JP2008008313A - 動圧流体軸受の製造方法および、それを用いたモータ、回転装置 - Google Patents

動圧流体軸受の製造方法および、それを用いたモータ、回転装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動圧流体軸受としての性能を充分に得ることが出来る量のオイルが注入保持され、軸受隙間に気泡が介在することを抑え、低コストな動圧流体軸受の製造方法と装置を提供する。
【解決手段】略カップ状のハブ4とこのハブ4に固定されたシャフト3とマグネット5とから構成される軸部1と、ベース6とステータコア42と環状のリング41とスリーブ7とを備えたステータ2と、ハブ4とスリーブ7との間および、スリーブ7とシャフト3との間に軸受隙間を形成している動圧流体軸受に潤滑剤を注入する方法であって、スリーブ7の軸受穴10に第1の潤滑剤を塗布してからスリーブ7にシャフト3を挿入して、真空注油により第2の潤滑剤を軸受隙間に気泡を介在させることなく、1回の注入で軸受隙間にオイルを注入することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動圧流体軸受の製造方法、特に、例えばハードディスクなどの情報記録機器を駆動するためのモータに用いるのに適した動圧流体軸受の製造方法に関するものである。
近年、ハードディスクなどの情報記録機器を駆動するためのモータには、低騒音、低NRRO(non−repeatable run−out)という点より動圧流体軸受が採用されている。動圧流体軸受は、回転体と固定体の間に形成されている軸受隙間にオイル、グリースなどの潤滑剤を介在させ、その潤滑剤に生ずる流体力を支持力とする軸受である。その潤滑剤中に気泡を含まないようにすることは、性能上、重要であり、様々な製造方法が利用されてきた。
例えば、特許文献1には、減圧前に軸受穴18b内に所要量のオイルLを配し、減圧した後、軸受穴18b内にシャフト10bを挿入し、オイルLを、軸受隙間及びテーパシール部28に連続するよう移動させると共に、スリーブ18を構成する多孔質焼結体にオイルを含浸させる。次いで復圧し、軸受隙間が連続したオイルLで満たされるという技術が開示されている。しかしながら、軸受隙間に潤滑流体を注入することと、多孔質焼結体スリーブに潤滑流体を含浸することを同時に行っている。多孔質焼結体スリーブは、例えば、スポンジのような構造であり多くの孔を有している。この多孔質焼結体スリーブに十分に潤滑流体を含浸するためには、シャフトの挿入を途中で止めるか、挿入速度を低下させるなどの工程を追加すればよいのだが、これらの工程を追加したとしても、どの状態になれば多孔質焼結体スリーブに十分に潤滑流体を含浸できたかどうかの確認ができない。また、シャフトの挿入を途中で止めるなどの工程は、シャフト外径面とスリーブ内周面の接触が生じないように保持した状態でなければならなく、設備的にはかなりの精度を有するものとなり、製造コストを引き上げる原因となる。加えて、シャフトをスリーブに挿入することで、潤滑流体は、軸受開口部に移動して、余剰潤滑流体が軸受開口部から外部へ漏れる可能性がある。潤滑流体が漏れると拭き取り作業などが必要となり、これも、製造コストを引き上げる原因となる。
次に、特許文献2には、スリーブの端部に潤滑油を注入後、潤滑油の沸点以上であって70kPa以下の気圧下で、軸をスリーブの円筒部に挿入する。このとき、スリーブ17の底面25に注入された潤滑油27は、スリーブ17と軸3の隙間を満たすように広がり、軸受隙間に潤滑油を注入する技術が開示されている。しかしながら、この構成では、スリーブ17に軸3を挿入後、つまり、軸受隙間に潤滑油を注入後、確実に注入できたかどうかの確認が出来ない。例えば、軸受開口部の潤滑油の液面が低い場合、潤滑油の蒸発などにより軸受隙間の潤滑油が減少した際に、潤滑油の液面が動圧発生溝部分まで低下して、動圧発生溝に空気が混入してしまい、NRROが悪化したり、必要な動圧が発生しないという問題が発生する可能性がある。また、軸受開口部の潤滑油の液面が高い場合は、高温時などの際に潤滑油が膨張して、軸受開口部から潤滑油が漏れてしまうという問題が生じる可能性がある。
