載の操作コマンドで所定の動作を行わせる操作対象を限定する操作対象限定情報を入力する操作対象限定情報入力手段に相当する。
また、PC100Aの制御回路105Bにより実行されるステップS235の手順は、無線タグ情報読み取り手段で読み取った操作コマンドの操作対象に関する判定を行うコマンド判定手段に相当し、ステップS240及びステップS250がコマンド判定手段の判定結果に応じて当該操作コマンドに対応する処理を行うコマンド実行手段に相当する。また、ステップS260は、コマンド判定手段の判定結果に応じ操作コマンドを他の装置に転送するコマンド転送手段に相当する。
上記変形例によれば、例えば操作対象がプロジェクタ400B(又はプロジェクタ400C)である操作コマンドがリーダ200で読み出されPC100Aに入力された場合に、プロジェクタ400で当該操作コマンドを実行しないようにすることができる。したがって、他の機器に対する操作コマンドによる誤動作を防止できる。その結果、無線タグ情報を用いて操作対象に所定の動作を行わせる無線タグ操作システム11Aの動作信頼性を向上できる。
さらに本変形例によれば、例えば操作対象がプロジェクタ400B(又はプロジェクタ400C)である操作コマンドがリーダ200で読み出されPC100Aに入力された場合に、操作コマンド情報をPC100Aから通信回線NWを介してPC100B(又はPC100C)に転送する。これにより、例えば操作対象が第1会議室のプロジェクタである操作コマンドを、第2会議室のプロジェクタに接続されたPC2に対して出力したような場合であっても、当該操作コマンドをPC2から例えば社内ネットワークを介して第1会議室のプロジェクタに接続されたPC1に転送し、当該PC1により第1会議室のプロジェクタに対し所望を動作を行わせることが可能となり、無線タグ操作システム11Aの動作信頼性をさらに向上できる。
なお、上記では操作コマンドの操作対象の判定をPC100A(制御回路105B)で行うようにしたが、これに限られず、当該判定機能をリーダ200又はプロジェクタ400で行うようにしてもよい。
(4)その他の操作コマンド
以上では、操作コマンドの一例としてプロジェクタにおける投影スライドの移動(「進む」「戻る」等)を挙げて説明したが、これに限られない。すなわち、例えば各種機器(プロジェクタやPC等を含む)における電源オン・オフ操作、プロジェクタ等における投影中の(スライドではなく)画像ファイル自体の切り換え、PC等におけるログイン・ログアウト操作、ユーザ切り換え操作、操作者権限切り替え操作等、多種多様な動作を操作コマンドとして無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込み、操作用の無線タグラベルを一括作成することが可能である。
(5)コマンド実行まで所定の時間待機させる場合
図24は、本変形例の無線タグラベルにおいて、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一例を表す図である。
この図24に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶されるデータは、無線タグ回路素子Toの固有の識別情報であるタグIDと、操作対象である機器(ここではプロジェクタ400)に対し所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報と、操作対象が操作コマンドを実行するまでの待機時間に対応する待機時間情報と、これらのデータの有効性を示す誤り検出符号CRC(Cyclic Redundancy Check)とから構成されている。
図25は、本変形例において操作タグ1の無線タグ情報の読み取り時にPC100の制御回路105C(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図13に対応する図である。図13と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
ステップS210及びステップS220は前述の図13と同様であり、リーダ200の制御回路202に対し操作タグ1の無線タグ情報を読み取るためのタグ読み取り指示信号を送信し、上記タグ読み取り指示信号を受信したリーダ200が操作タグ1の無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toに対し記憶された情報を読み取るための信号を送信し、これに対応して無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号が受信されたか否かを判定する。リプライ信号が受信されたら判定が満たされ、次のステップS230Aへ移る。
ステップS230Aでは、上記リーダ200から受信されたリプライ信号の中から、上記操作コマンドに対応する情報及び操作対象が操作コマンドを実行するまでの待機時間に対応する待機時間情報を読み出して取得する。なお、この読み出した情報は適宜の記憶手段(例えば制御回路105Cが有するメモリ等)に一時的に記憶される。
次のステップS235では、上記ステップS230Aで操作コマンドを取得した後、同ステップで取得した待機時間情報に対応した時間が経過したか否かを判定する。待機時間を経過するまで本ステップを繰り返し、経過したら判定が満たされて次のステップS240に移る。
