JP2007271010A - 流体軸受装置、その製造方法、スピンドルモータ、情報記録再生装置 - Google Patents

流体軸受装置、その製造方法、スピンドルモータ、情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スリーブとシャフトの間隙およびスラストフランジとスラストプレート、スリーブの間隙等に潤滑流体を充填する工程にて、開口部上面に充填に必要な体積Vの潤滑流体が開口部上面から流れ出さずに留まり、安定した給液を行うことができる流体軸受装置、その製造方法、スピンドルモータ、情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】充填に必要な潤滑流体の体積と撥油剤塗布位置との関係式から、開口部上面の最適な撥油剤塗布位置Rを導き出し、Rより大なる半径位置に撥油剤を塗布する。その後減圧雰囲気中で給液を行う際に、シャフトの開口部上面より突出した部分と撥油剤を塗布した部分との間に潤滑流体を給液することで、充填に必要とする潤滑流体を開口部上面に溜めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はハードディスク装置等の情報記録再生装置に使用される流体軸受装置と、その製造方法および、この流体軸受装置を備えたスピンドルモータ、さらにはこのスピンドルモータを備えた情報記録再生装置に関するものである。
近年、ハードディスクドライブ等の情報記録再生装置において使用されるスピンドルモータの軸受部の多くには流体軸受が利用され始めている。流体軸受とは、シャフトとスリーブの間にオイルやイオン性液体等の潤滑流体を介在させ、その潤滑流体に生じる流体圧力を支持力とする軸受である。
流体軸受スピンドルモータを搭載したハードディスクドライブの一例を図6に示す。このスピンドルモータは、中心部に挿入口を有するスリーブ1に、スリーブに対して相対的に回転するシャフト3を、所定間隙を介して挿入させ、シャフト3とスリーブ1との間の間隙に、潤滑流体4を充填させている。また、このシャフト3上で、スリーブ1より突出した部分にはクランパ34によって磁気ディスク17が固定されるハブ20が取り付けられている。クランパ34はシャフト3の先端部に設けたネジ穴部7にネジ33を螺合させることでハブ20上側に固定される。
さらに、シャフト3の外周面とスリーブ1の内周面の少なくとも一方にヘリングボーン形状等の動圧発生溝(図示せず)を形成してラジアル軸受部23を構成している。またシャフト3の下端にはスラストフランジ10が固定され、さらにスリーブ1の下端にはスラストプレート11が固定されて、スリーブ1下端を計測している。このスラストプレート11とスラストフランジ10との間およびスラストフランジ10とスリーブ1との間には、ラジアル軸受部23と同様に動圧発生溝が形成されスラスト軸受24を構成している。また潤滑流体4がスリーブ1の上端より漏れ出すことがないように、スリーブ1の開口部上面2には撥油剤を塗布している。
そしてロータマグネット26とステータ25の相互作用により、シャフト3が回転すると、ラジアル軸受部23およびスラスト軸受部24の動圧発生溝により潤滑流体4に圧力を発生させ、スリーブ1に対してシャフト3が一定量の間隙を有した姿勢で回転自在に支持されるようになっている。
上記のように構成された軸受部のスリーブ1とシャフト3との間隙およびスラストフランジ10とスリーブ1、スラストプレート11との間隙に保持する潤滑流体4を充填した装置またはその充填方法が複数提案されている。
装置の構成の一例としては、図10に示すように、スリーブ1の開口部上面2全体に撥油剤5を塗布したものがある(例えば特許文献1参照)。
また、潤滑流体4を充填する方法として、スリーブ1およびシャフト3等を組立てた流体軸受装置30を真空に近い雰囲気にさらして、適量の潤滑流体4を図11に示す軸受部の軸受シール部21に給液して溜め、その後、大気雰囲気中に戻すことで、軸受シール部21からシャフト3とスリーブ1の間隙に潤滑流体4を充填させるものがある。この方法に基づく先行技術として特許文献2等がある。
さらに潤滑流体4を充填する他の方法としては、図12に示すようにスリーブ1の開口部上面2に、撥油剤を塗布したリング治具22を設置し、更に潤滑流体4を軸受シール部21近傍のシャフト3とスリーブ1の間隙に保持するものがある。この方法に基づく先行文献として、特許文献3がある。
