JP2008086543A - X線断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
デュアルエネルギー像を、操作者が診断しやすくディスプレイに行うことができるX線断層撮影装置を提供する。
【解決手段】
X線断層撮影装置(10)は、第一エネルギースペクトルを有するX線と第一エネルギースペクトルとは異なる第二エネルギースペクトルを有するX線とを被検体に投影するX線管(101)と、被検体に投影された第一エネルギースペクトルのX線と第二エネルギースペクトルのX線とを検出するX線検出部(103)と、第一エネルギースペクトルのX線と第二エネルギースペクトルのX線とに基づいて、第一画像と第二画像とを画像再構成する画像再構成手段(23)と、第一画像および第二画像からデュアルエネルギー像を生成するデュアルエネルギー像生成手段(25)と、第一画像または第二画像の少なくとも一方と、デュアルエネルギー像とを表示するディスプレイ(60)を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線断層撮影技術に係り、特にデュアルエネルギー法に基づいて取得した被写体の情報を表示するためのX線断層撮影装置に関するものである。
デュアルエネルギー法は、異なる2つのエネルギースペクトルを有するX線によって取得された被写体のX線透過像に基づいて、人体の特定物質を強調した画像を取得できる。つまり、高エネルギーX線で得られた画像と低エネルギーX線で得られた画像とを重み付け減算して骨や石灰化病変をわかりやすく表示した画像、あるいは軟部組織をわかりやすく表示した画像などを得ることができる。
デュアルエネルギー法を行うために、X線撮像装置に照射するX線の管電圧をスキャンごとに高電圧と低電圧とに交互に切り替えたり、X線エネルギーを変化させるためにX線フイルタを入れ替えたりすることにより高エネルギーX線で得られた画像と低エネルギーX線で得られた画像とを得ている。たとえば特許文献1では、高エネルギーX線で得られた画像と低エネルギーX線で得られた画像とに基づいて、骨の画像または軟部組織の画像からノイズを少なくして表示させる発明を開示している。
特開2003−244542
しかしながら、操作者は、被検体の状況をいろいろな視点から診断したいため、単にディスプレイに骨、または軟部組織などの画像を表示させても、診断を行い難い。また、造影剤を注入したときなどには、骨の画像または軟部組織の画像以外に、造影剤による画像も確認したい要望がある。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、デュアルエネルギー法において、操作者が診断しやすい表示をディスプレイに行うことができるX線断層撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第一観点のX線断層撮影装置は、第一エネルギースペクトルを有するX線と、第一エネルギースペクトルとは異なる第二エネルギースペクトルを有するX線とを被検体に投影するX線管と、被検体に投影された第一エネルギースペクトルのX線と第二エネルギースペクトルのX線とを検出するX線検出部と、第一エネルギースペクトルのX線と第二エネルギースペクトルのX線とに基づいて、第一画像と第二画像とを画像再構成する画像再構成手段と、第一画像および第二画像からデュアルエネルギー像を生成するデュアルエネルギー像生成手段と、第一画像または第二画像の少なくとも一方と、デュアルエネルギー像とを表示するディスプレイを有する。
この構成により、ディスプレイに、第一画像または第二画像の少なくとも一方と、デュアルエネルギー像とが表示されるため、操作者は、対象物質の画像を把握しながら、通常のX線断層像も観察することができる。
第二観点のX線断層撮影装置において、デュアルエネルギー像生成手段が、第一係数を積算した第二画像を第一画像から差し引くことにより、デュアルエネルギー像を作成する。そしてディスプレイは、第一係数を入力する入力部を表示する。
この構成により、ディスプレイに、第一係数を入力する入力部を表示するので、操作者は、任意の第一係数を入力することができ、それとともに対象物質のデュアルエネルギー像を観察することができる。
第三観点のX線断層撮影装置は、第二観点において、入力部が第一係数を所定の範囲で変更できる係数スライダーを含む。
この構成により、操作者は、任意の第一係数を係数スライダーをスライドさせながら入力することができ、それとともに第一係数に応じた対象物質のデュアルエネルギー像を観察することができる。
第四観点のX線断層撮影装置は、デュアルエネルギー像生成手段が第一エネルギースペクトルのX線と第二エネルギースペクトルのX線とによるエネルギー吸収差が少ない画素のCT値としきい値とを比較し、しきい値以下の第一画像の画素に対して、第二係数を積算する。
この構成により、デュアルエネルギー像の空気領域に対して影響を与えないようにすることができる。
第五観点のX線断層撮影装置は、デュアルエネルギー像生成手段がデュアルエネルギー像に対して彩色する。
この構成により、特定の物質が彩色されるため、操作者は観察がしやすくなる。
