JP2008087359A - レンズの製造装置およびレンズの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの目的は生産性の向上が図られる、複合レンズ等のレンズの製造装置を提供することであり、他の目的は、そのようなレンズの製造方法を提供することである。
【解決手段】 第1の発明は、ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造装置であって、それぞれの基材レンズが載置される複数のレンズ受台と、基材レンズの光軸と該基材レンズに対応する受台の光軸とを合わせて前記基材レンズを保持するレンズ保持部と、を備え、複数の前記レンズ受台のそれぞれは、前記ランナーによって互いに繋がった状態における複数の前記基材レンズの相対的な位置関係に対応した所定の位置に配設され、前記ランナーの近傍に配設され、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置をさらに具備した、レンズの製造装置である。
【選択図】図1
【解決手段】 第1の発明は、ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造装置であって、それぞれの基材レンズが載置される複数のレンズ受台と、基材レンズの光軸と該基材レンズに対応する受台の光軸とを合わせて前記基材レンズを保持するレンズ保持部と、を備え、複数の前記レンズ受台のそれぞれは、前記ランナーによって互いに繋がった状態における複数の前記基材レンズの相対的な位置関係に対応した所定の位置に配設され、前記ランナーの近傍に配設され、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置をさらに具備した、レンズの製造装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、レンズの製造装置およびレンズの製造方法に関し、特に、基材レンズに他のレンズを成型して接合するレンズの製造装置と、そのようなレンズの製造方法に関するものである。
近年、光学機器等の高機能化に伴って、その光学系に使用されるレンズにも種々のレンズが要求されるようになっている。そのようなニーズに応えるレンズの一つに複合レンズがある。複合レンズとは、一つの基材レンズに他のレンズを複数接合等させたレンズをいう。複合レンズの一つとして、球面レンズの表面に樹脂レンズを接合させて非球面レンズとした複合レンズがある。そこで、そのような複合レンズの製造方法について説明する。
まず、基材レンズは所定の基材レンズ成型金型に樹脂等を流し込むことによって形成される。図12および図13に示すように、その基材レンズ成型金型110となる下金型111と上金型112には、複数の基材レンズを一度の成型によって形成するために、基材レンズの形状に対応した凹部111a,112aが複数形成されている。また、上金型112には、樹脂を送り込む供給通路112cが形成され、そして、下金型111と上金型112には、その供給通路112cから供給される樹脂を各凹部111a,112aへ導くために、供給通路112cの開口端からそれぞれ凹部111a,112aへ向って延在する溝部111b,112bが形成されている。
その下金型111の凹部111aに上金型112の凹部112aが重なるように上金型112を下金型111に合わせて、供給通路112cから樹脂を流し込む。供給通路112cから流し込まれた樹脂は溝部111b,112bを経て各凹部111a,112aへ流れ込み、凹部111a,112aが樹脂で充填される。その樹脂が硬化した後、上金型112を下金型111から引離すことで、図14に示すように、複数の基材レンズ121が成型される。複数の基材レンズ121は溝部111b,112bに位置していた樹脂の部分によって互いに繋がった状態にある。この複数の基材レンズ121を繋ぐ樹脂の部分はランナー122と称される。
次に、複数の樹脂レンズ121のそれぞれを点線31の部分においてランナー122から切り離して、図15に示すように、単体の基材レンズ121とする。次に、図16に示すように、基材レンズ121に接合される樹脂レンズを成型するための金型103の上面部分に形成された凹部103aに、所定の紫外線硬化樹脂106を注入する。そして、その金型103に、ランナーから切り離された単体の基材レンズ121を載置する。
