JP2008085988A - アンテナ及び携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なRFID通信を実現する。
【解決手段】RFID機能を有する携帯電子機器は、導体23を巻回した平面コイルによって構成されたRFID用アンテナ20を備えている。このRFID用アンテナ20は、強電磁界特性のRFIDに対応するループ径のループアンテナであり、その最内周コイル23以外のいずれかのコイルの一部を、最内周コイル23よりも内側に導入したアンテナパターンを有している。この場合において、最内周コイル23以外のいずれかのコイルを曲折または分岐して最内周コイル23よりも内側に導入することで、アンテナ中央部の磁界強度を補償し、微弱電磁界特性のRFIDであっても通信不能領域の発生しない良好な通信を実現する。
【選択図】図6

Description

本発明は、外部機器と電磁界信号を介して通信するRFID(Radio Frequency Identification)用のアンテナと、そのアンテナを搭載した携帯電子機器に関する。
携帯電話などの携帯電子機器にRFID機能を搭載することで、電子マネー機能などが実現されている。この場合、例えば、店舗などに備えられているリーダ/ライタや、鉄道の自動改札装置などに備えられているリーダ/ライタなどと、携帯電子機器との非接触通信によって決済などがおこなわれる。
このような、外部機器と電磁界信号を介して通信するRFIDを搭載した携帯電子機器では、RFID用のアンテナコイルが機器ケース内の電池収納部などに設けられていることが一般的である。
例えば、特許文献1には、無線通信モジュールを携帯電話の電池蓋に組み込んで一体とした構成が開示されており、アンテナコイルと、そのアンテナコイルに接続されたICチップ及び電磁シールド材とで構成された無線通信モジュールを、電池蓋の内側に一体で構成している。
また、特許文献2には、自動改札機との間で電磁界を使っての通信を行う場合のRFID装置であり、携帯電話の電池収納部に、RFIDのアンテナコイルが印刷された基板を設け、そのアンテナコイルを電池蓋側に配置している。具体的には、基板上にアンテナコイルが矩形の渦巻状のパターンで印刷されていて、アンテナコイルに接続されるICおよび共振用コンデンサが基板に実装されている。
また、特許文献3には、携帯電話において、RFIDのリーダ/ライタ又はタグのアンテナが、電池の外側に電池の面に平行に取付けられた構成や、アンテナがカバー用蓋に取付けられた構成を開示している。ここで、タグはいわゆるプリペイド型のカードに内蔵されたもので、渦巻き状に巻回されたアンテナコイルと、そのアンテナコイルに電気的に接続されカード所持者における固有の情報が記憶可能に構成されたICチップとを備える。
このような構成によって実現されるRFIDにおいては、通常、アンテナコイルのループで囲まれた面積(コイルループ面積)、すなわち、ループ径が大きいほど、通信距離特性が向上する特性がある。
このため、交通機関の自動改札機等で使用されているRFIDシステムでは、利用者がスムーズに通過できるよう、リーダ/ライタには、通信距離の長いアンテナ、すなわちループ径の比較的大きいアンテナが使用され、また、電子乗車券のアンテナにもループ径の比較的大きいものが使用されている。つまり、強電磁界となる特性を用いたRFIDシステムである。
他方、店舗などに設置される電子決済機等で使用されるRFIDシステムでは、誤接続を確実に防ぐために、リーダ/ライタに、通信距離の短いアンテナ、すなわちループ径の比較的小さいアンテナが使用され、また、電子財布(プリペイドカード)のアンテナもループ径の比較的小さいものが使用されている。つまり、微弱電磁界となる特性を用いたRFIDシステムである。
ここで、利用するRFIDシステム毎に異なるRFIDカードを用いるのであれば、システムによって求められるアンテナ特性が異なっていても問題はないが、RFID機能を携帯電子機器に搭載した場合、通常、アプリケーションの切替などによって複数種類のRFIDシステムを利用することができるため、複数のRFIDシステムに対応できるアンテナが必要となる。
しかしながら、RFIDに用いられている従来のアンテナコイルは、例えば、図14(a)および図14(b)に示すように、渦巻状に複数回巻回しただけの単純な構造であるため、前述した2種類のRFIDシステムの双方に対応させることが困難であった。
すなわち、自動改札機などのRFIDシステムに対応できるように、携帯電子機器に搭載するRFID用アンテナのループ径を大きくすると、店舗などでの電子マネー決済に用いられるリーダ/ライタと通信した場合に通信不良が発生することがある。
これは、ループアンテナにおいては、ループを形成している導体部分では磁界が発生するが、導体の無いループ中心付近では磁界強度が低くなる。ここで、携帯電子機器側のループアンテナのループ径が、リーダ/ライタ側のループアンテナのループ径よりも大きい場合、リーダ/ライタのアンテナに対応する位置には、携帯電子機器のループアンテナの中心部分が近接することになる。この場合、ループアンテナの中心部分は磁界強度が低いため両者間を交差する磁束量は少なくなってしまう。
ここで、RFIDでは負荷変調方式を用いているので、磁束量が少ないと負荷変調信号が弱くなり、いわゆる近接Nullと呼ばれる通信不能領域が発生する。このような通信不能領域が発生すると、携帯電子機器を電子決済機にかざしても通信できない事態が生じる。
特開2003−67692号公報(段落0035、0036、図2) 特開2004−227046号公報(段落0022、0026、0027、図1、図2、図3) 特開2004−320571号公報(請求項1、2、段落0017、0018、図1、図3、図4)