第六観点のX線断層撮影装置は、第五観点において、デュアルエネルギー像生成手段が第一係数の変化に応じて色を変える。
この構成により、第一係数の変化に応じて色が変化するため、操作者は複数の物質を色で特定することができる。
第七観点のX線断層撮影装置は、ディスプレイがデュアルエネルギー像の正規化分布を変更できる分布スライダーを表示する。
この構成により、操作者が見やすいように、デュアルエネルギー像の表示を変更することができる。
第八観点のX線断層撮影装置は、ディスプレイがデュアルエネルギー像における被検体の体軸方向の位置を変更する位置スライダーを表示する。
この構成により、操作者が観察したい体軸方向の部位を、デュアルエネルギー像の表示を見ながら変更することができる。
本発明によれば、デュアルエネルギー撮影機能を有するX線断層撮影装置にて取得された断層像を、同一画面上で種々変化させながら表示できる。その結果、従来のように複数の画像を見比べる必要がなくなり、診断を効率化できる。
<X線断層撮影装置の構成>
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置(X線CT装置)10の構成を示したブロック図である。X線断層撮影装置10は、ガントリ100と、このガントリ100の撮影領域内に被検体HBを挿入する寝台109とを装備している。寝台109は、被検体HBの体軸方向であるZ方向に移動する。ガントリ100は、回転リング102を有し、この回転リング102にコーンビーム形状のX線を照射するX線管101とX線管101に対向して配置された多列X線検出器103とを有している。X線管101は、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを照射するように構成されている。多列X線検出器103は、被検体HBを透過したX線を検出する。
多列X線検出器103は、シンチレータおよびフォトダイオードで構成される。この多列X線検出器103は、同時に複数スライス(複数列)分の投影データを検出できるように、回転リング102の回転軸と略平行なZ方向に沿って複数列に配列されている。また、多列X線検出器103は、X線管101の焦点を中心として円弧状に形成された多チャンネルの形状である。なお、回転軸に平行なZ方向を“スライス方向”と称し、またX線検出素子列の円弧の方向を“チャンネル方向”と称する。多列X線検出器103には、一般的にDAS(data acquisition system) と呼ばれているデータ収集回路104が接続されている。このデータ収集回路104には、多列X線検出器103の各チャンネルの電流信号を電圧に変換するI−V変換器と、この電圧信号をX線の曝射周期に同期して周期的に積分する積分器と、この積分器の出力信号を増幅するアンプと、このプリアンプの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル・コンバータとが、チャンネルごとに設けられている。データ収集回路104からのディジタル信号は、データ転送装置105を介して画像処理装置20に送られる。
操作コンソール側は、X線に電圧を供給する高電圧・低電圧発生器51が備えられている。高電圧・低電圧発生器51は、周期的に高電圧および低電圧を発生させ、X線管101にスリップリング113を介して高電圧および低電圧を供給する。
操作コンソール側のスキャンコントローラ53は、アキシャルスキャン、ヘリカルスキャン、可変ピッチヘリカルスキャンなどの複数のスキャンパターンを実行する。アキシャルスキャンとは、寝台109をZ軸方向に所定ピッチ移動するごとにX線管101及びX線検出部103を回転機構111で回転させて投影データを取得するスキャン方法である。ヘリカルスキャンとは、X線管101及びX線検出部103とが回転している状態で寝台109を所定速度で移動させ、投影データを取得するスキャン方法である。可変ピッチヘリカルスキャンとは、ヘリカルスキャンと同様にX線管101及びX線検出部103を回転機構111で回転させながら寝台109の速度を可変させて投影データを取得するスキャン方法である。スキャンコントローラ53は、高電圧・低電圧発生器51に同期して回転機構111を駆動させ、データ収集回路104で周期的に投影データを収集させる等のスキャンに関わるコントロールを統括している。
入力装置55は、操作者の入力を受け付けるキーボードまたはマウスで構成される。記憶装置59は、プログラムやX線検出器データや投影データやX線断層像を記憶する。画像処理装置20は、データ収集回路104からの投影データに対して、前処理をしたり、画像再構成処理をしたり、後処理などを実行する。
<画像処理部の構成>
画像処理部20は、前処理部21と、画像再構成部23、差分画像生成部25および画像彩色部27を有している。
前処理部21は、このデータ収集回路104で収集された生データに対して、チャンネル間の感度不均一を補正し、またX線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下又は信号脱落を補正するX線量補正等の前処理を実行する。また前処理部21は、スライス方向に関してフィルタリングを行う。例えば、隣接3列を対象とするとき、チャンネル番号が同じ3チャンネル分の生データを重み付け加算する。重み付け加算は、チャンネル方向に沿って変化する。スライス方向のフィルタリングで、アーチファクト改善、ノイズ改善も制御できる。なお、本実施形態では、前処理を終えたデータを投影データと言う。