上述した2件の特許文献に記載されている課題を解決するために、特許文献3には、動圧軸受装置の軸受間隙に、ノズルを用いて潤滑液を注入する際に、潤滑液中に溶け込んでいる気体の濃度を脱気処理によって低下させ、その上で、減圧雰囲気に置かれている軸受間隙に適正量を注油する。この際、脱気処理時の圧力よりも、圧力の高い条件で注油する。注油後、復圧して、潤滑液を軸受間隙の奥にまで押し込むことにより、軸受隙間に潤滑液を注入する。また、減圧、復圧を繰り返すことで気泡(空気)を含まないように軸受隙間に潤滑液を注入することができる技術が開示されている。しかしながら、同一空間でこの注入作業を行う必要であり、空間の気圧を数回繰り返す工程が必要で設備的に大掛かりなものとなり、量産時の設備費負担が重くなる。また、最初の注入時に軸受隙間に気泡が介在した場合は、最初に注入した潤滑液が壁となり、減圧、復圧を繰り返す工程を数回行っても軸受隙間から容易に気泡を排出することが困難であるという課題がある。
特開2004−245282号公報(第14−15頁、第1、2図) 特開2002−130283号公報(第3頁、第1図) 特開2005−273908号公報(第15頁、第4図)
図6を用いて、従来技術の課題について、さらに詳細に説明する。
図6(a)は、従来の動圧流体軸受を組立する際の真空注油工程における滴下注油工程を示している図である。
減圧された真空チャンバー内(図示せず)に、軸受隙間72を形成する軸受隙間構成部材71が配置されている。軸受隙間構成部材71は、シャフト73、シャフト73の一端側に固定されたハブ74、ハブ74に設けられた環状部75、シャフト73が挿入されている一端側が開口したスリーブ76より構成されている。図7(a)に図示しているように、シャフト73がスリーブ76に挿入されている状態で、スリーブ76の開口部側外周面と環状部75の内周面とにより形成されている一端側方向に隙間が暫減する空間78より、潤滑剤79を滴下注油する。
滴下注油された潤滑剤79は、広い隙間から狭い隙間へと流れる特性により、スリーブ76の開口部側端面80に対向しているハブ74の平坦面77との隙間に形成されているスラスト軸受部81に流れ込む。
図8は、スラスト軸受部81に形成されている動圧発生溝82について図示したものである。スラスト軸受部81に動圧を発生するスパイラル形状の動圧発生溝82は、図7(a)に示すスリーブ76の開口部側端面80に形成されている。図8に図示しているように、動圧発生溝82のうち、少なくとも1つの溝は、開口部側端面80の半径方向外側と内側を繋ぐように形成されている。そのため、図7(a)において開口部側端面80と平坦面77が接触した状態であっても、動圧発生溝82を介して、スラスト軸受部81に流れ込む。また、開口部側端面80と平坦面77は、それぞれが、鏡面ではなく表面粗度を有した表面であり、その表面粗度の対向する面間にて潤滑剤の毛細管力が働いて、スラスト軸受部81を潤滑剤にて充填させる。
図7(a)に示すように、スリーブ76の開口部側端面80の半径方向内側には、傾斜面83と端面84が形成されている。端面84は、平坦面77と軸方向で対向しており、端面84と平坦面77との隙間は、スラスト軸受部81の隙間より大となるように、スリーブ76に形成されている。傾斜面83は、開口部側端面80と端面84を繋ぐ部分であり、スラスト軸受部81から半径方向内側向きに軸方向隙間が漸増するように形成されている。
スラスト軸受部81に充填された潤滑剤79は、傾斜面83、端面84を経由して、ラジアル軸受部85a、85bへと流れ込もうとする。しかしながら、傾斜面83と平坦面77との間には、スラスト軸受部81から半径方向内側に向かって軸方向隙間が漸増するような形状となって、テーパシール構造が形成されているために、ラジアル軸受部85a、85bへと流れ込むことを妨げてしまう。また、潤滑剤79は、隙間の狭い方向へと流れようとする特性があるが、端面84と平坦面77との隙間は、スラスト軸受部81の隙間よりも大となるので、潤滑剤79がラジアル軸受部85a、85bへと流れ込むことを妨げてしまう。結果として、図7(a)に図示しているように空間78から滴下注油された潤滑剤79は、傾斜面83と平坦面77との間にて滞留した状態となる。この状態は、滴下注油作業を行っている際には確認が困難である。