特開2004−239346号公報 特開2005−180622号公報 特開2005−098393号公報
しかしながら、ハードディスクドライブの薄型化によって、シャフト3の先端部で、ハブを接合するための部分の長さが短くなり、その結果スリーブ1の開口部上面2より突出したシャフトの長さが短くなった場合は次のような課題が生ずる。すなわち特許文献1の構成では、スリーブ1の開口部上面2または軸受シール部21に潤滑流体3を給液して溜める際に、撥油剤5はスリーブ1の開口部上面2全体に塗布されているので、図13(a)に示すように、潤滑流体4が内周方向(図中d方向)へと流れ、シャフト3のネジ穴部7に潤滑流体4が流れ込む可能性がある。しかしネジ穴部7に一度入り込んだ潤滑流体4を完全に拭き取ることは実質的に不可能であり、そのままハードディスクドライブに搭載されると、ネジ穴部7に入り込んだ潤滑流体4はモータの回転に伴う遠心力によってシャフト3の先端から漏れ出てしまう。漏れ出た潤滑流体4はクランパ34とハブ20の間を伝わって、磁気ディスク17上に到達し、図示しない磁気ヘッドとの間でスティクションを発生して、磁気ヘッドや磁気ディスクを破損する。したがって一度でもネジ穴部7に潤滑流体が入り込んでしまったモータはハードディスクドライブ用としては使用することが出来ないので、完成した軸受を廃棄せざるを得ない。
また、図13(b)に示すように潤滑流体4自身の表面張力によって、スリーブ1の開口部上面2で内周側の液滴4aと外周側の液滴4bとに分かれてしまう可能性もある。その結果、外周側に位置する液滴4bは自らの重量によってスリーブ1の上面に留まることが不可能になり、図のC方向にこぼれ落ちてしまう。
また、特許文献2の構成においても、図11に示すようにわずかな体積の潤滑流体4を給液する場合は、軸受シール部21内に潤滑流体を溜めることができる。しかし例えばスリーブ1に、後述する連通孔等が設けられ、潤滑流体4の充填量を増加させる必要がある場合には、必要な潤滑流体4を軸受シール部21内に溜めることができない。その結果、一度に十分な量の潤滑流体4を供給しようとすると、軸受シール部21に撥油剤が塗布されていることによって、却って潤滑流体4は外周側まで広がってしまい、スリーブ1の開口部上面2から、図13(c)のように潤滑流体4が流れ出してしまう可能性があり、必要な充填量を溜めることが出来なくなる。従って潤滑流体4の給液は複数回行う必要があり、生産効率が悪くなる。
さらに図12に示す特許文献3の構成の場合は、上記の潤滑流体4がスリーブ1の開口部上面2から外側に流れ出す問題を解決できるが、リング治具22とスリーブ1の開口部上面2との接触が不十分であると、潤滑流体4を給液した後にリング治具22とスリーブ1の開口部上面2との隙間から潤滑流体4が漏れる可能性がある。更にはリング治具22をスリーブ1の開口部上面2に乗せるときにスリーブ1の開口部上面2を傷つけたり、パーティクルを発生してハードディスクドライブ等の高い清浄度を要求する装置ではパーティクルによってヘッドクラッシュ等の原因となったりする。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、流体軸受装置内の軸受隙間に安定して潤滑流体を充填することができる流体軸受装置および製造方法を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するため、本発明の流体軸受装置は、開口部を有したスリーブと、前記スリーブの前記開口部に挿入され、前記スリーブに対して相対的に回転自在に支持されたシャフトと、少なくとも前記スリーブと前記シャフトとの間隙に介在する潤滑流体と、前記潤滑流体を前記間隙に封止するために、前記開口部近傍に構成された軸受シール部とを備え、前記軸受シール部の外周側に、撥油剤を塗布可能な面を形成し、数(3)で与えられる半径R以上の外周側領域に撥油剤を塗布した構造となっている。
Ri:軸受シール部より突出したシャフトの先端近傍の円筒部半径
H:軸受シール部より突出した部分のシャフト長さ
C:軸受シール部より突出した部分におけるシャフト先端部の面取り長さ
V:充填に必要な潤滑流体の体積
m:潤滑流体を給液する回数
