JP2008089017A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】打音を生じずに十分な摺動トルクが得られるようにすること。
【解決手段】間隔をあけて設けた2つの面(プレート2b、中間板2gの面)を有する第2構成部材(2a〜2pの組立体)と、前記2つの面の間に配設される第1構成部材(1a〜1fの組立体)と、前記2つの面の間に配設されるとともに、第2構成部材(2k)に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能な第3構成部材3と、第3構成部材3を第1構成部材(1a)と当接する方向(図の右側)に向けて付勢する弾性部材4と、を備える。第3構成部材3は、第2構成部材(2k)に対して相対的に周方向に移動したときに、相対速度又は相対加速度に応じて弾性部材4の付勢方向と同じ方向(図の右側)に押付力を発生する押付発生機構を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと電動モータを動力源として備えているハイブリッド駆動装置においては、エンジンまたは/および電動モータの出力軸に設けられており、エンジンと電動モータによる変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置の従来技術として、特許文献1に示すようなトルク変動吸収装置が開示されている(従来例1)。従来例1に係るトルク変動吸収装置では、間隔をあけて設けた2つの面(特許文献1の図2の5、6)を有する第2構成部材(同図の3)を有し、この両面(同図の5、6)の間に第1構成部材(同図の2)と第3構成部材(同図の8)が配設され、第3構成部材(同図の8)と第1構成部材(同図の2)とが相対移動する際に、第3構成部材(同図の8)の面、及び第1構成部材(同図の2)の面が第2構成部材(同図の3)のそれぞれの面(同図の5、6)に押付けられるように構成されている。第3構成部材(同図の8)及び第1構成部材(同図の2)には、傾斜面(同図の9、10、12、13)が設けられており、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動する。第3構成部材(同図の8)は、第1構成部材(同図の2)及び第2構成部材(同図の3)に対して、径方向及び軸方向に対して無負荷で配置されている。
国際公開第2006/079306号パンフレット 欧州特許第0529669号明細書
しかしながら、従来例1のように、第3構成部材(特許文献1の図2の8)のイナーシャが小さい場合(例えば、径が小さい場合、スペース上イナーシャが大きく取れない場合等)には、第3構成部材(同図の8)が第1構成部材(同図の2)に引きずられても、十分な摺動トルクが得られないおそれがある。
また、第3構成部材(特許文献1の図2の8)は、径方向及び軸方向に対して自由に動くため、他の構成部材と当たることにより打音を発生してしまうおそれがある。
さらに、第3構成部材(特許文献1の図2の8)が軸方向に動くため、第1構成部材(同図の2)と斜面同士が当った瞬間に第3構成部材(8)が斜面に対して垂直方向に移動し、軸方向の荷重の発生が遅れてヒステリシスが早く効かなくなるおそれがある。
また、特許文献2には、皿バネで摩擦材を常時押さえてヒステリシスを発生させる構造の2マストルク変動吸収装置が開示されている(従来例2)。この従来例2の構造では、摩擦材は径方向に延び、かつ、第1構成部材(リベット)に対し所定の周方向の間隔をおいて接触する突起を有しており、第1構成部材と第2構成部材とが所定の振幅(回転角)以上に捩れ、突起と第1構成部材が接触するとヒステリシスを発生開始する。この振幅可変ヒステリシス構造では、摩擦力を大きくしてヒステリシス特性を大きく設定しようとする目的で、皿バネの設定荷重を大きくすると、ヒステリシスが発生する際には、摩擦材とリベットとの接触時に大きな打音(機械的騒音)が発生するおそれがある。また、ヒステリシスを大きく設定すると、入力されるトルク変動が比較的小さく、微振幅する際に摩擦材が滑らず、エンジン側の振動を吸収することが十分できないことが考えられる。
本発明の主な課題は、打音を生じずに十分な摺動トルクが得られるようにすることである。
本発明の第1の視点においては、トルク変動吸収装置において、間隔をあけて設けられた2つの面を有する第2構成部材と、前記2つの面の間に配設される第1構成部材と、前記2つの面の間に配設されるとともに、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能な第3構成部材と、前記第3構成部材を前記第1構成部材又は前記第2構成部材と当接する方向に向けて付勢する弾性部材と、を備え、前記第3構成部材は、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に対して相対的に周方向に移動したときに、相対速度又は相対加速度に応じて前記弾性部材の付勢方向と同じ方向に押付力を発生する押付発生機構を有することを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記押付発生機構は、前記第3構成部材に形成されたテーパー面と、このテーパー面に対向する前記第1構成部材又は前記第2構成部材のテーパー面との組み合わせによって構成されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材は、前記第3構成部材を前記第2構成部材と当接する方向に向けて付勢し、前記第3構成部材は、前記第2構成部材と常時当接するとともに、前記第1構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、前記押付発生機構は、前記第3構成部材と前記第1構成部材とが相対的に周方向に移動したときに押付力を発生することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数は、前記第3構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数よりも小さいことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材は、前記第3構成部材を前記第1構成部材と当接する方向に向けて付勢し、前記第3構成部材は、前記第1構成部材と常時当接するとともに、前記第2構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、前記押付発生機構は、前記第3構成部材と前記第2構成部材とが相対的に周方向に移動したときに押付力を発生することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記押付発生機構は、前記第3構成部材に形成されたテーパー面と、前記第1構成部材又は前記第2構成部材のテーパー面との組み合わせによって構成されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数は、前記第3構成部材と前記第1構成部材との間の摩擦係数よりも小さいことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材は、前記第2構成部材に支持されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材は、前記第1構成部材に支持されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材の一端が前記第3構成部材と当接していることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部材の他端に摩擦材を配設することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1構成部材、前記第2構成部材、及び前記第3構成部材の間の摩擦面に潤滑油が介在していることが好ましい。