次にこの状態で、減圧された真空チャンバー内(図示せず)の気圧を大気圧に戻す。図7(b)は、復圧(減圧された真空チャンバー内の気圧を大気圧に戻す)工程後の軸受隙間72内の潤滑剤79の充填状態を示した図である。潤滑剤79は、復圧することで、スリーブ76の閉塞面90とシャフト73のハブ74が固定されている部分の反対側部分の端面との隙間および、ラジアル軸受部85a、85bへと押し込まれる。しかし、滴下注油にて塗布された潤滑剤79が、軸受隙間72を充填するだけの塗布量がないと、軸受隙間72に潤滑剤79が充填されていない部分87が発生してしまう。また、スラスト軸受部81には潤滑剤79が充填された状態となっている。これは、真空チャンバー内の気圧が大気圧に戻す作業によることにより発生する潤滑剤79を軸受隙間72へ押し込む力で押し込まれなかった潤滑剤79がスラスト軸受部81にて生じる潤滑剤79の毛細管力により、保持されたものである。この状態より、軸受隙間内の気泡を排出するために(潤滑剤79が充填されていない部分87を潤滑剤79にて充填するために)、再度、減圧して真空注油を行う。
図7(c)は、一度、真空注油された軸受隙間72を形成する軸受隙間構成部材1を減圧した状態を示している。図7(b)に示しているように軸受隙間72に潤滑剤79が充填されていない部分87が介在している状態で減圧すると、潤滑剤79が充填されていない部分87の空気が膨張して、スラスト軸受部81に充填されていた潤滑剤79を軸受隙間72の外部へと押し出してしまう。結果として、空間78から潤滑剤79がもれてしまい、様々な部分に飛散してしまう。潤滑剤79が飛散すると、その飛散した潤滑剤79の拭き取り作業が必要となる。また、飛散の度合いによっては、真空チャンバー内全てについて拭き取り作業を行わなければならなく、作業性効率、生産効率を大幅に低下させてしまう。
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、動圧流体軸受としての性能を充分得ることが出来る量の潤滑剤が注入、保持され、軸受隙間に気泡が介在することを抑え、減圧と復圧を繰り返す真空注油工法における潤滑剤の飛散防止を行い、低コストな動圧流体軸受の製造方法を提供することにある。
前記従来の課題を解決するために、本願発明である動圧流体軸受の製造方法は、軸部を挿入する軸受穴を持つスリーブの軸受穴の内壁に、少量の第1の潤滑剤を塗布する第1のステップと、少なくとも潤滑剤を塗布したスリーブの軸受穴内に、減圧環境下において軸部を挿入する第2のステップと、スリーブと軸部との間の開口部に、第1の潤滑剤と同等の第2の潤滑剤を滴下注油し、第1の潤滑剤との間で作用する表面張力によって第2の潤滑剤を隙間部に浸透介在させる第3のステップと、減圧環境下から復圧して、大気圧環境にする第4のステップと、を有していることを特徴としたものである。
本発明の動圧流体軸受の製造方法によれば、軸受隙間内にて毛細管力が働かない部分(動圧を発生する部分よりも隙間が大きな部分)があったとしても、予め塗布している潤滑剤と後から注入された潤滑剤とが引き合う力で潤滑剤が軸受隙間内部に容易に充填させることが可能となり、軸受隙間への気泡の介在を防止することができる。また、真空注油する際の減圧、復圧の工程を1回とすることが可能となり、設備的にも安価なもので対応が可能となり、設備費負担を大きく軽減することができる。
以下に、本発明の動圧流体軸受の製造方法の実施形態を図1から図5の図面とともに詳細に説明する。
図1は、真空チャンバー内(図示しない)にて、滴下注油作業を行う前の呼び水的効果をもたらす第1の潤滑剤を軸受隙間部に塗布する工程を図示したものである。
図2は、本発明の製造方法により製造された動圧流体軸受を有するモータの断面図を図示したものである。
図3は、軸受隙間部に第2潤滑剤を滴下する工程および、軸受隙間部に第2潤滑剤が流入していく状態を図示したものである。
図4は、図3の詳細な説明図である。
図5は、本発明の製造方法により製造された動圧流体軸受におけるスラスト軸受部にて、動圧を発生するための動圧発生溝を図示したものである。
(1)製造対象である動圧流体軸受の構成
図1又は図3、図4に示すに工程を経て製造される図2に示す動圧流体軸受を有するモータは、軸部1とステータ2からなる。図2では軸部1側にシャフト3を構成しているが、これに限るものではない。ステータ2側にシャフト3が設けられていてもよく、モータ以外の装置の回転側又は固定側に設けられているものでもよい。また、本発明により製造される動圧流体軸受は、特に、ハードディスクなどの情報記録機器を駆動するためのモータに用いるのに適するが、それ以外の回転機械等にも用い得るものである。
