JP3528367B2 - リーダ・ライタ用アンテナ - Google Patents

リーダ・ライタ用アンテナ

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JP3528367B2
JP3528367B2 JP27697895A JP27697895A JP3528367B2 JP 3528367 B2 JP3528367 B2 JP 3528367B2 JP 27697895 A JP27697895 A JP 27697895A JP 27697895 A JP27697895 A JP 27697895A JP 3528367 B2 JP3528367 B2 JP 3528367B2
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正弘 藤本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10009Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves
    • G06K7/10316Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves using at least one antenna particularly designed for interrogating the wireless record carriers
    • G06K7/10336Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves using at least one antenna particularly designed for interrogating the wireless record carriers the antenna being of the near field type, inductive coil
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • H01Q7/04Screened antennas
    • H04B5/26

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、質問器と応答器と
の間で電磁誘導により近距離通信を行う非接触式データ
キャリアシステムの質問器に使用するループアンテナに
関する。さらに詳しくは、本発明は、質問器から応答器
に送信信号を送信すると共に、質問器で応答器からの返
信信号を受信するために使用するループアンテナであっ
て、応答器からの返信信号を検出する場合に、質問器か
らの送信信号が検出されないようにし、それにより返信
信号の検出を容易化し、読取りの信頼度を向上させるル
ープアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、質問器と応答器との間で電磁誘導
により近距離通信を行う非接触式データキャリアシステ
ムが注目され、急速に普及しつつある。例えば、自動改
札や入退室管理システム等において、質問器としてリー
ダ・ライタを使用し、応答器としてICカードやIDカ
ード等のカードを使用する非接触情報カードシステムが
使用されている。
【0003】この非接触式データキャリアシステムで
は、質問器は、応答器に情報を送信しあるいはさらに電
力を供給するために、数百K〜数MHz程度の周波数の
電磁波を応答器に送信し、それと同時に応答器からの返
信信号を受信し、検出する。この場合、質問器には、通
常、応答器に信号あるい電力を送信する送信用アンテナ
と応答器からの返信信号を受信する受信用アンテナとの
兼用アンテナとして、一つのループアンテナが設けられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非接触式データキャリアシステムでは、質問器で応答器
からの返信信号を受信し、検出する際に、その質問器の
ループアンテナ端子には、応答器からの返信信号だけで
なく、当該質問器が応答器に向けて送出した送信信号も
現れる。この場合、通信距離(即ち、質問器と応答器と
の距離)が大きい程、質問器から応答器に送出する送信
信号の強度が強くなるので、質問器のループアンテナ端
子に現れる送信信号と返信信号との比は通信距離が大き
くなるほど大きくなり、通常、質問器のループアンテナ
端子に現れる送信信号は、本来検出すべき返信信号に比
して100〜10万倍程度も強い。このため、質問器の
ループアンテナ端子には、受信のためには有害で強烈な
不用信号の中に微弱な返信信号が現れることとなってい
た。しかも、質問器のループアンテナ端子で応答器から
の返信信号を受信する際に不用に受信される送信信号の
受信強度は、質問器のループアンテナの作製時のばらつ
きや共振容量のばらつきのために一定しない。さらには
温度変動などによりループアンテナのインダクタンス、
キャパシタンス、Q等が変化するために、応答器からの
返信信号を受信する際のループアンテナ端子での不用波
のレベルも時々刻々変化する。したがって、質問器のル