次に、図17に示すように、レンズ保持部105を下降させてレンズ保持部105の先端部分を基材レンズ121の表面に接触させる。さらにレンズ保持部105を下降させることによって、基材レンズ121を金型103に対し、基材レンズ121の光軸が樹脂レンズの光軸に一致する所定の位置に合わせる光軸合わせを行う。次に、図18に示すように、基材レンズ121を介して所定の波長の紫外線を紫外線硬化樹脂106に照射する。紫外線が照射された紫外線硬化樹脂106は硬化し、樹脂レンズ107として基材レンズ121に接合されることになる。
こうして基材レンズ121に樹脂レンズ107が接合された複合レンズが形成される。その後、複合レンズは金型103から取り出されて、次の工程に送られることになる。従来の複合レンズは以上のように製造される。なお、複合レンズの製造方法を開示した文献として、たとえば特許文献1および特許文献2がある。また、基材レンズの製造に使用される金型を開示した文献の一つとして、たとえば特許文献3がある。
特開昭62−227711号公報
特開平7−290587号公報
特開2003−211497号公報
しかしながら、上記の複合レンズの製造方法では次のような問題点があった。上述したように、基材レンズの製造においては、生産効率を高めるため基材レンズ成形型110による一度の成型によって複数の基材レンズ121が形成される。その複数の基材レンズ121は、基材レンズ成形型110から取り出された状態では、ランナー122によって互いに繋がった状態にある。
ところが、ランナー122によって互いに繋がった複数の基材レンズ121は、その後、ランナー122から切り離されてばらばらにされ、基材レンズ121ごとに光軸合わせを行って樹脂レンズ107が成型されて接合される。そのため、複合レンズの製造において生産性を向上するのに限界があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、一つの目的は生産性の向上が図られる、複合レンズ等のレンズの製造装置を提供することであり、他の目的は、そのようなレンズの製造方法を提供することである。
第1の発明は、ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造装置であって、それぞれの基材レンズが載置される複数のレンズ受台と、
基材レンズの光軸と該基材レンズに対応する受台の光軸とを合わせて前記基材レンズを保持するレンズ保持部と、を備え、複数の前記レンズ受台のそれぞれは、前記ランナーによって互いに繋がった状態における複数の前記基材レンズの相対的な位置関係に対応した所定の位置に配設され、前記ランナーの近傍に配設され、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置をさらに具備した、レンズの製造装置である。
基材レンズの光軸と該基材レンズに対応する受台の光軸とを合わせて前記基材レンズを保持するレンズ保持部と、を備え、複数の前記レンズ受台のそれぞれは、前記ランナーによって互いに繋がった状態における複数の前記基材レンズの相対的な位置関係に対応した所定の位置に配設され、前記ランナーの近傍に配設され、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置をさらに具備した、レンズの製造装置である。
前記ランナーはランナー連結部から延在するとともに、複数の前記基材レンズのそれぞれは、ランナーの基材レンズ連結部を介してランナーと連結され、前記加熱装置を、各基材レンズを対応するレンズ受台に載置した時に前記ランナー連結部及び/又は前記基材レンズ連結部が配置される位置近傍に配備することが好ましい。
前記レンズ受台は、基材レンズに他のレンズを成型して接合するためのレンズ成形型であり、該レンズ成形型に注入された樹脂に所定の光を照射して前記樹脂を硬化させる光照射装置と、をさらに備えることができる。
第2の発明は、ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造方法であって、ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズのそれぞれを対応するレンズ受台に載置する載置工程と、複数の前記基材レンズのそれぞれに対して、レンズ保持部を当接させて前記基材レンズの光軸と前記レンズ受台の光軸とを合わせる光軸合わせ工程と、を備え、前記載置工程及び/又は光軸合わせ工程において、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断する、レンズの製造方法である。