本発明(請求項1−6)によれば、第3構成部材に対し摺動面の垂直方向または摺動面を押圧する方向に予め荷重をかけておくことにより、小さい作用径であっても十分な摺動トルクを発生させることができる。また、第3構成部材のがたつきによる打音を防止することができる。また、第3構成部材と第1構成部材(のテーパー面同士)が当ったときにすぐに軸方向の荷重を発生させることができるため、ヒステリシスが早く効く。さらに、従来例1のヒステリシス構成である斜面などにより摩擦面を押付けて発生する付加的な機構に、小振幅時に悪影響のない程度の押圧力を発生する弾性部材を追加し、ヒステリシス発生の初期値を可変とすることで、車両のチューニング範囲が広くなる。(この点、従来例1の振幅可変ヒステリシス構成だけでは、大振幅時の減衰をよくするために大きなヒステリシス構成を付けると、小振幅時の減衰性能に悪影響を与えたり、大きなヒステリシスを発生させる時に打音が発生する場合がある。)
本発明(請求項7、8)によれば、小振幅時のヒステリシスと第3構成部材の押付けを1つの弾性部材で兼用できる。
本発明(請求項9、10)によれば、小振幅時のヒステリシス値を低減させることができる。また、ヒステリシスの干渉を防止することができる。
本発明(請求項11)によれば、部材の摩耗を低減させることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図2のA−A´間に相当する)部分断面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるディスク部分の構成を模式的に示した部分切欠き平面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるディスク部分の構成を模式的に示した(図2のB−B´間に相当する)部分断面図である。図4は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図1のC−C´間に相当する)部分断面図である。
実施形態1に係るトルク変動吸収装置は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置は、捩れ緩衝機能を有し、第1構成部材1(1a〜1f)と、第2構成部材2(2a〜2q)と、第3構成部材3と、弾性部材4と、コイルスプリング5と、シート部材6と、弾性部材7と、を有する。
第1構成部材1は、第2構成部材2の2つの面(プレート2b、中間板2gの面)の間に配設される構成部材である。第1構成部材1は、ディスクプレート1a、1bと、リベット1cと、ハブ部材1dと、プレート1eと、皿バネ1fと、を有する。
ディスクプレート1aは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート1aは、径方向内側端部にてハブ部材1dに固定されている。ディスクプレート1aは、径方向内側近傍にて摩擦材2mと摺動可能に接している。ディスクプレート1aには、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート1aは、コイルスプリング5よりも径方向外側にてリベット1cに固定されている。ディスクプレート1aは、径方向外側近傍にて第3構成部材3と摩擦材2lの間に配設されており、第3構成部材3および摩擦材2lと摺動可能に接している。
ディスクプレート1bは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート1bは、内周端部にてハブ部材1dに固定されている。ディスクプレート1bは、径方向内側近傍にて皿バネ1fの一端と接している。ディスクプレート1bは、皿バネ1fと接している部分の近傍に、プレート1eの回転方向および径方向の移動を拘束し、かつ、軸方向に移動可能にするための穴を有する。ディスクプレート1bは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート1bは、コイルスプリング5よりも外周側にてリベット1cに固定されている。
リベット1cは、ディスクプレート1a、ディスクプレート1b、及び弾性部材4を一体に固定するための部材である。リベット1cは、回転部材2a側の部分にてディスクプレート1a及び弾性部材4がカシメ固定されている。リベット1cは、回転部材2aの反対側の部分にてディスクプレート1bがカシメ固定されている。リベット1cは、中間部分の径が大きく構成されており、中間板2gに固定されておらず、中間板2gに形成された窓部内にて移動可能である。
ハブ部材1dは、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合し、径方向外側にて、ディスクプレート1a及びディスクプレート1bを固定する。
プレート1eは、ディスクプレート1bと摩擦材2nの間に配され、皿バネ1fによって摩擦材2n側に付勢されている。プレート1eは、ディスクプレート1bに形成された穴により、回転方向および径方向の移動が拘束され、かつ、軸方向に移動が可能である。
皿バネ1fは、ディスクプレート1bとプレート1eの間に配され、プレート1eを摩擦材2n側に付勢する。
第2構成部材2は、間隔をあけて設けた2つの面(プレート2b、中間板2gの面)を有する構成部材である。第2構成部材2は、回転部材2aと、プレート2b、2cと、ボルト2dと、皿バネ2eと、プレート2fと、中間板2gと、摩擦材2h、2iと、リベット2jと、摩擦材2k、2l、2m、2nと、補助プレート2o、2pと、リベット2qと、を有する。
回転部材2aは、例えば、エンジン(図示せず)の回転軸(図示せず)にボルト(図示せず)によって固定される環状の回転部材である。回転部材2aは、軸方向外側近傍の部分にボルト2dと螺合するねじ穴を有する。回転部材2aは、プレート2bと接する。
プレート2bは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。プレート2bは、径方向外側近傍にて、回転部材2aとプレート2cの間に配され、ボルト2dによってプレート2cとともに回転部材2aに固定されている。プレート2bは、径方向内側にてプレート2cと離間している。プレート2bは、プレート2c側の面であって径方向内側近傍に摩擦材2kが接着されている。プレート2bは、プレート2c側の面にて皿バネ2eの一端と接している。
プレート2cは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。プレート2cは、径方向外側近傍にて、プレート2bとボルト2dの鍔部の間に配され、ボルト2dによってプレート2bとともに回転部材2aに固定されている。プレート2cは、径方向内側にてプレート2bと離間している。プレート2cは、径方向内側にて摩擦材2hと接している。
ボルト2dは、プレート2b及びプレート2cを回転部材2aに固定するための部材であり、プレート2b及びプレート2cに形成された穴を挿通し、回転部材2aと螺合する。
皿バネ2eは、プレート2bとプレート2fの間に配され、プレート2fを摩擦材2i側に付勢する。
プレート2fは、皿バネ2eと摩擦材2iの間に配され、皿バネ2eによって摩擦材2i側に付勢されている。
中間板2gは、ディスクプレート1aとディスクプレート1bの間にて、ディスクプレート1a及びディスクプレート1bと離間して配された板状部材である。中間板2gは、ディスクプレート1a及びディスクプレート1bと相対移動可能である。中間板2gは、径方向内側の両面に補助プレート2o、2pがリベット2q(図2参照)によって固定されている。中間板2gは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。中間板2gは、リベット1cによって固定されておらず、リベット1cの回転方向の移動を可能とする窓部を有する。中間板2gは、ディスクプレート1a側の面にて摩擦材2lと摺動可能に接している。中間板2gは、径方向外側部分がプレート2cとプレート2fの間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材2h、2iがリベット2jによって固定されている。