ープアンテナで応答器からの返信信号を受信し、正確に
検出することが非常に困難であり、データの読取りの信
頼度を確保することが容易でないという問題があった。
またそれゆえに、返信信号を読み取るための回路が複雑
で高価なものになるという問題もあった。
【0005】なおこのような問題は、質問器に、送信用
アンテナと受信用アンテナとの兼用アンテナとして一つ
のループアンテナを設けた場合だけでなく、送信用アン
テナと受信用アンテナとを別個に設けた場合でも、従
来、同様に生じていた。すなわち、単に質問器に送信用
アンテナと受信用アンテナとを別個に設けても、送信用
アンテナと受信用アンテナとの間には結合が起こり、送
信用アンテナからの送信信号は直接的に受信用アンテナ
に誘起されるので、受信用アンテナ端子には不用な送信
信号が高いレベルで現れることとなる。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決しようとするものであり、質問器と応答器との間で
電磁誘導により近距離通信を行う非接触式データキャリ
アシステムにおいて、質問器のアンテナで応答器からの
返信信号を受信する際に、質問器から応答器に送信した
送信信号が質問器のアンテナ端子に現れないようにし、
それにより応答器からの返信信号の検出を容易化し、読
取りの信頼度を向上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、質問器と応答器からなる非接触式データ
キャリアの質問器のリーダ・ライタ用アンテナにおい
て、質問器のリーダ・ライタ用アンテナが応答器に信号
を送信する送信用アンテナと応答器からの信号を受信す
る受信用アンテナとからなり、該受信用アンテナが、該
受信用アンテナと送信用アンテナとの磁界結合により該
受信用アンテナに互いに逆極性の磁界が誘起され、かつ
それら逆極性の磁界が互いに打ち消し合う位置に配され
ているループコイルからなることを特徴とするリーダ・
ライタ用アンテナを提供する。
【0008】特に、このようなリーダ・ライタ用アンテ
ナであって、送信用アンテナが、互いに逆極性の磁界を
発生する少なくとも2つのループコイルからなり、これ
らループコイルから発せられた互いに逆極性の磁界によ
って受信用アンテナに誘起される磁界が互いに打ち消し
合うように受信用アンテナが配されており、かつこの場
合に、送信用アンテナから送出された磁界の磁界強度
が、通信エリアに比して通信エリア外で大きく減少する
ように、送信用アンテナの各ループコイルのループ径、
巻数、巻方向、電流の絶対値及び電流の位相差を選び、
又はこれらの少なくとも一つの要素がさらに精密に調整
されているもの、を提供する。
【0009】本発明のリーダ・ライタ用アンテナは、別
個に設けられた送信用アンテナと受信用アンテナとから
なっており、かつ、受信用アンテナは、この受信用アン
テナと送信用アンテナとの磁界結合により互いに逆極性
の磁界が誘起されると共に、それら逆極性の磁界が互い
に打ち消し合う位置に配されているループコイルからな
っているので、本発明のリーダ・ライタ用アンテナを設
けた質問器では、送信用アンテナから応答器に情報の送
信あるいは電力の供給を行う送信信号を送出している間
でも、受信用アンテナでは、送信用アンテナからの送信
信号が打ち消されるので、送信信号が受信用アンテナ端
子に現れることが防止される。したがって、受信用アン
テナでは応答器からの返信信号を容易に読み出すことが
可能となり、データの読取り信頼度も向上する。
【0010】特に、本発明のリーダ・ライタ用アンテナ
において、送信用アンテナとして互いに逆極性の磁界を
発生する少なくとも2つのループコイルを設け、これら
ループコイルから発せられた互いに逆極性の磁界によっ
て受信用アンテナに誘起される磁界が互いに打ち消し合
うようにし、さらにこの場合に、送信用アンテナから送
出された磁界の磁界強度が、通信エリアに比して通信エ
リア外で大きく減少するように、送信用アンテナの各ル
ープコイルのループ径、巻数、巻方向、電流の絶対値及
び電流の位相差の少なくとも一つの要素を選び、これら
を調整すると、通信エリア内では磁界強度を十分に高く
して良好な通信品質を確保しつつ、通信エリア外では磁
界強度を低減させ、近隣機器又は近隣通信系への干渉や
妨害を大きく抑制することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。なお、各図中、同一符号
は同一又は同等の構成要素を表している。
【0012】図1は、リーダ・ライタ用アンテナの一態
様の構成図である。このリーダ・ライタ用アンテナ1a
は、別個に設けられた送信用アンテナ2と受信用アンテ
ナ3とからなっている。このうち送信用アンテナ2は、
同一平面内に同軸状に形成された、多重円形の内側ルー
プコイル2aと一重円形の外側ループコイル2bとから
なり、内側ループコイル2aと外側ループコイル2bと
は、巻き方向が互いに逆向きとなるように一条のアンテ
ナ導体から成形されている。したがって、内側ループコ
イル2aと外側ループコイル2bとは、送信信号の送出
時に互いに逆極性の磁界を発生することとなる。
【0013】このような送信用アンテナ2は、例えば、