本発明の課題は、RFIDシステムにおいて、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるアンテナ及び携帯電子機器を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるアンテナは、
導体を巻回した平面コイルによって構成されたループアンテナであって、
前記巻回した導体で最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を、前記最内周となるコイルよりも内側に導入したアンテナパターンを有する、
ことを特徴とする。
上記アンテナにおいて、
前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を曲折させて、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有していることが望ましい。
上記アンテナにおいて、
前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を分岐させて、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有していることが望ましい。
上記アンテナにおいて、
前記ループアンテナは、RFID用のアンテナであり、強電磁界特性のRFIDに対応するループ径で形成されていることが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる携帯電子機器は、
RFID機能を有する携帯電子機器であって、
導体を巻回した平面コイルによって構成された、前記RFID機能に用いるためのアンテナを備え、
前記アンテナは、強電磁界特性のRFIDに対応するループ径のループアンテナであり、前記巻回した導体で最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を、前記最内周となるコイルよりも内側に導入したアンテナパターンを有する、
ことを特徴とする。
上記携帯電子機器において、
前記アンテナは、前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を曲折させて前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有していることが望ましい。
上記携帯電子機器において、
前記アンテナは、前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を分岐させて前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有していることが望ましい。
上記携帯電子機器において、
前記アンテナは、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した部分が、前記携帯電子機器内部の金属部材に近接する位置に形成された前記アンテナパターンを有することが望ましい。
本発明によれば、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
ここでは、本発明にかかる携帯電子機器を、折りたたみ式携帯電話機として実施する場合を例に以下説明する。本実施形態にかかる携帯電話機100は、基本機能である音声通話機能の他、所定のリーダ/ライタと無線通信をおこなうことで、電子マネーなどを用いた決済をおこなうためのRFID(Radio Frequency Identification)機能を有しているものとする。
本実施形態にかかる携帯電話機100の構成を、図面を参照して以下説明する。図1は、本実施形態にかかる折りたたみ式携帯電話機100が開いた状態の外観を示す。図示するように、本実施形態にかかる携帯電話機100は、第1の筐体1と第2の筐体2がヒンジ部3を介して互いに折りたたみ自在に連結して構成されている。
ここで、第1の筐体1には、各種キーなどから構成された操作部4や通話用マイク等が備えられている。また、第2の筐体2には、メイン表示部5や通話用スピ−カ等が備えられている。
図2は、図1に示した携帯電話機を折りたたんだ状態における第1の筐体1の裏面側の外観を示す図であり、図中の矢印が示す方向CLは、第1の筐体1の裏面側に構成されているスライド式電池蓋8の閉方向を示し、方向OPは電池蓋8の開方向を示している。
図3は、図2に示した1点鎖線X−X’における携帯電話機100の断面を示す断面図である。図示するように、第1の筐体1内には、回路基板6、バッテリパック7等が収納されている。バッテリパック7は、回路基板6を挟んで操作部4と反対側に配置され、電池蓋8で覆われている。なお、第2の筐体2には、サブ表示部9等が設けられている。サブ表示部9は、メイン表示部5と反対側に配置されている。
図4は、第1の筐体1の内部構造を示す分解斜視図である。図示するように、第1の筐体1は、下ケース11、上ケース12及び中ケース13を組み付けることで構成されている。
下ケース11および上ケース12は、例えば、樹脂製の外装ケースであり、中ケース13は、例えば、マグネシウム合金などの金属製フレーム部材である。そして、第1の筐体の底面側の外装部分を構成する下ケース11と、第1の筐体の操作面側の外装部分を構成する上ケース12とを、中ケース13を包含するように組み付けることで第1の筐体1が構成される。
このような構成の第1の筐体1において、下ケース11には、携帯電話機100の動作電源となるバッテリパック7を収納するための開口部(電池収納用開口部)が形成されている。携帯電話機100が使用される際、下ケース11の電池収納用開口部からバッテリパック7が挿入されることで、バッテリパック7は中ケース13に保持されることになる。