軸部1は、略カップ状のハブ4と、このハブ4の回転中心に嵌合固定されたシャフト3とから構成され、ハブ4の外周壁の内周面にはマグネット5が接着等の手段によって取付けられている。
ステータ2は、ベース6とスリーブ7とから構成され、ベース6の略中央部に形成された環状の立設部8にスリーブ7が接着、圧入、溶接などの手段により取付けられている。
スリーブ7は、一端が閉塞され、他端が開口しているシャフト3を挿入するための軸受穴10を有する略円筒状部材である。軸受穴10には、シャフト3が挿入されている。シャフト3の外周面は、スリーブ7の軸受穴10の内周面と間隙を介して半径方向に対向し、シャフト3の先端面は、スリーブ7の閉塞面11と軸線方向に対向している。
スリーブ7の開口側の端面12は、シャフト3の外周面に固定されているハブ4を構成する半径方向外方に延伸する平板部13と間隙を介して軸線方向に対向している。
これらスリーブ7の開口側の端面12とハブ4の平板部13との間に形成される間隙と、スリーブ7の軸受穴10の内周面とシャフト3の外周面との間に形成される間隙と、スリーブ7の閉塞面11とシャフト3の先端面との間に形成される隙間(以下「軸受隙間部」と記載する)とは全て連続している。これら連続する各隙間には、潤滑剤Lが途切れることなく連続して保持されており、フルフィル構造の軸受を構成している。ここで、フルフィル構造とは、軸受隙間部に空気を介在させることなく、潤滑剤にて軸受隙間が充填されていることをいう。
さらに、図1(a)、(b)を用いて、動圧流体軸受(軸受隙間部)について説明する。
図1(a)に図示されているように、スリーブ7の開口側の端面12の外周部には、半径方向外方に突設され且つ外周面がその開口端から離間するにつれて縮径するよう傾斜面状に形成された環状フランジ部14が設けられている。
また、図1(b)に図示されているように、ハブ4には、平板部13の外周側からシャフト3と同じ向きにハブ4の外周壁よりも短く立ち上げられた環状壁部15が設けられ、環状壁部15とシャフト3の間に、平板部13を底面とする環状凹部16が形成されている。環状壁部15の内周面と環状フランジ部14の外周面は、非接触状態で半径方向に対向している。この環状壁部15の内周面と環状フランジ部14の外周面との間に規定される間隙の半径方向の間隙寸法は、環状フランジ部14の外周面が上記のとおり傾斜面状に形成されることで、ベース6側(環状壁部15の先端部方向)に向かって漸増する。すなわち、この環状壁部15の内周面と環状フランジ部14の外周面とが協働してテーパシール部17を構成している。
上述した各間隙内に保持される潤滑剤Lは、このテーパシール部17において、潤滑剤Lの表面張力と外気圧とがバランスされ、潤滑剤Lと空気との界面がメニスカス状をなす。テーパシール部17は、潤滑剤を保持する機能し、テーパシール部17内に保持される潤滑剤量に応じて潤滑剤界面の形成位置が適宜移動可能である。従って、テーパシール部17内に保持される潤滑剤Lが、潤滑剤保持量の減少に伴い軸受隙間部に供給されると共に、熱膨張等によって体積が増大した分の潤滑剤Lは、このテーパシール部17内に収容される。
このように、スリーブ7の環状フランジ部14の外周面とハブ4の環状壁部15の内周面間にテーパ状間隙を形成し、表面張力を利用したテーパシール部17を構成することで、テーパシール部17がより大径となると共に、テーパシール部17の軸線方向寸法も比較的に大とすることができる。従って、テーパシール部17内の容積が増大し、フルフィル構造の動圧軸受に多量に保持される潤滑剤Lの熱膨張に対しても十分に追随可能となる。
スリーブ7の軸受穴10の内周面には、スリーブ7の開口端部側に、軸部1の回転時に潤滑剤Lに流体動圧を誘起するために、回転方向に対して相反する方向に傾斜する一対のスパイラル溝を連結して構成される略「く」の字状のヘリングボーングルーブ18aが形成されており、シャフト3の外周面との間でラジアル軸受部19aが構成される。
また、スリーブ7の軸受穴9の内周面には、スリーブ7の閉塞側に、軸部1の回転時にオイルLに流体動圧を誘起するために、回転方向に対して相反する方向に傾斜する一対のスパイラル溝を連結して構成される略「く」の字状のヘリングボーングルーブ18bが形成されており、シャフト3の外周面との間で他端側のラジアル軸受部19bが構成される。更に、スリーブ7の開口部側の端面12には、軸部1の回転時に潤滑剤Lに対して半径方向内方(シャフト3側)に向かう圧力を誘起するポンプインのスパイラルグルーブ20が形成されており、ハブ4の平板部13と端面12との間でスラスト軸受部21が構成される。