前記レンズ受台は、基材レンズに他のレンズを成型して接合するためのレンズ成形型であり、前記レンズ成形型のそれぞれに所定の樹脂を注入する樹脂注入工程と、光軸合わせをされた複数の前記基材レンズのそれぞれを前記樹脂に接触させた状態で所定の光を前記樹脂に照射して前記樹脂を硬化させることにより、複数の前記基材レンズのそれぞれに前記他のレンズとして樹脂レンズを成型して接合する成型接合工程と、をさらに備えることができる。
前記ランナーはランナー連結部から延在するとともに、複数の前記基材レンズのそれぞれは、ランナーの基材レンズ連結部を介してランナーと連結され、前記ランナー連結部及び/又は前記基材レンズ連結部を加熱することにより軟化又は溶断することが好ましい。
本発明によれば、ランナーにより互いに繋がれた複数の基材レンズを、複数の基材レンズのそれぞれが対応するレンズ受台に載置した後に、レンズ受台の光軸、即ちレンズ成形型の光軸と基材レンズの光軸との光軸合わせに際して、加熱装置による加熱によってランナーが軟化又は溶断されていることにより、ランナーによって互いに繋がっている基材レンズをランナーから切り離すことなく、複数の基材レンズのレンズ成形型に対する位置合わせが一度にかつ高精度に行なうことができる。その結果、基材レンズをランナーから切り離して個々に光軸合わせをする場合と比べて、光軸合わせ工程において一度に複数の基材レンズの光軸を合わせることができ、レンズの生産性を大幅に向上することができる。
はじめに、本発明の実施の形態に係る複合レンズの製造装置について説明する。図1および図2に示すように、複合レンズの製造装置1のテーブル2には、基材レンズ(図示せず)に接合される他のレンズとして、樹脂レンズを成型して接合するための複数の金型3がそれぞれ所定の位置に配設されている。それぞれの金型3の上面部分には、所定の樹脂として紫外線硬化樹脂が注入される凹部3aが形成されている。また、複数の金型3のそれぞれの上方には、基材レンズを保持するレンズ保持部5が昇降可能(矢印30)に配設されている。さらに、テーブル2の所定の位置には、複数の基材レンズを互いに繋ぐランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置4が配設されている。
次に、その金型3とランナー保持部4の配置関係について説明する。金型3とランナー保持部4は、基材レンズ成形型から取り出されたままの状態の基材レンズとランナーに基づいて配設される。そこで、まず、その基材レンズ成形型の一例について説明する。
図3に示すように、基材レンズ成形型10は下金型11と上金型12からなり、その下金型11と上金型12には、たとえば基材レンズの形状に対応した4つの凹部11a,12aが円周上に等間隔に形成されている。上金型12には、樹脂を送り込む供給通路12cが形成されている。下金型11と上金型12には、その供給通路12cから供給される樹脂を4つの凹部11a,12aへそれぞれ導くために、供給通路12cの開口端からそれぞれ凹部11a,12aへ向って放射状に延在する4つの溝部11b、12bが形成されている。ランナー22は、その溝部11b、12bに充填された樹脂の部分に対応する。図4に示すように、この基材レンズ成形型10によって、放射状に延びる4本のランナー22の先端に4つの基材レンズ21が成型される。
図5に示すように、この複合レンズの製造装置1では、こうして成型される、4本のランナー22の先端に成型された4つの基材レンズ21の相対的な位置関係に基づいて、金型3がテーブル2上に円周上に等間隔に4つ配設されている。そして、ランナー22に繋がった4つの基材レンズ21のそれぞれが対応する金型3に載置されたときに、放射状に延びるランナー22の中心部分(以下、ランナー連結部という)が配置される位置には、前記ランナー連結部を加熱するための加熱装置4が配設されている。
加熱装置4の上端部4bには、ランナー連結部22cを加熱して当該部分を軟化又は溶断させるための電熱ヒータ4cが露出して取り付けられている。なお、電熱ヒータ4cは、露出していても良いし、上端部4bに埋め込まれていても良い。
次に、本発明の実施の形態に係る複合レンズの製造方法として、上述した基材レンズ成形型10と複合レンズの製造装置1を用いた複合レンズの製造方法について説明する。まず、図3に示すように、下金型11の凹部11aに上金型12の凹部12aが重なるように上金型12を下金型11に合わせて、供給通路12cから樹脂を流し込む。供給通路12cから流し込まれた樹脂は溝部11b,12bを経て各凹部11a,12aへ流れ込み、凹部11a,12aが樹脂で充填される。