よって、電池蓋8は、下ケース11の電池収納用開口部を覆うように、下ケース11と脱着可能に構成されている。このため、下ケース11の電池収納用開口部の周囲には、電池蓋8を係止するための、複数の係止凹部41、42、43、44、45が形成されている。
中ケース13には、RFID用回路を含む各種回路を実装した回路基板6が固定される他、電池蓋8と回路基板6とを電気的に接続するための接点バネ27a,27bが構成されている。
また、第1の筐体には、例えば、図4に示すように、側面部にサイドキー14,15などが構成されている。このようなサイドキーの押下に応じた信号を回路基板6に伝達するためのキーシート(不図示)が第1の筐体内に配置される。この場合、各サイドキー14,15の端子部にキーシートの端子部を接触させるためのキーシート支持部13’が構成される。本実施形態では、金属製の中ケース13の一部を突出させることで、キーシート支持部13’が構成されているものとする。
ここで、図4に示すように、本実施形態では、電池蓋8の内側面に、RFID用アンテナ20及び電波吸収シート31が構成される。このような電池蓋8の詳細を、図5(a)および図5(b)を参照して説明する。
図5(a)は、電池蓋8の内側面に構成されるRFID用アンテナ20と電波吸収シート31を説明するための斜視図であり、図5(b)は、RFID用アンテナ20と電波吸収シート31が電池蓋8の内側面に貼り付けられた状態を示す斜視図である。
図5(a)に示すように、電池蓋8の内側面の周辺部には、下ケース11の電池収納用開口部の周囲に設けられた係止凹部41、42、43、44、45(図4参照)のそれぞれと係合することで電池蓋8を下ケース11に係止するための係止凸部81、82、83、84、85が設けられている。
また、電池蓋8の内側面の中央部には、RFID用アンテナ20及び電波吸収シート31が貼り付けられるようになっている。RFID用アンテナ20は、例えば、導体パターンによりアンテナコイルを形成したフレキシブル基板により構成されている。このRFID用アンテナ20の一方の面には、フェライトシートによる電波吸収シート31が両面接着テープなどによって貼り付けられ、他方の面が電池蓋8の内側面に両面接着テープなどによって貼り付けられている。
RFID用アンテナ20には、図5(a)に示すように、一対のアンテナ端子22aおよび22bが突出して構成されている。このようなRFID用アンテナ20が電池蓋8に接着されると、図5(b)に示すように、電池蓋8に構成されている一対の蓋側端子86a,86bに接する。ここでは、アンテナ端子22aが蓋側端子86aに接し、アンテナ端子22bが蓋側端子86bに接する。
蓋側端子86a,86bは、電池蓋8の辺部において、下ケース11に向かって突出して構成されている端子台87a,87bそれぞれの上面部を覆う金属部材で構成されている。この端子台87a,87bは、電池蓋8が第1の筐体1に係止された際、図4に示す係止凹部43,44の付近に形成されている切欠部を通じて中ケース13の接点バネ27a,27bに達する。これにより、端子台87aに構成されている蓋側端子86aが接点バネ27aと接し、端子台87bに構成されている蓋側端子86bが接点バネ27bと接するので、電池蓋8に形成されているRFID用アンテナ20と第1の筐体1内の回路基板6とが電気的に接続される。
次に、電池蓋8に実装されるRFID用アンテナ20のアンテナパターンについて説明する。
本発明にかかるRFID用アンテナのアンテナパターンを説明する前に、従来の一般的なRFID用アンテナのアンテナパターンを、図14(a)および図14(b)を参照して説明する。図14(a)は、従来のRFID用アンテナを示す平面図であり、図14(b)は、その導体コイル(アンテナパターン)を示した斜視図である。
図14(a)および図14(b)に示すように、携帯電話機に実装される従来のRFID用アンテナは、例えば、実装される電池蓋の形状などに応じて、アンテナコイルを平行に巻回した平面コイルによるループアンテナによって構成されている。
このような、携帯電話機100に搭載されるRFID用アンテナは、所定のリーダ/ライタとの間で、負荷変調方式による近距離無線通信をおこなうために用いられる。本実施形態では、例えば、鉄道の自動改札機に搭載されているリーダ/ライタと通信することで、運賃決済をおこなうRFIDシステム(以下、「改札用RFID」とする)や、店舗のレジに連動したリーダ/ライタと通信することで、商品購入の決済をおこなうRFIDシステム(以下、「レジ用RFID」とする)などに用いられるものとする。
ここで、リーダ/ライタ側にもループアンテナが用いられているが、このようなループアンテナでは、ループで囲まれた面積、すなわち、コイルループ面積が大きいほど強電磁界特性となり、通信距離特性が向上する特性がある。
改札用RFIDでは、利用者がスムーズに通過できるよう、比較的長い通信距離特性が求められる。このため、改札用RFIDでは、コイルループ面積(ループ径)が比較的大きいループアンテナを用いた強電磁界用リーダ/ライタが用いられている(強電磁界RFID)。
一方、レジ用RFIDでは、誤接続を防止するため、比較的短い通信距離特性が求められる。このため、レジ用RFIDでは、コイルループ面積(ループ径)が比較的小さいループアンテナを用いた微弱電磁界用リーダ/ライタが用いられている(微弱電磁界RFID)。
本実施形態では、携帯電話機100のRFID機能によって、上述した強電磁界用リーダ/ライタと微弱電磁界用リーダ/ライタの双方とRFID通信できることを想定する。
ここで、携帯電話機100に搭載するRFIDアンテナを、微弱電磁界用リーダ/ライタのアンテナループ径に合わせると、改札用RFIDで必要となる通信距離特性を得ることができない。よって、図14(a)および図14(b)に示した従来のRFID用アンテナのループ径は、強電磁界RFIDに対応したループ径で構成されているものとする。