上述したように動圧流体軸受9は、シャフト3、ハブ4、スリーブ7により構成されている。
(2)動圧流体軸受の製造
図1又は図3、図4に示すに工程を経て製造される図2に示す動圧流体軸受を有するモータに搭載されている動圧流体軸受9の製造方法について説明する。
図1(a)、(b)に図示しているように、真空チャンバー内(図示しない)における減圧下で、軸受隙間部であるスリーブ7の軸受穴10におけるラジアル軸受部19a、19bおよび、スラスト軸受部21を形成している部分を除く部分22、23、24に第1の潤滑剤L1を塗布する。この軸受部以外の部分22、23、24に塗布する第1の潤滑剤L1は、少量でよく、また、軸受穴10の内周面を必ずしも充填する必要はない。また、塗布方法について特に規定するものではない。尚、塗布する第1の潤滑剤L1は、エステル系、エーテル系、イオン性液体などのオイルであり、脱法処理を行ったものであり、後述する滴下注油する際の第2の潤滑剤L2と同等である。すなわち、例えば、第1の潤滑剤L1がエステル系ならば、第2の潤滑剤L2もエステル系であり、第1の潤滑剤L1がエステル系としたときには、第2の潤滑剤L2をエーテル系とはしないものとする。次に、図1(b)に図示しているように、軸部1のシャフト3をスリーブ7の軸受穴10に挿入する。この際に、スリーブ7の開口部側の端面12とハブ4の平板部13とが接触するまで挿入する。
次に、図1(b)の状態にて第2の潤滑剤L2を軸受隙間部に滴下注油する工程について図3を用いて説明する。図3(a)は、ノズル25から第2の潤滑剤L2をテーパシール部17から滴下注油した際の初期の状態を図示している。テーパシール部17から滴下された第2の潤滑剤L2は、テーパシール部17が、ベース6側(環状壁部15の先端部方向)に向かって漸増している形状であるために、広い隙間から狭い隙間へ流れるという潤滑剤Lの特性により、軸受隙間部の方向へと流れ込む。次に、第2の潤滑剤L2は、スリーブ7の開口部側の端面12とハブ4の平板部13とが接触している部分(スラスト軸受部21)へと流れ込もうとする。ここで、スリーブ7の開口部側の端面12には、図5に図示されている動圧を発生するための動圧発生溝26が形成されている。図5に図示している動圧発生溝26は、スパイラル形状であるが、へリングボーン形状などでもよい。動圧発生溝26の少なくとも1つの溝は、スリーブ7の端面12の半径方向外側と内側を繋ぐように形成されている。このため、第2の潤滑剤L2は端面12と平板部13とが接触していてもその溝を経由して、軸受部以外の部分22および、ラジアル軸受部19aの方向へ流れようとする。また、端面12と平板部13の表面は、切削加工されている。そのために、それぞれの表面には、面粗度があり、ミクロ的には、隙間を有する。この隙間に対して、潤滑剤Lの特性である毛細管力により、第2の潤滑剤L2は、端面12と平板部13との間を充填する。次に、第2の潤滑剤L2は、軸受部以外の部分22へと流れ込み、図3(b)に図示するようにラジアル軸受部19aを充填する。
ここで、図4を用いて、第2の潤滑剤L2が図3(a)から図3(b)に図示しているように移動した状態について説明する。図4(a)は、滴下注油された第2の潤滑剤L2がスラスト軸受部21を流れて、軸受部以外の部分22へ流れる前の状態を図示している。スリーブ7の端面12の半径方向内側には、第1の傾斜面27と第1の端面28が形成されている。第1の端面28は軸線方向で平板部13と対向しており、第1の端面28と平板部13の隙間は、スラスト軸受部21の隙間より大となるようにスリーブ7に形成されている。第1の傾斜面27は、端面12と第1の端面28を繋ぐ部分であり、端面12から半径方向内側向き(シャフト3側)に漸増するように形成されている。スラスト軸受部21に充填された第2の潤滑剤L2は、軸受部以外の部分22を経由して、ラジアル軸受部19aへと流れ込もうとする。