1本の導線を巻き回し、同図のような内側ループコイル
と外側ループコイルを成形することにより得ることがで
きる。あるいは、絶縁層上に銅箔等の導体層を有する基
板の当該導体層をエッチングすることにより形成しても
よい。
【0014】一方、受信用アンテナ3は、そのループ径
が、同図に示すように、送信用アンテナの内側ループコ
イル2aより大きく外側ループコイル2bよりも小さい
円形のループコイルからなり、内側ループコイル2a及
び外側ループコイル2bと略同軸状に配されている。こ
こで受信用アンテナ3のループ径や内側ループコイル2
a及び外側ループコイル2bに対する位置は、この受信
用アンテナ3と内側ループコイル2aとの相互インダク
タンスと、受信用アンテナ3と外側ループコイル2bと
の相互インダクタンスとが同じ大きさでかつ逆極性とな
り、これらが互いに打ち消し合うように適宜定める。具
体的には、例えば、受信用アンテナ端子に内側ループコ
イル2aから送信信号を送出することにより現れる端子
電圧と外側ループコイル2bから送信信号を送出するこ
とにより現れる端子電圧とが等しくなり、受信用アンテ
ナ端子の見掛上の端子電圧が0となるように受信用アン
テナ3のコイル定数やその位置を決定すればよい。な
お、この図1のリーダ・ライタ用アンテナ1aや後述す
るリーダ・ライタ用アンテナ1b(図2)、1c(図
3)、1d(図4)、1e(図7)、1f(図9)、1
g(図10)、1h(図11)、1i(図12)のよう
に、送信用アンテナ2及び受信用アンテナ3が構造上左
右又は上下に高い対称性を有している場合には、受信用
アンテナ3のループ径や送信用アンテナを構成する各ル
ープコイルに対する位置は、比較的容易に予測すること
ができる。
【0015】受信用アンテナ3の形成方法については、
上述の送信用アンテナと同様に、1本の導線を巻き回す
ことにより形成してもよく、あるいは基板のエッチング
により形成してもよい。特に、送信用アンテナ2を、両
面に導体層を有する両面基板の一方の導体層をエッチン
グすることにより形成する場合には、受信用アンテナ3
は両面基板の他面をエッチングすることにより形成する
ことが、作製工程を簡略化する点から好ましい。
【0016】以上のような送信用アンテナ2と受信用ア
ンテナ3からなるリーダ・ライタ用アンテナ1aを質問
器に備えることにより、質問器の受信用アンテナ3で応
答器からの返信信号を受信している間に、その質問器の
送信用アンテナ2(内側ループコイル2a及び外側ルー
プコイル2b)から応答器へ情報の送信あるいは電力供
給のために送信信号が送られていても、受信用アンテナ
3内では、送信用アンテナ2からの互いに逆極性の送信
信号が打ち消し合うので、受信用アンテナ3の端子に送
信信号により不用な電圧の発生することが大きく抑制さ
れる。したがって、受信用アンテナ3において、返信信
号を容易にかつ読取り信頼度高く検出することが可能と
なる。
【0017】また、このように送信用アンテナを構成す
る内側ループコイル2a及び外側ループコイル2bから
互いに逆極性の磁界を発生させる場合に、内側ループコ
イル2a及び外側ループコイル2bから発生する磁界を
合成したトータルの磁界強度が、通信エリアに比して通
信エリア外で大きく減少するように、各ループコイルを
調整することが好ましく、特に、送信用アンテナ2から
送出された磁界の磁界強度が、送信波長に比べて充分に
短い距離の範囲内で、送信用アンテナ2からの距離のn
乗(n>3)に反比例して減衰するように調整すること
が好ましい(特願平7−120810号の特許請求の範
囲参照)。これにより、通信エリア内では磁界強度を十
分に高くして良好な通信品質を確保しつつ、通信エリア
外では磁界強度を低減させ、近隣機器又は近隣通信系へ
の干渉や妨害を大きく抑制することが可能となる。
【0018】この場合の調整方法としては、各ループコ
イル2a、2bのループ径、巻数、巻方向、電流の絶対
値及び電流の位相差の少なくとも一つの要素を適宜調整
すればよい。また、図示していないが、微調整を容易に
するために内側ループコイル2a及び外側ループコイル
2bに可変インダクタンス、可変キャパシター又は可変
抵抗を接続してこれらを調整してもよく、また、ループ
コイルを基板上に形成する場合には、その基板上のルー
プコイルの周囲に金属箔等からなる調整用パターンを配
し、そのパターンの配置や面積を調整してもよい。
【0019】本発明のリーダ・ライタ用アンテナは、送
信用アンテナと受信用アンテナとを別個に設け、受信用
アンテナと送信用アンテナとの磁界結合によりその受信
用アンテナに逆極性の磁界が誘起され、かつ、それら逆
極性の磁界が互いに打ち消し合うように受信用アンテナ
を配する限り、種々の態様をとることができる。送信用
アンテナや受信用アンテナを構成する各ループコイルの
形状、巻数、個数、配置等について特に制限はない。
【0020】例えば、図1のリーダ・ライタ用アンテナ
1aでは、送信用アンテナ2を、送信信号の送出時に互
いに逆極性の磁界を発生する2つのループコイル2a、
2bから構成したが、図2に示すリーダ・ライタ用アン
テナ1bのように、送信用アンテナ2を単一のループコ
イルから構成してもよい。この場合、受信用アンテナ3
