JP2008087879A - エレベータの乗りかご構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】オーバヘッド空間の高さ方向の寸法を短縮可能なエレベータの乗りかご構造を提供する。
【解決手段】エレベータの乗りかご構造は、エレベータ乗りかご1内のホール11側の内壁面と天井面との角部の少なくとも一部分をかご内に突出させた突出部15と、乗りかご1内に突出部15を形成したことにより該乗りかごの外側に形成された空間部16に収納されると共に乗りかご1のドア8を開閉するドアモータ5と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータの乗りかご構造は、エレベータ乗りかご1内のホール11側の内壁面と天井面との角部の少なくとも一部分をかご内に突出させた突出部15と、乗りかご1内に突出部15を形成したことにより該乗りかごの外側に形成された空間部16に収納されると共に乗りかご1のドア8を開閉するドアモータ5と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明はエレベータの乗りかご構造に関し、特に昇降路の天井とエレベータの乗りかごとの間の空間の高さ寸法であるオーバヘッド(OH―Over Head―)寸法を短縮させたエレベータの乗りかご構造に関する。
図8(a)(b)は、従来のエレベータの乗りかご構造を示す構成図である。昇降路内を昇降する乗りかご1は、この乗りかご1の出入り口を開放または閉鎖する乗りかごドアパネル8と、この乗りかごドアパネル8に開閉動作を伝達する伝達機構9と、この伝達機構9が取り付けられているドアヘッダケース3と、このドアヘッダケース3上に設けられて伝達機構9を駆動させるドアモータ5とを備え、これらのドアヘッダケース3,ドアモータ5,ドアパネル8,伝達機構9によりドア開閉装置が構成されている。ドアヘッダケース3,ドアモータ5,伝達機構9は、乗りかご1の天井2の上方の空間部分であるオーバヘッド距離DOHの空間内に設けられている。
なお、昇降路が設けられた建物の各階床における乗り場ホール11には、乗り場ドアパネル12が設置されている。エレベータの停止階のホール11に設けられた乗り場ドアパネル12は、乗りかご1が着床した後にドアパネル8と係合して乗りかご1側に設けられたドア開閉装置によりドアパネル8に同期した開閉動作を行なう。乗り場ドアパネル12は、ホール11の壁面13に沿って移動する。
また、図8(a)(b)に示すように、ドアパネル8が取り付けられるドアヘッダケース3は水平方向および下方向に折り曲げられており、ヘッダケース3の先端の折り曲げ部分は乗りかご1の天井2のホール側の折り曲げ部分と対向するような位置関係となっている。ヘッダケース3の水平方向の折り曲げ部分の上部側には、ドアモータ5が載置されており、このドアモータ5は乗りかご1の幅方向(図8(a)の正面方向)から見るとヘッダケース3よりも右側に偏って設けられている。
モータ5の駆動軸5aには、伝達機構9が取り付けられており、図8(a)に示すように、オーバヘッド距離DOHの空間内で乗りかご1の幅方向に沿って設けられている。したがって、伝達機構9の設置面積は、乗りかご1のホール側正面の外側面上方のオーバヘッド距離DOHの空間全体にわたり所定の面積を占めることになる。また、上記のようにオーバヘッド距離DOHの空間の一部分はモータ5により占有されることになる。
特開平8−157169号公報
しかしながら、図8(a)(b)に示された従来のエレベータかご構造によれば、ドアモータ5により乗りかご1のオーバヘッド空間が制約を受けるという問題がある。また、ドアモータ5が乗りかごのオーバヘッド部分に突出して設けられているということはその駆動軸から水平方向かつ乗りかごの幅に略々相当する長さの伝達機構9が設けられているということであり、この伝達機構9によっても乗りかご1のオーバヘッド空間は乗りかご1の幅方向の全体にわたり制約を受けるという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、オーバヘッド距離を短縮可能なエレベータの乗りかご構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、エレベータ乗りかご内のホール側の内壁面と天井面との角部の少なくとも一部分を乗りかご内に突出させた突出部と、前記乗りかご内に前記突出部を形成したことにより該乗りかごの外側に形成された空間に収納されると共に前記乗りかごのドアを開閉するドアモータとを備えることを特徴とする。
本発明の第2の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第1の構成に係るものにおいて、前記突出部は、前記角部を傾斜面によって斜めに塞ぐ斜面部を備えることを特徴とする。
本発明の第3の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第2の構成に係るものにおいて、前記斜面部の前記乗りかごの内部側の面に設けられ、前記乗りかごの利用者に対して情報を提供する情報提供装置を備えることを特徴とする。