しかしながら、第1の傾斜面27と平板部13との間には、スラスト軸受部21から半径方向内側に向かって漸増するような形状となってテーパシール構造が形成されているために、軸受部以外の部分22へと流れ込もうとすることを妨げてしまう。また、潤滑剤Lは、隙間の狭い方向へと流れようとする特性があるのであるが、第1の端面28と平板部13との隙間は、スラスト軸受部21の隙間よりも大となるように設定されているので、さらに、第2の潤滑剤L2が軸受部以外の部分22へと流れ込もうとすることを妨げてしまう。結果として、図4(a)に図示しているようにテーパシール部17から滴下注油された第2の潤滑剤L2は、第1の傾斜面27と平板部13との間にて滞留した状態となる。
しかしながら、軸受部以外の部分22の部分には、第1の潤滑剤L1が予め塗布されている。潤滑剤Lそのものは、常に安定しようとするために球体に近づくような特性がある。この特性より、予め塗布されていた第1の潤滑剤L1と第1の傾斜面27と平板部13との間にて滞留している第2の潤滑剤L2とが引き合い、つまり、予め塗布していた第1の潤滑剤L1が呼び水的な効果をもたらし、図4(b)に図示しているような予め塗布されていた第1の潤滑剤L1と第1の傾斜面27と平板部13との間にて滞留している第2の潤滑剤L2とが混ざった状態となる。(これは、例えば、平板上に塗布されたドーナツ状の潤滑剤が、半円球の状態になろうとする現象と同様である。)
図4(b)図示している状態においては、上述した潤滑剤Lが安定しようとする特性および、テーパシール部17が形成されている隙間が、軸受部以外の部分22より大きいために潤滑剤Lの特性である広い部分から狭い部分へと流れ込む力より、第2の潤滑剤L2は、ラジアル軸受部19aの方向へと押し流される。図4(c)は、図4(b)の状態を経由して、ラジアル軸受部19aに第2の潤滑剤L2が流れ込む直前を図示したものである。スリーブ7の軸受穴10のラジアル軸受部19aを形成している部分31の開口部側には、内径面29と第2の傾斜面30が形成されている。内径面29は、スリーブ7のラジアル軸受部19aを形成している部分31より径大となるように形成されており、シャフト3の外周面と周方向で対向し隙間を形成している。また、第2の傾斜面30は、内径面29とラジアル軸受部19aを形成している部分31を繋ぐように形成されており、第2の傾斜面30とシャフト3の外周面との隙間が、内径面29からラジアル軸受部19aを形成している部分31に向って漸減するようになっている。潤滑剤Lは、広い部分から狭い部分へと流れる特性を有しており、その特性より、第2の潤滑剤L2は、第2の傾斜面30とシャフト3の外周面との隙間を経由して、ラジアル軸受部19aへと流れる。ラジアル軸受部19aは、微小隙間、例えば、1〜3μm程度の隙間であるので、潤滑剤Lの毛細管力により、ラジアル軸受部19aを充填して、図3(b)に図示しているような状態となる。
次に、図3(b)に図示している状態から、図3(c)に図示しているように、ラジアル軸受部19bが第2の潤滑剤L2にて充填されている状態になる。これは、図4を用いて上述したように、軸受部以外の部分23に予め塗布していた第1の潤滑剤L1の呼び水的な効果により、スリーブ7の軸受穴10に形成されている第3の傾斜面32、軸受部以外の部分23、第4の傾斜面33を経由して、ラジアル軸受部19bに第2の潤滑剤L2が充填される。次に、図3(c)に図示している状態より、真空チャンバー(図示しない)内の気圧を大気圧まで戻す。
図3(d)は、真空チャンバー内の気圧を大気圧まで戻した際の軸受隙間部の状態を図示したものである。図3(c)において、軸受部以外の部分24には、潤滑剤Lが未充填となっている。しかしながら、真空チャンバー内の気圧を大気圧に戻すことで、軸受部以外の部分24が第2の潤滑剤L2にて充填される。また、テーパシール部17により保持されていた第2の潤滑剤L2が軸受部以外の部分24へと押し込まれた状態のようになり、第2の潤滑剤L2と大気圧環境下との境界である液面34は、図3(d)に図示しているように、テーパシール部17内に位置するようになる。
以上の工程を経て、軸受隙間部のコーナー部などの第2の潤滑剤L2が流入しにくい部分にも潤滑剤Lが確実に行き渡り、得られる動圧流体軸受は、図2に示されるように、シャフト3及び平板部13とスリーブ7との間の一連の軸受隙間部が連続した潤滑剤L(L1,L2)で満たされ、更にその潤滑剤Lに連続して、テーパシール部17に空気との界面(液面34)を有する状態で潤滑剤Lが保持されたいわゆるフルフィル構造となる。