また、本発明の別の流体軸受装置は、開口部を有するスリーブと、少なくともその一端側に円盤状のフランジ部を有し、前記スリーブの前記開口部に前記フランジ部と共に挿入され、前記スリーブに対して相対的に回転自在に支持されたシャフトと、少なくとも前記スリーブと前記シャフトとの間隙に介在する潤滑流体と、前記潤滑流体を前記間隙に封止するために、前記フランジの外周部と前記スリーブの開口部の内周面との間に構成した軸受シール部と、前記フランジ部よりも軸方向に突出するように前記スリーブに一体的に配設され前記フランジ部の外径よりも大なる内径を有する円環状突出部を備え、前記フランジ上面に、撥油剤を塗布可能な面を形成し、数(5)で与えられる半径R以下の内周側領域に撥油剤を塗布した構造となっている。
Ro:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部内径
H:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部長さ
C:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部コーナ面取り長さ
V:充填に必要な潤滑流体の体積
m:潤滑流体を給液する回数
本発明の流体軸受装置によれば、潤滑流体給液工程にて潤滑流体をスリーブまたはフランジの開口部上面に給液する際に、潤滑流体が開口部上面から漏れ出すことを防止でき、また軸受シール部より突出したシャフト先端のネジ穴部に潤滑流体が入り込むことはない。また図12に示すようなリング治具を使用せずに潤滑流体をスリーブ開口部上面に溜めることができるために、開口部上面を傷つけず、高い清浄度を保って、安定して潤滑流体を充填させることが可能である。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における流体軸受装置30の断面図である。図1において、スリーブ1の開口部上面2における撥油剤塗布位置は、前記数(3)を満足するRなる値以上の大きな半径位置R1およびその外周側としている。
ここで図面を用いて上記数(3)の意味を説明する。図1はスリーブ1内部にシャフト3が挿入された軸受装置の断面図である。シャフト3とスリーブ1のスリーブ1の開口部上面2の最内周部との間には、潤滑流体4をシャフト3とスリーブ1との間の間隙に封止するために、スリーブ1の開口部近傍に軸受シール部21を構成している。この軸受シール部21はラジアル軸受部23から軸受の外部に向けてその半径隙間が大きくなるようなテーパ形状をしている。
ここでスリーブ1の開口部上面2よりシャフト3は高さHだけ軸方向に突出している。ここでシャフト3の先端部には面取り長さCの面取り部6が設けられている。
ここで同図中、スリーブ1の開口部上面2上で半径Rの位置と面取り部6の下端とを結ぶ直線L1、シャフト3の母線とスリーブ1の開口部上面2とで囲まれた断面三角形の軸対象領域Atの体積Voを求める。Voは数(4)で与えられる。
ここで軸受に潤滑流体4を充填するのに必要な体積Vをm回(mは1以上の任意数であり小数でもかまわない)とすると、1回あたりの給液量はV/mとなる。このV/mをVoとすると前記数(3)が与えられる。さらに数(3)で与えられるRなる値の半径位置より大なる半径位置R1およびその外周側に撥油剤5を塗布してあるものとし、前記V/mなる体積の潤滑流体4を軸受シール部21近傍に給液すると、その液面は同図中において直線L2で近似される三角形状になる。厳密には表面張力等の影響により図2(a)に示すように若干の凹凸が生ずる。実際の潤滑流体4の断面は、図2(a)に示すようにシャフト3近傍は潤滑流体4の液面が凹となり、撥油剤塗布側近傍における潤滑流体4の液面は凸形状となる。しかし、図2(b)に示すように潤滑流体4の液面を破線BBで区切った場合、領域aと領域bの体積は、ほぼ同等であると考えられることから、図2(c)に示すように、潤滑流体4の表面は直線であると仮定しても問題ない。したがって潤滑流体4の頂点は面取り部6の下端よりh1だけ下がった状態となる。
これによって、撥油剤5がスリーブ1上面の外周側に塗布され、内周側は撥油剤5が塗布されていないので、潤滑流体4を給液する際にシャフト3とスリーブ1内周側との間に十分な量が保持される。したがって軸受隙間内部に連通孔などが設けられて充填すべき潤滑流体4の体積Vが多い場合でも給液回数を最小限にすることが出来る。またシャフト3先端部に設けられたネジ穴部内部に潤滑流体4が入り込むことはないので、完成した軸受を廃棄する必要もなくなり、歩留まりが向上する。なお潤滑流体4が軸受隙間内部に充填された後は、スリーブ1の上面やシャフト3の外周部に残った余分な潤滑流体4を吸い取りもしくは拭き取りをすることで流体軸受装置30として完成状態になるが、スリーブ1およびシャフト3の形状は単純な平面または曲面であるので、吸い取りもしくは拭き取りは容易に行うことができ、後に残ることはない。