摩擦材2hは、中間板2gとプレート2cの間に配され、リベット2jによって中間板2gに固定されている。摩擦材2hは、プレート2cと摺動可能に接している。
摩擦材2iは、中間板2gとプレート2fの間に配され、リベット2j(図2参照)によって中間板2gに固定されている。摩擦材2iは、プレート2fと摺動可能に接している。
リベット2jは、摩擦材2i又は摩擦材2hを中間板2gに固定するための部材である。
摩擦材2kは、プレート2bと第3構成部材3の間にて、プレート2bに固定された摩擦材である。摩擦材2kは、第3構成部材3側の面にテーパー面2ka(図4参照)を有する。テーパー面2kaは、第3構成部材3のテーパー面3a(図4参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面3aと接すると相対速度又は相対加速度に応じて第3構成部材3をディスクプレート1a側に押付けるように構成されている。
摩擦材2lは、ディスクプレート1aと中間板2gの間に配され、ディスクプレート1aおよび中間板2gと接離可能かつ摺動可能に接する。摩擦材2lは、第3構成部材3がディスクプレート1aを押付けていないときには、中間板2gと離間するように設定されている。
摩擦材2mは、ディスクプレート1aと補助プレート2oの間に配され、ディスクプレート1aおよび補助プレート2oと摺動可能に接している。摩擦材2mは、径方向内側の部分において、ハブ部材1dと、補助プレート2o、中間板2g、補助プレート2pとの間の部分にまで延在している。
摩擦材2nは、補助プレート2pとプレート1eの間に配され、補助プレート2p及びプレート1eと摺動可能に接している。
補助プレート2oは、中間板2gのディスクプレート1a側の面にて、リベット2q(図2参照)によって中間板2gに固定されたプレートである。補助プレート2oは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。補助プレート2oは、径方向内側部分にて摩擦材2mと摺動可能に接している。
補助プレート2pは、中間板2gのディスクプレート1b側の面にて、リベット2q(図2参照)によって中間板2gに固定されたプレートである。補助プレート2pは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。補助プレート2pは、径方向内側部分にて摩擦材2nと摺動可能に接している。
リベット2qは、補助プレート2o、2pを中間板2gに固定するための部材である。
第3構成部材3は、第2構成部材2の2つの面(プレート2b、中間板2gの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材3は、コイルスプリング5よりも外周側に配され、第2構成部材2における摩擦材2kと第1構成部材1におけるディスクプレート1aの間に配される。第3構成部材3は、摩擦材2k側の面にテーパー面3a(図4参照)を有する。テーパー面3aは、摩擦材2kのテーパー面2ka(図4参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面2kaと接すると相対速度又は相対加速度に応じてディスクプレート1a側に押付けられるように構成される押付発生機構である。第3構成部材3は、径方向内側に弾性部材4の付勢を受けるための延在部3bを有し、弾性部材4によってディスクプレート1a側に付勢されている(図2、図3参照)。第3構成部材3は、ディスクプレート1aと摺動可能に接している。
弾性部材4は、リング状のウェーブスプリングであり、第1構成部材1におけるディスクプレート1aの回転部材2a側の面にリベット1cによって固定されている(図2、図3参照)。弾性部材4は、第3構成部材3の延在部3bをディスクプレート1a側に付勢する。
コイルスプリング5は、ディスクプレート1a、1b、中間板2g、補助プレート2o、2pに形成された窓部に収容され、両端に配設されたシート部材6と接している(図2参照)。コイルスプリング5は、ディスクプレート1a、1bと中間板2gとが相対移動したときに収縮し、ディスクプレート1a、1bと中間板2gの回転差によるショックを吸収する。
シート部材6は、ディスクプレート1a、1b、中間板2g、補助プレート2o、2pに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング5の端部との間に配される。
弾性部材7は、コイルスプリング5の内周側に配設され、コイルスプリング5が収縮したときに対向する2つのシート部材6と当接し、ディスクプレート1a、1bと中間板2gの回転差によるショックを吸収する。
実施形態1によれば、走行時(微振幅時)に悪影響が出ないくらいの振幅可変ヒステリシスを予め設定しておき、エンジン始動、加減速時等の大振幅時に、必要なヒステリシスを相対速度又は相対加速度により可変するヒステリシスで発生させることができる。また、弾性部材4により、第3構成部材3とディスクプレート1aの軸方向の隙間をなくすことで、打音を防止することができる。また、第3構成部材3のテーパー面3aと第2構成部材2における摩擦材2kのテーパー面2kaが当った瞬間にすぐに軸方向に荷重を与えることが可能となり、相対速度又は相対加速度により発生する軸方向荷重を効率的に大きくさせることができる。また、従来例2の振幅可変ヒステリシス構造では困難であった小振幅時の性能と大振幅時の両立に対応することができる。また、振幅可変ヒステリシス構造との組合せにより、相対速度又は相対加速度で変化するヒステリシスが小さくても成立できるため、省スペースで設定可能となる。また、振幅可変ヒステリシスの対になる摩擦材2lの摩擦係数を第3構成部材3の摩擦係数よりも小さくすることで、振幅可変ヒステリシスが作動しないような小振幅での干渉ヒステリシスを抑えることができる。
なお、振幅可変ヒステリシス構造は、そのヒステリシスを大きく設定すると小振幅時に減衰性能を悪化させたり、可変ヒステリシス作動時に打音が発生する不具合があり、相対速度で変化するヒステリシスは、第3構成部材3のイナーシャが小さいと十分なヒステリシスが発生できないという不具合があるが、両方を組み合わせることで、お互いの欠点を補うことができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。図6は、本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図5のC−C´間に相当する)部分断面図である。なお、図5は、図2のA−A´間に相当する部分断面図である。
実施形態2に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1の摩擦材(図1の2l)を廃止し、リミッタ材の摩耗量の影響を受けない場所でヒステリシス構造を構成したものである。つまり、実施形態1のプレート(図1の2c)に対応するプレート12cをディスクプレート1bの外側まで延在し、プレート12cとディスクプレート1bの間に摩擦材12lを配設したものである。その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態2によれば、実施形態1と同様な効果を奏する。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。図8は、本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図7のC−C´間に相当する)部分断面図である。
実施形態3に係るトルク変動吸収装置は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置は、捩れ緩衝機能を有し、第1構成部材21(21a〜21p)と、第2構成部材22(22a〜22f)と、第3構成部材23と、弾性部材24と、コイルスプリング5と、シート部材6と、弾性部材7と、を有する。