ステップS240及びステップS250は前述の図13と同様であり、上記ステップS230で取得した操作コマンドに基づき、記憶手段103から対応するスライド(次のスライド又は前のスライド)を読み出し開く。そして、そのスライドの画像データを、通信制御部104及び接続手段4を介してプロジェクタ400に出力する。これにより、プロジェクタ400では当該スライドの投影が行われる。そして本フローを終了する。
以上のような構成である本変形例によれば、操作者が操作タグ1を用いてプロジェクタ400を操作する際、無線タグ回路素子Toに記憶された待機時間情報に対応した待機時間が経過した後に、プロジェクタ400において操作コマンドが実行される。これにより、例えば操作者がスライドを進めたいときに誤って「戻る」の操作を行った場合等、操作対象に対し誤った操作コマンドを指示してしまった場合に、当該誤った操作コマンドの待機時間の間に、正しい操作コマンドを実行させるように是正することができる。
(6)その他
また、以上においては、操作対象としてのプロジェクタ400とは別にリーダ200を設け、リーダ200で読み取った操作コマンドに応じてPC100で操作コマンドに応じた処理を行い、プロジェクタに所定の動作を行わせるようにしたが、これに限られない。例えば、プロジェクタ自体がリーダ機能を併せ持つ構成としてもよい。この場合、操作者がプロジェクタに対し操作タグを近づけて操作コマンドを読み取らせると、当該操作コマンドはプロジェクタからPCに送信され、PCで操作コマンドに応じた処理が行われて、プロジェクタが操作コマンドに応じた動作を行う。また、プロジェクタ自体がリーダ機能の他に画像データやアプリケーションファイル等を格納する記憶手段を有する構成としてもよい。この場合には、プロジェクタ単体で無線タグ操作システムを構成する。
また、以上においては、タグテープに備えられた被印字テープ層に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)であったが、これに限られず、無線タグ回路素子Toを備えたタグテープ303とは別のカバーフィルムに印字を行ってこれらを貼り合わせる方式に本発明を適用してもよい。さらに、無線タグ回路素子ToのIC回路部151から無線タグ情報の読み出し又は書き込みを行うと共に、印字ヘッド305によってその無線タグ回路素子Toを識別するための印刷を行うものにも限られない。この印刷は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情報の読み出し又は書き込みのみを行うものに対し本発明を適用することもできる。
さらに、以上は、タグテープがリール部材の周りに巻回されてロールを構成し、タグテープロールホルダ部310内にそのロールが配置されてタグテープが繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、無線タグ回路素子Toが少なくとも一つ配置された長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをタグラベル作成装置300側のカートリッジホルダに装着して、上記収納部から移送、搬送して印字及び書き込みを行いタグラベルを作成するようにしてもよい。
さらには上記長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートをタグラベル作成装置300外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送しタグラベル作成装置300内へ供給する構成も考えられる。この場合も同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明のタグラベル作成装置の一実施形態を含む操作タグ生成システム全体を表すシステム構成図である。 操作タグ生成システム10を構成するPC及びタグラベル作成装置の詳細機能を表す機能ブロック図である。 操作機器及び操作コマンドの設定入力時にPCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 操作タグの作成時にタグラベル作成装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 タグラベル体の外観の一例を表す上面図及び側面図である。 図5(a)中VI−VI′断面による横断面図である。 タグラベル作成装置で作成したタグラベル体を構成する無線タグラベルを用いて操作タグを作成する手順を表した図である。 操作タグの全体概略構造の一例を表す上面図及び下面図である。 無線タグラベルに備えられた無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 タグラベル作成装置で作成されたタグラベル体を構成する無線タグラベルにおいて、無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図である。 本発明の無線タグ操作システムの一実施形態の全体構成を表すシステム構成図である。 無線タグ操作システムを構成するPC、リーダ、及びプロジェクタの詳細機能を表す機能ブロック図である。 