尚、上述した製造方法では、軸受部以外の部分24に予め塗布した潤滑剤Lの呼び水的な効果がもたらせられる前に真空チャンバー内の環境を大気圧に戻したが、軸受部以外の部分24に予め塗布した第1の潤滑剤L1の呼び水的な効果がもたらせられてから真空チャンバー内の環境を大気圧に戻すことでもよい。また、液面34がテーパシール部17部外に位置するような場合は、潤滑剤の吸引作業などにより、液面34の高さを調整してもよい。
(3)抜け止め機構
図2に示されるように、環状壁部15のうちテーパシール部17よりも先端側には、接着等の手段によって環状の抜止めリング40が固着されている。この抜止めリング40が環状フランジ部14下部に対して非接触状態で嵌り合うことで、軸部1の抜け止め構造が構成される。
このように、スリーブ7の外周面側において軸部1の抜止め構造を構成しているので、一対のラジアル軸受部と抜止め構造とが軸線方向における同一線上に整列配置されることが回避されている。従って、相互に対向するシャフト3の外周面とスリーブ7の内周面との軸線方向の高さ寸法全体を軸受として有効に活用することが可能になり、軸受剛性を維持しながら更なる液体動圧軸受及びそれを利用する装置の軸線方向寸法の縮小又は薄型化が実現される。
(5)モータの構成
液体動圧軸受を有する図2に示すような用いたモータにおいては、ベース6のマグネット5との対向位置に強磁性材からなる環状のリング41を配置し、マグネット5と環状のリング41との間で軸線方向の磁気吸引力を発生させることで、スラスト軸受部21で発生する軸部1の浮上圧とバランスさせて、軸部1のスラスト方向の支持を安定させている。このような軸部1に対する磁気的な付勢は、例えば、ステータコア42とマグネット5との磁気的中心を軸線方向に相違させることによっても作用させることが可能である。また、スリーブ7が、ベース6に設けられた環状の立設部8の内周面に固着され、環状の立設部8の外周面には、マグネット5と半径方向に対向してステータコア28が固着される。
(6)回転装置の構成
図6に、一般的なディスク駆動装置50の内部構成を模式図として示す。ケーシング51の内部は塵・埃等が極度に少ないクリーンな空間を形成しており、その内部に情報を記憶する円板状のディスク板52が装着されたモータ53が設置されている。加えてケーシング51の内部には、ディスク板52に対して情報を読み書きするヘッド移動機構54が配置され、このヘッド移動機構54は、ディスク板52上の情報を読み書きするヘッド55、このヘッドを支えるアーム56及びヘッド55及びアーム56をディスク板52上の所要の位置に移動させるアクチュエータ部57により構成される。このようなディスク駆動装置50のモータ53として上記のように製造される動圧流体軸受を用いたモータを使用することで、ディスク駆動装置50の薄型化並びに低コスト化を可能にすると同時に、スピンドルモータの安定性や信頼性及び耐久性が改善されるので、より信頼性の高いディスク駆動装置とすることができる。
以上、本発明に従う動圧流体軸受の製造方法の一実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、スリーブ7を軸受部60と軸受部を保持する保持部61とで構成し、軸受部保持部61の外周面にDカット形状の溝62を設ける。この溝62により、軸受隙間部を連通する連通路を形成することが可能となる。また、スリーブ7は、アルミニウム系の材料、銅系材料、ステンレス綱といった無垢の金属材から適宜選択して使用することも可能である。加えて、軸受部60と保持部61の材料を別部材とすることも可能であり、軸受部60を加工費が安価な多孔質材とすることも当然、可能である。尚、上記実施形態では、スリーブ7を円筒部と閉塞部が一体形成された構成としているが、円筒部と閉塞部を別の部材からなる構成とすることも当然に可能である。
また本願発明は実施の形態1に示すような構成の軸回転型モータだけに限定されるものではない。
たとえば図9(a)に示すように、シャフト161の下端にスラストフランジ部を形成して抜け止めを兼ねてスラスト軸受を構成したものでも良い。この場合はスリーブ160の下方からシャフト161を挿入する際に呼び水たる少量の潤滑剤を塗布しておき、その後スラストプレート162をスリーブ160の下端部に固定して密封シールする。そして、開口部164から潤滑剤を注入すればよい。
また図9(b)(c)に示すように固定シャフトをベースに固定してその周囲をスリーブ170,180が回転する構成のものであっても良い。
本発明の流体軸受装置は、ディスク駆動装置、リール駆動装置、キャプスタン駆動装置、ドラム駆動装置などのスピンドルモータとして特に好適であるが、これに限るものではない。