その樹脂が硬化した後、上金型12を下金型11から引離すことで、図4に示すように、複数の基材レンズ21が成型される。取り出された複数の基材レンズ21は、溝部11b,12bに位置していた樹脂の部分(ランナー22)によって繋がった状態にある。ここで、この複数の基材レンズ21がランナー22の基材レンズ連結部22dによって繋がった状態のものを基材レンズ成型体20と称する。
次に、図5に示すように、複数の金型3の凹部3aのそれぞれに紫外線硬化樹脂6が注入される。次いで、図6に示すように、4つの基材レンズ21を切り離すことなく基材レンズ成型体20の状態のままで、各基材レンズ21をそれぞれ対応する金型3に載置する。図7は上面から見た図である。この状態では、それぞれの基材レンズ21の光軸と対応する金型3の凹部3aの中心軸との同軸度はずれていることが多い。
次に、図8に示すように、レンズ保持部5を徐々に下降(矢印30)させて、図9に示すように、レンズ保持部5の先端部分を基材レンズ21の表面に接触させる。ここで、例えば電熱ヒータ4cを作動させて、ランナー連結部22cを軟化点以上の温度まで加熱し、さらにレンズ保持部5を下降させる。このときランナー連結部22cは軟化しているため4つの基材レンズ21はそれぞれ独立して動くことが可能となっている。よって、それぞれ4つの基材レンズ21の光軸を他のレンズとなる樹脂レンズの光軸に対応する金型3(凹部3a)の中心軸に合わせる光軸合わせを行うことが可能となる。
次に、その状態で、図10に示すように、紫外線照射装置8により所定の波長の紫外線を基材レンズ21を介して紫外線硬化樹脂6に照射する。紫外線硬化樹脂6は紫外線が照射されることで硬化し、樹脂レンズ7として基材レンズ21の面に接合される。こうして基材レンズ21に樹脂レンズ7が接合された複合レンズが形成されることになる。その後、複合レンズは金型3から取り出されて、次の工程に送られ、周辺部分を除去する等の所定の処理が施されて複合レンズとして完成する。
上述した複合レンズの製造装置1では、金型3は、基材レンズ成形型10によって成型されてランナー22によって互いに繋がった状態の複数の基材レンズ21の相対的な位置関係に基づいて配置されている。ランナー連結部22cが配置される位置には、加熱装置4が配備されており、所定のタイミングでランナー連結部22cを加熱して軟化又は溶断させる。
これにより、ランナーによって互いに繋がっている複数の基材レンズをランナーから切り離すことなく基材レンズ成型体の状態のままで、各基材レンズ21の金型3に対する位置合わせが他の基材レンズ21から独立して行うことができる。その結果、基材レンズをランナーから切り離して個々に光軸合わせをして樹脂レンズを成型して接合する場合と比べて、一度に複数の基材レンズ21の光軸を合わせて複合レンズを製造することができ、生産性を大幅に向上することができる。
なお、上述した複合レンズの製造装置1では、基材レンズ成型体20のランナー連結部22cを加熱して軟化又は溶断させるための加熱装置4を配設したものを例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば図11のように、基材レンズ連結部22dに加熱装置4を配設しても良い。加熱装置4により基材レンズ連結部22dを溶断すれば、各基材レンズ21は独立すると共にランナー22が除去された状態となるため、別途ランナー切断工程を設ける必要がなく製造コストを低減することが可能となる。
また、基材レンズ成型体20として、4本のランナー22の先端のそれぞれに基材レンズ21が成型された態様のものを例に挙げて説明したが、基材レンズ成形型によって成型される基材レンズ成型体の形状に応じて金型とランナー保持部をそれぞれ所定の位置に配設し、加熱装置による加熱によってランナーを軟化又は溶断することができれば、基材レンズ成型体20の形状はこれに限られるものではない。
さらに、上述した複合レンズの製造方法では、レンズ保持部5を徐々に下降させてレンズ保持部5の先端部分を基材レンズ21の表面に接触させた後で、加熱装置9を作動させて、ランナー連結部22cを軟化点以上の温度まで加熱し、さらにレンズ保持部5を下降してそれぞれ4つの基材レンズ21の光軸を他のレンズとなる樹脂レンズの光軸に対応する金型3(凹部3a)の中心軸に合わせる光軸合わせを行ったが、加熱装置9の作動時期はこれに限定されない。加熱装置9を、レンズ保持部が下降する前や基材レンズ21に接触する前に作動させても良いし、基材レンズ成型体20を金型3に載置する前に作動させても良い。