実施の形態1におけるスピンドルモータの構成は、図6に示すように、中央部に挿入口を有するスリーブ1に、所定間隙を介してシャフト3を挿入させ、このシャフトには磁気ディスクが固定されるハブ20が取り付けられている流体軸受装置に適用することができる。
この流体軸受装置の潤滑流体の充填方法は、以下のようにして行われる。まずシャフト3を組み付けていない状態のスリーブ1に、数(3)を満足する撥油剤塗布位置Rよりも大きな半径R1およびその外周に撥油剤を刷毛などにより塗布する。なお撥油剤5の塗布位置のバラツキを抑制するために、スリーブ1の上面に円環状の溝(図示せず)を設けて、この溝よりも外周側に塗布するようにしても良い。
次に、スリーブ1に、スラストフランジ10を取り付けたシャフト3等を組付けるとともに、スリーブ1にスラストプレート11を溶着などして流体軸受装置30を形成し、この流体軸受装置30を、図4に示すように、真空に近い雰囲気が維持された真空室12内に所定時間以上放置して、スリーブ1とシャフト3との間の隙間に残っている空気を排気して真空に近い状態とする。なお真空室12は、真空バルブ13を有する真空用連通路を介して図外の真空ポンプに接続されており、また、この真空室12には、内部を大気圧に戻すことができるように、大気バルブ14を有する大気連通路も接続されている。また、真空室12には、複数の流体軸受装置30をテーブル15上に、スリーブ1の開口部および開口部側上面が上方になる姿勢で配置できるとともに、各流体軸受装置30に対して、潤滑流体を供給するディスペンサ16などの給液用治具が移動自在に配置されている。
真空室12内が大気圧より低い第一の圧力状態になって、所定時間経過した後に、図5に示すように、撥油剤が塗布された面よりも内周側に、詳しくは、撥油剤塗布位置よりシャフト3の外周面に近い領域に、ディスペンサ16などの給液用治具を用いるなどして、潤滑流体4を給液する(潤滑流体給液工程)。
そして最後に、大気バルブ14をゆっくりと開放して、真空室12内を第一の圧力より高い第二の圧力にすることで、スリーブ1の軸受シール部21とシャフト3の外周面との隙間から潤滑流体4が毛細管圧力と大気圧によってラジアル軸受部側に吸引されて流れ込む。(潤滑流体充填工程)。
このように構成することにより、外周方向に潤滑流体4が流れ出すことを防止することが可能であり、スリーブ開口部上面2に必要な量の潤滑流体4を溜めることができ、確実かつ安定して潤滑流体4を充填することができる。
ここでシャフト先端部における面取り部6の下端までしか給液しないように値Rを定めて、さらにその値Rより大きな値の半径位置R1より外側に撥油剤5を塗布したので、V/mなる体積の潤滑流体4の軸方向液面高さがh1だけ低くなり、シャフト先端の面取り部6を通じてシャフト3のネジ穴7へと潤滑流体4が侵入することを防ぐ効果がある。
またR1をRに等しく設定して、図示しないモニターカメラなどを用いて画像処理しつつ面取り部6の下端まで潤滑流体4を給液すれば、充填量V/mが正確に計量される。従って、潤滑流体4が充填不足に陥ることもなく、生産管理がより容易になる。
なお、上記説明において、面取り部6は直線的な形状としたが、円弧状をなす面取りでもよい。
なお設計の都合上、スリーブ1の開口部上面2に、1回の給液だけで必要量の潤滑流体4を溜めるスペースが設けられない場合、数(3)に記載の撥油剤給液回数mを、例えば1より大きな任意数として、給液工程と充填工程とをm回以上繰り返して1回あたりの充填量をV/mとして給液すればよい。なおmは整数に限られず、たとえばm=1.5として1回目はV/1.5なる量を給液し、2回目は残りのV/3を給液するようにしても良い。またm=1.5に相当するR1を定めた場合でも1回目に給液する潤滑流体の量は必ずしもV/1.5(=0.667V)とする必要はなく、例えば1回目は5V/9(=0.556V),2回目は4V/9(=0.444V)とし、2回の合計が5V/9+4V/9=Vとなるようにしても良い。