第1構成部材21は、第2構成部材22の2つの面(ディスクプレート22a、ディスクプレート22bの面)の間に配設される構成部材である。第1構成部材21は、回転部材21aと、プレート21b、21cと、ボルト21dと、皿バネ21eと、プレート21fと、中間板21gと、摩擦材21h、21iと、リベット21jと、摩擦材21k、21l、21m、21nと、補助プレート21o、21pと、を有する。なお、プレート21b、摩擦材21l、及び摩擦材21k以外の構成は、実施形態1(図1参照)の回転部材2a、プレート2c、ボルト2d、皿バネ2e、プレート2f、中間板2g、摩擦材2h、2i、リベット2j、摩擦材2m、2n、補助プレート2o、2pと同様である。
プレート21bは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。プレート21bは、径方向外側近傍にて、回転部材21aとプレート21cの間に配され、ボルト21dによってプレート21cとともに回転部材21aに固定されている。プレート21bは、径方向内側にてプレート21cと離間している。プレート21bは、プレート21c側の面にて皿バネ21eの一端と接している。なお、プレート21bのプレート21c側の面あって径方向内側近傍には、実施形態1のような摩擦材(図1の2k)が接着されていない。
摩擦材21lは、中間板21gと第3構成部材23の間にて、中間板21gに固定された摩擦材である。摩擦材21lは、第3構成部材23側の面にテーパー面21la(図8参照)を有する。テーパー面21laは、第3構成部材23のテーパー面23a(図8参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面23aと接すると相対速度又は相対加速度に応じて第3構成部材23をディスクプレート22a側に押付けるように構成されている。
摩擦材21kは、中間板21gとディスクプレート22bの間に配され、中間板21g及びディスクプレート22bと摺動可能に接している。
第2構成部材22は、間隔をあけて設けた2つの面(ディスクプレート22a、ディスクプレート22bの面)を有する構成部材である。第2構成部材22は、ディスクプレート22a、22bと、リベット22cと、ハブ部材22dと、プレート22eと、皿バネ22fと、を有する。なお、ディスクプレート22a以外の構成は、実施形態1(図1参照)に係るディスクプレート1b、リベット1c、ハブ部材1d、プレート1e、皿バネ1fと同様である。
ディスクプレート22aは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート22aは、径方向内側端部にてハブ部材22dに固定されている。ディスクプレート22aは、径方向内側近傍にて摩擦材21mと摺動可能に接している。ディスクプレート22aには、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート22aは、コイルスプリング5よりも径方向外側にてリベット22cに固定されている。ディスクプレート22aは、ディスクプレート22b側の面であって径方向外側近傍にて、第3構成部材23と摺動可能に接している。
第3構成部材23は、第2構成部材22の2つの面(ディスクプレート22a、ディスクプレート22bの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材23は、コイルスプリング5よりも外周側に配され、第1構成部材21における摩擦材21lと第2構成部材22におけるディスクプレート22aの間に配される。第3構成部材23は、摩擦材21l側の面にテーパー面23a(図8参照)を有する。テーパー面23aは、摩擦材21lのテーパー面21la(図8参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面21laと接すると相対速度又は相対加速度に応じてディスクプレート22a側に押付けられるように構成されている。第3構成部材23は、径方向内側に弾性部材24の付勢を受けるための延在部(図示せず)を有し、弾性部材24によってディスクプレート22a側に付勢されている。第3構成部材23は、ディスクプレート22aと摺動可能に接している。
弾性部材24は、リング状のウェーブスプリングであり、第2構成部材22におけるディスクプレート22aの中間板21g側の面にリベット22cによって固定されている。弾性部材24は、第3構成部材23をディスクプレート22a側に付勢する。
実施形態3によれば、実施形態1と同様な効果を奏する。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。図10は、本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図9のC−C´間に相当する)部分断面図である。
実施形態4に係るトルク変動吸収装置は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置は、捩れ緩衝機能を有し、第1構成部材31と、第2構成部材32(32a〜32q)と、第3構成部材33と、弾性部材34と、コイルスプリング5と、シート部材6と、弾性部材7と、を有する。
第1構成部材31は、第2構成部材32の2つの面(ディスクプレート32k、ディスクプレート32lの面)の間に配設される構成部材である。第1構成部材31は、ハブ部材であり、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する。第1構成部材31は、径方向外周に延在したフランジ部31aを有する。フランジ部31aは、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。フランジ部31aは、ディスクプレート32k側の面であって径方向外周近傍に、テーパー面31b(図10参照)を有する。テーパー面31bは、第3構成部材33のテーパー面33a(図10参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面33aと接すると相対速度又は相対加速度に応じて第3構成部材33をディスクプレート32k側に押付けるように構成されている。
第2構成部材32は、間隔をあけて設けた2つの面(ディスクプレート32k、ディスクプレート32lの面)を有する構成部材である。第2構成部材32は、回転部材32aと、プレート32b、32cと、ボルト32dと、皿バネ32eと、プレート32fと、中間板32gと、摩擦材32h、32iと、リベット32jと、ディスクプレート32k、32lと、リベット32mと、摩擦材32n、32o、32pと、皿バネ32qと、を有する。
回転部材32aは、例えば、エンジン(図示せず)の回転軸(図示せず)にボルト(図示せず)によって固定される環状の回転部材である。回転部材32aは、軸方向外側近傍の部分にボルト32dと螺合する溝を有する。回転部材32aは、プレート32bと接する。
プレート32bは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。プレート32bは、径方向外側近傍にて、回転部材32aとプレート32cの間に配され、ボルト32dによってプレート32cとともに回転部材32aに固定されている。プレート32bは、径方向内側にてプレート32cと離間している。プレート32bは、プレート32c側の面にて皿バネ32eの一端と接している。
プレート32cは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。プレート32cは、径方向外側近傍にて、プレート32bとボルト32dの鍔部の間に配され、ボルト32dによってプレート32bとともに回転部材32aに固定されている。プレート32cは、径方向内側にてプレート32bと離間している。プレート32cは、径方向内側にて摩擦材32hと接している。
ボルト32dは、プレート32b及びプレート32cを回転部材32aに固定するための部材であり、プレート32b及びプレート32cに形成された穴を挿通し、回転部材32aと螺合する。
皿バネ32eは、プレート32bとプレート32fの間に配され、プレート32fを摩擦材32i側に付勢する。
プレート32fは、皿バネ32eと摩擦材32iの間に配され、皿バネ32eによって摩擦材32i側に付勢されている。