画像再構成部23は、前処理部21で前処理された投影データを受け、その投影データに基づいて画像を再構成する。投影データは、周波数領域に変換する高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)がなされて、それに再構成関数を掛け、逆フーリエ変換する。そして、再構成関数重畳処理した投影データに対して、三次元逆投影処理を行い、被検体HBの体軸方向(Z方向)ごとに断層像(xy平面)を求める。この断層像は、記憶装置59に記憶されるとともに、ディスプレイ60に表示される。本実施形態では、X線管101が、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを被検体HBに照射するので、画像再構成部23は、高エネルギースペクトルのX線による断層像HTと、低エネルギースペクトルのX線による断層像LTとを、画像再構成する。
差分画像生成部25は、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとのいずれか一方の画像から重み付け係数αを掛けた他方の画像を差し引くことにより差分画像(デュアルエネルギー像)を生成する。差分画像については後述する。
画像彩色部27は、差分画像で特定された物質を特定の色に彩色したり、また、同じCT値を有する画素に彩色したりして、操作者がディスプレイ60上の画像を見やすくする。たとえば差分計算により、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤と特定された画素に対して、画像彩色部27は、それぞれ、赤色、青色、緑色を彩色する。
画像合成部29は、低エネルギースペクトルの断層像LTに画像彩色部27が彩色した画素を加えて合成画像を生成する。一般に、低エネルギースペクトルの断層像LTの方がコントラストが高く軟部組織がはっきりわかるため、低エネルギースペクトルの断層像LTに画像彩色部27が彩色した画素を加えた方が、操作者が見やすい合成画像となる。
<X線断層撮影装置の動作>
図2は、X線断層撮影装置10の動作フローチャートである。本実施形態に係るX線断層撮影装置10の動作手順を説明する。
ステップS11では、被検体を寝台109に乗せ位置合わせを行う。寝台109の上に乗せられた被検体は各部位の基準点にガントリ100のスライスライト中心位置を合わせる。そして、スカウト像(スキャノ像、X線透視像ともいう。)収集を行う。スカウト像は被検体の体の大きさによって成人または子供の2種類のスカウト像が撮影できるようになっており、さらに通常0度,90度で撮影することができる。部位によっては例えば頭部のように、90度スカウト像のみの場合もある。スカウト像撮影では、X線管101と多列X線検出器103とを固定させ、寝台109を直線移動させながらデータ収集動作を行う。
ステップS12では、操作者は、ディスプレイ60に映ったスカウト像に、キーボード55などを使って、断層像撮影を行う断層像の位置・範囲を設定する。このときに、アキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンなどの設定も行う。
ステップS13では、断層像撮影を行う。X線管101は高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを被検体HBに照射する。同じ位置の高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとを再構成するため、回転機構111の回転に応じて高電圧のX線と低電圧のX線が交互に照射される。たとえばX線管101は、X線管101の一回転毎に高電圧と低電圧とが交互に繰り返される。高電圧と低電圧との設定値の代表例はそれぞれ140kV、80kVである。X線検出器103で検出された被写体HBのX線透過像のデータは、記憶装置59に記録される。なお、本実施形態では、電圧により高エネルギースペクトルと低エネルギースペクトルとを発生させているが、X線コーンビーム中にフイルタを挿入することによりエネルギースペクトルを変化させてもよい。また、一回転毎に高電圧と低電圧とを交互に繰り返すのではなく、短期間のパルス毎に高電圧と低電圧とが交互に繰り返されるようにしてもよい。
ステップS14では、高電圧によるX線と低電圧によるX線とによる断層像撮影を行う。被検体HBを透過した投影データは、記録装置59に記録される。また、ステップS15では、再構成された高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとを記憶装置59に記憶する。
