JP2008089097A - 動圧軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受部材の表面などを潤滑油で汚損せずしてロータ軸と軸受部材との間の軸受隙間に潤滑油を良好に充填させることのできる動圧軸受装置を提供する。
【解決手段】筒状の軸受部材2と、該軸受部材2内に挿入されるロータ軸1とを有し、そのロータ軸1と軸受部材2との間の軸受隙間4に潤滑油Lが充填される。軸受部材2の軸方向一端が密閉されると共に他端が開口され、その開口側で該軸受部材2とロータ軸1との間には、軸受隙間4に連通するテーパ状の注油口5が形成される。又、軸受部材2の開口側の端面には、注油口5を囲んで軸受隙間4に充填すべき潤滑油Lを保持するための環状溝6が形成され、その環状溝6の内周6Aと注油口5の外周が略同径とされる。環状溝6は、その内周6Aと外周6Bとの間が当該内周6Aから外周6Bに向けて漸次掘り下げられる傾斜面6Cとされ、環状溝6の外周6Bは軸方向に対して略平行な壁面6Dとされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータ軸と軸受部材との間の軸受隙間に充填される潤滑油の圧力により負荷を支える動圧軸受装置に係わり、特に軸受隙間に対する潤滑油の充填を良好に行えるようにした動圧軸受装置に関する。
従来、係る動圧軸受装置として、例えば図6に示すような構造のものが知られる。図6において、10はロータ軸であり、このロータ軸10は円柱状を成す軸本体10Aの一端外周にフランジ10Bを形成して構成される。一方、20はロータ軸10を挿入した円筒形の軸受部材であり、その一端はシール板30により密閉される。そして、ロータ軸10と軸受部材20との間に形成される軸受隙間40には潤滑油Lが充填され、その潤滑油Lの圧力によりロータ軸10が軸受部材20内で回転自在に支持されるようになっている。尚、軸受部材20の開口側の端面にはロータ軸10との間で軸受隙間40に連通するテーパ状の注油口50が形成される。
ここで、上記のような動圧軸受装置の軸受隙間40に潤滑油Lを充填する方法として、従来から種々の方法が採用されている。
その一例を図7に示して説明すれば、Uは減圧(真空)環境下に置かれる油槽であり、その油槽U内には多量の潤滑油Lが貯蔵される。そして、油槽U内の潤滑油Lにはロータ軸10が組み付けられた軸受部材20の開口側が真空環境下で浸漬され、その後で油槽Uの置かれる環境が大気圧状態に戻されるのであり、これによれば微小間隔の軸受隙間40にもロータ軸10の回転性能に悪影響を及ぼす気泡を混入させることなく潤滑油Lを充填させることができる。
しかし、上記のような方法では、ロータ軸10の突出部分や軸受部材20の表面の多くに潤滑油Lが付着してしまうため、そのクリーニングが困難となる。特に、ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク駆動装置に用いられる動圧軸受装置では、潤滑油のクリーニングが不完全であると、その潤滑油がディスクに付着してデータの読み書きに支障を来たして信頼性を損なってしまうことになる。
そこで、図8のようにロータ軸10を組み付けた軸受部材20をその開口側が上向きとなるようにして真空環境下に置き、その状態で分注器のノズルNから注油口50に適量の潤滑油Lを滴下した後、上記例と同じく圧力開放(大気圧に戻すこと)を行う方法が一般に広く行われている(例えば、特許文献1)。
特開2002−174243号公報
特許文献1のような方法によれば、軸受装置の表面に多量の潤滑油が付着してしまうことがないため、潤滑油充填後のクリーニングを容易に行うことができるという利点を有するものの、軸受隙間に充填すべき潤滑油の量は注油口の大きさ(開口径および深さ)に依存するので、注油口の容積が小さい場合には軸受隙間に潤滑油が充填されず、圧力開放時に潤滑油の不足分に相当する空気が軸受隙間に混入してしまうという難点がある。
上記問題点を解消するには、注油口の容積を軸受隙間の全容積よりも大きくすればよいが、小型の動圧軸受装置では大容積の注油口を形成することは難しく、特に注油口を深くした場合にはロータ軸の支持長さが短くなってロータ軸の回転精度が悪化してしまう。