なお、以下に示す本発明の各実施形態にかかるRFID用アンテナは、図14(a)および図14(b)に示した従来のRFID用アンテナを基本的な構成として有する。よって、本発明の各実施形態にかかるRFID用アンテナは、改札用RFIDなどの強電磁界RFIDに対応するループ径を有していることになる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1にかかるRFID用アンテナ20を、図6(a)および図6(b)を参照して説明する。図6(a)は、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の構成を示す平面図であり、図6(b)は、図6(a)に示したRFID用アンテナ20の導体コイル23を示した斜視図である。
本実施形態にかかるRFID用アンテナ20は、図6(a)に示すように、ベースフィルム21と、アンテナ端子22a,22bと、導体コイル23、とから構成されている。
ベースフィルム21は、電池蓋8の形状や大きさに合わせた形状のフレキシブル基板などから構成される。図6(a)に示すように、ベースフィルム21は中心部を開口した形状となっており、このようなベースフィルム21の片面上に導体パターンが渦巻状に形成されることでループアンテナが形成される。すなわち、ベースフィルム21の開口部の大きさは、RFID用アンテナ20に求められるループ径の大きさに基づいている。
導体コイル23は、例えば、導体となる金属製の導線によって構成され、一方のアンテナ端子22aから他方の端子22bへ同一面上を直線的に巻回した平面コイルによって構成される。
本実施形態では、図6(a)に示すように、アンテナ端子22aからの導線が最外周となるように巻回し、最内周となる導線がアンテナ22bに接続される導体パターンであるものとする。この場合において、導体コイル23はn回巻回しているものとし、導体コイル23の最外周部分(1周目)を最外周コイル23、最内周部分を最内周コイル23とする。ここまでに示したRFID用アンテナ20の基本的な構成は、本発明にかかる各実施形態で共通とする。
ここで、本実施形態にかかる導体コイル23は、図6(a)および図6(b)に示すように、最外周コイル23の一部(例えば、直線部分)を曲折させることで、部分的に最内周コイル23より内側に導入した曲折部231Dが形成されたアンテナパターンであることを特徴とする。
このような導体コイル23が形成されたRFID用アンテナ20の特性を、図7(a)〜図7(c)を参照して説明する。
図7(a)は、図6(b)に示した1点鎖線A−A’における電流分布と磁界強度を示す図である。
ここで、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性と、従来のRFID用アンテナの特性を比較するため、図14(a)および図14(b)に示す構成の、従来のRFID用アンテナの特性を図7(b)に示す。すなわち、図7(b)は、図14(b)に示した1点鎖線Z−Z’における電流分布と磁界強度を示す図である。
図7(a)に示した本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性を重ねて示したのが図7(c)である。図7(c)においては、点線が従来のRFID用アンテナの特性を示し、実線が本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性を示している。
本実施形態にかかるRFID用アンテナ20は、最内周コイル23よりも内側を通る曲折部231Dが形成されているので、図7(c)でハッチングによって示すように、RFID用アンテナ20の中心部での磁界強度が従来のRFID用アンテナよりも高い。
上述したように、本実施形態にかかる携帯電話機100に搭載されるRFID用アンテナは、強電磁界RFIDに対応した比較的大きいループ径を有しているので、アンテナ全体の中心部分での磁界強度が低くなる特性がある。このようなRFID用アンテナを、ループ径の比較的小さなループアンテナを用いている微弱電磁界用リーダ/ライタに近接させた場合、両者間を交差する磁束が少なくなる。この結果、負荷変調信号が弱くなり、いわゆる近接Nullと呼ばれる通信不能領域が発生してしまう。
本実施形態にかかるRFID用アンテナ20によれば、図7(c)に示すように、中心部分の磁界強度が従来のRFID用アンテナよりも高くすることができるので、微弱電磁界用リーダ/ライタに近接させた場合でも、アンテナ中心部の磁界強度が補償され、両者間を交差する磁束量が低下しない。
つまり、アンテナのループ径が小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの間でインピーダンス不整合が生じて電磁結合が弱くなることによる通信不能領域(近接Null)の発生が減少する。
従って、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。すなわち、自動改札機などで使用されている、例えば、通信距離が10〜20cmの強電磁界用リーダ/ライタとだけでなく、電子決済機などで使用されている、例えば、通信距離が5cm未満の微弱電磁界用リーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。
(実施形態2)
実施形態1では、RFID用アンテナ20の導体コイル23を、最外周コイル23を曲折させることで、アンテナ中心部の磁界強度を補償する曲折部231Dを構成したが、最外周コイル23以外の部分を曲折させるようにしてもよい。