本発明の第4の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第3の構成に係るものにおいて、前記情報提供装置を遮蔽する遮蔽部材が前記乗りかご内の前記斜面部の内部側の面に設けられていることを特徴とする。
本発明の第5の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第1の構成に係るものにおいて、前記突出部は前記ホール側の内壁面と天井面との角部における前記ドア開閉方向の一部分であって前記ドア開閉装置のうちの少なくとも前記モータが前記乗りかごの外側に設けられる位置に設けられ、前記空間は前記突出部に対応する前記乗りかごの外側に設けられると共に前記ドアモータを収納することを特徴とする。
本発明の第6の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第5の構成に係るものにおいて、前記斜面部の前記乗りかごの内部側の面に設けられ、前記乗りかごの利用者に対して情報を提供する情報提供装置を備えることを特徴とする。
本発明の第7の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第6の構成に係るものにおいて、前記情報提供装置を遮蔽する遮蔽部材が前記乗りかご内の前記斜面部の内部側の面に設けられていることを特徴とする。
本発明の第8の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第1の構成に係るものにおいて、前記ドア開閉装置のうち、前記ドアを開閉駆動する前記モータは長軸型のドアモータにより構成されると共に、該長軸型のドアモータの本体の少なくとも一部分は前記空間に収納されていることを特徴とする。
本発明の第9の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第1の構成に係るものにおいて、前記ドア開閉装置のうち、前記ドアを開閉駆動する前記ドアモータは扁平型のモータにより構成されると共に、該扁平型のドアモータを含む前記ドア開閉装置を構成するドアヘッダケースの一部分は前記空間に収納されていることを特徴とする。
本発明の第10の構成に係るエレベータの乗りかご構造は、第1の構成に係るものにおいて、前記乗りかご内の前記突出部の形成面には、前記突出部に対応して前記乗りかごの外側に形成された前記空間を前記乗りかごの内側から覗くことを可能にする開閉蓋が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、オーバヘッド距離を短縮できる。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエレベータの乗りかご構造の実施形態について詳細に説明する。図1(a)(b)(c)は、第1実施形態に係るエレベータの乗りかご構造を示す概略説明図である。乗りかごの全体構成は、図1(b)に示すように、乗りかご1のホール側に乗りかごドア8が設けられ、この乗りかごドア8は伝達機構9を介して伝達されるドアモータ5の駆動力により、開閉されている。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエレベータの乗りかご構造の実施形態について詳細に説明する。図1(a)(b)(c)は、第1実施形態に係るエレベータの乗りかご構造を示す概略説明図である。乗りかごの全体構成は、図1(b)に示すように、乗りかご1のホール側に乗りかごドア8が設けられ、この乗りかごドア8は伝達機構9を介して伝達されるドアモータ5の駆動力により、開閉されている。
図1(a)は図1(b)のA−A線方向から概略断面図である。図1(a)において、乗りかご1内のホール11側の内壁面と天井2の内面との角部には、その角部の少なくとも一部分を乗りかご1内に突出させた突出部15が設けられている。この突出部15の乗りかご2の外側は、乗りかご1のドアを開閉駆動するドアモータ5を少なくとも含むドア開閉装置10を収納可能な空間部16となっている。
乗りかご1のホール11側には乗りかごドア8が取り付けられ、この乗りかごドア8と連動するホール側ドア12はホール11の壁面13に開閉可能に取り付けられている。したがって、ドアモータ5は乗りかごドア8とホール側ドア12とを同時に開閉させるために十分な駆動力を有している。
図1(c)は乗りかご1の内部を下から天井方向に見上げた仰観方向の斜視図である。乗りかご1の乗りかごドア8の横には操作盤17が設けられており、この操作盤17の上部、すなわち、乗りかご1内のホール11側の内壁面と天井2の内面との角部には、その角部の少なくとも一部分を乗りかご1内に突出させた突出部15が設けられている。突出部15の上方は空間部16となっており、一部分を切り欠いて示すように、この空間部16内にはドアモータ5が収納されている。