さらに、上述した複合レンズの製造方法では、紫外線硬化樹脂6を金型3に注入した後に基材レンズ成型体20を金型3に載置して光軸合わせを行って樹脂レンズ7を成型する場合を例に挙げて説明したが、この他に、基材レンズ成型体20を金型3に載置して光軸合わせを行った(図9参照)後に、基材レンズ成型体20を金型3に対して直上に持ち上げ、金型3に紫外線硬化樹脂6を注入した(図5参照)後に再び基材レンズ成型体20を下降させて基材レンズを金型3に載置し(図10参照)、樹脂レンズ7を成型するようにしてもよい。
その樹脂レンズ7を成型する型として金型を例に挙げて説明したが、樹脂レンズを成型して基材レンズに接合できる成形型であれば金型に限られない。また、電熱ヒータによりランナーを加熱したが、その他の加熱手段であっても良い。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 複合レンズの製造装置、2 テーブル、3 金型、3a 凹部、4 加熱装置、4c 電熱ヒータ、5 レンズ保持部、6 紫外線硬化樹脂、7 樹脂レンズ、8 紫外線照射装置、10 基材レンズ成形型、11 下金型、11a 凹部、11b 溝部、12 上金型、12a 凹部、12b 溝部、12c 供給通路、20 基材レンズ成型体、21 基材レンズ、22 ランナー、22c ランナー連結部、22d 基材レンズ連結部、
Claims (6)
- ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造装置であって、
それぞれの基材レンズが載置される複数のレンズ受台と、
基材レンズの光軸と該基材レンズに対応する受台の光軸とを合わせて前記基材レンズを保持するレンズ保持部と、
を備え、
複数の前記レンズ受台のそれぞれは、前記ランナーによって互いに繋がった状態における複数の前記基材レンズの相対的な位置関係に対応した所定の位置に配設され、
前記ランナーの近傍に配設され、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断するための加熱装置をさらに具備した、レンズの製造装置。 - 前記ランナーはランナー連結部から延在するとともに、複数の前記基材レンズのそれぞれは、ランナーの基材レンズ連結部を介してランナーと連結され、
前記加熱装置は、各基材レンズを対応するレンズ受台に載置した時に前記ランナー連結部及び/又は前記基材レンズ連結部が配置される位置近傍に配備された、請求項1に記載のレンズの製造装置。 - 前記レンズ受台は、基材レンズに他のレンズを成型して接合するためのレンズ成形型であり、
該レンズ成形型に注入された樹脂に所定の光を照射して前記樹脂を硬化させる光照射装置と、
をさらに備えた請求項1又は2に記載のレンズの製造装置。 - ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズに対し加工を施すレンズの製造方法であって、
ランナーによって互いに繋がった状態の複数の基材レンズのそれぞれを対応するレンズ受台に載置する載置工程と、
複数の前記基材レンズのそれぞれに対して、レンズ保持部を当接させて前記基材レンズの光軸と前記レンズ受台の光軸とを合わせる光軸合わせ工程と、
を備え、
前記載置工程及び/又は光軸合わせ工程において、前記ランナーを加熱して軟化又は溶断する、レンズの製造方法。 - 前記レンズ受台は、基材レンズに他のレンズを成型して接合するためのレンズ成形型であり、前記レンズ成形型のそれぞれに所定の樹脂を注入する樹脂注入工程と、
光軸合わせをされた複数の前記基材レンズのそれぞれを前記樹脂に接触させた状態で所定の光を前記樹脂に照射して前記樹脂を硬化させることにより、複数の前記基材レンズのそれぞれに前記他のレンズとして樹脂レンズを成型して接合する成型接合工程と、
をさらに備えた請求項5に記載のレンズの製造方法。 - 前記ランナーはランナー連結部から延在するとともに、複数の前記基材レンズのそれぞれは、ランナーの基材レンズ連結部を介してランナーと連結され、
前記ランナー連結部及び/又は前記基材レンズ連結部が加熱されることにより軟化又は溶断される、請求項4又は5に記載のレンズの製造方法。
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KR20200014064A (ko) * | 2018-07-31 | 2020-02-10 | (주)오케이비젼 | 커브 패키지 제조 장치 |
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