この場合のRFID用アンテナ20と導体コイル23を、図8(a)および図8(b)に示す。図示するように、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20に形成されている導体コイル23は、最外周コイル23から1周分内側のコイル、すなわち、2周目のコイルである2周目コイル23の一部(例えば、直線部分)を曲折させることで、最内周コイル23よりも内側に導入した曲折部232Dが形成されたアンテナパターンを有することを特徴とする。
ここで、最外周コイル23を曲折させた実施形態1のRFID用アンテナ20は、図7(c)に示すように、従来のRFID用アンテナよりも中心部の磁界強度を高めることができたが、一方で、図9(a)でハッチングによって示すように、最外周コイル23付近、すなわち、ループアンテナの外縁部の磁界強度は、従来のRFID用アンテナよりも低くなってしまう。これは、最外周コイル23を部分的に曲折させたため、最外周コイル23のパターンが部分的に無くなっており磁界が発生しないからである。
上述したように、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20は、強電磁界用リーダ/ライタに用いられるループアンテナに合わせた比較的大きなループ径としているが、ループアンテナを形成している導体コイル23の最外周コイル23を部分的に曲折した実施形態1の構成では、その分ループの大きさが小さくなったこととほぼ同じことになる。よって、改札用RFIDなどの通信距離特性が求められる強電磁界RFIDシステムに使用した場合、通信距離特性が低下してしまう場合がある。
これに対し、本実施形態にかかる導体コイル23は、最外周コイル23ではない2周目コイル23を曲折させているので、最外周コイル23のパターンが残っている。このような導体コイル23を用いたRFID用アンテナ20の特性を図9(b)に示す。図9(b)は、図8(b)に示した1点鎖線B−B’における電流分布と磁界強度を示す図である。
このような本実施形態にかかるRFID用アンテナ20と特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示したのが図9(c)である。図9(c)において、点線が従来のRFID用アンテナの特性を示し、実線が本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性を示す。
ここで、図9(c)でハッチングによって示すように、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20によれば、中心部分の磁界強度を従来のRFID用アンテナより高くできるだけでなく、アンテナ外縁部の磁界強度も従来のRFID用アンテナより高くすることができる。
すなわち、中心部分の磁界強度が低いことによって生じる、微弱電磁界用リーダ/ライタとの通信時における通信不能領域の発生を防止できるだけでなく、強電磁界用リーダ/ライタとの通信時に求められる通信距離特性も維持することができる。
従って、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。
(実施形態3)
実施形態1および実施形態2では、導体コイル23の一部を曲折させることで、アンテナ中心部の磁界強度を補償する構成としたが、導体コイル23の一部(例えば、直線部分)から分岐させることで、中心部分の磁界強度を補償する導体パターンを形成するようにしてもよい。
本実施形態では、一例として、導体コイル23の最外周コイル23から分岐させる構成を、図10(a)および図10(b)を参照して説明する。図10(a)は、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20を示す平面図であり、図10(b)は、本実施形態にかかる導体コイル23を示す斜視図である。
図10(a)および図10(b)に示すように、本実施形態にかかる導体コイル23は、最外周コイル23から分岐し、最内周コイル23より内側に導入されてから最外周コイル23に戻ることでバイパスするバイパス部231Sが形成されたアンテナパターンを有することを特徴とする。
このような構成の導体コイル23を用いたRFID用アンテナ20の特性を図11(a)に示す。図11(a)は、図10(b)に示した1点鎖線C−C’における電流分布と磁界強度を示す図である。
図11(a)に示した本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示したのが図11(b)である。図11(b)において、点線が従来のRFID用アンテナの特性を示し、実線が本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性を示している。
図11(b)でハッチングに示すように、本実施形態にかかる導体コイル23を用いたRFID用アンテナ20によれば、従来のRFID用アンテナよりも中心部分の磁界強度を高くすることができる。すなわち、微弱電磁界用リーダ/ライタに近接した際の磁束量不足による通信不能領域の発生を防止することができる。
このような効果は、上述した実施形態1および実施形態2でも得られたものであるが、実施形態1や実施形態2のように導体コイル23の一部を曲折させることで中心部分の磁界強度を補償するようにした場合、中心部分の磁界強度が必要以上に高くなってしまう場合がある。これは、曲折されたコイルの電流がそのまま最内周コイル23の内側を通るため、導体コイル23の電流量に応じた磁界強度が曲折部で発生するためである。