は、そのループ面が、送信用アンテナ2のループ面に対
して垂直になるように配すればよい。このとき、送信用
アンテナ2が送信信号の送出時に発生する磁束(図中破
線)であって、受信用アンテナ3に入る磁束のうち、送
信用アンテナ2のループ面の一方の面側の磁束2xと他
方の面側の磁束2yとが等量となるようにする。これに
より、受信用アンテナ3では、送信用アンテナ2が発生
した磁束2x、2yが互いに打ち消される。したがっ
て、送信信号により、受信用アンテナ3の端子に不用な
電圧の発生することが防止される。
【0021】また、図1のリーダ・ライタ用アンテナ1
aでは、送信用アンテナ2を、同一平面内に同軸状に形
成した、内側ループコイル2aと外側ループコイル2b
とから構成したが、図3に示すリーダ・ライタ用アンテ
ナ1cのように、送信用アンテナ2として、2つの別個
の円形のループコイル2a、2bを互いにループが重な
らないように併置させ、これらループコイル2a、2b
の双方の上に重なるように楕円形の受信用アンテナ3を
配してもよい。この場合、送信信号の送出時に2つのル
ープコイル2a、2bから互いに逆極性の磁界が発生す
るようにするためには、例えば、ループコイル2a、2
bに逆方向の電流が流れるようにアンテナ端子を接続す
ればよい。
【0022】図4(同図(a)平面図、同図(b)側面
図)のリーダ・ライタ用アンテナ1dは、送信用アンテ
ナ2として、その互いに逆極性の磁界を発生するループ
コイル2a、2bが隣接し、かつそれらの巻き方向が互
いに逆向きとなるように、一条のアンテナ導体を成形し
たものを設け、ループコイルからなる受信用アンテナ3
を、送信用アンテナの2つのループコイル2a、2bの
略中心に、その受信用アンテナ3のループ面が送信用ア
ンテナのループコイル2a、2bのループ面と平行にな
るように設けた例である。
【0023】この図4のような送信用アンテナ2は、例
えば、1本の導線を8の字状に引き回すことにより成形
することができる。あるいは、図5に示したように、絶
縁層を挟んで両面に導体層を有する両面基板4の片面に
図中実線で示したようなS字状の導体パターンをエッチ
ングにより形成し、他面に図中破線で示したようなS字
状の導体パターンをエッチングにより形成し、双方のパ
ターンをスルーホールh1 、h2 で接続することにより
形成してもよい。
【0024】なお、送信用アンテナ2を、互いに逆極性
の磁界を発生する2つのループコイルから形成する場合
に、これらループコイルを、図4あるいは前述の図1に
示したように、1本の導線を巻き回すことにより形成で
きる態様とするか、あるいは、図3のように別個の独立
的なループコイルから形成するかは、適宜定めることが
できるが、互いに逆極性の磁界が発生するように各ルー
プコイルを流れる電流の向きや位相を個別に設定する必
要がなく、送信用アンテナの設計が容易である点から
は、前者の方が好ましい。
【0025】図6は、図4の送信用アンテナ2が発生す
る磁力線の説明図である。同図のように、送信用アンテ
ナ2のループコイル2aから発生する磁界とループコイ
ル2bから発生する磁界とは逆極性である。そこで、こ
の送信用アンテナ2においても、前述の図1の送信用ア
ンテナと同様に、これらループコイル2a、2bから発
生する磁界のトータルの磁界強度が、通信エリアに比し
て通信エリア外で大きく減少するように、各ループコイ
ル2a、2bのループ径、巻数、電流の絶対値及び電流
の位相差の少なくとも一つの要素を適宜調整することが
好ましい。
【0026】また、図6に示したように、送信用アンテ
ナ2の2つのループコイル2a、2bの接点付近近傍で
は磁束密度が高くなる。そこで、図4に示したように、
この磁束密度が高くなる領域に、受信用アンテナ3のル
ープコイルをループコイル2a、2bのループ面と平行
に配した場合、受信用アンテナ3のループコイルには、
送信用アンテナのループコイル2a及びループコイル2
bからそれぞれ逆極性の電圧が強く誘起されることにな
る。ここで、図1の場合と同様に、受信用アンテナ3の
ループコイルと送信用アンテナのループコイル2aとの
相互インダクタンスと、受信用アンテナ3のループコイ
ルと送信用アンテナのループコイル2bとの相互インダ
クタンスとが同じ大きさでかつ逆極性となるように受信
用アンテナ3のループコイルのコイル定数を設定する
と、受信用アンテナ3ではこれらは互いに打ち消し合
う。よって、この態様においても、受信用アンテナ3の
端子において、送信信号による不用な電圧の発生を大き
く抑制することができる。
【0027】なお、図4の送信用アンテナの隣接する2
つのループコイル2a、2bの接点付近近傍では、上述
のように磁束密度が高くなるので、このような送信用ア
ンテナを使用することにより、応答器が質問器からの送
信信号を所定の受信感度で受信できるようにするために
必要とされる、応答器のアンテナの質問器の送信用アン
テナに対する角度範囲を大きく拡大することができる。
【0028】図7(同図(a)平面図、同図(b)側面
図)のリーダ・ライタ用アンテナ1eは、送信用アンテ
ナ2として、図4のリーダ・ライタ用アンテナ1dの送
信用アンテナと同様のものを設け、受信用アンテナ3