なお給液の回数mを大きくしすぎるとm回目の給液が終了した時点での全給液量の累積誤差が大きくなるのでmは出来るだけ小さな値になるように設定するのが好ましい。またmが大きいと、図7に示すようにシャフト3とスリーブ1が偏心した状態で給液・充填がなされている場合、充填途中の潤滑流体4の液面高さが周方向位置によってばらつき、軸受内部で隙間が大きい部分(例えば図中の中間空洞部52など)にキャビティが形成されて、次回もしくは最後の給液工程で潤滑流体4がスリーブ1の上面から溢れてしまう可能性があるので、mは出来るだけ小さな値にするのが好ましい。従ってmは3以下より好ましくは2以下が良い。
またm>1の場合、充填工程の毎に必ずしも真空室12内を大気圧に戻さなくてもよい。たとえばm=2の場合、真空室12内にたとえば50個の流体軸受装置30を配置しておき、1回目の給液時に複数個の流体軸受装置に1台当たりのタクトタイム10秒で順次給液を行う。すると1回目と2回目の給液工程の間には、500秒のタイムラグが生ずる。給液をした直後では潤滑流体4は開口部に留まっているが、時間の経過と共に潤滑流体4は表面張力および潤滑流体の自重によってスリーブ1等の開口部よりも隙間が狭い軸受隙間内部へと浸透していく。
この例の場合、1回目の給液から2回目の給液まで500秒経過しているので、その間にほとんどの潤滑流体4は開口部から軸受隙間内へと移動している。従って、1回目の給液後に潤滑流体4を軸受隙間内部に充填させるのに必ずしも第二の圧力環境下にしなくても良い。そして最後の給液工程が終了した段階で第二の圧力環境にしても良い。一方、真空室12の内容積が小さく、流体軸受装置30を数台程度しか配置することができない場合などはタイムラグが数十秒しかないのでこの場合は1回目の給液工程終了後に第二の圧力環境に曝して強制的に大気圧による押し込みを行い、再度真空状態に曝してから2回目の給液を行っても良い。
また、数(3)では撥油剤塗布位置Rを基準とした式を構成しているが、例えば撥油剤塗布位置があらかじめ決定している場合、数(3)から逆算して、その他のパラメータH、Ri、V,Cおよびmを決定することも可能である。
また、図3に示すように、スラストフランジ10とスラストプレート11との間に構成されたスラスト軸受部24と、ラジアル軸受部23上部とトップシール9との間の空間との間で潤滑流体の圧力バランスを取るためにスリーブ1に連通孔8を設け、トップシール9上に数(3)で与えられる値Rより外周側に撥油剤5を塗布した構成でもよい。この場合、軸受シール部21はトップシール9の内周とシャフト3外周との間に位置する。
なお、上記軸受シール部21の形状は必ずしも軸受外部に向けて半径隙間が大きくなるようなテーパ形状に限定されるものではなく、たとえば軸受シール部21の途中で半径隙間を小さくして、衝撃荷重などが流体軸受装置30に印加された時でも潤滑流体4が軸受シール部21から漏れないようにした構成のものであっても良く、い。
なお、図2(d)に示すようにシャフト3の肩部3aが軸受シール部21よりも突出している場合、Riをハブ20が固定される部分の円筒部の半径として計算すると、真に必要な値に対して数(3)であられるRの値は若干小さくなる。その場合はラジアル軸受部23におけるシャフト3の半径をRiとして計算しても良い。
ところで性能改善等のために潤滑流体の種類を変える必要が生じた場合は、潤滑流体の粘度や表面張力も変化するので、従来と同じ条件でディスペンサ16を動作させると給液量が変化してしまうことが予想される。そのような場合はR1をRに等しく設定して、図示しないモニターカメラなどを用いて画像処理しつつ面取り部6の下端まで潤滑流体4が達するように給液すれば、充填量V/mが正確に計量される。したがってディスペンサ16を作動させる条件を試行錯誤的に調整する必要もなく、潤滑流体4が充填不足に陥ることもなく、生産管理がより容易になる。
なお軸受の構成はここに記載したものだけに限定されるものではなく、他の構成でも適用が可能である。たとえばスラストフランジ10を用いることなく、シャフト3の先端部とスラストプレート11との間でスラスト軸受を構成したものでも良い。またシャフト3が固定されてスリーブ1が回転する構成のものでも良い。
こうして得られた流体軸受装置30を搭載したスピンドルモータには、記録媒体である磁気ディスク17がハブ20に固定される。さらにこのスピンドルモータを、磁気ディスク17に対して信号の記録及び再生を行うヘッド(図示せず)を有する情報記録再生装置に搭載することで、必要な潤滑流体が十分に充填され、しかもパーティクルなどを発生せず信頼性の高い情報記録再生装置を得ることが可能になる。