尚、特許文献1には、軸受隙間に潤滑油を不足なく充填できるよう、注油口の周囲に環状の溝部を形成し、その溝部の内周縁より内側で潤滑油が保持されるような例も開示されているが、潤滑油の全てが軸受隙間に充填されずに注油口と溝部との間に残った場合、これをクリーニングにより完全に除去してやらねばならず、これが不完全であった場合に残余潤滑油がディスクその他の別部材に付着してしまうという欠点がある。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は軸受部材の表面などを潤滑油で汚損せずしてロータ軸と軸受部材との間の軸受隙間に潤滑油を良好に充填させることのできる動圧軸受装置を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するため、
筒状の軸受部材2と、該軸受部材2内に挿入されるロータ軸1とを有し、そのロータ軸1と軸受部材2との間の軸受隙間4に潤滑油Lが充填される構成の動圧軸受装置において、
軸受部材2の軸方向一端が密閉されると共に他端が開口され、その開口側で該軸受部材2とロータ軸1との間に軸受隙間4に連通するテーパ状の注油口5が形成され、
軸受部材2の開口側の端面には、注油口5を囲んで軸受隙間4に充填すべき潤滑油Lを保持するための環状溝6が形成され、その環状溝6の内周6Aと注油口5の外周が略同径とされると共に、
環状溝6は、その内周6Aと外周6Bとの間が当該内周6Aから外周6Bに向けて漸次掘り下げられる傾斜面6Cとされていることを特徴とする。
加えて、環状溝6の外周6Bは、軸方向に対して略平行な壁面6Dとされていることを特徴とする。
又、環状溝6を構成する傾斜面6Cは、軸方向に対して45〜80度の角度を有することを特徴とする。
本発明に係る動圧軸受装置によれば、軸受部材の開口側で該軸受部材とロータ軸との間に軸受隙間に連通するテーパ状の注油口が形成されることから、従来と同様にその注油口に真空環境下で潤滑油を滴下することにより、その潤滑油を大気圧によって軸受隙間に円滑に導入することができ、しかも軸受部材の開口側の端面には注油口を囲んで潤滑油を保持するための環状溝が形成されることから、注油口を大きくせずして該注油口と環状溝ととにより軸受隙間に充填するに足る十分な潤滑油を保持することができ、このためロータ軸の回転精度を悪化させることなく潤滑油の滴下不足による軸受隙間への空気の混入を防止することができる。
又、環状溝の内周と注油口の外周が略同径とされると共に、環状溝はその内周と外周との間が当該内周から外周に向けて漸次掘り下げられる傾斜面とされていることから、軸受隙間への潤滑油の充填時には、環状溝内の潤滑油が大気圧を受けて傾斜面に沿って注油口へと途切れなく流入するので、環状溝内の潤滑油を余さず注油口に補給して注油口内における潤滑油の不足を補うことができ、潤滑油が軸受隙間に充填されずに若干ながら余った場合でもこれが環状溝と注油口の境界部に滞留せず環状溝と注油口のいずれかに流下するので、クリーニングをせずして残余油がディスクその他の別部材に付着するのを防止できる。
特に、環状溝の外周が軸方向に対して略平行な壁面とされていることから、その壁面により潤滑油を食い止め、軸受隙間に対する潤滑油の充填前に環状溝から潤滑油が外部に流出してしまうことを防止できる。このため、環状溝よりも外周側における軸受部材の端面が潤滑油で汚損されず、クリーニングが不要になるという効果が得られる。
又、環状溝を構成する傾斜面が軸方向に対して45〜80度の角度を有した緩斜面とされることから、大気圧の作用による環状溝から注油口への潤滑油の移入を円滑に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係る動圧軸受装置の縦断面を示す。図1において、1はロータ軸であり、このロータ軸1は円柱状の軸本体1Aとその一端外周に形成されるフランジ1Bとにより構成される。尚、本例において、フランジ1Bは軸本体1Aとは別部品として軸本体1Aに固着されるが、その両者1A,1Bを一体に成形することもできる。
2はその内部に挿入されるロータ軸1を回転自在に支持する円筒状の軸受部材であり、その軸方向一端はロータ軸のフランジ1Bに対向するシール板3により密閉される。
特に、ロータ軸1と軸受部材2との間には毛細管状を成す微小間隔の軸受隙間4が形成される共に、その軸受隙間4には潤滑油Lが充填され、その潤滑油Lに与えられる圧力によりロータ軸1に作用する荷重が支持されるようになっている。尚、潤滑油Lには、鉱物性潤滑油、脂肪性潤滑油、混成潤滑油、水溶性油、シリコン油、又はフッ素油などが用いられる。
4Aはラジアル荷重を支持するラジアル軸受部であり、このラジアル軸受部4Aは軸本体1Aと軸受部材2との間で軸受部材2の内周面に潤滑油Lの圧力を高めるための図示せぬ溝(例えばヘリングボーン形)を形成してなるが、その種の溝を軸本体1Aの外周面、もしくは軸本体1と軸受部材2の双方に形成してもよい。