中間板32gは、ディスクプレート32kとディスクプレート32lの間にて、ディスクプレート32k及びディスクプレート32lとともにリベット32mで固定された環状で板状の部材である。中間板32gは、径方向外側部分がプレート32cとプレート32fの間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材32h、32iがリベット32jによって固定されている。
摩擦材32hは、中間板32gとプレート32cの間に配され、リベット32jによって中間板32gに固定されている。摩擦材32hは、プレート32cと摺動可能に接している。
摩擦材32iは、中間板32gとプレート32fの間に配され、リベット32j(周方向にある図示されていないリベット)によって中間板32gに固定されている。摩擦材32iは、プレート32fと摺動可能に接している。
リベット32jは、摩擦材32i又は摩擦材32hを中間板32gに固定するための部材である。
ディスクプレート32kは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート32kは、径方向内側近傍にて弾性部材34と接している。ディスクプレート32kには、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート32kは、コイルスプリング5よりも径方向外側にて第3構成部材33と摺動可能に接する。ディスクプレート32kは、第3構成部材33よりも径方向外側にて、ディスクプレート32l及び中間板32gとともにリベット32mに固定されている。
ディスクプレート32lは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート32lは、径方向内周端部に摩擦材32pの回転方向および径方向の移動を拘束し、かつ、軸方向に移動可能にするための切欠部を有する。ディスクプレート32lは、径方向内側近傍にて皿バネ32qの一端と接している。ディスクプレート32lは、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート32lは、コイルスプリング5よりも径方向外側にて摩擦材32nと摺動可能に接する。ディスクプレート32lは、摩擦材32nよりも径方向外側にて、ディスクプレート32k及び中間板32gとともにリベット32mに固定されている。
リベット32mは、ディスクプレート32k、ディスクプレート32l、及び中間板32gを一体に固定するための部材である。
摩擦材32nは、ディスクプレート32lと、第1構成部材31のフランジ部31aの間に配され、ディスクプレート32lおよびフランジ部31aと接離可能かつ摺動可能に接する。摩擦材32nは、第3構成部材33がフランジ部31aを押付けていないときには、ディスクプレート32lと離間するように設定されている。
摩擦材32oは、弾性部材34と、第1構成部材31のフランジ部31aの間に配され、弾性部材34およびフランジ部31aと摺動可能に接している。摩擦材32oは、径方向内側の部分において、弾性部材34およびディスクプレート32kの内周端部にまで延在している。
摩擦材32pは、皿バネ32qと第1構成部材31のフランジ部31aの間に配され、皿バネ32qによってフランジ部31a側に付勢されており、フランジ部31aと摺動可能に接している。摩擦材32pは、ディスクプレート32lに形成された切欠部に向けて延在しており、ディスクプレート32lの切欠部によって回転方向および径方向の移動が拘束され、かつ、軸方向に移動可能である。
皿バネ32qは、ディスクプレート32lと摩擦材32pの間に配され、摩擦材32pを第1構成部材31のフランジ部31a側に付勢する。
第3構成部材33は、第2構成部材32の2つの面(ディスクプレート32k、ディスクプレート32lの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材33は、コイルスプリング5よりも外周側に配され、第2構成部材32におけるディスクプレート32kと第1構成部材31におけるフランジ部31aの間に配される。第3構成部材33は、フランジ部31a側の面にテーパー面33a(図10参照)を有する。テーパー面33aは、フランジ部31aのテーパー面31b(図10参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面31bと接すると相対速度又は相対加速度に応じてディスクプレート32k側に押付けられるように構成されている。第3構成部材33は、径方向内側に弾性部材34の付勢を受けるための延在部33bを有し、弾性部材34によってディスクプレート32k側に付勢されている。第3構成部材33は、ディスクプレート32kと摺動可能に接している。
弾性部材34は、リング部から板部が外周側に延在した板上スプリングであり、第2構成部材32におけるディスクプレート32kと摩擦材32oの間にて挟持されている。弾性部材34は、第3構成部材33の延在部33bをディスクプレート32k側に付勢する。
コイルスプリング5は、ディスクプレート32k、32l、第1構成部材31のフランジ部31aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたシート部材6と接している。コイルスプリング5は、ディスクプレート32k、32lとフランジ部31aとが相対移動したときに収縮し、ディスクプレート32k、32lとフランジ部31aの回転差によるショックを吸収する。
シート部材6は、ディスクプレート32k、32l、第1構成部材31のフランジ部31aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング5の端部との間に配される。
弾性部材7は、コイルスプリング5の内周側に配設され、コイルスプリング5が収縮したときに対向する2つのシート部材6と当接し、ディスクプレート32k、32lとフランジ部31aの回転差によるショックを吸収する。
実施形態4によれば、実施形態1と同様の効果を奏する。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態5に係るトルク変動吸収装置では、ディスク部分の軸方向両側にコイルスプリング5を覆うカバー部材32r、32sを取り付け、少なくとも第3構成部材33を含む可変ヒステリシス部をグリース(潤滑油)で満たしている。カバー部材32r、32sは、径方向外周部にてリベット32mによってディスクプレート32k、32l、中間板32gとともに固定され、径方向内周部にて第1構成部材31の軸方向の面と接している。その他の構成は、実施形態4と同様である。
実施形態5によれば、実施形態1と同様な効果を奏するとともに、グリースによる粘性抵抗で第3構成部材33を含む可変ヒステリシス部のヒステリシスを増加させることができる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。図13は、本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図12のC−C´間に相当する)部分断面図である。
実施形態6に係るトルク変動吸収装置は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置は、捩れ緩衝機能を有し、第1構成部材41(41a〜41n)と、第2構成部材42(42a〜42d)と、第3構成部材43と、弾性部材44と、コイルスプリング5と、シート部材6と、弾性部材7と、を有する。
第1構成部材41は、第2構成部材42の2つの面(ディスクプレート42b、ハブ部材42dの面)の間に配設される構成部材である。第1構成部材41は、回転部材41aと、プレート41b、41cと、ボルト41dと、皿バネ41eと、プレート41fと、中間板41gと、摩擦材41h、41iと、リベット41jと、摩擦材41kと、補助プレート41lと、摩擦材41mと、リベット41nと、を有する。なお、中間板41g、摩擦材41k、補助プレート41l、摩擦材41m、及びリベット41n以外の構成は、実施形態3(図7参照)の回転部材21a、プレート21b、21c、ボルト21d、皿バネ21e、プレート21f、摩擦材21h、21i、及びリベット21jと同様である。