操作タグの無線タグ情報の読み取り時にPCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 余白部分に1セットのタグであることを印刷する場合の変形例において、PCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 余白部分に1セットのタグであることを印刷する場合の変形例において、タグラベル作成装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 余白部分に1セットのタグであることを印刷する場合の変形例における、タグラベル体の外観の一例を表す上面図及びその側面図である。 3つ以上の無線タグラベルを有する操作タグを作成する場合の変形例における、タグラベル体の外観の一例を表す上面図、及びタグラベル体を構成する各無線タグ回路素子に記憶された操作コマンドの内容を表す図である。 3つ以上の無線タグラベルを有する操作タグを作成する場合の変形例における、無線タグラベルを基材に添付することにより作成した操作タグの全体概略構造の一例を表す斜視図である。 操作対象を限定する場合の変形例において、PCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 操作対象を限定する場合の変形例において、操作タグの作成時にタグラベル作成装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 操作対象を限定する場合の変形例における、作成されたタグラベル体を構成する無線タグラベルにおいて、無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図である。 操作対象を限定する場合の変形例において、リーダを含む無線タグ操作システム全体を表すシステム構成図である。 操作対象を限定する場合の変形例において、操作タグの無線タグ情報の読み取り時にPCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 コマンド実行まで所定の時間待機させる場合の変形例において、無線タグラベルの無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図である。 コマンド実行まで所定の時間待機させる場合の変形例において、操作タグの無線タグ情報の読み取り時にPCの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
符号の説明
1B 操作タグ(無線タグ構造体)
11 無線タグ操作システム
11A 無線タグ操作システム
71,73 余白部分
72,74 ラベル本体
105B 制御回路(コマンド判定手段、コマンド実行手段、コマンド転送手段)
150 IC回路部
151 アンテナ(タグ側アンテナ)
200 リーダ(無線タグ情報読み取り手段)
300 タグラベル作成装置
301 高周波回路(書き込み手段)
302 制御回路(制御手段、操作コマンド入力手段、印字情報入力手段、第1印字制御手段)
302A 制御回路(第2印字制御手段)
302B 制御回路(操作対象限定情報入力手段)
303 タグテープ(タグ担持体)
303a 剥離紙(剥離材層)
303b 粘着層(貼り付け用粘着剤層)
303c ベースフィルム(基材層)
305 印字ヘッド(印字手段)
306 アンテナ(通信手段)
307 カッタ(切断手段)
309 搬送装置(搬送手段)
311 ハーフカッタ(半切断手段)
400 プロジェクタ(操作対象)
HC ハーフカット線(第1半切断部位)
HC1,HC2 ハーフカット線(第2半切断部位)
R1,R2 印字(印字識別子)
S1,S2 印字領域(第1印字領域)
S3,S4 印字領域(第2印字領域)
T−1,T−2 無線タグラベル
To 無線タグ回路素子

Claims (15)

  1. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ担持体を搬送するための搬送手段と、
    前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う通信手段と、
    操作対象に所定の動作を行わせる操作コマンドに対応する情報を生成し、前記通信手段を介し前記IC回路部へ書き込む書き込み手段と、
    複数の前記操作コマンドに各々対応する複数の無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段及び前記書き込み手段を連携制御する制御手段と
    を有することを特徴とするタグラベル作成装置。
  2. 請求項1記載のタグラベル作成装置において、
    前記タグ担持体としてのタグテープを所定の長さに切断する切断手段を有し、
    前記制御手段は、複数の前記操作コマンドに各々対応する複数の無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段、前記書き込み手段、及び前記切断手段を連携制御する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  3. 請求項1又は2記載のタグラベル作成装置において、
    前記操作コマンドを入力する操作コマンド入力手段を有し、
    前記書き込み手段は、前記操作コマンド入力手段で入力した操作コマンドに対応する情報を生成する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  4. 請求項3記載のタグラベル作成装置において、