又、4Bはスラスト荷重を支持するスラスト軸受部であり、このスラスト軸受部4Bはフランジ1Bと軸受部材2との間で軸受部材2の軸方向端面に潤滑油Lの圧力を高めるための図示せぬ溝(例えばヘリングボーン形)を形成してなる。尚、係るスラスト軸受部4Bも軸受部材2にヘリングボーン形などの溝を形成することに限らず、その種の溝をフランジ1B側、もしくはフランジ1Bと軸受部材2の双方に形成してもよい。
一方、シール板3により密閉されない軸受部材2の開口側において、ロータ軸1と軸受部材2との間には、軸受隙間4に連通するテーパ状の注油口5が形成される。本例において、その注油口5は軸受部材2の一端開口部分をテーパ状にしてその開口径を拡大することにより形成される。
又、軸受部材2の開口側の端面には、注油口5を囲んで該注油口5の開口縁に連続する環状溝6が形成される。その環状溝6は、注油口5と協同して軸受隙間4に充填すべき潤滑油Lを保持するための油溜りとなるもので、その内周6Aと注油口5の外周(開口縁)は略同径とされる。特に、係る環状溝6は断面凹字形の溝でなく、その内周6Aと外周6Bとの間が当該内周6Aから外周6Bに向けて漸次掘り下げられる傾斜面6Cとされると共に、その外周6Bは軸方向に対して略平行な壁面6D(絶壁面)とされている。
つまり、環状溝6は図2から明らかなように、外周壁面6Dの位置での深度が最大となる三角形の断面を有する形態であり、軸方向に対する傾斜面6Cの角度θは45度〜80度、好ましくは45度〜70度に設定される。
又、図2から明らかなように、軸受部材2から突出するロータ軸1の外周には環状を成す凹み部1Cが形成され、その凹み部1Cと軸受部材2における環状溝6より外周側の端面とには、撥油剤Rが塗布される。尚、撥油剤Rにはフッ素化合物やシリコン化合物などが用いられる。
ここで、環状溝6の内周6Aと注油口5の外周(開口縁)が略同径とは、図3(a)のように環状溝6の傾斜面6Cと注油口5が稜角8Aを形成するように連続するもののほか、図3(b)のように環状溝6の傾斜面6Cと注油口5との連続部分を曲面部8B(アール部)としたものを含む。
又、上記のように環状溝6の傾斜面6Cと注油口5とが完全に連続せず、その両者6,5間に図3(c)の如く狭小な平面部8Cが介在して両者6,5が不連続とされていてもよい。つまり、環状溝6の内径が注油口5の外径より若干ながら多くされていてもよい。但し、平面部8Aの幅W(注油口5と環状溝6の内外径の差)が大きくなると、ここに潤滑油が残存して別部品を汚損してしまうことになるので、平面部8Cが存在する場合でも、その幅Wは0.5mm以下とすることが好ましい。尚、軸方向に直角な平面に対する傾斜面6Cの角度α(90−θ)が小さい場合には、平面部8Cの幅Wを大きくしても環状溝6から注油口5に潤滑油を円滑に流入されることができ、上記角度αが大きい場合には上記幅Wが十分に小さくなければ平面部8Cにより潤滑油の円滑な流動が損なわれることになるが、いずれも場合でも平面部8C上に残存付着する潤滑油量を可及的少なくする点では該平面部8Cの幅Wは、0≦W≦0.5mmが許容範囲である。
次に、軸受隙間4に対する潤滑油Lの充填方法を図4に基づき説明する。図4に示すように、本発明に係る動圧軸受装置によれば、軸受部材2内にロータ軸1を挿入すると共に、そのフランジ1B側で軸受部材2の一端にシール板3を固着して潤滑油Lが未充填の軸受ユニット7が構成される。そして、ロータ軸1の凹み部1Cと軸受部材2における環状溝6より外周側の端面とに撥油剤Rを塗布した後、軸受ユニット7を減圧(真空)環境下に晒して軸受隙間4内の空気を排出し、その後、真空状態を保ったまま分注器のノズルNから注油口5の位置に所定量の潤滑油Lを滴下する。
尚、潤滑油Lは軸受隙間4の加工精度を見込んでその最大許容容積の相当量を滴下するが、注油口5のみでは軸受隙間4の最大許容容積に相当する量の潤滑油Lを保持できず、環状溝6が注油口5と協同して潤滑油Lの全量を保持するような容積に設定されることから、滴下した潤滑油Lは注油口5から溢れて環状溝6に越流し、注油口5と環状溝6とにより保持される。
又、潤滑油Lの高さはロータ軸1の凹み部1Cに塗布した撥油剤Rにより概ね凹み部1Cの位置に規定され、軸受部材2の半径方向に対する潤滑油Lの広がりは環状溝6の外周壁面6Dとそれより外周側の端面に塗布される撥油剤Rとにより食い止められる。