中間板41gは、ディスクプレート42aとディスクプレート42bの間にて、ディスクプレート42a及びディスクプレート42bと離間して配された板状部材である。中間板41gは、ディスクプレート42a及びディスクプレート42bと相対移動可能である。中間板41gは、径方向内周部のディスクプレート42b側の面に補助プレート41lと摩擦材41kがリベット41nによって固定されている。中間板41gは、径方向内周部のハブ部材42d側の面にて摩擦材41mと摺動可能に接している。中間板41gは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。中間板41gは、リベット42cによって固定されておらず、リベット42cの回転方向の移動を可能とする窓部を有する。中間板41gは、径方向外側部分がプレート41cとプレート41fの間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材41h、41iがリベット41jによって固定されている。
摩擦材41kは、補助プレート41lと第3構成部材43の間にて、リベット41nによって補助プレート41lとともに中間板41gに固定された摩擦材である。摩擦材41kは、第3構成部材43側の面にテーパー面41ka(図13参照)を有する。テーパー面41kaは、第3構成部材43のテーパー面43a(図13参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面43aと接すると相対速度又は相対加速度に応じて第3構成部材43をディスクプレート42b側に押付けるように構成されている。
補助プレート41lは、中間板41gのディスクプレート42b側の面にて、リベット41nによって摩擦材41kとともに中間板41gに固定されたプレートである。補助プレート41lは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。
摩擦材41mは、中間板41gとハブ部材42dの間に配され、ハブ部材42dと摺動可能に接している。摩擦材41mは、リベット41nの鍔部を収容するための穴を有する。
リベット41nは、補助プレート41l及び摩擦材41kを中間板41gに固定するための部材である。
第2構成部材42は、間隔をあけて設けた2つの面(ディスクプレート42b、ハブ部材42dの面)を有する構成部材である。第2構成部材42は、ディスクプレート42a、42bと、リベット42cと、ハブ部材42dと、を有する。
ディスクプレート42aは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート42aは、径方向内側端部にてハブ部材42dに固定されている。ディスクプレート42aには、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート42aは、コイルスプリング5よりも径方向外側にてリベット42cに固定されている。
ディスクプレート42bは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート42bは、内周端部にてハブ部材42dに固定されている。ディスクプレート42bは、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート42bは、コイルスプリング5よりも外周側にてリベット42cに固定されている。
リベット42cは、ディスクプレート42a及びディスクプレート42bを一体に固定するための部材である。リベット42cは、回転部材41a側の部分にてディスクプレート42aがカシメ固定されている。リベット42cは、回転部材41aの反対側の部分にてディスクプレート42bがカシメ固定されている。リベット42cは、中間部分の径が大きく構成されており、中間板41gに固定されておらず、中間板41gに形成された窓部内にて移動可能である。
ハブ部材42dは、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合し、径方向外側にて、ディスクプレート42a及びディスクプレート42bを固定する。
第3構成部材43は、第2構成部材42の2つの面(ディスクプレート42b、ハブ部材42dの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材43は、コイルスプリング5よりも内周側に配され、第2構成部材42におけるディスクプレート42bと第1構成部材41における摩擦材41kの間に配される。第3構成部材43は、摩擦材41k側の面にテーパー面43a(図13参照)を有する。テーパー面43aは、摩擦材41kのテーパー面41ka(図13参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面41kaと接すると相対速度又は相対加速度に応じてディスクプレート42b側に押付けられるように構成されている。第3構成部材43は、径方向内側に弾性部材44の付勢を受けるための延在部43bを有し、弾性部材44によってディスクプレート42b側に付勢されている。第3構成部材43は、ディスクプレート42bと摺動可能に接している。
弾性部材44は、リング状の皿バネであり、ハブ部材42dと第3構成部材43の間に配され、第3構成部材43の延在部43bをディスクプレート42b側に付勢する。
コイルスプリング5は、ディスクプレート42a、42b、中間板41g、補助プレート41lに形成された窓部に収容され、両端に配設されたシート部材6と接している。コイルスプリング5は、ディスクプレート42a、42bと中間板41gとが相対移動したときに収縮し、ディスクプレート42a、42bと中間板41gの回転差によるショックを吸収する。
シート部材6は、ディスクプレート42a、42b、中間板41gに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング5の端部との間に配される。
弾性部材7は、コイルスプリング5の内周側に配設され、コイルスプリング5が収縮したときに対向する2つのシート部材6と当接し、ディスクプレート42a、42bと中間板41gの回転差によるショックを吸収する。
実施形態6によれば、実施形態1と同様な効果を奏する。
(実施形態7)
本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図14は、本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。図15は、本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図14のC−C´間に相当する)部分断面図である。
実施形態7に係るトルク変動吸収装置は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置は、捩れ緩衝機能を有し、第1構成部材51と、第2構成部材52(52a〜52t)と、第3構成部材53と、弾性部材54と、コイルスプリング5と、シート部材6と、弾性部材7と、を有する。
第1構成部材51は、第2構成部材52の2つの面(ディスクプレート52k、ディスクプレート52lの面)の間に配設される構成部材である。第1構成部材51は、ハブ部材であり、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する。第1構成部材51は、径方向外周に延在したフランジ部51aを有する。フランジ部51aは、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。第1構成部材51は、ハブ部の外周面において、弾性部材54の一端を支持するためのスナップピン51bが取り付けられている。