を、そのループ面が送信用アンテナのループコイル2
a、2bのループ面と垂直になるように設けた例であ
る。また、図8はこの場合の磁力線の説明図である。こ
のように受信用アンテナ3を設けた場合、前述の図2の
リーダ・ライタ用アンテナ1bと同様に、送信用アンテ
ナ2が送信信号の送出時に発生する磁束(図中破線)で
あって、受信用アンテナ3に入る磁束のうち、送信用ア
ンテナ2のループ面の一方の面側の磁束2xと他方の面
側の磁束2yとが等量となるようにすると、送信用アン
テナ2が発生した磁束2x、2yは、受信用アンテナ3
では互いに打ち消される。よって、この態様においても
受信用アンテナ3の端子に送信信号による不用な電圧が
発生することが大きく抑制される。
【0029】図9のリーダ・ライタ用アンテナ1fは、
その送信用アンテナ2を、図4のリーダ・ライタ用アン
テナ1dと同様に、一条のアンテナ導体を、巻き方向が
互いに逆向きのループコイルが隣接するように引き回
し、これにより、互いに逆極性の磁界を発生するループ
コイルが隣接するようにしたものであるが、ループコイ
ルとして3つのループコイル2a、2b、2cが一列に
隣接するようにしたものである。この場合、両端部の2
つのループコイル2a、2cの極性が同方向になり、こ
れらループコイル2a、2cと中央部のループコイル2
bとが逆極性となる。したがって、受信用アンテナ3の
ループコイルと送信用アンテナの両端部のループコイル
2a、2cとの相互インダクタンスと、受信用アンテナ
3のループコイルと送信用アンテナの中央部のループコ
イル2bとの相互インダクタンスとが同じ大きさでかつ
逆極性となるように受信用アンテナ3のループコイルの
コイル定数を設定する。これにより受信用アンテナ3
に、送信信号による不用な電圧が発生することを抑制で
きる。
【0030】図10のリーダ・ライタ用アンテナ1g
は、図9のリーダ・ライタ用アンテナ1fの送信用アン
テナ2の両端部のループコイル2a、2cを非円形に形
成したものである。このように、本発明で使用する送信
用アンテナ及び受信用アンテナのループコイルの形状
は、円形に限らず、種々の形状をとることができる。
【0031】図11のリーダ・ライタ用アンテナ1h
は、その送信用アンテナ2が、図9のリーダ・ライタ用
アンテナ1fと同様に3つのループコイル2a、2b、
2cが隣接し、かつ隣接するループコイルの巻き方法が
互いに逆向きになるようにしたものであるが、図9の送
信用アンテナ2に比して、図11のリーダ・ライタ用ア
ンテナ1hは両端部のループコイル2a、2cのループ
径を小さくし、中央部のループコイル2bの巻数を減ら
したものである。
【0032】また、図11のリーダ・ライタ用アンテナ
1hの受信用アンテナ3には、補助コイル3p、3qが
設けられている。この受信用アンテナ3のループコイル
が巻線コイルである場合には、その補助コイル3p、3
qを変形し、また、ループコイルが基板上の導体層をエ
ッチングによりパターニングしたものである場合には補
助コイル3p、3qのパターンを削ること等により、受
信用アンテナ3と送信用アンテナ2との相互誘導インダ
クタンスのバランスを精度よく調整することが可能とな
る。したがって、受信用アンテナ3には、相互誘導イン
ダクタンス調整用の補助コイル3p、3qを設けること
が好ましい。
【0033】図12のリーダ・ライタ用アンテナ1i
は、図1のリーダ・ライタ用アンテナ1aと同様に、送
信用アンテナ2が、同一平面内に同軸状に形成された、
内側ループコイル2aと外側ループコイル2bとからな
り、受信用アンテナ3のループコイルをこれら内側ルー
プコイル2aと外側ループコイル2bとに略同軸状に配
したものであるが、図11のリーダ・ライタ用アンテナ
1hと同様に、受信用アンテナ3に、受信用アンテナ3
と送信用アンテナ2との相互誘導インダクタンスのバラ
ンスを精度よく調整するための補助コイル3p、3q、
3r、3sを設けたものである。
【0034】なお、受信用アンテナ3と送信用アンテナ
2との相互誘導インダクタンスの調整方法としては、図
11や図12に示したように補助コイルを設ける他に、
送信用アンテナの各ループコイルあるいは受信用アンテ
ナのループコイルに、可変キャパシターや可変抵抗を接
続し、これを調整してもよく、また、ループコイルの周
囲に金属箔等を配し、その金属箔の配置や面積を調整す
ることにより行ってもよい。
【0035】以上のように、本発明のリーダ・ライタ用
アンテナは、基本的に送信用アンテナと受信用アンテナ
とからなり、好ましくは、送信用アンテナを、送信信号
の送出時に互いに逆極性の磁界を発生する少なくとも2
つのループコイルから構成したものである。そして、受
信用アンテナでは、送信用アンテナから送出された磁界
が打ち消し合うようにし、これにより受信用アンテナで
送信信号が検出されることを防止したものである。
【0036】さらに本発明では、このような基本的構成
に加えて、受信用アンテナにおいて送信用アンテナから
の送信信号が厳重に遮断されるように、種々の手段を設
けることができる。すなわち、受信用アンテナで送信用
アンテナからの磁界が打ち消し合うようにしても、受信
用アンテナと送信用アンテナとの静電結合による迷結合