図8に回転駆動されるスリーブ31にハブ40が取り付けられた構造である実施の形態2のスピンドルモータの断面図を示す。また図9に実施の形態2における流体軸受装置50の断面図を示す。この流体軸受装置50は、シャフト33が固定されており、スリーブ31に磁気ディスク17を固定するためのハブ40が取り付けられている。シャフト33の下端側にはスラストフランジ39が一体的に形成されている。スリーブ31はスラストフランジ18とスラストフランジ39との間で回転自在に支持されている。
ここで図面を用いて上記数(5)の意味を説明する。図9はスリーブ1内部にシャフト3とスラストフランジ18が挿入された軸受装置の断面図である。ここでシャフト33の先端側にはスラストフランジ18が接着,圧入,溶接などの手段で固定されている。また少なくともシャフト33とスリーブ31との間の間隙に介在する潤滑流体4を前記間隙に封止するために、前記フランジの外周部と前記スリーブの開口部の内周面との間に軸受シール部21を構成している。
またスリーブ31の開口部外周側には、スラストフランジ18よりも軸方向に突出し、かつスラストフランジ18の外径よりも大なる内径を有する円環状突出部36がスリーブ31に一体的に配設されている。ここでスラストフランジ18の開口部上面32より円環状突出部36は高さHだけ軸方向に突出している。ここで円環状突出部36の先端部には面取り長さCの面取り部19が設けられている。
ここで同図中、スラストフランジ18の開口部上面32上で半径Rの位置と面取り部19の下端とを結ぶ直線L1、円環状突出部36の内周側の母線とスラストフランジ18の開口部上面32とで囲まれた断面三角形の軸対象領域Atの体積Voを求める。Voは数(6)で与えられる。
ここで軸受に潤滑流体4を充填するのに必要な体積Vをm回(mは1以上の任意数であり小数でもかまわない)とすると、1回あたりの給液量はV/mとなる。このV/mをVoとすると前記数(5)が与えられる。
ここで数(5)によって与えられるRなる値の半径位置より小なる半径位置R2およびその内周側に撥油剤5を塗布してあるものとし、前記V/mなる体積の潤滑流体4を軸受シール部21近傍に給液すると、その液面は同図中において直線L2で近似される三角形状になる。厳密には表面張力等の影響により、若干の凹凸が生ずるが、その凹凸量は三角形の大きさからと比較すると大した誤差ではない。したがって潤滑流体4の頂点は面取り部19の下端よりh2だけ下がった状態となる。
これによって、撥油剤5がスラストフランジ18上面の内周側に塗布され、外周側は撥油剤が塗布されていないので、潤滑流体を給液する際に、円環状突出部36の内周部とスラストフランジ18の外周側との間に十分な量の潤滑流体4が保持される。したがって軸受隙間内部に連通孔などが設けられて充填すべき潤滑流体4の体積が多い場合でも給液回数を少なくすることが出来る。またシャフト先端部に設けられたネジ穴部内部に潤滑流体が入り込むことはないので、完成した軸受を廃棄する必要もなくなり、歩留まりが向上する。

図9において、スラストフランジ18の開口部上面32における撥油剤塗布位置は、数(5)を満足する値Rより小さな半径R2およびその内周側としている。
この流体軸受装置50の潤滑流体の充填方法は、以下のようにして行われる。まず前記半径R2およびその内周側に撥油剤5を刷毛などにより塗布する(撥油剤塗布工程)。そしてスリーブ31にシャフト33を図面の下方向から挿入して、その状態でスラストフランジ18を図面の上方向から挿入して固定する。なおこのスラストフランジ18を固定する際には、スリーブ31がスラストフランジ18,19の間で所定の間隙をもって回転自在になるように高さ決めして固定される。その他の潤滑流体充填工程は潤滑流体4の給液位置が異なるだけで、基本的な考え方は実施の形態1と同様であるので省略する。このほか前記実施の形態1と同様である点は説明を省略する。
このようにすることで、シャフト3とスリーブ1との間隙に潤滑流体4を充填させる工程において、シャフト3のスラストフランジ部18の上面に潤滑流体4を給液する際に、撥油剤5によって潤滑流体4を撥油剤塗布位置よりも外側に留めることで、シャフト33のスラストフランジ部18上面に必要充填量の潤滑流体4を溜めることができる。
ここで、図9に示すスリーブ31の円環状に突出した部分における面取り部19の面取り長さCだけ低い所までしか給液しないように値Rを定め、その値Rよりも小さな半径位置R2より内側に撥油剤5を塗布した場合、V/mなる潤滑流体4の軸方向液面高さがh2だけ低くなり、スリーブ1の面取り部19を通じて半径方向外側へと潤滑流体が流れ出すことを防ぐ効果がある。