第2構成部材52は、間隔をあけて設けた2つの面(ディスクプレート52k、ディスクプレート52lの面)を有する構成部材である。第2構成部材52は、回転部材52aと、プレート52b、52cと、ボルト52dと、皿バネ52eと、プレート52fと、中間板52gと、摩擦材52h、52iと、リベット52jと、ディスクプレート52k、52lと、リベット52mと、プレート52n、52oと、皿バネ52pと、摩擦材52q、52r、52sと、リベット52tと、を有する。なお、ディスクプレート52k、52l、リベット52m、プレート52n、52o、皿バネ52p、摩擦材52q、52r、52s、及びリベット52t以外の構成は、実施形態4(図9参照)の回転部材32a、プレート32b、32c、ボルト32d、皿バネ32e、プレート32f、中間板32g、摩擦材32h、32i、及びリベット32jと同様である。また、実施形態7のプレート52bおよび皿バネ52eは、実施形態4(図9参照)のプレート32bおよび皿バネ32eと形状が異なるが、機能的には実施形態4(図9参照)のプレート32bおよび皿バネ32eと同様である。
ディスクプレート52kは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート52kは、径方向内側近傍にてプレート52nと摺動可能に接している。ディスクプレート52kには、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート52kは、コイルスプリング5よりも径方向外側にて、ディスクプレート52l及び中間板52gとともにリベット52mに固定されている。
ディスクプレート52lは、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。ディスクプレート52lは、径方向内周部のディスクプレート52k側の面に、摩擦材52qがリベット52tによって固定されている。ディスクプレート52lは、プレート52oの回転方向および径方向の移動を拘束し、かつ、軸方向に移動可能にするための穴を有する。ディスクプレート52lは、皿バネ52pの一端と接している。ディスクプレート52lは、中間部分にてコイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7を収容するための窓部を有し、当該窓部の端面がシート部材6と接離可能に接している。ディスクプレート52lは、コイルスプリング5よりも径方向外側にて、ディスクプレート52k及び中間板52gとともにリベット52mに固定されている。
リベット52mは、ディスクプレート52k、ディスクプレート52l、及び中間板52gを一体に固定するための部材である。
プレート52nは、ディスクプレート52kと摩擦材52rの間に配され、ディスクプレート52kおよび摩擦材52rと摺動可能に接する。プレート52nは、ディスクプレート52kの内周端部に向けて延在している。
プレート52oは、皿バネ52pと摩擦材52sの間に配され、摩擦材52sによって摩擦材52s側に付勢されており、摩擦材52sと摺動可能に接する。
皿バネ52pは、プレート52oとディスクプレート52lの間に配され、プレート52oを摩擦材52s側に付勢する。
摩擦材52qは、ディスクプレート52lと第3構成部材53の間にて、リベット52tによってディスクプレート52lに固定された摩擦材である。摩擦材52qは、第3構成部材53側の面にテーパー面52qa(図15参照)を有する。テーパー面52qaは、第3構成部材53のテーパー面53a(図13参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面53aと接すると相対速度又は相対加速度に応じて第3構成部材53をフランジ部51a側に押付けるように構成されている。
摩擦材52rは、プレート52nとフランジ部51aの間に配され、プレート52n及びフランジ部51aと摺動可能に接している。
摩擦材52sは、プレート52oとフランジ部51aの間に配され、プレート52o及びフランジ部51aと摺動可能に常時接している。
リベット52tは、摩擦材52qをディスクプレート52lに固定するための部材である。
第3構成部材53は、第2構成部材52の2つの面(ディスクプレート52k、ディスクプレート52lの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材53は、コイルスプリング5よりも内周側に配され、第2構成部材52における摩擦材52qと第1構成部材51におけるフランジ部51aの間に配される。第3構成部材53は、摩擦材52q側の面にテーパー面53a(図15参照)を有する。テーパー面53aは、摩擦材52qのテーパー面52qa(図15参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面52qaと接すると相対速度又は相対加速度に応じてフランジ部51a側に押付けられるように構成されている。第3構成部材53は、摩擦材52qおよびディスクプレート52lの内周端部と第1構成部材51の間を挿通し、先端部にイナーシャ部53bが固定されている。イナーシャ部53bは、第3構成部材53との固定部から周方向外側に延在しており、重さを稼ぐためのものである。イナーシャ部53bは、弾性部材54によってフランジ部51a側に付勢されており、第3構成部材53をフランジ部51aに押付けている。第3構成部材53は、フランジ部51aと摺動可能に常時接している。
弾性部材54は、リング状の皿バネであり、第1構成部材51に固定されたスナップピン51bと第3構成部材53のイナーシャ部53bの間に配され、イナーシャ部53bを介して第3構成部材53をフランジ部51a側に付勢する。
なお、コイルスプリング5、シート部材6、及び弾性部材7については、実施形態4と同様である。
実施形態7によれば、実施形態1と同様の効果を奏する。
(実施形態8)
本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図16は、本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態8に係るトルク変動吸収装置では、実施形態7(図14参照)のスナップピン51b、プレート52o、摩擦材52s、皿バネ52pを廃止し、実施形態7(図14参照)の第3構成部材53、弾性部材54を図16の第3構成部材63、弾性部材64のように変更し、新たに摩擦材62sを追加したものである。その他の構成は、実施形態7と同様である。
摩擦材62sは、ディスクプレート52lと弾性部材64の間に配され、弾性部材64によってディスクプレート52l側に付勢され、ディスクプレート52lと摺動可能に常時接している。摩擦材62sの摩擦係数は、第3構成部材63に用いられる摩擦材の摩擦係数よりも小さい。
第3構成部材63は、第2構成部材52の2つの面(ディスクプレート52k、ディスクプレート52lの面)の間に配設される摩擦材よりなる部材である。第3構成部材63は、コイルスプリング5よりも内周側に配され、第2構成部材52における摩擦材52qと第1構成部材51におけるフランジ部51aの間に配される。第3構成部材63は、摩擦材52q側の面にテーパー面(図15の53aと同様なもの)を有する。テーパー面は、摩擦材52qのテーパー面52qa(図15参照)と対向し、互いに周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、テーパー面52qaと接すると相対速度又は相対加速度に応じてフランジ部51a側に押付けられるように構成されている。第3構成部材63は、摩擦材52qおよびディスクプレート52lの内周端部と第1構成部材51の間を挿通し、先端部にイナーシャ部63bが固定されている。イナーシャ部63bは、第3構成部材63との固定部から周方向外側に延在しており、重さを稼ぐためのものである。第3構成部材63は、フランジ部51aと摺動可能に常時接している。
弾性部材64は、リング状の皿バネであり、摩擦材62sと第3構成部材63の間に配され、第3構成部材63をフランジ部51a側に付勢し、摩擦材62sをディスクプレート52l側に付勢する。弾性部材64は、実施形態7(図14参照)の皿バネ52pと弾性部材54の機能を兼ねる。