ここで、アンテナ中心部の磁界強度が低い場合、上述したように、微弱電磁界用リーダ/ライタとの間で交差する磁束量が低下して通信不能領域が発生するが、磁界強度が必要以上に高くても、微弱電磁界用リーダ/ライタとの通信時に通信不能領域が発生してしまうことがある。つまり、リーダ/ライタのアンテナとRFID用アンテナ20のそれぞれは共振回路として機能することで無線通信をおこなっているが、中心部分の磁界強度が必要以上に高いRFID用アンテナ20をリーダ/ライタに近接させた場合、両者間の磁気的結合が強くなりすぎ、互いの共振周波数がずれてしまう。この結果、所望する周波数の信号が効率よく送受信できなくなってしまい、概ね1mm以下程度の通信不能領域が発生する場合がある。
ここで、本実施形態にかかる導体コイル23の構成によれば、最外周コイル23から分岐したバイパス部231Sが最内周コイル23の内側を通っているので、最外周コイル23の電流が分流してバイパス部231Sに流れている。よって、導体コイル23の一部を曲折した場合ほどアンテナ中心部の磁界強度が高くなることがない。
このような特性を、図11(c)を参照して説明する。図11(c)は、図11(a)に示した本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性と、図7(a)に示した実施形態1にかかるRFID用アンテナ20の特性とを重ねて示したものである。つまり、最外周コイル23から分岐させた場合(本実施形態)と、最外周コイル23を曲折させた場合(実施形態1)とを比較したものであり、図11(c)において、点線が実施形態1にかかるRFID用アンテナ20の特性を示し、実線が本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性を示す。
本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の中心部分での磁界強度は、図11(b)に示したように、従来のRFID用アンテナよりも高いが、図11(c)に示すように、実施形態1にかかるRFID用アンテナ20よりは低くなっている。
加えて、本実施形態にかかる導体コイル23は、最外周コイル23からの分岐によってバイパス部231Sが形成されているので、最外周コイル23のパターンが残っている。これにより、図11(c)に示すように、アンテナ外縁部の磁界強度も、実施形態1にかかるRFID用アンテナ20より高くすることができる。
すなわち、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20によれば、微弱電磁界用リーダ/ライタと通信する際は、アンテナ中心部の磁界強度が低いことによって発生する通信不能領域を防止できるだけでなく、磁界強度が高すぎることによって発生する通信不能領域も防止することができる。また、強電磁界用リーダ/ライタと通信する際は、十分な通信距離特性を得ることができる。
従って、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。
(実施形態4)
実施形態3では、導体コイル23の最外周コイル23から分岐させる例を示したが、最外周コイル23以外のコイルの一部(例えば、直線部分)から分岐させるようにしてもよい。
この場合のRFID用アンテナ20と導体コイル23を、図12(a)および図12(b)に示す。図12(a)は、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20を示す平面図であり、図12(b)は、図12(a)に示した導体コイル23を示す斜視図である。
図示するように、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20に形成されている導体コイル23は、最外周コイル23から1周分内側のコイル、すなわち、2周目のコイルである2周目コイル23から分岐し、最内周コイル23より内側に導入してから2周目コイル23に戻ることでバイパスするバイパス部232Sが形成されたアンテナパターンを有することを特徴とする。
このような導体コイル23を用いたRFID用アンテナ20の特性を、図13(a)〜図13(c)を参照して説明する。
図13(a)は、図12(b)に示した1点鎖線D−D’における電流分布と磁界強度を示す図である。
本実施形態にかかる導体コイル23は、実施形態3で示した導体コイル23と同様に、分岐によるバイパス部が最内周コイル23よりも内側を通っているので、実施形態3と同様、アンテナ中心部の磁界強度が適度に補償されている。
ここで、図13(b)に、本実施形態と同様の分岐構造を特徴とした実施形態3にかかるRFID用アンテナ20の特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性を重ねて示す。図13(b)でハッチングによって示すように、実施形態3にかかるRFID用アンテナ20では、アンテナ外縁部の磁界強度が従来のRFID用アンテナより低下してしまう場合がある。
これは、最外周コイル23から分岐させた実施形態3の場合、最外周コイル23を流れる電流がバイパス部231Sに分流するため、最外周コイル23のパターンが残っていても、最外周コイル23の電流が相対的に低下してしまうためである。
これに対し、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20では、導体コイル23の2周目コイル23からバイパス部232Sを分岐させているので、最外周コイル23のパターンはそのまま残っている。よって、最外周コイル23には、十分な電流が流れているので、実施形態3のように、アンテナ外縁部で磁界強度が低下することがない。