容量が存在し、これにより漏洩電流が受信用アンテナに
流れる。図13は、このような漏洩電流の一般的な説明
図であり、送信用アンテナ2のコイルに矢印のように電
流が流れると、迷結合容量Cを通じて受信用アンテナ3
にも矢印のように電流が流れることを表している。
【0037】本発明では、迷結合容量Cの影響を大きく
抑制し、漏洩電流の問題を解消するために、例えば、迷
結合容量Cが大きく抑制されるように、受信用アンテナ
にバイファイラーチョークを設けたり、あるいは受信用
アンテナを静電シールドすることができる。
【0038】このうち、バイファイラーチョークを設け
る態様としては、例えば図14に示すように、受信用ア
ンテナ3のループコイルの後段にバイファイラーチョー
ク5を設け、バイファイラーチョーク5と受信回路本体
との間にマッチングトランス6を設けることができる。
この場合、バイファイラーチョークを構成する2つのコ
イルは同方向電流に対するインピーダンスを大きくする
ことが好ましく、このために、例えば、コイルの巻数を
多くしたり、コイルにフェライト等のコアを挿入するこ
とが好ましい。これにより、漏洩電流を大きく抑制し、
受信用アンテナ端子での漏洩電流による電圧降下をほぼ
解消することができる。これに対して、応答器からの返
信信号による電流は、バイファイラーチョークを逆方向
に流れることにより電圧降下が起きないので減衰しな
い。したがって、本来の目的信号は良好に検出すること
ができる。
【0039】一方、受信用アンテナを静電シールドする
態様としては、例えば図15のように受信用アンテナ3
にシールド線(又は同軸ケーブル)7を用い、シールド
外被7aを接続して接地することができる。この場合、
シールド線7の内部導体7bをアンテナとして使用す
る。また、シールド線7の一部7xでシールド外被7a
の一部を切除し、シールド外被7aにループが形成され
ないようにする。
【0040】また、図16のように導電性のパイプ材8
で受信用アンテナ3を覆い、このパイプ材を接地するこ
とによりシールドしてもよい。このパイプ材8は同図1
6(b)の断面図に示したように、絶縁材9で被覆した
アンテナ導体3aを覆うC字状のパイプからなり、一端
が接地されているものである。
【0041】図17(同図(a)上面図、同図(b)側
面図、同図(c)底面図)は、図1に示したようなリー
ダ・ライタ用アンテナに対し、その送信用アンテナ2と
受信用アンテナ3の対向するループ面にそれぞれ円板状
の送信アンテナ板10x、受信アンテナ板10yを配
し、この送信アンテナ板10xのループコイル2a、2
bと反対側の面にはアース板11x(図17(a)中、
ドットで塗りつぶした部分)を設け、受信アンテナ板1
0yのループコイルと反対側の面にもアース板11y
(図17(c)中、ドットで塗りつぶした部分)を設
け、さらにこれらアース板11xとアース板11yとの
間に絶縁板12を配し、アース板11x及びアース板1
1yを接地したものである。
【0042】図18(同図(a))は、図1に示したよ
うなリーダ・ライタ用アンテナの受信用アンテナのシー
ルドをより厳重に行うために、絶縁導線からなる送信用
アンテナ(内側ループコイル巻数3,外側ループコイル
巻数1)と受信用アンテナ(ループコイル巻数1)とそ
れぞれ銅製のシールド管13に収容し、シールドした例
である。また、同図(b)は、同図(a)のようにシー
ルド管13でシールドした送信用アンテナの内側ループ
コイル2aのA1 部分の拡大説明図であり、同図(c)
は内側ループコイル2aのB部分の拡大断面図である。
このように、このシールド管13は、A1 部分におい
て、導電性パイプ13aを絶縁体13bに矢印のように
両側から嵌合させ、導電性パイプ13aの導電ループが
閉じないようにしたものである。この内側ループコイル
のA1 部分に対応する送信用アンテナの外側ループコイ
ルのA2 部分及び受信用アンテナのA3 部分も同様に構
成されている。
【0043】
【実施例】
実施例1、比較例1 図1に示した態様の本発明のリーダ・ライタ用アンテナ
1aを作製した。この場合、送信用アンテナ2を構成す
る内側ループコイル2a及び外側ループコイル2bのコ
イル定数は表1のように設定した(実施例1)。
【0044】また、比較のために、送信用アンテナを単
一のループコイルから構成する以外は実施例1と同様に
してリーダ・ライタ用アンテナを作製した。この場合、
送信用アンテナのループコイルのコイル定数は表1のよ
うに設定し、目的距離15cmの位置での磁界強度が1
00dBμV/mとなるように電流を決めた。
【0045】
【表1】 半径(mm) 巻数(回) 電流(A) 実施例1 内側ループコイル2a: 50 3 1.5 外側ループコイル2b: 61.2 2 1.5 比較例1 単一ループコイル : 50.0 3 0.102 これらの送信用アンテナによる磁界強度分布、即ち、送
信用アンテナからの距離と磁界強度との関係をサーチコ
イルを用いて実測した。この結果を図19に示す。
【0046】図19から、比較例の送信用アンテナで
は、磁界強度がアンテナからの距離の3乗に逆比例して
緩やかに低下しているが、実施例1の送信用アンテナで