また、スラストフランジ31の開口部上面32に必要量の潤滑流体を溜めるスペースが設けられない場合、数(5)に記載の潤滑流体を給液する回数mを1より大きくして、給液工程と充填工程とをm回以上繰り返して1回あたりの充填量をV/mとして給液すればよい。但しmを大きくしすぎると1回あたりの給液量の誤差が累積し過不足が生じ、また1台あたりの生産タクトが長くなるので、mは3以下、より好ましくは2以下が好ましい。
なお、数(5)では撥油剤塗布位置Rを基準とした式を構成しているが、例えば撥油剤塗布位置があらかじめ決定している場合、数(5)から逆算して、その他のパラメータH、Ro、VおよびCを決定することも可能である。
ところで性能改善等のために潤滑流体の種類を変える必要が生じた場合は、潤滑流体の粘度や表面張力も変化するので、従来と同じ条件でディスペンサ16を動作させると給液量が変化してしまうことが予想される。そのような場合はR2をRに等しく設定して、図示しないモニターカメラなどを用いて画像処理しつつ面取り部19の下端まで潤滑流体4が達するように給液すれば、充填量V/mが正確に計量される。したがってディスペンサ16を作動させる条件を試行錯誤的に調整する必要もなく、潤滑流体4が充填不足に陥ることもなく、生産管理がより容易になる。
なお上記説明において、フランジ部はスラスト軸受の機能を有するスラストフランジ18として説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、スラスト軸受としての機能は持たないで単に軸受シール機能のみを有するフランジ部材であっても良い。
こうして得られた流体軸受装置50を搭載したスピンドルモータには、記録媒体である磁気ディスク17がハブ40に固定される。さらにこのスピンドルモータを、磁気ディスク17に対して信号の記録及び再生を行うヘッド(図示せず)を有する情報記録再生装置に搭載することで、必要な潤滑流体が十分に充填され、しかもパーティクルなどを発生せず信頼性の高い情報記録再生装置を得ることが可能になる。
なお、上記実施の形態1、2はいずれもハードディスクドライブ用のスピンドルモータを例にとって説明したが、本願発明はこれだけに限定されるものではない。たとえば光ディスクドライブ用スピンドルモータや、レーザビームプリンタなどに搭載されるポリゴンミラースピンドルモータや、ビデオテープレコーダの回転ヘッド装置用モータなどにも有用である。
本発明は、軸受隙間内部に安定的に、かつ軸受以外のよけいなところを汚染することなく必要な体積の潤滑流体を給液できるので、ハードディスクドライブ、光ディスク装置、ビデオテープレコーダなど、情報記録再生装置における流体軸受装置に対して広く適用することが可能であり、さらにはその他の回転部を支持する流体軸受装置にも使用することができる。
本発明の実施の形態1における流体軸受装置の断面図 (a)、(b)、(c)、(d)本発明の実施の形態1における流体軸受装置の潤滑流体が溜まった状態の説明図 本発明の実施の形態1の変形例における流体軸受装置の断面図 本発明の流体軸受装置における潤滑流体充填方法の説明図 本発明の流体軸受装置における潤滑流体の給液方法の説明図 本発明の実施の形態1および従来の実施の形態のスピンドルモータの断面図 本発明の実施の形態1の流体軸受装置における給液・充填工程途中の状態を示す断面図 本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータの断面図 本発明の実施の形態2における流体軸受装置の断面図 従来の流体軸受装置の断面図 従来の潤滑流体充填方法を示す流体軸受装置の断面図 その他の従来の潤滑流体充填方法を示す流体軸受装置の断面図 (a)、(b)、(c)従来の実施の形態における潤滑流体充填時の問題点を示す図
符号の説明
1,31 スリーブ
2,32 開口部上面
3,33 シャフト
4 潤滑流体
4a,4b 液滴
5 撥油剤
6,19 面取り部
7 ネジ穴部
8,38 連通孔
9 トップシール
10,18,39 スラストフランジ
11 スラストプレート
12 真空室
13 真空バルブ
14 大気バルブ
15 軸受設置用テーブル
16 ディスペンサ
17 磁気ディスク
20,40 ハブ
21 軸受シール部
22 リング治具
23 ラジアル軸受部
24 スラスト軸受部
