JP2008087119A - 把持装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 シリンダブロックのような筒状孔を有するワークを確実に且つ簡単な機構で把持できる把持装置を提供する。
【解決手段】 シリンダブロックWのボアW1のピッチ間隔に合せて把持装置1,1の間隔を固定した状態で、把持装置1,1の筒状ガイド部材12の部分をボアW1内に挿入すると、位置決め部材17がボアW1の上端開口部に当接し、ロッド10の軸芯と筒状孔であるボアW1の軸芯とが一致するようにシリンダブロックWが水平方向に微動して位置調整が行われる。この後、第1のシリンダユニット8を駆動して爪部材11をストッパ部材の開口14から側方に突出させてボアの下端開口部縁に係止せしめ、また第2のシリンダユニット9を駆動して押付け部材16を下動させてボアの上端開口部縁に押付け、爪部材11と押付け部材16とでシリンダブロックWを保持する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シリンダブロックなどの筒状孔を有するワークを把持する装置に関する。
シリンダブロックは重量物であり、且つバルブ、クランクシャフトおよびカムシャフトを組み付けるため、搬送ラインから持ち上げたり、姿勢を変更させる必要がある。このため、従来からシリンダブロックを把持する装置が提案されている。
特許文献1には、ワークの筒状孔内に挿入されるロッド(突起)の先端に、ロッド内の供給孔を介して供給されるエアにて膨らむ膨張体を設け、この膨張体によってワークを保持するようにした把持装置が開示されている。
特許文献2には、ジャーナル面に係止する爪と基板とでシリンダブロックを挟み込んで保持する把持装置が開示されている。この把持装置には更に、シリンダブロックのスリーブピッチの変更に対して前記基板を位置決めする手段として、複数の位置決めピースを重ねた構造が提案されている。
特開平10−44077号公報 特開2005−153040号公報
特許文献1に開示される把持装置にあっては、使用頻度が激しいと膨張体のうち一方が膨張しない現象(片膨張)が生じたり、エア漏れなども発生しやすくなるので、常に監視していなければならず使い勝手の点で問題がある。
特許文献2に開示される装置によれば、片膨張やエア漏れの問題は生じない。しかしながら、爪部材を差し込む筒状孔(ボア)と位置決め部材が入り込む筒状孔(ボア)とが異なるため、1つのワークに最低4つの筒状孔がなければ把持装置として機能させることができない。また位置決め部材が複数のピースを重ねて構成されているので、特定のスリーブピッチのシリンダブロックしか対応できず、少しでもピッチが異なると、正確な位置決めができないことになる。
上記課題を解決するため本発明に係る把持装置は、ワークの筒状孔内に挿入されるロッドと、前記筒状孔の一端開口の縁部に係止すべく前記ロッドの先端に取り付けられる爪部材と、前記ロッドの軸芯と前記筒状孔の軸芯とを一致せしめる位置決め部材と、前記筒状孔の他端開口の縁部に押し当てられて前記爪部材との間でワークを保持する押付け部材とを備える構成とした。
前記ロッドは中実、中空いずれでもよく、押付け部材は例えば板状とすることができる。
ワークとしてはシリンダブロックが挙げられ、この場合2つの把持装置を対として用いることが好ましい。そしてこの場合、それぞれの把持装置をそれぞれのベースプレートに取り付け、それぞれのベースプレートを互いに接近・離反可能に係合することで、シリンダブロックの機種対応に容易に対処することができる。
また、前記ロッドを筒状ガイド部材内に設け、この筒状ガイド部材には前記爪部材を側方に突出せしめるためのストッパ部材を設け、また前記位置決め部材としては外周面をテーパ状とし、この位置決め部材を前記筒状ガイド部材の外側に摺動自在に配置し、且つワークへの挿入方向に付勢するようにしてもよい。
本発明によれば、エンジンのシリンダブロックなどのワークを把持する際に、ワークの位置決めが容易に行え、またワークの機種変更によって把持装置の爪部材を挿入する孔の径や2つの孔の間隔が変更になっても、確実にワークの位置決めが行え、更にワークの把持が確実なため、高速で搬送することが可能となる。
以下に本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る把持装置の断面図、図2は本発明に係る把持装置の平面図、図3は幅寸法を調整した後の把持装置の平面図、図4はワークの保持状態を示す断面図である。
尚、実施例にあっては一対の把持装置によってシリンダブロックを把持する例を示しているが、ワークの形状によっては把持装置は1つであってもよい。
一対の把持装置1,1はそれぞれベースプレート2,3に取り付けられ、このベースプレート3は図示しないロボットのアームに連結されている。またベースプレート2の両側から伸びるアーム2aとベースプレート3の両側に形成したレール部3aとが係合し、ベースプレート2,3は互いに接近・離反可能とされている。図2はベースプレート2,3が最も接近した状態を、図3はベースプレート2,3が最も離反した状態を示している。