は、磁界強度はアンテナからの距離の5乗に逆比例し、
アンテナからの距離が大きくなるにしたがって急激に低
下している。したがって、通信エリアの磁界強度を大き
くし、かつ、通信エリア外では十分に磁界強度を低下さ
せ、近隣機器又は近隣通信系への干渉や妨害を大きく抑
制することが可能となる。
【0047】また、受信用アンテナのループコイルを1
回巻としてそのループ径を種々変化させた場合の、受信
用アンテナのループコイルと送信用アンテナの内側ルー
プコイルとの相互インダクタンスM(3-2a)、受信用アン
テナのループコイルと送信用アンテナの外側ループコイ
ルとの相互インダクタンスM(3-2b)、受信用アンテナの
ループコイルと、送信用アンテナとして内側及び外側の
ループコイルが逆極性となるようにこれらを直列に接続
し、これを1個の送信用コイルと見たときのこの送信用
アンテナのコイルとの相互インダクタンスM(3-2a,3-2
b) を求めた。この結果を図20に示す。
【0048】図20から、送信用アンテナの内側ループ
コイル2aが半径50mmで3回巻であり、外側ループ
コイル2bが半径61.2mmで2回巻であり、これら
が同一平面に同軸配置されている場合に、受信用アンテ
ナのループコイルを半径58.4mmで1回巻としたと
きにM=0となり、受信用アンテナと送信用アンテナと
の結合が無くなることがわかる(図中、矢印で示した箇
所)。したがって、受信用アンテナのコイル定数は、こ
の受信用アンテナと送信用アンテナとの結合が無くなる
点のコイル定数とすればよいことがわかる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、質問器と応答器との間
で電磁誘導により近距離通信を行う非接触式データキャ
リアシステムにおいて、質問器のアンテナで応答器から
の返信信号を受信する際に、質問器から応答器に送出し
た送信信号が質問器のアンテナ端子に現れないように
し、それにより応答器からの返信信号の検出を容易化
し、読取りの信頼度を向上させることができる。
【0050】さらに、本発明において、送信用アンテナ
として互いに逆極性の磁界を発生する少なくとも2つの
ループコイルを設け、これらループコイルのループ径、
巻数、巻方向、電流の絶対値及び電流の位相差の少なく
とも一つの要素を選び、これを適宜設定することによ
り、本来の通信エリア内では高い強度の磁界強度を有す
るが、アンテナからの距離が大きくなるにしたがって急
激に磁界強度が減少し、通信エリア外では確実に磁界強
度を所定の値以下とすることができる。
【0051】したがって、質問器から応答器へ送出する
磁界強度を、通信エリア内では良好な通信品質を確保す
るために十分に高くしつつ、通信エリア外では磁界強度
を低減させて近隣機器又は近隣通信系への干渉や妨害を
大きく抑制し、それと同時に、質問器で応答器からの返
信信号の検出する際に、質問器から応答器へ送出した送
信信号が不用に検出されることを抑制し、それにより応
答器からの返信信号の検出を容易化し、読取りの信頼度
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの一態様の
構成図である。
【図2】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態様
の構成図である。
【図3】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態様
の構成図である。
【図4】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態様
の構成図である(同図(a)平面図、同図(b)側面
図)。
【図5】本発明のリーダ・ライタ用アンテナに使用する
送信用アンテナの説明図である。
【図6】本発明のリーダ・ライタ用アンテナに使用する
送信用アンテナが発する磁力線と、それが受信用アンテ
ナに及ぼす作用の説明図である。
【図7】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態様
の構成図である(同図(a)平面図、同図(b)側面
図)。
【図8】本発明のリーダ・ライタ用アンテナに使用する
送信用アンテナが発する磁力線と、それが受信用アンテ
ナに及ぼす作用の説明図である。
【図9】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態様
の構成図である。
【図10】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態
様の構成図である。
【図11】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態
様の構成図である。
【図12】本発明のリーダ・ライタ用アンテナの他の態
様の構成図である。
【図13】送信用アンテナと受信用アンテナとの静電結
合による漏洩電流の説明図である。
【図14】漏洩電流を防止するバイファイラーチョーク
の説明図である。
【図15】漏洩電流を防止するためにシールド線を用い
て受信用アンテナをシールドする場合の説明図である。
【図16】漏洩電流を防止するためにパイプ材を用いて