図13(c)は、このような本実施形態にかかるRFID用アンテナ20の特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性を重ねて示したものである。図13(c)でハッチングによって示すように、本実施形態にかかるRFID用アンテナ20によれば、アンテナ外縁部での磁界強度を従来のRFID用アンテナよりも高めることができる。
つまり、微弱電磁界用リーダ/ライタとの通信時に通信不能領域を発生させない適度な磁界強度がアンテナ中心部で得られるとともに、強電磁界用リーダ/ライタとの通信時に求められる通信距離特性を得るのに十分な磁界強度をアンテナ外縁部で発生させることができる。
従って、アンテナのループ径が比較的大きい強電磁界用のリーダ/ライタとだけでなく、アンテナのループ径が比較的小さい微弱電磁界用のリーダ/ライタとの通信も確実に行えるようになる。
以上説明したように、本発明にかかる実施形態によれば、RFID用アンテナの導体コイルの一部を曲折または分岐させて最内周コイルよりも内側に導入することで、アンテナ中心部の磁界強度を補償することができるので、強電磁界用リーダ/ライタに対応するループ径のアンテナであっても、微弱電磁界用リーダ/ライタとの良好な通信をおこなうことができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、本発明にかかるRFID用アンテナによって得られる磁界強度特性は、上記各実施形態で示したように、曲折によるか分岐によるか、あるいは、どのコイルを曲折または分岐させるかによって変化する他、曲折部またはバイパス部を構成している導体の長さや位置によっても変化する。
また、RFID用アンテナに求められる特性は、実装される電池蓋の大きさや形状、実装される装置本体の内部構造などといった種々の条件によって異なる。したがって、本発明にかかるRFID用アンテナに形成する曲折部やバイパス部の長さや位置などを最適化することで、求められるアンテナ特性を容易に得ることができる。
この場合において、実施形態1および実施形態2で例示したような、アンテナの導体を曲折させる構造の場合、曲折部の長さや位置を変えるには、導体コイル全体の設計および製造が必要となるが、実施形態3および実施形態4で示したような分岐構造であれば、種々の長さや形状のバイパス部を用意して既存のループアンテナに付加すればよいので、RFID用アンテナの設計や製造における自由度が高く、好適な特性のアンテナをより容易に得ることができる。
なお、上記各実施形態で示した曲折部やバイパス部の長さ、形状、位置、および、曲折または分岐させるコイルをいずれとするか、などは一例であり、例示したものに限られるものではない。
ここで、RFID用アンテナが実装される装置の内部構造に応じて、曲折部やバイパス部の位置を設定することで、上述したような磁界強度特性以外の要因による通信距離特性の低下を防止することもできる。
例えば、図4に示したように、マグネシウム合金などの金属製中ケース13の一部を突出させることでキーシート支持部13’などが形成されているような場合、当該金属部分によって過電流が発生することがあり、この影響で通信距離が短くなることがある。このような場合に、RFID用アンテナの曲折部やバイパス部を、原因となる金属部と近接する位置に設ければ、当該金属部の周辺に流れる高周波電流を低減することができる。この結果、キーシート支持部13’などの金属部の周辺で発生する過電流も少なくなるので、通信距離を短くする悪影響を防止することができる。
なお、本発明にかかるRFID用アンテナの曲折部やバイパス部が形成されるコイルは何周目のコイルであってもよいが、最内周コイル以外のコイルであることが好ましい。つまり、最内周コイルはそれ自体がアンテナ中心部の磁界強度に影響するものであるから、このようなコイルに曲折部やバイパス部を設けても、アンテナ中心部における磁界強度の変化は少ない。よって、微弱電磁界用リーダ/ライタとの良好な通信をも実現するためにアンテナ中心部の磁界強度を補償するには、最内周コイル以外のコイルに曲折部やバイパス部を設けることが効果的となる。
なお、以上の実施形態においては、携帯電子機器として折りたたみ式携帯電話機としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、その他の携帯型の電子機器であっても良い。
また、実施形態では、電池蓋の内面にフレキシブル基板を設ける構成であるが、機器ケースの背面側を構成する背面ケース(下ケース11)や背面カバーの内面等、他のケース部材の内面や表面に設ける構成でも良い。
本発明の実施形態にかかる折りたたみ式携帯電話機を開いた状態の外観を示す図である。 図1の携帯電話機を折りたたんだ状態での第1の筐体の裏面側を示す図である。 図2に示した1点鎖線X−X’における携帯電話機の内部構造を示す断面図である。 第1の筐体の内部構造を示す分解斜視図である。 (a)は、電池蓋とアンテナ及び電波吸収シートの貼り付け例を示す分解斜視図であり、(b)は、アンテナ及び電波吸収シートを貼り付けた後の電池蓋を示した斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態1にかかるRFID用アンテナの構成を示した平面図であり、(b)は、(a)に示したRFID用アンテナの導体コイルを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態1にかかるRFID用アンテナの特性として、図6(b)に示した1点鎖線A−A’における電流分布と磁界強度を示した図であり、(b)は、従来のRFID用アンテナの特性として、図14に示す1点鎖線Z−Z’における電流分布と磁界強度を示した図であり、(c)は、(a)に示した実施形態1にかかるRFID用アンテナの特性と、(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図である。 (a)は、本発明の実施形態2にかかるRFID用アンテナの構成を示した平面図であり、(b)は、(a)に示したRFID用アンテナの導体コイルを示す斜視図である。 (a)は、図7(a)に示した実施形態1にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図であり、(b)は、本発明の実施形態2にかかるRFID用アンテナの特性として、図8(b)に示した1点鎖線B−B’における電流分布と磁界強度を示した図であり、(c)は、(b)に示した実施形態2にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図である。 (a)は、本発明の実施形態3にかかるRFID用アンテナの構成を示した平面図であり、(b)は、(a)に示したRFID用アンテナの導体コイルを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態3にかかるRFID用アンテナの特性として、図10(b)に示した1点鎖線C−C’における電流分布と磁界強度を示した図であり、(b)は、(a)に示した実施形態3にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図であり、(c)は、(a)に示した実施形態3にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(a)に示した実施形態1にかかるRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図である。 (a)は、本発明の実施形態4にかかるRFID用アンテナの構成を示した平面図であり、(b)は、(a)に示したRFID用アンテナの導体コイルを示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態4にかかるRFID用アンテナの特性として、図12(b)に示した1点鎖線D−D’における電流分布と磁界強度を示した図であり、(b)は、図11(a)に示した実施形態3にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図であり、(c)は、(a)に示した実施形態4にかかるRFID用アンテナの特性と、図7(b)に示した従来のRFID用アンテナの特性とを重ねて示した図である。 (a)は、従来のRFID用アンテナの構成を示した平面図であり、(b)は、図(a)に示したRFID用アンテナの導体コイルを示す斜視図である。
符号の説明
100…携帯電話機、1…第1の筐体、2…第2の筐体、3…ヒンジ部、4…操作部、5…メイン表示部、6…回路基板、7…バッテリパック、8…電池蓋、9…サブ表示部、11…下ケース、12…上ケース、13…中ケース、13’…キーシート支持部、14…サイドキー、15…サイドキー、20…RFID用アンテナ、21…ベースフィルム、22a…アンテナ端子、22b…アンテナ端子、23…導体コイル、23…最外周コイル、23…2周目コイル、23…最内周コイル、231D…曲折部、232D…曲折部、231S…バイパス部、232S…バイパス部

Claims (8)

  1. 導体を巻回した平面コイルによって構成されたループアンテナであって、
    前記巻回した導体で最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を、前記最内周となるコイルよりも内側に導入したアンテナパターンを有する、
    ことを特徴とするアンテナ。
  2. 前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を曲折させて、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を分岐させて、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記ループアンテナは、RFID用のアンテナであり、強電磁界特性のRFIDに対応するループ径で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ。
  5. RFID機能を有する携帯電子機器であって、
    導体を巻回した平面コイルによって構成された、前記RFID機能に用いるためのアンテナを備え、
    前記アンテナは、強電磁界特性のRFIDに対応するループ径のループアンテナであり、前記巻回した導体で最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を、前記最内周となるコイルよりも内側に導入したアンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  6. 前記アンテナは、前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を曲折させて前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記アンテナは、前記最内周となるコイル以外のいずれかのコイルの一部を分岐させて前記最内周となるコイルよりも内側に導入した前記アンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  8. 前記アンテナは、前記最内周となるコイルよりも内側に導入した部分が、前記携帯電子機器内部の金属部材に近接する位置に形成された前記アンテナパターンを有する、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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