実施形態8によれば、実施形態1と同様な効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図2のA−A´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるディスク部分の構成を模式的に示した部分切欠き平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるディスク部分の構成を模式的に示した(図2のB−B´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図1のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図5のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図7のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図9のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図12のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した(図14のC−C´間に相当する)部分断面図である。 本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した部分断面図である。
符号の説明
1 第1構成部材
1a、1b ディスクプレート
1c リベット
1d ハブ部材
1e プレート
1f 皿バネ
2 第2構成部材
2a 回転部材
2b、2c プレート
2d ボルト
2e 皿バネ
2f プレート
2g 中間板
2h、2i 摩擦材
2j リベット
2k、2l、2m、2n 摩擦材
2ka テーパー面
2o、2p 補助プレート
2q リベット
3 第3構成部材
3a テーパー面
3b 延在部
4 弾性部材
5 コイルスプリング
6 シート部材
7 弾性部材
12c プレート
12l 摩擦材
21 第1構成部材
21a 回転部材
21b、21c プレート
21d ボルト
21e 皿バネ
21f プレート
21g 中間板
21h、21i 摩擦材
21j リベット
21k、21l、21m、21n 摩擦材
21la テーパー面
21o、21p 補助プレート
22 第2構成部材
22a、22b ディスクプレート
22c リベット
22d ハブ部材
22e プレート
22f 皿バネ
23 第3構成部材
23a テーパー面
24 弾性部材
31 第1構成部材(ハブ部材)
31a フランジ部
31b テーパー面
32 第2構成部材
32a 回転部材
32b、32c プレート
32d ボルト
32e 皿バネ
32f プレート
32g 中間板
32h、32i 摩擦材
32j リベット
32k、32l ディスクプレート
32m リベット
32n、32o、32p 摩擦材
32q 皿バネ
32r、32s カバー部材
33 第3構成部材
33a テーパー面
33b 延在部
34 弾性部材
41 第1構成部材
41a 回転部材
41b、41c プレート
41d ボルト
41e 皿バネ
41f プレート
41g 中間板
41h、41i 摩擦材
41j リベット
41k 摩擦材
41ka テーパー面
41l 補助プレート
41m 摩擦材
41n リベット
42 第2構成部材
42a、42b ディスクプレート
42c リベット
42d ハブ部材
43 第3構成部材
43a テーパー面
43b 延在部
44 弾性部材
51 第1構成部材(ハブ部材)
51a フランジ部
51b スナップピン
52 第2構成部材
52a 回転部材
52b、52c プレート
52d ボルト
52e 皿バネ
52f プレート
52g 中間板
52h、52i 摩擦材
52j リベット
52k、52l ディスクプレート
52m リベット
52n、52o プレート
52p 皿バネ
52q、52r、52s 摩擦材
52qa テーパー面
52t リベット
53 第3構成部材
53a テーパー面
53b イナーシャ部
54 弾性部材
62s 摩擦材
63 第3構成部材
63b イナーシャ部
64 弾性部材

Claims (11)

  1. 間隔をあけて設けられた2つの面を有する第2構成部材と、
    前記2つの面の間に配設される第1構成部材と、
    前記2つの面の間に配設されるとともに、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能な第3構成部材と、
    前記第3構成部材を前記第1構成部材又は前記第2構成部材と当接する方向に向けて付勢する弾性部材と、
    を備え、
    前記第3構成部材は、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に対して相対的に周方向に移動したときに、相対速度又は相対加速度に応じて前記弾性部材の付勢方向と同じ方向に押付力を発生する押付発生機構を有することを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記押付発生機構は、前記第3構成部材に形成されたテーパー面と、このテーパー面に対向する前記第1構成部材又は前記第2構成部材のテーパー面との組み合わせによって構成されることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記弾性部材は、前記第3構成部材を前記第2構成部材と当接する方向に向けて付勢し、
    前記第3構成部材は、前記第2構成部材と常時当接するとともに、前記第1構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、
    前記押付発生機構は、前記第3構成部材と前記第1構成部材とが相対的に周方向に移動したときに押付力を発生することを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記第1構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数は、前記第3構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項3記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記弾性部材は、前記第3構成部材を前記第1構成部材と当接する方向に向けて付勢し、
    前記第3構成部材は、前記第1構成部材と常時当接するとともに、前記第2構成部材に対して周方向に所定の遊びをもって相対移動可能であり、
    前記押付発生機構は、前記第3構成部材と前記第2構成部材とが相対的に周方向に移動したときに押付力を発生することを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記第1構成部材と前記第2構成部材との間の摩擦係数は、前記第3構成部材と前記第1構成部材との間の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項5記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記弾性部材は、前記第2構成部材に支持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  8. 前記弾性部材は、前記第1構成部材に支持されていることを特徴とする請求項1乃至6記載のトルク変動吸収装置。
  9. 前記弾性部材の一端が前記第3構成部材と当接していることを特徴とする請求項7又は8記載のトルク変動吸収装置。
  10. 前記弾性部材の他端に摩擦材を配設したことを特徴とする請求項9記載のトルク変動吸収装置。
  11. 前記第1構成部材、前記第2構成部材、及び前記第3構成部材の間の摩擦面に潤滑油が介在していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
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