受信用アンテナをシールドする場合の説明図である。
【図17】漏洩電流を防止するためにアース板を用いて
受信用アンテナをシールドする場合の説明図である。
【図18】漏洩電流を防止するためにシールド管を用い
て受信用アンテナと送信用アンテナをシールドする場合
の説明図である。
【図19】実施例及び比較例のリーダ・ライタ用アンテ
ナの送信用アンテナについて、アンテナからの距離と磁
界強度との関係図である。
【図20】実施例のリーダ・ライタ用アンテナについ
て、受信用アンテナのループコイルのループ径と、その
受信用アンテナと送信用アンテナの内側あるいは外側ル
ープコイルとの相互インダクタンスとの関係図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1
i リーダ・ライタ用アンテナ 2 送信用アンテナ 2a、2b 送信用アンテナのループコイル 3 受信用アンテナ 3p、3q、3r、3s 受信用アンテナの補助コイ
ル 4 基板 5 バイファイラーチョーク 6 マッチングトランス 7 シールド線 7a シールド外被 7b 内部導体 8 パイプ材 10x 送信アンテナ板 10y 受信アンテナ板 11x アース板 11y アース板 12 絶縁板 13 シールド管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳堀 進 栃木県鹿沼市さつき町12−3 ソニーケ ミカル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−236401(JP,A) 特開 平4−248704(JP,A) 特開 昭56−83000(JP,A) 特開 平7−79182(JP,A) 特開 昭57−89305(JP,A) 特公 昭44−21683(JP,B1) 実公 昭50−27880(JP,Y1) 特表 昭63−502394(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 7/00 H04B 5/00 H01Q 21/00 - 25/04 H01Q 3/00 - 3/46 H01Q 1/00 - 1/52

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器と応答器からなる非接触式データ
    キャリアの質問器のリーダ・ライタ用アンテナにおい
    て、質問器のリーダ・ライタ用アンテナが応答器に信号
    を送信する送信用アンテナと応答器からの信号を受信す
    る受信用アンテナとからなり、 該受信用アンテナが、該受信用アンテナと送信用アンテ
    ナとの磁界結合により該受信用アンテナに互いに逆極性
    の磁界が誘起され、かつそれら逆極性の磁界が互いに打
    ち消し合う位置に配されているループコイルからなり、 受信用アンテナに、該受信用アンテナと送信用アンテナ
    との静電結合による漏洩電流を防止するバイファイラー
    チョークが設けられていることを特徴とするリーダ・ラ
    イタ用アンテナ。
  2. 【請求項2】 送信用アンテナが、互いに逆極性の磁界
    を発生する少なくとも2つのループコイルからなり、こ
    れらループコイルから発せられた互いに逆極性の磁界に
    よって受信用アンテナに誘起される磁界が互いに打ち消
    し合うように受信用アンテナが配されている請求項1記
    載のリーダ・ライタ用アンテナ。
  3. 【請求項3】 送信用アンテナから送出された磁界の磁
    界強度が、通信エリアに比して通信エリア外で大きく減
    少するように、送信用アンテナの各ループコイルのルー
    プ径、巻数、巻方向、電流の絶対値及び電流の位相差の
    少なくとも一つの要素が調整されている請求項2記載の
    リーダ・ライタ用アンテナ。
  4. 【請求項4】 送信用アンテナの互いに逆極性の磁界を
    発生するループコイルが、同一平面内に同軸状に形成さ
    れた、内側ループコイルと外側ループコイルとからな
    り、内側ループコイルと外側ループコイルとは、巻き方
    向が互いに逆向きとなるように一条のアンテナ導体から
    成形されている請求項2記載のリーダ・ライタ用アンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 送信用アンテナの互いに逆極性の磁界を
    発生するループコイルが、互いにループが重ならない位
    置に設けられている請求項2記載のリーダ・ライタ用ア
    ンテナ。
  6. 【請求項6】 受信用アンテナに、該受信用アンテナと
    送信用アンテナとの相互誘導インダクタンスを調整する
    補助コイルが設けられている請求項1〜のいずれかに
    記載のリーダ・ライタ用アンテナ。
  7. 【請求項7】 受信用アンテナに、該受信用アンテナと
    送信用アンテナとの静電結合を防止する静電シールドが
    設けられている請求項1〜のいずれかに記載のリーダ
    ・ライタ用アンテナ。
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