    前記搬送手段は、
    前記無線タグ回路素子を取り付けるための基材層と、この基材層を貼り付け対象に貼り付けるための貼り付け用粘着剤層と、この貼り付け用粘着材層を覆う剥離材層とを備えた前記タグテープを搬送し、
    前記タグテープのうち前記剥離材層以外の層を切断し第1半切断部位を形成するための半切断手段を設け、
    前記一括して作成される複数の無線タグラベルのそれぞれが、前記半切断手段で形成した第1半切断部位において前記剥離材層を介し連結されている
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のタグラベル作成装置において、
    前記タグテープ又はこれに貼り合わされる被印字テープに備えられた第1印字領域に、前記操作コマンドに対応したコマンド印字を行う印字手段を有する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  6. 請求項5記載のタグラベル作成装置において、
    前記操作コマンドに対応する印字情報を入力する印字情報入力手段を有し、
    前記印字手段は、前記印字情報入力手段で入力した印字情報に対応するコマンド印字を行う
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  7. 請求項6記載のタグラベル作成装置において、
    前記一括して作成される無線タグラベルの数は2つであり、
    前記2つの無線タグラベルのうち一方の無線タグラベルに備えられた前記第1印字領域に、他方の無線タグラベルの前記IC回路部に記憶された前記操作コマンドに対応した前記コマンド印字を行うように、前記印字手段を制御する第1印字制御手段を有する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載のタグラベル作成装置において、
    前記一括して作成される複数の無線タグラベルのそれぞれに備えられた第2印字領域に、一括作成された関連のある無線タグラベルであることを示す印字識別子を印字するように、前記印字手段を制御する第2印字制御手段を有する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  9. 請求項8記載のタグラベル作成装置において、
    前記一括して作成される複数の無線タグラベルが、前記第1印字領域を備え、貼り付け対象に貼り付けられるラベル本体と、前記第2印字領域を備えた余白部分とから構成されており、
    前記半切断手段は、
    前記ラベル本体と前記余白部分とが前記剥離材層によって連結される第2半切断部位を形成する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  10. 請求項2乃至9のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記制御手段は、
    設置面に対し自立する無線タグ構造体を構成するための少なくとも3つの前記無線タグラベルを一括して作成するように、前記搬送手段、前記書き込み手段、及び前記切断手段を連携制御する
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記書き込み手段は、前記操作コマンドとして、
    各種機器における、電源オン・オフ操作、ログイン・ログアウト操作、ユーザ切り換え操作、操作者権限切り替え操作のうち少なくとも1つを生成し、前記IC回路部へ書き込む
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記書き込み手段は、前記操作対象が前記操作コマンドを実行するまでの待機時間に対応する情報を生成し、前記IC回路部へ書き込む
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記操作コマンドで所定の動作を行わせる操作対象を限定する操作対象限定情報を入力する操作対象限定情報入力手段を有し、
    前記書き込み手段は、前記操作対象限定情報入力手段で入力した操作対象限定情報に基づき限定された操作対象に対する操作コマンドに対応する情報を生成し、前記通信手段を介し前記IC回路部へ書き込む
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  14. 無線タグ情報を用いて操作対象に所定の動作を行わせる無線タグ操作システムであって、
    情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された操作コマンドに対応する情報を読み取る無線タグ情報読み取り手段と、
    前記無線タグ情報読み取り手段で読み取った操作コマンドの操作対象に関する判定を行うコマンド判定手段と、
    前記コマンド判定手段の判定結果に応じて当該操作コマンドに対応する処理を行うコマンド実行手段と
    を有することを特徴とする無線タグ操作システム。
  15. 請求項14記載の無線タグ操作システムにおいて、
    前記コマンド判定手段の判定結果に応じ、前記操作コマンドを他の装置に転送するコマンド転送手段を有する
    ことを特徴とする無線タグ操作システム。
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