(a)実施の形態1における軸受穴に軸部を挿入する直前の状態を示す断面図、(b)実施の形態1における軸受穴に軸部を挿入された状態を示す断面図 実施の形態1による製造方法で製造された動圧流体軸受および、モータの断面図 (a)実施の形態1において開口部から潤滑剤の供給を開始した時点の潤滑剤の状態説明図、(b)実施の形態1において呼び水的潤滑剤によって、下側ラジアル軸受部分まで充填された状態の説明図、(c)実施の形態1において呼び水的潤滑剤によって、上側ラジアル軸受部分まで充填された状態の説明図、(d)復圧動作により潤滑剤が充填された状態の説明図 (a)実施の形態1において開口部から潤滑剤の供給を開始した時点の潤滑剤の状態説明図、(b)実施の形態1においてスラスト軸受部に潤滑剤が充填され、呼び水的潤滑剤と吸着した状態の説明図、(c)実施の形態1においてラジアル軸受部に潤滑剤が充填される直前状態の説明図 実施の形態1におけるスラスト動圧発生溝形状を示す平面図 実施の形態1により製造された動圧流体軸受装置を搭載したモータおよび回転装置の構造を示す模式図 (a)従来例における軸受部に潤滑剤の供給を開始した状態を示す断面図、(b)復圧動作時の潤滑剤の状態を示す断面図、(c)再度、減圧状態としたときに潤滑剤が漏洩した状態の説明図 従来例におけるスラスト動圧発生溝形状を示す平面図 (a)は実施の形態1の他の変形例1におけるモータ断面図、(b)は実施の形態1の他の変形例2におけるモータ断面図、(c)は実施の形態3の他の変形例1におけるモータ断面図
符号の説明
1 軸部
2 ステータ
3 シャフト
4 ハブ
5 マグネット
6 ベース
7 スリーブ
8 立設部
10 軸受穴
11 閉塞面
12 端面
13 平板部
14 環状フランジ部
15 環状壁部
16 環状凹部
17 テーパシール部
18a、18b ヘリングボーングルーブ
19a、19b ラジアル軸受部
20 スパイラルグルーブ
21 スラスト軸受部
22、23、24 軸受部以外の部分
25 ノズル
26 動圧発生溝
27 第1の傾斜面
28 第1の端面
29 内径面
30 第2の傾斜面
31 ラジアル軸受形成部
32 第3の傾斜面
33 第4の傾斜面
34 液面
40 抜止めリング
41 環状のリング
42 ステータコア
50 ディスク駆動装置
51 ケーシング
52 ディスク板
53 モータ
55 ヘッド
56 アーム
57 アクチュエータ部
71 軸受隙間構成部
72 軸受隙間
73 シャフト
74 ハブ
75 環状部
76 スリーブ

Claims (7)

  1. 軸部を挿入する軸受穴を持つスリーブの前記軸受穴の内壁に、少量の第1の潤滑剤を塗布する第1のステップと、
    前記第1の潤滑剤を塗布した前記スリーブの前記軸受穴内に、減圧環境下において前記軸部を挿入する第2のステップと、
    前記スリーブと前記軸部との間の開口部に、前記第1の潤滑剤と同等の第2の潤滑剤を滴下注油し、前記第1の潤滑剤との間で作用する表面張力によって前記第2の潤滑剤を前記隙間部に浸透介在させる第3のステップと、
    前記減圧環境下から復圧して、大気圧環境にする第4のステップと、
    を有している動圧流体軸受の製造方法。
  2. 前記減圧環境下の気圧は1Torr以下であることを特徴とする請求項1に記載の動圧流体軸受の製造方法。
  3. 前記動圧発生機構を構成しない隙間部に、前記第1の潤滑剤を塗布することを特徴とする、請求項1に記載の流体軸受の製造方法。
  4. 前記第4ステップにおいて、減圧環境下から復圧することで、前記隙間部への前記第2の潤滑剤の充填が終了することを特徴とする請求項1に記載の流体軸受の製造方法。
  5. 前記スリーブは多孔質材からなり、前記スリーブの外部に潤滑剤が漏れないようにカバー部材を有している請求項1に記載の動圧流体軸受の製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の動圧流体軸受の製造方法にて製造された動圧流体軸受を備えていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項6に記載のモータを備えていることを特徴とする回転装置。
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