以上の構成によれば、エレベータの乗りかご1の天井2のホール側の角部の少なくとも一部分を乗りかご1内に突出させて、突出させた部分の上側を空間部として、この空間部に乗りかごドア8を開閉させるドア開閉装置10の少なくともドアモータ5を収納するようにしているので、乗りかご1のオーバヘッド距離を短縮させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態によるエレベータの乗りかご構造について図2を用いて説明する。図2は、エレベータの乗りかごを側面方向から見た部分断面図である。図2において、乗りかご1の天井2のホール側の角部には突出部15としての斜面部4が形成され、この斜面部4を形成することにより空間部16が設けられている。乗りかご1のホール側の側壁にはドアヘッダケース3が設けられ、このドアヘッダケース3の上部側は水平方向に折り曲げられて、その上にはドアモータ5が載置されている。
次に、第2実施形態によるエレベータの乗りかご構造について図2を用いて説明する。図2は、エレベータの乗りかごを側面方向から見た部分断面図である。図2において、乗りかご1の天井2のホール側の角部には突出部15としての斜面部4が形成され、この斜面部4を形成することにより空間部16が設けられている。乗りかご1のホール側の側壁にはドアヘッダケース3が設けられ、このドアヘッダケース3の上部側は水平方向に折り曲げられて、その上にはドアモータ5が載置されている。
この第2実施形態においては、乗りかご1のホール側の天井2の角部に斜面部4を形成して、斜面部4を形成することによって乗りかご1の外側に形成された空間部16内に、ドアモータ5を載置するドアヘッダケース3の上端の折り曲げ部分を位置させることにより、ドアモータ5の取り付け高さを天井2の高さよりも低くしている。
以上の構成により、乗りかご1の上方の最大の突起物であったドア開閉装置10を構成する少なくともドアモータ5を天井2よりも低い位置に収納することになる。このようにして、乗りかご上方の最大の突起物の上端が下がることにより、エレベータの乗りかごにおけるオーバヘッド距離を短縮することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態によるエレベータの乗りかご構造について図3を用いて説明する。第3実施形態の基本的な構成は、第2実施形態の乗りかご構造と同じであり、第3実施形態では斜面部4に情報提供装置の一例としてのインジケータ6が設けられている点が第2実施形態と異なっている。
次に、第3実施形態によるエレベータの乗りかご構造について図3を用いて説明する。第3実施形態の基本的な構成は、第2実施形態の乗りかご構造と同じであり、第3実施形態では斜面部4に情報提供装置の一例としてのインジケータ6が設けられている点が第2実施形態と異なっている。
図3は、エレベータの乗りかごを側面方向から見た部分断面図である。図3において、乗りかご1の天井2のホール側の角部には突出部15としての斜面部4が設けられ、この斜面部4を設けることにより空間部16が形成されている。乗りかご1のホール側の側壁にはドアヘッダケース3が設けられ、このドアヘッダケース3の上部側は水平方向に折り曲げられて、その上面にはドアモータ5が載置されている。
この第3実施形態においては、乗りかご1のホール側の天井2の角部に形成された斜面部4の乗りかご側の面にインジケータ6が設けられている。斜面部4を形成することによって乗りかご1の外側に形成された空間部16内には、第2実施形態と同様に、ドアヘッダケース3の上端の折り曲げ部分を位置させており、ドアモータ5の取り付け高さを天井2の高さよりも低くしている。また、斜面部4にインジケータ6を設けることによりエレベータの利用者に対して提供する表示の視認性が向上する。
以上の構成により、乗りかご1の上方の最大の突起物であったドア開閉装置10を構成する少なくともドアモータ5を天井2よりも低い位置に収納することになる。このようにして、乗りかご上方の最大の突起物の上端が下がることにより、エレベータの乗りかごにおけるオーバヘッド距離を短縮することができると共に、乗りかご1内の利用者に対する表示の視認性を高めることもできる。
なお、インジケータ6はあくまでも情報提供装置の一例であって、他の例として液晶テレビジョンやモニタを設けるようにしてもよい。また、単に鏡を取り付けるようにしてもよい。また、広告を貼付する面とすることも可能である。情報提供装置は、乗りかごの利用者に対して何らかの情報を提供できるものであれば、エレベータの運行情報(インジケータ)、各種の画像情報(液晶テレビ、モニタ)、利用者の容姿に関する情報(鏡)、利用者の購買誘因情報(広告)など、その種類を問わない。また、乗りかご1内のホール側の角部の内部側の面に設けられた情報提供装置としてのインジケータ6は、その表面を遮蔽する遮蔽部材を備えていてもよい。遮蔽部材は、情報提供装置が利用者に対して提供する情報を遮断すると共に、情報提供装置の表面を保護する機能も併有する。
[第4実施形態]
第4実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図4に示すように、斜面部4に設けた情報提供装置としてのインジケータ6の裏側に開口を形成し、インジケータ6の上端にヒンジを設けることにより、仮想線で示すように斜面部4を開閉可能としたものである。第4実施形態の基本的な構成は、図2、図3の第2、第3実施形態と同じである。