ステップS16では、操作者は、エネルギースペクトルの断層像HT、低エネルギースペクトルの断層像LT、またはこれら断層像HTおよび断層像LTから生成する差分画像STの表示方法を選択する。たとえば、高エネルギースペクトルの断層像HTと差分画像STを表示したり、低エネルギースペクトルの断層像LTと差分画像STとを表示したりしてもよい。また、高エネルギーおよび低エネルギースペクトルの断層像HTおよび断層像LTとともに、差分画像STを表示してもよい。同時に複数の断層像を表示する実施形態として、具体的には、図4ないし図6などの表示方法がある。操作者はその中からいずれかを選択することができる。
<差分(サブトラクション)した断層像の差分画像の取得>
図3は、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとに基づいて、差分(サブトラクション)した断層像の差分画像STを得るフローチャートである。
ステップS31にて、差分画像生成部25は、記憶装置59から高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとを取得する。そして、ステップS32にて、操作者が設定した第1重み付け係数αを読み取る。第1重み付け係数αは、高エネルギースペクトルの断層像HTに掛けられる係数で、診断したい物質によって異なる。たとえば、脂肪であれば1.1、カルシウムであれば1.4〜1.5、造影剤であれば2.0などである。
ステップS33では、差分画像生成部25は、操作者が設定したしきい値SHを読み取る。このしきい値は、肺部などの空気領域の処理を行うしきい値である。CT値は被測定物質のX線吸収係数を基本物質に対する相対値として表したもので、CT値(Hu)=K[(μ―μ0)/μ0]で示される。但し、μは被測定物質のX線吸収係数、μ0は基本物質のX線吸収係数、Kは定数であり、一般に水のCT値が0、空気のCT値が−1000になるようにK=1000としている。また、X線吸収係数は単位厚さ当たりのX線吸収の割合を示す。空気領域は、以下の数式1に従って低エネルギースペクトルの断層像LTから高エネルギースペクトルの断層像HTを差分すると、たとえばCT値が−1000にから−950ぐらいに計算されてしまうことがある。差分画像であっても空気領域としてそのまま表示した方が操作者は診断しやすい。このため、操作者は、空気領域としてそのままの画像を活かすしきい値として−800から−1000までの値を設定する。
ステップS34では、差分画像生成部25は、操作者が設定した第2重み付け係数βを読み取る。第2重み付け係数βは、ステップS33で設定したしきい値を超える画像D(x,y,z)に対して掛ける係数であり、たとえば2.0前後の係数が設定されている。
ステップS35では、差分画像生成部25は、あるスライスの低エネルギースペクトルの断層像LTの画素D(x,y,z)が、しきい値SHより低い(マイナス方向)CT値であるかを判断する。
ステップS36では、しきい値SHより低いCT値の画素D(x,y,z)に対して第2重み付け係数βを掛ける。一方、しきい値SH以上CT値の画素D(x,y,z)に対してはなんら処理しない。
ステップS37では、差分画像生成部25は、第2重み付け係数βを掛けた画素D(x,y,z)を元の断層像の画像と置き換えて、補正した低エネルギースペクトルの断層像ALTを生成する。なお、しきい値より低い画像D(x,y,z)に対しては、第2重み付け係数βを掛けるのではなく、低エネルギースペクトルの断層像LTの画像または高エネルギースペクトルの断層像HTの画像をそのまま使用しても良い。
ステップS38では、以下の数式1の計算を行う。
(ALT−HT*α)/(α−1) …数式1
ここで、ALTは、補正した低エネルギースペクトルの断層像であり、HTは高エネルギースペクトルの断層像、αは第1重み付け係数である。
分子(ALT−HT*α)が意味するところは、たとえば、脂肪、骨などのカルシウムやヨード造影剤によるCT値を0とする等価画像を生成している。また、分母(α−1)が意味するところは、CT値のレンジを一定にするためである。CT値のレンジを考慮しない場合には、以下の数式2の計算でよい。
(ALT−HT*α) …数式2
ステップS39では、ステップS38で計算された差分画像STをディスプレイ60に表示する。
<ディスプレイにおける差分画像の表示例>
図4は、ディスプレイ60に表示された差分画像STの第一表示例である。サムネイル61は、高エネルギースペクトルの断層像HTであり、サムネイル62は、低エネルギースペクトルの断層像LTである。また、サムネイル63は、数式1により生成された差分画像STである。この差分画像STは、ヨード造影剤のCT値が0となった等価画像である。
サムネイル63の下には、第1重み付け係数αを入力できる操作スライダー64が表示されている。操作スライダー64は、1から3までの範囲でスライダのボタンを操作することができ、また、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤のCT値を0とする等価画像がどの位置で設定できるかの指標として、[FAT:脂肪]、[Ca:カルシウム]、[Iodine:ヨード造影剤]と記載してある。その下には、空気領域などエネルギー吸収差がない部分を決めるしきい値を入力するしきい値入力ボックス65が設けられている。ただし、しきい値入力ボックス65には、−800から−1000までの数字しか入力できないように制限されている。しきい値入力ボックス65の下には、第2重み付け係数βを入力する第2重み付け係数ボックス66が設けられている。第2重み付け係数ボックス66も、1から3までの数字しか入力できないように制限されている。また、サムネイル63の右横には、正規化用操作スライダー67が設けられている。正規化用操作スライダー67を操作することによって、差分画像STの表示を全体的に広くしたり狭くしたりすることができる。これら操作スライダーの操作またはボックスへの入力は、操作者が、マウスまたはキーボード55を使って入力する。