而して、軸受隙間4が潤滑油Lのフィレットにより密閉された状態で、軸受ユニット7の周囲環境を大気圧状態に戻すと、注油口5内の潤滑油Lが軸受隙間4内に押し込まれると同時に、環状溝6内の潤滑油Lが傾斜面6Cに沿って注油口5内に連続的に流入する。
このため、軸受隙間4には空気が混入することなく潤滑油Lのみ充填されるが、軸受隙間4の全容積が許容容積の下限領域であった場合、環状溝6内に若干ながら潤滑油Lが残ることになる。
しかし、その余剰潤滑油はクリーニングにより容易に除去することができるし、傾斜面6Cと外周壁面6Dとが交わる角部分に入り込むので、クリーニングにより潤滑油を除去しなくても使用時に当該潤滑油が外部に漏れ出してディスクその他の別部材に付着してしまう可能性は極めて低い。
ここで、上記のようにして得られた本願動圧軸受装置において、環状溝6を構成する傾斜面6Cの傾斜角とロータ軸1の回転精度との関係を図5に示す。尚、図5において、横軸は軸方向に対する傾斜面6Cの傾斜角(図2に示すθ)であり、縦軸はロータ軸1の振れ成分(半径方向の軸振れ量nm)を示す。
この図で明らかなように、傾斜面6Cの角度が45度以下になると、ロータ軸1の回転精度が悪化する(つまり、ロータ軸1の振れ成分が大きくなる)。これは、傾斜面6Cの角度が45度以下の場合、大気圧が作用したときに環状溝6内の潤滑油がその内部に押し付けられて注油口5側に円滑に供給されず、これにより軸受隙間4に充填されるべき潤滑油の不足に代わって空気が混入したためと考えられる。
したがって、環状溝6における傾斜面6Cの角度は、軸方向に対して45度以上であることが好ましい。尚、図5には90度のデータが含まれるが、これは即ち環状溝6を形成せずして潤滑油を注油口5から溢れるまで滴下した場合である。そして、この場合も良好な回転精度を得られるが、これよれば注油口5の周囲で軸受本体2の端面が潤滑油で汚損され、そのクリーニング除去作業が困難となる。よって、環状溝6を形成することはクリーニングを容易乃至は不要にできる点で極めて有効であるが、係る環状溝6は所定量の潤滑油を保持しながら軸受隙間4に対する充填が円滑に行われるようにする点で、軸方向に対する傾斜面6Cの傾斜角を45〜80度に設定することが好ましく、更には45〜70度に設定することが一層好ましい。
以上、本発明について説明したが、ロータ軸1にはタップ穴1Dが形成されていても形成されていなくてもよい。又、注油口5は軸受部材2の開口端位置で軸本体1Aの径を小さくして形成することもできる。
更に、本発明に係る動圧軸受装置は、HDDその他のディスク駆動装置のみならず、高精度な回転を要求される装置における回転駆動部に好適に用いることができる。
本発明に係る動圧軸受装置を示す縦断面図 同軸受装置の要部を拡大して示した部分拡大断面図 注油口と環状溝の部分を概略的に示した説明図 同軸受装置の軸受隙間に潤滑油を充填する説明図 環状溝を形成する傾斜面の角度とロータ軸の回転精度との関係を示すグラフ 従来の動圧軸受装置を示す縦断面図 従来における潤滑油の充填方法を示す説明図 従来における潤滑油の他の充填方法を示す説明図
符号の説明
1 ロータ軸
1A 軸本体
1B フランジ
2 軸受部材
3 シール板
4 軸受隙間
5 注油口
6 環状溝
6A 環状溝の内周
6B 環状溝の外周
6C 傾斜面
6D 外周壁面

Claims (3)

  1. 筒状の軸受部材と、該軸受部材内に挿入されるロータ軸とを有し、そのロータ軸と前記軸受部材との間の軸受隙間に潤滑油が充填される構成の動圧軸受装置において、
    前記軸受部材の軸方向一端が密閉されると共に他端が開口され、その開口側で該軸受部材と前記ロータ軸との間に前記軸受隙間に連通するテーパ状の注油口が形成され、
    前記軸受部材の開口側の端面には、前記注油口を囲んで前記軸受隙間に充填すべき潤滑油を保持するための環状溝が形成され、その環状溝の内周と前記注油口の外周が略同径とされると共に、
    前記環状溝は、その内周と外周との間が当該内周から外周に向けて漸次掘り下げられる傾斜面とされていることを特徴とする動圧軸受装置。
  2. 前記環状溝の外周は、軸方向に対して略平行な壁面とされていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 前記環状溝を構成する傾斜面は、軸方向に対して45〜80度の角度を有することを特徴とする請求項1、又は2記載の動圧軸受装置。
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