第4実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図4に示すように、斜面部4に設けた情報提供装置としてのインジケータ6の裏側に開口を形成し、インジケータ6の上端にヒンジを設けることにより、仮想線で示すように斜面部4を開閉可能としたものである。第4実施形態の基本的な構成は、図2、図3の第2、第3実施形態と同じである。
斜面部4に設けられたインジケータ6は、斜面部4に形成された開口を塞ぐようにヒンジにより回動自在に斜面部4に取り付けられている。インジケータ6を仮想線で示すように回動させることによりインジケータ6が取り付けられている部分が開口して、ドアモータ5が収納された乗りかご1の外側の空間部16を乗りかご1内から覗くこともできる。なお、情報提供装置としてのインジケータ6の前面を遮蔽する遮蔽部材を設けておくことにより、情報提供装置を回動させる際に情報提供装置の表面を保護することもできる。
以上の構成により、エレベータの乗りかごにおけるオーバヘッド距離を短縮させながら乗りかご1内の利用者に対して提供される表示の視認性を高めることができると共に、乗りかご1内から空間部を覗くこともでき、点検作業の助けにもなる。
[第5実施形態]
第5実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図5に示すように、乗りかご1の天井2のホール側に設けられるドア開閉装置10を構成するドアモータが長軸型ドアモータ7である点で第1実施形態の乗りかご構造と異なっている。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、乗りかご1の天井2のホール側の角部には突出部15が形成され、この突出部15の乗りかご1内への突出により天井2のホール側の角部の上部側には空間部16が形成されて、この空間部16に長軸型ドアモータ7が位置している。
第5実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図5に示すように、乗りかご1の天井2のホール側に設けられるドア開閉装置10を構成するドアモータが長軸型ドアモータ7である点で第1実施形態の乗りかご構造と異なっている。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、乗りかご1の天井2のホール側の角部には突出部15が形成され、この突出部15の乗りかご1内への突出により天井2のホール側の角部の上部側には空間部16が形成されて、この空間部16に長軸型ドアモータ7が位置している。
長軸型ドアモータ7は、本体部分の厚さが扁平に形成されていることにより長軸型ドアモータ7の上面は天井2の上面と略々同一の高さとなっている。したがって、乗りかご2の上部側の最大突起物であるドアモータの高さが低くなる。このように、ドアモータの高さが低くなる分だけオーバヘッド距離を短縮することができる。
[第6実施形態]
第6実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図6に示すように、乗りかご1内に突出する突出部15の乗りがご1内への突出形状が天井2から下方向に垂下する垂直面、天井2に平行する水平面、垂直面および水平面を斜めにつなぐ斜面部4を備えるものである。斜面部4は、第2実施形態の斜面部4よりも小さいサイズとなっている。
第6実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図6に示すように、乗りかご1内に突出する突出部15の乗りがご1内への突出形状が天井2から下方向に垂下する垂直面、天井2に平行する水平面、垂直面および水平面を斜めにつなぐ斜面部4を備えるものである。斜面部4は、第2実施形態の斜面部4よりも小さいサイズとなっている。
図6に示すように、ドアヘッダケース3の折り曲げ部先端の高さが比較的低く、ドアモータ5の本体が乗りかご1方向に大きく突出していることにより突出部15の乗りかご1内への突出量が比較的大きい場合、垂直面と水平面とが直交する形状では利用者が頭上に圧迫感を感じる。このような場合に、垂直面と水平面とを斜めに結ぶ斜面部4を設けて突出部15の角部を除去することで利用者の頭上の圧迫感を緩和すると共に、液晶モニタ等の情報提供装置を設置する場合には斜面部4に情報提供装置を取り付けることにより好適な設置場所を提供することができる。
[第7実施形態]
第7実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図7に示すように、第1ないし第6実施形態と異なる点は、ドア開閉装置10を構成するドアモータが扁平型モータ14により構成され、ドアヘッダケース3の側面の内側または外側に設置されている点と、ドアヘッダケース3の上面とその折り曲げ部分が天井2の高さレベルよりも低くなるように乗りかご1のホール側の天井2の角部に突出部15が形成され、その上部側にモータ14を支持するドアヘッダケース3の折り曲げ部を収納可能な空間部16が形成されている点である。ドアヘッダケース3の折り曲げ部は、モータ14を保持するためには不可欠の構成であるので、空間部16は広い意味ではモータ14を収納するためのものである。