図4のディスプレイ60では、操作者は、高エネルギースペクトルの断層像HTおよび低エネルギースペクトルの断層像LTを観察しながら、差分画像STを観察することができる。また、任意の第1重み付け係数αを入力しながら、差分画像STを観察することができるので、各種物質の等価画像を観察することができる。さらに差分画像STの空気領域を、高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTと同等の画像として表示することができる。
図5は、ディスプレイ60に表示された差分画像STの第二表示例である。サムネイル161は、差分画像STとして第一物質画像のCT値を0とする等価画像である。ディスプレイ60の右下に第1重み付け係数αを入力するボックス64−1に入力された値によって、第一物質画像が特定される。操作者がボックス64−1に[1.5]と入力したため、サムネイル161は、カルシウムのCT値を0とする等価画像を表示している。サムネイル162は、差分画像STとして第二物質画像のCT値を0とする等価画像である。ディスプレイ60の右下の第1重み付け係数αを入力するボックス64−2に入力された値によって、第二物質画像が特定される。操作者がボックス64−2に[1.1]と入力したため、サムネイル162は、脂肪のCT値を0とする等価画像を表示している。サムネイル163も同様で、第1重み付け係数αを入力するボックス64−3に入力された値によって、第三物質画像が特定される。操作者がボックス64−3に[2.0]と入力したため、サムネイル163に、ヨード造影剤のCT値を0とする等価画像が表示される。
また、図5には、差分画像STのサムネイルと比べて小さなサムネイル61およびサムネイル62が表示されている。サムネイル61には高エネルギースペクトルの断層像HTが表示され、サムネイル62には低エネルギースペクトルの断層像LTが表示されている。また、ディスプレイ60の右端に、被検体の断層像の体軸方向の位置を移動させることができるZ方向スライダーが設けられている。Z方向スライダーを移動させると、サムネイル161−163およびサムネイル61−62のZ方向の位置が移動し断層像の表示が変わる。
図5のディスプレイ60の表示では、操作者は、任意の第1重み付け係数αを複数入力しながら、複数の差分画像STを観察することができる。さらに被検体の断層像の体軸方向の位置を移動させながら、複数の差分画像STを観察することができる。
図6は、ディスプレイ60に表示された差分画像STの第三表示例である。図4と同様に、サムネイル61には高エネルギースペクトルの断層像HTが表示され、サムネイル62には低エネルギースペクトルの断層像LTが表示されている。そして、画像彩色部27は、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤と特定された画素を、それぞれ赤色、青色、緑色に彩色する。そして、画像合成部29が、高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTの一方の画像と彩色された画像とを合成する。これにより、サムネイル165は、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤が彩色された差分画像STを表示する。
サムネイル166は、差分画像STとして第四物質画像のCT値を0とする等価画像である。ディスプレイ60の右端に第1重み付け係数αを入力するボックス64−4に入力された値によって、第四物質画像が特定される。操作者がボックス64−1に[1.3]と入力したため、サムネイル166は、マグネシウムのCT値を0とする等価画像を表示している。画像彩色部27は、マグネシウムに関して、赤色、青色、緑色以外の色、たとえば黄色に彩色する。画像合成部29が、高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTの一方の画像と彩色された画像とを合成する。
なお、図4ないし図6において、エネルギースペクトルの断層像HTおよび低エネルギースペクトルの断層像LTの両方を表示していたが、少なくとも一方を表示してもよい。また、彩色画像を高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTの一方の画像に合成したが、高エネルギースペクトルの断層像HTおよび低エネルギースペクトルの断層像LTの平均画像に彩色した画像を合成しても良い。