25 ステータ
26 ロータマグネット
30,50 流体軸受装置
33 ネジ
34 クランパ
36 円環状突起部
52 中間空洞部

Claims (8)

  1. 開口部を有したスリーブと、
    前記スリーブの前記開口部に挿入され、前記スリーブに対して相対的に回転自在に支持されたシャフトと、
    少なくとも前記スリーブと前記シャフトとの間隙に介在する潤滑流体と、
    前記潤滑流体を前記間隙に封止するために、前記開口部近傍に構成された軸受シール部と
    を備え、
    前記軸受シール部の外周側に、撥油剤を塗布可能な面を形成し、数(1)で与えられる半径R以上の外周側領域に撥油剤を塗布した流体軸受装置。
    Ri:軸受シール部より突出したシャフトの先端近傍の円筒部半径
    H:軸受シール部より突出した部分のシャフト長さ
    C:軸受シール部より突出した部分におけるシャフト先端部の面取り長さ
    V:充填に必要な潤滑流体の体積
    m:潤滑流体を給液する回数
  2. 請求項1に記載の流体軸受装置を備えたスピンドルモータ。
  3. 記録媒体と、
    前記記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うヘッドと、
    前記記録媒体または前記ヘッドを回転駆動する請求項2に記載のスピンドルモータと
    を備えた情報記録再生装置。
  4. 請求項1に記載の流体軸受装置の製造方法であって、
    前記撥油剤を塗布可能な面上で、かつ前記数(1)で与えられる半径R以上の前記外周側領域に撥油剤を塗布する撥油剤塗布工程と、
    大気圧より低い第一の圧力雰囲気中で、前記シャフトが挿入された前記スリーブの、前記撥油剤を塗布した領域よりも内周側に前記数(1)におけるV/mなる体積の潤滑流体を給液する潤滑流体給液工程と、
    前記第一の圧力より高い第二の圧力雰囲気中で、前記潤滑流体を前記スリーブと前記シャフトとの間の隙間に充填させる潤滑流体充填工程と
    を有する流体軸受装置の製造方法。
  5. 開口部を有するスリーブと、
    少なくともその一端側に円盤状のフランジ部を有し、前記スリーブの前記開口部に前記フランジ部と共に挿入され、前記スリーブに対して相対的に回転自在に支持されたシャフトと、
    少なくとも前記スリーブと前記シャフトとの間隙に介在する潤滑流体と、
    前記潤滑流体を前記間隙に封止するために、前記フランジの外周部と前記スリーブの開口部の内周面との間に構成した軸受シール部と、
    前記フランジ部よりも軸方向に突出するように前記スリーブに一体的に配設され、前記フランジ部の外径よりも大なる内径を有する円環状突出部と
    を備え、前記フランジ上面に、撥油剤を塗布可能な面を形成し、数(2)で与えられる半径R以下の内周側領域に撥油剤を塗布した流体軸受装置。
    Ro:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部内径
    H:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部長さ
    C:軸受シール部より軸方向に突出したスリーブの円環状突出部コーナ面取り長さ
    V:充填に必要な潤滑流体の体積
    m:潤滑流体を給液する回数
  6. 請求項5に記載の流体軸受装置を備えたスピンドルモータ。
  7. 記録媒体と、
    前記記録媒体に対して信号の記録及び再生を行うヘッドと、
    前記記録媒体または前記ヘッドを回転駆動する請求項5に記載のスピンドルモータと、
    を備えた情報記録再生装置。
  8. 請求項5に記載の流体軸受装置の製造方法であって、
    前記撥油剤を塗布可能な面上で、かつ前記数(2)で与えられる半径R以下の前記内周側領域に撥油剤を塗布する撥油剤塗布工程と、
    大気圧より低い第一の圧力雰囲気中で、前記スリーブに挿入された前記シャフト上の前記撥油剤を塗布した領域よりも外周側に前記数(2)におけるV/mなる体積の潤滑流体を給液する潤滑流体給液工程と、
    前記第一の圧力より高い第二の圧力雰囲気中で、前記潤滑流体を前記スリーブと前記シャフトとの間の隙間に充填させる潤滑流体充填工程と
    を有する流体軸受装置の製造方法。
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