第7実施形態によるエレベータの乗りかご構造は、図7に示すように、第1ないし第6実施形態と異なる点は、ドア開閉装置10を構成するドアモータが扁平型モータ14により構成され、ドアヘッダケース3の側面の内側または外側に設置されている点と、ドアヘッダケース3の上面とその折り曲げ部分が天井2の高さレベルよりも低くなるように乗りかご1のホール側の天井2の角部に突出部15が形成され、その上部側にモータ14を支持するドアヘッダケース3の折り曲げ部を収納可能な空間部16が形成されている点である。ドアヘッダケース3の折り曲げ部は、モータ14を保持するためには不可欠の構成であるので、空間部16は広い意味ではモータ14を収納するためのものである。
扁平型モータ14を適用することにより、第1ないし第6実施形態のドアモータ5,7等のように、乗りかご1のオーバヘッド空間に占めるドア開閉装置10の容積を大幅に減少させることができる。したがって、ドアヘッダケース3の折り曲げ部分の処理さえ行なえば、ドア開閉装置10は略々ホールと乗りかごとの間の空間内に収納することができ、乗りかご1の天井2の上部側のオーバヘッド距離を短縮することができる。
1 乗りかご
2 天井
3 ドアヘッダケース
4 斜面部
5 ドアモータ
6 インジケータ
7 長軸型ドアモータ
8 乗りかごドアパネル
9 伝達機構
10 ドア開閉装置
11 ホール
12 ホール側ドア
13 壁面
14 扁平型ドアモータ
15 突出部
16 空間部
2 天井
3 ドアヘッダケース
4 斜面部
5 ドアモータ
6 インジケータ
7 長軸型ドアモータ
8 乗りかごドアパネル
9 伝達機構
10 ドア開閉装置
11 ホール
12 ホール側ドア
13 壁面
14 扁平型ドアモータ
15 突出部
16 空間部
Claims (10)
- エレベータ乗りかご内のホール側の内壁面と天井面との角部の少なくとも一部分を乗りかご内に突出させた突出部と、前記乗りかご内に前記突出部を形成したことにより該乗りかごの外側に形成された空間に収納されると共に前記乗りかごのドアを開閉するドアモータと、を備えることを特徴とするエレベータの乗りかご構造。
- 前記突出部は、前記角部を傾斜面によって斜めに塞ぐ斜面部を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記斜面部の前記乗りかごの内部側の面に設けられ、前記乗りかごの利用者に対して情報を提供する情報提供装置を備えることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記情報提供装置を遮蔽する遮蔽部材が前記乗りかご内の前記斜面部の内部側の面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記突出部は前記ホール側の内壁面と天井面との角部における前記ドア開閉方向の一部分であって前記ドア開閉装置のうちの少なくとも前記モータが前記乗りかごの外側に設けられる位置に設けられ、前記空間は前記突出部に対応する前記乗りかごの外側に設けられると共に前記モータを収納することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記突出部が設けられている前記ホール側の角部における前記突出部以外の前記乗りかごの内部側の面に設けられ、前記乗りかごの利用者に対して情報を提供する情報提供装置を備えることを特徴とする請求項5に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記情報提供装置を遮蔽する遮蔽部材が前記乗りかご内の前記斜面部の内部側の面に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記ドア開閉装置のうち、前記ドアを開閉駆動する前記モータは長軸型のモータにより構成されると共に、該長軸型のモータの本体の少なくとも一部分は前記空間に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記ドア開閉装置のうち、前記ドアを開閉駆動する前記モータは扁平型のモータにより構成されると共に、該扁平型のモータを含む前記ドア開閉装置の全体はドアヘッダケースの側面に配置された前記空間に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご構造。
- 前記乗りかご内の前記突出部の形成面には、前記突出部に対応して前記乗りかごの外側に形成された前記空間を前記乗りかごの内側から覗くことを可能にする開閉蓋が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご構造。
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