また、ベースプレート2のベースプレート3と反対側となる端部には受け部4が設けられ、一方、搬送ラインサイドにピッチ可変用ピン5が設けられ、このピン5に前記受け部4を係合させ、ベースプレート3を取り付けたロボットアームをベースプレート2に対して移動させることで、ベースプレート2,3に取り付けた把持装置1,1の間隔をワークのボアピッチに合せて調整する。
また、ベースプレート2のベースプレート3に対向する端部の中央部分からはベースプレート3に向かって突片6が伸びている。この突片6はベースプレート3に設けられたロックシリンダ7を駆動することで、ベースプレート3側に固定される。而して、把持装置1,1の間隔をワークのボアピッチに合せて調整した後にロックシリンダ7を駆動して突片6をベースプレート3にロックすることで把持装置1,1の間隔が固定される。
把持装置1はベースプレートの上面側に第1のシリンダユニット8を設け、ベースプレートの下面側に第2のシリンダユニット9を設けている。第1のシリンダユニット8のロッド10は第2のシリンダユニット9を貫通して下方に伸び、その下端には爪部材11を取り付けている。
またベースプレートの下面側には第2のシリンダユニット9を貫通して、第1のシリンダユニット8の駆動に伴う前記ロッド10の上下動をガイドする筒状ガイド部材12が取り付けられ、この筒状ガイド部材12の下部には有底筒状をなすストッパ部材13が螺着されている。
前記ストッパ部材13の下部側面には開口14が形成され、図1に示す状態から第1のシリンダユニット8を駆動してロッド10を下方に突出させると、爪部材11はストッパ部材13の底部に当たりピンを中心として爪部材11は回動し、その先端が開口14から側方に出てくる。
また、前記第2のシリンダユニット9のロッド15下端には、板状の押付け部材16が取り付けられ、更に前記筒状ガイド部材12の外周には位置決め部材17が摺動自在に設けられている。位置決め部材17は外周面を上方部分が広がるテーパー状とし、その上面と筒状ガイド部材12の上端部との間にはスプリング18を縮装し、位置決め部材17を下方に付勢している。尚、位置決め部材17の下端はストッパ部材13の上端に当接し、抜け落ちることはない。
以上において、図4に示すように、ワークであるシリンダブロックWのボアW1のピッチ間隔に合せて把持装置1,1の間隔を固定し、この状態で、把持装置1,1の筒状ガイド部材12の部分をボアW1内に挿入する。
筒状ガイド部材12をボアW1内に挿入すると、位置決め部材16がボアW1の上端開口部に当接し、ロッド10の軸芯と筒状孔であるボアW1の軸芯とが一致するようにシリンダブロックWが水平方向に微動して位置調整が行われる。
この後、第1のシリンダユニット8を駆動して爪部材11をストッパ部材の開口14から側方に突出させてボアの下端開口部縁に係止せしめ、また第2のシリンダユニット9を駆動して押付け部材16を下動させてボアの上端開口部縁に押付け、爪部材11と押付け部材16とでシリンダブロックWを保持する。
本発明に係る把持装置の断面図 本発明に係る把持装置の平面図 幅寸法を調整した後の把持装置の平面図 ワークの保持状態を示す断面図
符号の説明
1…把持装置、2,3…ベースプレート、2a…アーム、3a…レール部、4…受け部、5…ピッチ可変用ピン、6…突片、7…ロックシリンダ、8…第1のシリンダユニット、9…第2のシリンダユニット、10…ロッド、11…爪部材、12…筒状ガイド部材、13…ストッパ部材、14…開口、15…第2のシリンダユニットのロッド、16…押付け部材、17…位置決め部材、18…スプリング、W…シリンダブロック、W1…ボア。

Claims (3)

  1. 筒状孔を有するワークを把持する装置であって、この把持装置は前記筒状孔内に挿入されるロッドと、前記筒状孔の一端開口の縁部に係止すべく前記ロッドの先端に取り付けられる爪部材と、前記ロッドの軸芯と前記筒状孔の軸芯とを一致せしめる位置決め部材と、前記筒状孔の他端開口の縁部に押し当てられて前記爪部材との間でワークを保持する押付け部材とを備えることを特徴とする把持装置。
  2. 請求項1に記載の把持装置において、この把持装置は一対用意され、それぞれの把持装置はそれぞれのベースプレートに取り付けられ、それぞれのベースプレートは互いに接近・離反可能に係合していることを特徴とする把持装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の把持装置において、前記ロッドは筒状ガイド部材内に設けられ、前記爪部材は前記筒状ガイド部材に設けられたストッパ部材に当接して側方に突出し、また前記位置決め部材は外周面をテーパ状とするとともに前記筒状ガイド部材の外側に摺動自在に配置され且つワークへの挿入方向に付勢されていることを特徴とする把持装置。
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