本発明によれば、デュアルエネルギー法を有するX線断層撮影装置10にて取得された高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTに基づいて、注目部位の位置情報を損なうことなく、これらの合成画像を同一画面上で種々変化させながら表示できる。その結果、従来のように複数の画像を見比べる必要がなくなり、診断を効率化できる。なお、実施形態では、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤などに注目して説明したが、他の物質に注目しても良いことは言うまでもない。
本実施形態における画像再構成法は、従来公知のフェルドカンプ法による三次元画像再構成法でもよい。本実施形態では、特に特定のスキャン形式に限定されない。つまり、アキシャルスキャン、ヘリカルスキャン、可変ピッチヘリカルスキャン、ヘリカルシャトルスキャンの場合でも同様の効果を出すことができる。また、走査ガントリの傾斜について限定されない。すなわち、いわゆるチルト・スキャンの場合でも同様な効果を出すことができる。また、本実施形態を、生体信号、特に心拍信号に同期させて画像再構成する心拍画像再構成にも適用することができる。
本実施形態では、医用のX線CT装置を元に書かれているが、産業用X線CT装置または他の装置と組み合わせたX線CT−PET装置,X線CT−SPECT装置などにも利用できる。
本実施形態に係るX線CT装置10の構成を示したブロック図である。 X線断層撮影装置10の動作フローチャートである。 高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとに基づいて、差分した断層像STを得るフローチャートである。 ディスプレイ60に表示された差分画像STの第一表示例である。 ディスプレイ60に表示された差分画像STの第二表示例である。 ディスプレイ60に表示された差分画像STの第三表示例である。
符号の説明
20 … 画像処理装置、21 … 前処理部、23 … 画像再構成部、25 … 差分画像生成部、27 … 画像彩色部
51 … 高電圧・低電圧発生器、60 … ディスプレイ
61 … 高エネルギースペクトルの断層像HT、
62 … 低エネルギースペクトルの断層像LT
63,161,162,163,165,166 … 差分画像(デュアルエネルギー像)
64 … 第1重み付け係数α用操作スライダー
164 … Z方向スライダー
100 … ガントリ
101 … X線管
103 … X多列X線検出器
HB … 被検体

Claims (8)

  1. 第一エネルギースペクトルを有するX線と、前記第一エネルギースペクトルとは異なる第二エネルギースペクトルを有するX線とを被検体に投影するX線管と、
    前記被検体に投影された前記第一エネルギースペクトルのX線と前記第二エネルギースペクトルのX線とを検出するX線検出部と、
    前記第一エネルギースペクトルのX線と前記第二エネルギースペクトルのX線とに基づいて、第一画像と第二画像とを画像再構成する画像再構成手段と、
    前記第一画像および第二画像から、デュアルエネルギー像を生成するデュアルエネルギー像生成手段と、
    前記第一画像または第二画像の少なくとも一方と、デュアルエネルギー像とを表示するディスプレイと
    を有することを特徴とするX線断層撮影装置。
  2. 前記デュアルエネルギー像生成手段は、第一係数を積算した前記第二画像を前記第一画像から差し引くことにより、前記デュアルエネルギー像を作成し、
    前記ディスプレイは、前記第一係数を入力する入力部を表示することを特徴とする請求項1に記載のX線断層撮影装置。
  3. 前記入力部は、前記第一係数を所定の範囲で変更できる係数スライダーを含むことを特徴とする請求項2に記載のX線断層撮影装置。
  4. 前記デュアルエネルギー像生成手段は、前記第一エネルギースペクトルのX線と前記第二エネルギースペクトルのX線とによるエネルギー吸収差が少ない画素のCT値としきい値とを比較し、しきい値以下の前記第一画像の画素に対して、第二係数を積算することを特徴とする請求項2に記載のX線断層撮影装置。
  5. 前記デュアルエネルギー像生成手段は、前記デュアルエネルギー像に対して彩色することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線断層撮影装置。
  6. 前記デュアルエネルギー像生成手段は、前記第一係数の変化に応じて色を変えることを特徴とする請求項5に記載のX線断層撮影装置。
  7. 前記ディスプレイは、前記デュアルエネルギー像の正規化分布を変更できる分布スライダーを表示することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のX線断層撮影装置。
  8. 前記ディスプレイは、前記デュアルエネルギー像における前記被検体の体軸方向の位置を変更する位置スライダーを表示することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のX線断層撮影装置。

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